JPH0725035B2 - 自動ネジ締め機のクラッチ機構 - Google Patents
自動ネジ締め機のクラッチ機構Info
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- JPH0725035B2 JPH0725035B2 JP16386091A JP16386091A JPH0725035B2 JP H0725035 B2 JPH0725035 B2 JP H0725035B2 JP 16386091 A JP16386091 A JP 16386091A JP 16386091 A JP16386091 A JP 16386091A JP H0725035 B2 JPH0725035 B2 JP H0725035B2
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Links
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Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネジを列装した連結帯
をノーズ部材にセットして該連結帯を順次送りながら、
動力により回転駆動されるドライバビットによりビット
軸線上に送り込まれたネジを連結帯より外して建材等の
所望部位にネジ締めを遂行する自動ネジ 締め機に係
り、特にドライバビットの駆動軸より駆動力伝達を受け
てスライド移動するノーズ部材への駆動伝達力の結合・
切離を行なうクラッチ機構に関する。
をノーズ部材にセットして該連結帯を順次送りながら、
動力により回転駆動されるドライバビットによりビット
軸線上に送り込まれたネジを連結帯より外して建材等の
所望部位にネジ締めを遂行する自動ネジ 締め機に係
り、特にドライバビットの駆動軸より駆動力伝達を受け
てスライド移動するノーズ部材への駆動伝達力の結合・
切離を行なうクラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動ネジ締め機において、一般
にネジを列装支持した連結帯をネジ締め動作毎に一本ず
つドライバビットの軸線上に供給する為のネジ供給機構
は、ノーズ部材の初期動作を利用してネジ供給を行なう
構成を採用している。すなわち、ノーズ部材をネジ締め
を行なうべき建材等の部位に押し当てた最突出位置状態
から若干、ドライバ本体側にスライド移動した初期のス
トロークで連結帯に係合したホイールを一歯分回転させ
て一つのネジを位置づけ、続くノーズ部材のストローク
でドライバビットをネジに係合させて、外方に突出さ
せ、該ビットの回転駆動により所望部位におけるネジ締
めを遂行するようになっている。
にネジを列装支持した連結帯をネジ締め動作毎に一本ず
つドライバビットの軸線上に供給する為のネジ供給機構
は、ノーズ部材の初期動作を利用してネジ供給を行なう
構成を採用している。すなわち、ノーズ部材をネジ締め
を行なうべき建材等の部位に押し当てた最突出位置状態
から若干、ドライバ本体側にスライド移動した初期のス
トロークで連結帯に係合したホイールを一歯分回転させ
て一つのネジを位置づけ、続くノーズ部材のストローク
でドライバビットをネジに係合させて、外方に突出さ
せ、該ビットの回転駆動により所望部位におけるネジ締
めを遂行するようになっている。
【0003】例えば、この種の自動ネジ締め機は、米国
特許第4059034号、実公昭60−26921号、
実開平2−126776号等に開示されている。
特許第4059034号、実公昭60−26921号、
実開平2−126776号等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
公知のネジ締め機にあっては、ホイールによるネジ送り
動作が完了するまではドライバビットの先端部は、ネジ
に係合しない退避位置に留っていなければならないの
で、該ビット先端部をドライバ本体よりあまり長く突出
させておけない機構上の制約がある。この為、ビットが
ネジに係合し、ノーズ部材がドライバ本体内にスライド
移動しながらネジ締めを行なう動作において、そのスト
ロークを充分に長く設定し得ない問題がある。
公知のネジ締め機にあっては、ホイールによるネジ送り
動作が完了するまではドライバビットの先端部は、ネジ
に係合しない退避位置に留っていなければならないの
で、該ビット先端部をドライバ本体よりあまり長く突出
させておけない機構上の制約がある。この為、ビットが
ネジに係合し、ノーズ部材がドライバ本体内にスライド
移動しながらネジ締めを行なう動作において、そのスト
ロークを充分に長く設定し得ない問題がある。
【0005】上記問題は、特に、ネジ締め部位周辺に段
部等の凹凸が有ったり、ネジ穴がネジ締めの相手側面か
ら深く入った位置に設けられている場合などの作業環境
において特に顕著である。特に今日においては、ネジ締
めを行なう建材等にあって、ネジ頭が部材表面に出ない
ようにするデザイン上の観点等から、この様に深穴部位
等のネジ締め作業の必要性が増している。すなわち、こ
のような場合、ネジがネジ穴に案内される前に、周辺の
凹凸や相手側表面にネジ締め機の先端部が当って遮られ
てしまい、従って、ドライバビットがネジ締め部位に到
達し得ず、ネジ締め作業が不可能であるといった問題が
避けられなかった。他方、例えば、ドライバビットの突
出量を大きくする対策としてホイール径を大とする等の
工夫も考えられるが、該ホイールを支持するノーズ部材
を含めてネジ締め機全体の大型化、重量化、コストアッ
プ等の他の問題が発生するのであった。
部等の凹凸が有ったり、ネジ穴がネジ締めの相手側面か
ら深く入った位置に設けられている場合などの作業環境
において特に顕著である。特に今日においては、ネジ締
めを行なう建材等にあって、ネジ頭が部材表面に出ない
ようにするデザイン上の観点等から、この様に深穴部位
等のネジ締め作業の必要性が増している。すなわち、こ
のような場合、ネジがネジ穴に案内される前に、周辺の
凹凸や相手側表面にネジ締め機の先端部が当って遮られ
てしまい、従って、ドライバビットがネジ締め部位に到
達し得ず、ネジ締め作業が不可能であるといった問題が
避けられなかった。他方、例えば、ドライバビットの突
出量を大きくする対策としてホイール径を大とする等の
工夫も考えられるが、該ホイールを支持するノーズ部材
を含めてネジ締め機全体の大型化、重量化、コストアッ
プ等の他の問題が発生するのであった。
【0006】上述のような背景から本出願人は、回転駆
動されるドライバビットを有するドライバ本体と、該ド
ライバ本体に設けられたドライバビット駆動軸と、連結
帯上に列装支持されたネジをドライバビットの軸線上に
供給するネジ供給手段と、ドライバビットの軸線上でネ
ジを保持するチャック手段を備えたノーズ部材と、該ノ
ーズ部材をドライバビットの軸線に沿って相対的に摺動
可能に支持するとともに前記ドライバ本体に対して相対
的に摺動可能に支持されているスライド部材と、前記ド
ライバビット駆動軸からの駆動力を得て前記ノーズ部材
をドライバ本体より最も外方に突出した最突出位置から
該ドライバ本体の内方に向って移動した引込位置へスラ
イド移動させるノーズ部材移動手段と、該ノーズ部材移
動手段と前記ドライバビット駆動軸との間の駆動力伝達
の結合・切離を行なうクラッチ機構とを備え、前記クラ
ッチ機構の結合動作によって前記ノーズ部材移動手段に
よる引込動作を引起こし、これによってノーズ部材の最
突出位置よりの第1段目のスライド移動を行ない、続い
て該ノーズ部材ならびにスライド部材の引込位置までの
第2段目のスライド移動を行なうと共に引込位置に達し
たときに前記クラッチ機構の切離動作が遂行されてなる
自動ネジ締め機を提案している。
動されるドライバビットを有するドライバ本体と、該ド
ライバ本体に設けられたドライバビット駆動軸と、連結
帯上に列装支持されたネジをドライバビットの軸線上に
供給するネジ供給手段と、ドライバビットの軸線上でネ
ジを保持するチャック手段を備えたノーズ部材と、該ノ
ーズ部材をドライバビットの軸線に沿って相対的に摺動
可能に支持するとともに前記ドライバ本体に対して相対
的に摺動可能に支持されているスライド部材と、前記ド
ライバビット駆動軸からの駆動力を得て前記ノーズ部材
をドライバ本体より最も外方に突出した最突出位置から
該ドライバ本体の内方に向って移動した引込位置へスラ
イド移動させるノーズ部材移動手段と、該ノーズ部材移
動手段と前記ドライバビット駆動軸との間の駆動力伝達
の結合・切離を行なうクラッチ機構とを備え、前記クラ
ッチ機構の結合動作によって前記ノーズ部材移動手段に
よる引込動作を引起こし、これによってノーズ部材の最
突出位置よりの第1段目のスライド移動を行ない、続い
て該ノーズ部材ならびにスライド部材の引込位置までの
第2段目のスライド移動を行なうと共に引込位置に達し
たときに前記クラッチ機構の切離動作が遂行されてなる
自動ネジ締め機を提案している。
【0007】上記提案構成によれば、ノーズ部材が第1
段目のスライド移動を行なう間に連結体の1ピッチの送
り動作を遂行し、次の2段目のスライド移動ではノーズ
部材のみならずスライド部材も一緒に引込まれる構成と
なっている為、スライド移動のストロークを長くし得、
ドライバビットを送りホイールの径等に関連せずにより
長く外方に露出させることができるので従来機では対応
し得ない上述した凹凸部位におけるネジ締め作業を自由
に行なうことができる。
段目のスライド移動を行なう間に連結体の1ピッチの送
り動作を遂行し、次の2段目のスライド移動ではノーズ
部材のみならずスライド部材も一緒に引込まれる構成と
なっている為、スライド移動のストロークを長くし得、
ドライバビットを送りホイールの径等に関連せずにより
長く外方に露出させることができるので従来機では対応
し得ない上述した凹凸部位におけるネジ締め作業を自由
に行なうことができる。
【0008】上述の提案構成を具体化するに当り、ノー
ズ部材移動手段とドライバビット駆動軸との間の駆動力
伝達の結合・切離を行なうクラッチ機構としてば、ノー
ズ部材が引込位置に達したときにノーズ部材移動手段へ
の駆動力伝達を解除すると共に、他方、ネジ締め作業開
始に応じてノーズ部材を最突出位置からスライド移動さ
せるようにノーズ部材移動手段への駆動力伝達を行なう
必要がある。
ズ部材移動手段とドライバビット駆動軸との間の駆動力
伝達の結合・切離を行なうクラッチ機構としてば、ノー
ズ部材が引込位置に達したときにノーズ部材移動手段へ
の駆動力伝達を解除すると共に、他方、ネジ締め作業開
始に応じてノーズ部材を最突出位置からスライド移動さ
せるようにノーズ部材移動手段への駆動力伝達を行なう
必要がある。
【0009】このような機構として、例えば、ノーズ部
材の位置を検出するセンサを設けてセンサからの信号を
受けてアクチエータを作動させる構成も考えられるが、
アクチエータを動かす為の電気的コントローラを設置し
なければならず、自動ネジ締め機全体の小型化設計が困
難であると共に高価になる等の問題があった。又、この
ような電気的手段を用いずに機械的手段で行なう場合
に、クラッチの入・切動作を行なう為に部材相互の軸方
向の移動を通常行なうが、全体の小型化設計を果すため
には、軸方向の移動量を極力抑えた構成が期待されると
ころであった。
材の位置を検出するセンサを設けてセンサからの信号を
受けてアクチエータを作動させる構成も考えられるが、
アクチエータを動かす為の電気的コントローラを設置し
なければならず、自動ネジ締め機全体の小型化設計が困
難であると共に高価になる等の問題があった。又、この
ような電気的手段を用いずに機械的手段で行なう場合
に、クラッチの入・切動作を行なう為に部材相互の軸方
向の移動を通常行なうが、全体の小型化設計を果すため
には、軸方向の移動量を極力抑えた構成が期待されると
ころであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上記
に提案した構成に鑑みてなされたもので、その目的は、
自動ネジ締め機全体の小型化設計が容易であると共に作
動確実な自動ネジ締め機におけるクラッチ機構を提供す
るにある。
に提案した構成に鑑みてなされたもので、その目的は、
自動ネジ締め機全体の小型化設計が容易であると共に作
動確実な自動ネジ締め機におけるクラッチ機構を提供す
るにある。
【0011】上記目的達成の為に、本発明は上記提案構
成を前提とし、クラッチ機構が、前記ノーズ部材移動手
段に作動連結されるとともに回転によって該ノーズ部材
移動手段を作動させる従動軸と、該従動軸をドライバビ
ット駆動軸に回転結合させるさせる作動位置と両軸の回
転伝達を切離する不作動位置との間で移動可能な操作部
材と、前記ノーズ部材と共働し、該ノーズ部材の引込位
置への到来に応答して作動し該操作部材を不作動位置へ
移動させる第1の応答手段と、ドライバビット駆動軸の
回転始動に応答して該操作部材を不作動位置から作動位
置へ移動させる第2の応答手段と、よりなる構成を特徴
とする自動ネジ締め機のクラッチ機構を提案するもので
ある。
成を前提とし、クラッチ機構が、前記ノーズ部材移動手
段に作動連結されるとともに回転によって該ノーズ部材
移動手段を作動させる従動軸と、該従動軸をドライバビ
ット駆動軸に回転結合させるさせる作動位置と両軸の回
転伝達を切離する不作動位置との間で移動可能な操作部
材と、前記ノーズ部材と共働し、該ノーズ部材の引込位
置への到来に応答して作動し該操作部材を不作動位置へ
移動させる第1の応答手段と、ドライバビット駆動軸の
回転始動に応答して該操作部材を不作動位置から作動位
置へ移動させる第2の応答手段と、よりなる構成を特徴
とする自動ネジ締め機のクラッチ機構を提案するもので
ある。
【0012】又、上記本発明のクラッチ機構について、
更に、第2の応答手段に、ドライバビット駆動軸と一体
回転する回転部材と、該回転部材上に枢支された爪部材
と、前記操作部材の外周上に形成されるとともに前記爪
部材と、選択係合可能な螺旋状凹凸部とを備えた構成も
提案するものである。
更に、第2の応答手段に、ドライバビット駆動軸と一体
回転する回転部材と、該回転部材上に枢支された爪部材
と、前記操作部材の外周上に形成されるとともに前記爪
部材と、選択係合可能な螺旋状凹凸部とを備えた構成も
提案するものである。
【0013】上記本発明の構成によれば、ノーズ部材移
動手段によってノーズ部材が引込位置へ移動させられた
ときに、該ノーズ部材の位置に応答して第1の応答手段
が操作部材に係合して不作動位置へ移動させるので、ク
ラッチ切離状態に切換わり、ノーズ部材移動手段への駆
動力伝達が断たれ、ノーズ部材の引込動作が終了する。
他方、不使用状態において最突出位置にあるノーズ部材
をネジ締め作動開始に応答して引込むために、第2の応
答手段がドライバビット駆動軸の回転により作動して操
作部材が不作動位置から作動位置へ移動し、これにより
クラッチ結合状態となり、ノーズ部材移動手段への駆動
力伝達がなされ、ノーズ部材の引込動作が開始される。
動手段によってノーズ部材が引込位置へ移動させられた
ときに、該ノーズ部材の位置に応答して第1の応答手段
が操作部材に係合して不作動位置へ移動させるので、ク
ラッチ切離状態に切換わり、ノーズ部材移動手段への駆
動力伝達が断たれ、ノーズ部材の引込動作が終了する。
他方、不使用状態において最突出位置にあるノーズ部材
をネジ締め作動開始に応答して引込むために、第2の応
答手段がドライバビット駆動軸の回転により作動して操
作部材が不作動位置から作動位置へ移動し、これにより
クラッチ結合状態となり、ノーズ部材移動手段への駆動
力伝達がなされ、ノーズ部材の引込動作が開始される。
【0014】又、第2の応答手段は、回転部材上に枢支
された爪部材が操作部材上の螺旋状凹凸部に係合した状
態で回転部材と共に旋回することにより自動的に作動位
置への操作部材の移動復帰がなされる。
された爪部材が操作部材上の螺旋状凹凸部に係合した状
態で回転部材と共に旋回することにより自動的に作動位
置への操作部材の移動復帰がなされる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るクラッチ
機構を備えた自動ネジ締め機の実施例を説明する。
機構を備えた自動ネジ締め機の実施例を説明する。
【0016】図1にはこの自動ネジ締め機の先端部を示
してあるが、10は内部に軸線X−Xに沿うドライバビ
ット12を収容したドライバ本体、14はチャック1
6,ネジ供給機構18を配設するとともに、ネジ20を
間隔をおいて列装した合成樹脂製の連結帯22を案内す
るガイド面14aを備えたノーズ部材、24はドライバ
本体10とノーズ部材14との間に介在し相互に摺動可
能な関係におかれたスライド部材、26はこれらドライ
バ本体10、ノーズ部材14及びスライド部材24の3
部材相互間の固定ならびに解除を選択的に遂行する連携
機構である。
してあるが、10は内部に軸線X−Xに沿うドライバビ
ット12を収容したドライバ本体、14はチャック1
6,ネジ供給機構18を配設するとともに、ネジ20を
間隔をおいて列装した合成樹脂製の連結帯22を案内す
るガイド面14aを備えたノーズ部材、24はドライバ
本体10とノーズ部材14との間に介在し相互に摺動可
能な関係におかれたスライド部材、26はこれらドライ
バ本体10、ノーズ部材14及びスライド部材24の3
部材相互間の固定ならびに解除を選択的に遂行する連携
機構である。
【0017】図1においてノーズ部材14は最突出位置
にあり、この位置は 該ノーズ部材14がドライバ本体
10より最も離間する方向(図において右方)に突出し
た状態で、ネジ締め動作の開始状態あるいは休止状態で
ある。該最突出位置において、ノーズ部材14は該部材
14に螺合したネジ頭部よりなるストッパ28がスライ
ド部材24の開口30の一端に当接して突出方向の位置
が規制され、又、スライド部材24は連携機構26によ
りドライバ本体10に軸線X−Xに沿う相対的なスライ
ド移動不能状態に固定されている。
にあり、この位置は 該ノーズ部材14がドライバ本体
10より最も離間する方向(図において右方)に突出し
た状態で、ネジ締め動作の開始状態あるいは休止状態で
ある。該最突出位置において、ノーズ部材14は該部材
14に螺合したネジ頭部よりなるストッパ28がスライ
ド部材24の開口30の一端に当接して突出方向の位置
が規制され、又、スライド部材24は連携機構26によ
りドライバ本体10に軸線X−Xに沿う相対的なスライ
ド移動不能状態に固定されている。
【0018】連携機構26は、球体よりなる転動体3
2、これを収容するスライド部材24のスリーブ壁24
aに形成した透孔34、スリーブ壁24aの外周面に摺
接するドライバ本体10のスリーブ壁10aの内周面に
形成した凹部36、前記スリーブ壁24aの内周面に摺
接するノーズ部材14のスリーブ壁14bの外周面に形
成した凹部38を有する。
2、これを収容するスライド部材24のスリーブ壁24
aに形成した透孔34、スリーブ壁24aの外周面に摺
接するドライバ本体10のスリーブ壁10aの内周面に
形成した凹部36、前記スリーブ壁24aの内周面に摺
接するノーズ部材14のスリーブ壁14bの外周面に形
成した凹部38を有する。
【0019】ノーズ部材14が最突出位置にあるとき、
転動体32はノーズ部材14の凹部38とは合致した状
態になく、他方ドライバ本体10の凹部36に合致し
て、これに図示のごとく部分的に係合し、該転動体32
によりスライド部材24とドライバ本体10とが上述の
ごとく相対移動不能に固定されている。転動体32を含
む連携機構26は、この実施例において直径方向に対向
して一組ずつ設けられている。各凹部36,38は転動
体32の球面を部分的に受入れる円錐台状の穴形状で、
図示のごとく、凹部の周壁面が若干、外に向って開く傾
斜面構成で、この傾斜面が転動体32に対して外方へ押
し出す分力を付与する。これにより、転動体32の、よ
りスムーズな切換移動が可能である。
転動体32はノーズ部材14の凹部38とは合致した状
態になく、他方ドライバ本体10の凹部36に合致し
て、これに図示のごとく部分的に係合し、該転動体32
によりスライド部材24とドライバ本体10とが上述の
ごとく相対移動不能に固定されている。転動体32を含
む連携機構26は、この実施例において直径方向に対向
して一組ずつ設けられている。各凹部36,38は転動
体32の球面を部分的に受入れる円錐台状の穴形状で、
図示のごとく、凹部の周壁面が若干、外に向って開く傾
斜面構成で、この傾斜面が転動体32に対して外方へ押
し出す分力を付与する。これにより、転動体32の、よ
りスムーズな切換移動が可能である。
【0020】尚、ドライバ本体10、ノーズ部材14及
びスライド部材24は、軸線X−X周りに相対回転しな
いようにされている。すなわち、ノーズ部材14上のス
トッパ28が進入しているスライド部材24の開口28
は、その幅がストッパ28を丁度、軸方向にスライドさ
せるだけの寸法になっているので、この関係により両部
材14,24の相対回転は阻止されている。他方、ドラ
イバ本体10のスリーブ壁10aには外側からストップ
ネジ40がねじ込まれ、その先端部がスライド部材24
のスリーブ壁24aの外周面に軸線X−X方向に形成し
たガイド溝42に係入しており、しかも該溝42の幅は
ネジ40の先端部を丁度スライドさせるだけの寸法にな
っているので、この関係により両部材10,24の相対
回転は阻止されている。尚、図1においてストップネジ
40及びガイド溝42が設けられた部分のみ説明上、回
転方向の異なる断面を示してある。
びスライド部材24は、軸線X−X周りに相対回転しな
いようにされている。すなわち、ノーズ部材14上のス
トッパ28が進入しているスライド部材24の開口28
は、その幅がストッパ28を丁度、軸方向にスライドさ
せるだけの寸法になっているので、この関係により両部
材14,24の相対回転は阻止されている。他方、ドラ
イバ本体10のスリーブ壁10aには外側からストップ
ネジ40がねじ込まれ、その先端部がスライド部材24
のスリーブ壁24aの外周面に軸線X−X方向に形成し
たガイド溝42に係入しており、しかも該溝42の幅は
ネジ40の先端部を丁度スライドさせるだけの寸法にな
っているので、この関係により両部材10,24の相対
回転は阻止されている。尚、図1においてストップネジ
40及びガイド溝42が設けられた部分のみ説明上、回
転方向の異なる断面を示してある。
【0021】図2においては本発明の自動ネジ 締め機
の外観を、ネジ締め作業状態で示してある。図示のごと
く、ドライバビット12の先端部はノーズ部材14なら
びにチャック16よりも外方に長く突出できるので、ネ
ジ締めを行なうべき建材等の相手部材44のネジ締め部
位44aが深穴位置にあるような場合でも、該部位44
aまで、先端部にネジ20を装着した状態で導入するこ
とができるものである。ドライバ本体10の筒体外周に
は該外周面に沿って所定距離移動可能な係止リング46
が設けられ、これに軸線方向に形成された長孔48に操
作ロッド50の一端部が進入し、他端部はドライバ本体
10の後端部において枢支軸52により回転可能に枢支
された操作部材54に連結されている。長孔48は直径
方向に一対形成され、それに対応して操作ロッド50は
操作部材54から2又状に延出して各長孔48に対応し
ている。操作部材54は図において、操作ロッド50及
び係止リング46とともに、便宜上、該ネジ締め機の不
作動状態ないしは休止状態で示してある。該操作部材5
4をネジ締め作業開始に当って圧縮コイルバネ53に抗
して矢印方向に押圧すると、該操作部材54の下方位置
でドライバ本体10上に配設した始動スイッチ釦56が
同時に押され、これによって、該スイッチ釦56に電気
的に接続されたドライバビット駆動用モータ58が始動
し、ドライバビット12を回転駆動する連動構成となっ
ている。
の外観を、ネジ締め作業状態で示してある。図示のごと
く、ドライバビット12の先端部はノーズ部材14なら
びにチャック16よりも外方に長く突出できるので、ネ
ジ締めを行なうべき建材等の相手部材44のネジ締め部
位44aが深穴位置にあるような場合でも、該部位44
aまで、先端部にネジ20を装着した状態で導入するこ
とができるものである。ドライバ本体10の筒体外周に
は該外周面に沿って所定距離移動可能な係止リング46
が設けられ、これに軸線方向に形成された長孔48に操
作ロッド50の一端部が進入し、他端部はドライバ本体
10の後端部において枢支軸52により回転可能に枢支
された操作部材54に連結されている。長孔48は直径
方向に一対形成され、それに対応して操作ロッド50は
操作部材54から2又状に延出して各長孔48に対応し
ている。操作部材54は図において、操作ロッド50及
び係止リング46とともに、便宜上、該ネジ締め機の不
作動状態ないしは休止状態で示してある。該操作部材5
4をネジ締め作業開始に当って圧縮コイルバネ53に抗
して矢印方向に押圧すると、該操作部材54の下方位置
でドライバ本体10上に配設した始動スイッチ釦56が
同時に押され、これによって、該スイッチ釦56に電気
的に接続されたドライバビット駆動用モータ58が始動
し、ドライバビット12を回転駆動する連動構成となっ
ている。
【0022】ドライバ本体10に取着されたホルダ59
の先端部59aは長尺の連結帯22を図示を省略した連
結帯リールからノーズ部材14までの間で案内している
が、該ホルダ等の部分は公知である。
の先端部59aは長尺の連結帯22を図示を省略した連
結帯リールからノーズ部材14までの間で案内している
が、該ホルダ等の部分は公知である。
【0023】図1及び図3に示されたネジ供給機構18
において、60は送りホイール、62は後述する送り用
作動レバー、64は同様に後述する逆転防止爪である。
送りホイール60はその外周に連結帯22の側縁に係合
する歯を有し、各側縁に対応して一対設けられ、一対の
ホイールの間のスペース66をドライバビット12が通
過する構成となっている。図3で示すようにドライバビ
ット12は、ノーズ部材14に支持された個々のホイー
ル60の支軸68を結ぶ軸線Y−Yを軸線X−Xに沿っ
てスペース66中を通過する。
において、60は送りホイール、62は後述する送り用
作動レバー、64は同様に後述する逆転防止爪である。
送りホイール60はその外周に連結帯22の側縁に係合
する歯を有し、各側縁に対応して一対設けられ、一対の
ホイールの間のスペース66をドライバビット12が通
過する構成となっている。図3で示すようにドライバビ
ット12は、ノーズ部材14に支持された個々のホイー
ル60の支軸68を結ぶ軸線Y−Yを軸線X−Xに沿っ
てスペース66中を通過する。
【0024】ノーズ部材14に取着されたチャック16
は図3で示すごとく、ノーズ部材14上の支軸70をそ
れぞれ支点として開閉自在に一対設けられ、常時は、そ
れぞれ圧縮コイルバネ72により図示の閉成状態にあ
る。
は図3で示すごとく、ノーズ部材14上の支軸70をそ
れぞれ支点として開閉自在に一対設けられ、常時は、そ
れぞれ圧縮コイルバネ72により図示の閉成状態にあ
る。
【0025】図4において、74はノーズ部材14を移
動させる、本発明に係るスライド機構の主要部をなすノ
ーズ部材移動機構、76は該ノーズ部材移動機構74に
ドライバビット駆動用モータ58からの動力を共通の動
力源として、それとの結合・切離を選択的に行なうクラ
ッチ機構、78は該クラッチ機構76を一旦切離した
後、ドライバビットの回転駆動の開始に応じてクラッチ
機構76を自動的にクラッチ結合状態に復帰させる自動
復帰機構、80は図2において説明した係止リング46
を含み、ノーズ部材14をスライド部材24と共にドラ
イバ本体10方向における最も引込まれた引込位置に解
離可能に保持する保持機構である。
動させる、本発明に係るスライド機構の主要部をなすノ
ーズ部材移動機構、76は該ノーズ部材移動機構74に
ドライバビット駆動用モータ58からの動力を共通の動
力源として、それとの結合・切離を選択的に行なうクラ
ッチ機構、78は該クラッチ機構76を一旦切離した
後、ドライバビットの回転駆動の開始に応じてクラッチ
機構76を自動的にクラッチ結合状態に復帰させる自動
復帰機構、80は図2において説明した係止リング46
を含み、ノーズ部材14をスライド部材24と共にドラ
イバ本体10方向における最も引込まれた引込位置に解
離可能に保持する保持機構である。
【0026】上記各機構の動力源をなすドライバビット
駆動軸82が一端部(図4において左端部)においてモ
ータ58のモータ軸58aに、他端部(図4において右
端部)においてドライバビット12の基端部にピン84
を介して取外し可能にそれぞれ作動連結されている。該
駆動軸82上には筒軸状の従動軸86が嵌挿されている
と共にこれに隣接して駆動軸82の外周部に回転部材8
8が一体回転可能に取着されている。又、ドライバ本体
10とノーズ部材14のスリーブ壁14bの先端部との
間に圧縮コイルバネ89が張設され、これによりノーズ
部材14は常に最突出位置へ向って付勢されている。
駆動軸82が一端部(図4において左端部)においてモ
ータ58のモータ軸58aに、他端部(図4において右
端部)においてドライバビット12の基端部にピン84
を介して取外し可能にそれぞれ作動連結されている。該
駆動軸82上には筒軸状の従動軸86が嵌挿されている
と共にこれに隣接して駆動軸82の外周部に回転部材8
8が一体回転可能に取着されている。又、ドライバ本体
10とノーズ部材14のスリーブ壁14bの先端部との
間に圧縮コイルバネ89が張設され、これによりノーズ
部材14は常に最突出位置へ向って付勢されている。
【0027】まず、上記ノーズ部材移動機構74を、特
に図4及び図11に基づき説明する。90はドライバビ
ット駆動軸82の周囲に該軸82と同心的に配置された
巻取ドラム、92は軸94により該巻取ドラム90に連
結された複数の遊星歯車、96はドライバ本体10と一
体に軸線X−Xに沿って筒状に延出したハウジングであ
る。該ハウジング96は前記各遊星歯車92と内接噛合
する内歯歯車部96aを有する。又、各遊星歯車92は
従動軸86に形成した太陽歯車部86aに外接噛合して
いる。図11に示すように、ハウジング96には支軸9
8を介してプーリ100が軸線X−Xに対して平行な面
内で回転自在に支持されている。巻取ドラム90の筒状
外周面には柔軟なワイヤロープなどで形成された紐状体
102が巻回されるとともにその紐状体102の一端が
該ドラム90に固定され、該ドラム90より各プーリ1
00を介して90度方向転換されて軸線X−Xと平行に
ドライバ本体10内に張設され、他端は図1に示すよう
にノーズ部材14に結合されている。すなわち該紐状体
102の他端はノーズ部材14の端壁14cのところで
固定端子104により取着されている。尚、各紐状体1
02は、プーリ100に懸架される部分においてはハウ
ジング96に形成された通路103を通るようになって
いるので、ハウジング96との干渉はない。
に図4及び図11に基づき説明する。90はドライバビ
ット駆動軸82の周囲に該軸82と同心的に配置された
巻取ドラム、92は軸94により該巻取ドラム90に連
結された複数の遊星歯車、96はドライバ本体10と一
体に軸線X−Xに沿って筒状に延出したハウジングであ
る。該ハウジング96は前記各遊星歯車92と内接噛合
する内歯歯車部96aを有する。又、各遊星歯車92は
従動軸86に形成した太陽歯車部86aに外接噛合して
いる。図11に示すように、ハウジング96には支軸9
8を介してプーリ100が軸線X−Xに対して平行な面
内で回転自在に支持されている。巻取ドラム90の筒状
外周面には柔軟なワイヤロープなどで形成された紐状体
102が巻回されるとともにその紐状体102の一端が
該ドラム90に固定され、該ドラム90より各プーリ1
00を介して90度方向転換されて軸線X−Xと平行に
ドライバ本体10内に張設され、他端は図1に示すよう
にノーズ部材14に結合されている。すなわち該紐状体
102の他端はノーズ部材14の端壁14cのところで
固定端子104により取着されている。尚、各紐状体1
02は、プーリ100に懸架される部分においてはハウ
ジング96に形成された通路103を通るようになって
いるので、ハウジング96との干渉はない。
【0028】巻取ドラム90が一方向に回転すると、こ
れに伴って各紐状体102がプーリ100を介してノー
ズ部材14を最突出位置(図1)より引込みを開始する
ようになっている。この巻取ドラム90には、クラッチ
機構76を介して従動軸86が回転させられると、この
回転が太陽歯車部86a、遊星歯車92、内歯歯車部9
6aの遊星歯車機構により回転速度変換がなされた状態
で、軸94を介して回転伝達がなされる。
れに伴って各紐状体102がプーリ100を介してノー
ズ部材14を最突出位置(図1)より引込みを開始する
ようになっている。この巻取ドラム90には、クラッチ
機構76を介して従動軸86が回転させられると、この
回転が太陽歯車部86a、遊星歯車92、内歯歯車部9
6aの遊星歯車機構により回転速度変換がなされた状態
で、軸94を介して回転伝達がなされる。
【0029】次に、クラッチ機構76につき、特に図
4,図6及び図12に基づき説明する。106はカラー
形状の操作部材で従動軸86上に軸方向移動可能に嵌挿
され、内周面側には内方にリング状に突出した押圧部1
06aと従動軸86の外周面との間に空間を形成する解
放部106bを有し、外周面側にはハウジング96の先
端部内接面96bに対し所定の摩擦力をもって摺接する
オーリング108が設けられると共に小径の外周面上に
は後述の自動復帰機構78に関連する螺旋状凹凸部10
6cが一体に形成されている。
4,図6及び図12に基づき説明する。106はカラー
形状の操作部材で従動軸86上に軸方向移動可能に嵌挿
され、内周面側には内方にリング状に突出した押圧部1
06aと従動軸86の外周面との間に空間を形成する解
放部106bを有し、外周面側にはハウジング96の先
端部内接面96bに対し所定の摩擦力をもって摺接する
オーリング108が設けられると共に小径の外周面上に
は後述の自動復帰機構78に関連する螺旋状凹凸部10
6cが一体に形成されている。
【0030】従動軸86には透孔110が直径方向に一
対形成され、各透孔内に球状転動体112が収容され、
これに対応してドライバビット駆動軸82には特に図1
2で示すように切欠部82aを形成したクラッチ軸部8
2bが設けられ、該転動体112を介在してドライバビ
ット駆動軸82と従動軸86との結合・切離がローラク
ラッチの態様で行なわれる。すなわち、操作部材106
が図4の位置(作動位置)にあるとき押圧部106aが
転動体112の外方への突出を阻止し、これによって、
クラッチ機構76は図12のクラッチ結合状態におかれ
軸82から軸86への動力伝達がなされる。その結果、
ノーズ部材移動機構74によるノーズ部材14を引込む
巻取り動作がなされる。他方、操作部材106が図4の
位置から左方へ移動して図6で示す位置(不作動位置)
に来ると、転動体112上に解放部106bが位置し、
転動体112は外方への突出が許容される結果、クラッ
チ機構76は図12の鎖線で示すクラッチ切離状態に切
換わる。これによって、軸82から従動軸86への動力
伝達がなされなくなり、その結果、従動軸86はフリー
となり、この間後述のようにノーズ部材移動機構74に
おいては、巻戻し動作が遂行される。
対形成され、各透孔内に球状転動体112が収容され、
これに対応してドライバビット駆動軸82には特に図1
2で示すように切欠部82aを形成したクラッチ軸部8
2bが設けられ、該転動体112を介在してドライバビ
ット駆動軸82と従動軸86との結合・切離がローラク
ラッチの態様で行なわれる。すなわち、操作部材106
が図4の位置(作動位置)にあるとき押圧部106aが
転動体112の外方への突出を阻止し、これによって、
クラッチ機構76は図12のクラッチ結合状態におかれ
軸82から軸86への動力伝達がなされる。その結果、
ノーズ部材移動機構74によるノーズ部材14を引込む
巻取り動作がなされる。他方、操作部材106が図4の
位置から左方へ移動して図6で示す位置(不作動位置)
に来ると、転動体112上に解放部106bが位置し、
転動体112は外方への突出が許容される結果、クラッ
チ機構76は図12の鎖線で示すクラッチ切離状態に切
換わる。これによって、軸82から従動軸86への動力
伝達がなされなくなり、その結果、従動軸86はフリー
となり、この間後述のようにノーズ部材移動機構74に
おいては、巻戻し動作が遂行される。
【0031】クラッチ機構76において、クラッチ結合
から切離への切換動作は、操作ピン114により行なわ
れる。該ピン114は回転部材88に軸線X−X方向に
スライド移動自在に直径方向に一対支持され、常時、す
なわちクラッチ結合状態では図4に示すごとく内端拡大
部114aが回転部材88の内壁に接した最突出状態に
おかれている。これらピン114はノーズ部材14が引
込まれて引込位置に到来したとき、図6で示すように該
部材の端壁14cと当接し、最突出状態より回転部材8
8の内方へ押込まれるようになっている。これにより、
操作部材106は図4において左方へ移動し、解放部1
06bが転動体112へ位置し、これによりクラッチ切
離の状態となる。すなわち、操作ピン114はノーズ部
材14の引込位置への移動に応答して操作部材106を
作動位置から不作動位置へ移動させてクラッチ切離を引
起こす第1の応答手段を構成する。
から切離への切換動作は、操作ピン114により行なわ
れる。該ピン114は回転部材88に軸線X−X方向に
スライド移動自在に直径方向に一対支持され、常時、す
なわちクラッチ結合状態では図4に示すごとく内端拡大
部114aが回転部材88の内壁に接した最突出状態に
おかれている。これらピン114はノーズ部材14が引
込まれて引込位置に到来したとき、図6で示すように該
部材の端壁14cと当接し、最突出状態より回転部材8
8の内方へ押込まれるようになっている。これにより、
操作部材106は図4において左方へ移動し、解放部1
06bが転動体112へ位置し、これによりクラッチ切
離の状態となる。すなわち、操作ピン114はノーズ部
材14の引込位置への移動に応答して操作部材106を
作動位置から不作動位置へ移動させてクラッチ切離を引
起こす第1の応答手段を構成する。
【0032】上述したクラッチ機構76のクラッチ切離
状態から図4に示すクラッチ結合状態への切換えは、自
動復帰機構78により行なわれるので、以下特に図4及
び図13に基づいて説明する。前述のように、操作部材
106の小径外周上に螺旋状凹凸部106cが形成され
ており、これに対応して回転部材88上には、特に図1
3で示すように直径方向に対向して一対の爪部材116
が軸118により回動可能に枢支され、これら爪部材1
16は軸118を支点として一方の腕の端部に係合歯1
16aを有するとともに他方の腕116bが長く形成さ
れ、回転部材88の回転時に遠心力により図示の実線位
置(非係合位置)から鎖線位置(係合位置)へ回動し得
る構成となっている。係合歯116aのみが螺旋状凹凸
部106cの谷部分に係入できるように谷部分の溝幅に
応じて幅狭に形成されている。他方の腕116bは凹凸
部106cの山部には接しても谷部分に入り込むことは
ない。又、爪部材116は係合位置にあって他方の腕1
16bが図13に鎖線で示すように外方に突出した状態
を呈するが、ノーズ部材14が引き込まれた際に該スリ
ーブ壁14bが回転部材88を含む構成部分に外側によ
り嵌入した状態となって該スリーブ壁14bの先端部に
形成したテーパ縁14dによってそのカム作用で内側へ
押し込まれるようになっている。この為、爪部材116
は螺旋状凹凸部106cから強制的に離脱させられる。
図13にはスリーブ壁14cの通過位置を鎖線で示して
ある。
状態から図4に示すクラッチ結合状態への切換えは、自
動復帰機構78により行なわれるので、以下特に図4及
び図13に基づいて説明する。前述のように、操作部材
106の小径外周上に螺旋状凹凸部106cが形成され
ており、これに対応して回転部材88上には、特に図1
3で示すように直径方向に対向して一対の爪部材116
が軸118により回動可能に枢支され、これら爪部材1
16は軸118を支点として一方の腕の端部に係合歯1
16aを有するとともに他方の腕116bが長く形成さ
れ、回転部材88の回転時に遠心力により図示の実線位
置(非係合位置)から鎖線位置(係合位置)へ回動し得
る構成となっている。係合歯116aのみが螺旋状凹凸
部106cの谷部分に係入できるように谷部分の溝幅に
応じて幅狭に形成されている。他方の腕116bは凹凸
部106cの山部には接しても谷部分に入り込むことは
ない。又、爪部材116は係合位置にあって他方の腕1
16bが図13に鎖線で示すように外方に突出した状態
を呈するが、ノーズ部材14が引き込まれた際に該スリ
ーブ壁14bが回転部材88を含む構成部分に外側によ
り嵌入した状態となって該スリーブ壁14bの先端部に
形成したテーパ縁14dによってそのカム作用で内側へ
押し込まれるようになっている。この為、爪部材116
は螺旋状凹凸部106cから強制的に離脱させられる。
図13にはスリーブ壁14cの通過位置を鎖線で示して
ある。
【0033】前述のように、操作部材106の解放部1
06bが転動体112に対応したクラッチ切離の位置で
は、従動体86がフリー状態で、この間にバネ89の付
勢により、ノーズ部材移動機構74の巻戻し動作が遂行
され、巻取ドラム90が逆回転し、これが遊星歯車機構
を介して従動軸86も逆回転する。そして、これに伴っ
て操作部材106も追従回転を起こす可能性があるが、
ここではオーリング108がハウジング内接面96bと
の間の摩擦力により回転が止められ静止状態におかれ
る。
06bが転動体112に対応したクラッチ切離の位置で
は、従動体86がフリー状態で、この間にバネ89の付
勢により、ノーズ部材移動機構74の巻戻し動作が遂行
され、巻取ドラム90が逆回転し、これが遊星歯車機構
を介して従動軸86も逆回転する。そして、これに伴っ
て操作部材106も追従回転を起こす可能性があるが、
ここではオーリング108がハウジング内接面96bと
の間の摩擦力により回転が止められ静止状態におかれ
る。
【0034】上記の状態においてネジ締め作業の開始に
伴ってドライバビット駆動軸82が回転すると回転部材
88も回転し、その遠心作用によって爪部材116が螺
旋状凹凸部106cに係入する。そして、この状態で回
転部材88が回転を続行するので、螺旋状凹凸部106
cと爪部材116の係合関係によりネジ送りの態様で操
作部材106は従動軸86上で軸方向に相対的に移動さ
せられる。この間、操作部材106はオーリング108
の作用で回転が止められている。上記の操作部材106
の移動は転動体112上に押圧部106aが達するまで
なされ、これによりクラッチ結合状態となると、従動体
86が回転し始め、操作部材106も一緒に回転するの
で、操作部材106の軸方向の相対移動は止り、クラッ
チ結合状態が保持される。このように、クラッチ機構7
6は、自動復帰機構78によってネジ締め作業開始時に
クラッチ結合状態に自動的に復帰することができる。す
なわち、自動復帰機構78はネジ締め作業の開始に当っ
て、ドライバビット駆動軸82の回転に応答して操作部
材106を不作動位置から作動位置へ移動させてクラッ
チ結合を行なう第2の応答手段を構成する。
伴ってドライバビット駆動軸82が回転すると回転部材
88も回転し、その遠心作用によって爪部材116が螺
旋状凹凸部106cに係入する。そして、この状態で回
転部材88が回転を続行するので、螺旋状凹凸部106
cと爪部材116の係合関係によりネジ送りの態様で操
作部材106は従動軸86上で軸方向に相対的に移動さ
せられる。この間、操作部材106はオーリング108
の作用で回転が止められている。上記の操作部材106
の移動は転動体112上に押圧部106aが達するまで
なされ、これによりクラッチ結合状態となると、従動体
86が回転し始め、操作部材106も一緒に回転するの
で、操作部材106の軸方向の相対移動は止り、クラッ
チ結合状態が保持される。このように、クラッチ機構7
6は、自動復帰機構78によってネジ締め作業開始時に
クラッチ結合状態に自動的に復帰することができる。す
なわち、自動復帰機構78はネジ締め作業の開始に当っ
て、ドライバビット駆動軸82の回転に応答して操作部
材106を不作動位置から作動位置へ移動させてクラッ
チ結合を行なう第2の応答手段を構成する。
【0035】次に、保持機構80につき、特に図4,図
6に基づき説明する。係止リング46とドライバ本体1
0の外周面との間のスペースに操作ロッド50の端部を
取着したスライダー120が軸線方向に移動可能に挿入
され、該スライダー120と係止リング46との間に圧
縮コイルバネ122が間挿されている。ドライバ本体1
0の筒部には透孔124が形成され、ここに球状の転動
体126が収容され、外側では係止リング46の押圧部
46aにより、又、内側ではドライバ本体10の筒部内
周面に摺接する操作リング128により飛び出しが抑え
られている。操作リング128は圧縮コイルバネ130
により図4に示す原位置に向って付勢されるとともに図
示しない適宜のストッパによりバネ付勢に抗して保持さ
れている。
6に基づき説明する。係止リング46とドライバ本体1
0の外周面との間のスペースに操作ロッド50の端部を
取着したスライダー120が軸線方向に移動可能に挿入
され、該スライダー120と係止リング46との間に圧
縮コイルバネ122が間挿されている。ドライバ本体1
0の筒部には透孔124が形成され、ここに球状の転動
体126が収容され、外側では係止リング46の押圧部
46aにより、又、内側ではドライバ本体10の筒部内
周面に摺接する操作リング128により飛び出しが抑え
られている。操作リング128は圧縮コイルバネ130
により図4に示す原位置に向って付勢されるとともに図
示しない適宜のストッパによりバネ付勢に抗して保持さ
れている。
【0036】ネジ締め作業開始に当って図2で示したよ
うに操作部材54が押下げられると、該動作により操作
ロッド50がスライダー120を図4において右方へ移
動させてバネ122を圧縮する。これにより、係止リン
グ46の押圧部46aが部分的に露出した転動体126
に内側へ向う押圧力を付与し続ける。この状態におい
て、ドライバビット12の回転とこれに合せたノーズ部
材移動機構74の作動によってノーズ部材14がスライ
ド部材24と一体に引込位置にまで引込まれると、図6
で示すごとく、スライド部材24が操作リング128を
原位置よりバネ130に抗して後退させると共にスライ
ド部材24のスリーブ壁24aの外周面に形成した凹部
132を転動体126に対応させる。これによって、転
動体126は押圧部46aの付勢力に助けられて該凹部
132に部分的に係入する。これと共に、係止リング4
6は図6に示すドライバ本体10の突縁10bと当接し
た係止位置にバネ122の付勢により急速に移動し、下
端係止部46bによって転動体126の上方への突出を
阻止するので、転動体126は凹部132との係合状態
に拘束される。従って、これによりスライド部材24は
ノーズ部材14と共にドライバのネジ締め作業中、この
引込位置に確実に保持される。
うに操作部材54が押下げられると、該動作により操作
ロッド50がスライダー120を図4において右方へ移
動させてバネ122を圧縮する。これにより、係止リン
グ46の押圧部46aが部分的に露出した転動体126
に内側へ向う押圧力を付与し続ける。この状態におい
て、ドライバビット12の回転とこれに合せたノーズ部
材移動機構74の作動によってノーズ部材14がスライ
ド部材24と一体に引込位置にまで引込まれると、図6
で示すごとく、スライド部材24が操作リング128を
原位置よりバネ130に抗して後退させると共にスライ
ド部材24のスリーブ壁24aの外周面に形成した凹部
132を転動体126に対応させる。これによって、転
動体126は押圧部46aの付勢力に助けられて該凹部
132に部分的に係入する。これと共に、係止リング4
6は図6に示すドライバ本体10の突縁10bと当接し
た係止位置にバネ122の付勢により急速に移動し、下
端係止部46bによって転動体126の上方への突出を
阻止するので、転動体126は凹部132との係合状態
に拘束される。従って、これによりスライド部材24は
ノーズ部材14と共にドライバのネジ締め作業中、この
引込位置に確実に保持される。
【0037】ドライバのネジ締め作業が終了して操作部
材54(図2)を解放すると、これに応じて操作ロッド
50により係止リング46が図4の原位置に復帰して係
止部46bが転動体126より外れ、代って押圧部46
aが再び位置する。これにより、転動体126は、スラ
イド部材24が突出方向へ復帰する作用に応じて凹部1
32より脱出して保持状態が解消する。これにより、操
作リング128も原位置に復帰して図4の状態に戻る。
材54(図2)を解放すると、これに応じて操作ロッド
50により係止リング46が図4の原位置に復帰して係
止部46bが転動体126より外れ、代って押圧部46
aが再び位置する。これにより、転動体126は、スラ
イド部材24が突出方向へ復帰する作用に応じて凹部1
32より脱出して保持状態が解消する。これにより、操
作リング128も原位置に復帰して図4の状態に戻る。
【0038】尚、凹部132の溝の端縁、特に図6にお
いて左側、換言すれば、転動体126と直接、係合・離
脱の為に接する側の端縁132aは図示のごとくテーパ
形状とすることにより、転動体126の脱出時に該テー
パ面が転動体126に対し脱出方向のより大きな分力を
与え得るのでスムーズな切換動作がなされる。又、同様
の意味で、係止リング46の押圧部46aも端縁をテー
パ構成としてある。
いて左側、換言すれば、転動体126と直接、係合・離
脱の為に接する側の端縁132aは図示のごとくテーパ
形状とすることにより、転動体126の脱出時に該テー
パ面が転動体126に対し脱出方向のより大きな分力を
与え得るのでスムーズな切換動作がなされる。又、同様
の意味で、係止リング46の押圧部46aも端縁をテー
パ構成としてある。
【0039】次に、図1及び図2で示したネジ供給機構
18について、そのネジ送り動作を図7〜図10に基づ
き説明する。各送りホイール60に対応して送り用作動
レバー62が支軸134によりスライド部材24に基端
部 において回転可能に枢支され、バネ136により図
において時計方向に付勢されるとともにスライド部材2
4上に設けたストッパ138によりバネ136に抗して
保持されている。各送りホイール60の側部には該ホイ
ール60と一体に複数のリブ140が送りピッチの数
(実施例において6個)だけ放射状に突設され、その一
方の係合面に略山形状ないしは、くの字形の第1及び第
2の傾斜面140a,140bが形成されている。この
傾斜面140a,140bに対し作動レバー62の端部
のローラ141が係合するように対応している。
18について、そのネジ送り動作を図7〜図10に基づ
き説明する。各送りホイール60に対応して送り用作動
レバー62が支軸134によりスライド部材24に基端
部 において回転可能に枢支され、バネ136により図
において時計方向に付勢されるとともにスライド部材2
4上に設けたストッパ138によりバネ136に抗して
保持されている。各送りホイール60の側部には該ホイ
ール60と一体に複数のリブ140が送りピッチの数
(実施例において6個)だけ放射状に突設され、その一
方の係合面に略山形状ないしは、くの字形の第1及び第
2の傾斜面140a,140bが形成されている。この
傾斜面140a,140bに対し作動レバー62の端部
のローラ141が係合するように対応している。
【0040】図7に示す送りの初期位置において、ロー
ラ142は第1の傾斜面140aに対応し、ここからノ
ーズ部材14とスライド部材24との相対移動により、
ローラ142が第1の傾斜面140aを押しながらホイ
ール60を矢印で示す時計方向(送り方向)に回転させ
る。この間、レバー62はストッパ138に接しながら
ローラ142を軸線X−Xと平行に真直ぐに相対移動さ
せる。ホイール60の回転が進むにつれて、ローラ14
2は第1の傾斜面140aから第2の傾斜面140bへ
と自然に対応が移り、リブ140の半径方向内方へ向か
う状態となり図8で示す1ピッチ分の送りが完了し、連
結帯22上の次位のネジ20を軸線X−Xに沿う送り位
置に設定する。
ラ142は第1の傾斜面140aに対応し、ここからノ
ーズ部材14とスライド部材24との相対移動により、
ローラ142が第1の傾斜面140aを押しながらホイ
ール60を矢印で示す時計方向(送り方向)に回転させ
る。この間、レバー62はストッパ138に接しながら
ローラ142を軸線X−Xと平行に真直ぐに相対移動さ
せる。ホイール60の回転が進むにつれて、ローラ14
2は第1の傾斜面140aから第2の傾斜面140bへ
と自然に対応が移り、リブ140の半径方向内方へ向か
う状態となり図8で示す1ピッチ分の送りが完了し、連
結帯22上の次位のネジ20を軸線X−Xに沿う送り位
置に設定する。
【0041】このように、傾斜面140a,140bを
形成したので、ローラ142に対しリブ140よりの反
力の作用方向は、常にレバー62の支軸134の近傍を
通るようにされ、従って、この送り動作中にレバー62
がバネ136に抗してリブ140との係合より外れる方
向に移動することがない。
形成したので、ローラ142に対しリブ140よりの反
力の作用方向は、常にレバー62の支軸134の近傍を
通るようにされ、従って、この送り動作中にレバー62
がバネ136に抗してリブ140との係合より外れる方
向に移動することがない。
【0042】1ピッチ分の送り完了後、ノーズ部材14
がスライド部材24より離間する方向に相対移動する戻
り動作においては、図9に示すようにローラ142が隣
接する次位のリブ140の反対側の面140c上を滑る
とともにバネ136に抗して反時計方向に回動しながら
逃げてリブ140より示す初期位置で対応する。この
間、ホイール60は逆転防止64により逆転方向につい
て拘束され、送り位置に設定されたネジ20をその位置
に保持する。
がスライド部材24より離間する方向に相対移動する戻
り動作においては、図9に示すようにローラ142が隣
接する次位のリブ140の反対側の面140c上を滑る
とともにバネ136に抗して反時計方向に回動しながら
逃げてリブ140より示す初期位置で対応する。この
間、ホイール60は逆転防止64により逆転方向につい
て拘束され、送り位置に設定されたネジ20をその位置
に保持する。
【0043】逆転防止爪64は各ホイール60に対応し
て一対設けられ、図10に示すように、ノーズ部材14
上の支軸142に回動可能に支持されるとともにバネ1
44により一方向(図10において時計方向)に付勢さ
れ、これにより2又状の一方の腕64aが各ホイール6
0の側面に一体的に設けた歯付ホイール146に弾性係
合する状態におかれている。このホイール146の周囲
の歯はホイール60のピッチと同数(実施例において6
個)、対応して設けられている。送り動作中、ホイール
146が回転するにつれて、該爪64の腕64aはバネ
144に抗し歯を乗り越えて再びホイール146の係合
位置に戻る。1ピッチの送り動作完了状態において、図
10で示すように腕64aはホイール146上の対応す
る歯を乗り越えた直後の近接位置におかれる為に、ホイ
ール60の逆転は該ホイール146の歯と腕64aとの
当接により阻止される。
て一対設けられ、図10に示すように、ノーズ部材14
上の支軸142に回動可能に支持されるとともにバネ1
44により一方向(図10において時計方向)に付勢さ
れ、これにより2又状の一方の腕64aが各ホイール6
0の側面に一体的に設けた歯付ホイール146に弾性係
合する状態におかれている。このホイール146の周囲
の歯はホイール60のピッチと同数(実施例において6
個)、対応して設けられている。送り動作中、ホイール
146が回転するにつれて、該爪64の腕64aはバネ
144に抗し歯を乗り越えて再びホイール146の係合
位置に戻る。1ピッチの送り動作完了状態において、図
10で示すように腕64aはホイール146上の対応す
る歯を乗り越えた直後の近接位置におかれる為に、ホイ
ール60の逆転は該ホイール146の歯と腕64aとの
当接により阻止される。
【0044】逆転防止爪64の他方の腕64bは送りホ
イールが所定ピッチを越えて回りすぎることを防止する
ものである。逆転方向については上述のように阻止され
るが、例えば、ノーズ部材14とスライド部材24との
相対的な移動動作により送りホイール60の1ピッチの
回転駆動が行なわれる際、ホイール60が特に急激に回
転させられた場合などには慣性等により1ピッチを越え
て回りすぎて、ネジを正確に送り位置に設定できない恐
れがある。これを防止する為に逆転防止爪64に更に腕
64bを設けたもので、ホイール60が矢印で示す送り
方向に急激に回転させられた場合、これと一体に回転す
る歯付きホイール146は係合している一方の腕64a
に当接してバネ144に抗して鎖線で示すように通常の
状態よりも、より大きく逆転防止爪64を反時計方向へ
回動させる。他方の腕64bは、通常のゆっくりとした
送り動作時には歯付きホイール146の歯の軌跡に入ら
ないような位置関係に設定してあるが、このように特別
に大きく回動した場合には、鎖線で示すように、軌跡内
に入り対応する歯に当接する状態となる。この回転位置
が丁度、1ピッチの送り完了状態に合致させてあるの
で、ホイール60が回りすぎようとした場合に、この他
方の腕64bと歯との当接により阻止される。
イールが所定ピッチを越えて回りすぎることを防止する
ものである。逆転方向については上述のように阻止され
るが、例えば、ノーズ部材14とスライド部材24との
相対的な移動動作により送りホイール60の1ピッチの
回転駆動が行なわれる際、ホイール60が特に急激に回
転させられた場合などには慣性等により1ピッチを越え
て回りすぎて、ネジを正確に送り位置に設定できない恐
れがある。これを防止する為に逆転防止爪64に更に腕
64bを設けたもので、ホイール60が矢印で示す送り
方向に急激に回転させられた場合、これと一体に回転す
る歯付きホイール146は係合している一方の腕64a
に当接してバネ144に抗して鎖線で示すように通常の
状態よりも、より大きく逆転防止爪64を反時計方向へ
回動させる。他方の腕64bは、通常のゆっくりとした
送り動作時には歯付きホイール146の歯の軌跡に入ら
ないような位置関係に設定してあるが、このように特別
に大きく回動した場合には、鎖線で示すように、軌跡内
に入り対応する歯に当接する状態となる。この回転位置
が丁度、1ピッチの送り完了状態に合致させてあるの
で、ホイール60が回りすぎようとした場合に、この他
方の腕64bと歯との当接により阻止される。
【0045】以上のように構成された自動ネジ締め機に
おけるネジ締め作業の一連の動作において、ノーズ部材
14,スライド部材24及びドライバ本体10の3部材
の相対移動につき、以下、まとめて説明する。
おけるネジ締め作業の一連の動作において、ノーズ部材
14,スライド部材24及びドライバ本体10の3部材
の相対移動につき、以下、まとめて説明する。
【0046】ネジ締め作業開始直前の状態ないしは不使
用状態において、該ネジ締め機は図1で示すごとく、ノ
ーズ部材14が最突出位置にあり、スライド部材24は
ドライバ本体10と連携機構26により相互に固定され
た状態にある。この状態から、ネジ締め作業を開始する
と、クラッチ機構76が結合状態になり、巻取ドラム9
0の回転により紐状体102がドラム上に巻回され、こ
れによって紐状体102が引張られ、その力が各プーリ
100を介してノーズ部材14に伝達される結果、ま
ず、ノーズ部材14のみが第1段目の引込ストロークと
して最突出位置から引き込まれ、図1で示すように凹部
38が転動体32に合致する図5に示す位置 (中間位
置)までのストロークAの間でネジ供給機構18により
1ピッチのネジ送りが遂行される。そして、ここで連携
機構26の切換動作によりノーズ部材14とスライド部
材24が相互に固定され、一体となって更に巻取ドラム
90の継続回転により引込まれ、スライド部材24の凹
部132に保持機構80の転動体126が係合する位置
(引込位置)で引込動作が終了すると共にクラッチ切離
状態になる。この間、両部材14,24は第2段目の引
込ストロークとして図6に示すストロークBだけ更に引
込まれたことになる。他方、ドライバビット12はドラ
イバ本体10に対しては回転するのみで軸線X−X方向
には固定されているので、上述の第2段目の引込ストロ
ークにより、図6に示すごとく該先端部がノーズ部材1
4より長く突出した状態に露出し、従って、先端部に保
持したネジ20を図2で示したごとく深穴状等の凹凸の
ある部位におけるネジ締めも容易に行なわれる。
用状態において、該ネジ締め機は図1で示すごとく、ノ
ーズ部材14が最突出位置にあり、スライド部材24は
ドライバ本体10と連携機構26により相互に固定され
た状態にある。この状態から、ネジ締め作業を開始する
と、クラッチ機構76が結合状態になり、巻取ドラム9
0の回転により紐状体102がドラム上に巻回され、こ
れによって紐状体102が引張られ、その力が各プーリ
100を介してノーズ部材14に伝達される結果、ま
ず、ノーズ部材14のみが第1段目の引込ストロークと
して最突出位置から引き込まれ、図1で示すように凹部
38が転動体32に合致する図5に示す位置 (中間位
置)までのストロークAの間でネジ供給機構18により
1ピッチのネジ送りが遂行される。そして、ここで連携
機構26の切換動作によりノーズ部材14とスライド部
材24が相互に固定され、一体となって更に巻取ドラム
90の継続回転により引込まれ、スライド部材24の凹
部132に保持機構80の転動体126が係合する位置
(引込位置)で引込動作が終了すると共にクラッチ切離
状態になる。この間、両部材14,24は第2段目の引
込ストロークとして図6に示すストロークBだけ更に引
込まれたことになる。他方、ドライバビット12はドラ
イバ本体10に対しては回転するのみで軸線X−X方向
には固定されているので、上述の第2段目の引込ストロ
ークにより、図6に示すごとく該先端部がノーズ部材1
4より長く突出した状態に露出し、従って、先端部に保
持したネジ20を図2で示したごとく深穴状等の凹凸の
ある部位におけるネジ締めも容易に行なわれる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ノーズ部
材の引込位置への移動に応答して第1の応答手段により
操作部材を作動位置から不作動位置へ移動させてクラッ
チ切離状態を形成し、又、ネジ締め作業開始に当っては
ドライバビット駆動軸の回転に応答して第2の応答手段
により操作部材を不作動位置から作動位置へ移動させて
クラッチ結合状態を形成するようにしたので、センサ等
の電気的制御装置を用いることなく機械的部品のみでコ
ンパクトに構成し得、クラッチ結合・切離の動作も確実
になされる等、種々の効果を奏する。
材の引込位置への移動に応答して第1の応答手段により
操作部材を作動位置から不作動位置へ移動させてクラッ
チ切離状態を形成し、又、ネジ締め作業開始に当っては
ドライバビット駆動軸の回転に応答して第2の応答手段
により操作部材を不作動位置から作動位置へ移動させて
クラッチ結合状態を形成するようにしたので、センサ等
の電気的制御装置を用いることなく機械的部品のみでコ
ンパクトに構成し得、クラッチ結合・切離の動作も確実
になされる等、種々の効果を奏する。
【図1】本発明に係るクラッチ機構を備えた自動ネジ締
め機の一実施例の先端部の縦断面図である。
め機の一実施例の先端部の縦断面図である。
【図2】図1に示す自動ネジ締め機を、ドライバビット
を突出させたネジ締め作業状態で示す全体外観図であ
る。
を突出させたネジ締め作業状態で示す全体外観図であ
る。
【図3】図1に示す先端部のドライバビットの軸線X−
Xに沿う3−3線縦断面図である。
Xに沿う3−3線縦断面図である。
【図4】図2に示す自動ネジ締め機の中央部分の拡大縦
断面図である。
断面図である。
【図5】ノーズ部材が中間位置にある状態で示す図1に
対応する動作説明図である。
対応する動作説明図である。
【図6】ノーズ部材がスライド部材と共に引込位置にあ
る状態で示す自動ネジ締め機の主要部の動作説明図であ
る。
る状態で示す自動ネジ締め機の主要部の動作説明図であ
る。
【図7】ネジ供給機構の初期動作を示す自動ネジ締め機
の要部縦断面図である。
の要部縦断面図である。
【図8】ネジ供給機構の送り完了動作を示す図7に対応
する図である。
する図である。
【図9】ネジ供給機構の戻り動作を示す図7及び図8に
対応する図である。
対応する図である。
【図10】ネジ供給機構における送りホイールの回転制
御機構の概要図である。
御機構の概要図である。
【図11】図4の11−11線横断面図である。
【図12】図4の12−12線横断面図である。
【図13】図4の13−13線横断面図である。
10 ドライバ本体 12 ドライバビット 14 ノーズ部材 18 ネジ供給機構 24 スライド部材 26 連携機構 74 ノーズ部材移動機構 76 クラッチ機構 78 自動復帰機構 80 保持機構 82 ドライバビット駆動軸 86 従動軸 88 回転部材 106 操作部材 106c 螺旋状凹凸部 112 転動体 114 操作ピン
Claims (2)
- 【請求項1】回転駆動されるドライバビットを有するド
ライバ本体と、該ドライバ本体に設けられたドライバビ
ット駆動軸と、連結帯上に列装支持されたネジをドライ
バビットの軸線上に供給するネジ供給手段と、ドライバ
ビットの軸線上でネジを保持するチャック手段を備えた
ノーズ部材と、該ノーズ部材をドライバビットの軸線に
沿って相対的に摺動可能に支持するとともに前記ドライ
バ本体に対して相対的に摺動可能に支持されているスラ
イド部材と、前記ドライバビット駆動軸からの駆動力を
得て前記ノーズ部材をドライバ本体より最も外方に突出
した最突出位置から該ドライバ本体の内方に向って移動
した引込位置へスライド移動させるノーズ部材移動手段
と該ノーズ部材移動手段と前記ドライバビット駆動軸と
の間の駆動力伝達の結合・切離を行なうクラッチ機構と
を備え、前記クラッチ機構の結合動作によって前記ノー
ズ部材移動手段による引込動作を引起こし、これによっ
てノーズ部材の最突出位置よりの第1段目のスライド移
動を行ない、続いて該ノーズ部材ならびにスライド部材
の引込位置までの第2段目のスライド移動を行なうと共
に引込位置に達したときに前記クラッチ機構の切離動作
が遂行されてなる自動ネジ締め機において;前記クラッ
チ機構は、前記ノーズ部材移動手段に作動連結されると
ともに回転によって該ノーズ部材移動手段を作動させる
従動軸と、該従動軸をドライバビット駆動軸に回転結合
させる作動位置と両軸の回転伝達を切離する不作動位置
との間で移動可能な操作部材と、前記ノーズ部材と共働
し、該ノーズ部材の引込位置への到来に応答して作動し
該操作部材を不作動位置へ移動させる第1の応答手段
と、ドライバビット駆動軸の回転始動に応答して該操作
部材を不作動位置から作動位置へ移動させる第2の応答
手段と、よりなることを特徴とする自動ネジ締め機のク
ラッチ機構。 - 【請求項2】前記第2の応答手段は、ドライバビット駆
動軸と一体回転する回転部材と、該回転部材上に枢支さ
れた爪部材と、前記操作部材の外周上に形成されるとと
もに前記爪部材と、選択係合可能な螺旋状凹凸部とを含
んでなる請求項1に記載のクラッチ機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16386091A JPH0725035B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 自動ネジ締め機のクラッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16386091A JPH0725035B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 自動ネジ締め機のクラッチ機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04360729A JPH04360729A (ja) | 1992-12-14 |
| JPH0725035B2 true JPH0725035B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=15782138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16386091A Expired - Lifetime JPH0725035B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 自動ネジ締め機のクラッチ機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725035B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP16386091A patent/JPH0725035B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04360729A (ja) | 1992-12-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950905 |