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JPH0721680B2 - 定着装置 - Google Patents
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JPH0721680B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0721680B2
JPH0721680B2 JP1161389A JP16138989A JPH0721680B2 JP H0721680 B2 JPH0721680 B2 JP H0721680B2 JP 1161389 A JP1161389 A JP 1161389A JP 16138989 A JP16138989 A JP 16138989A JP H0721680 B2 JPH0721680 B2 JP H0721680B2
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健作 草加
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフィルムを介して画像担持体(記録材)に熱エ
ネルギーを付与する方式の定着装置に関する。
この定着装置は、複写機・レーザービームプリンタ・フ
ァクシミリ・マイクロフィルムリーダプリンタ・画像表
示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像形成装置にお
いて、電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像形
成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成るトナ
ーを用いて記録材(エレクトロファックスシート・静電
記録シート・転写材シート・印刷紙など)の面に直接方
式もしくは間接(転写)方式で目的の画像情報に対応し
た未定着のシート画像を形成担持させ、該未定着のトナ
ー画像を該画像を担持している記録材面に永久固着画像
として加熱定着処理する画像定着装置として活用でき
る。
また、画像定着装置に限定されず、例えば画像を担持し
た記録材を加熱して表面性を改質する装置等、広く像担
持体を加熱処理する手段装置として使用できる。
(従来の技術) 従来、例えば画像の加熱定着等のための記録材の加熱装
置は、所定の温度に維持された加熱ローラと、弾性層を
有して該加熱ローラに圧接する加熱ローラとによって、
記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ方式が多用さ
れている。
米国特許第3,578,797号明細書に開示のように画像定着
手段としてベルト定着方式も知られている。これは トナー像を加熱体ウエブに接触させてその融点へ加
熱して溶融し、 溶融後、そのトナーを冷却して比較的高い粘性と
し、 トナーの付着する傾向を弱めた状態で加熱体ウェブ
から剥す、 という過程を経ることによって、オフセットを生じさせ
ずに定着する方式である。
フラッシュ定着方式やオーブン定着方式もある。
最近では固定支持された加熱体と、該加熱体に対向圧接
するフィルムと、該フィルムを介して記録材を加熱させ
る加圧部材からなる構成方式の加熱装置(フィルム加熱
方式)も考案されている。本出願人の先の提案に係る特
開昭63-313182号考案に開示の方式装置等がこれに属
し、固定発熱体に圧接摺動する薄肉の耐熱フィルム(シ
ート)を介して未定着シート像に熱エネルギーを付与し
て軟化・溶融せしめフィルムと記録材を離間させる、或
いはトナーが冷却・固化した後にフィルムと記録材を離
間させることを基本とする加熱手段・装置である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上述のような従来の熱ローラ方式、米国特
許第3,578,797号明細書に記載のベルト定着方式、その
他の方式には次のような問題があつた。
熱ローラ方式 所定温度に立ち上がるまでにかなり時間がかかり、
その間は画像形成作動禁止の時間となる。即ち所謂ウエ
イトタイムがある。
熱容量が必要な為大きな電力が必要である。
回転ローラでローラ温度が高温の為に耐熱性特殊軸
受けが必要。
ローラに直接手が触れる構成となり、危険があった
り、保護部材が必要。
ローラの定着温度及び曲率により記録材がローラに
巻き付き記録材のジャム(Jam)トラブルをみやすい。
記録材上のトナーを定着する定着点の温度と、記録
材と熱ローラの分離点の温度が等しいため、分離温度に
依存する高温オフセットが発生しやすく、また分離温度
に依存する画像光沢の程度が制御できない。
フラッシュ、オーブン定着方式 装置が大きくなる。
画像の鮮明さが低下したり、記録紙が定着器内で滞
留すると発火する危険がある。
ベルト定着方式 この方式の場合も前記熱ローラ方式の項や項と同様
のウエイトタイム、大電力消費等の問題がある。
フィルム加熱方式は、熱容量化のため、小電力・ウェ
イトタイム短縮になり、定着点と分離点が別に設定で
きるため、オフセットも防止されるなどの利点を有し効
果的なものである。しかし、このフィルム加熱方式で使
われるフィルムの周長については、従来のものはフィル
ム軸方向(フィルム幅方向)の中心部もフィルム端部も
同一周長であった。このため、装置の加熱部を通過する
被加熱材たる記録材にシワが発生しやすいという欠点が
あった。この記録材シワは圧がかかった加熱装置の加熱
部を記録材が通過するときに生じた長手方向分布ムラに
よるものである。
本発明は、フィルム(シート)の一面側に加熱体を配置
し、他面側に画像担持体を密着させ、フィルムを介して
該画像担持体に熱エネルギーを付与する加熱装置に関し
て、フィルムとしてエンドレスベルトタイプのものを用
いる場合における記録材シワの発生を防止することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、フィルムの一面側に加熱体を配置し、他面側
に画像担持体を密着させ、フィルムを介して該画像担持
体に熱エネルギーを付与する定着装置であり、前記フィ
ルムはエンドレスフィルムであり、フィルム周長がフィ
ルム軸方向端部以外の一点からフィルム端部にむかうに
従って大きい、ことを特徴とする定着装置である。
(作用) 第1図(a)・(b)・(c)は夫々上記本発明に従う
エンドレスフィルム24の形態例の模式図を示している。
第1図(a)はエンドレスフィルム24の軸方向中央部A
の周長が両端部B・Cの周長よりも短かく、中央部Aか
ら両端部B・Cにむかうにつれて周長を長くした形態の
ものである。
同図(b)はエンドレスフィルム24の周長をフィルムの
軸方向中央部Aを境にして両端部B・Cにむかうに従っ
て直接的に大きく変化させた形態のものである。
同図(c)はフィルム周長の最短部Axがフィルム軸方向
中央部Aではない形態のものである。
而して、このようにフィルムについてその周長を、フィ
ルム軸方向端部以外の一点からフィルム端部にむかうに
従って大きくした形態のものとすることにより、このフ
ィルム面に密着搬送させる記録材の移動速度が、中央部
よりも端部が大きくなり、そのため両端部が張られるこ
とになり、記録材のシワの発生が押さえられる。
第1図(c)のような形態のフィルム24は記録材幅が小
さいサイズの記録材を、例えば片側端部基準で通紙する
場合に有効である。
(実施例) (1) 画像定着装置例(第2図) 第2図は本発明にしたがう画像定着装置11の一例であ
る。
24はエンドレス状の定着フィルムであり、左側の駆動ロ
ーラ25と、右側の従動ローラ26と、該両ローラ25・26間
の下方に配置した加熱体としての低熱容量線状加熱体20
の該3部材25・26・20間に懸回張設してある。
従動ローラ26はエンドレスベルト状の定着フィルム24の
テンションローラを兼ねさせており、該定着フィルム24
は駆動ローラ25の時計方向回動駆動に伴ない時計方向に
所定の周速度、即ち画像形成部8側から搬送されてくる
未定着トナー画像Taを上面に担持した画像担持体(記録
材)たる転写材シートPの搬送速度と同じ周速度をもっ
てシワや蛇行、速度遅れなく回動駆動される。
28は加圧部材としての、シリコンゴム等の離型性の良い
ゴム弾性層を有する加圧ローラであり、前記のエンドレ
スベルト状定着フィルム24の下行側フィルム部分を挟ま
せて前記加熱体20の下面に対して不図示の付勢手段によ
り例えば総圧4〜7kgの当圧接をもって対向圧接させて
あり、転写材シートPの搬送方向に順方向の反時計方向
に回転する。
加熱体としての低熱容量線状加熱体20は本例のものは、
定着フィルム横断方向(フィルム幅方向)を長手とする
横長の剛性・高耐熱性・断熱性を有するヒータ支持体27
と、この支持体の下面側に長手に沿って一体に取付け保
持させた発熱体22・検温素子23等を具備させたヒータ基
板21を有してなる。
ヒータ支持体27は加熱体20を定着装置11及び画像形成装
置全体に対し断熱支持するもので、例えばPPS(ポリフ
ェニレンサルファイド)・PAI(ポリアミドイミド)・P
I(ポリイミド)・PEEK(ポリエーテルエーテルケト
ン)・液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂
とセラミックス・金属・ガラス等との複合材料などで構
成できる。
ヒータ基板21は一例として厚み1.0mm・巾10mm・長さ240
mmのアルミナ基板である。
発熱体22は基板21の下面の略中央部に長手に沿って、例
えば、Ag/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料を厚み
約10μm・巾1〜3mmにスクリーン印刷等により塗工
し、その上に表面保護層として耐熱ガラス21aを約10μ
mコートしたものである。
検温素子23は一例として基板21の上面(発熱体22を設け
た面とは反対側の面)の略中央部にスクリーン印刷等に
より塗工して具備させたPt膜等の低熱容量の測温抵抗体
である。検温素子としては、他に低熱容量のサーミスタ
などを基板21に当接配置する構成にしてもよい。
本例の加熱体20の場合は、線状又は帯状をなす発熱体22
に対し、その長手方向両端部より通電し、発熱体22を略
全長にわたって発熱させる。通電はAC100Vであり、検温
素子23の検知温度に応じてトライアックを含む不図示の
通電制御回路により通電する位相角を制御することによ
り、通電電力を制御している。
(2) 定着実行動作 画像形成スタート信号により画像形成装置が画像形成動
作として転写部(8)から定着装置11へ搬送された、未
定着のトナー画像Taを上面に担持した転写材シートPは
ガイド29に案内されて加熱体20と加圧ローラ28との圧接
部Nの、定着フィルム24と加圧ローラ28との間に進入し
て、未定着トナー画像面がシートPの搬送速度と同一速
度で同方向に回動状態の定着フィルム24の下面に密着し
て面ズレやしわ寄りを生じることなく定着フィルム24と
一緒の重なり状態で加熱体20と加圧ローラ28との相互圧
接部N間を挟圧力を受けつつ通過していく。
加熱体20は画像形成スタート信号により所定のタイミン
グで通電加熱されるので、トナー画像Taは圧接部Nにお
いて加熱を受けて軟化・溶融像Tbとなる。
定着フィルム24は、支持体27の曲率の大きい(曲率半径
が約2mm)エッジ部Sにおいて、急角度(屈曲角度θが
略45°)で走行方向が転向する。従って、定着フィルム
24と重なった状態で圧接部Nを通過して搬送されたシー
トPは、エッジ部Sにおいて定着フィルム24から曲率分
離し、排紙トレイ(12)へ排紙されてゆく。排紙される
時までにトナーは十分冷却固化しシートPに完全に定着
した状態(トナー画像Tc)となっている。
本例で用いたトナーは加熱溶融時の粘度が十分高いの
で、定着フィルム24と分離する際のトナー温度がトナー
の融点以上であっても、トナー同士の固着力が定着フィ
ルム24に対するトナーの粘着力より極めて大きい、従っ
て定着フィルム24とシートPの離反に際し、定着フィル
ム24に対するトナーオフセットは実質的に発生すること
はない。
また、本例において加熱体20のうち発熱体22及び基板21
の熱容量が小さく、かつこれらが支持体27により断熱支
持されているので、圧接部Nにおける加熱体20の表面温
度は短時間にトナーの融点(又はシートPへの定着可能
温度)に対して十分な高温に昇温するので、加熱体20を
あらかじめ昇温させておく(いわゆるスタンバイ温調)
必要がなく、省エネルギーが実現でき、しかも機内昇温
も防止できる。
(3) 定着フィルム24について 定着フィルム24は前述第1図(a)〜(c)で例示のよ
うな形態、即ちフィルムの周長を、フィルム軸方向の端
部以外の一点から端部にむかうにつれ、フィルム周長を
大きくするようにすることにより、密着搬送する記録材
の移動速度が中央部よりも端部が大きくなり、両端部が
引張られることで記録材シワの発生が押さえられる。
例えば第1図(a)のような解体のフィルムとしては、
端部B・Cでは 100φ・314.16mm周長 に対し、中央部Aは 99.5φ・312.59mm周長 となっているフィルム24を用いることにより、フィルム
周速度差が得られ、記録材の両端部が引張られ記録材の
シワの発生が押さえられた。
第1図(b)のような形態のフィルムの場合も記録材の
シワ防止に良好な結果が得られた。
第1図(c)のような形態のものは記録材幅が小さいサ
イズの記録材を、例えば片側端部基準で通紙する場合の
シワ防止に有効であった。
定着フィルム24は耐熱性・離型性・耐久性等のある、一
般に100μm以下、好ましくは40μm以下の複合層フィ
ルムを使用できる。
第3図は複合層フィルムの一例の層構成断面膜式図であ
り、24aは定着フィルムの基層(ベースフィルム)とし
ての耐熱層、24bは該耐熱層24aの外面(トナー画像に対
面する側の面)に積層した離型層である。
耐熱層24aは例えばポリイミド、ポリエーテルエーテル
ケトン(PEEK)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリ
エーテルイミド(PEI)、ポリパラバン酸(PPA)、PFA
などの高耐熱性樹脂フィルムや、Ni・SUS・Al等の金属
など、強度・耐熱性に優れたものが使用できる。
離型層24bは例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)・PFA・FEP等のフッ素樹脂、シリコン樹脂等が好ま
しい。耐熱層24aに対する離型層24bの積層形成は離型層
フィルムの接着剤ラミネート、離型層材料の静電塗装
(コーティング)・蒸着・CVD等の成膜技術による積
層、耐熱層材料と離型層材料の共押し出しによる2層フ
ィルム化等で行なうことができる。
なお離型層24bにカーボンブラック・グラファイト・導
電性ウィスカ等の導電剤を混入する等の方法により、定
着フィルム24の表面の抵抗値を下げてもよい。これによ
り、定着フィルム24のトナー当接面の帯電を防止でき
る。定着フィルム24のトナー当接面が絶縁性の場合、定
着フィルムの前記表面が帯電し、記録材たるシートP上
のトナー画像を乱したり、トナー画像が定着フィルム24
に転移(いわゆる帯電オフセット)したりする場合があ
るが、上記の対策によりこれらの問題が回避できる。
(4) 画像形成装置例(第4図) 第4図は本発明にしたがう前述第2図示の加熱装置11を
画像定着装置として組み込んで使用した画像形成装置の
一例を示している。
本例の画像形成装置は原稿載置台往復動型・回転ドラム
型・転写式の電子写真複写装置である。
100は装置機筐である。1は該機筐の上面板100a上に配
設したガラス板等の透明板部材よりなる往復動型の原稿
載置台であり、機筐上面板100a上を図面上右方a、左方
a′に夫々所定の速度で往復移動駆動される。
Gは原稿であり、複写すべき画像面側を下向きにして原
稿載置台1の上面に所定の載置基準に従って載置し、そ
の上に原稿圧着板1aをかぶせて押え込むことによりセッ
トされる。
100bは機筐上面板100a面に原稿載置台1の往復移動方向
とは直角の方向(紙面に垂直の方向)を長手として開口
された原稿照明部としてのスリット開口部である。原稿
載置台1上に載置セットした原稿Gの下向き画像面は原
稿載置台1の右方aへの往復移動過程で右辺側から左辺
側にかけて順次にスリット開口部100bの位置を通過して
いき、その通過過程でランプ7の光Lをスリット開口部
100b、透明な原稿載置台1を通して受けて照明走査され
る。その照明走査光の原稿面反射光が短焦点小径結像素
子アレイ2によって感光ドラム3面に結像露光される。
感光ドラム3は例えば酸化亜鉛感光層・有機半導体感光
層等の感光層が被覆処理され、中心支軸3aを中心に所定
の周速度で矢示bの時計方向に回転駆動され、その回転
過程で帯電器4により正極性又は負極性の一様な帯電処
理を受け、その一様帯電面に前記の原稿画像の結像露光
(スリット露光)を受けることにより感光ドラム3面に
は結像露光した変更画像に対応した静電潜像が順次に形
成されていく。
この静電潜像は現像器5により加熱で軟化溶融する樹脂
等より成るトナーにて順次に顕像化され、該顕像たるト
ナー画像が転写部としての転写放電器8の配設部位へ移
行していく。
Sは記録材としての転写材シートPを積載収納したカセ
ットであり、該カセット内のシートが給送ローラ6の回
転により1枚宛繰出し給送され、次いでレジストローラ
9により、ドラム3上のトナー画像形成部の先端が転写
放電器8の部位に到達したとき転写材シートPの先端も
転写放電器8と感光ドラム3との間位置に丁度到達して
両者一致するようにタイミングどりされて同期給送され
る。そしてその給送シートの面に対して転写放電器8に
より感光ドラム3側のトナー画像が順次に転写されてい
く。
転写部8でトナー画像転写を受けたシートは不図示の分
離手段で感光ドラム3面から順次に分離されて搬送装置
10によって定着装置11に導かれて前述(作用)の項で説
明したように担持している未定着トナー画像の加熱定着
処理を受け、画像形成物(コピー)として機外の排紙ト
レイ12上に排出される。
一方、トナー画像転写後の感光ドラム3の面はクリーニ
ング装置13により転写残りトナー等の付着汚染物の除去
を受けて繰り返して画像形成に使用される。
(5) 他の定着装置構成例1(第5図) 第5図は定着装置11の他の構成例を示している。
32は加熱体としての加熱ローラであり、ヒータ33を内蔵
し、検温素子41によって検出された加熱ローラ表面温度
に応じてヒータ33を適宜発熱させることにより、加熱ロ
ーラ32の表面を所定の温度に維持できる。
34は加熱ローラ32よりもシートPの搬送方向下流側に配
置した小径の分離上ローラである。25は定着フィルム24
を回転走行させる駆動ローラであり、26は定着フィルム
24に常に適度のテンションを付勢する従動ローラであ
る。なお、駆動ローラ25と加熱ローラ32は共にシートP
の搬送速度と同一速度で時計方向に回動駆動される。
定着フィルム34は本発明に従う構成のもので、上記4部
材32・34・25・26間に懸回張設してある。
36は加熱ローラ32の下側に対向して配設された加圧ロー
ラ、35は分離上ローラ34の下側に対向して配設した分離
下ローラ、37は加圧ローラ36と分離下ローラ35の間に懸
回張設しエンドレスベルト状の搬送ベルト(バックアッ
プベルト)である。
加圧ローラ36は表層をシリコンゴム等の弾性体で形成し
たローラである。この加圧ローラ36と加熱ローラ32の間
に、前記のエンドレスベルト状定着フィルム24の下行側
フィルム部分を挟ませて不図示の付勢手段により例えば
総圧4〜7kgの当接圧を得ている。
加熱ローラ32の回転駆動により加圧ローラ36が従動回転
して、搬送ベルト37もシートPを定着フィルム34に圧接
しつつ、シートPの搬送速度と同一速度で反時計方向に
回動する。
画像形成スタート信号により複写装置が画像形成動作し
て転写部8から定着装置11へ搬送された、未定着のトナ
ー画像Taを上面に担持した転写材シートPは、加熱ロー
ラ32が回転駆動され、従って定着フィルム24及び搬送ベ
ルト37が回動している状態において、ガイド29に案内さ
れて加熱ローラ32と加圧ローラ36との圧接部Nの定着フ
ィルム24と搬送ベルト37との間に進入して、未定着トナ
ー画像面がシートPの搬送速度と同一速度で同方向に回
動状態の定着フィルム24の下面に密着して、面ズレやし
わ寄りを生じることなく定着フィルム24と一緒の重なり
状態で加熱ローラ32と加圧ローラ36との相互圧接部N間
を挟圧力受けつつ通過していく。
相互圧接部Nを通過する過程において、シートP上のト
ナー画像Taは加熱受けて軟化・溶融像Tbとなる。
加熱ローラ32と加圧ローラ36との相互圧接部Nを通過し
たシート部分は、分離上ローラ34の位置へ到達するまで
の間は、加熱ローラ32と分離上ローラ34との間で展張し
て走行している定着フィルム部分に引き続く密着したま
ま搬送されていく。搬送ベルト37はシートPの裏面を支
えてシートPと定着フィルム24との密着を維持する作用
をはたす。この搬送過程Cにおいて、軟化・溶融トナー
像Tbの熱が放熱されて、冷却・固化トナー像Tcとなる。
この放熱・冷却過程におけるトナー放熱は、本例の場合
は自然放熱冷却であるが、放熱熱フィンや送風手段等の
配設により強制的に放熱冷却してもよい。
そして分離上ローラ34の位置Sまで搬送されると、定着
フィルム24は曲率の大きい分離上ローラ34の面に沿って
シートP面から離れる方向に走行方向が転向され、定着
フィルム24とシートPとが互いに分離して、シートP排
紙トレイ12へ排紙されていく。この分離時点までにはト
ナーは十分に冷却固化Tcして、シートPに対するトナー
の粘着・固着力が十分に大きく、定着フィルム24に対す
るそれは極めて小さい状態となっているので、定着フィ
ルム24とシートPの分離は定着フィルム24に対するトナ
ーオフセットを実質的に発生することなく、容易に順次
になされる。
本実施例においては加熱体である加熱ローラ32の温度
を、従来の加熱ローラ定着方式では高温オフセットを生
ずる温度より高く設定することが可能となり、定着性が
向上する。また、加熱体の許容温度範囲が高温側に広
く、温度制御の簡略化が可能となる。
また多色特に3色のトナー画像を定着処理する際に、高
温で十分溶融できるため混色が容易である。また、一旦
トナーを溶融し、定着フィルム24に密着した状態で冷却
固化せしめた後に定着フィルム24から剥離するので、ト
ナー像の表面性を定着フィルムの表面性にならわせるこ
とが可能となる。従って例えば定着フィルム24の表面を
平滑にすれば、トナー像Tcの表面に銀塩写真のような光
沢を与えることが可能となる。
また、定着フィルム24を前記のように薄肉化することに
より、定着フィルムの蓄熱を防止してトナー像の冷却工
程を効率化している。また、定着フィルムとして樹脂製
の薄肉フィルムを用いた場合、トナー像への密着性が良
くなり、熱伝達効率が向上した。
(6) 他の定着装置構成例2(第6図) 第5図例装置において、加熱体34は加熱ローラに限ら
ず、第6図に示すように、第1図例装置で示した固定加
熱体20を用いてもよい。この場合上記の効果に加え、発
熱体22と基板21の熱容量が小さく、しかも断熱されてい
るので、昇温速度が速く、スタンバイ温調を必要としな
いという利点がある。
また、第5図例装置の分離上ローラ34の代りに、第6図
例装置のようにさらに大きな曲率の端面を有する分離ス
テイ38を配置することにより、定着フィルム24からシー
トPさらに確実に分離可能となる。
(7) 他の定着装置構成例3(第7図) 第7図例装置は第1図例装置において、加熱体20の代り
に耐熱ガラス等の透光部材39を配し、該部材39を介して
エンドレス定着フィルム24の内部に配置したハロゲンラ
ンプ等の輻射熱源40により、トナー像を加熱する構成に
してある。
この実施例の場合、定着フィルム24としては輻射熱波長
に対し透明なものが好ましい。そこで、本実施例では例
としてフッ素樹脂粉末を含有する透明ポリイミドから成
る耐熱層24a(第3図)に透明のシリコン樹脂から成る
離型層24bを形成したフィルム24を用いている。
本実施例装置の場合は、輻射により加熱であるので、ト
ナーを瞬時に昇温加熱溶融可能である。従ってシートP
が圧接部Nにある時のみ加熱すればよいので省電力が可
能であり、また機内昇温も少ない。
(発明の効果) 以上本発明に依ればフィルムの一面側に加熱体を配置
し、他面側に画像担持体を密着させ、フィルムを介して
該画像担持体に熱エネルギーを付与する定着装置に関し
て、フィルムとしてエンドレスベルトタイプのものを用
いる場合における記録材のシワ発生の問題を簡単な手段
構成で解決することができ、長期にわたって安定した装
置性能等が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)・(b)・(c)は夫々本発明で用いるフ
ィルムの各種形態例を示す模式図、第2図は本発明に従
う定着装置の一例の構成図、第3図はフィルムの層構成
模式図、第4図は第2図例の定着装置を組み込んだ画像
形成装置の一例の概略図、第5図乃至第7図は夫々定着
装置の他の構成例の図である。 24はエンドレスフィルム、20・32・39・40は加熱体、P
は画像担持体(記録材)としての転写材シート。
フロントページの続き (72)発明者 木村 茂雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 足立 裕行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−68766(JP,A) 特開 昭59−157678(JP,A) 特開 昭61−109083(JP,A) 特開 昭63−56662(JP,A) 特開 平1−144084(JP,A) 特開 平2−157880(JP,A) 特開 平2−157885(JP,A) 特開 昭47−13288(JP,A) 実開 昭61−13862(JP,U) 実開 昭58−137042(JP,U) 実開 昭50−89339(JP,U) 実開 昭49−110644(JP,U) 実開 平2−81551(JP,U) 特公 昭51−29825(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムの一面側に加熱体を配置し、他面
    側に画像担持体を密着させ、フィルムを介して該画像担
    持体に熱エネルギーを付与する定着装置であり、 前記フィルムはエンドレスフィルムであり、フィルム周
    長がフィルム軸方向端部以外の一点からフィルム端部に
    むかうに従って大きい、 ことを特徴とする定着装置。
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