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JPH0722652B2 - 消泡成分 - Google Patents
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JPH0722652B2 - 消泡成分 - Google Patents

消泡成分

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JPH0722652B2
JPH0722652B2 JP3286611A JP28661191A JPH0722652B2 JP H0722652 B2 JPH0722652 B2 JP H0722652B2 JP 3286611 A JP3286611 A JP 3286611A JP 28661191 A JP28661191 A JP 28661191A JP H0722652 B2 JPH0722652 B2 JP H0722652B2
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detergent
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ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は粉末洗剤製品に配合するのに適し
た粒状消泡成分に関する。
【0002】陰イオン性界面活性剤又は陰イオン性及び
非イオン性界面活性剤混合物を含有し、特に繊維製品の
洗濯に適している洗剤製品は、通常使用中過剰の泡を生
成するという固有の傾向を有する。このことは、ドラム
洗濯機の場合に特に問題となり得る。こうした過剰の泡
の生成傾向を減少させるか排除するために、洗剤処方に
消泡剤を含有させるのが普通である。過剰の発泡を抑制
するのに有効な物質には炭化水素及びシリコーン油のよ
うなある種の疎水性油が包含される。
【0003】公知技術、例えばEP−A−266863
(Unilever)には、油性の消泡活性物質は、貯
蔵中担体物質から周囲の粉末に移動し、もしこの現象が
起れば失活することが説明されている。その結果、公知
技術には、消泡活性物質を含有した粒子からの該物質の
移動を減少させる種々の方法が記載されている。例え
ば、EP−A−266863(Unilever)に
は、炭酸ナトリウムからなる多孔性吸着物質の無機担体
を用いると消泡活性物質が良好に保持されることが記載
されている。
【0004】本発明者らは、消泡剤粒子からのシリコー
ン油消泡活性物質の移動に関して更に問題があることを
認識した。この問題は、粒状の洗剤組成物を自動前面装
入式洗濯機に使用する場合に漏出したシリコーン油が不
完全な分配を引き起すということである。洗濯機のディ
スペンサーに計量投入された粉末の一部が、粉末がディ
スペンサーから洗濯機の主ドラムに運搬されなければな
らない機械の操作サイクルの時点でディスペンサー中に
残留する。
【0005】しかしながら、シリコーン油消泡剤を該消
泡剤が存在しなければ十分に分散する粉末洗剤に配合す
ると、分配が不十分になる傾向が認められた。この傾向
は、シリコーン油消泡剤を粒状洗剤に配合しても認めら
れる。この問題は、消泡剤粒子から漏出した僅少量のシ
リコーン油消泡剤が洗剤組成物の粒子表面に付着するた
めに起ると考えられる。この問題は、消泡剤粒子から漏
出したシリコーン油の量が洗剤組成物の全量に対して
0.002重量%の少量でも起り得ると知見された。こ
の量は、組成物中に存在する消泡活性物質の量の1%に
すぎないであろう。
【0006】上記した問題は公知文献に記載されていな
い。公知文献における目的は、消泡剤の不活性化を避け
るために消泡活性物質を消泡剤成分の粒子内に保持する
ことであった。消泡剤活性を実質的に保護しようとする
公知文献の目的では、1%の消泡剤の損失は重要ではな
い。しかしながら、良好な分配の目的に関しては、この
ような僅少量がかなり重要になるという知見を得た。
【0007】分配は、消泡剤粒子上の被覆を適切に選択
することによって改良し得るという知見を得た。
【0008】被覆を消泡活性物質を失活から保護するた
めに使用するか、又は少量の漏出を防ぐための更に厳し
い要求に対して使用するかは別個の問題である。消泡活
性物質の粒子上の被覆は、2つのやや矛盾する作用を有
すると言われている。消泡剤成分を含む洗剤組成物が洗
濯水と接触するまでは、被覆は消泡剤成分の粒子内に消
泡活性物質を保持するために必要である。しかしなが
ら、粒子が洗濯水と接触したら、消泡活性物質は迅速に
放出されなければならない。放出が遅れると、消泡剤の
放出前に、洗剤組成物は過剰に発泡する。
【0009】公知文献には消泡剤粒子に対する被覆物質
としてろうを使用することが記載されている。例えばE
P−A−71481(Unilever)には、シリコ
ーン消泡剤を吸着した、ゼラチン化でんぷんの芯を有す
る消泡剤粒子の外側面にパラフィンろうを被覆する旨が
記載されている。EP−A−206522(Unile
ver)には更に、外側をろうで被覆した消泡剤粒子の
例がある。しかしながら、ろうの被覆は通常の洗濯条件
では余り十分に溶解せず、それ故に消泡剤を十分に放出
しない。
【0010】EP−301−412(Henkel)に
は、セルロースを主成分とする基質にシリコーン消泡剤
と高起泡性の陰イオン界面活性剤を含む注入可能な自由
流動性の消泡剤添加物粒子が記載されている。粒子は、
好ましくは10wt%以下(更に好ましくは7wt%以下)
のアルカリ可溶性又は分散性重合体で処理され得る。
【0011】発明の概要 本発明はシリコーン油消泡活性物質を吸着した固体担体
粒子化剤からなる粒状消泡成分に関し、その特徴は、被
覆された消泡粒子の7〜15重量%の量の、アルカリ水
溶液に可溶性の有機重合体で粒子を被覆することにあ
る。
【0012】上記で定義した成分については以下に説明
する。
【0013】固体担体 消泡活性物質の固体担体として種々の物質が使用され得
る。適当な担体として公知文献に記載されている物質に
は、ゼラチン化でんぷん、ゼオライト、疎水性シリカ、
過硼酸ナトリウム四水和物又は1水和物、及びトリポリ
燐酸ナトリウムや硫酸ナトリウムのような他の水溶性塩
が包含される。多くのこのような物質はEP−A−20
6522(Unilever)に記載されている。
【0014】無機の担体物質は優れた機械的強度を有す
る傾向があるので担体物質は無機のものであることが好
ましい。無機担体物質は結晶性でも無定形でも良い(例
えば結晶性炭酸ナトリウム、結晶性ゼオライト、無定形
ゼオライト)。
【0015】特に、担体粒子はEP−A−266863
(Unilever)に記載されている水溶性無機担体
が好ましい。このような担体の適用は、油性の消泡剤活
性物質の吸着及び保持に特に有効である。これらは、炭
酸ナトリウムからなり、平均粒子直径が2,000μm
以下、好ましくは250〜1,500μm 、更に好まし
くは700μm であり、細孔容積が0.2〜1.0cm3
/gであり、中位の細孔直径が20μm 以下の多孔性吸
着物質として定義される。このような物質の1例は軽ソ
ーダ灰である。他の例は、結晶成長変態した炭酸ナトリ
ウム1水和物、結晶成長変態したバーカイト(炭酸ナト
リウム及び硫酸ナトリウムの二重塩)及び結晶成長変態
したセスキ炭酸ナトリウムである。これらの物質はEP
−A−266863(Unilever)に更に詳細に
記載されており、結晶成長変態した炭酸塩はEP−A−
221776(Unilever)に記載されている。
【0016】消泡活性物質 本発明の消泡活性物質はシリコーン油を単独で、又は炭
化水素油又はろう(例えば石油ゼリー)のような他の消
泡活性物質と組合せて含むものでなければならない。
【0017】シリコーン油はポリシロキサンである。消
泡活性物質として使用されるものは次の一般式:
【0018】
【化1】
【0019】(式中、R及びR1 は同一又は異なるC1
〜C6 のアルキル基又はアリール基であり、xは少なく
とも20の整数である)を有する。
【0020】好ましいポリシロキサンは前記一般式にお
けるR及びR1 が共にメチル基であるポリジメチルシロ
キサンである。
【0021】ポリシロキサンは通常、分子量500〜2
00,000を有し、概して不揮発性で50mm2 s〜2
×106 mm2 sの動粘度を有する。好ましくは、ポリシ
ロキサンは25℃で5×102 〜5×104 mm2 s、最
も好ましくは3×103 〜3×104 mm2 sの動粘度を
有する。ポリシロキサンの末端は通常トリメチルシリル
基でブロックされているが、他のブロック基も適してい
る。
【0022】適切な市販されているポリシロキサンに
は、例えばDow Corning社製品で粘度50〜
5×104 mm2 sを有するポリジメチルシロキサン“S
ilicone 200 Fluids”がある。
【0023】便宜上、本明細書中、“シリコーン油”と
いう用語は液体ポリシロキサンを指すために使用する。
【0024】他の消泡活性物質も本発明の粒状成分に含
有され得る。このような物質は、それ自体が消泡活性物
質であるもの、又は他の消泡活性物質の活性を強化する
のを助ける消泡促進剤である。更に、消泡活性物質には
天然又は合成の脂肪酸エステル、例えば蜜ろう、カナウ
バろう、鯨脳油及びC16〜C22脂肪酸の合成脂肪酸エス
テルが包含される。
【0025】消泡促進剤の例には疎水性シリカ、燐酸ア
ルカリ及びEP−A−266863(Unileve
r)に記載されているアルカリ窒素化合物が包含され
る。シリコーン油は実際には常に疎水性シリカ粒子と共
に使用される。
【0026】重合体被覆 本発明で被覆物質として使用される重合体は、粒状洗剤
組成物の他の成分の溶解によって生成するアルカリ洗濯
液と接触すると溶解するようにアルカリ水溶液に溶解す
る必要がある。従って、重合体はpH10以上の水溶液に
溶解すべきである。好ましくはpH8.5以上の水溶液に
溶解する。
【0027】アルカリ性条件下で明らかに溶解するもの
であれば、中性又は酸性水溶液に溶解するものも本発明
の範囲に入る。
【0028】pH8.5における溶解性は、pH7における
溶解性よりも大であり得る。これは、使用の際に洗濯機
のディスペンサーに入る水が中性又は僅かに酸性であっ
ても、洗剤組成物が溶解するにつれてアルカリ性になる
ことが予期されるので有効である。重合体被覆の溶解性
が中性のpHにおけるよりもアルカリ性のpHにおける方が
大であるならば、消泡剤粒子の被覆は組成物の他の成分
より遅れて僅かに溶解するものと考えられる。
【0029】重合体は好ましくは、1種又はそれ以上の
オレフィン性不飽和単量体の重合体である。より好まし
くは、1種又はそれ以上の単量体は酸基、最良にはカル
ボン酸基を含有する。このような基が存在するとアルカ
リ性条件下での溶解性を与える。更に特に、重合体はア
クリル酸、メタクリル酸又はエタクリル酸の単一又は共
重合体であってもよい。このような単量体はイオン化し
得る酸基が存在しない他の単量体と共重合し得る。この
ような他の単量体には、例えばN−ブチルアクリル酸エ
ステルのようなアクリル酸及びメタクリル酸のエステル
が包含される。このような単量体としては、更にスチレ
ン及び酢酸ビニルが例示される。
【0030】適切な被覆重合体の一例はアルカリ可溶性
のラテックスであり、その成分単量体は: スチレン 10重量% N−ブチルアクリル酸エステル 60 〃 メタクリル酸 30 〃 である。このようなラテックスはP.P.E.1061
の呼称の下にNational Starchから市販
されている。
【0031】アルカリ可溶性のラテックスの更なる例に
はRohm & Hass社から市販されている“Eu
dragit”(商標)、例えばメタクリル酸とメタク
リル酸メチルの共重合体であるEudragit S1
2.5(商標)及びEudragit S100(商
標)がある。
【0032】重合体被覆は被覆した消泡剤粒子の7〜1
5重量%(被覆厚さ15〜55μmに相当する)を占
め、消泡剤成分粒子上の被覆層を形成するために使用さ
れる重合体の量は、粒子内に油性消泡剤を適当に封入す
るが、消泡剤が不当に放出するのを遅らせるように選択
される。重合体被覆の最適な量は、ある程度被覆を形成
するのに使用される重合体成分に依存する。消泡剤成分
の最適な量は、以下の実施例に記載した方法で実験的に
決定し得る。
【0033】その記載内容が本明細書に参考により包含
されるEP−A−54174(Unilever)に記
載されているように、重合体被覆の適用は、好ましくは
流動床で実施される。この方法では、重合体ラテックス
を被覆される粒子の流動床に導入し、その際流動床は重
合体のガラス転移温度より最大10℃低い温度に保持さ
れている。流動床の温度はガラス転移温度以上であって
も良いが、好ましくはそれより20℃以上であってはな
らない。
【0034】このような被覆方法では、重合体は30℃
〜80℃の範囲のガラス転移温度を有することが望まし
い。
【0035】他の被覆方法も使用し得る。その1つに、
Manesty MachinesLtdで製造され、
通常医薬工業で錠剤被覆に用いられる側面入口ドラム機
のAccela Cotaを用いるものがある。
【0036】付加被覆 アルカリ可溶性重合体被覆の効果は更に、重合体被覆の
内側又は外側に付加被覆を設けることによって強化し得
る。例えば、シリケートフィルム被覆を、本発明で必須
の合成重合体による被覆の前に、粒子に適用し得る。或
いは、本発明によりアルカリ可溶性の重合体で粒子を被
覆し、次いでポリエチレングリコールのような水溶性物
質の外側被覆を設けてもよい。
【0037】付加被覆は、粒子の0〜15%を構成し得
る。
【0038】各成分の好ましい割合 多孔性無機担体に担持される消泡活性物質の合計量(活
性物質及び任意の消泡促進剤)は、消泡剤の全量に対し
て好ましくは4〜50%、更に好ましくは10〜40
%、最も好ましくは12〜35%(重量)である。担体
は好ましくは消泡剤成分の全量に対して35〜91%、
更に好ましくは45〜90%、最も好ましくは50〜8
5%(重量)である。
【0039】消泡活性物質及び消泡促進剤の両方が存在
する場合には、多孔性担体に担持される消泡物質の全量
に対して消泡活性物質は1〜99重量%であり、消泡促
進剤は99〜1重量%である。好ましくは消泡活性物質
は、存在する消泡物質の全量に対して75〜90%を構
成し、残部が消泡促進剤からなる。
【0040】ポリシロキサンは存在する消泡活性物質の
35〜100%、消泡促進剤を含めた消泡物質の全量の
30〜90%を構成する。このようにポリシロキサンの
量は、好ましくは消泡剤成分の1.5〜50%、更に好
ましくは3〜40%である。
【0041】製造方法 消泡活性物質を吸着した担体粒子の製法は、公知文献、
例えばすでに掲げたEP−A−266863(Unil
ever)、EP−A−206522(Unileve
r)及びEP−A−71481(Unilever)の
実施例に詳細に記載されている方法に従って実施し得
る。
【0042】粒子への良好な被覆フィルムを得るため
に、粒子は球状で非多孔性であることが好ましい。粒子
は、Rowe in Pharmacy Intern
ational,1985年5月,p119〜123に
記載されている方法によって球状化され、その多孔性は
減少、もしくは消失される。
【0043】洗剤組成物 本発明の粒状消泡成分からなる被覆粒子は粒状洗剤組成
物に配合される。このような組成物は0.1〜5%、好
ましくは0.2〜3%、最も好ましくは0.5〜2重量
%の消泡成分を含み得る。洗剤組成物は、通常1種又は
それ以上の洗剤活性化合物及び1種又はそれ以上の洗剤
ビルダーを含有していると考えられる。洗剤組成物は通
常、1種又はそれ以上の他の一般的な洗剤成分、例えば
漂白物質、酵素、再付着防止剤及び螢光剤も含有し得
る。
【0044】適切な洗剤活性化合物は当該技術分野で公
知であり、石鹸及び非石鹸の陰イオン性、陽イオン性、
非イオン性、両性又は両イオン性洗剤活性化合物及びそ
の混合物から選択し得る、多くの適切な洗剤活性化合物
が市販されており、文献、例えばSchwartz,P
erry及びBerchによる“Surface Ac
tive Agents and Detergent
s”第I及びII巻に詳しく記載されている。
【0045】使用され得る洗剤活性化合物は石鹸及び合
成の非石鹸陰イオン性及び非イオン性化合物である。洗
剤活性化合物の混合物、例えば陰イオン性化合物の混合
物又は陰イオン性及び非イオン性化合物の混合物を洗剤
組成物に使用するのが好ましい。
【0046】粉末洗剤組成物の洗剤活性成分は、通常、
組成物の5〜40%、好ましくは8〜30重量%を占め
る。
【0047】洗浄ビルダーは可溶化又は水の硬度の原因
となるカルシウム塩及びマグネシウム塩の除去により硬
水を軟化させる働きをする物質である。洗浄ビルダーは
可溶性の無機化合物、特にトリポリ燐酸ナトリウムであ
る。更に水溶性の無機ビルダー化合物は、通常炭酸カル
シウムの沈殿を促進する種晶と共に使用される炭酸ナト
リウムである。一般的な不溶性の無機洗浄ビルダーはイ
オン交換化合物、特にアルミノケイ酸塩である。クエン
酸ナトリウム及びポリアクリレートのような有機の洗浄
ビルダーも使用し得る。洗剤組成物の洗浄ビルダー成分
は通常、洗剤組成物の1〜90重量%、好ましくは5〜
75重量%を占める。
【0048】漂白物質には無機の過塩及び有機の過酸の
ような過酸素系漂白化合物が包含される。過硼酸ナトリ
ウムは有機の過塩として好ましい。過塩、特に過硼酸塩
は漂白活性剤と共に使用し得る。漂白物質を存在させる
ならば、漂白物質は通常洗剤組成物の1〜30%、好ま
しくは5〜20%を占める。
【0049】洗剤組成物に通常含有される他の成分に
は、すべてが必須ではないけれども、アルカリけい酸
塩、汚れ放出剤、ナトリウムカルボキシメチルセルロー
スのような再付着防止剤、酵素、繊維柔軟剤、螢光増白
剤及び硫酸ナトリウムのような充填剤が包含される。
【0050】本発明の消泡成分を用いる洗剤組成物は、
溶解したときにアルカリ洗浄液を形成しなければならな
い。アルカリ度は、洗剤組成物がアルカリ性であること
が必要である通常の実施に準じ得るが、余りアルカリ性
が強いと繊維製品を損傷するし家庭で使用する際に危険
でもある。事実、組成物は使用する際洗濯水溶液にpH
8.5〜11を与えるのが好ましい。特に、家庭用製品
ではpH9.0〜10.5であるのが好ましく、より低い
pH値では洗浄効果が少なく、更に高いアルカリ性製品で
は間違って使用すると危険である。pHは、満足し得るア
ルカリ度が、使用時にすべての通常の製品濃度で確保さ
れ得るように、12°H(Ca)(フランス永久硬度、
カルシウムのみ)、50℃の水中、0.1%重量/容量
の最低通常使用濃度で測定される。
【0051】
【実施例】実施例1 消泡剤粒子をEP−A−266863(Unileve
r)に従って調製した。これらの消泡剤粒子の組成は: であった。
【0052】粒子は平均直径0.7mmであり、ふるいを
通過させて、ふるい上粒子を除いた。
【0053】これらの粒子を、Pharmacy In
ternational,1985年5月,p119〜
123に記載した縦型シリンダーの回転板を用いて球状
化した。次に、得られた球状の粒子を上記した、即ち: スチレン 10重量% N−ブチルアクリレート 60 〃 メタクリル酸 30 〃 組成を有するアルカリ可溶性ラテックスでフィルム被覆
した。
【0054】この重合体はガラス転移温度40℃を有
し、pH8.2又はそれ以上を有する水溶液に溶解する。
重合体被覆の量は、未被覆粒子に対して8重量%となる
ように調整した(被覆粒子約7.5重量%)。
【0055】重合体被覆は、Glatt流動床被覆装置
(Glatt EquipmentCorporati
on)を用いてEP−A−292314(Unilev
er)に記載してある技術を用いて実施した。重合体ラ
テックスを、US3253944(D E Wurst
er;Wisconsin AlumniResear
ch Foundation)に記載されており、EP
−A−292314(Unilever)に参照されて
いるWurster噴霧法により噴霧した。流動床温度
を重合体のガラス転移温度に近い42℃に保持した。
【0056】洗剤ベース粉末を、噴霧乾燥し、次の組成
を有するある種の成分を添加して調製した。
【0057】噴霧乾燥 重量% アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 8.3 エトキシル化脂肪族アルコール(平均7EO) 2.5 ゼオライト 23.3 マレイン酸/アクリル酸共重合体 4.5 ナトリウムカルボキシメチルセルロース 0.5 炭酸ナトリウム 5.5 少量成分 0.9 水 10.00後添加 炭酸ナトリウム 3.00 エトキシル化脂肪族アルコール(平均3EO) 4.21 ゼオライト 4.5 過硼酸ナトリウム・1水和物 16.3 テトラアセチルエチレンジアミン 4.5 水及び少量成分 100%まで。
【0058】被覆した粒子をベース粉末の試料に、被覆
した粒子:ベース粉末=1:10の重量比で添加した。
得られた混合物をポリエチレン袋に入れ、1分間激しく
振盪した。
【0059】比較として、重合体で被覆していない消泡
剤粒子を、最終混合物中の消泡活性物質の量が同量にな
るように計算した量粉末洗剤の試料に混合した。
【0060】これらの試料の洗濯機からの分配は、Ph
illips(商標)AWB126洗濯機に適合するよ
うなディスペンサーを用いてテストした。用量200g
の粉末を、ディスペンサーの主区画に入れ、10℃及び
フランス硬度12°の水道の水を5リットル/分の速度
で2分間流した。2分後に流れを停止し、過剰の水を注
出し、残りの湿った粉末の塊りを計り、その重量を当初
ディスペンサーに入れた乾燥粉末に対するパーセントで
表示した。テストを2回実施し、結果は次の通りであっ
た。: 湿った残留物 (%) ベースの粉末 ベース粉末+被覆粒子 ベース粉末+未被覆粒子 9.0 29.7 102 11.2 39.3 102 消泡剤粒子の被覆は未被覆粒子と比べて非常に良好な分
配性を有することが明らかである。
【0061】実施例2 消泡剤粒子を実施例1と同様にして調製し、次に未被覆
粒子の10重量%の量の同一重合体ラテックスで被覆し
た。
【0062】被覆した粒子を実施例1で使用したのと同
一のベース粉末の試料に加えた。加えた量は洗剤組成物
に対して4.9%であり、従って組成物はシリコーン油
0.6%を含有した。組成物を混合機中で15分間混合
し、完全に混合し且つ機械的処理、輸送及び貯蔵中に予
期し得る粒子の機械的損傷を刺激した。
【0063】得られた混合物の試料に、実施例1に記載
したような分配テストを行った。ただし、ディスペンサ
ーに残った湿った残留物を一定の重量になる迄オーブン
乾燥した。次にこの乾燥重量を、当初ディスペンサーに
入れた乾燥粉末に対するパーセントで表示する。3回の
テスト結果は次の通りであった: 湿った残留物 (%) ベースの粉末 ベース粉末+被覆粒子 ベース粉末+未被覆粒子 <10 10.7 70〜100 <10 31.5 70〜100 <10 14.4 70〜100 消泡剤の性質を、洗濯で発生する泡の高さを測定するこ
とによってチェックした。このテストでは、Miele
756洗濯機を使用し、40℃の主洗濯サイクルだけを
適用してきれいな木綿2.5kgを洗濯した。厚い(16
%)被覆の粒子についても同様にテストした。粉末20
0gを各洗濯に使用し、注入口の水の温度は10℃であ
った。また硬度は12°フランス硬度であった。結果は
次の通りであった。
【0064】 泡の高さ(cm) 洗濯時間(分) 未被覆粒子 10%重合体被覆 16%重合体被覆 0 0 0 0 5 0 5 35 10 0 0 68 15 0 0 0 30 8 18 17 45 40 40 60 60 95 100 100 表から分るように、10%重合体被覆を有する粒子は未
被覆粒子に消泡性を与える。16%重合体被覆を有する
粒子は洗濯の早期に不必要な量の泡を生成し、これは多
分、厚い重合体被覆が溶解するのに時間がかかり消泡活
性物質の放出が遅れたからである。
【0065】実施例3 消泡剤粒子は実施例1に記載したようにして製造した。
得られた球状の粒子を実施例1に記載したGlatt流
動床を用いて10.5wt%の被覆中性けい酸塩粒子を使
用して内側にフィルム被覆した。
【0066】次に粒子の外側を、Toroidal床
(Model 300,Oaktree Servic
es Limited,Faringdon,Oxfo
rdshire)を用いて、30%炭化水素ろう(融点
50℃)を65℃に加熱した後被覆した。
【0067】これらの消泡剤粒子は優れた分配性を有す
るが、発泡抑制力は乏しかった。この結果は、パラフィ
ンろうが洗濯サイクルの初期の温度よりも高い融点を有
し、それにより消泡剤が十分に移動し得ないことに起因
する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消泡活性シリコーン油を吸着した固体担
    体粒子からなる粒状消泡成分であって、該粒子が被覆さ
    れた消泡粒子の7〜15重量%の量の、オレフィン性不
    飽和カルボン酸を包含する1種又はその以上のオレフィ
    ン性不飽和単量体の重合体である、アルカリ水溶液に可
    溶性の有機重合体で被覆されていることを特徴とする粒
    状消泡成分。
  2. 【請求項2】 有機重合体が不飽和カルボン酸と1種又
    はそれ以上の他のオレフィン性不飽和単量体との共重合
    体である請求項に記載の成分。
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