JPH0716461B2 - 背もたれ付椅子 - Google Patents
背もたれ付椅子Info
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- JPH0716461B2 JPH0716461B2 JP18925288A JP18925288A JPH0716461B2 JP H0716461 B2 JPH0716461 B2 JP H0716461B2 JP 18925288 A JP18925288 A JP 18925288A JP 18925288 A JP18925288 A JP 18925288A JP H0716461 B2 JPH0716461 B2 JP H0716461B2
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- JP
- Japan
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- backrest
- shell
- chair
- shell structure
- shaped body
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は背もたれ付椅子に関し、更に詳細には、背もた
れ部の上部側が下部側に対して後方に傾動する背もたれ
付椅子に関する。
れ部の上部側が下部側に対して後方に傾動する背もたれ
付椅子に関する。
(従来の技術) 背もたれ部が後方に傾動する椅子には種々のタイプのも
のがある。このタイプの椅子で最も簡単な構造のものと
しては、荷重により背もたれ部を座部に対してスプリン
グの付勢力に抗して後方に傾動させうるようにしたもの
がある。また背もたれ部の構造体自在を1枚の板状弾性
体で構成した椅子も知られている。
のがある。このタイプの椅子で最も簡単な構造のものと
しては、荷重により背もたれ部を座部に対してスプリン
グの付勢力に抗して後方に傾動させうるようにしたもの
がある。また背もたれ部の構造体自在を1枚の板状弾性
体で構成した椅子も知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の背もたれ付椅子は構造が簡単で安価に提供し
うる利点がある。
うる利点がある。
しかし、上記の椅子では、背もたれ部が後方に傾動した
際、スプリングや板状弾性体の弾性力と荷重とがバラン
スする範囲が狭く、このバランス範囲よりも前の位置で
は背もたれ部のの安定性が悪く、またバランス範囲より
もさらに深く荷重をかけると背もたれ部からの反力が大
きく、使用勝手が悪いという問題点がある。
際、スプリングや板状弾性体の弾性力と荷重とがバラン
スする範囲が狭く、このバランス範囲よりも前の位置で
は背もたれ部のの安定性が悪く、またバランス範囲より
もさらに深く荷重をかけると背もたれ部からの反力が大
きく、使用勝手が悪いという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなされたもの
で、その目的とするところは、背もたれ部に荷重を掛け
た際の背もたれ部からの反力と荷重とのバランスの範囲
を比較的広く確保でき、使用勝手に優れると共に、構造
も簡易で安価に提供しうる背もたれ付椅子を提供するに
ある。
で、その目的とするところは、背もたれ部に荷重を掛け
た際の背もたれ部からの反力と荷重とのバランスの範囲
を比較的広く確保でき、使用勝手に優れると共に、構造
も簡易で安価に提供しうる背もたれ付椅子を提供するに
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的は、本発明によれば次の構成によって達成され
る。
る。
即ち、背もたれ付椅子において、該背もたれ部の構造体
が、2枚の弾性を有するシェル部材が周辺に沿って配置
されている複数個の係止具によって一体的に組付いて成
るシェル構造体であり、前記背もたれ部に対応するシェ
ル構造体の係止具のうち、該シェル構造体の少なくとも
上下方向中部に配置されている係止具が、シェル構造体
が後方に傾動したときに2枚のシェル部材間のズレを許
容する構造であって、使用者が背もたれ部に寄り掛った
際に、荷重により背もたれ部の上部側が下部側に対して
弾性的に後方に傾動可能であることを特徴とする背もた
れ付椅子である。
が、2枚の弾性を有するシェル部材が周辺に沿って配置
されている複数個の係止具によって一体的に組付いて成
るシェル構造体であり、前記背もたれ部に対応するシェ
ル構造体の係止具のうち、該シェル構造体の少なくとも
上下方向中部に配置されている係止具が、シェル構造体
が後方に傾動したときに2枚のシェル部材間のズレを許
容する構造であって、使用者が背もたれ部に寄り掛った
際に、荷重により背もたれ部の上部側が下部側に対して
弾性的に後方に傾動可能であることを特徴とする背もた
れ付椅子である。
かかる背もたれ付椅子において、シェル構造体の少なく
とも上下方向中部に配置されている係止具が、一方のシ
ェル部材に突設されたL字状体が他方のシェル部材に設
けられている透孔に遊挿すると共に、該L字状体の爪部
分に他方のシェル部材の透孔縁部が係入する構造である
こと、或いは背もたれ部に対応するシェル構造体が上下
方向中途部にまで伸びる背支桿を含み、且つシェル構造
体が背支桿の上端部付近を支点として後方に傾動可能で
あることが、背もたれ部の上部側を下部側に対して容易
に傾動させることができる。
とも上下方向中部に配置されている係止具が、一方のシ
ェル部材に突設されたL字状体が他方のシェル部材に設
けられている透孔に遊挿すると共に、該L字状体の爪部
分に他方のシェル部材の透孔縁部が係入する構造である
こと、或いは背もたれ部に対応するシェル構造体が上下
方向中途部にまで伸びる背支桿を含み、且つシェル構造
体が背支桿の上端部付近を支点として後方に傾動可能で
あることが、背もたれ部の上部側を下部側に対して容易
に傾動させることができる。
(作用) 本発明の背もたれ付椅子によれば、背もたれ部に使用者
が深く寄り掛ると、その荷重は背もたれ部に対応するシ
ェル構造体を構成する個々のシェル部材に対して互いに
異る方向に作用するため、両シェル部材間にズレが生
じ、このズレが前記シェル構造体の少なくとも上下方向
中部の係止具によって許容されるので、シェル構造体は
その構造を保った状態でスムーズに曲折、即ち後方に傾
動する。
が深く寄り掛ると、その荷重は背もたれ部に対応するシ
ェル構造体を構成する個々のシェル部材に対して互いに
異る方向に作用するため、両シェル部材間にズレが生
じ、このズレが前記シェル構造体の少なくとも上下方向
中部の係止具によって許容されるので、シェル構造体は
その構造を保った状態でスムーズに曲折、即ち後方に傾
動する。
このため、使用者はシェル構造体の有する適度の反力を
受けながら背もたれ部を後方に傾動させることができ、
外力を取り去った際には背もたれ部が原位置に容易に復
帰するのである。
受けながら背もたれ部を後方に傾動させることができ、
外力を取り去った際には背もたれ部が原位置に容易に復
帰するのである。
また、本発明の背もたれ付椅子は、シェル構造体の有す
る反力と荷重とをバランスさせているものであるため、
スプリングや1枚の板状体等の弾性力と荷重とをバラン
スさせる椅子に比較して、その最適範囲を広くとること
ができる。
る反力と荷重とをバランスさせているものであるため、
スプリングや1枚の板状体等の弾性力と荷重とをバラン
スさせる椅子に比較して、その最適範囲を広くとること
ができる。
(実施例) 本発明の一実施例を図面を用いて更に詳細に説明する。
第1図および第2図は所謂ロッキングタイプの椅子に適
用した実施例を示す。
用した実施例を示す。
図において、1は背もたれ部、2は座部、3、4は椅子
のシェル構造体を構成するシェル部材、5はクッション
部を夫々示す。
のシェル構造体を構成するシェル部材、5はクッション
部を夫々示す。
本実施例では、第1〜2図に示す如く、クッション部5
に接するシェル部材4(以下、インナーシェルと称する
ことがある)と背もたれ部1の後部を形成するシェル部
材3(以下、アウターシェルと称することがある)とで
形成されているシェル構造体を有し、このシェル構造体
の内部に第2図に示すロッキングタイプの内部構造体が
設けられている。
に接するシェル部材4(以下、インナーシェルと称する
ことがある)と背もたれ部1の後部を形成するシェル部
材3(以下、アウターシェルと称することがある)とで
形成されているシェル構造体を有し、このシェル構造体
の内部に第2図に示すロッキングタイプの内部構造体が
設けられている。
この内部構造体は、脚柱70の上部に設けられている支持
部71に、座受部75がその前部において軸65を中心として
前後方向に回動自在に取付けられており、座受部75の後
部には背支桿76が一体的に取付けられているものであ
る。
部71に、座受部75がその前部において軸65を中心として
前後方向に回動自在に取付けられており、座受部75の後
部には背支桿76が一体的に取付けられているものであ
る。
座受部75は図示しないスプリングによって支持され、使
用者が背もたれ部1に深く寄り掛かることによってスプ
リングの付勢力に抗して座受部75と背支桿76が一定の角
度を保ったまま後方に傾動するのであるが、このような
ロッキングタイプの椅子は公知であるのでこれ以上の説
明は省略する。なお、スプリングは復帰スプリングとし
ても作用する。
用者が背もたれ部1に深く寄り掛かることによってスプ
リングの付勢力に抗して座受部75と背支桿76が一定の角
度を保ったまま後方に傾動するのであるが、このような
ロッキングタイプの椅子は公知であるのでこれ以上の説
明は省略する。なお、スプリングは復帰スプリングとし
ても作用する。
シェル構造体は、アウターシェル3とインナーシェル4
とが、その外周辺に沿って配置されている係止具によっ
て一体に組付き、内部構造体を実質的に包っているもの
である。
とが、その外周辺に沿って配置されている係止具によっ
て一体に組付き、内部構造体を実質的に包っているもの
である。
すなわち、シェル構造体は、対応するインナーシェル4
の下面において座受部75上面にビス等で固定され、背も
たれ部側のシェル構造体の空間内に背支桿76が中途部に
まで進入している。一方、座受部75に対応するアウター
シェル3の部分は切り欠かれている。
の下面において座受部75上面にビス等で固定され、背も
たれ部側のシェル構造体の空間内に背支桿76が中途部に
まで進入している。一方、座受部75に対応するアウター
シェル3の部分は切り欠かれている。
本実施例におけるロッキングタイプの椅子は、前記のよ
うにして座部2および背もたれ部1がロッキングすると
共に、背もたれ部1の上部が下部に対してさらに後方に
傾動するようになっている。すなわち、背もたれ部に対
応するシェル構造体の上部が背支桿76の上部付近を中心
として後方に弾性的に曲折しうるようになっている。そ
の際、インナーシェル4とアウターシェル3の変形の度
合いが相違するので、シェル構造体の曲折がスムーズに
なされるように、前記の係止具のうち背もたれ部の中部
から下部に配置されている係止具は、インナーシェル4
とアウターシェル3とのズレを許容する構成となってい
るのである。
うにして座部2および背もたれ部1がロッキングすると
共に、背もたれ部1の上部が下部に対してさらに後方に
傾動するようになっている。すなわち、背もたれ部に対
応するシェル構造体の上部が背支桿76の上部付近を中心
として後方に弾性的に曲折しうるようになっている。そ
の際、インナーシェル4とアウターシェル3の変形の度
合いが相違するので、シェル構造体の曲折がスムーズに
なされるように、前記の係止具のうち背もたれ部の中部
から下部に配置されている係止具は、インナーシェル4
とアウターシェル3とのズレを許容する構成となってい
るのである。
次に、インナーシェル4とアウターシェル3との構造を
さらに詳細に説明する。
さらに詳細に説明する。
インナーシェル4とアウターシェル3とは、例えば弾性
を有する合成樹脂素材例えばポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエステル等によ
りそれぞれ所定の形状に一体成形される。
を有する合成樹脂素材例えばポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエステル等によ
りそれぞれ所定の形状に一体成形される。
インナーシェル4は第2図から明らかなように、側方形
状が略L字状になるように形成され、その外周辺にはア
ウターシェル3方向に突出する嵌合縁6が形成されてい
る。
状が略L字状になるように形成され、その外周辺にはア
ウターシェル3方向に突出する嵌合縁6が形成されてい
る。
アウターシェル3はこのインナーシェル4に後方から嵌
入する形状となっており、中央部付近は図示のごとくイ
ンナーシェル4に対して所定の空間が形成されるが、周
縁部はインナーシェル4の嵌合縁6内に嵌合する形状と
なっている。このためにアウターシェル3はその外周部
付近においてインナーシェル4側に湾曲する形状となっ
ている。なおインナーシェル4外周部を湾曲させてもよ
い。
入する形状となっており、中央部付近は図示のごとくイ
ンナーシェル4に対して所定の空間が形成されるが、周
縁部はインナーシェル4の嵌合縁6内に嵌合する形状と
なっている。このためにアウターシェル3はその外周部
付近においてインナーシェル4側に湾曲する形状となっ
ている。なおインナーシェル4外周部を湾曲させてもよ
い。
また、背支桿76上端よりも上方のシェル構造体部分にお
いては、インナーシェル4とアウターシェル3との間の
空間は小さく設定されており、部位が後方に曲折しやす
くなっている。
いては、インナーシェル4とアウターシェル3との間の
空間は小さく設定されており、部位が後方に曲折しやす
くなっている。
かかるシェル構造体において、内部構造体の座受部75を
包む部分のアウターシェル3とインナーシェル4とは、
その外周辺でビス60等によって固定されており、一方背
もたれ部側の両シェルは第3図に示す係止具20、30、・
・・、60によってズレが許容されるように一体に組付け
られているのである。
包む部分のアウターシェル3とインナーシェル4とは、
その外周辺でビス60等によって固定されており、一方背
もたれ部側の両シェルは第3図に示す係止具20、30、・
・・、60によってズレが許容されるように一体に組付け
られているのである。
第3図および第4図は係止具20、30、・・・、60の構造
を示す。
を示す。
係止具50、60は、アウターシェル3のインナーシェル4
との対向面にL字状に突設されたL字状体12に形成さ
れ、このL字状体12の爪部分の突出方向が背もたれ部1
の上辺方向を向いている。L字状体12は対応するインナ
ーシェル3部分に設けた透孔15を遊挿してインナーシェ
ル4外表面上に突出し、L字状体12の爪部分内側にイン
ナーシェル4の透孔周縁部が係入している。これにより
インナーシェル4及びアウターシェル3が一体に組み付
けられると共に、シェル構造体上部が後方に曲折した
際、両シェルのズレが許容されることが理解されよう。
なおこのズレについてはさらに後記する。
との対向面にL字状に突設されたL字状体12に形成さ
れ、このL字状体12の爪部分の突出方向が背もたれ部1
の上辺方向を向いている。L字状体12は対応するインナ
ーシェル3部分に設けた透孔15を遊挿してインナーシェ
ル4外表面上に突出し、L字状体12の爪部分内側にイン
ナーシェル4の透孔周縁部が係入している。これにより
インナーシェル4及びアウターシェル3が一体に組み付
けられると共に、シェル構造体上部が後方に曲折した
際、両シェルのズレが許容されることが理解されよう。
なおこのズレについてはさらに後記する。
インナーシェル4とアウターシェル3との上部を係止す
る係止具20、30も同様のL字状体11に形成されている
が、このL字状体の爪部分の突出方向はL字状体12の爪
部分の突出方向とは逆方向になっている。したがって、
第4図(a)からわかるように、アウターシェル3上端
縁はインナーシェル4の嵌合縁6内に係入し、L字状体
11の下方を向く爪部分にはインナーシェル4に設けた透
孔10の周縁部が係入しているので、インナーシェル4と
アウターシェル3との上部は、L字状体11と嵌合縁10の
作用により、実質的にほとんど固定状態にある。
る係止具20、30も同様のL字状体11に形成されている
が、このL字状体の爪部分の突出方向はL字状体12の爪
部分の突出方向とは逆方向になっている。したがって、
第4図(a)からわかるように、アウターシェル3上端
縁はインナーシェル4の嵌合縁6内に係入し、L字状体
11の下方を向く爪部分にはインナーシェル4に設けた透
孔10の周縁部が係入しているので、インナーシェル4と
アウターシェル3との上部は、L字状体11と嵌合縁10の
作用により、実質的にほとんど固定状態にある。
係止具40もL字状体に形成され、これの爪部分の突出方
向はシェル構造体の中心線方向を向いている。
向はシェル構造体の中心線方向を向いている。
続いて動作を説明する。
本実施例の椅子はロッキングチェアとして動作すること
は前述の通りである。このロッキングチェアとしての動
作の他に、背もたれ部1に深く寄り掛ることにより、背
もたれ部上部が下部に対してさらに傾動し、種々の姿勢
をとることができるのである。
は前述の通りである。このロッキングチェアとしての動
作の他に、背もたれ部1に深く寄り掛ることにより、背
もたれ部上部が下部に対してさらに傾動し、種々の姿勢
をとることができるのである。
すなわち背もたれ部1に深く寄り掛ると、シェル構造体
は、そのシェル構造の有する剛性に抗して背支桿76上端
を支点として後方に曲折される。
は、そのシェル構造の有する剛性に抗して背支桿76上端
を支点として後方に曲折される。
この様な動作は、インナーシェル4とアウターシェル3
とが一体に組付きつつも係止具が両シェル間のズレを許
容しているため可能となるのである。
とが一体に組付きつつも係止具が両シェル間のズレを許
容しているため可能となるのである。
背もたれ部1に深く寄り掛るとその荷重はアウターシェ
ル3に対してはその圧縮方向に、インナーシェル4に対
してはその伸長方向に作用する。インナーシェル4とア
ウターシェル3とは前述のように上部を下部において固
定されているのでアウターシェル3に対する圧縮力は、
アウターシェル3の湾曲部Aをさらに外方に若干湾曲さ
れる方向に作用することが理解されよう。したがってこ
れによりインナーシェル4およびアウターシェル3の曲
折が可能となる。このインナーシェル4とアウターシェ
ル3との変形は第2図から明らかなように、インナーシ
ェル4は図の矢印Gの方向に、アウターシェル3は矢印
Hの方向にそれぞれ伸長、圧縮され、両シェル間にズレ
が生じ、このズレが前記係止具20、30、・・・、60によ
って許容されるので、シェル構造体の曲折がスムーズに
なされる。なおこのズレの大きさは実際それ程大きくは
ない。すなわち、両シェルはある程度一体的に変形する
からである。
ル3に対してはその圧縮方向に、インナーシェル4に対
してはその伸長方向に作用する。インナーシェル4とア
ウターシェル3とは前述のように上部を下部において固
定されているのでアウターシェル3に対する圧縮力は、
アウターシェル3の湾曲部Aをさらに外方に若干湾曲さ
れる方向に作用することが理解されよう。したがってこ
れによりインナーシェル4およびアウターシェル3の曲
折が可能となる。このインナーシェル4とアウターシェ
ル3との変形は第2図から明らかなように、インナーシ
ェル4は図の矢印Gの方向に、アウターシェル3は矢印
Hの方向にそれぞれ伸長、圧縮され、両シェル間にズレ
が生じ、このズレが前記係止具20、30、・・・、60によ
って許容されるので、シェル構造体の曲折がスムーズに
なされる。なおこのズレの大きさは実際それ程大きくは
ない。すなわち、両シェルはある程度一体的に変形する
からである。
ここで注目すべきことは、インナーシェル4、アウター
シェル3がそのシェル構造を保ったまま変形することで
ある。すなわち、両シェルはその上部および下部におい
て固定されており、また、中途部にズレが生じるとして
も、両シェルは係止具20、30、・・・、60によって係止
されつつズレが生じるからである。
シェル3がそのシェル構造を保ったまま変形することで
ある。すなわち、両シェルはその上部および下部におい
て固定されており、また、中途部にズレが生じるとして
も、両シェルは係止具20、30、・・・、60によって係止
されつつズレが生じるからである。
このように両シェルがシェル構造を保ったまま変形、す
なわち後方に傾動するので、背もたれ部に寄り掛った
際、シェル構造の有する適度の反力を受けながら背もた
れ部を後方に傾動させることができるし、外力を取り去
った際には背もたれ部が原位置に容易に復帰するのであ
る。
なわち後方に傾動するので、背もたれ部に寄り掛った
際、シェル構造の有する適度の反力を受けながら背もた
れ部を後方に傾動させることができるし、外力を取り去
った際には背もたれ部が原位置に容易に復帰するのであ
る。
かかる変形を受ける両シェルの上部はL字状体11および
嵌合縁6等の構造により前述のように実質的に固定され
ているのであるが、実際には若干のズレが生じる。係止
具20、30は前記の構成によりこの若干のズレを許容でき
るようになっている。両シェル上部はビス等により完全
に固定してもよいのであるが、シェル構造体が後方に曲
折しようとする際、両シェル上部には伸長と圧縮の大き
な力が加わり、大きなズレ作用が働くので、ビス止めで
は耐久性に問題があり、むしろ上記のように若干のズレ
を許容する構成とする方が好ましい。
嵌合縁6等の構造により前述のように実質的に固定され
ているのであるが、実際には若干のズレが生じる。係止
具20、30は前記の構成によりこの若干のズレを許容でき
るようになっている。両シェル上部はビス等により完全
に固定してもよいのであるが、シェル構造体が後方に曲
折しようとする際、両シェル上部には伸長と圧縮の大き
な力が加わり、大きなズレ作用が働くので、ビス止めで
は耐久性に問題があり、むしろ上記のように若干のズレ
を許容する構成とする方が好ましい。
なお、係止具50、60のL字状体12は、第4図(b)、
(c)に示す如く、その一部にリブ13を設けて補強する
ことによって、L字状体12を構成する板の厚さを可及的
に薄くすることができる。
(c)に示す如く、その一部にリブ13を設けて補強する
ことによって、L字状体12を構成する板の厚さを可及的
に薄くすることができる。
また、第3図(b)、(c)に代る係止具として第5図
に示す係止具を採用することができる。
に示す係止具を採用することができる。
第5図に示す係止具は、第5図(i)に示す如く、イン
ナーシェル4にその外周辺と略平行なスリット状の開孔
部92が形成され、前記開孔部92に押入される爪状体91が
アウターシェル3に形成されている。
ナーシェル4にその外周辺と略平行なスリット状の開孔
部92が形成され、前記開孔部92に押入される爪状体91が
アウターシェル3に形成されている。
この爪状体91は、断面がくさび状で且つ長辺が開孔部92
の長辺よりも短いものである。
の長辺よりも短いものである。
この様な爪状体91が開孔部92に押入されると、第5図
(ii)に示す様に、矢印の方向に動くことができるた
め、背もたれ部の上部側を下部側に対して後方に傾動さ
せることによって生じるシェル間のズレを許容すること
ができる。
(ii)に示す様に、矢印の方向に動くことができるた
め、背もたれ部の上部側を下部側に対して後方に傾動さ
せることによって生じるシェル間のズレを許容すること
ができる。
尚、開孔92の一方の長辺を、第5図に示す如く、爪状90
とすることによって、爪状体91の押入を容易に行うこと
ができ、且つ爪状90は爪状体91の押入後に、インナーシ
ェル4及びアウターシェル3の歪によって爪状体91が離
脱することを防止すると共に、爪状体91の短軸方向の動
きを止めることができる。
とすることによって、爪状体91の押入を容易に行うこと
ができ、且つ爪状90は爪状体91の押入後に、インナーシ
ェル4及びアウターシェル3の歪によって爪状体91が離
脱することを防止すると共に、爪状体91の短軸方向の動
きを止めることができる。
かかる第5図に示す係止具は、第4図(b)、(c)に
示す係止具に比較して高荷重に耐えることができるた
め、特に背もたれ部の上下方向中部に配置される係止具
(第3図の50)として使用されることが好ましい。
示す係止具に比較して高荷重に耐えることができるた
め、特に背もたれ部の上下方向中部に配置される係止具
(第3図の50)として使用されることが好ましい。
この様な係止具20、30、・・・、60を構成する爪11、L
字状体12、爪状体91は、図に示すごとく、アウターシェ
ル3に形成することが、アウターシェル3が背もたれ部
の後部を構成することが多いため、椅子の外観上好まし
い。
字状体12、爪状体91は、図に示すごとく、アウターシェ
ル3に形成することが、アウターシェル3が背もたれ部
の後部を構成することが多いため、椅子の外観上好まし
い。
更に、爪11、L字状体12、爪状体91は、アウターシェル
3を成形した後に取り付けてもよく、或いはアウターシ
ェル3の成形と同時に成形してもよい。
3を成形した後に取り付けてもよく、或いはアウターシ
ェル3の成形と同時に成形してもよい。
かかる係止具のうち、第4図(a)に示す係止具は、背
もたれ部の上部に2〜6個、特に5個程度が、第4図
(b)、(c)及び/又は第5図に示す係止具は、背も
たれ部の上下方向中部から下部に2〜4個、特に4個程
度が左右対称に取り付けられていることが、アウターシ
ェル3とインナーシェル4とを容易に組付けることがで
き且つ背もたれ部1の上部側を下部側に対して容易に傾
動させることができる。
もたれ部の上部に2〜6個、特に5個程度が、第4図
(b)、(c)及び/又は第5図に示す係止具は、背も
たれ部の上下方向中部から下部に2〜4個、特に4個程
度が左右対称に取り付けられていることが、アウターシ
ェル3とインナーシェル4とを容易に組付けることがで
き且つ背もたれ部1の上部側を下部側に対して容易に傾
動させることができる。
また、シェル構造体としては、第2図に示す如く、背も
たれ部の略中央部が前方に突き出している略S字状とす
ることが、後方への反り荷重等に対して充分に耐えるこ
とができる。更に、背もたれ部と座部との間は、第2図
に示す如く、先端部が後方に突出した凹状とすること
が、背もたれ部の傾動に伴う伸縮、曲げ等に対して充分
に耐えることができる。
たれ部の略中央部が前方に突き出している略S字状とす
ることが、後方への反り荷重等に対して充分に耐えるこ
とができる。更に、背もたれ部と座部との間は、第2図
に示す如く、先端部が後方に突出した凹状とすること
が、背もたれ部の傾動に伴う伸縮、曲げ等に対して充分
に耐えることができる。
なお、第2図に示す椅子では、背支桿76がシェル構造体
の内部に設けられているが、背支桿76はシェル構造体の
外部、即ちアウターシェル3の外側に設けられていても
よい。
の内部に設けられているが、背支桿76はシェル構造体の
外部、即ちアウターシェル3の外側に設けられていても
よい。
さらに上記実施例においてはロッキングタイプの椅子を
例示したが、座受部75および背支桿76が後方に傾動しな
い固定タイプの椅子にも適用することができる。この場
合にも背もたれ部の上部を下部に対してシェル構造体の
変形により後方に傾動させることができる。
例示したが、座受部75および背支桿76が後方に傾動しな
い固定タイプの椅子にも適用することができる。この場
合にも背もたれ部の上部を下部に対してシェル構造体の
変形により後方に傾動させることができる。
このため、本発明の他の実施例として、第2図に示すシ
ェル構造体に、第6図に示す固定タイプの内部構造体を
取り付けられている椅子を挙げることができる。
ェル構造体に、第6図に示す固定タイプの内部構造体を
取り付けられている椅子を挙げることができる。
この様な椅子においても、背もたれ部の上部側を下部側
に対して後方に容易に傾動することができる。
に対して後方に容易に傾動することができる。
第6図は、固定タイプの内部構造が取付けられているシ
ェルの部分断面図であり、インナーシェル4は脚柱70の
上部に設けられている固定板85にビス80等で固定されて
いる。
ェルの部分断面図であり、インナーシェル4は脚柱70の
上部に設けられている固定板85にビス80等で固定されて
いる。
かかる椅子において、背もたれ部の上部は加えられた外
力に応じて後方に傾動することができ、外力が除去され
るとシェル構造体自身の弾性等によって標準状態に復帰
する。
力に応じて後方に傾動することができ、外力が除去され
るとシェル構造体自身の弾性等によって標準状態に復帰
する。
この様な動作は、インナーシェル4とアウターシェル3
とが一体に組付きつつ背もたれ部の上下方向中部から下
部に配置されている係止具が両シェル間のズレを許容し
ているためである。
とが一体に組付きつつ背もたれ部の上下方向中部から下
部に配置されている係止具が両シェル間のズレを許容し
ているためである。
尚、第6図に示すタイプの椅子では、背もたれ部に対応
するシェル構造体の上下方向下部、特にインナーシェル
4の下部は背もたれ部の傾動に伴う繰り返し応力及び背
もたれ部に加えられる応力等に耐える様に、シェル部材
の厚さを厚くする等の補強がなされていることが好まし
い。
するシェル構造体の上下方向下部、特にインナーシェル
4の下部は背もたれ部の傾動に伴う繰り返し応力及び背
もたれ部に加えられる応力等に耐える様に、シェル部材
の厚さを厚くする等の補強がなされていることが好まし
い。
以上、述べてきた本発明の椅子は、脚柱70及び内部構造
体を有するものについて説明してきたが、脚柱70及び/
又は内部構造体を有しない椅子、例えば座椅子等におい
ても適用できる。
体を有するものについて説明してきたが、脚柱70及び/
又は内部構造体を有しない椅子、例えば座椅子等におい
ても適用できる。
(発明の効果) 本発明の椅子は、シェル構造体によって背もたれ部及び
座部が一体に構成されているのにもかかわらず、背もた
れ部の上部側を下部側に対して容易に後方に傾動できる
ため、使用者の姿勢に容易に追随でき、使用者は執務姿
勢及び休息姿勢を容易にとることができる。
座部が一体に構成されているのにもかかわらず、背もた
れ部の上部側を下部側に対して容易に後方に傾動できる
ため、使用者の姿勢に容易に追随でき、使用者は執務姿
勢及び休息姿勢を容易にとることができる。
第1図は本発明に係る椅子の側面図及び部分断面図、第
2図は第1図に示す椅子のシェル構造体及び内部構造体
を示す断面図、第3図は第2図の矢印Eの方向から見た
背もたれ部を構成するシェル構造体部分正面図、第4図
は第3図のA−A面、B−B面、或いはC−C面の断面
図、第5図は背もたれ部の中部から下部に配置されらる
係止具の他の例を示す説明図、第6図は本発明の椅子の
他の例を示す部分断面図を夫々示す。 図において、 1……背もたれ部、2……座部、3,4……椅子のシェル
構造体を形成する部材、20,30,……,60……係止具。
2図は第1図に示す椅子のシェル構造体及び内部構造体
を示す断面図、第3図は第2図の矢印Eの方向から見た
背もたれ部を構成するシェル構造体部分正面図、第4図
は第3図のA−A面、B−B面、或いはC−C面の断面
図、第5図は背もたれ部の中部から下部に配置されらる
係止具の他の例を示す説明図、第6図は本発明の椅子の
他の例を示す部分断面図を夫々示す。 図において、 1……背もたれ部、2……座部、3,4……椅子のシェル
構造体を形成する部材、20,30,……,60……係止具。
フロントページの続き (72)発明者 片桐 美義 長野県上伊那郡宮田村137 タカノ株式会 社内 (72)発明者 鈴木 陽一 大阪府大阪市東成区大今里南6丁目1番1 号 コクヨ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】背もたれ付椅子において、該背もたれ部の
構造体が、2枚の弾性を有するシェル部材が周辺に沿っ
て配置されている複数個の係止具によって一体的に組付
いて成るシェル構造体であり、前記背もたれ部に対応す
るシェル構造体の係止具のうち、該シェル構造体の少な
くとも上下方向中部に配置されている係止具が、シェル
構造体が後方に傾動したときに2枚のシェル部材間のズ
レを許容する構造であって、使用者が背もたれ部に寄り
掛った際に、荷重により背もたれ部の上部側が下部側に
対して弾性的に後方に傾動可能であることを特徴とする
背もたれ付椅子。 - 【請求項2】シェル構造体の少なくとも上下方向中部に
配置されている係止具が、一方のシェル部材に突設され
たL字状体が他方のシェル部材に設けられている透孔に
遊挿すると共に、該L字状体の爪部分に他方のシェル部
材の透孔縁部が係入する構造である請求項第1項記載の
背もたれ付椅子。 - 【請求項3】背もたれ部に対応するシェル構造体が上下
方向中途部にまで伸びる背支桿を含み、且つシェル構造
体が背支桿の上端部付近を支点として後方に傾動可能で
ある請求項第1項又は第2項記載の背もたれ付椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18925288A JPH0716461B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 背もたれ付椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18925288A JPH0716461B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 背もたれ付椅子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0236809A JPH0236809A (ja) | 1990-02-06 |
| JPH0716461B2 true JPH0716461B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=16238179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18925288A Expired - Lifetime JPH0716461B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | 背もたれ付椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0716461B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002350706A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Canon Inc | レンズ鏡筒および撮影装置 |
| JP6176916B2 (ja) * | 2012-11-12 | 2017-08-09 | 株式会社イトーキ | 背もたれ付き椅子 |
| JP7121600B2 (ja) * | 2018-09-07 | 2022-08-18 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP18925288A patent/JPH0716461B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0236809A (ja) | 1990-02-06 |
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