JPH0725876B2 - ポリフルオロポリエ−テル - Google Patents
ポリフルオロポリエ−テルInfo
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- JPH0725876B2 JPH0725876B2 JP10016387A JP10016387A JPH0725876B2 JP H0725876 B2 JPH0725876 B2 JP H0725876B2 JP 10016387 A JP10016387 A JP 10016387A JP 10016387 A JP10016387 A JP 10016387A JP H0725876 B2 JPH0725876 B2 JP H0725876B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性及び耐薬品性に優れた新規なポリフル
オロポリエーテルに関するものである。
オロポリエーテルに関するものである。
ポリフルオロポリエーテルについては、これ迄に種々の
化合物が知られている。例えば、特公昭36−20599号公
報,特公昭41−16798号公報には、ヘキサフルオロプロ
ピレンオキサイドの重合物である末端に1個の酸フルオ
ライド基を有する1官能性パーフルオロポリエーテルが
示されている。また、特公昭39−26707号公報には、パ
ーフルオロアルキルモノカルボニルフルオライドにヘキ
サフルオロプロピレンオキサイドを付加重合させた、末
端に1個の酸フルオライド基を有する1官能性パーフル
オロポリエーテル,あるいはパーフルオロアルキルジカ
ルボニルフルオライドにヘキサフルオロプロピレンオキ
サイドを付加重合させた、両端に酸フルオライド基を有
する2官能性パーフルオロポリエーテルが示されてい
る。
化合物が知られている。例えば、特公昭36−20599号公
報,特公昭41−16798号公報には、ヘキサフルオロプロ
ピレンオキサイドの重合物である末端に1個の酸フルオ
ライド基を有する1官能性パーフルオロポリエーテルが
示されている。また、特公昭39−26707号公報には、パ
ーフルオロアルキルモノカルボニルフルオライドにヘキ
サフルオロプロピレンオキサイドを付加重合させた、末
端に1個の酸フルオライド基を有する1官能性パーフル
オロポリエーテル,あるいはパーフルオロアルキルジカ
ルボニルフルオライドにヘキサフルオロプロピレンオキ
サイドを付加重合させた、両端に酸フルオライド基を有
する2官能性パーフルオロポリエーテルが示されてい
る。
更に、米国特許第3,367,868号明細書には、パーフルオ
ロアセトンにキサフルオロプロピレンオキサイドを付加
重合させた1官能性パーフルオロポリエーテルが示され
ている。
ロアセトンにキサフルオロプロピレンオキサイドを付加
重合させた1官能性パーフルオロポリエーテルが示され
ている。
本発明者らは、1分子中にカルボニル基を3個有する化
合物にヘキサフルオロプロピレンオキサイド等のフルオ
ロオレフインエポキサイドを反応させることが可能とな
れば、従来の1官能性及び2官能性の化合物にヘキサフ
ルオロプロピレンオキサイドを付加重合するよりも高分
子量の化合物が容易に得られ、しかも3個の官能基を利
用した種々の誘導体の合成が期待できると考えた。
合物にヘキサフルオロプロピレンオキサイド等のフルオ
ロオレフインエポキサイドを反応させることが可能とな
れば、従来の1官能性及び2官能性の化合物にヘキサフ
ルオロプロピレンオキサイドを付加重合するよりも高分
子量の化合物が容易に得られ、しかも3個の官能基を利
用した種々の誘導体の合成が期待できると考えた。
本発明者らは、3官能性のポリフルオロポリエーテルの
合成について鋭意研究を重ねた結果、3−ケトテトフル
オログルタリルフルオライドとヘキサフルオロプロピレ
ンオキサイドとを反応させたところ、以外にもフルオロ
カルボニル基を3個有するポリフルオロポリエーテルが
簡便な手段で得られ、また、そのフルオロカルボニル基
の反応性を利用してフルオロカルボニル基を他の官能基
に置換した3官能性のポリフルオロポリエーテルが容易
に合成できることを見い出し、本発明を完成するに示っ
た。
合成について鋭意研究を重ねた結果、3−ケトテトフル
オログルタリルフルオライドとヘキサフルオロプロピレ
ンオキサイドとを反応させたところ、以外にもフルオロ
カルボニル基を3個有するポリフルオロポリエーテルが
簡便な手段で得られ、また、そのフルオロカルボニル基
の反応性を利用してフルオロカルボニル基を他の官能基
に置換した3官能性のポリフルオロポリエーテルが容易
に合成できることを見い出し、本発明を完成するに示っ
た。
即ち、本発明は、下記一般式〔1〕 で示されるポリフルオロポリエーテルである。
前記一般式〔I〕中、X,Y,Z及びAで示されるハロゲン
原子としては、フツ素原子,塩素原子,臭素原子及びヨ
ウ素原子が挙げられる。また、前記一般式〔I〕中、M
で示されるアルカリ金属としては、リチウム,ナトリウ
ム,カリウム,ルビジウムが挙げられる。さらに、R1,R
2及びR3で示されるアルキル基,及びAで示されるアル
コキシ基の炭素数は、特に制限されるものではないが、
一般に原料の入手の容易さから1〜4の範囲であること
が好ましい。好適なアルキル基としては、メチル基,エ
チル基,n−プロピル基,1−プロピル基,n−ブチル基,1−
ブチル基,t−ブチル基等が挙げられ、アルコキシ基とし
ては、メトキシ基,エトキシ基,n−プロポキシ基,i−プ
ロポキシ基,n−ブトキシ基,i−ブトキシ基,t−ブトキシ
基等を挙げることができる。また、Aで示されるアルケ
ニルオキシ基の炭素数は、特に制限されるものではない
が、一般に原料の入手の容易さから2〜4の範囲である
ことが好ましい。本発明に於いて好適なアルケニルオキ
シ基としては、ビニルオキシ基,アリルオキシ基,メタ
リルオキシ基,プロペニルオキシ基,ブテニルオキシ基
等を挙げることができる。また、前記一般式〔I〕中、
X,Y及びZで示されるアルキロール基の炭素数は、特に
制限されないが、一般には1〜4の範囲であることが好
ましい。好適なアルキロール基としては、メチロール
基,エチロール基,n−ブチロール基等を挙げることがで
きる。さらにまた、l,m及びnは0以上の整数であれば
良いが、一般には夫々0−30の整数である化合物が製造
しやすい。特に後述する方法により本発明のポリフルオ
ロポリエーテルを製造した場合には、l,m及びnの合計
が主として0〜60の整数である化合物の混合物が得られ
る。
原子としては、フツ素原子,塩素原子,臭素原子及びヨ
ウ素原子が挙げられる。また、前記一般式〔I〕中、M
で示されるアルカリ金属としては、リチウム,ナトリウ
ム,カリウム,ルビジウムが挙げられる。さらに、R1,R
2及びR3で示されるアルキル基,及びAで示されるアル
コキシ基の炭素数は、特に制限されるものではないが、
一般に原料の入手の容易さから1〜4の範囲であること
が好ましい。好適なアルキル基としては、メチル基,エ
チル基,n−プロピル基,1−プロピル基,n−ブチル基,1−
ブチル基,t−ブチル基等が挙げられ、アルコキシ基とし
ては、メトキシ基,エトキシ基,n−プロポキシ基,i−プ
ロポキシ基,n−ブトキシ基,i−ブトキシ基,t−ブトキシ
基等を挙げることができる。また、Aで示されるアルケ
ニルオキシ基の炭素数は、特に制限されるものではない
が、一般に原料の入手の容易さから2〜4の範囲である
ことが好ましい。本発明に於いて好適なアルケニルオキ
シ基としては、ビニルオキシ基,アリルオキシ基,メタ
リルオキシ基,プロペニルオキシ基,ブテニルオキシ基
等を挙げることができる。また、前記一般式〔I〕中、
X,Y及びZで示されるアルキロール基の炭素数は、特に
制限されないが、一般には1〜4の範囲であることが好
ましい。好適なアルキロール基としては、メチロール
基,エチロール基,n−ブチロール基等を挙げることがで
きる。さらにまた、l,m及びnは0以上の整数であれば
良いが、一般には夫々0−30の整数である化合物が製造
しやすい。特に後述する方法により本発明のポリフルオ
ロポリエーテルを製造した場合には、l,m及びnの合計
が主として0〜60の整数である化合物の混合物が得られ
る。
本発明の前記一般式〔I〕で示されるポリフルオロポリ
エーテルは、以下の方法によってその化学構造を決定す
ることができる。
エーテルは、以下の方法によってその化学構造を決定す
ることができる。
(イ)赤外吸収スペクトル(IR)を測定することによ
り、3150〜2800cm-1付近にC−H結合、1900〜1880cm-1
付近にフルオロカルボニル基によるC=O結合、1800〜
1780cm-1にポリフルオルケトン基,カルボン酸エステル
基及びカルボン酸基によるC=O結合、1680〜1670cm-1
付近にカルボン酸塩基,アミド基によるC=O結合、13
50〜1050cm-1にC−F結合、1000〜960cm-1にポリフル
オロエーテル結合に基づく各特性吸収を観察した。
り、3150〜2800cm-1付近にC−H結合、1900〜1880cm-1
付近にフルオロカルボニル基によるC=O結合、1800〜
1780cm-1にポリフルオルケトン基,カルボン酸エステル
基及びカルボン酸基によるC=O結合、1680〜1670cm-1
付近にカルボン酸塩基,アミド基によるC=O結合、13
50〜1050cm-1にC−F結合、1000〜960cm-1にポリフル
オロエーテル結合に基づく各特性吸収を観察した。
(ロ)フツ素核磁気共鳴スペクトル(F−NMR)を測定
することにより、本発明の化合物中に存在するフツ素原
子の結合様式を知ることができる。前記一般式〔I〕で
示される化合物のF−NMR(CFCl3基準)の代表例として
下記〔A〕及び〔B〕の化合物のF−NMRのケミカルシ
フト(PPm)を示す。
することにより、本発明の化合物中に存在するフツ素原
子の結合様式を知ることができる。前記一般式〔I〕で
示される化合物のF−NMR(CFCl3基準)の代表例として
下記〔A〕及び〔B〕の化合物のF−NMRのケミカルシ
フト(PPm)を示す。
〔A〕の化合物のフルオロカルボニル基は に由来するスペクトルが−23ppm, に由来するスペクトルが−26ppmにあり、その強度比は
1:2であった。〔B〕の化合物になると−23ppmのスペク
トルは消滅し、110〜134ppmのスペクトルは小さくな
り、新たに142ppmにヘキサンフルオロプロピレンオキサ
イドの繰返し単位である に起因するスペクトルが現われる。これらの結果より、
3−ケトテトラフルオロクルタリルフルオライドの3個
のカルボニル基にヘキサフルオロプロピレンオキサイド
が付加重合した3個のフルオロカルボニル基を有するポ
リフルオロポリエーテルであると同定することができ
る。
1:2であった。〔B〕の化合物になると−23ppmのスペク
トルは消滅し、110〜134ppmのスペクトルは小さくな
り、新たに142ppmにヘキサンフルオロプロピレンオキサ
イドの繰返し単位である に起因するスペクトルが現われる。これらの結果より、
3−ケトテトラフルオロクルタリルフルオライドの3個
のカルボニル基にヘキサフルオロプロピレンオキサイド
が付加重合した3個のフルオロカルボニル基を有するポ
リフルオロポリエーテルであると同定することができ
る。
(ハ)プロトン核磁気共鳴スペクトル(H−NMR)を測
定することにより、前記一般式〔I〕で示される本発明
の化合物中に存在する水素原子の結合様式を知ることが
できる。H−NMR(テトラメチルシラン基準)より、 のメチルプロトンは3.8ppmに、−OCFHCF3は5.7ppmと6.2
ppmに観察される。
定することにより、前記一般式〔I〕で示される本発明
の化合物中に存在する水素原子の結合様式を知ることが
できる。H−NMR(テトラメチルシラン基準)より、 のメチルプロトンは3.8ppmに、−OCFHCF3は5.7ppmと6.2
ppmに観察される。
(ニ)中和滴定本発明の化合物の中でフルオロカルボニ
ル基を有する化合物については、フルオロカルボニル基
とNaOHとを反応させた後に過剰に残ったNaOHをH2SO4で
逆滴定することにより、フルオロカルボニル基1個当り
の分子量を測定し、その化合物の平均分子量を求めるこ
とができる。
ル基を有する化合物については、フルオロカルボニル基
とNaOHとを反応させた後に過剰に残ったNaOHをH2SO4で
逆滴定することにより、フルオロカルボニル基1個当り
の分子量を測定し、その化合物の平均分子量を求めるこ
とができる。
本発明のポリフルオロポリエーテルの製造方法は特に限
定されるものではないが、次に述べる方法が好適に採用
される。
定されるものではないが、次に述べる方法が好適に採用
される。
即ち、3−ケトラフルオログルタリルフルオライドとヘ
キサフルオロプロピレンオキサイドとを反応させること
によって、末端がフルオロカルボニル基である本発明の
ポリフルオロポリエーテルを得ることができる。
キサフルオロプロピレンオキサイドとを反応させること
によって、末端がフルオロカルボニル基である本発明の
ポリフルオロポリエーテルを得ることができる。
原料である3−ケトラトラフルオログルタリルフルオラ
イド(以下、FGFと略記する。)は、公知の方法、例え
ば、下記式で示される1.5−ジアルコキシパーフルオロ
−3−ペンタノーンと3酸化イオウを反応させる方法に
よって容易に得られる。
イド(以下、FGFと略記する。)は、公知の方法、例え
ば、下記式で示される1.5−ジアルコキシパーフルオロ
−3−ペンタノーンと3酸化イオウを反応させる方法に
よって容易に得られる。
もう一つの原料であるヘキサフルオロプロピレンオキサ
イド(以下、HFPOと略記する。)の使用量は、FGFに対
して3〜200倍モルの範囲が一般に採用される。
イド(以下、HFPOと略記する。)の使用量は、FGFに対
して3〜200倍モルの範囲が一般に採用される。
FGFとHFPOとの反応は、非プロトン性溶媒中で行なうこ
とが好ましい。非プロトン性溶媒としては、例えば、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル,トリエチレング
リコールジメチルエーテル,テトラエチレングリコール
ジメチルエーテル,アセトニトリル,アジポニトリル,
ピロピオニトリル,テトラハイドロフラン,ジオキサ
ン,ベンゾニトリル,ニトロエタン,テトラメチレンス
ルホン,アセトン等を挙げることができる。また、非プ
ロトン性溶媒に加えて、反応溶液の粘度を低下させるた
め、ヘキサフルオロプロピレン,ヘキサフルオロプロピ
レンの2,3量体,パーフルオロブタジエン,パーフルオ
ロブタン,パーフルオロヘキサン,トリクロルトリフル
オロエタン等のフツ素系溶媒を添加することもできる。
これらの溶媒量は、FGFに対し0.5〜10倍の重量で使用さ
れる。
とが好ましい。非プロトン性溶媒としては、例えば、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル,トリエチレング
リコールジメチルエーテル,テトラエチレングリコール
ジメチルエーテル,アセトニトリル,アジポニトリル,
ピロピオニトリル,テトラハイドロフラン,ジオキサ
ン,ベンゾニトリル,ニトロエタン,テトラメチレンス
ルホン,アセトン等を挙げることができる。また、非プ
ロトン性溶媒に加えて、反応溶液の粘度を低下させるた
め、ヘキサフルオロプロピレン,ヘキサフルオロプロピ
レンの2,3量体,パーフルオロブタジエン,パーフルオ
ロブタン,パーフルオロヘキサン,トリクロルトリフル
オロエタン等のフツ素系溶媒を添加することもできる。
これらの溶媒量は、FGFに対し0.5〜10倍の重量で使用さ
れる。
FGFとHFPOとの反応は、通常はアニオン重合触媒の存在
下に行なわれる。本発明に於いて好適に用いられるアニ
オン重合触媒としては、例えば、フツ化セシウム,フツ
化カリウム,フツ化ナトリウム,フツ化ルビジウム等の
アルカリ金属フツ化物;テトラメチルアンモニウムフル
オライド,テトラエチルアンモニウムフルオライド,テ
トラブチルアンモニウムフルオライド等のテトラアルキ
ルアンモニウムフルオライドが用いられる。好ましく
は、粒径が0.1〜100μmのフツ化カリウム,フツ化セシ
ウムからなるアルカリ金属フツ化物が使用される。触媒
の使用量は、通常FGF1モルに対して0.0001〜0.2モル、
好ましくは、0.001〜0.1モルの範囲であることが好まし
い。
下に行なわれる。本発明に於いて好適に用いられるアニ
オン重合触媒としては、例えば、フツ化セシウム,フツ
化カリウム,フツ化ナトリウム,フツ化ルビジウム等の
アルカリ金属フツ化物;テトラメチルアンモニウムフル
オライド,テトラエチルアンモニウムフルオライド,テ
トラブチルアンモニウムフルオライド等のテトラアルキ
ルアンモニウムフルオライドが用いられる。好ましく
は、粒径が0.1〜100μmのフツ化カリウム,フツ化セシ
ウムからなるアルカリ金属フツ化物が使用される。触媒
の使用量は、通常FGF1モルに対して0.0001〜0.2モル、
好ましくは、0.001〜0.1モルの範囲であることが好まし
い。
FGFとHFPOとの反応の条件は、一般に0〜10atmの圧力、
好ましくは0〜3atmの圧力下で、−50℃〜100℃好まし
くは−30℃〜50℃の温度下で通常、1〜120時間の反応
時間が採用される。
好ましくは0〜3atmの圧力下で、−50℃〜100℃好まし
くは−30℃〜50℃の温度下で通常、1〜120時間の反応
時間が採用される。
以上の方法により、前記一般式〔I〕で示されるポリフ
ルオロポリエーテルのうち、X,Y及びZがフルオロカル
ボニル基である化合物が得られる。前記一般式〔I〕で
示されるポリフルオロポリエーテルのうち、X,Y及びZ
がフルオロカルボニル基外の化合物については、X,Y及
びZがフルオロカルボニル基である化合物のフルオロカ
ルボニル基の反応性を利用して種々の反応を行なうこと
により製造することができる。
ルオロポリエーテルのうち、X,Y及びZがフルオロカル
ボニル基である化合物が得られる。前記一般式〔I〕で
示されるポリフルオロポリエーテルのうち、X,Y及びZ
がフルオロカルボニル基外の化合物については、X,Y及
びZがフルオロカルボニル基である化合物のフルオロカ
ルボニル基の反応性を利用して種々の反応を行なうこと
により製造することができる。
例えば、フルオロカルボニル基を水と反応させてカルボ
ン酸基とした後、フツ素ガスと反応させてフツ素に置換
する、あるいはNaOH−エチレングリコール中で反応させ
ることによって水素に置換する、更に紫外線を塩素ガス
を用いて水素を塩素に置換する等の反応により耐熱性,
耐薬品性を有するポリフルオロポリエーテルを合成する
ことができる。また、フルオロカルボニル基に炭素数1
〜6のアルコール,フエノール、アリルアルコールを反
応させることによってエステル誘導体を合成することが
できる。また、フルオロカルボニル基をリチウムアルミ
ニウムハイドライド等でアルコールに変換した後、アク
リル酸,メタクリル酸,アクリル酸クロライド,メタク
リル酸クロライド等と反応させることによりアクリル酸
誘導体に変換でき、あるいはエピクロルヒドリン,グリ
シドールと反応させることによってエポキシ基誘導体に
変換することができる。また、フルオロカルボニル基に
炭素数1〜5の第1級あるいは第2級アミンと反応させ
ることによりカルボン酸アミド基とすることができる。
また、フルオロカルボニル基とアンモニアを反応させて
カルボン酸アミド基とした後5酸化リンと反応させ、シ
アノ基に転換することも出来る。
ン酸基とした後、フツ素ガスと反応させてフツ素に置換
する、あるいはNaOH−エチレングリコール中で反応させ
ることによって水素に置換する、更に紫外線を塩素ガス
を用いて水素を塩素に置換する等の反応により耐熱性,
耐薬品性を有するポリフルオロポリエーテルを合成する
ことができる。また、フルオロカルボニル基に炭素数1
〜6のアルコール,フエノール、アリルアルコールを反
応させることによってエステル誘導体を合成することが
できる。また、フルオロカルボニル基をリチウムアルミ
ニウムハイドライド等でアルコールに変換した後、アク
リル酸,メタクリル酸,アクリル酸クロライド,メタク
リル酸クロライド等と反応させることによりアクリル酸
誘導体に変換でき、あるいはエピクロルヒドリン,グリ
シドールと反応させることによってエポキシ基誘導体に
変換することができる。また、フルオロカルボニル基に
炭素数1〜5の第1級あるいは第2級アミンと反応させ
ることによりカルボン酸アミド基とすることができる。
また、フルオロカルボニル基とアンモニアを反応させて
カルボン酸アミド基とした後5酸化リンと反応させ、シ
アノ基に転換することも出来る。
本発明のポリフルオロポリエーテルは、3官能性である
ためにその官能基の特性を利用して種々の分野に応用す
ることができる。例えば、重縮合可能な官能基、例え
ば、ビニル基,アリル基,水酸基又はシアノ基等を有す
るポリフルオロポリエーテルは、重縮合させることによ
って樹脂,ゴム,或いは塗料として使用することができ
る。また、カルボキシル基のような親水基を有するポリ
フルオロポリエーテルは、界面活性剤としての利用が可
能である。
ためにその官能基の特性を利用して種々の分野に応用す
ることができる。例えば、重縮合可能な官能基、例え
ば、ビニル基,アリル基,水酸基又はシアノ基等を有す
るポリフルオロポリエーテルは、重縮合させることによ
って樹脂,ゴム,或いは塗料として使用することができ
る。また、カルボキシル基のような親水基を有するポリ
フルオロポリエーテルは、界面活性剤としての利用が可
能である。
さらに、本発明のポリフルオロポリエーテルは、一般に
高沸点であり、しかも、含フツ素化合物特有の耐熱性及
び耐薬品性も併せ持つため、真空ポンプ油,熱媒体,潤
滑油,気液分離用液体,として使用することができる。
高沸点であり、しかも、含フツ素化合物特有の耐熱性及
び耐薬品性も併せ持つため、真空ポンプ油,熱媒体,潤
滑油,気液分離用液体,として使用することができる。
以下に、実施例を掲げて本発明を詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 3−ケトテトラフルオログルタリルフルオライド55重量
部,テトラエチレングリコールジメチルエーテル100重
量部,フツ化カリウム1重量部をステンレス性のオート
クレーブに仕込み、脱気した後、ヘキサフルオロプロピ
レンオキサイド110重量部を0℃の反応温度で1〜2kg/c
m2の圧力下に2日間反応させた。反応終了後、テトラエ
チレングリコールジメチルエーテルとフツ素化合物から
なる層を分離し、フツ素化合物層を蒸留により分別した
ところ、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドの2量体
を主成分とするもの55重量部と、61〜67℃/25mmHgの沸
点を有する化合物が85重量部得られた。61〜67℃/25mmH
gに沸点を有する化合物のIRを測定した結果を図1に示
す。その結果、原料である3−ケトテトラフルオログル
タリルフルオライドのケトンに由来する1795cm-1のカル
ボニルの吸収は非常に小さくなっており、このカルボニ
ルにヘキサフルオロプロピレンオキサイドが付加反応し
たことを示している。更にF−NMRを測定した結果を図
2に示す。そのケミカルシフトを解析した結果前記した
〔A〕の化合物であることがわかった。更にこのフルオ
ロカルボニル基をカルボン酸ナトリウム基に交換するこ
とによって消費されるNaOHの量を中和滴定法を用いて測
定することにより、この化合物の分子量を求めた。その
結果分子量は550であった。なお、カルボン酸ナトリウ
ム型にしたこの化合物は1680cm-1に赤外吸収を有する水
に易溶な物質であった。
部,テトラエチレングリコールジメチルエーテル100重
量部,フツ化カリウム1重量部をステンレス性のオート
クレーブに仕込み、脱気した後、ヘキサフルオロプロピ
レンオキサイド110重量部を0℃の反応温度で1〜2kg/c
m2の圧力下に2日間反応させた。反応終了後、テトラエ
チレングリコールジメチルエーテルとフツ素化合物から
なる層を分離し、フツ素化合物層を蒸留により分別した
ところ、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドの2量体
を主成分とするもの55重量部と、61〜67℃/25mmHgの沸
点を有する化合物が85重量部得られた。61〜67℃/25mmH
gに沸点を有する化合物のIRを測定した結果を図1に示
す。その結果、原料である3−ケトテトラフルオログル
タリルフルオライドのケトンに由来する1795cm-1のカル
ボニルの吸収は非常に小さくなっており、このカルボニ
ルにヘキサフルオロプロピレンオキサイドが付加反応し
たことを示している。更にF−NMRを測定した結果を図
2に示す。そのケミカルシフトを解析した結果前記した
〔A〕の化合物であることがわかった。更にこのフルオ
ロカルボニル基をカルボン酸ナトリウム基に交換するこ
とによって消費されるNaOHの量を中和滴定法を用いて測
定することにより、この化合物の分子量を求めた。その
結果分子量は550であった。なお、カルボン酸ナトリウ
ム型にしたこの化合物は1680cm-1に赤外吸収を有する水
に易溶な物質であった。
一方、F−NMRから測定される構造より計算した分子量
は554であった。
は554であった。
実施例2 実施例1で得られた〔A〕の化合物20重量部,テトラエ
イレングリコールジメチルエーテル20重量部,セシウム
フルオライド1重量部をステンレス製のオートクレープ
に仕込み、ヘキサフルオロプロピレンオキサイド120重
量部を反応温度5℃で1〜2kg/cm2の圧力下で2日間反
応させた。反応後テトラエチレングリコールジメチルエ
ーテル層とフツ素化合物層を分離し、フツ素化合物層は
蒸留により分別した。その結果、ヘキサフルオロプロピ
レンオキサイドの3〜5量体が56重量部得られた。実施
例1の化合物〔A〕に対するヘキサフルオロプロピレン
オキサイドの付加重合物は0.3mmHg〜0.15mmHgの圧力で
沸点50〜200℃の化合物として75重量部得られた。0.3mm
Hgで100〜123℃の沸点を有する30重量部の化合物のF−
NMRを測定した結果を図3に示す。その結果、前記した
〔B〕の化合物であると同定することができ、1分子中
に3ケのフルオロカルボニル基を有する3官能性パーフ
ルオロポリエーテルであった。
イレングリコールジメチルエーテル20重量部,セシウム
フルオライド1重量部をステンレス製のオートクレープ
に仕込み、ヘキサフルオロプロピレンオキサイド120重
量部を反応温度5℃で1〜2kg/cm2の圧力下で2日間反
応させた。反応後テトラエチレングリコールジメチルエ
ーテル層とフツ素化合物層を分離し、フツ素化合物層は
蒸留により分別した。その結果、ヘキサフルオロプロピ
レンオキサイドの3〜5量体が56重量部得られた。実施
例1の化合物〔A〕に対するヘキサフルオロプロピレン
オキサイドの付加重合物は0.3mmHg〜0.15mmHgの圧力で
沸点50〜200℃の化合物として75重量部得られた。0.3mm
Hgで100〜123℃の沸点を有する30重量部の化合物のF−
NMRを測定した結果を図3に示す。その結果、前記した
〔B〕の化合物であると同定することができ、1分子中
に3ケのフルオロカルボニル基を有する3官能性パーフ
ルオロポリエーテルであった。
また、中和滴定法によりこの化合物の分子量を求めたと
ころ1400であったので、パーフオロ−3−ケトグルタリ
ルフルオライドに対してヘキフルオロプロピレンオキサ
イドが7個付加した化合物であった。
ころ1400であったので、パーフオロ−3−ケトグルタリ
ルフルオライドに対してヘキフルオロプロピレンオキサ
イドが7個付加した化合物であった。
更に、0.15mmHgで120〜150℃の沸点を有する留分32重量
部のF−NMRを測定したところ、〔B〕の化合物よりも
ヘキサフルオロプロピレンオキサイドが多く付加した化
合物であった。この化合物の中和滴定法による分子量は
2200であった。これより3−ケトテトラフルオログルタ
リルフルオライドに対してヘキサフルオロプロピレンオ
キサイドが12個付加した化合物であることがわかつた。
更に0.15mmHgで150〜250℃の留分5重量部を得た。この
化合物の中和滴定法による分子量は4300であり、3−ケ
トテトラフルオログルタリルフルオライドに対してヘキ
サフルオロピロピレンオキサイドが25個付加重合した化
合物であることがわかった。蒸留後ボトムに3重量部の
粘稠な化合物が得られた。この化合物の分子量は5500で
あり、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドが32個付加
重合していることがわかった。
部のF−NMRを測定したところ、〔B〕の化合物よりも
ヘキサフルオロプロピレンオキサイドが多く付加した化
合物であった。この化合物の中和滴定法による分子量は
2200であった。これより3−ケトテトラフルオログルタ
リルフルオライドに対してヘキサフルオロプロピレンオ
キサイドが12個付加した化合物であることがわかつた。
更に0.15mmHgで150〜250℃の留分5重量部を得た。この
化合物の中和滴定法による分子量は4300であり、3−ケ
トテトラフルオログルタリルフルオライドに対してヘキ
サフルオロピロピレンオキサイドが25個付加重合した化
合物であることがわかった。蒸留後ボトムに3重量部の
粘稠な化合物が得られた。この化合物の分子量は5500で
あり、ヘキサフルオロプロピレンオキサイドが32個付加
重合していることがわかった。
実施例3 実施例2で得られた分子量2200のフルオロカルボニル基
を有するパーフルオロポリエーテル5重量部に水0.2重
量部を室温で撹拌しながら加えた後、減圧下で蒸留する
ことによってパーフルオロポリエーテルカルボン酸を4
重量部得た。この化合物中には1780cm-1にカルボン酸基
に基づく赤外吸収が新たに存在した。この化合物を三つ
口フラスコに入れ、窒素ガスで20%に希釈したフツ素ガ
スを40ml/分の速度で150〜200℃の温度下に10時間反応
させた。反応後窒素ガスを吹き込んでフツ素ガスを追い
出した後減圧蒸留を行なうことにより、0.2mmHgで130〜
150℃の留分を3重量部得た。この化合物の赤外吸収ス
ペクトルには、フルオロカルボニル基やカルボン酸基は
存在しなかった。F−NMRを測定したところ86ppmと87pp
mに新たなピークが出現した。これはポリフルオロエー
テルの末端が に変化したことを示している。
を有するパーフルオロポリエーテル5重量部に水0.2重
量部を室温で撹拌しながら加えた後、減圧下で蒸留する
ことによってパーフルオロポリエーテルカルボン酸を4
重量部得た。この化合物中には1780cm-1にカルボン酸基
に基づく赤外吸収が新たに存在した。この化合物を三つ
口フラスコに入れ、窒素ガスで20%に希釈したフツ素ガ
スを40ml/分の速度で150〜200℃の温度下に10時間反応
させた。反応後窒素ガスを吹き込んでフツ素ガスを追い
出した後減圧蒸留を行なうことにより、0.2mmHgで130〜
150℃の留分を3重量部得た。この化合物の赤外吸収ス
ペクトルには、フルオロカルボニル基やカルボン酸基は
存在しなかった。F−NMRを測定したところ86ppmと87pp
mに新たなピークが出現した。これはポリフルオロエー
テルの末端が に変化したことを示している。
実施例4 実施例3の方法で得られるパーフルオロポリーテルカル
ボン酸4重量部にNaOH1重量部とエチレングリコール6
重量部を加えて150℃で8時間処理した後、水洗,乾燥
することによってカルボン酸基を水素に置換した。この
化合物のH−NMRを測定したところ5.7ppmと6.2ppmにケ
ミカルシフトがあり、赤外吸収スペクトルにも3000cm-1
と900cm-1にC−H結合に基づく吸収が存在したのでカ
ルボン酸基が水素に置換した水素変性ポリフルオロポリ
エーテルであることがわかった。
ボン酸4重量部にNaOH1重量部とエチレングリコール6
重量部を加えて150℃で8時間処理した後、水洗,乾燥
することによってカルボン酸基を水素に置換した。この
化合物のH−NMRを測定したところ5.7ppmと6.2ppmにケ
ミカルシフトがあり、赤外吸収スペクトルにも3000cm-1
と900cm-1にC−H結合に基づく吸収が存在したのでカ
ルボン酸基が水素に置換した水素変性ポリフルオロポリ
エーテルであることがわかった。
実施例5 実施例4で得られた水素変性ポリフルオロポリエーテル
3重量部及び1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタン4重量部を石英管に入れ、100Wの超高圧水銀灯を
用いて塩素ガスを40cc/分の割合で導入しながら10時間2
00℃で反応させた。反応後、1,1,2−トリクロロ−1,2,2
−トリフルオロエタンを蒸留により留去し反応物2.5重
量部を得た。この化合物の赤外吸収スペクトルには3000
cm-1と900cm-1に吸収がなく、H−NMRにも水素の吸収は
殆どなかった。更にこの化合物の元素分析をしたところ
塩素が4.5%含有されていることがわかった。これより
水素が塩素に変性されたポリフルオロポリエーテルであ
ることがわかった。
3重量部及び1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタン4重量部を石英管に入れ、100Wの超高圧水銀灯を
用いて塩素ガスを40cc/分の割合で導入しながら10時間2
00℃で反応させた。反応後、1,1,2−トリクロロ−1,2,2
−トリフルオロエタンを蒸留により留去し反応物2.5重
量部を得た。この化合物の赤外吸収スペクトルには3000
cm-1と900cm-1に吸収がなく、H−NMRにも水素の吸収は
殆どなかった。更にこの化合物の元素分析をしたところ
塩素が4.5%含有されていることがわかった。これより
水素が塩素に変性されたポリフルオロポリエーテルであ
ることがわかった。
実施例6 実施例1で得られた〔A〕の化合物5重量部にメタノー
ル2重量部を0℃で撹拌しながら加えて2時間反応させ
た後、水洗,脱水を行ない蒸留することによって4重量
部の反応生成物を得た。この物質の赤外吸収スペクトル
を測定したところ、3000cm-1にC−Hに基づく吸収、17
80cm-1にカルボン酸エステルに基づくカルボニル基の吸
収、1350〜1050cm-1にC−F結合に基づく特性吸収スペ
クトルが認められた。また、H−NMRを測定した結果、
カルボン酸メチルエステルに基づくメチルのケミカルシ
フトが3.8ppmに観察された。こらの結果より1分子中に
3ケのメチルエステル基を有する化合物であることが明
らかになった。
ル2重量部を0℃で撹拌しながら加えて2時間反応させ
た後、水洗,脱水を行ない蒸留することによって4重量
部の反応生成物を得た。この物質の赤外吸収スペクトル
を測定したところ、3000cm-1にC−Hに基づく吸収、17
80cm-1にカルボン酸エステルに基づくカルボニル基の吸
収、1350〜1050cm-1にC−F結合に基づく特性吸収スペ
クトルが認められた。また、H−NMRを測定した結果、
カルボン酸メチルエステルに基づくメチルのケミカルシ
フトが3.8ppmに観察された。こらの結果より1分子中に
3ケのメチルエステル基を有する化合物であることが明
らかになった。
実施例7 実施例1で得られた〔A〕の化合物5重量部にアルカリ
アルコール2重量部を0℃で撹拌しながら加え2時間反
応させた後、水洗,脱水を行ない蒸留することによって
4重量部の反応生成物を得た。IR,H−NMRよりこの反応
物を同定したところトリアリルエステルであることがわ
かった。このトリアリルエステル1重量部とジイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート0.03重量部をガラスアン
プルに封入し、30℃で8時間重合したところ、不溶不融
の堅い樹脂が得られた。
アルコール2重量部を0℃で撹拌しながら加え2時間反
応させた後、水洗,脱水を行ない蒸留することによって
4重量部の反応生成物を得た。IR,H−NMRよりこの反応
物を同定したところトリアリルエステルであることがわ
かった。このトリアリルエステル1重量部とジイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート0.03重量部をガラスアン
プルに封入し、30℃で8時間重合したところ、不溶不融
の堅い樹脂が得られた。
実施例8 実施例1で得られた〔A〕の化合物10重量部にアンモニ
アガスを室温で吹き込み水洗,乾燥することにより9重
量部のアミド化合物を得た。これに5酸化リン10重量部
を加え、160℃で1日反応させ、反応後水洗,蒸留する
ことにより反応物6重量部を回収した。この化合物の赤
外吸収スペクトルを測定したところ2270cm-1にニトリル
基を吸収ピークが存在した。この結果よりシアノ基を有
するパーフルオロポリエーテル化合物であることが明ら
かである。
アガスを室温で吹き込み水洗,乾燥することにより9重
量部のアミド化合物を得た。これに5酸化リン10重量部
を加え、160℃で1日反応させ、反応後水洗,蒸留する
ことにより反応物6重量部を回収した。この化合物の赤
外吸収スペクトルを測定したところ2270cm-1にニトリル
基を吸収ピークが存在した。この結果よりシアノ基を有
するパーフルオロポリエーテル化合物であることが明ら
かである。
実施例9 実施例1で得られた〔A〕の化合物10重量部をジエチル
エーテル20重量部とリチウムアルミニウムハイドライド
5重量部とを分散させた溶液中に徐々に滴下して反応さ
せた。室温で8時間反応させた後、水洗,脱水,蒸留を
行なうことによってフルオロカルボニル基をアルコール
に転換した、化合物5重量部を得たH−NMRより4.1ppm,
4.3ppm,4.4ppmに特性ピークがあり、ポリフルオロアル
コールであることを確認した。このポリフルオロポリア
ルコール2重量部にアクリル酸クロライド1重量部を室
温で滴下し、1日反応させた。反応後、蒸留を行ない、
1分子中に3個のアクリロイル基を有する化合物1.5重
量部を合成した。この化合物にはカルボン酸エステル基
に基づく1720cm-1とビニル基に基づく1640cm-1の赤外吸
収スペクトルが存在した。同様にして、上記で得られた
ポリフルオロアルコール2重量部にメタクル酸クロライ
ド1.2重量部を室温下1日反応させた後、水洗,乾燥,
蒸留を行って1分子中に3個のメタクリロイル基を有す
る化合物を1.6重量部得た。この化合物中にもカルボン
酸エステル基に基づく1725cm-1とビニル基に基づく1640
cm-1の赤外吸収スペクトルが存在した。
エーテル20重量部とリチウムアルミニウムハイドライド
5重量部とを分散させた溶液中に徐々に滴下して反応さ
せた。室温で8時間反応させた後、水洗,脱水,蒸留を
行なうことによってフルオロカルボニル基をアルコール
に転換した、化合物5重量部を得たH−NMRより4.1ppm,
4.3ppm,4.4ppmに特性ピークがあり、ポリフルオロアル
コールであることを確認した。このポリフルオロポリア
ルコール2重量部にアクリル酸クロライド1重量部を室
温で滴下し、1日反応させた。反応後、蒸留を行ない、
1分子中に3個のアクリロイル基を有する化合物1.5重
量部を合成した。この化合物にはカルボン酸エステル基
に基づく1720cm-1とビニル基に基づく1640cm-1の赤外吸
収スペクトルが存在した。同様にして、上記で得られた
ポリフルオロアルコール2重量部にメタクル酸クロライ
ド1.2重量部を室温下1日反応させた後、水洗,乾燥,
蒸留を行って1分子中に3個のメタクリロイル基を有す
る化合物を1.6重量部得た。この化合物中にもカルボン
酸エステル基に基づく1725cm-1とビニル基に基づく1640
cm-1の赤外吸収スペクトルが存在した。
実施例10 実施例1で得られた分子量550の〔A〕の化合物5重量
部をジエチルアミン2重量部とジエチルエーテル10重量
部からなる混合溶液中に徐々に滴下した後、溶媒を除去
することによってカルボン酸アミド基を有するポリフル
オロポリエーテルを合成した。この化合物を元素分析す
ると、5.5%の窒素が存在した。また、1680cm-1にカル
ボン酸アミドに基づく赤外吸収が認められた。
部をジエチルアミン2重量部とジエチルエーテル10重量
部からなる混合溶液中に徐々に滴下した後、溶媒を除去
することによってカルボン酸アミド基を有するポリフル
オロポリエーテルを合成した。この化合物を元素分析す
ると、5.5%の窒素が存在した。また、1680cm-1にカル
ボン酸アミドに基づく赤外吸収が認められた。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は、実施例1で得られた本発明のポリ
フルオロポリエーテルの赤外吸収スペクトル及びF−核
磁気共鳴スペクトルを夫々示す。第3図は、実施例2で
得られた分子量が1400の本発明のポリフルオロポリエー
テルのF−核磁気共鳴スペクトルを示す。
フルオロポリエーテルの赤外吸収スペクトル及びF−核
磁気共鳴スペクトルを夫々示す。第3図は、実施例2で
得られた分子量が1400の本発明のポリフルオロポリエー
テルのF−核磁気共鳴スペクトルを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式 で示されるポリフルオロポリエーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016387A JPH0725876B2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | ポリフルオロポリエ−テル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016387A JPH0725876B2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | ポリフルオロポリエ−テル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63265920A JPS63265920A (ja) | 1988-11-02 |
| JPH0725876B2 true JPH0725876B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=14266647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10016387A Expired - Lifetime JPH0725876B2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | ポリフルオロポリエ−テル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725876B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4590703B2 (ja) * | 2000-08-31 | 2010-12-01 | ユニマテック株式会社 | 含フッ素ポリエーテルカルボン酸エステル |
| JP2013035849A (ja) * | 2006-09-29 | 2013-02-21 | Fujifilm Corp | フッ素アルコールおよびこれを用いた撥水性ポリウレタン用組成物 |
| JP5288731B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2013-09-11 | 富士フイルム株式会社 | 重合性含フッ素化合物、それを用いた反射防止膜、反射防止フィルムおよび画像表示装置 |
-
1987
- 1987-04-24 JP JP10016387A patent/JPH0725876B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63265920A (ja) | 1988-11-02 |
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