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JPH0723352B2 - ウレタン基を含むジイソシアネートおよびそれらの製造方法 - Google Patents
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JPH0723352B2 - ウレタン基を含むジイソシアネートおよびそれらの製造方法 - Google Patents

ウレタン基を含むジイソシアネートおよびそれらの製造方法

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JPH0723352B2
JPH0723352B2 JP61011236A JP1123686A JPH0723352B2 JP H0723352 B2 JPH0723352 B2 JP H0723352B2 JP 61011236 A JP61011236 A JP 61011236A JP 1123686 A JP1123686 A JP 1123686A JP H0723352 B2 JPH0723352 B2 JP H0723352B2
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    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウレタン基を含みかつ炭化水素溶媒に可溶な新
規なジイソシアネート、およびそれらの製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
ウレタン基を含みかつ芳香族または脂肪族ジイソシアネ
ートを基質とするポリイソシアネートおよび低分子量多
価アルコールはラッカー技術に用いられるポリイソシア
ネートの重要な群を構成する[G.W.ベッカ(Becher)、
およびD.ブラウン(Brown)による工業材料ハンドブッ
ク(Kunst−stoff Handbuch)ミュンヘン、カールハン
ザ出版(Carl Hanser Verlag)、第7巻「ポリウレタ
ン」、第2版、特に第3・3・2・1章を参照のこ
と]。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようなウレタン基を含むポリイソシアネートをそれ
らの基質とするジイソシアネートモノマと比較した場合
の利点は、それらが揮発性でなくしたがってその取扱い
がより容易でか安全な点にある。それらは一般的にはグ
リセロール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオ
ールおよび/またはペンタエリスリット等のような低分
子量ポリオールを場合によりジオールと混合して過剰量
の2,4−ジイソシアネートトルエン、1−イソシアネー
ト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアネートメチルシ
クロヘキサン(イソホロンジイソシアネート:IPDIと略
称)、または1,6−ジイソシアネートフキサンなどのよ
うな簡単なジイソシアネートと反応させることによって
調製される。この反応はウレタンの生成を伴ないそして
次いで過剰の未反応の出発ジイソシアネートが蒸留によ
って除去される。ウレタン基を含むポリイソシアネート
は一般に溶媒中の溶液として用いられる樹脂状の物質で
ある。溶媒は一般的にたとえば酢酸エチルまたはエチル
グリコール等の酢酸エステルなどのような極性溶媒を場
合によって炭化水素などのような僅かに極性を示す溶媒
と混合したものである。炭化水素だけを溶媒として用い
ることは得られる溶液が放置されたりまたは作業粘度に
希釈されたりする際極めて不透明になり、したがって使
用できなくなるので一般には可能ではない。二成分のポ
リウレタンラッカー中におけるラッカーポリイソシアネ
ートのための有力な共反応体として用いられる多くのポ
リエステルポリオールおよびアルキド樹脂もまた実際に
は炭化水素溶媒中における溶液として用いられるが、前
記従来技術におけるラッカーポリイソシアネートの炭化
水素溶媒についての不充分な溶解性または非相溶性のた
めに、炭化水素溶媒中に溶解したポリオール成分をラッ
カーポリイソシアネートの溶液と混合する場合に、ポリ
イソシアネート成分を予め極性および非極性溶媒の混合
物中に溶解しておいても、溶液がしばしばくもりを生じ
たりまたは沈澱が生じたりする。このようなくもりや沈
澱の形成はラッカーから得られるコーティングの表面の
光沢を低下させこれを損なわせる。
この結果として生じる極性溶媒、特に特定のエステル基
質の極性溶媒を従来技術で知られている二成分系ポリウ
レタンラッカー中において用いる必要性がもっとも一般
的に用いられている酢酸エステル等の極性溶媒が硬化し
たラッカーフィルム中に長時間にわたって小量残存する
という別の欠点をもたらす。ラッカーが外側に用いられ
したがって外気に曝らされると、これらのエステルが加
水分解を受けそして生成された酢酸が二つの大きな悪影
響を生じる。すなわいそれはラッカーフィルムおよび金
属に塗布されたラッカーにおける劣化に対して触媒作用
を及ぼし、かつラッカーによって与えられている防食作
用を減少させる。これらの要因はいずれもラッカー被覆
の寿命を減少させる。
したがって本発明の目的は僅かな極性のみを有する芳香
族炭化水素中で透明な溶液を形成するラッカーポリイソ
シアネートを提供し、かつ芳香族または脂肪族炭化水素
などのような非極性溶媒によって所要の作業濃度までさ
らに希釈することのできる溶液を提供することにある。
また本発明の目的は関連する従来技術のポリイソシアネ
ートよりも固有粘度が低くしたがってこれらのジイソシ
アネートについてのより高い固体物含有分における公知
の用途に用いられるジイソシアネートを提供することに
ある。
これらの問題は以下に記載する本発明のウレタン基を含
むジイソシアネートおよびこれも以下に記載するこれら
ジイソシアネートの調製のための本発明による方法によ
って解決することができた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は式: R1−[O(R2−O)n−CO−NH−R3−NCO] に対応し、随意に式: R4−(O−CO−NH−R3−NCO)m に対応するウレタン基を含む全重量を基準として約90重
量%まで好ましくは約50重量%までのポリイソシアネー
トとして随意に少量のウレタン基を含むポリイソシアネ
ートオリゴマと混合されたジイソシアネートに関する。
これらの式中において、R1は式: の基を表わし、 R2は式:−CH2−CH2−、 の基を表わし、 R3が場合によってエステル基を含みそして分子量が140
〜336の有機ジイソシアネートのイソシアネート基を結
合する二官能性炭化水素基を表わし、 R4は随意にエーテル基を含みそしてR1とは異なる炭素原
子2〜10のm−価の脂肪族炭化水素基を表わし、 mは2または3を表わし、そしてnが0,1または2を表
わす。
本発明はまた前記本発明によるこれらのイソシアネート
を調製するための方法において、式: R3(NCO) に対応するジイソシアネートを式: R1−[O−(R2−O−)nH] の二価アルコールと、またはこれらのアルコールと式: R4(OH)m のアルコールとの混合物と、NCO/OH当量比を約1.7:1〜1
5:1として反応させてウレタン基を生成させ、反応の終
期になお存在する出発ジイソシアネートをウレタン基を
含むポリイソシアネートの量を基準として最大2%の残
量にまで除去し、ここでR1、R2、R3、R4、mおよびnが
前記定義の意味を有することを特徴とする前記方法に関
する。
本発明によるジイソシアネートあるいは本発明によるジ
イソシアネートとポリイソシアネートとの混合物(イソ
シアネート基のためのマスキング剤によって遮蔽されて
いてもよく、また他の遮蔽されていてもよいポリイソシ
アネートと混合されていてもよい)は、一成分または二
成分のポリウレタンラッカー中における結合剤または結
合剤成分として用いられ得る。
本発明の方法においては以下の出発原料が用いられる。
1.一般式: R3(NCO) (式中R3は前記の意味を有しかつ好ましくは随意にアル
キル置換されおよび/または随意にメチレン橋を含む炭
素原子数合計6〜15の二価の芳香族炭化水素基;随意に
エステル基を含む炭素原子が合計4〜18の二価の飽和脂
肪族炭化水素基;随意にアルキル置換されおよび/また
は随意にメチレン橋を含む炭素原子合計6〜15の脂環式
炭化水素基;随意にアルキル置換基を含む炭素原子合計
7〜15の脂肪族−脂環式炭化水素基;またはキシリレン
基を表わす。ここで「芳香族」、「脂肪族」、「脂環
式」および「脂肪族−脂環式」という用語はイソシアネ
ート基に付加されている炭素原子の性質を指している。
基R3はもっとも好ましくは1,6−ジイソシァネートヘキ
サン、イソホロンジイソシアネート、または2,4−ある
いは2,6−ジイソシアネートトルエンのイソシアネート
基を結合する炭化水素基である。適当なジイソシアネー
トの任意の混合物もまた出発原料として用いられる。
以下は適当なジイソシアネートの例である:1,4−ジイソ
シアネートブタン、1,5−ジイソシアネートヘプタン、
1,6−ジイソシアネートヘキサン、1,8−ジイソシアネー
トオクタン、1,10−ジイソシアネートデカン、1,12−ジ
イソシアネートドデカン、2,2,4−トリメチル−1,6−ジ
イソシアネートヘキサンと2,2,4−トリメチル−1,6−ジ
イソシアネートヘキサンとの異性体混合物、2−メチル
−1,5−ジイソシアネートペンタン、2,2−ジメチル−ジ
イソシアネートペンタン、ω−イソシアネート−カプロ
ン酸−(2−イソシアネートエチル)−エステル、α,
ω−ジイソシアネートカプロン酸エチルエステル、1,4
−および1,3−ジイソシアネートシクロヘキサン、1−
イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアネ
ートメチルシクロヘキサン、1,4−および1,3−ジイソシ
アネートメチルシクロヘキサン、2,4−および4,4'−ジ
イソシアネートジシクロヘキシルメタン、4,4'−ジイソ
シアネートジシクロヘキシルプロパン−(2,2)、1,3−
および1,4−ジイソシアネートベンゼン、2,4−ジイソシ
アネートトルエン、2,6−ジイソシアネートトルエン、
2,4−および4,4'−ジイソシアネートジフェニルメタ
ン、4,4'−ジイソシアネートジフェニルプロパン−(2,
2)、1,3−および1,4−キシリレンジイソシアネートあ
るいはα,α,α′,α′−テトラメチル−mあるいは
p−キシリレンジイソシアネート、ナフチレン−1,5−
ジイソシアネートおよびこれらの化合物の混合物。2,4
−ジイソシアネートトルエン、その2,6−ジイソシアネ
ートトルエン、1,6−ジイソシアネートヘキサン、およ
びイソホロンジイソシアネートとの市販の混合物が本発
明による方法のための出発原料として特に好ましい。2,
4−および2,6−ジイソシアネートトルエンの市販の混合
物が特に好ましい。
2.一般式 R1−[O−(R2−O−)nH] (式中、R1、R2およびnはすでに述べた意味を有する)
に対応する脂肪族ジオール、 nが0である前記一般式に対応するジオールが特に好ま
しい。このようなアルコールの代表的な例としては、特
に好ましい2,2,4−トリメチル−ペンタンジオール−
(1,3)、1分子当りについて4個までのエーテル酸素
原子(統計的平均値として)を含んでいてもよいそのエ
ーテル基含有エトキシル化および/またはプロポキシル
化生成物ならびに非エステル化ジオール1モル当りにつ
いて4モルまでのε−カプロラクタムを有するそのエス
テル基含有付加化合物が挙げられる。
3.前記2の二価アルコールは式: R4(OH)m (式中、R4およびmはすでに述べた意味を有する)に対
応する多価アルコールとの混合物として随意に本発明の
方法に用いられる。
以下はこのような多価アルコールの例である:1,2−ジオ
キシエタン、1,2−および1,3−ジオキシプロパン、1,6
−ジオキシヘキサン、ネオペンチルグリコール、1,1,1
−トリス−(オキシメチル)−プロパン、(トリメチロ
ールプロパン)、グリセロールならびにR4についての前
記定義に合致する種類の簡単な前記多価アルコールのエ
トキシル化および/またはプロポキシル化物。もとよ
り、このようなアルコールの任意の混合物を用いること
もできる。
3に述べた多価アルコールを本発明の方法に用いる場合
には、前記の種類の混合物がかゝる方法の生成物として
得られるような量で用いられる。3で述べた多価アルコ
ールは一般に本発明に必須の2で述べたジオールを基準
として300モル%まで、好ましくは100モル%までの量で
用いられる。
本発明の方法を実施するためには、1で例示したジイソ
シアネートを2で例示したジオールおよび随意に3で述
べた多価アルコールと約0℃〜150℃、好ましくは約40
℃〜120℃の温度で、そしてヒドロキシル基に対するイ
ソシアネート基の約1.7:1〜15:1、好ましくは約3:1〜8:
1の範囲の当量比に対応する量で反応させてウレタン形
成を行なわせるようにする。ジイソシアネートに対して
2で例示したジオールそして随意に3に述べた多価アル
コールが好ましく加えられる。反応は好ましくは何等の
触媒を用いずにそして特にイソシアネート基の三量化の
ためには何等の触媒を用いずに行なわれる。反応は、特
にNCO/OH当量比が前記の範囲の低い側にあるときは少量
のオリゴマ、すなわち鎖長を延長されたウレタン基を含
むポリイソシアネートの生成を伴なう。次いでこれらの
ポリイソシアネートはまた本発明のジイソシアネートと
混合されて存在するが、それらが目的生成物の有用性を
損なうことはない。過剰の出発ジイソシアネートモノマ
を含まない目的生成物の全重量を基準とするそれらの割
合いは一般的に約30重量%以下そちえ好ましくは約20重
量%以下である。この反応の終期に存在する全ての出発
ジイソシアネートモノマは一般に薄層蒸留(たとえば薄
層蒸留装置を用いる)または抽出(たとえば抽出剤とし
てn−ヘキサンを用いる)によってウレタン基含有生成
物中における残留ジイソシアネートモノマ含有が最大2
重量%、好ましくは1重量%以下になるように除去され
る。したがって、本発明の好ましいジイソシアネート−
ポリイソシアネート組成物はウレタン改質ポリイソシア
ネートの合計量を基準として出発ジイソシアネートR
3(NCO)の含有分が最大2重量%好ましくは最大1重
量%であることを特徴とする。
本発明によるウレタン基含有ラッカーポリイソシアネー
トはベンゼン、トルエン、キシレンまたはその他のアル
キルベンゼン等のような炭化水素中で透明な溶液を形成
し、かつこれらの溶媒によって希釈することができる。
それらはまたそれらが通常は芳香族炭化水素によって溶
解しないすなわち希釈することのできないポリイソシァ
ートと共に用いられるような可溶化作用を有しており、
したがってこのような混合物もまた芳香族炭化水素に可
溶でありかつそれらによってくもりを生じることなく希
釈することができる。このようにして本発明による純粋
なウレタン基含有ジイソシアネートだけではなく、式: R4−(O−CO−NH−R3−NCO)m に対応するジイソシアネートととのそれらの混合物もま
た前記例示した芳香族炭化水素中に可溶でありかつそれ
らによって希釈できることが発見された。芳香族炭化水
素によるこの可溶性および希釈性はイソシアネート基が
遮蔽されていても僅かだけしか減少されない。本発明の
ジイソシアネートおよび最後に挙げた一般式のポリイソ
シアネートととのそれらの混合物のための適当なマスキ
ング剤としては、フェノール、クレゾール、トリメチル
フェノールおよびtert−ブチルフェノールなどのような
モノフェノール;tert.−ブタノール、tert.−アミルア
ルコールおよびジメチルフニルカルビノールのような第
三級アルコール;エチルアセトアセテートおよびアセチ
ルアセトンなどのような容易にエノールを形成する化合
物;アルコール部分に1〜8の炭素原子を有するマロン
酸ジエステルなどのようなマロン酸誘導体;第二級芳香
族アミンが挙げられる。全てのこれらの基本的に公知の
種類のラッカーは好ましくはコーティング化合物を含む
溶媒の形態として調製されかつ使用される。
これらの好ましい一成分ラッカーにおいては、必須の結
合剤成分は一般に遊離イソシアネート基を含む比較的高
分子量のプレポリマを基質とし、このプレポリマは、
(a)前記1で例示した形式の簡単なジイソシアネート
および(b)当量以下の比較的高分子量のポリヒドロキ
シル化合物を基質とする。これらの比較的高分子量のポ
リヒドロキシル化合物は一般に分子量が約500〜4000の
範囲で平均官能度が一般に2〜4であるポリエステルま
たはポリエーテルポリオールである。第三級窒素原子を
含む前記範囲内の分子量を有するポリエーテルポリオー
ルが特に好ましい。これらはたとえば第一級または第二
級アミノ基を含む適当な出発分子のプロポキシル化によ
って調製される。たとえば適当なポリエーテルポリオー
ルがエチレンジアミンのプロポキシル化によって得られ
る。
この必須の結合剤成分の他に、前記一成分ラッカーはま
た一般に低級分子量のラッカーポリイソシアネートを含
むが、これはもしこれらをも一成分結合剤中に用いるこ
とによってはじめて所要の機械的特性が硬化されたラッ
カー被覆中に得られるからである。この目的のために従
来用いられている低分子量のポリイソシアネートとして
は、たとえば3モルの2,4−ジイソシアネートトルエン
および1モルのトリメチロールプロパンの反応生成物等
のようなウレタン基含有ポリイソシアネートが挙げられ
るが、本発明によるウレタン基含有ジイソシアネートま
たは式: R4−(O−CO−NH−R3−NCO)m のウレタン基含有ポリイソシアネートとそれらの前記混
合物を、一成分ラッカー中において従来用いられていた
比較的低分子量のラッカーポリイソシアネートの代りに
用いると、芳香族溶媒によって実質的に制限なく希釈す
ることができる一成分ラッカーを得る可能性がもたらさ
れた。
これらの手段によって粘度が極めて低く、高度に濃縮さ
れた水分−硬化性の一成分系ラッカーが得られる。また
同時に、芳香族炭化水素中に可溶でかつ芳香族液中から
適用することのできる水分硬化性の一成分ラッカーは本
発明のジイソシアネートを前記例示した比較的高分子量
のポリヒドロキシル化合物と反応させることによっても
得られる。
本発明のジイソシアネートまたは「二成分ラッカー」中
における前記一般式のポリイソシアネートとそれらの混
合物をこの目的のためにこれまで用いられていたラッカ
ーポリイソシアネートの代りにまたはそれらと組合せて
用い、または対応する遮蔽されたポリイソシアネートを
熱硬化性の一成分ラッカー中に用いることによって、こ
れらの種類のラッカーを芳香族溶媒によって希釈しある
いはこれらから施用することができる。すでに述べたよ
うに、前記の効果を得るためには多くの場合において公
知の二成分ラッカー中におけるポリイソシアネート成分
の一部分のみを本発明のジイソシアネートまたはポリイ
ソシアネート混合物によって置換するだけで充分である
が、これは本発明のジイソシアネートがそうでなければ
芳香族溶媒中で透明な溶液を形成しないようなラッカー
ポリイソシアネートに対して可溶化作用を及ぼすことが
多いためである。
従来から用いられているラッカーポリイソシアネートの
本発明の生成物による前記部分的なまたは完全な置換の
他、本発明のジイソシアネートおよびポリイソシアネー
ト混合物は公知の出発原料および助剤と共に用いられ、
これらについての情報は当該技術分野の文献[たとえば
エイチ・キッテル(H.Kittel)のラッカーおよび被覆教
本(Lehrbuchder Lacke und Beschichtungen Lehrbuc
h)第III巻、ダヴリュー・エイ・コロンブ(W.A.Colom
b)、1976年出版]に見出される。この点については、
特に二成分ラッカーにおいて、本発明のジイソシアネー
トおよびポリイソシアネート混合物が前記例示のポリエ
ステルおよびポリエーテルポリオールだけではなくポリ
ウレタンラッカー化学で公知のポリオキシポリアクリレ
ートとも組合わされることに注意すべきである。分子量
が500以下の低分子量多価アルコールがこのような二成
分ラッカーのポリオール成分の一部が形成する。
前記の二成分ラッカーおよび熱硬化性の一成分ラッカー
はいずれも好ましくはポリイソシアネート成分およびイ
ソシアネート反応性成分を含み、好ましくはポリオール
成分を遊離または遮蔽された各イソシアネート基につい
て約0.8〜3、好ましくは約0.9〜1.1のイソシアネート
反応性基好ましくはヒドロキシル基に対応する量で含
む。本発明のジイソシアネートまたはポリイソシアネー
ト混合物はまた理論的には前記例示した種類のヒドロキ
シル化合物に加えてイソシアネート反応性化合物として
のアミン鎖長延長剤を随意に含むラッカー系中において
も用いられる。これらのアミン性の鎖長延長剤は一般に
たとえばポリケチミンまたはオキサゾリジンなどの遮蔽
されたポリアミンであって、これらは大気中の水分の作
用下で遊離のアミン基を形成する。イソシアネート反応
性基を含むこの種の化合物を用いる際には、前記と同様
な当量比を維持すべきであり、そしてアミノ基(遮蔽)
がヒドロキシル基を部分的にもしくは完全に置換する。
結合剤成分としての本発明のジソシアネートまたはポリ
イソシアネート混合物を含むラッカーは木材のラッカー
処理に特に適しているが、それらは金属基材への塗布に
も適している。得られるラッカーフィルムは熱によって
退色することがなく、それらは大きな硬度、弾性、化学
的耐性および高度の光沢において顕著であると共に優れ
た耐摩耗性を有している。
以下の実施例において「パーセント」は重量%でありそ
して「部」で示される全ての数値は重量部を示す。
実施例 実施例1(調製例) 4002gのジイソシアネートトルエン(2,4−および2,6−
異性体の4:1比の混合物)を60℃に加熱した。134gのト
リメチロールプロパンと241.8gの2,2,4−トリメチルペ
ンタン−1,3−ジオールとの混合物をこのジイソシアネ
ートに導入して温度を2〜3時間で100℃に上昇させ
た。前記の時間の後、イソシアネート含有分は一定に保
たれた。薄膜蒸留装置で150℃/0.1mmにおいて蒸留する
ことによりこの粗製生成物から過剰のジイソシアネート
モノマを除いた。1750gの粘稠な樹脂が残渣として得ら
れ、これを無水キシレンに溶解させて75%溶液とした。
この透明な溶液のイソシアネート含有分は13.4%、色数
APHAは30(DIN 153409)そして遊離ジイソシアネートの
含有分は0.1%であった。
溶液の粘度は2300mPas/23℃であり溶液はキシレン、ト
ルエンまたはアルキルベンゼン混合物によって任意の割
合いに希釈することができた。
ゲルクロマトグラフ分析によればこの溶液の固体含有成
分が1モルの2,2,4−トリメチルペンタン−13−ジオー
ルおよび2モルのトリレンジイソシアネートからなる約
55.5%の本発明の付加物、1モルのトリメチロールプロ
パンおよび3モルのトリレンジイソシアネートからる約
29.3%の付加物および約15.2%のより高分子量の成分か
らなっていることが示された。
実施例2(用途例) 本実施例はキシレンに可溶で高品質の家具ラッカーの全
ての必要条件を満足する二成分ラッカーの調整を示す。
使用されるポリオール成分は298部の粉砕ナッツ脂肪
酸、350部の無水フタル酸、7部の無水マレイン酸、88
部のトリエチレングリコールおよび320部のトリメチロ
ールプロパンの通常の無溶媒縮合法によって生成される
アルキド樹脂である。この樹脂をキシレン中に溶解して
70%溶液とした。この溶液のヒドロキシル価は93であり
そして酸価は15であった。
100部のポリオール溶液を実施例1の57部のポリイソシ
アネートと混合し53部のキシレンによって作業粘度に希
釈した。前記のようにして調製した透明なラッカーポッ
ト寿命は56時間であった。
ラッカーフィルムの特性 210μmのダンベルコーティングローラ装置によって金
属に塗布したフィルムについて試験を行なった。
前記の透明なラッカーはラッカー塗布木材(家具)につ
いて特に適している。
実施比較例3〜17(調製例) 例3〜17を下記の表に要約する。例3〜13は本発明によ
るものであり、例14〜17は比較例である。
表に列記した反応生成物のために用いた調製方法は実施
例1に記載したものと全く同様であった:すなわち、ポ
リオールと過剰のジイソシアネートとの反応、反応で消
費されなかった過剰のジイソシアネートの薄層蒸留によ
る除去、および引きつづく蒸留残渣の溶液の生成であ
る。
以下のジイソシアネートを用いた。
HDI:1,6−ジイソシアネート IPDI:イソホロンジイソシアネートヘキサン TDI:4:1重量比の2,4−および2,6−ジイソシアネートト
ルエン 表中のデータに見られるように、例14〜17の生成物はキ
シレンまたはトルエン中に溶解せず極性溶媒中のそれら
の溶液でさえもこれらの炭化水素によって極めて僅かに
希釈できるにすぎない。本発明による生成物はこれに対
して前記の種類の炭化水素中に溶解しかつそれらによっ
て希釈することができた。極端なものまでも含めてあら
ゆる必要条件を満足する固体物の濃度を得ることができ
た(記載された希釈度は得られる固体含有分に照合す
る)。
実施例18(用途) 本実施例では唯一の溶液としてのキシレン中における高
濃度の溶液として調製および移送されかつ現場でキシレ
ンまたはその他の炭化水素によって所要の作業濃度に希
釈することのできる水分−硬化性の一成分ラッカーの調
製および特性について説明する。
一成分ラッカーを調製するために必要な遊離イソシアネ
ート基を含む比較的高分子量のプレポリマを以下のよう
にして調製した。
エチレンジアミンのプロポキシル化によって調製したヒ
ドロキシル価61の7400gのポリエーテルポリオールを133
0gの2,4−ジイソシアネートトルエンと混合し、この混
合物を3時間60〜80℃で反応させた。イソシアネート基
を含む得られたポリエーテルプレポリマをキシレン中に
おいて75%濃度で希釈した。
次いで944gのプレポリマ溶液を実施例7に記載した本発
明の1465gのポリイソシアネート溶液と混合し、そして
この混合物に対して130gのキシレンを加えた。濃度約70
%の水分−硬化性ラッカーのキシレン中における透明で
僅かに黄色味を帯びた溶液が得られた。
イソシアネート含有分:7.8% 23℃の粘度:500mPas キシレンによる希釈度:<10% 市販アルキルベンゼン 混合物による希釈度:<10% 色価(DIN 1662):1 (ラッカーの特性) このラッカーをキシレンによって45%の作業濃度に希釈
し、0.5%のジウチルスズジラウレートを触媒として加
え、そしてダンベルラッカーローラ装置(ギャップ幅0.
12mm)を用いてラッカーをガラス板に塗布した。
(特性) 砂乾燥(DIN 53 150):2時間 ケーニッヒ(DIN 53 157)による ペンジュラム硬度:24時間後150 これらの性質によれば本発明による生成物を唯一の溶媒
としての芳香族炭化水素において生成することのできる
高品質の一成分PURラッカーをつくるために用いられる
ことが示される。この溶媒を単独で用い得る可能性はふ
くれのないトップコートラッカーを約1mmの厚さで得る
ことを可能にする点で特に有利である。
以上本発明を説明のために詳細に説明したが、このよう
な詳細は単に前記の目的のためのものであり、したがっ
て当業者によれば、特許請求の範囲によって制限される
場合を除いて発明の要旨および範囲から逸脱することな
く種々の変形を行なうことができるものと解すべきであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 クラウス・ケーニツヒ ドイツ連邦共和国 デイー5090 レーヴア ークーゼン 1、ハイマンシユトラーセ 50 (72)発明者 ユールク・フレーリツヒ ドイツ連邦共和国 デイー5093 ブルシヤ イト 1、パツフエンレー 36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全重量を基準として約90重量%までの式: R4O−CO−NH−R3−NCO)m に対応するウレタン基含有ポリイソシアネートと混合さ
    れていてもよく並びに少量のウレタン基含有ポリイソシ
    アネートオリゴマと混合されていてもよい、式: R1OR2−OnCO−NH−R3−NCO〕 に対応するジイソシアネートであって、 R1が式: の基を表わし、 R2が式: −CH2−CH2−、 または−CO−(CH2− の基を表わし、 R3がエステル基を含んでいてもよい二官能性炭化水素基
    であって、分子量が132〜336の有機ジイソシアネートの
    イソシアネート基を結合する二官能性炭化水素基を表わ
    し、 R4がエーテル基を含んでいてもよくそしてR1とは異なる
    炭素原子2〜10のm価の脂肪族炭化水素基を表わし、 mが2または3を表わし、そして nが0,1または2を表わす、 前記ジイソシアネート。
  2. 【請求項2】R3が1,6−ジイソシアネートヘキサン、1
    −イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシア
    ネートメチル−シクロヘキサンまたは2,4−あるいは2,6
    −ジイソシアネートトルエンのイソシアネート基を結合
    する炭化水素基を表わし、そしてnが0である特許請求
    の範囲第1項記載のジイソシアネート。
  3. 【請求項3】ウレタン改質ジ−およびポリイソシアネー
    トの全量を基準として最大2重量%の式: R3(NCO) に対応するジイソシアネートモノマを含有する、特許請
    求の範囲第1項記載のジイソシアネート。
  4. 【請求項4】全重量を基準として約90重量%までの式: R4O−CO−NH−R3−NCO)m に対応するウレタン基含有ポリイソシアネートと混合さ
    れていてもよく並びに少量のウレタン基含有ポリイソシ
    アネートオリゴマと混合されていてもよい、式: R40R2−OnCO−NH−R3−NCO〕 に対応するジイソシアネートであって、 R1が式: の基を表わし、 R2が式: −CH2−CH2−、 または−CO−(CH2− の基を表わし、 R3がエステル基を含んでいてもよい二官能性炭化水素基
    であって、分子量が132〜336の有機ジイソシアネートの
    イソシアネート基を結合する二官能性炭化水素基を表わ
    し、 R4がエーテル基を含んでいてもよくそしてR1とは異なる
    炭素原子2〜10のm価の脂肪族炭化水素基を表わし、 mが2また3を表わし、そして nが0,1または2を表わす、 前記ジイソシアネートの製造方法において、 式: R3(NCO) に対応するジイソシアネートを、式: R1OR2−OnH〕 の二価アルコールまたはこれと式 R4(OH)m のアルコールとの混合物とNCO/OH当量比を約1.7:1〜15:
    1の範囲において反応させてウレタン基を生成し、そし
    て反応の終期になお存在する出発ジイソシアネートを随
    意に除去して反応生成物中におけるウレタン基を含まな
    い出発ジイソシアネートの割合いを最大2%までに減少
    させることを特徴とする前記方法。
  5. 【請求項5】R3が1,6−ジイソシアネートヘキサン,1−
    イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアネ
    ートメチル−シクロヘキサンまたは2,4−あるいは2,6−
    ジイソシアネートトルエンのイソシアネート基を結合す
    る炭化水素基を表わし、そしてnが0である、特許請求
    の範囲第4項記載の方法。
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