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JPH0712249B2 - 被覆種子肥料混合体 - Google Patents
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JPH0712249B2 - 被覆種子肥料混合体 - Google Patents

被覆種子肥料混合体

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JPH0712249B2
JPH0712249B2 JP61135528A JP13552886A JPH0712249B2 JP H0712249 B2 JPH0712249 B2 JP H0712249B2 JP 61135528 A JP61135528 A JP 61135528A JP 13552886 A JP13552886 A JP 13552886A JP H0712249 B2 JPH0712249 B2 JP H0712249B2
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JP
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fertilizer
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water
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正太郎 前田
高直 松本
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旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、緩効性肥料と種子とが被覆用粉体で一体化さ
れた、貯蔵時には発芽せず、播種が容易で特に高所から
の播種に適し、播種後に覆土作業、施肥作業なしに、痩
せ地においても発芽と生育が極めて健全・順調に行われ
る被覆種子肥料混合体に関するものである。
〔従来の技術〕
近代の農業技術においては、省力化、機械化が進んでい
るが、その一つとして播種労力の省略を目的とする播種
機の開発が行われている。この播種機械を用いる播種に
おいて、播種量を節約し、播種を均一に行うために、種
子の嵩を大きくすること、例えば、種子を無機物を主体
とした材料で被覆することが提案されているが、その方
法の一つとして水溶性結合剤と粉体材料を交互に種子の
表面に施す方法が知られ、この際被覆時に用いる水分に
よる種子の貯蔵時の発芽を抑制するために吸水性樹脂の
粉末を添加することなども行われている。更に被覆の強
度を高め、壊れにくくするために植物性の繊維質を用い
たりしている。
なお、播種後、発芽後の初期生育を良好にするために肥
料を種子と共存させる方法が一部行われているが、その
場合は、種子に発芽障害を起こさせないため播種の直前
に共在させるか、或いは極めて少ない肥料を入れた形態
のものしか考えられない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、播種を効果的に行うためには、所定の場
所に安定した播種を行うことは勿論のこと、播種後の健
全な発芽、生育を保証できることが望まれる。このこと
は、播種条件の良い一般の耕地より、労力のかけにくい
植物にとって好ましくない環境において特に望まれる。
播種後の植物の健全な生育を促すためには早期における
肥料成分の供給と共に、出来れば種子を覆う、所謂覆土
としての機能を有する粉体を種子と共存させて置くこと
が必要であり、このことは機械播種特に航空機よりの散
布のような高所からの播種に望まれるが、従来の技術で
は種子が嵩高になり取扱は容易になったものの、通常の
肥料に比べ比重が小さく、種子の発芽後の生育に十な肥
料と種子を同時にしかも同一場所に散布することは極め
て困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、高所からの播種と施肥が同時に実施可能
で、しかも輸送時や機械播種時に壊れにくく、貯蔵時で
も発芽の心配がなく、播種後は覆土がなくても少ない水
分で発芽し、その後の生育が良好な種子肥料複合体につ
いて検討し、次の方法により本発明を完成した。
即ち、本発明は、物理的に溶出が調節された緩効性肥料
粒子の周囲を種子を含む粉体で被覆してなる構造体で、
該肥料粒子、種子、及び粉体の結合が水溶性結合剤の水
溶液でなされ、該粉体が水分を取込み保持する作用を有
する成分と粘土質成分からなり、種子と緩効性肥料粒子
とが重量で1:2〜20の割合で、種子と被覆粉体とが重量
で1:2〜10の割合であることを特徴とする被覆種子肥料
混合体を提供するものである。
本発明の被覆種子肥料混合体は、物理的に溶出が調節さ
れた緩効性肥料粒子を核としてその周囲に被覆粉体層を
有し、その被覆粉体層内に種子が含有されている構造の
粒子であるが、その構造として、次の二つが挙げられ
る。即ち、種子が表面に付着している緩効性肥料粒子
が粉体の被覆層で覆われている粒子構造、緩効性肥料
粒子が種子が点在している粉体の被覆層で覆われている
粒子構造、の二つである。
本発明において、種子とは、草木、大木類の種子全般を
指すものである。
本発明における物理的に溶出が調節された緩効性肥料粒
子とは、水溶性塩類を主体としてなる肥料の粒状物をオ
レフィン重合体又は/及びオレフィン共重合体を主成分
とした被膜で被覆した粒状のものであり、水の存在下で
被膜を通って肥料成分が徐々に溶出し、植物に利用され
る被覆肥料であり、例えば、特願昭61−59546号、特願
昭61−75089号の明細書等に記載されているものであ
る。
種子と肥料の割合は、種子及び肥料の種類により異なる
ものの、通常種子の重量に対して凡そ2〜20倍の量の肥
料であることが望ましい。
本発明の被覆種子肥料混合体は、その輸送時や散布時
に、種子と肥料が安定して共存していること、結合剤と
共に用いる水が、貯蔵時の種子の発芽や肥料の溶出を起
こさせないために、水分による影響が不活性化されてい
ること、更に播種後は、覆土の必要がなく、かつ、吸水
が良いこと等が必要であるが、このためには、種子及び
肥料を粉体で被覆することが必要である。
このような機能を有する好ましい粉体としては、結晶水
として水分を取り込むもの、安定に吸水保持するもの等
が望まれる。例えば、硫酸カルシウムの半水塩を基材と
して、これにベントナイト、イライト、バーミキュライ
ト、カオリン等の粘土物質、ピートモス並びに吸水性樹
脂のうち少なくとも1種以上を含むもの等が挙げられ
る。
又、粉体の割合は、種子の重量に対し、凡そ2〜10倍の
粉体等を用いるこが必要でである。
本発明で用いる結合剤は、水溶性のもので、例えば、ポ
リビニルアルコール、澱粉、メチルセルロースなどが望
ましく、水溶液の形で用いられる。
本発明による被覆種子肥料混合体は、球状で、直径3mm
以上のものが好ましく、又、被覆種子肥料混合体一粒子
中に含まれる種子数は1以上であれば良いが、通常は2
〜10粒程度が好ましい。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
実施例1 糖衣用被覆装置を用いて、次の方法により被覆種子肥料
混合体を作った。
イタリアンライグラスの種子7.5重量部を糖衣用被覆装
置に入れ、ポリビニルアルコールの2%水溶液を少量吹
き付け、次いで緩効性の被覆肥料(製法、規格について
は後述)を37.6重量部入れ、良く混合した。次いで焼石
膏37.6量部、ベントナイト1.9重量部、吸水性樹脂0.4重
量部の混合粉体を添加し、回転させながら、ポリビニル
アルコールの2%水溶液(種子に吹き付けた量と合わせ
て15.0重量部)を吹き付けながら被覆を行った。
乾燥機にかけることなく、硬い製品が得られ、1粒中3
〜7粒の種子を含む直径凡そ4mm以上のものの収率は80
%であった。
これを予め撤水した土壌表面上に播いて、発芽性とその
後の生育について無処理の種子と比較したところ、発芽
性はほぼ同等であったが、その後の生育は試験区の方が
優れた。又、製品は高所からの散布にも十分に耐え、貯
蔵中には発芽するようなことはなかった。
なお、被覆肥料は次のように製造した。燐硝安加里(N
−P2O5−K2O:15−15−15(重量比)、粒サイズ2.5mmパ
ス、1.5mmストップ)を噴流式被覆装置を使い被覆材と
してポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、タ
ルクからなる混合物、その溶剤としてパークロルエチレ
ン、溶出調節剤として界面活性剤を用いて被覆処理を行
い、窒素成分の25℃土壌中で80%溶出率到達日数が360
日のものを調製した。
実施例2 実施例1と同じ装置を用い、次の方法により被覆種子肥
料混合体を作った。実施例1の方法で、粒サイズが2.8m
mパス、3.8mmストップの被覆肥料38.5重量部を粒にし
て、これにメドハギの種子7.6重量部を硫酸カルシウム
の半水塩38.5重量部を供給したものを結合剤としてのポ
リビニルアルコール2%水溶液15.4重量部を用いなが
ら、被覆処理を行い、1粒当り3〜7粒の種子を含む凡
そ5mm以上の被覆種子肥料混合体を得た。この製品は実
施例1の製品と同じように発芽性が良く、その後の生育
も良好であった。
実施例3 成型枠による静置成型法により、次の組成の下で被覆種
子肥料混合体を作った。
種子(イタリアンライグラス) 7.5重量部 被覆肥料(実施例1と同じ) 22.6 〃 焼石膏 37.7 〃 ベントナイト 1.9 〃 上記6種の材料を混合した後厚さ7.5cmになるように枠
を使って成型した。硬化後30℃で乾燥し、一部の水分を
除いた後に粉砕し、一粒当たり種子数として5〜10粒程
度含む被覆種子肥料混合体を得た。
これを予め湿らせておいた土壌表面上に播いて発芽性と
その後の生育を調べたところ、無処理の種子に比べ高い
発芽率とその後の旺盛な生育が認められた。
〔発明の効果〕
本発明による被覆種子肥料混合体では、種子と肥料の同
時散布が達成され、作業の省力化が可能なこと、肥料と
被覆用粉体等により、種子の比重を大きくして播種が容
易になること、特に高所からの播種には極めて適してい
ること、更に共存する肥料から養分が徐々に供給され、
発芽後の生育を早め早期緑化に効果的であること等種々
の効果を奏することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物理的に溶出が調節された緩効性肥料粒子
    の周囲を種子を含む粉体で被覆してなる構造体で、該肥
    料粒子、種子、及び粉体の結合が水溶性結合剤の水溶液
    でなされ、該粉体が水分を取込み保持する作用を有する
    成分と粘土質成分からなり、種子と緩効性肥料粒子とが
    重量で1:2〜20の割合で、種子と被覆粉体とが重量で1:2
    〜10の割合であることを特徴とする被覆種子肥料混合
    体。
  2. 【請求項2】種子が緩効性肥料粒子の表面に付着してい
    る特許請求の範囲第1項記載の被覆種子肥料混合体。
  3. 【請求項3】種子が被覆粉体層内に点在している特許請
    求の範囲第1項記載の被覆種子肥料混合体。
  4. 【請求項4】水溶性結合剤が、ポリビニルアルコール、
    澱粉、又はメチルセルロースであり、粉体が硫酸カルシ
    ウムの半水塩を基材として、これにベントナイト、イラ
    イト、バーミキュライト、カオリン等の粘土質、ピート
    モス並びに吸水性樹脂のうち少なくとも1種以上を含む
    ものである特許請求の範囲第1項記載の被覆種子肥料混
    合体。
  5. 【請求項5】物理的に溶出が調節された緩効性肥料粒子
    が、燐硝安加里肥料の粒子の表面をポリエチレン、エチ
    レン−酢酸ビニル共重合体、タルクからなる混合物で、
    溶剤としてパークロルエチレン、溶出調節剤として界面
    活性剤を用いて被覆したものである特許請求の範囲第1
    項記載の被覆種子肥料混合体。
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