JPH0715518B2 - 放射性廃油等を含む機器の解体・撤去方法 - Google Patents
放射性廃油等を含む機器の解体・撤去方法Info
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- JPH0715518B2 JPH0715518B2 JP15751189A JP15751189A JPH0715518B2 JP H0715518 B2 JPH0715518 B2 JP H0715518B2 JP 15751189 A JP15751189 A JP 15751189A JP 15751189 A JP15751189 A JP 15751189A JP H0715518 B2 JPH0715518 B2 JP H0715518B2
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- oil
- equipment
- waste oil
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Description
この発明は、放射性物質を取り扱う諸施設で使用され、
放射性廃油や廃溶剤を内部に含んでいる各種機器を、安
全かつ効率よく解体あるいは撤去するための方法に関す
るものである。
放射性廃油や廃溶剤を内部に含んでいる各種機器を、安
全かつ効率よく解体あるいは撤去するための方法に関す
るものである。
放射性物質を取り扱う管理区域内で使用した各種の設備
機器のうち、内部に放射性廃油や放射性廃溶剤(以下こ
れらを総称して単に“廃油”という)を含んでいる機器
を解体・撤去するに際しては、機器内部から排出させた
放射性廃油からなる放射性液体廃棄物と、機器の解体撤
去部品からなる放射性固体(廃棄)物とに分けてそれぞ
れ処理する必要がある。しかしながら、機器内部の放射
性廃油を完全に排出させることは難しく、特に複雑な内
部構造や内部形状を有する機器においては、排出し得な
いかなりの量の放射性廃油が残留することになる。
機器のうち、内部に放射性廃油や放射性廃溶剤(以下こ
れらを総称して単に“廃油”という)を含んでいる機器
を解体・撤去するに際しては、機器内部から排出させた
放射性廃油からなる放射性液体廃棄物と、機器の解体撤
去部品からなる放射性固体(廃棄)物とに分けてそれぞ
れ処理する必要がある。しかしながら、機器内部の放射
性廃油を完全に排出させることは難しく、特に複雑な内
部構造や内部形状を有する機器においては、排出し得な
いかなりの量の放射性廃油が残留することになる。
排出し得ない放射性廃油を内部に含んでいるかような機
器を解体・撤去しようとする場合には、機器の構成部品
ごとに解体し、放射性廃油を除去した後に整備あるいは
廃棄する。この作業は放射性汚染を拡げる危険性を有す
るばかりでなく、放射線管理区域での作業時間を長引か
せる原因となっている。 そこでこの発明は、排出困難な放射性廃油が内部に残留
しているような機器の解体・撤去時に、放射性廃油が解
体機器から漏洩して、放射性汚染が拡大するのを防止で
き、特に撤去作業に際して解体作業を無くすことで作業
時間を短縮し被曝低減を図ることができる解体・撤去方
法を提供することを目的としてなされたものである。
器を解体・撤去しようとする場合には、機器の構成部品
ごとに解体し、放射性廃油を除去した後に整備あるいは
廃棄する。この作業は放射性汚染を拡げる危険性を有す
るばかりでなく、放射線管理区域での作業時間を長引か
せる原因となっている。 そこでこの発明は、排出困難な放射性廃油が内部に残留
しているような機器の解体・撤去時に、放射性廃油が解
体機器から漏洩して、放射性汚染が拡大するのを防止で
き、特に撤去作業に際して解体作業を無くすことで作業
時間を短縮し被曝低減を図ることができる解体・撤去方
法を提供することを目的としてなされたものである。
すなわちこの発明による放射性廃油等を含む機器の解体
・撤去方法は、放射性廃油及び/又は廃溶剤を含む機器
を解体撤去するに際し、ポリノルボーネンからなる油凝
固剤を前記機器内に投入して機器内の廃油及び/又は廃
溶剤を固化した後、前記機器を解体・撤去することを特
徴とするものである。 油凝固剤としては、ノルボーネンの開環重合により生成
されるポリノルボーネンからなる油凝固剤を使用する。
かような油凝固剤は例えば「カクタスオイルハードナー
TFN-2」(製造元:(株)東邦環境サービス)という商
品名で市販品として入手できる。 この油凝固剤は分子量200万以上を有する白色粉末であ
り、短時間で廃油を固化してゴム化させる。この油凝固
剤は水に不溶で油のみに直接作用する。また、凝固した
固化物からは油分が再溶出することはなく、固化物の燃
焼処理も可能である。 この油凝固剤により固化処理可能な廃油、廃溶剤を例示
すると次の通りである: 石油系;ガソリン、白灯油、軽油、A重油、B重油、C
重油等。 塩素系炭化水素;四塩化炭素、クロロホルム、トリクロ
ルエチレン、テトラクロルエチレン、ジクロルベンゼン
等。 直鎖パラフィン炭化水素;n−ヘキサン、n−ドデカン、
n−ペンタデカン、n−パラフィン、シクロヘキサン
等。 芳香族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼン等。 その他;TBP(リン酸トリ−n−ブチル)、石油エーテル
等。 この発明を実施するに際しては、解体・撤去しようとす
る機器の内部に、油凝固剤を投入して機器内部に残留し
ている放射性廃油を固化せしめたのち、目的に応じて機
器を解体あるいは撤去する。内部の放射性廃油は固化し
ているため、機器を解体しても漏洩することがないか
ら、放射性汚染が拡大する危険はなく、解体作業の安全
性を高めるとともに、機器を放射性固体廃棄物としても
扱えることから撤去作業における機器の解体工程を合理
化することができる。 特に複雑な内部構造や内部形状を有する機器において
は、粉末状の油凝固剤をそのまま機器内に投入した場合
には、機器内部の隅々まで油凝固剤が行きわたらないこ
ともある。この場合には、粉末状の油凝固剤を水及びエ
タノールに懸濁させてスラリー状とし、このスラリー状
の凝固剤を機器内に注入することが好ましい。
・撤去方法は、放射性廃油及び/又は廃溶剤を含む機器
を解体撤去するに際し、ポリノルボーネンからなる油凝
固剤を前記機器内に投入して機器内の廃油及び/又は廃
溶剤を固化した後、前記機器を解体・撤去することを特
徴とするものである。 油凝固剤としては、ノルボーネンの開環重合により生成
されるポリノルボーネンからなる油凝固剤を使用する。
かような油凝固剤は例えば「カクタスオイルハードナー
TFN-2」(製造元:(株)東邦環境サービス)という商
品名で市販品として入手できる。 この油凝固剤は分子量200万以上を有する白色粉末であ
り、短時間で廃油を固化してゴム化させる。この油凝固
剤は水に不溶で油のみに直接作用する。また、凝固した
固化物からは油分が再溶出することはなく、固化物の燃
焼処理も可能である。 この油凝固剤により固化処理可能な廃油、廃溶剤を例示
すると次の通りである: 石油系;ガソリン、白灯油、軽油、A重油、B重油、C
重油等。 塩素系炭化水素;四塩化炭素、クロロホルム、トリクロ
ルエチレン、テトラクロルエチレン、ジクロルベンゼン
等。 直鎖パラフィン炭化水素;n−ヘキサン、n−ドデカン、
n−ペンタデカン、n−パラフィン、シクロヘキサン
等。 芳香族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼン等。 その他;TBP(リン酸トリ−n−ブチル)、石油エーテル
等。 この発明を実施するに際しては、解体・撤去しようとす
る機器の内部に、油凝固剤を投入して機器内部に残留し
ている放射性廃油を固化せしめたのち、目的に応じて機
器を解体あるいは撤去する。内部の放射性廃油は固化し
ているため、機器を解体しても漏洩することがないか
ら、放射性汚染が拡大する危険はなく、解体作業の安全
性を高めるとともに、機器を放射性固体廃棄物としても
扱えることから撤去作業における機器の解体工程を合理
化することができる。 特に複雑な内部構造や内部形状を有する機器において
は、粉末状の油凝固剤をそのまま機器内に投入した場合
には、機器内部の隅々まで油凝固剤が行きわたらないこ
ともある。この場合には、粉末状の油凝固剤を水及びエ
タノールに懸濁させてスラリー状とし、このスラリー状
の凝固剤を機器内に注入することが好ましい。
管理区域内で使用した回転機を撤去・交換するに際して
この発明を実施した。この機器内には廃潤滑油が含まれ
ており、廃潤滑油と同量(容量)の油凝固剤「カクタス
オイルハードナーTFN-2」を機器内に注入した。固体粉
末状のこの油凝固剤は予め水とエタノールによりスラリ
ー状としてから使用した(水1部、エタノール1部、油
凝固剤1部)。 機器内の廃油をスラリー状油凝固剤と接触させることに
よりゴム状に固化せしめたのち、残留するスラリー溶媒
(水とエタノール)を機器内から排出させた。機器の撤
去時には、内部の廃油は固化して流動性がないため漏洩
することもなく、機器内面に接着している状態で機器と
ともに撤去することができた。さらに撤去部品の開口部
をアクリル樹脂あるいはエポキシ樹脂で密閉し、内部の
固化廃油は、撤去部品とともに放射性固体廃棄物として
処理できる。
この発明を実施した。この機器内には廃潤滑油が含まれ
ており、廃潤滑油と同量(容量)の油凝固剤「カクタス
オイルハードナーTFN-2」を機器内に注入した。固体粉
末状のこの油凝固剤は予め水とエタノールによりスラリ
ー状としてから使用した(水1部、エタノール1部、油
凝固剤1部)。 機器内の廃油をスラリー状油凝固剤と接触させることに
よりゴム状に固化せしめたのち、残留するスラリー溶媒
(水とエタノール)を機器内から排出させた。機器の撤
去時には、内部の廃油は固化して流動性がないため漏洩
することもなく、機器内面に接着している状態で機器と
ともに撤去することができた。さらに撤去部品の開口部
をアクリル樹脂あるいはエポキシ樹脂で密閉し、内部の
固化廃油は、撤去部品とともに放射性固体廃棄物として
処理できる。
以上説明したところからわかるようにこの発明によれ
ば、排出できない放射性廃油を内部に含んでいる機器を
解体・撤去するに際して、内部の廃油を固化させたため
漏洩することがなく、従って漏洩に起因する放射性汚染
の拡大を防止できるとともに、被曝の低減化が図れるた
め、解体・撤去作業が大幅にしやすくなる。 また、撤去作業においては、従来のような解体及び放射
性廃油の除去作業の工程を無くすことが可能となった。 特に油凝固剤を、粉末状でなくスラリー状として使用す
る場合には、複雑な内部構造や形状を有する機器の細部
に油凝固剤が行きわたるため、細部に残留している廃油
でも確実に固化させることができる。 かくして機器内部で固化させた廃油は、解体あるいは撤
去部品とともに放射性固体廃棄物として処理できる利点
もある。
ば、排出できない放射性廃油を内部に含んでいる機器を
解体・撤去するに際して、内部の廃油を固化させたため
漏洩することがなく、従って漏洩に起因する放射性汚染
の拡大を防止できるとともに、被曝の低減化が図れるた
め、解体・撤去作業が大幅にしやすくなる。 また、撤去作業においては、従来のような解体及び放射
性廃油の除去作業の工程を無くすことが可能となった。 特に油凝固剤を、粉末状でなくスラリー状として使用す
る場合には、複雑な内部構造や形状を有する機器の細部
に油凝固剤が行きわたるため、細部に残留している廃油
でも確実に固化させることができる。 かくして機器内部で固化させた廃油は、解体あるいは撤
去部品とともに放射性固体廃棄物として処理できる利点
もある。
Claims (4)
- 【請求項1】放射性廃油及び/又は廃溶剤を含む機器を
解体撤去するに際し、ポリノルボーネンからなる油凝固
剤を前記機器内に投入して機器内の廃油及び/又は廃溶
剤を固化した後、前記機器を解体撤去することを特徴と
する放射性廃油等を含む機器の解体・撤去方法。 - 【請求項2】前記油凝固剤を固体粉末状として使用する
請求項1記載の方法。 - 【請求項3】固体粉末状の前記油凝固剤を水及びエタノ
ールに懸濁させてスラリー状として使用する請求項2記
載の方法。 - 【請求項4】スラリー状とした前記油凝固剤を機器内に
投入して機器内の廃油及び/又は廃溶剤を固化し、残留
する水及びエタノールを機器内から排出した後、機器開
口部をエポキシ樹脂またはアクリル樹脂で密閉すること
を特徴とする請求項3記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15751189A JPH0715518B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 放射性廃油等を含む機器の解体・撤去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15751189A JPH0715518B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 放射性廃油等を含む機器の解体・撤去方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0321896A JPH0321896A (ja) | 1991-01-30 |
| JPH0715518B2 true JPH0715518B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=15651278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15751189A Expired - Fee Related JPH0715518B2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 放射性廃油等を含む機器の解体・撤去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715518B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR3000831A1 (fr) * | 2013-01-09 | 2014-07-11 | Electricite De France | Installation de traitement de dechets radioactifs carbones, notamment de graphite |
| US9978470B2 (en) * | 2015-12-14 | 2018-05-22 | Uchicago Argonne, Llc | Immobilization of organic radioactive and non-radioactive liquid waste in a composite matrix |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP15751189A patent/JPH0715518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0321896A (ja) | 1991-01-30 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |