JPH0729319B2 - 発泡製品の射出成形方法およびその装置 - Google Patents
発泡製品の射出成形方法およびその装置Info
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- JPH0729319B2 JPH0729319B2 JP61221067A JP22106786A JPH0729319B2 JP H0729319 B2 JPH0729319 B2 JP H0729319B2 JP 61221067 A JP61221067 A JP 61221067A JP 22106786 A JP22106786 A JP 22106786A JP H0729319 B2 JPH0729319 B2 JP H0729319B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、発泡製品を射出成形する方法および装置に関
する。
する。
(従来の技術) 発泡製品を射出成形する場合、従来では、例えば懸濁重
合された塩化ビニル樹脂の粉末またはペレットを、射出
成形機のシリンダ内で加熱溶融するとともに発泡させ、
発泡させた樹脂をノズル部から金型内へ射出して成形し
ていた。
合された塩化ビニル樹脂の粉末またはペレットを、射出
成形機のシリンダ内で加熱溶融するとともに発泡させ、
発泡させた樹脂をノズル部から金型内へ射出して成形し
ていた。
また、金型内へ溶融樹脂を充填させた後発泡させる方法
もある。
もある。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これらの方法では、射出機のシリンダ内や金型
内で発泡が生じるため、特殊な射出機や金型を必要とし
た。
内で発泡が生じるため、特殊な射出機や金型を必要とし
た。
また、発泡の制御が複雑で、所望の発泡製品を得るのが
困難であった。
困難であった。
さらに、上記原料では製品表面まで発泡層となるため、
表面が荒れており、外観および感触が悪く耐摩耗性等に
劣っていた。
表面が荒れており、外観および感触が悪く耐摩耗性等に
劣っていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
その要旨は、発泡型プラスチゾルからなる原料が射出機
のシリンダ部内で発泡温度以下に加熱されてゲル化さ
れ、このゲル化された原料が射出機のノズル部で発泡温
度以上に昇温されて発泡し、この発泡状態の原料が金型
のキャビティに射出されて冷却固化することを特徴とす
る発泡製品の射出成形方法にある。
その要旨は、発泡型プラスチゾルからなる原料が射出機
のシリンダ部内で発泡温度以下に加熱されてゲル化さ
れ、このゲル化された原料が射出機のノズル部で発泡温
度以上に昇温されて発泡し、この発泡状態の原料が金型
のキャビティに射出されて冷却固化することを特徴とす
る発泡製品の射出成形方法にある。
もう一つの発明の要旨は、シリンダ部とノズル部を有す
る射出成形機と、射出成形機のノズル部に連なるキャビ
ティを有する金型とを備え、上記シリンダ部には、発泡
型プラスチゾルを発泡温度より低い温度まで加熱してゲ
ル化する加熱装置が設けられ、上記ノズル部は、シリン
ダ部側に位置して流通断面積が減少するようなテーパを
なす第1通路部と、小径で長く形成され上記ゲル化した
原料を通過の際に生じる摩擦熱で発泡温度以上に昇温さ
せる第2通路部とを有していることを特徴とする発泡製
品の射出成形装置にある。
る射出成形機と、射出成形機のノズル部に連なるキャビ
ティを有する金型とを備え、上記シリンダ部には、発泡
型プラスチゾルを発泡温度より低い温度まで加熱してゲ
ル化する加熱装置が設けられ、上記ノズル部は、シリン
ダ部側に位置して流通断面積が減少するようなテーパを
なす第1通路部と、小径で長く形成され上記ゲル化した
原料を通過の際に生じる摩擦熱で発泡温度以上に昇温さ
せる第2通路部とを有していることを特徴とする発泡製
品の射出成形装置にある。
(作用) 本発明方法では、ノズル部で発泡させるので、汎用型の
射出成形装置を用いることが可能であり、設備コストを
安くすることができる。また、ノズル部での発泡は、制
御がしやすく所望の発泡製品を得ることが可能である。
さらに、流動性の高いプラスチゾルを原料として用いた
ので、射出圧力が低くて済み原料内の気泡が余りつぶれ
ずに良好なクッション層を得ることができるとともに、
成形物の表面側に、平滑な面を有するスキン層を得るこ
とができる。
射出成形装置を用いることが可能であり、設備コストを
安くすることができる。また、ノズル部での発泡は、制
御がしやすく所望の発泡製品を得ることが可能である。
さらに、流動性の高いプラスチゾルを原料として用いた
ので、射出圧力が低くて済み原料内の気泡が余りつぶれ
ずに良好なクッション層を得ることができるとともに、
成形物の表面側に、平滑な面を有するスキン層を得るこ
とができる。
本発明装置では、ノズル部の第2通路部を通過する際の
摩擦熱により、原料を発泡温度まで上昇させることによ
り、確実に発泡を行なうことができる。
摩擦熱により、原料を発泡温度まで上昇させることによ
り、確実に発泡を行なうことができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図から第8図までの図面
に基づいて説明する。第1図,第2図において、符号1
は射出成形装置を示し、この射出成形装置1は、射出機
10と金型20とを有している。
に基づいて説明する。第1図,第2図において、符号1
は射出成形装置を示し、この射出成形装置1は、射出機
10と金型20とを有している。
上記射出機10は、シリンダ11(シリンダ部)と、このシ
リンダ11内に挿入されたスクリュー12と、シリンダ11の
後端部近傍に取り付けられたホッパ13と、シリンダ11の
外周に配置された4組のバンドヒータ14a,14b,14c,14d
(加熱装置)と、シリンダ11の前端に取り付けられたノ
ズルチップ15(ノズル部)とを有している。なお、上記
バンドヒータ14a,14b,14c,14dは互いに独立して制御さ
れている。
リンダ11内に挿入されたスクリュー12と、シリンダ11の
後端部近傍に取り付けられたホッパ13と、シリンダ11の
外周に配置された4組のバンドヒータ14a,14b,14c,14d
(加熱装置)と、シリンダ11の前端に取り付けられたノ
ズルチップ15(ノズル部)とを有している。なお、上記
バンドヒータ14a,14b,14c,14dは互いに独立して制御さ
れている。
上記シリンダ11の通路16は、前端部16aで緩やかなテー
パをなしている。
パをなしている。
上記ノズルチップ15は第3図に示すように、漏斗形状を
なしており、軸芯に沿って通路17を有している。この通
路17は、上記通路16の前端部16aに連なりこれより急な
テーパをなす第1通路部17aと、この第1通路部17aに連
なる小径で長い第2通路部17bとを有している。第2通
路部17bは図示の例では緩やかなテーパとなっている
が、ストレートであってもよい。この第2通路部17bの
平均径は例えば約2mmであり、上記シリンダ11の通路16
の径(約60mm)に比べて非常に細い。また、第2通路部
17bの長さは約3〜7cm程度である。
なしており、軸芯に沿って通路17を有している。この通
路17は、上記通路16の前端部16aに連なりこれより急な
テーパをなす第1通路部17aと、この第1通路部17aに連
なる小径で長い第2通路部17bとを有している。第2通
路部17bは図示の例では緩やかなテーパとなっている
が、ストレートであってもよい。この第2通路部17bの
平均径は例えば約2mmであり、上記シリンダ11の通路16
の径(約60mm)に比べて非常に細い。また、第2通路部
17bの長さは約3〜7cm程度である。
上記射出機10は通常の溶融樹脂を射出する場合に用いら
れる汎用型であり、ノズルチップ15だけが特別製で、通
常の短いノズルチップの約3倍の長さを有している。
れる汎用型であり、ノズルチップ15だけが特別製で、通
常の短いノズルチップの約3倍の長さを有している。
上記金型20は固定板21と、図示しない移動機構により固
定型21に対して接近したり離れたりする移動板22とを有
している。これら固定板21と移動板22にはそれぞれ固定
型23および移動型24が取り付けられている。
定型21に対して接近したり離れたりする移動板22とを有
している。これら固定板21と移動板22にはそれぞれ固定
型23および移動型24が取り付けられている。
第4図〜第6図に詳しく示すように、固定型23と移動型
24の対向面にはそれぞれ矩形状の凹部25,26が形成され
ており、固定型23と移動型24とが閉じた時に、これら凹
部25,26によりキャビティ27が形成されるようになって
いる。固定型23の凹部25の成形面25aは後述する発泡製
品40の表面を成形するためのものであり、第4図に示す
ようにシボ模様が形成されている。
24の対向面にはそれぞれ矩形状の凹部25,26が形成され
ており、固定型23と移動型24とが閉じた時に、これら凹
部25,26によりキャビティ27が形成されるようになって
いる。固定型23の凹部25の成形面25aは後述する発泡製
品40の表面を成形するためのものであり、第4図に示す
ようにシボ模様が形成されている。
第1図,第2図に示すように、固定型23には、上記ノズ
ルチップ15の第2通路部17bに連通するスプルー28と、
キャビティ27に連なるゲート29と、これらスプルー28と
ゲート29とを連通させるランナ30とが形成されている。
ルチップ15の第2通路部17bに連通するスプルー28と、
キャビティ27に連なるゲート29と、これらスプルー28と
ゲート29とを連通させるランナ30とが形成されている。
第6図に示すように、移動型24には、一端が凹部26の周
縁近傍の成形面26aで開口する複数のピン孔31が形成さ
れており、このピン孔31には突き出しピン32が収納され
ている。
縁近傍の成形面26aで開口する複数のピン孔31が形成さ
れており、このピン孔31には突き出しピン32が収納され
ている。
上述構成の射出成形装置1を用いて第7図の発泡製品40
を射出成形する。
を射出成形する。
まず、第6図に示すように、金型20が開いた状態で移動
型24の凹部26の成形面26aに板状の芯材41を両面テープ
等を用いて貼り付ける。芯材41としては、ガス透過性の
材料例えば木質繊維ボード等が好ましい。この状態で、
ピン孔31は芯材41により塞がれるとともに、芯材41の周
縁41aと凹部26の周縁(キャビティ27の周縁)との間に
若干の隙間45が形成される。
型24の凹部26の成形面26aに板状の芯材41を両面テープ
等を用いて貼り付ける。芯材41としては、ガス透過性の
材料例えば木質繊維ボード等が好ましい。この状態で、
ピン孔31は芯材41により塞がれるとともに、芯材41の周
縁41aと凹部26の周縁(キャビティ27の周縁)との間に
若干の隙間45が形成される。
芯材41の取付後に、移動板22を固定板21方向へ移動さ
せ、移動型24を固定型23に当てて型締めを行なう。
せ、移動型24を固定型23に当てて型締めを行なう。
他方、原料(図中符号50で示す)をホッパ13からシリン
ダ11に供給する。原料としては、流動性の高い低発泡型
(発泡倍率約3倍以下)のプラスチゾル、例えば塩化ビ
ニル樹脂ペーストと、可塑剤と、発泡剤と、微小の中空
ガラスビーズとから得られるプラスチゾルを用いる。ス
クリュー12は後退位置にあり、回転することにより原料
をノズルチップ15方向へ送る。上記原料は、シリンダ11
の通路16を通過する過程でバンドヒータ14a,14b,14c,14
dに加熱されてゲル化される。バンドヒータ14a,14b,14
c,14dは、ノズルチップ15に向かって徐々に温度が高く
なるように制御されている。最もノズルチップ15に近い
通路16の前端部16aでは、原料は発泡温度を若干下回る
温度まで加熱される。なお、シリンダ11の温度を原料の
発泡温度以上に上げると、シリンダ11内で原料が発泡
し、汎用の射出機10では射出量が一定にならない。
ダ11に供給する。原料としては、流動性の高い低発泡型
(発泡倍率約3倍以下)のプラスチゾル、例えば塩化ビ
ニル樹脂ペーストと、可塑剤と、発泡剤と、微小の中空
ガラスビーズとから得られるプラスチゾルを用いる。ス
クリュー12は後退位置にあり、回転することにより原料
をノズルチップ15方向へ送る。上記原料は、シリンダ11
の通路16を通過する過程でバンドヒータ14a,14b,14c,14
dに加熱されてゲル化される。バンドヒータ14a,14b,14
c,14dは、ノズルチップ15に向かって徐々に温度が高く
なるように制御されている。最もノズルチップ15に近い
通路16の前端部16aでは、原料は発泡温度を若干下回る
温度まで加熱される。なお、シリンダ11の温度を原料の
発泡温度以上に上げると、シリンダ11内で原料が発泡
し、汎用の射出機10では射出量が一定にならない。
原料がシリンダ11に充満しノズルチップ15の通路17の途
中まで到達した状態で、スクリュー12が前進し、この前
進ストロークに対応する量の原料を射出する。原料は上
述したようにシリンダ11の通路16で加熱されてゲル化し
ノズルチップ15の直前で発泡温度に近い温度になり、さ
らに、ノズルチップ15の第1通路17aで急激に流通断面
積が減少される。そして、この原料が非常に狭い第2通
路部17bを通過する際に摩擦熱が生じ、発泡温度以上に
なる。この結果、ノズルチップ15の第2通路部17b内で
原料が発泡する。なお、原料が高圧であるため気泡は小
さい。
中まで到達した状態で、スクリュー12が前進し、この前
進ストロークに対応する量の原料を射出する。原料は上
述したようにシリンダ11の通路16で加熱されてゲル化し
ノズルチップ15の直前で発泡温度に近い温度になり、さ
らに、ノズルチップ15の第1通路17aで急激に流通断面
積が減少される。そして、この原料が非常に狭い第2通
路部17bを通過する際に摩擦熱が生じ、発泡温度以上に
なる。この結果、ノズルチップ15の第2通路部17b内で
原料が発泡する。なお、原料が高圧であるため気泡は小
さい。
発泡した原料は金型20のスプルー28、ランナ30およびゲ
ート29を経てキャビティ27内に高速で流入し、ここで冷
却固化され、第7図のパッド42が成形される。なお、発
泡現象を正確に把握することは困難であるが、上記発泡
原料はキャビティ27内で低圧となるため、発泡が再び活
発になり気泡も大きくなるものと推測できる。この発泡
原料は第6図に示す隙間45にも入り込み、ここで固化し
てパッド42の端末部42aとなる。この結果、第7図に示
すような発泡製品40が得られる。
ート29を経てキャビティ27内に高速で流入し、ここで冷
却固化され、第7図のパッド42が成形される。なお、発
泡現象を正確に把握することは困難であるが、上記発泡
原料はキャビティ27内で低圧となるため、発泡が再び活
発になり気泡も大きくなるものと推測できる。この発泡
原料は第6図に示す隙間45にも入り込み、ここで固化し
てパッド42の端末部42aとなる。この結果、第7図に示
すような発泡製品40が得られる。
上記射出成形後に、移動型24を固定型23から離して型開
きした後、突き出しピン32を作動して上記発泡製品40を
移動型24から離型させる。
きした後、突き出しピン32を作動して上記発泡製品40を
移動型24から離型させる。
上記発泡製品40では、芯材41と、芯材41の一面に配され
たパッド42(発泡製品)とが積層されて一体になってい
る。パッド42の内部では、第9図に示すように表面に向
かって気泡が小さくなっており、比較的気泡が大きく発
泡倍率が高いクッション層43と、比較的気泡が小さく発
泡倍率が低いかまたは気泡がないスキン層44とが連続し
て形成されている。スキン層44の表面44aには、成形面2
5aの転写により、第8図に示すようなシボ模様が付され
ている。
たパッド42(発泡製品)とが積層されて一体になってい
る。パッド42の内部では、第9図に示すように表面に向
かって気泡が小さくなっており、比較的気泡が大きく発
泡倍率が高いクッション層43と、比較的気泡が小さく発
泡倍率が低いかまたは気泡がないスキン層44とが連続し
て形成されている。スキン層44の表面44aには、成形面2
5aの転写により、第8図に示すようなシボ模様が付され
ている。
芯材41の周縁部41aには、薄肉の端末部42aが一体に設け
られており、端末処理を行なう必要がない。
られており、端末処理を行なう必要がない。
プラスチゾルを出発原料とし、しかも原料には微細なガ
ラスビーズが含有されているので、流動性が高く、発泡
された原料はノズルチップ15の通路17やランナ30等で留
まることなく、確実にキャビティ27内に円滑に充填さ
れ、また、狭い隙間45にも確実に充填されるため、きれ
いな端末部42aを成形することができる。
ラスビーズが含有されているので、流動性が高く、発泡
された原料はノズルチップ15の通路17やランナ30等で留
まることなく、確実にキャビティ27内に円滑に充填さ
れ、また、狭い隙間45にも確実に充填されるため、きれ
いな端末部42aを成形することができる。
また、原料の流動性が高いので、射出圧力は低くて済
み、発生した気泡が余りつぶされることがなく、良好な
クッション層43が得られる。また、高い流動性により、
スキン層44の表面44aを平滑にすることができる。
み、発生した気泡が余りつぶされることがなく、良好な
クッション層43が得られる。また、高い流動性により、
スキン層44の表面44aを平滑にすることができる。
射出の際、木質繊維ボード製の芯材41を通ってピン孔31
からガス抜きが行なわれ、また、パーティング面に形成
した図示しない溝からもガス抜きが行なわれる。また、
微細なガラスビーズはこの原料内のガス抜きに寄与して
いる。このように、良好なガス抜きがなされるので、表
面44aのきれいなスキン層44が得られる。
からガス抜きが行なわれ、また、パーティング面に形成
した図示しない溝からもガス抜きが行なわれる。また、
微細なガラスビーズはこの原料内のガス抜きに寄与して
いる。このように、良好なガス抜きがなされるので、表
面44aのきれいなスキン層44が得られる。
実験 原料としてのプラスチゾルの組成は、乳化重合により得
られたPVC(塩化ビニル樹脂)のペーストを100重量部、
可塑剤としてDUP(ディウンデカノールフタレート)を8
5部、Sn系安定剤を6重量部、Ba−Zn系安定剤を5重量
部、ADCA発泡剤(アゾディカルボン酸アミド)を2重量
部、Mg−Al系滑剤を2重量部、中空ガラスビーズを10重
量部である。なお、上記中空ガラスビーズは非常に微細
なものであり、100ミクロン程度である。
られたPVC(塩化ビニル樹脂)のペーストを100重量部、
可塑剤としてDUP(ディウンデカノールフタレート)を8
5部、Sn系安定剤を6重量部、Ba−Zn系安定剤を5重量
部、ADCA発泡剤(アゾディカルボン酸アミド)を2重量
部、Mg−Al系滑剤を2重量部、中空ガラスビーズを10重
量部である。なお、上記中空ガラスビーズは非常に微細
なものであり、100ミクロン程度である。
まず、上記プラスチゾルの組成物の内、ガラスビーズを
除く組成物をニーダーにより混練し、その後、真空脱泡
し、初期粘度1500cpsの配合物を作った。この配合物に
上記ガラスビーズを添加し、粘度3000cpsのプラスチゾ
ルを得た。
除く組成物をニーダーにより混練し、その後、真空脱泡
し、初期粘度1500cpsの配合物を作った。この配合物に
上記ガラスビーズを添加し、粘度3000cpsのプラスチゾ
ルを得た。
基材としてフェノール樹脂含浸の木質繊維のボード(厚
さ3mm)を金型20にセットし、上記プラスチゾルをホッ
パ13から投入した。
さ3mm)を金型20にセットし、上記プラスチゾルをホッ
パ13から投入した。
そして、シリンダ11の各部位A〜Dの温度を140℃、150
℃,160℃、180℃で制御し、低い射出圧力80〜120Kg/cm2
で射出した。なお、金型20は、約20〜30℃程度に維持さ
れており、その型締力は100tonである。
℃,160℃、180℃で制御し、低い射出圧力80〜120Kg/cm2
で射出した。なお、金型20は、約20〜30℃程度に維持さ
れており、その型締力は100tonである。
樹脂の温度はノズルチップ15の出口で210°となり、ノ
ズルチップ15を通過する過程で発泡温度190〜210℃(1
秒間で発泡する温度)に達し、発泡する。
ズルチップ15を通過する過程で発泡温度190〜210℃(1
秒間で発泡する温度)に達し、発泡する。
得られた成形品40において、パッド42は、厚さ1.5mmの
クッション層43と、厚さ0.5mmのスキン層44の2層構造
を有し、表面44aの外観および感触が良好で、芯材41の
周縁41aに形成された端末部42a(厚さ0.5mm)もきれい
にできた。また、スキン層44の表面にはピンホール、色
むら、ジェッティング、フローマーク、シャークスキ
ン、ウェルドラインが全く発生しなかった。また、発泡
製品に多く見られるミミズ腫れ、および2段発泡の現象
もなかった。
クッション層43と、厚さ0.5mmのスキン層44の2層構造
を有し、表面44aの外観および感触が良好で、芯材41の
周縁41aに形成された端末部42a(厚さ0.5mm)もきれい
にできた。また、スキン層44の表面にはピンホール、色
むら、ジェッティング、フローマーク、シャークスキ
ン、ウェルドラインが全く発生しなかった。また、発泡
製品に多く見られるミミズ腫れ、および2段発泡の現象
もなかった。
パッド42の物性は比重0.85、引張強度73Kg、伸長率225
%、引裂強度33.6Kg/cmであり、スキン層44およびクッ
ション層43を含めた平均発泡倍率は1.8倍であった。
%、引裂強度33.6Kg/cmであり、スキン層44およびクッ
ション層43を含めた平均発泡倍率は1.8倍であった。
第10図〜第12図は本発明を自動車のドアトリム60(発泡
製品)の製造に適用した例を示す。木質繊維ボード等か
らなる板状の芯材61は、例えば周縁部61aが90°曲げら
れており、上縁の近傍に段61bが形成され、中央部より
やや下方に凸部61cが形成されている。
製品)の製造に適用した例を示す。木質繊維ボード等か
らなる板状の芯材61は、例えば周縁部61aが90°曲げら
れており、上縁の近傍に段61bが形成され、中央部より
やや下方に凸部61cが形成されている。
他方、金型70では、固定型73の凹部75と移動型74の凹部
76により形成されるキャビティ77の形状が上記芯材61と
ほぼ相似形をなしている。また、固定型73の凹部75の成
形面75aには、環状をなす溝78aと横方向に延びる溝78b
が形成されている。そして、芯材61を移動型74の凹部75
の成形面76aに取り付けた状態で、芯材61の周縁部61aと
キャビティ77の周縁部との間には隙間65が形成されてい
る。この状態で、前述と同様に射出機のノズル部で発泡
した原料がランナ80およびゲート79を通ってキャビティ
77に射出され、キャビティ77内で冷却固化することによ
り、パッド62が芯材61と一体に成形され、隙間部65で端
末部62aが成形される。
76により形成されるキャビティ77の形状が上記芯材61と
ほぼ相似形をなしている。また、固定型73の凹部75の成
形面75aには、環状をなす溝78aと横方向に延びる溝78b
が形成されている。そして、芯材61を移動型74の凹部75
の成形面76aに取り付けた状態で、芯材61の周縁部61aと
キャビティ77の周縁部との間には隙間65が形成されてい
る。この状態で、前述と同様に射出機のノズル部で発泡
した原料がランナ80およびゲート79を通ってキャビティ
77に射出され、キャビティ77内で冷却固化することによ
り、パッド62が芯材61と一体に成形され、隙間部65で端
末部62aが成形される。
この例でも、パッド62は、連続したクッション層63とス
キン層64とを有している。そして、このドアトリム60に
は、芯材61の段61bに対応して段60bが形成され、芯材61
の凸部61cに対応してアームレスト60cが形成されてい
る。さらに、固定型23の溝78aにより環状のモール60d
(突起)が形成され、溝78bにより横に延びるモール60e
が形成されている。
キン層64とを有している。そして、このドアトリム60に
は、芯材61の段61bに対応して段60bが形成され、芯材61
の凸部61cに対応してアームレスト60cが形成されてい
る。さらに、固定型23の溝78aにより環状のモール60d
(突起)が形成され、溝78bにより横に延びるモール60e
が形成されている。
上記ドアトリム60には、さらに高周波ウエルダーにより
トリコット等の加飾布60fが溶着されている。パッド62
は低発泡であるため、高周波による溶着が可能となる。
トリコット等の加飾布60fが溶着されている。パッド62
は低発泡であるため、高周波による溶着が可能となる。
本発明は上記実施例に制約されず種々の態様が可能であ
る。例えば、第7図および第11図に示すように、端末部
42aを、芯材41,61の裏側まで延長させて成形してもよ
い。延長部を図中42a′,62a′で示す。この場合には、
芯材41,61の裏面と移動型24,74の成形面26a,76aとの間
にも隙間が形成される。
る。例えば、第7図および第11図に示すように、端末部
42aを、芯材41,61の裏側まで延長させて成形してもよ
い。延長部を図中42a′,62a′で示す。この場合には、
芯材41,61の裏面と移動型24,74の成形面26a,76aとの間
にも隙間が形成される。
射出前の芯材を真空吸着で保持してもよい。また、芯材
は木質繊維ボードの他に、樹脂成形品や板金でもよい。
は木質繊維ボードの他に、樹脂成形品や板金でもよい。
シリンダの前端部にテーパの第1通路部を形成し、ノズ
ルチップでは小径で細長い第2通路部だけを形成しても
よい。この場合、シリンダの前端部とノズルチップとで
ノズル部が構成される。
ルチップでは小径で細長い第2通路部だけを形成しても
よい。この場合、シリンダの前端部とノズルチップとで
ノズル部が構成される。
金型内において、例えば固定型に別部品取付用のファス
ナーをセットしておき、発泡原料の射出により、発泡製
品にファスナーを一体に取り付けてもよい。
ナーをセットしておき、発泡原料の射出により、発泡製
品にファスナーを一体に取り付けてもよい。
さらに、本発明は、上記のドアトリムの他に、アームレ
スト、インストルメントパネル、サンバイザー、コンソ
ールボックス、ハンドル、シートカバー等の自動車内装
品および、自動車内装品以外の発泡製品にも適用でき
る。
スト、インストルメントパネル、サンバイザー、コンソ
ールボックス、ハンドル、シートカバー等の自動車内装
品および、自動車内装品以外の発泡製品にも適用でき
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明方法では、汎用型の射出成
形装置を用いることが可能であり、設備コストを安くす
ることができる。また、ノズル部での発泡は、制御がし
やすく所望の発泡製品を得ることが可能である。さら
に、良好なクッション層と平滑な表面を有するスキン層
を得ることができる。
形装置を用いることが可能であり、設備コストを安くす
ることができる。また、ノズル部での発泡は、制御がし
やすく所望の発泡製品を得ることが可能である。さら
に、良好なクッション層と平滑な表面を有するスキン層
を得ることができる。
本発明装置では、ノズル部での発泡を確実に行なうこと
ができる。
ができる。
第1図から第9図までの図面は本発明の一実施例を示す
ものであり、第1図は射出前の射出成形装置の概略断面
図、第2図は射出終了後の射出成形装置の概略断面図、
第3図はノズルチップの拡大断面図、第4図は固定型の
正面図、第5図は移動型の正面図、第6図は型開き状態
の金型要部の断面図、第7図は発泡製品の断面図、第8
図は発泡製品の正面図、第9図は発泡製品のスキン層お
よびクッション層を拡大して見た図である。第10図〜第
12図は本発明の他の実施例を示すものであり、第10図は
ドアトリム成形用金型の断面図、第11図は成形されたド
アトリムの断面図、第12図はドアトリムの正面図であ
る。 1……射出成形装置、10……射出機、11……シリンダ
(シリンダ部)、12……スクリュー、13……ホッパ、14
a,14b,14c,14d……加熱装置(バンドヒータ)、15……
ノズル部(ノズルチップ)、16……シリンダ部の通路、
17……ノズル部の通路、17a……第1通路部、17b……第
2通路部、20,70……金型、23,73……固定型、24,74…
…移動型、27,77……キャビティ、40,60……発泡製品、
41,61……芯材、42,62……パッド層、43,63……クッシ
ョン層、45,65……隙間、44,64……スキン層、50……原
料。
ものであり、第1図は射出前の射出成形装置の概略断面
図、第2図は射出終了後の射出成形装置の概略断面図、
第3図はノズルチップの拡大断面図、第4図は固定型の
正面図、第5図は移動型の正面図、第6図は型開き状態
の金型要部の断面図、第7図は発泡製品の断面図、第8
図は発泡製品の正面図、第9図は発泡製品のスキン層お
よびクッション層を拡大して見た図である。第10図〜第
12図は本発明の他の実施例を示すものであり、第10図は
ドアトリム成形用金型の断面図、第11図は成形されたド
アトリムの断面図、第12図はドアトリムの正面図であ
る。 1……射出成形装置、10……射出機、11……シリンダ
(シリンダ部)、12……スクリュー、13……ホッパ、14
a,14b,14c,14d……加熱装置(バンドヒータ)、15……
ノズル部(ノズルチップ)、16……シリンダ部の通路、
17……ノズル部の通路、17a……第1通路部、17b……第
2通路部、20,70……金型、23,73……固定型、24,74…
…移動型、27,77……キャビティ、40,60……発泡製品、
41,61……芯材、42,62……パッド層、43,63……クッシ
ョン層、45,65……隙間、44,64……スキン層、50……原
料。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:06 (72)発明者 岡田 光明 東京都葛飾区東立石3丁目15番14号 株式 会社コバヤシ葛飾営業所内 (72)発明者 島田 誠 東京都葛飾区東立石3丁目15番14号 株式 会社コバヤシ葛飾営業所内 (72)発明者 遠藤 修 東京都葛飾区東立石3丁目15番14号 株式 会社コバヤシ葛飾営業所内
Claims (4)
- 【請求項1】発泡型プラスチゾルからなる原料が射出機
のシリンダ部内で発泡温度以下に加熱されてゲル化さ
れ、このゲル化された原料が射出機のノズル部で発泡温
度以上に昇温されて発泡し、この発泡状態の原料が金型
のキャビティに射出されて冷却固化することを特徴とす
る発泡製品の射出成形方法。 - 【請求項2】上記ゲル化した原料が射出機のノズル部を
通過する際に、その摩擦熱により発泡温度以上にされ、
これによりノズル部で発泡する特許請求の範囲第1項に
記載の発泡製品の射出成形方法。 - 【請求項3】上記発泡型プラスチゾルが、塩化ビニル樹
脂ペーストと、可塑剤と、発泡剤と、微小の中空ガラス
ビーズとから得られる特許請求の範囲第1項に記載の発
泡製品の射出成形方法。 - 【請求項4】シリンダ部とノズル部を有する射出成形機
と、射出成形機のノズル部に連なるキャビティを有する
金型とを備え、上記シリンダ部には、発泡型プラスチゾ
ルを発泡温度より低い温度まで加熱してゲル化する加熱
装置が設けられ、上記ノズル部は、シリンダ部側に位置
して流通断面積が減少するようなテーパをなす第1通路
部と、小径で長く形成され上記ゲル化した原料を通過の
際に生じる摩擦熱で発泡温度以上に昇温させる第2通路
部とを有していることを特徴とする発泡製品の射出成形
装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61221067A JPH0729319B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 発泡製品の射出成形方法およびその装置 |
| KR1019870009972A KR890004853A (ko) | 1986-09-19 | 1987-09-09 | 발포제품의 사출성형 방법 |
| AU78210/87A AU601483B2 (en) | 1986-09-19 | 1987-09-09 | Method of injection-molding foamed products |
| DE19873730611 DE3730611A1 (de) | 1986-09-19 | 1987-09-11 | Verfahren zum spritzgiessen von schaumstoffprodukten |
| GB8721563A GB2197244B (en) | 1986-09-19 | 1987-09-14 | Method of injection-molding foamed products |
| CA000547125A CA1298047C (en) | 1986-09-19 | 1987-09-17 | Method of injection-molding foamed products |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61221067A JPH0729319B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 発泡製品の射出成形方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6377718A JPS6377718A (ja) | 1988-04-07 |
| JPH0729319B2 true JPH0729319B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=16760972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61221067A Expired - Fee Related JPH0729319B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 発泡製品の射出成形方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729319B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1004268C2 (nl) * | 1996-10-14 | 1998-04-15 | Dsm Nv | Schaalvormig vormdeel, een werkwijze voor de vervaardiging en toepassingen ervan. |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP61221067A patent/JPH0729319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6377718A (ja) | 1988-04-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |