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JPH0721132B2 - エマルジヨン接着剤組成物 - Google Patents
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JPH0721132B2 - エマルジヨン接着剤組成物 - Google Patents

エマルジヨン接着剤組成物

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JPH0721132B2
JPH0721132B2 JP61060229A JP6022986A JPH0721132B2 JP H0721132 B2 JPH0721132 B2 JP H0721132B2 JP 61060229 A JP61060229 A JP 61060229A JP 6022986 A JP6022986 A JP 6022986A JP H0721132 B2 JPH0721132 B2 JP H0721132B2
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JP
Japan
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adhesive
weight
conjugated diene
resin
hydrocarbon resin
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稔 石黒
春雄 柳瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なエマルジヨン接着剤組成物に関し、さら
に詳しくは、初期接着性及び施工後の接着力に優れ、ま
た施工後長期間経過しても床材を変色させるおそれのな
いポリ塩化ビニル製床材用の接着剤として好適なエマル
ジヨン接着剤組成物に関する。
(従来の技術) コンクリート建築物の床材としては、みがき花崗岩、タ
フテツドカーペツト、ポリ塩化ビニル製の床材などが一
般に使用されているが、なかでもポリ塩化ビニル製の床
材はその施工が容易であることや、色彩、意匠の選択が
自由であるなどの理由から床材の主流として広く用いら
れている。
かかるポリ塩化ビニル製の床材としては、従来、ポリ塩
化ビニルに大量のアスベスト粉と比較的少量の可塑剤を
配合して成る硬質のビニルアスベストタイルが一般に用
いられていたが、近年、労働衛生上の問題からアスベス
トの使用が制限され、また歩行時の足ざわりのよさと美
観上の好ましさから、ポリ塩化ビニルの発泡層と大量の
可塑剤を配合して成る軟質ポリ塩化ビニル層から構成さ
れる、いわゆるクツシヨンフロアーが床材として賞用さ
れるようになつてきた。
ポリ塩化ビニル製床材の施工は、通常、共役ジエンゴム
ラテツクスに粘着付与剤として炭化水素樹脂エマルジヨ
ンを配合し、さらにブロセスオイルの如き可塑剤と炭酸
カルシウムの如き充填剤を加え、所望により分散剤、消
泡剤、防腐剤、増粘剤などを加えて成る接着剤を用い
て、直接、コンクリート床面に接着することによつて実
施される。かかる接着剤に対する要求性能として、床材
への塗布後コンクリート床面に接着させるまでの一定時
間内に充分な接着性を保持していること、つまり初期接
着性に優れていること、また施工後も充分な接着力を有
していることなどが挙げられる。施工後の高い接着力を
得るために、例えば接着剤の樹脂成分として、C5留分と
スチレン類を共重合した炭化水素樹脂とエチレン性不飽
和カルボン酸またはその無水物との付加物を用いる方法
(特公昭59−2697号)や接着剤中の可塑剤量を減らす方
法などが提案されている。しかしながら、これらの方法
では充分な初期接着性を得ることができないという欠点
があつた。これに対し、初期接着性を改良するため可塑
剤量を増やすと、施工後の充分な接着力が得られないば
かりか、かかる接着剤を軟質ポリ塩化ビニル製床材に用
いると施工後の時間の経過とともに床材の変色が起こ
り、甚だしくその美観を損ねるという問題点のあること
が明らかになつてきた。このような現象は床材の温度が
高くなるか、あるいは直射日光を受ける条件下において
とくに著しい。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らはこのような従来技術の欠点を解決す
べく鋭意研究の結果、接着剤の樹脂成分として特定の組
成を有する単量体混合物を熱重合して得られる炭化水素
樹脂を使用すれば、初期接着性及び施工後の接着力に優
れ、また施工後長期間を経過しても床材表面を変色させ
るおそれのない接着剤組成物が得られることを見出し、
本発明を完成するに到つた。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、(A)共役ジエン系ゴムラテ
ツクスに粘着付与剤として(B)シクロペンタジエン系
単量体35〜80重量%、極性ビニル化合物5〜30重量%お
よび鎖状共役ジエン10〜50重量%を含有する単量体混合
物を熱重合して得られる炭化水素樹脂を配合して成るこ
とを特徴とするエマルジヨン接着剤が提供される。
本発明において用いられる共役ジエン系ゴムラテツクス
は、共役ジエンを主成分とするゴムのラテツクスであ
り、具体的には天然ゴム、合成シス−1,4ポリイソプレ
ンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、スチレン
−イソプレン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロ
ツク共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロツク共重
合体ゴムなどのラテツクスである。これらは乳化重合で
直接合成したものでも、また溶液重合で得られたゴムを
転相して得たものであつてもよい。これらのゴムラテツ
クスのなかでは、性能上、天然ゴムラテツクス及び乳化
重合により得られる結合スチレン含量が20〜70重量%、
好ましくは30〜60重量%のスチレン−ブタジエン共重合
体ゴムラテツクスが賞用される。
一方、本発明で粘着付与剤として用いられる炭化水素樹
脂は、シクロペンタジエン系単量体35〜80重量%、好ま
しくは40〜75重量%、極性ビニル化合物5〜30重量%、
好ましくは10〜25重量%及び鎖状共役ジエン10〜50重量
%、好ましくは15〜45重量%を含有する単量体混合物を
熱重合することによつて得られるものである。
この際、シクロペンタジエン系単量体の含有率が前記範
囲よりも小さいと、生成物である樹脂の収率が著しく低
下し、又、樹脂の軟化点が著しく低くなり接着剤に配合
した際に充分な接着力を得ることができない。逆に、シ
クロペンタジエン系単量体の含有率が過度に大きいと、
樹脂の軟化点が著しく高くなり、初期接着性に優れた接
着剤を得るという本発明の目的を達成することができな
い。
又、極性ビニル化合物が殆んど含有されない場合には、
接着剤の初期接着性の改良が充分でなく、特に接着剤の
ゴムラテツクス成分がスチレン−ブタジエン共重合体で
ある場合には初期接着性だけでなく接着力も劣つてしま
い好ましくない。逆に、極性ビニル化合物が過度に多い
場合には、生成物である樹脂の色相が悪化し、着色の原
因となつたり、臭気のある低分子量重合体を副生し樹脂
の臭気を悪化させるので好ましくない。
また、鎖状共役ジエンは樹脂の分子量分布を調整し、樹
脂の色相と臭気を損なうことなく接着剤と初期接着性を
改良するうえで著しい効果をもたらすが、単量体混合物
中の鎖状共役ジエン含有量が過度に増大すると樹脂収率
が著しく低下し、また軟化点が著しく低下して接着剤に
充分な接着力を付与することができない。
本発明においては、単量体混合物中に合計25重量%まで
の範囲で、その他の飽和炭化水素または不飽和炭化水素
を含有することができる。
重合は、通常、200〜300℃、好ましくは240〜280℃で0.
5〜20時間にわたつて行われる。
重合の際に、任意にベンゼン、トルエン及びキシレン等
の不活性炭化水素溶媒を使用することができる。
本発明において用いられるシクロペンタジエン系単量体
は、シクロペンタジエンまたはその誘導体を意味し、例
えばシクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン及びメ
チルシクロペンタジエン二量体、並びにそれらの混合物
などが挙げられる。
極性ビニル化合物は、例えば酢酸ビニル、ブロピオン酢
ビニル、酢酸アリル、ブロピオン酸アリルのなどの如き
不飽和アルコールの低級脂肪酸エステル、アクリル酸、
メタクリル酸などの如き不飽和カルボン酸、前記不飽和
カルボン酸とメチルアルコール、エチルアルコール、ブ
チルアルコールなどの如き低級アルコールのエステルな
どが例示され、なかでも酢酸ビニル、アクリル酸エチル
およびメタクリル酸メチルが賞用される。
鎖状共役ジエンは、例えば1,3−ペンタジエン、イソプ
レン、1,3−ブタジエンなどが例示される。この鎖状共
役ジエンは特に高純度に精製されたものである必要はな
く、他の飽和炭化水素または不飽和炭化水素を含むよう
な炭化水素混合物の形で用いてもよい。
本発明に使用される炭化水素樹脂は、通常、エマルジヨ
ン状に加工されて共役ジエン系ゴムラテツクスと混合さ
れる。その比率は共役ジエン系ゴム固型分100重量部に
対し、炭化水素樹脂20〜300重量部、好ましくは40〜150
重量部であつて、この範囲外では充分な接着性能を有す
る接着剤を得ることができない。
本発明においては、共役ジエン系ゴムと炭化水素樹脂に
加えて、本発明の効果を妨げない範囲で他のベースポリ
マーや粘着付与剤樹脂を併用することができ、さらに常
法に従つてプロセスオイルなどの可塑剤、炭酸カルシウ
ムなどの充填剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、酸化防止
剤、増粘剤などを適宜配合することができる。
(発明の効果) 本発明によつて得られるエマルジヨン接着剤組成物は、
初期接着性と接着力がともに優れ、臭気が小さく、色相
が淡いという利点を有する。そのため床材用の接着剤と
してとくに好適であり、その場合には施工後に高温ある
いは日光に曝されるなどの条件下においても床材表面の
変色を惹起せず、床面の美観を損ねるおそれがないとい
う利点も有する。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明す
る。なお、実施例、比較例及び参考例中の部及び%はと
くに断りのないかぎり重量基準である。
参考例 耐圧オートクレーブ中に第1表に示す組成の単量体混合
物を仕込み、窒素雰囲気下に260℃で4時間熱重合した
のち、250℃、5mmHgで減圧蒸留することにより未反応単
量体と油状生成物とから成る低沸点物を留去し、炭化水
素樹脂を得た。樹脂の収率及び性状を測定し、結果を第
1表に示した。
実施例1 第1表に掲げる炭化水素樹脂を用い、そのエマルジヨン
の調整を行なつた。エマジヨンの調製においては、まず
樹脂100部に対してミネラルスピリツトを50部加え、撹
拌により溶解せしめたのちにノニオン系の界面活性剤
(ノニポール100、三洋化成(株)製)9部を加えてホ
モジナイザーによる高速撹拌を行なつた。撹拌を継続し
つつ水を徐々に加えて、炭化水素樹脂のエマルジヨン
(固形分濃度65%)を得た。
この炭化水素樹脂エマルジヨンに天然ゴムラテツクス10
0部(ゴム分として)、ナフテン系プロセスオイル(フ
ツコール 2050N、富士興産(株)製)50部、重質炭酸カ
ルシウム400部を加え、固形分濃度75%の接着剤組成物
を得た。
得られた接着剤組成物をクシゴテを用いて2.3mm厚のク
ツシヨンフロアー材(東洋リノリユーム(株)製、CF.P
1537)の裏面に一定量塗布し、10分後にスレート板に接
着させ、気温20℃、相対湿度65%の条件下で24時間養生
させたのちに180℃剥離試験(引張り速度300mm/分)を
実施して、その接着力を評価した。
また、接着剤を塗布したクツシヨンフロアー材を気温20
℃、相対湿度65%の条件下で60分間放置したのちにスレ
ート板に接着させ、前記接着力の評価と同様の条件及び
方法で剥離試験を実施して、その初期接着性を評価し
た。
さらに、フロアー材の裏面に接着剤を一定量塗布し、ウ
エザーメーター(ガス試験機(株)製、WEL−HC)を用
いてカーボンアーク光線をフロアー材の表面に照射し、
また温度を63℃に保つて促進劣化試験を実施して20時間
後及び40時間後のフロアー材表面の変色の有無を評価し
た。
結果を第2表に示す。
なお、評価に供した接着剤の樹脂成分として、参考例で
得られた樹脂のほか、比較のため市販の炭化水素樹脂で
あるクイントンD−100(日本ゼオン(株)製、軟化点9
9℃、ガードナー色度3)と、ハイレジン60(東邦石油
樹脂(株)製、軟化点65℃、ガードナー色度6)を用い
た。
結果を第2表に示す。
実施例2 共役ジエン系ゴム成分として、スチレン−ブタジエン共
重合体ラテツクス(LX−472、結合スチレン含量50%、
ゲル含量40%、日本ゼオン(株)製)を用いることのほ
かは実施例1と同様にして接着剤組成物を調製し、接着
力、初期接着性およびフロアー材表面の変色の有無を評
価した。結果を第3表に示す。
第2表及び第3表より、本発明例は接着力及び初期接着
性に優れ、また厳しい環境条件下においても床材表面を
変色させないことがわかる。
これに対して、極性ビニル化合物を含まない炭化水素樹
脂を用いた場合(実験番号1−6及び2−6)は初期接
着性が大きく低下し、特に接着剤のゴムラテツクス成分
にスチレン−ブタジエン共重合体ラテツクスを用いた場
合(実験番号2−6)には接着力も低下することがわか
る。逆に極性ビニル化合物を過量に含んだ炭化水素樹脂
を用いた場合(実験番号1−7及び2−7)は床材表面
の変色を防止できないことがわかる。また、シクロペン
タジエン系単量体の含有量が大きい炭化水素樹脂を用い
た場合(実験番号1−8及び2−8)は、接着力及び初
期接着力に劣り、特に接着剤のゴムラテツクス成分にス
チレン−ブタジエン共重合体ラテツクスを用いた場合
(実験番号2−8)には初期接着力の低下が著しいこと
がわかる。逆にシクロペンタジエン系単量体の含有量が
小さく、鎖状共役ジエンの含有量が大きい炭化水素樹脂
を用いた場合(実験番号1−9及び2−9)には接着力
の低下が著しいことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)共役ジエン系ゴムラテックスに該共
    役ジエン系ゴムラテックス中のゴム固形分100重量部に
    対して、粘着付与剤として(B)シクロペンタジエン系
    単量体35〜80重量%、極性ビニル化合物5〜30重量%お
    よび鎖状共役ジエン10〜50重量%を含有する単量体混合
    物を熱重合して得られる炭化水素樹脂20〜300重量部を
    配合して成ることを特徴とするエマルジョン接着剤組成
    物。
JP61060229A 1986-03-18 1986-03-18 エマルジヨン接着剤組成物 Expired - Lifetime JPH0721132B2 (ja)

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