JPH0714258B2 - 脱調検出装置 - Google Patents
脱調検出装置Info
- Publication number
- JPH0714258B2 JPH0714258B2 JP60227029A JP22702985A JPH0714258B2 JP H0714258 B2 JPH0714258 B2 JP H0714258B2 JP 60227029 A JP60227029 A JP 60227029A JP 22702985 A JP22702985 A JP 22702985A JP H0714258 B2 JPH0714258 B2 JP H0714258B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase angle
- angle difference
- voltage
- voltage phase
- predicted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、電力系統の脱調を事前に予測判定し得るよう
にした脱調検出装置に関するものである。
にした脱調検出装置に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来から、系統事故による脱調現象を防止する手段とし
て、複数の電気所間の電圧位相を比較しあい、その互い
の位相角差が電気角で例えば180度以上になったことを
検出して系統脱調と判定し、夫々の電気所のしゃ断器を
開放する脱調分離リレーがある。しかしかかる手段で
は、脱調検出が遅れるために脱調現象が他に波及してし
まう恐れがある。
て、複数の電気所間の電圧位相を比較しあい、その互い
の位相角差が電気角で例えば180度以上になったことを
検出して系統脱調と判定し、夫々の電気所のしゃ断器を
開放する脱調分離リレーがある。しかしかかる手段で
は、脱調検出が遅れるために脱調現象が他に波及してし
まう恐れがある。
そこで、系統の脱調を事前に予測判定する、即ち脱調を
検出するのではなく脱調を事前に予測判定することがで
きれば、この条件により種々の系統安定化制御を行なっ
て系統脱調を事前に防止することが可能となるが、電気
所間の電圧位相角差を検出して系統脱調を早期に予測判
定するような手段は、現在のところまだ実現していな
い。
検出するのではなく脱調を事前に予測判定することがで
きれば、この条件により種々の系統安定化制御を行なっ
て系統脱調を事前に防止することが可能となるが、電気
所間の電圧位相角差を検出して系統脱調を早期に予測判
定するような手段は、現在のところまだ実現していな
い。
[発明の目的] 本発明は上記のような事情を考慮して成されたもので、
その目的は電力系統が脱調に至ることを早期に予測判定
して系統脱調を事前に防止することが可能な脱調検出装
置を提供することにある。
その目的は電力系統が脱調に至ることを早期に予測判定
して系統脱調を事前に防止することが可能な脱調検出装
置を提供することにある。
[発明の概要] 上記の目的を達成するために本発明では、複数の電気所
から構成される電力系統の脱調を予測判定する装置にお
いて、各電気所の電圧をそれぞれ検出する複数の電圧検
出器と、伝送系を介してそれぞれ伝送される各電圧検出
器からの各電圧を入力して両者の電圧位相角差を定周期
で検出し、現時点を含めて3点の当該電圧位相角差を基
に将来時点の電圧位相角差を予測演算し、かつこの予測
電圧位相角差の変化傾向が発散方向でしかもその値が所
定値を越えたことにより脱調と判定する脱調判定器とを
備えて構成している。
から構成される電力系統の脱調を予測判定する装置にお
いて、各電気所の電圧をそれぞれ検出する複数の電圧検
出器と、伝送系を介してそれぞれ伝送される各電圧検出
器からの各電圧を入力して両者の電圧位相角差を定周期
で検出し、現時点を含めて3点の当該電圧位相角差を基
に将来時点の電圧位相角差を予測演算し、かつこの予測
電圧位相角差の変化傾向が発散方向でしかもその値が所
定値を越えたことにより脱調と判定する脱調判定器とを
備えて構成している。
[発明の実施例] まず、本発明による脱調予測の考え方について説明す
る。
る。
第4図は、電力系統の一例を示すものである。同図にお
いて、1および2は複数の発電機群からなる大電源系統
を示し、3はこれら大電源系統1,2を結ぶ送電系統を示
す。
