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JPH0726382B2 - コーン貫入試験における信号伝送方法及び信号中継器 - Google Patents
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JPH0726382B2 - コーン貫入試験における信号伝送方法及び信号中継器 - Google Patents

コーン貫入試験における信号伝送方法及び信号中継器

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JPH0726382B2
JPH0726382B2 JP7632591A JP7632591A JPH0726382B2 JP H0726382 B2 JPH0726382 B2 JP H0726382B2 JP 7632591 A JP7632591 A JP 7632591A JP 7632591 A JP7632591 A JP 7632591A JP H0726382 B2 JPH0726382 B2 JP H0726382B2
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repeater
rod
rods
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田中洋行
宮崎温敏
片桐誠二
大井久一
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Meisei Electric Co Ltd
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Meisei Electric Co Ltd
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地質測定のためのコー
ン貫入試験において、ボーリングロッド先端部のコーン
内部からの各種計測信号を、ケーブルを用いることなく
地上のデータ処理装置に伝送するようにした信号伝送方
法と、その方法に使用する信号中継器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】地質を測定する装置として、コーン貫入
試験機が公知である。
【0003】このコーン貫入試験機は、図7に示すよう
に、ボーリングロッド1を油圧装置2によって地中Aに
圧入していき、圧入の過程において、測定地点の各種要
素(コーン貫入抵抗、周面摩擦抵抗、間隙水圧、等)を
測定していく装置であり、ボーリングロッド1の先端部
は、計測部3を内蔵したコーン101となっており、当
該コーン101を地中Aに貫入していくに従って、単位
ロッド102を次々と継ぎ足していくようになってい
る。また、上記コーン101及び単位ロッド102の構
造的諸元はJIS規格によって規定されている。
【0004】ボーリングロッド1を図8によって詳しく
説明する。
【0005】コーン101は、先端部101Aが所定角
度の円錐形状をした円柱形状に形成され、内部に各種計
測センサ、信号増幅用アンプ、及び作動電源用電池等で
なる計測部3が収納されており、上記円錐形状の先端部
101Aとは反対側の後端部101Bには、雌ねじ10
1Cが切られていて単位ロッド102との連結部を形成
している。
【0006】また、単位ロッド102は、中空の円筒形
状に形成され、内部空間102Aは両端部102B、1
02Cに貫通しており、一方の端部102Bには雄ねじ
102Dが切られていて、コーン101又は他の単位ロ
ッド102との連結部を形成しており、他方の端部10
2Cには雌ねじ102Eが切られていて単位ロッド10
2相互の連結部を形成している。
【0007】コーン101に内蔵された計測部3からの
信号ケーブル4には、通常、キャブタイヤケーブルが用
いられ、当該信号ケーブル4は、連結した単位ロッド1
02の各内部空間102Aを通してデータ処理装置5
(図7)に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコーン貫入
試験機では、計測部3とデータ処理装置5とを、信号ケ
ーブルを用いて有線結合しているために、次のような問
題がある。
【0009】(A)測定は、ボーリングロッド1を地中
に圧入しながら行なわれるため、計測部3とデータ処理
装置5との接続は、ボーリングロッド1の圧入作業中維
持しなければならず、従って信号ケーブル4に予め必要
個数の単位ロッド102を珠数つなぎに嵌め込んでおく
必要があり、取り扱いが非常に面倒である。
【0010】(B)測定は、通常土木工事に伴って行な
われるので、信号ケーブル4にはキャブタイヤケーブル
のような耐摩擦性ケーブルを使用する必要があり、扱い
にくく、また、このようなケーブルを使用しても測定途
中での信号ケーブル4の断線が皆無となる保証はない。
【0011】(C)信号ケーブル4は、ボーリング深さ
以上の極めて長いケーブルを必要とし、取り扱いが非常
に面倒である。
【0012】本発明は、以上の問題点を解決すべく提案
するもので、ボーリングロッド先端のコーン内計測部か
らの信号のボーリングロッド内での伝送を、ケーブルを
用いることなく行なうことのできる信号伝送方法と、こ
の方法に使用する信号中継器を得ることを課題とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、単位ロッドに無線結合方式の信号中継器
を内蔵させるとともに、当該信号中継器の信号送出部と
信号受領部とを上記単位ロッドの2つの連結部(単位ロ
ッド相互の連結部)にそれぞれ配置し、当該単位ロッド
を複数個連結したとき、隣接する単位ロッド中の信号中
継器がそれぞれの信号授受部(信号送出部と信号受領
部)を介して互に無線結合されることにより、連結した
全ての単位ロッド中の信号中継器による無線結合連鎖が
形成され、当該無線結合連鎖を通してコーン内計測部か
らの信号を地上(データ処理装置)に伝送するようにし
たものである。
【0014】
【作用】ボーリングロッド先端コーン内の計測部からの
信号は、連結された単位ロッド内の信号中継器によって
無線伝送されるので、ボーリングロッド内に信号ケーブ
ルを必要とせず、信号ケーブルの存在に起因する諸問題
が解決される。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図6に示す。図1は
コーン貫入試験機による地質測定の説明図、図2は回路
図、図3(A)〜(D)は他の実施例の回路図、図4
(A)、(B)はそれぞれボーリングロッド先端部分
(コーン及び先端の単位ロッド)と後端部分(後端の単
位ロッド及び信号受領キャップ)の構造断面図、図5は
単位ロッドの連結部の他の実施例の構造断面図、図6
(A)、(B)は更に他の実施例の構造断面図で、図4
(A)、(B)と同一個所を示したものである。
【0016】図1に示すように、油圧装置2によって、
単位ロッド102を次々と継ぎ足しながらボーリングロ
ッド1を地中Aに圧入していく測定方法自体は、本発明
においても従来と同じであるが、ボーリングロッド1内
の信号伝送方法が、従来と異なる。
【0017】すなわち、各単位ロッド102内には、無
線方式による信号中継器6が設けられており、この信号
中継器6は、互に隣接する単位ロッド102中のものが
互に無線結合されるようになっていて、連結された全て
の単位ロッド102−1〜102−N(単位ロッド相互
で区別する必要のあるときのみ添字「−1」〜「−N」
を付す。)にわたり直列結合的に無線結合連鎖が形成さ
れ、コーン101内の計測部3からの信号は、最先端の
単位ロッド102−1に伝送されたのち、上記無線結合
連鎖を介して最後端の単位ロッド102−Nに伝送され
る。
【0018】上記最後端の単位ロッド102−Nには、
信号受領キャップ(以下、キャップという。)7が取付
けられており、このキャップ7にはデータ処理装置5へ
の信号ケーブル4が接続されていて、上記単位ロッド1
02−Nまで伝送された信号は、当該キャップ7及び信
号ケーブル4を介してデータ処理装置5に入力される。
【0019】測定作業が進行し、最後端の単位ロッド1
02−Nに更に単位ロッド102を継ぎ足すときには、
キャップ7を単位ロッド102−Nから外し、当該単位
ロッド102−Nに新たな単位ロッド102を連結した
のち、当該新たな単位ロッド102に上記キャップ7を
取付ける。この作業を単位ロッド102を継ぎ足す毎に
繰り返す。
【0020】図2により実施例の回路構成を説明する。
【0021】ボーリングロッド1の最先端のコーン10
1内には計測部3が収納されており、該計測部3は、地
質の各種測定データを出力するデータ送出部301、該
データ送出部301から出力される信号(測定データ)
を増幅する増幅器302、該増幅器302で増幅された
信号を、単位ロッド102(先端の単位ロッド102−
1)で送出するための信号送出部を構成する電磁コイル
303、信号の伝送効率を上げるために上記電磁コイル
303と並列に接続されて共振回路を構成するコンデン
サ304及びデータ送出部301と増幅器302の駆動
用電池305を有する。
【0022】データ送出部301は、地質の各種要素を
測定する各種センサ及び該各種センサからのデータを伝
送形態の信号に変調する変調器を含み、変調器は、例え
ば搬送周波数が50KHZ〜1MHZのFM変調器を使
用する。また、データの種類が複数のときには、当該デ
ータを時分割FM変調して伝送する。データの伝送形態
はアナログ信号形態のまま(すなわち、各種センサから
の信号形態のまま)又はデジタル信号形態に変換しても
よい。
【0023】複数個が縦列に連結されてボーリングロッ
ド1の中間部をなす単位ロッド102のおのおのには、
信号中継器6が収納されており、該信号中継器6は、コ
ーン101内の計測部3からの信号又は前段の信号中継
器6からの信号を受取るための信号受領部を構成する電
磁コイル601、該電磁コイル601で受領した信号を
増幅することにより信号の減衰を補償して後段に伝える
ための増幅器602、該増幅器602で増幅された信号
を、次段の信号中継器6又はキャップ7内の電磁コイル
701に送出するための信号送出部を構成する電磁コイ
ル603、信号の伝送効率を上げるために上記電磁コイ
ル601及び603と並列に接続されて共振回路を構成
するコンデンサ604,605,及び上記増幅器602
の駆動用電池606を有する。
【0024】キャップ7は、ボーリングロッド1の最後
端に連結された単位ロッド102−N内の信号中継器6
から送出される信号を受領するための電磁コイル701
と、信号の伝送効率を上げるために電磁コイル701と
並列に接続されたコンデンサ702を有し、電磁コイル
701にはデータ処理装置5に信号を入力するための信
号ケーブル4が接続されている。
【0025】以上に説明した各部の電磁コイル303、
601、603及び701は、例えばポットコアに巻回
したコイルによって構成されるが、信号の周波数を比較
的高く設定する場合には空心コイルで構成することもで
きる。また、当該電磁コイル303,601,603,
701と並列に接続されるコンデンサ304,604,
605,702は、例えば信号の伝送帯域幅の設定によ
っては、使用しない場合もある(例えば当該帯域幅が広
い場合)。
【0026】回路動作を説明すると、コーン101内の
計測部3において、データ送出部301から出力された
FM変調信号等による計測信号は、増幅器302で増幅
されたのち、電磁コイル303に印加される。この電磁
コイル303に印加された信号は、電磁結合によって第
1段目の信号中継器6(最先端の単位ロッド102−1
内の信号中継器)の電磁コイル601に伝送される。
【0027】第1段目の信号中継器6において、電磁コ
イル601で受領した信号は、前記電磁コイル303と
上記電磁コイル601との間の伝送の際の信号の減衰分
を増幅器602で増幅したのち、電磁コイル603に印
加される。この電磁コイル603に印加された信号は、
電磁結合によって第2段目の信号中継器6(単位ロッド
102−1に連結された単位ロッド102−2内の信号
中継器)の電磁コイル601に伝送され、以降、同様に
して計測部3からの信号は、連結された各単位ロッド1
02内の信号中継器6に次々と中継されてキャップ7内
の電磁コイル701に達し、信号ケーブル4を経てデー
タ処理装置5に入力される。このように、計測部3から
の信号は、連結された単位ロッド102−1〜102−
N中の各信号中継器6が直列的に無線結合されて形成さ
れた無線結合連鎖を通して、データ処理装置5に伝送さ
れる。
【0028】次に、図3により、他の実施例の回路構成
を説明する。
【0029】図3(A)は、前記図2で説明した実施例
の信号中継器6から増幅器602を除いた実施例で、信
号受領部をなす電磁コイル601と、信号送出部をなす
電磁コイル603とをコンデンサ606により結合して
構成される。この実施例では、信号伝送時の減衰補償機
能がないが、増幅器602及び電池606が不要である
ので、回路構成が簡単で安価に構成できる。
【0030】前記図2で説明した信号中継器6の増幅器
602が、K段分の信号減衰の補償をなすように構成さ
れている場合には、連結する単位ロッド102中の信号
中継器6は、K個を連結するうちの1個を図2に示す信
号中継器とし、(K−1)個を図3(A)に示す信号中
継器とすることができ、ボーリングロッド1を安価に構
成することが可能となる。また、コーン101中の計測
部3から出力される信号のレベルが充分に高い場合、又
は単位ロッド102相互での信号授受時に受ける減衰が
少ないように工夫されている場合には、増幅器602を
有する信号中継器6をより少なくできるか、もしくは測
定条件によっては(例えば浅い深度の測定で単位ロッド
102の連結数が少ない場合等)、増幅器602を有す
る信号中継器6を使用する必要はなく、全てを当該図3
(A)に示した信号中継器6とすることも可能である。
【0031】以上の実施例では、信号の無線授受手段と
して電磁結合手段(電磁コイル)を用いているが、当該
信号の無線授受手段として光結合手段を使用することが
できる。この光結合手段を使用した実施例を図3
(B)、(C)に示す。
【0032】図3(B)、(C)に示す実施例では、信
号受領部を半導体受光素子、具体的には例えばフォトト
ランジスタ607で構成し、信号送出部を半導体発光素
子、具体的には発光ダイオード608で構成してあり、
図3(B)に示す実施例が増幅器602を有していて信
号減衰補償機能を有するもの、図3(C)に示す実施例
が増幅器602がなく信号減衰補償機能を有しないもの
であり、この実施例でも、前記図2と図3(A)に示す
実施例と同様、図3(B)のもののみの使用及び図3
(B)のものと(C)のものの混用、使用が可能であ
り、また、条件によっては図3(C)のもののみの使用
も可能である。
【0033】また、フォトトランジスタ607と発光ダ
イオード608を使用する実施例では、図3(C)に示
すように、増幅器602が設けられていない場合であっ
ても、フォトトランジスタ607と発光ダイオード60
8を駆動するために電池606が必要である。
【0034】また、当然のことながら、図3(B)、
(C)に示す実施例の信号中継器6を使用する場合に
は、コーン101内の計測部3からの信号も発光ダイオ
ードを介して出力されなければならず、更にキャップ7
内の信号受領手段もフォトトランジスタで構成される必
要がある。これらの構成は、図2において、電磁コイル
303を発光ダイオードに、電磁コイル701をフォト
トランジスタに置き替えて考察することにより容易に理
解できるので、詳細な説明は省略する。なお、受光側は
フォトトランジスタに代えてフォトダイオードを使用す
ることも若干の回路変更で可能である。
【0035】また、光結合手段を用いる更に他の実施例
として、例えばプラスチック光ファイバで構成したライ
トガイドを使用することもできる。すなわち、単位ロッ
ド102の内部に、上記ライトガイドを、その光伝達方
向両端面(この両端面にはレンズユニットが通常取付け
られる。)が上記単位ロッド102の2つの連結部に配
置されるように収納し、コーン101内の計測部3から
光を媒体として出力される信号を単位ロッド102内の
上記ライトガイドで中継するように構成する。この構成
では、電池606を必要とせず、また、電気回路部品を
必要としないので構成が更に簡単となる。なお、この構
成では、当然ながら信号の減衰補償機能がないので、図
3(C)の実施例と同様の使用方法が用いられる。
【0036】以上に説明した実施例において、電池60
6にはリチウム電池を使用する。このリチウム電池の容
量は比較的大きく(例えば、800mA・H)例えば図
2に示す信号中継器6において、最適に構成すればアイ
ドル電流を30μA、駆動時電流(信号が入力されたと
きの電流)を2mA程度にすることができ、このように
すれば電池606は、単位ロッド102の保存だけを考
慮すれば約3年間、1日に1時間単位ロッド102を使
用するものとすれば約10ケ月間使用できるので、電池
606の交換回数は非常に少なくてよい。然しながら、
電池606の寿命を更に長くし、又は少容量で安価な電
池を使用することもでき、このようにした実施例を図3
(D)に示す。
【0037】図3(D)において、610は電池606
からの電流供給路に挿入接続されたスイッチであり、こ
のスイッチ610には、例えば、絶縁体容器内に2つの
接点部材と水銀が密閉封止されて構成された傾斜感応型
のスイッチが使用され、単位ロッド102が保管時の姿
勢にあるとき(通常、横長にねかせられたとき)には当
該スイッチ610はオフとなっていて被給電回路部61
1(前記実施例の増幅器602又は/及びフォトトラン
ジスタ607及び発光ダイオード608)には電池60
6からの電流が流れず、単位ロッド102が使用される
とき、すなわち地中への圧入時の姿勢になったとき(通
常、垂直状に立てられたとき)、当該スイッチ610が
オンして上記被給電回路部611に電池606からの電
流が流れる。なお、この図3(D)に示す実施例は、計
測部3内の電池305に対しても実施することができ
る。
【0038】次に、実施例の構造を説明する。
【0039】図4(A)、(B)は、前記図2に示す実
施例又は図3(A)に示す実施例の構造を示したもので
ある。
【0040】ボーリングロッド1の最先端にはコーン1
01が、最後端にはキャップ7がそれぞれ連結され、コ
ーン101とキャップ7との間には、必要数N個(この
N個は測定が進むにつれて増やされていく。)の単位ロ
ッド102が連結される。
【0041】コーン101について説明すると、その構
造的形状(図8において、符号101A〜101Cを付
して説明した形状)及び当該コーン101内部に計測部
3が設けられていることは、前記従来例と同じである。
【0042】計測部3には、図2に示すデータ送出部3
01、増幅器302、電池303が含まれ、信号の送出
部である電磁コイル303は、後端部101Bの雌ねじ
101Cが施された部分(単位ロッド102との連結
部)の内部底面101Dの中央に取付けられている。
【0043】電磁コイル303は、例えばポットコア3
03Aにコイル303Bが巻回されて構成され、ポット
コア303Aの開口面が後述する単位ロッド102の電
磁コイル601に対向するように、上記底面101Dに
取付けられている。
【0044】次に単位ロッド102について説明する
と、その構造的形状(図8において、符号102A〜1
02Eを付して説明した部分)は、前記従来例と同様で
あるが、内部空間102Aに信号中継器6が収納されて
いる点で従来例と異なる。
【0045】信号中継器6は、例えばプラスチック管材
で形成したケース614の両端に前記コーン101の電
磁コイル601、603が固定的に取付けられ、その内
部に増幅器602、コンデンサ604、605、電池6
06等が収納されて構成され、単位ロッド102の内部
空間102Aに挿入することができるようになってい
る。
【0046】上記信号中継器6を単位ロッド102に挿
入したとき、当該単位ロッドの雄ねじ102Dが施され
た端部102B(コーン101又は他の単位ロッド10
2との連結部)の先端中央には、上記信号中継器6の電
磁コイル601が、そのポットコアの開口面を外側に向
けて配置され、この電磁コイル601は、コーン101
内の計測部3又は他の単位ロッド102内の信号中継器
6から送出される信号の受領部を構成する。
【0047】また、雌ねじ102Eが施された端部10
2C(他の単位ロッド102又はキャップ7との連結
部)の内部底面中央には、上記信号中継器6の電磁コイ
ル603が上記と同様の方向で配置され、この電磁コイ
ル603は他の単位ロッド102内の信号中継器6又は
キャップ7の信号受領部(電磁コイル701)に送出す
る信号の送出部を構成する。
【0048】次にキャップ7について説明すると、当該
キャップ7は、端部703に単位ロッド102の外径に
等しい穴704が形成され、この穴704の底面中央に
は単位ロッド102の端部102Cに施された雌ねじ1
02Eの内径(ねじ山間の径)より若干小さい外径を有
する円筒部705が形成されていて、その先端に前記と
同じ構造の電磁コイル701が取付けられ、単位ロッド
102から送出される信号の受領部を構成している。
【0049】上記電磁コイル701にはコンデンサ70
2が並列に接続されるとともに、信号ケーブル4が接続
され、該信号ケーブル4は保護ブッシング706を介し
てキャップ7の側面から導出されている。
【0050】以上に説明したコーン101と単位ロッド
102及び単位ロッド102相互はねじ込みにより連結
され、単位ロッド102とキャップ7とは嵌込みによっ
て連結される。連結された状態では、信号送出側の電磁
コイル303、603と信号受領側の電磁コイル60
1、701とが、若干の隙間を隔てて対向する。
【0051】また、測定途中のボーリングロッド1内へ
の地下水の侵入、測定時の衝激等を考慮し、計測部3及
びその電磁コイル303、信号中継器6及び電磁コイル
601、603、キャップ7の電磁コイル701には、
防水及び耐衝激処理が施されている。
【0052】前記図3(A)で説明した信号中継器6を
使用する場合の単位ロッド102の構造は、図4
(A)、(B)に示す構造と同様であるが、信号中継器
6のケース614の内部には、コンデンサ604〜60
6が収納されるのみで、極めて簡単な構成となる。
【0053】また、前記図3(B)又は(C)で説明し
た信号中継器6を使用する場合の信号中継器6の構造
は、図4(A)、(B)において、信号受領部側の電磁
コイル601の取付位置に、当該電磁コイル601に代
えてフォトトランジスタ607を取付け、信号送出部側
の電磁コイル603の取付位置に、当該電磁コイル60
3に代えて発光ダイオード608を取付け、ケース61
4の内部に増幅器602、電池606及び抵抗612,
613(図4(C)の場合には、電池606、抵抗61
2,613)等を収納する。
【0054】更に、前記図3(D)で説明した信号中継
器6の場合には、ケース614の内部に上記各電気部品
の他、傾斜感応型の例えば水銀スイッチ(スイッチ61
0)を、単位ロッド102を水平にねかせた姿勢でオ
フ、垂直に立てた姿勢でオンとなるような方向に取付
け、収納する。
【0055】次に図5に示す実施例を説明する。この実
施例は、信号受領部と信号送出部に電磁コイルを使用す
る場合及び半導体受光素子と半導体発光素子を使用する
場合の双方に実施可能であるが、図5は電磁コイルを使
用した例で示してある。
【0056】この実施例と前記図4(A)、(B)で説
明した実施例との違いは、2つの電磁コイル601と6
03を弾性力により密着突合させ、相互間の空隙をなく
すようにした点である。
【0057】すなわち、信号送出部側の電磁コイル60
3は、例えばゴムのような弾性部材で形成した取付部材
615を介してケース614の一端に取付けられてお
り、この構造により、電磁コイル603は上記ケース6
14の内壁面をガイドとして当該ケース614の長手方
向、すなわち、単位ロッド102相互の連結方向に若干
の弾性力が付与されて取付けられている。そして、1つ
の単位ロッド102において、2つの電磁コイル60
1、603のポットコア開口面間の差渡し寸法(単位ロ
ッド相互を連結する前の差渡し寸法)が当該単位ロッド
102の連結面間の差渡し寸法(図4(A)にLで示す
寸法)より若干長く設定してあり、単位ロッド102相
互を連結すると、上記ポットコア開口面間の差渡し寸法
が上記寸法Lまで圧縮され、2つの電磁コイル601と
603とは弾圧的に密着突合することとなる。
【0058】また、図5において、双方の電磁コイル6
01、603を上記と同様の弾性取付部材615を介し
て取付けるようにしてもよい。
【0059】この図5に示す実施例では、信号中継器6
相互の結合部に構造的空隙が形成されないことから、信
号授受時の信号の減衰を非常に少なくできる。従って増
幅器602を使用しない信号中継器6を内蔵する単位ロ
ッド102を多数用いることができ(測定の条件によっ
ては、全て増幅器なしの単位ロッドとすることも可能で
ある。)、測定コストが安価になる利点がある。
【0060】なお、図5に示す構造で信号中継器6を構
成する場合では、コーン101内の計測部3の信号送出
部(電磁コイル303又はこれに代わる発光ダイオー
ド)又は/及びキャップ7内の信号受領部(電磁コイル
701又はこれに代わるフォトトランジスタ)を図5に
示す様な弾性取付構造とすると、コーン101と単位ロ
ッド102との連結部分及び単位ロッド102とキャッ
プ7との連結部分においても信号送出部と信号受領部と
の間に空隙が形成されないので、より効果的である。
【0061】次に図6(A)、(B)に示す実施例を説
明する。
【0062】今まで説明してきた実施例は、いずれも単
位ロッド102中に電気部品で構成した信号中継器6を
使用したものであるが、図6(A)、(B)に示す実施
例では、電気部品を使用しないで信号中継機能を実現し
ている。
【0063】すなわち、単位ロッド102の内部空間1
02Aには、例えば両端にレンズユニット801が嵌め
込まれたプラスチック光ファイバで構成したライトガイ
ド8が収納されており、コーン101の計測部3から発
光ダイオード306によって出力された光信号は、上記
単位ロッド102内のライトガイド8の光入力端面80
2に入力され、当該ライトガイド8中を伝送されて、そ
の光出力端面803から放出され、この動作が連結され
た各単位ロッド102内で繰り返えされてキャップ7の
信号受領部であるフォトトランジスタ707に達し、こ
こで電気的信号に変換されて信号ケーブル4を介し、デ
ータ処理装置5に入力される。
【0064】この実施例においては、キャップ7にフォ
トトランジスタ707の駆動手段が必要であり、そのた
めの駆動回路708がキャップ7内に収納されている。
【0065】なお、この実施例は、電気回路部品を必要
としないから極めて簡単かつ安価に構成できるが、光信
号の減衰補償がなされないため、単位ロッド102を多
数本使用する測定では、前記図3(B)で説明した単位
ロッド102を併用する必要がある。
【0066】また、この実施例においても、プラスチッ
ク光ファイバが可撓性を有することから、前記図5で説
明した実施例と同様の構造、すなわち、ライトガイド8
の光入出力両端面802、803の一方又は双方を弾性
力を付与して取付ける構造とすることも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、単位
ロッドに無線結合方式による信号中継器を内蔵させ、連
結された全ての単位ロッド中の信号中継器によって形成
される無線結合連鎖を介してコーン内の計測部からの信
号を地上のデータ処理装置に伝送するようにしたもので
あり、信号ケーブルをボーリングロッド内に必要としな
いため、測定器具の取扱いが容易であり、かつ測定作業
も極めて容易に、かつ能率良く行なうことができる。
【0068】また、信号ケーブルの切断事故が多発する
ボーリングロッド内に当該信号ケーブルを必要としない
ため、信号ケーブルの切断事故は殆んど生じないので、
測定のやり直し等は殆んど生じない(地中にボーリング
ロッドを圧入する作業を繰り返すことは非常に面倒であ
り、また、やり直しをする場合には測定ポイントをずら
す必要が生ずるので、場合によって測定不能となる場合
もある。)。
【0069】更に、複数種類の単位ロッド例えば信号減
衰補償機能を有する単位ロッドと、これを有しない単位
ロッドとの混用も可能であるので、測定の条件、例えば
被測定深度等を勘案し、単位ロッドの組合せを最適に設
定することにより、測定コストの安価な地質測定が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のコーン貫入試験機による地質測
定の説明図。
【図2】本実施例の回路図。
【図3】(A)〜(D)は本実施例の回路図。
【図4】(A)、(B)は本実施例の構造を示す断面
図。
【図5】本実施例の構造を示す要部断面図。
【図6】(A)、(B)は本実施例の構造を示す断面
図。
【図7】従来例のコーン貫入試験機による地質測定の説
明図。
【図8】従来例の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…ボーリングロッド 101…コーン 102…単位ロッ
ド 102B、102C…端部 3…計測部 301…データ送出部 303…電磁コイ
ル 306…発光ダイオード 5…データ処理装置 6…信号中継器 601、603…電磁コイル 602…増幅器 606…駆動用電池 607…フォトト
ランジスタ 608…発光ダイオード 610…傾斜感応
型スイッチ 615…弾性取付部材 7…信号受領キャップ 701…電磁コイル 707…フォトト
ランジスタ 8…ライトガイド 802…光入力端面 803…光出力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐誠二 東京都文京区小石川2丁目5番7号 明星 電気株式会社内 (72)発明者 大井久一 東京都文京区小石川2丁目5番7号 明星 電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−135935(JP,A) 特開 昭50−120110(JP,A)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測部を内蔵したコーンに単位ロッドを
    次々と継ぎ足しながら当該コーンを地中に圧入してい
    き、当該コーンの圧入過程で各種地質測定を行なうよう
    にしたコーン貫入試験において、上記単位ロッドに無線
    結合方式の信号中継器を内蔵させるとともに、当該信号
    中継器の信号送出部と信号受領部とを、上記単位ロッド
    相互を連結する2つの連結部にそれぞれ配置し、単位ロ
    ッドを複数個連結したとき、隣接する単位ロッド中の信
    号中継器がそれぞれの信号送出部と信号受領部を介して
    互に無線結合されることにより、連結した全ての単位ロ
    ッド中の信号中継器群による無線結合連鎖が形成され、
    該無線結合連鎖を通して上記コーン内の計測部から出力
    される信号を地上のデータ処理装置に伝送するようにし
    たコーン貫入試験における信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信号伝送方法に使用す
    る信号中継器であって、単位ロッド相互を連結する2つ
    の連結部にそれぞれ配置した電磁コイルでなる信号送出
    部と信号受領部を有する信号中継器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の信号伝送方法に使用す
    る信号中継器であって、単位ロッド相互を連結する2つ
    の連結部の一方に配置した半導体発光素子でなる信号送
    出部と、上記連結部の他方に配置した半導体受光素子で
    なる信号受領部と、上記半導体発光素子及び半導体受光
    素子の駆動用電池を有する信号中継器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の信号伝送方法に使用す
    る信号中継器であって、単位ロッド相互を連結する2つ
    の連結部に光伝達方向両端面を配置したライトガイドで
    構成した信号中継器。
  5. 【請求項5】 信号送出部と信号受領部との間に設けた
    信号減衰補償用の増幅器と、該増幅器の駆動用電池を有
    する請求項2又は3に記載の信号中継器。
  6. 【請求項6】 信号送出部と信号受領部の一方又は双方
    は、単位ロッド相互の連結方向に弾性力を有する部材に
    取付けられており、連結した一方の単位ロッドの信号中
    継器の信号送出部と他方の単位ロッドの信号中継器の信
    号受領部とを上記弾性力により弾圧的に密着突合させる
    ようにした請求項2,3又は4に記載の信号中継器。
  7. 【請求項7】 単位ロッドの圧入時姿勢によってオンと
    なり、駆動用電池からの電流供給を開始する傾斜感応型
    のスイッチを有する請求項3又は5に記載の信号中継
    器。
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