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JPH0729274B2 - シートを鋸歯状縁が出来るように切断する刃物 - Google Patents
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JPH0729274B2 - シートを鋸歯状縁が出来るように切断する刃物 - Google Patents

シートを鋸歯状縁が出来るように切断する刃物

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JPH0729274B2
JPH0729274B2 JP29191689A JP29191689A JPH0729274B2 JP H0729274 B2 JPH0729274 B2 JP H0729274B2 JP 29191689 A JP29191689 A JP 29191689A JP 29191689 A JP29191689 A JP 29191689A JP H0729274 B2 JPH0729274 B2 JP H0729274B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はボール紙の如き繊維性シートあるいは合成樹
脂製の腰のあるシートを鋸歯状縁が出来るように切断す
る刃物に関する。
〔従来の技術〕
例えば実公昭47−34588号公報に開示されている通り、
紙箱の開口の一側縁を鋸歯状になし、この部分の紙質を
合成樹脂性の塗膜で硬化することにより、家庭用軟アル
ミ箔繰出容器の切断具とするということが知られてい
る。
このような紙製の切断具は指や手を傷つけないばかり
か、ゴミとして焼却される場合も完全燃焼し、金属製の
切断具の如く焼却炉内で溶けて炉壁にこびり着いて堆積
して行き、焼却炉を駄目にしてしまうということもな
い。
しかるに、いまだかかる紙製の切断具を備えたアルミ箔
繰出容器は市販されていない。それはサンプルとしての
紙製の切断具を備えたアルミ箔繰出容器を作ることは出
来ても、それを安価に大量に青酸することが出来なかっ
たからである。
この大量生産に対する最大の障害は、鋸歯状縁が出来る
ようにボール紙を切断する有効な刃物が存在しなかった
ということである。従って、安全性やゴミ公害の問題を
解決するためにアルミ箔繰出容器の切断具の紙製化が熱
望されているなかで、このことに鑑み、本発明者等は先
に特願昭63−111974号において、シートを鋸歯状縁が出
来るように切断する大量生産に適した刃物を提案した。
この刃物は鋼の如き棒材の長手方向の一側面にランドを
形成し、かつその中央に高さが精々3mmのリブを形成
し、このリブの表面に刃先が位置するようにリブ表面が
ランドと平行になるように加工し、このリブからジグザ
グ状の刃を彫り出し、その後、この刃の部分を焼き入れ
て強くしたものである。
この刃物は比較的安価に製造することが出来るし、更に
この刃物は紙箱を展開した形のものをボール紙から切り
抜く従来の装置の刃の一部と置き換えて従来の装置に組
み込んで使用することが出来る。つまり、この刃物は紙
製の鋸歯状縁を有したアルミ箔繰出容器の大量生産に適
するものであることを確認した。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この刃物は刃先が鋭角すぎて、その切り口は
第8図(イ)乃至(ハ)に示す如きものであり、シート
の鋸歯状の先端は実質的に厚みのある切り口になってい
るのである。これはアルミ箔の切り込みに対して鈍いと
いうことである。
本発明は、鋸歯の先端に行くにつれて鋸歯の厚みが薄く
なっており、かつ、その両側縁も厚みが薄くなっている
ようにシートを切断する刃物を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の鋸歯状縁が出来るようにシートを切断する刃
物は、同一の高さの平面において鋸歯状に曲折した刃先
の、各曲折の刃先の直角の断面で見た刃は鋭角の頂点か
ら山形をなしてランドまで拡がるのであるが、隣接する
山形の部分との境界に位置する境界線はランドに対して
ゆるやかな角度でランドまで降りており、前記境界線の
頂点は前記刃先の鋸歯状の曲折点で終っており、そこか
ら前記ランドと反対側のランドへ再び降りているのであ
るが、これは凸部の稜線となっていて前記のゆるやかな
角度とは逆に急な角度で降りており、ランドから刃先ま
での高さは少なくとも切断されるシートの厚さ以上かつ
5倍以下であり、ランド部は動作中の応力に対して前記
刃先を同一平面に維持出来る高さおよび厚さとしたこと
を特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、直角断面で見て鋭角をした刃先部がシ
ートに鋭く押し切ると同時に隣接する二つの山形のゆる
やかな角度の境界線の部分でシートを圧縮する。
〔実施例〕
第1図はシートを鋸歯状縁が出来るように切断する本発
明の刃物を示す拡大斜視図である。第2図は矢印IIから
見た図、第3図は矢印IIIから見た図、第4図は矢印IV
から見た図である。第5図は刃の直角断面図である。
これら図において、(a)は鋸歯状に曲折した刃先の一
つの直線部、(b)はゆるやかな角度の境界線、
(c),(d)は急な角度の境界線、(G)は鋸歯状の
刃先の曲折点である。刃先(a)は曲折するもランド(L
1,2)に関して同一の高さ(h)の面内に常に位置してい
る。刃先の直線に直角の断面で見た刃は第5図に示す如
く頂角(α)が鋭角である山形をしていて、その山形が
ランドまで拡がるのであるが、その山形が下へ拡がるに
つれて隣接する山形の部分との境界に位置する境界線
(b′)はランドに対してゆるやかな角度βをなしてラ
ンドまで降りている。前記境界線の頂点は前記刃先の曲
折点(G)であり、そこから境界線は前記ランド(L1)と
は反対側のランド(L2)へ再び降りているのであるが、こ
の境界線(c′)は前記のゆるやかな角度とは逆に急な
角度(γ)をなして降りている。この刃の高さ(h)は
切断されるシートの厚さ以上である。
従って、シートは第6図に示す如く切断される。すなわ
ち刃のc′の部分ではシートは実質的に圧縮されず、刃
のb′の部分では圧縮され、しかも刃先(a)は鋭角
(α)でシートを押し切りしている。刃の高さ(h)が
切断しようとするシートの厚さ(l)の5倍以上である
と、(あるいはシートの厚さが刃の高さの1/5以下であ
ると)、切断されたシートの鋸歯状縁のほんの先端部の
みしか圧縮されず、本発明としての刃物の効果が薄くな
る。
本発明の刃物により切断されたシートの特徴は第7図に
示すことから理解される。第7図(イ)はシートを表か
ら見た図、第7図(ロ)は裏から見た図、第7図(ハ)
はハ−ハ断面線で見た断面図、第7図(ニ)はニ−ニ断
面線で見た図である。第7図(イ)乃至(ハ)から判る
通り、明らかに鋸歯状縁の先端の厚みはだんだんと薄く
なっている。そしてその両側縁も第7図(ニ)に示す如
く鋭くなっている。
なお、第7図(イ)の線j,kは理解しやすくするために
付したものであり、実際は第7図(ニ)の如く丸みのあ
るものであるのでかかる線は認められない。更にランド
部の幅(LW)および高さ(LH)は特に動作中の応力に対して
歪むことなく刃先を前記の同一平面に維持出来るに十分
であればよい。ちなみに、第1図乃至第5図に示した実
施例の刃物の実測値を示すと、長さ25cmの鋼製の真直の
棒で、LW=11mm、LH=21.8mmであった。なお、h=1.3m
m、α=10°、β=135°、γ=110°、そして棒の長さ5
cmにつきG点の数は約38個であった。この刃物の製作方
法は特願昭63−111974号に示されており、概略は〔従来
の技術〕の項目に記載している如きである。
また、家庭用軟アルミ箔の切断具として説明して来たが
これに限定されず、食品等を包んで貯蔵したりするのに
使用する合成樹脂フィルム、あるいは天ぷら敷紙、キッ
チン用紙ラップ等々の切断具のための鋸歯状縁形成具と
しても使用出来る。尚更には食品自体を簡単に切るため
のナイフの鋸歯状縁形成具としても使用出来る。
また、この刃物は鋼製のものに限らず、セラミック製、
超硬合金製でもよい。
また、本発明の刃物で合成樹脂製のシートを切断する場
合には、その刃先を昇温させておくのが望ましい。これ
により切断されるシートの鋸歯の部分を加熱し、この鋸
歯に対する圧縮変形を容易にする。
また、本発明の刃物は印刷シリンダーの如き回転ドラム
に設けることが出来る。この場合、ランドは回転ドラム
の円筒面に平行であり、刃先もこれに平行な円筒面内に
ある。
また、第1図の参照符号t,t′で示す如く鋸歯列は直線
のものを図示したが、直線に限らず適当な曲率半径で湾
曲させることも出来る。またこの湾曲は前記回転ドラム
の円筒面に平行な円筒面内においても出来る。
〔発明の効果〕
この発明の鋸歯状縁が出来るようにシートを切断する刃
物は、鋭角をした刃先部がシートを鋭く押し切ると同時
に隣接する二つの山形の交差するゆるやかな傾斜の谷の
部分でシートを圧縮するので、切断されたシートの鋸歯
は厚みが先細に圧縮されかつその両側縁も鋭くなされ
て、アルミ箔や合成樹脂フィルム等に鋭く切り込む。し
かも紙製の鋸歯の場合、圧縮されていることによりその
鋸歯はより強くなっている。そしてこの鋸歯を合成樹脂
剤で硬化すれば一層有利な紙製切断具が得られえるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の刃物の特に刃部を拡大して示す斜視
図、第2図は第1図のものを矢印IIから見た図、第3図
は第1図のものを矢印IIIから見た図、第4図は第1図
のものを矢印IVから見た図、第5図は第3図のV−V断
面線で見た刃先の断面図、第6図は本発明の刃物により
切断されるシートの鋸歯が圧縮される状態を説明するた
めの図、第7図(イ)は本発明の刃物により切断された
シートの鋸歯状縁を表から見た図、第7図(ロ)は裏か
ら見た図、第7図(ハ)はハ−ハ断面線で見た断面図、
第7図(ニ)はニ−ニ断面線で見た断面図、第8図
(イ)は本発明者が先に提案した刃物により切断された
シートの鋸歯状縁を表から見た図、第8図(ロ)はロー
ロ断面線で見た断面図、第8図(ハ)はハ−ハ断面線で
見た断面図である。 図において、(a)は刃先の一つの直線部、(b)はゆ
るやかな角度の境界線、(c),(d)は急な角度の境
界線、(G)は曲折点、(h)は刃の高さ、(L)、(L
1),(L2)はランド、(LH)はランド部の高さ、(LW)はラン
ド部の幅である。 なお、添付図面を通して同一符号は同一または相当部分
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを鋸歯状縁が出来るように一枚ずつ
    切断するための刃物であって、刃先は同一高さにありし
    かもその同一高さの面内において鋸歯状に曲折してお
    り、各曲折の刃先の直線に対して直角の断面で見て刃は
    鋭角の頂点から山形をなしてランドまで拡がるのである
    が、その山形が下へ拡がるにつれて隣接する山形の部分
    との境界に位置する境界線はランドに対してゆるやかな
    角度でランドまで降りており、前記境界線の頂点は前記
    刃先の鋸歯状の曲折点で終っており、そこから前記ラン
    ドとは反対側のランドへ再び降りているのであるが、こ
    れは前記のゆるやかな角度とは逆に急な角度で降りてお
    り、ランドから刃先までの高さは少なくとも切断される
    シートの厚さ以上であり、ランド部は動作中の応力に対
    して前記刃先を同一平面に支持できる高さおよび厚さと
    したことを特徴とする刃物。
JP29191689A 1989-11-09 1989-11-09 シートを鋸歯状縁が出来るように切断する刃物 Expired - Lifetime JPH0729274B2 (ja)

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