いて、1および2は複数の発電機群からなる大電源系統
を示し、3はこれら大電源系統1,2を結ぶ送電系統を示
す。
次に第5図(a)〜(c)および(d)は、系統事故な
どが原因となって上記第4図における系統1と系統2が
脱調に至る様相の概略を、各系統1〜3の電圧ベクトル
の動きおよび両者の電圧の位相角差の動きで示したもの
である。
どが原因となって上記第4図における系統1と系統2が
脱調に至る様相の概略を、各系統1〜3の電圧ベクトル
の動きおよび両者の電圧の位相角差の動きで示したもの
である。
図において、Aは系統1の代表的な電気所の母線電圧
で、系統1のその他の各電気所の母線電圧とほぼ同一の
動きをするものと仮定する。一方、Bは系統2の代表
的な電気所の母線電圧で、系統2のその他の電気所の母
線電圧とほぼ同一の動きをするものと仮定する。ここ
で、同一の動きとは系統事故その他の擾乱に対する同一
系統内の各発電機の動き、即ち加速,減速がほとんど同
じということである。すなわち、母線電圧VA,VBは系統
1,2のそれぞれ全体の電源の動きを示しているものとす
る。
で、系統1のその他の各電気所の母線電圧とほぼ同一の
動きをするものと仮定する。一方、Bは系統2の代表
的な電気所の母線電圧で、系統2のその他の電気所の母
線電圧とほぼ同一の動きをするものと仮定する。ここ
で、同一の動きとは系統事故その他の擾乱に対する同一
系統内の各発電機の動き、即ち加速,減速がほとんど同
じということである。すなわち、母線電圧VA,VBは系統
1,2のそれぞれ全体の電源の動きを示しているものとす
る。
ここで、第5図(a)は通常の状態を示し、系統1と系
統2はある位相角差θaで連系されて運転している。次
に第5図(b)は、系統擾乱などによって系統1と系統
2の各発電機の動きが異なり、徐々に位相角差が拡大し
て行く様子を示す。そして第5図(c)は、位相角差が
増々拡大してその角度が電気角で180度になった場合を
示す。この様な状態となれば系統1と系統2は同期を失
い脱調となる。更に第5図(d)は、この様な系統1と
系統2との位相角差の拡大傾向の時間的変化を示したも
のであり、例えば過渡第一波脱調の場合はその傾向が単
調発散となる。
統2はある位相角差θaで連系されて運転している。次
に第5図(b)は、系統擾乱などによって系統1と系統
2の各発電機の動きが異なり、徐々に位相角差が拡大し
て行く様子を示す。そして第5図(c)は、位相角差が
増々拡大してその角度が電気角で180度になった場合を
示す。この様な状態となれば系統1と系統2は同期を失
い脱調となる。更に第5図(d)は、この様な系統1と
系統2との位相角差の拡大傾向の時間的変化を示したも
のであり、例えば過渡第一波脱調の場合はその傾向が単
調発散となる。
この様に、大きな2つの電源系統が連系されて運転して
いる場合、各電源系の代表的な電気所の母線電圧間の電
圧位相角差の変化を観測すれば脱調現象をとらえること
ができる。
いる場合、各電源系の代表的な電気所の母線電圧間の電
圧位相角差の変化を観測すれば脱調現象をとらえること
ができる。
次に、定周期で検出した過去数点の2つの電源系統間の
電圧位相角差より、将来時点の電圧位相角差を予測演算
する方法について述べる。一般に、保護継電器による事
故送電線のしゃ断以降は、系統1と系統2の電圧位相角
差は、それぞれの発電機群の大きな慣性により不連続に
変化することはなく滑らかに変化する。それゆえ、過去
数点の系統1と系統2との電圧位相角差を通る高次式を
求め、その延長上の点として将来の電圧位相角差を求め
ることができる。
電圧位相角差より、将来時点の電圧位相角差を予測演算
する方法について述べる。一般に、保護継電器による事
故送電線のしゃ断以降は、系統1と系統2の電圧位相角
差は、それぞれの発電機群の大きな慣性により不連続に
変化することはなく滑らかに変化する。それゆえ、過去
数点の系統1と系統2との電圧位相角差を通る高次式を
求め、その延長上の点として将来の電圧位相角差を求め
ることができる。
以下、2次式で予測する場合について第6図を用いて説
明する。いま、ΔT間隔で検出した系統1と系統2との
電圧位相角差をθ(tK),θ(tK-1),θ(tK-2)とすると、
この3点を通る曲線は(1)式,(2)式で定義され
る。
明する。いま、ΔT間隔で検出した系統1と系統2との
電圧位相角差をθ(tK),θ(tK-1),θ(tK-2)とすると、
この3点を通る曲線は(1)式,(2)式で定義され
る。
θ(t)=θ(tK-2)+Δθ12(t-tK-1)+ΔθO12(t-
tK-1)(t-tK-2) …(1) Δθ12=(θ(tK-1)−θ(tK-2))/ΔT ΔθO1=(θ(tK)−θ(tK-1))/ΔT …(2) ΔθO12=(Δθ12−ΔθO1)/2ΔT ここで、tKは現時間、tK-1はΔT前の時間、tK-2は2Δ
T前の時間をそれぞれ示す。そして、将来時点τにおけ
る電圧位相角差は、(1)式のtにてτを代入すること
により演算される。
tK-1)(t-tK-2) …(1) Δθ12=(θ(tK-1)−θ(tK-2))/ΔT ΔθO1=(θ(tK)−θ(tK-1))/ΔT …(2) ΔθO12=(Δθ12−ΔθO1)/2ΔT ここで、tKは現時間、tK-1はΔT前の時間、tK-2は2Δ
T前の時間をそれぞれ示す。そして、将来時点τにおけ
る電圧位相角差は、(1)式のtにてτを代入すること
により演算される。
次に、脱調の判定方法について同様に第6図を用いて説
明する。脱調判定は、上記(1),(2)式で演算した
将来時点の系統1と系統2との電圧位相角差が発散傾向
を示し、かつ予め設定した境界値を越えたか否かにより
行なう。すなわち、将来時点τ1<τ2<…<τPにおけ
る電圧位相角差が、 θ(τ1)<θ(τ2)<…<θ(τP) …(3) かつθ(τP)>θlimit …(4) の場合に脱調と判定する。ここで、θlimitは脱調判定
のための境界値であり、電力系統の構成、潮流状態によ
って多少の変化はあるが、電気角で概ね180度程度であ
る。この脱調判定方法は、系統1と系統2が例えば第一
波で脱調する場合、両者の電圧位相角差が単調に発散し
かつある境界値を越えるという物理的性質を利用してい
る。また、上記において、τ1からτP間の時間幅として
は、次のように考慮することができる。このτ1からτP
間の時間幅は、適用対象とする電力系統における系統動
揺の振動周期に基づいて決められるものである。
明する。脱調判定は、上記(1),(2)式で演算した
将来時点の系統1と系統2との電圧位相角差が発散傾向
を示し、かつ予め設定した境界値を越えたか否かにより
行なう。すなわち、将来時点τ1<τ2<…<τPにおけ
る電圧位相角差が、 θ(τ1)<θ(τ2)<…<θ(τP) …(3) かつθ(τP)>θlimit …(4) の場合に脱調と判定する。ここで、θlimitは脱調判定
のための境界値であり、電力系統の構成、潮流状態によ
って多少の変化はあるが、電気角で概ね180度程度であ
る。この脱調判定方法は、系統1と系統2が例えば第一
波で脱調する場合、両者の電圧位相角差が単調に発散し
かつある境界値を越えるという物理的性質を利用してい
る。また、上記において、τ1からτP間の時間幅として
は、次のように考慮することができる。このτ1からτP
間の時間幅は、適用対象とする電力系統における系統動
揺の振動周期に基づいて決められるものである。
すなわち、系統動揺は、正弦波つまりsin関数に近いた
め、(1)式に示す2次関数を用いて推定できる時間幅
は、概ね現時点から1/4周期先までである。換言する
と、t1からτPまでは1/4周期以下にする必要がある。通
常、系統動揺の振動周期は1秒程度なので、推定可能な
時間幅は、250msec程度となる。そして、電力系統の安
定判定を行なうための条件として、その将来時点の動揺
傾向が発散方向でθlimitを越えていることを確認した
いことから、予測の最終時点の値θ(τP)を含めて少
なくとも2点以上の将来時点の予測値が必要である。
め、(1)式に示す2次関数を用いて推定できる時間幅
は、概ね現時点から1/4周期先までである。換言する
と、t1からτPまでは1/4周期以下にする必要がある。通
常、系統動揺の振動周期は1秒程度なので、推定可能な
時間幅は、250msec程度となる。そして、電力系統の安
定判定を行なうための条件として、その将来時点の動揺
傾向が発散方向でθlimitを越えていることを確認した
いことから、予測の最終時点の値θ(τP)を含めて少
なくとも2点以上の将来時点の予測値が必要である。
一方、τPとτP-1の時間間隔は、電圧位相角差の検出間
隔ΔT(20msec程度)と同等としたいことから、例えば
将来の予測点数を5点程度とすれば、τ1からτP間の時
間幅は、概ね100msec程度となる。
隔ΔT(20msec程度)と同等としたいことから、例えば
将来の予測点数を5点程度とすれば、τ1からτP間の時
間幅は、概ね100msec程度となる。
以下、上記の考え方に基づく本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。第1図は、本発明による脱調
検出装置の構成例を示すものである。図において、11a,
11bはそれぞれ系統1と系統2の代表的な電気所、12a,1
2bはそれぞれの電気所11a,11bの母線電圧をΔt間隔で
検出する電圧検出器である。また13a,13bは、上記電圧
検出器12a,12bで検出した電気所11a,11bの母線電圧を脱
調判定器14にそれぞれ伝送するための伝送系である。さ
らに、脱調判定器14は上記伝送系13a,13bを介して伝送
される夫々の電圧の位相角差θを定周期ΔTで検出し、
現時点を含めて3点の値より将来の電圧位相角差を予測
演算し、かつその値および変化の傾向つまり前記
(3),(4)式により脱調を予測判定するものであ
る。
図面を参照して説明する。第1図は、本発明による脱調
検出装置の構成例を示すものである。図において、11a,
11bはそれぞれ系統1と系統2の代表的な電気所、12a,1
2bはそれぞれの電気所11a,11bの母線電圧をΔt間隔で
検出する電圧検出器である。また13a,13bは、上記電圧
検出器12a,12bで検出した電気所11a,11bの母線電圧を脱
調判定器14にそれぞれ伝送するための伝送系である。さ
らに、脱調判定器14は上記伝送系13a,13bを介して伝送
される夫々の電圧の位相角差θを定周期ΔTで検出し、
現時点を含めて3点の値より将来の電圧位相角差を予測
演算し、かつその値および変化の傾向つまり前記
(3),(4)式により脱調を予測判定するものであ
る。
次に、かかる構成の作用について具体的に述べる。いま
第1図において、送電線故障などに系統擾乱が発生して
図示しない保護継電器により故障が除去されると、電圧
検出器12a,12bは系統1と系統2の代表的な電気所11a,1
1bの母線電圧をΔt間隔で検出し、これらの電圧が夫々
伝送系13a,13bを介して脱調判定器14に伝送される。こ
れにより、脱調判定器14は第2図に示す様に、系統1と
系統2の代表的な電気所11a,11bの母線電圧が零電位を
切る時間差Δξより、両者の電圧位相角差θを次式より
ΔT間隔で演算する。
第1図において、送電線故障などに系統擾乱が発生して
図示しない保護継電器により故障が除去されると、電圧
検出器12a,12bは系統1と系統2の代表的な電気所11a,1
1bの母線電圧をΔt間隔で検出し、これらの電圧が夫々
伝送系13a,13bを介して脱調判定器14に伝送される。こ
れにより、脱調判定器14は第2図に示す様に、系統1と
系統2の代表的な電気所11a,11bの母線電圧が零電位を
切る時間差Δξより、両者の電圧位相角差θを次式より
ΔT間隔で演算する。
θ=360××Δξ …(5) ここで、は系統の基本周波数である。また、ΔTは1/
2あるいは1/であり、例えばが50(Hz)系統では1
0msecあるいは20msecとなる。
2あるいは1/であり、例えばが50(Hz)系統では1
0msecあるいは20msecとなる。
次に脱調判定器14は、現時点tK,ΔT時間前tK-1,2ΔT
時間前tK-2の3時点に夫々検出した電圧位相角差θ
(tK),θ(tK-1),θ(tK-2)より、前記(1),(2)式
を用いて将来時点τ1,τ2,…τPにおける電位位相角
差を予測演算する。そしてさらに、その予測値が前記
(3),(4)式を満足したならば脱調と判定し、図示
しない系統安定化装置に制御指令を与えることにより、
系統脱調を事前に防止することができる。なお第3図
は、上述した脱調判定器14の作用をフローチャートで示
したものである。
時間前tK-2の3時点に夫々検出した電圧位相角差θ
(tK),θ(tK-1),θ(tK-2)より、前記(1),(2)式
を用いて将来時点τ1,τ2,…τPにおける電位位相角
差を予測演算する。そしてさらに、その予測値が前記
(3),(4)式を満足したならば脱調と判定し、図示
しない系統安定化装置に制御指令を与えることにより、
系統脱調を事前に防止することができる。なお第3図
は、上述した脱調判定器14の作用をフローチャートで示
したものである。
上述したように本脱調検出装置は、複数の電気所11a,11
bから構成される電力系統における各電気所11a,11bの母
線電圧をΔt間隔で夫々検出する複数の電圧検出器12a,
12bと、伝送系13a,13bを介して夫々伝送される上記各電
圧検出器12a,12bからの各電圧を入力して両者の電圧位
相角差θを定周期ΔTにて検出し、現時点を含めて3点
の当該電圧位相角差θ(tK),θ(tK-1),θ(tK-2)を基に
将来時点τ1,τ2,τPの電圧位相角差θ(τ1),θ
(τ2),θ(τP)を予測演算し、かつこの予測電圧位
相角差θ(τ1),θ(τ2),・・・,θ(τP)の変
化傾向がθ(τ1)<θ(τ2)<θ(τP)なる発散傾
向でしかもその値が所定値を越えた[θ(τP)>θlim
it]ことにより脱調と判定する脱調判定器14とから構成
したものである。
bから構成される電力系統における各電気所11a,11bの母
線電圧をΔt間隔で夫々検出する複数の電圧検出器12a,
12bと、伝送系13a,13bを介して夫々伝送される上記各電
圧検出器12a,12bからの各電圧を入力して両者の電圧位
相角差θを定周期ΔTにて検出し、現時点を含めて3点
の当該電圧位相角差θ(tK),θ(tK-1),θ(tK-2)を基に
将来時点τ1,τ2,τPの電圧位相角差θ(τ1),θ
(τ2),θ(τP)を予測演算し、かつこの予測電圧位
相角差θ(τ1),θ(τ2),・・・,θ(τP)の変
化傾向がθ(τ1)<θ(τ2)<θ(τP)なる発散傾
向でしかもその値が所定値を越えた[θ(τP)>θlim
it]ことにより脱調と判定する脱調判定器14とから構成
したものである。
従って、現時点を含めて3点の電圧位相角差(実測値)
θ(tK-2),θ(tK-1),θ(tK)を基に、将来時点の電圧位
相角差θ(τ1),θ(τ2),……,θ(τP)を予測
演算し、この予測電圧位相角差(予測値)θ(τ1),
θ(τ2),……,θ(τP)の変化傾向が発散方向でし
かもその値が所定値を越えたことで脱調と判定するよう
にしているため、過去数点の電圧位相角差(実測値)を
用いて脱調を判定する場合に比べて、予測した時間分
(例えば、200〜300ミリ秒)だけ早い時点で、脱調を早
期に予測判定することが可能となる。
θ(tK-2),θ(tK-1),θ(tK)を基に、将来時点の電圧位
相角差θ(τ1),θ(τ2),……,θ(τP)を予測
演算し、この予測電圧位相角差(予測値)θ(τ1),
θ(τ2),……,θ(τP)の変化傾向が発散方向でし
かもその値が所定値を越えたことで脱調と判定するよう
にしているため、過去数点の電圧位相角差(実測値)を
用いて脱調を判定する場合に比べて、予測した時間分
(例えば、200〜300ミリ秒)だけ早い時点で、脱調を早
期に予測判定することが可能となる。
すなわち、電力系統の一般的な脱調現象は、非常に速い
現象(過渡一波脱調なら事故発生後1秒以内に発電機が
脱調する)であることから、200〜300ミリ秒の検出時間
の差は、安定化のための制御量(例えば、発電機の電源
制限量)に大きく影響する(100万kw以上の差が出る可
能性がある)。よって、脱調検出時間が遅くなればなる
程、それだけ発電機の電源制限量が大きくなる(場合に
よっては、100万kw以上の差が出る)。また、脱調現象
は非常に速いので、場合によっては間に合わず、大規模
な停電になる可能性もある。
現象(過渡一波脱調なら事故発生後1秒以内に発電機が
脱調する)であることから、200〜300ミリ秒の検出時間
の差は、安定化のための制御量(例えば、発電機の電源
制限量)に大きく影響する(100万kw以上の差が出る可
能性がある)。よって、脱調検出時間が遅くなればなる
程、それだけ発電機の電源制限量が大きくなる(場合に
よっては、100万kw以上の差が出る)。また、脱調現象
は非常に速いので、場合によっては間に合わず、大規模
な停電になる可能性もある。
この点、上記のようにして将来時点を予測判定すること
により、予測した時間分(例えば、200〜300ミリ秒)だ
け、脱調を早期に予測判定することが可能となることに
より、系統脱調の発生を未然に防止することができる。
よって、このような判定条件を用いて所定の系統安定化
制御を行なうことにより、系統脱調を未然に防止するこ
とができる。
により、予測した時間分(例えば、200〜300ミリ秒)だ
け、脱調を早期に予測判定することが可能となることに
より、系統脱調の発生を未然に防止することができる。
よって、このような判定条件を用いて所定の系統安定化
制御を行なうことにより、系統脱調を未然に防止するこ
とができる。
次に、上述した「予測した時間分(200〜300ミリ秒)だ
け、早期に脱調判定が可能となる」ことの根拠について
詳述する。
け、早期に脱調判定が可能となる」ことの根拠について
詳述する。
すなわち、本実施例では、第6図に示すように、現時点
までに検出した電圧位相角差(実測値)θ(tK-2),θ(t
K-1),θ(tK)を基に、将来時点(例えば、200〜300ミリ
秒先)の電圧位相角差θ(τ1),θ(τ2),……,θ
(τP)を予測し、この予測電圧位相角差(予測値)を
基に脱調判定を行なっている。
までに検出した電圧位相角差(実測値)θ(tK-2),θ(t
K-1),θ(tK)を基に、将来時点(例えば、200〜300ミリ
秒先)の電圧位相角差θ(τ1),θ(τ2),……,θ
(τP)を予測し、この予測電圧位相角差(予測値)を
基に脱調判定を行なっている。
従って、本実施例では、電圧位相角差θの動きを、常に
例えば200〜300ミリ秒だけ先立って把握していることに
なり、常にこの予測した時間分だけ、脱調判定を早い時
点で行なうことができる。
例えば200〜300ミリ秒だけ先立って把握していることに
なり、常にこの予測した時間分だけ、脱調判定を早い時
点で行なうことができる。
尚、上記実施例では、将来時点の電圧位相角差の予測演
算を2次式で行なったが、3次式以上のN次式で行なっ
ても同様の効果が得られるものである。この場合には、
現時点までの(N+1)個の電圧位相角差が必要とな
る。
算を2次式で行なったが、3次式以上のN次式で行なっ
ても同様の効果が得られるものである。この場合には、
現時点までの(N+1)個の電圧位相角差が必要とな
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、複数の電気所から
構成される電力系統の脱調を予測判定する装置におい
て、各電気所の電圧をそれぞれ検出する複数の電圧検出
器と、伝送系を介してそれぞれ伝送される各電圧検出器
からの各電圧を入力して両者の電圧位相角差を定周期で
検出し、現時点を含めて3点の当該電圧位相角差を基に
将来時点の電圧位相角差を予測演算し、かつこの予測電
圧位相角差の変化傾向が発散方向でしかもその値が所定
値を越えたことにより脱調と判定する脱調判定器とを備
えて構成したので、電力系統が脱調に至ることを早期に
予測判定して系統脱調を事前に防止することが可能な信
頼性の高い脱調検出装置が提供できる。
構成される電力系統の脱調を予測判定する装置におい
て、各電気所の電圧をそれぞれ検出する複数の電圧検出
器と、伝送系を介してそれぞれ伝送される各電圧検出器
からの各電圧を入力して両者の電圧位相角差を定周期で
検出し、現時点を含めて3点の当該電圧位相角差を基に
将来時点の電圧位相角差を予測演算し、かつこの予測電
圧位相角差の変化傾向が発散方向でしかもその値が所定
値を越えたことにより脱調と判定する脱調判定器とを備
えて構成したので、電力系統が脱調に至ることを早期に
予測判定して系統脱調を事前に防止することが可能な信
頼性の高い脱調検出装置が提供できる。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は電圧
サンプリング値から電圧位相角差を検出する方法を説明
するための図、第3図は脱調判定器の作用を説明するた
めのフローチャート図、第4図は電力系統の一例を示す
構成図、第5図(a)〜(d)は定常および脱調時の電
圧ベクトルおよび電圧位相角差の時間的変化を説明する
ための図、第6図は将来時点の電圧位相角差の演算方法
および脱調判定方法を説明するための図である。 1,2,3……系統、11a,11b……電気所、12a,12b……電圧
検出器、13a,13b……伝送系、14……脱調判定器。
サンプリング値から電圧位相角差を検出する方法を説明
するための図、第3図は脱調判定器の作用を説明するた
めのフローチャート図、第4図は電力系統の一例を示す
構成図、第5図(a)〜(d)は定常および脱調時の電
圧ベクトルおよび電圧位相角差の時間的変化を説明する
ための図、第6図は将来時点の電圧位相角差の演算方法
および脱調判定方法を説明するための図である。 1,2,3……系統、11a,11b……電気所、12a,12b……電圧
検出器、13a,13b……伝送系、14……脱調判定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松沢 邦夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 大塚 均 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 小俣 和也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 佐藤 正弘 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 昭57−183218(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の電気所から構成される電力系統の脱
調を予測判定する装置において、 前記各電気所の電圧をそれぞれ検出する複数の電圧検出
器と、 伝送系を介してそれぞれ伝送される前記各電圧検出器か
らの各電圧を入力して両者の電圧位相角差を定周期で検
出し、現時点を含めて3点の当該電圧位相角差を基に将
来時点の電圧位相角差を予測演算し、かつこの予測電圧
位相角差の変化傾向が発散方向でしかもその値が所定値
を越えたことにより脱調と判定する脱調判定器と、 を備えて成ることを特徴とする脱調検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60227029A JPH0714258B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 脱調検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60227029A JPH0714258B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 脱調検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6289421A JPS6289421A (ja) | 1987-04-23 |
| JPH0714258B2 true JPH0714258B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=16854399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60227029A Expired - Lifetime JPH0714258B2 (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 脱調検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714258B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2692793B2 (ja) * | 1986-06-30 | 1997-12-17 | 東京電力株式会社 | 電力系統の脱調予測装置 |
| JP2825238B2 (ja) * | 1988-08-23 | 1998-11-18 | 東京電力株式会社 | 系統安定化装置 |
| JP2664791B2 (ja) * | 1990-01-16 | 1997-10-22 | 関西電力株式会社 | 系統分離装置 |
| JP3425221B2 (ja) * | 1994-05-30 | 2003-07-14 | 株式会社東芝 | 電力系統安定化装置 |
| EP2372739B1 (en) * | 2008-12-25 | 2015-02-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Phase-control switchgear and method for controlling switchgear |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57183218A (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-11 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of predicting stepout of power system |
-
1985
- 1985-10-14 JP JP60227029A patent/JPH0714258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6289421A (ja) | 1987-04-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Fischer et al. | Tutorial on power swing blocking and out-of-step tripping | |
| KR100872273B1 (ko) | 전력시스템에서 시각동기 된 측정신호를 이용한 실시간과도안정도 판별과 고장파급방지법 | |
| CA2911753A1 (en) | Methods and apparatus for detection of transient instability and out-of-step conditions by state deviation | |
| Fischer et al. | Do system impedances really affect power swings—Applying power swing protection elements without complex system studies | |
| JPH0714258B2 (ja) | 脱調検出装置 | |
| Sobbouhi et al. | Online synchronous generator out-of-step prediction by ellipse fitting on acceleration power–speed deviation curve | |
| Blumschein et al. | Proper detection and treatment of power swing to reduce the risk of blackouts | |
| US5539655A (en) | Apparatus for detecting out of phase of power systems and method for detecting the same | |
| JP4480647B2 (ja) | 電力系統脱調予測装置 | |
| JP2692793B2 (ja) | 電力系統の脱調予測装置 | |
| JP2018002064A (ja) | 電気推進移動体及び電気推進移動方法 | |
| US10199961B2 (en) | Control method for breaking an electric motor | |
| Grebchenko | Fast Determination of the Short-Circuit Current Direction in Distributed Grids with Renewable Energy Sources | |
| Muminović et al. | Power Swing: Detection and Prevention | |
| JP2653428B2 (ja) | 電力系統安定化装置 | |
| JPH10271686A (ja) | 電力系統の安定化装置 | |
| JP4098198B2 (ja) | 電力系統の同期並列方法及び同期投入装置 | |
| Pala et al. | Power Swing and out of step Protection using Equal area Criteria | |
| JPS6277016A (ja) | 電力系統の脱調予測装置 | |
| JP2825238B2 (ja) | 系統安定化装置 | |
| JPH03257386A (ja) | 発電機脱調予測の誤判定防止方法 | |
| KR100629617B1 (ko) | 전압의 주파수 편이를 이용한 동기탈조 검출방법 | |
| JP2752865B2 (ja) | 脱調予測検出方法及び脱調予測検出装置 | |
| Datta et al. | Out of Step technique based Wide Area Monitoring in Transmission Line | |
| JPH0429295B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |