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JPH0728906B2 - 医用材料 - Google Patents
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JPH0728906B2 - 医用材料 - Google Patents

医用材料

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Publication number
JPH0728906B2
JPH0728906B2 JP62123891A JP12389187A JPH0728906B2 JP H0728906 B2 JPH0728906 B2 JP H0728906B2 JP 62123891 A JP62123891 A JP 62123891A JP 12389187 A JP12389187 A JP 12389187A JP H0728906 B2 JPH0728906 B2 JP H0728906B2
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JP
Japan
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gelatin
collagen
wound
medical material
cross
Prior art date
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JP62123891A
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JPS63290572A (ja
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永吉 坂本
芳一 秋庭
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、医用材料、更に詳しくは、ゼラチン又はコラ
ーゲンに短繊維を混合し架橋してなる、生体組織への密
着性の高い医用材料に関するものである。
[従来の技術] ゼラチンおよびコラーゲンは、生体適合性に優れてお
り、生体内に埋込む医用材料として使用したり、カバー
材として従来より用いられている。
またこれらの使用の際、ゼラチン又はコラーゲンの柔軟
性及び物理的強度を保つために、アルデヒド類、イソシ
アネート類、グリシジルエーテル類等で架橋が行われ、
これらの架橋ゼラチン又は架橋コラーゲンは、創傷カバ
ー材、人工血管、癒着防止膜、止血剤、人工尿管等に用
いられている。(例えば、特公昭31−4644号公報、同40
−9431号公報参照) [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの架橋ゼラチン又は架橋コラーゲ
ンを前記の用途、とりわけ創傷カバー材として使用する
に当っては、現状では不充分である。なぜならば、傷の
治癒効果を早くするためには、創傷面への材料の密着性
の高いものが望ましいにも拘らず、充分な密着性を持っ
ているとは言い難いからである。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明者らは、前記従来技術における問題点を
解決するため鋭意研究した結果、生体組織への密着性の
高い医用材料を見出し、本発明に到達したものである。
即ち、本発明によれば、ゼラチン又はコラーゲンに短繊
維を混合し、架橋してなることを特等とする医用材料、
が提供される。
本発明においては、医用として用いられる一般的なゼラ
チン及びコラーゲンがそのまま、又は変性して使用でき
る。ゼラチン及びコラーゲンのゼリー強度は、100ブル
ーム以上、特に150〜300ブルームのものが好適である。
又、ゼラチン及びコラーゲンの変性は、酸処理あるいは
アルカリ処理によりなされるが、アルカリ処理による変
性が好ましい。
また、本発明において使用する繊維の具体例として、ナ
イロン、ポリエステル、ポリイミド、セルロース、ポリ
ビニルアルコール、アクリロニトリル又はそれらの変性
したものなど、好ましくはナイロン、ポリエステルが挙
げられるが、これらに限定されるものではなく、これら
の一種又は二種以上のもの、あるいは混紡したものを用
いてもよい。
ゼラチン又はコラーゲンに混合する繊維の太さは特に制
限されるものではないが、通常0.5μ〜70μ,好ましく
は5〜40μである。繊維は、ゼラチン又はコラーゲンに
混合する際、出来るだけ均一に混合されることが好まし
く、そのため繊維の長さは通常1〜10mmであるが、この
範囲に限定されるものではない。繊維は、直状のもの、
屈曲したもの、ねじれのあるもの、いずれも使用するこ
とができる。
ゼラチン又はコラーゲンを医用材料に用いる時は、その
柔軟性、強度を向上させるために架橋する。架橋剤とし
ては、詳しくは後述するが、アルデヒド類、グリシジル
エーテル類、イソシアネート類等が使用できる。
上記のアルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、グリ
オキザール、グルタルアルデヒドなどが挙げられる。
グリシジルエーテル類としては、エチレンプロピレング
リコールジグレシジルエーテル、ゲリセロールポリグリ
シジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテ
ル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビ
トールポリグリシジルエーテル、エチレングリコールジ
グリシジルエーテルなどが挙げられるが、安定した架橋
が効率良く得られるためには、エチレングリコールジグ
リシジルエーテルが好ましい。
イソシアネート類としては、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、o−トリジ
ンイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフチ
レン−1,5−ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート等の二官能性のもの、トリフェニル
メタン−4,4′,4″−トリイソシアネート等の多官能性
のものが挙げられる。
ゼラチン又はコラーゲンと、それに混合する繊維の混合
割合は、通常100:0.01〜100:10(重量比)、好ましくは
100:0.1〜100:1(重量比)である。
ゼラチン又はコラーゲンに繊維を混合し架橋した本発明
の医用材料を製造する際には、例えばラウリル硫酸ナト
リウム、ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチド及びその塩な
どを使用して発泡体とすることもできる。
本発明のゼラチン又はコラーゲンに短繊維を混合し架橋
してなる生体組織への密着の高い医用材料は、例えば次
のようにして製造する。
ゼラチン又はコラーゲンと水とからなる混合液を常温で
放置した後、ゼラチンでは30〜70℃、好ましくは35〜45
℃、コラーゲンでは20〜40℃で緩やかに撹拌してゼラチ
ン又はコラーゲンを溶解する。次いで、引き続き同じ温
度を保ったまま短繊維、架橋剤及び発泡剤を加え、混合
物は通常撹拌して反応させる。
使用する架橋剤の量は、その種類によって異なるが、通
常0.01〜10m mole基/gゼラチンである。また発泡剤は、
ゼラチンに対して通常0.005〜10重量%を使用する。
反応に用いる槽あるいは撹拌翼などは特に限定されない
が、発泡剤を用いる場合には、撹拌効果の大きい撹拌翼
を用いて高速で撹拌することが好ましい。架橋が不充分
であると、容易に血液や体液に溶解する欠点を有する。
特に創傷カバー材として使用する場合は、発泡体とする
ことが好ましい。
即ち、上記のように高速撹拌して調製したゼラチン発泡
体を、常法に従って成形器に注入し、凍結乾燥したのち
スライスすることによって創傷カバー材が得られる。
このようにして製造した短繊維を混合し架橋したゼラチ
ン又はコラーゲンは、短繊維を混合しない架橋ゼラチン
又はコラーゲンに比べて遥かに生体組織への密着性に優
れ、それを用いた傷の治癒効果も早い。
本発明の医用材料は、フィブロネクチン、リゾチーム、
プラジオマイシン、ゲータマイシン、ポリミキシン、ウ
ロキナーゼ、TPA、SODなどを添加吸収させるか、或いは
これらを担持させて使用することもできる。
本発明の医用材料は、フィルム状あるいはメッシュ状の
合成高分子材料層とからなる複合体として用いることも
できる。また創傷カバー材として用いる場合、複合体で
ないときは、創傷部位に適宜の方法により被着させ、ガ
ーゼなどで外面を覆うことによって利用することができ
る。
複合体の形成に用いられる合成高分子材料としては、適
度の水蒸気透過性と酸素透過性、例えば0.3〜1mg/cm2/h
rの範囲の水分透過速度のものが利用できる。また、外
部からの細菌の侵入を防止する感染防止効果を有するも
のであり、更に、体液の流出防止効果を有するものであ
ることが望ましい。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基き、更に詳細に説明するが、
本発明がこれら実施例に限定されないことは明らかであ
ろう。
(実施例1) ゼラチン発泡体の製造 ゼラチン30gに蒸留水200mlを加えて室温で6時間放置
後、40℃に加温し撹拌して溶解した。次いで、架橋剤と
してエチレングリコールジグリシジルエーテルを2.40
g、発泡剤としてラウリル硫酸ナトリウム1.0g及び太さ3
0μ、長さ5mmのナイロン繊維0.10gを添加し、18000r.p.
m.の回転速度で2分間撹拌した。短繊維の分散した発泡
粘稠物を50mm×50mm×5mmの大きさの成型器に素早く注
入し、引続き迅速に凍結乾燥した。得られたゼラチン発
泡体を厚さ0.4mmにスライスした。得られた短繊維分散
のゼラチン発泡体を37℃で24時間生理食塩水に浸漬した
が重量減少はみられず、溶出しないことがわかった。
創傷治癒効果の評価(その1) Wister系雄ラット(9週令、体重300〜350g)の背部を
脱毛し、麻酔をした後、デルマトームを用いて2.5cm×5
cmの創傷部を背部に作った。その創傷部位に実施例の創
傷カバー材を貼着し、3、7、10、14、17、21日後に創
傷面を観察すると共に、創傷カバー材そのものの変化を
観察した。結果を第1表に示す。
創傷治癒効果の評価(その2) 先端が直径2cmのガラス棒を80℃の生理食塩水中に浸漬
し、ガラス棒自体の温度が80℃にまで昇温した後、取り
出して素早く上記のラットの脱毛した背部に10秒間押し
当てた。熱傷部位に発生した水泡を2時間後に剥離し、
この熱傷面に創傷カバー材を貼着し、上記と同様の観察
を行った。結果を第1表に示す。
(実施例2) ナイロンの代りに太さ10μ、長さ10mmのポリエステル繊
維0.20gを添加し、実施例1と同様にしてゼラチン発泡
体を製造した。得られたゼラチン発泡体を37℃で24時間
生理食塩水に浸漬したが重量減少はみられず、溶出しな
いことがわかった。このポリエステル繊維分散のゼラチ
ン発泡体を使用して実施例1と同様にして創傷治癒効果
を評価した。結果を表1に示す。
(比較例) ナイロン繊維を添加しなかったほかは実施例1と同様に
してゼラチン発泡体のスライスしたものを製造した。こ
のスライスしたゼラチン発泡体を実施例1と同様にして
創傷治癒効果を評価した。結果を表1に示す。
なお、表1には、創傷治癒効果を比較するために、実施
例及び比較例の評価結果の他に創傷の自然治癒の結果を
併せ記載した。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の医用材料は、生体組織へ
の密着性に優れているため、それを用いて傷を治療する
ことにより傷を効果的に治癒させることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼラチン又はコラーゲンに短繊維を混合
    し、架橋してなることを特徴とする医用材料。
  2. 【請求項2】短繊維がナイロン又はポリエステルである
    特許請求の範囲第1項記載の医用材料。
  3. 【請求項3】医用材料が創傷カバー材である特許請求の
    範囲第1項記載の医用材料。
JP62123891A 1987-05-22 1987-05-22 医用材料 Expired - Lifetime JPH0728906B2 (ja)

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