JPH0730355B2 - 粗油脂類から脂肪酸を分離する方法 - Google Patents
粗油脂類から脂肪酸を分離する方法Info
- Publication number
- JPH0730355B2 JPH0730355B2 JP61008413A JP841386A JPH0730355B2 JP H0730355 B2 JPH0730355 B2 JP H0730355B2 JP 61008413 A JP61008413 A JP 61008413A JP 841386 A JP841386 A JP 841386A JP H0730355 B2 JPH0730355 B2 JP H0730355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- acid
- hexane
- specific gravity
- fats
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fats And Perfumes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は粗油脂類、特に、米ぬか油から脂肪酸を分離す
る方法に関するものである。
る方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、米ぬか油を原料にしてそこから脂肪酸を分離方法
として溶剤脱酸方法が周知である。この方法は米ぬか油
をn−ヘキサン、i−プロピルアルコール及び/又はエ
チールアルコール、並びに苛性ソーダと混合した後、得
られた混合物を静置分離して軽比重層と重比重層の二液
に分離させるとともに、それらの中間にガム質を含有す
る中間層を形成させる工程を含んでいる。
として溶剤脱酸方法が周知である。この方法は米ぬか油
をn−ヘキサン、i−プロピルアルコール及び/又はエ
チールアルコール、並びに苛性ソーダと混合した後、得
られた混合物を静置分離して軽比重層と重比重層の二液
に分離させるとともに、それらの中間にガム質を含有す
る中間層を形成させる工程を含んでいる。
又、この方法は前記重比重層に硫酸を添加して石ケン液
を酸分解した後、そのまま蒸溜に処している(特公昭50
−19567号公報他)。
を酸分解した後、そのまま蒸溜に処している(特公昭50
−19567号公報他)。
(発明が解決しようとする問題点) この方法によると、ある程度収率よく粗油脂類から脂肪
酸が分離される。
酸が分離される。
しかしながら、この方法は次の問題を有している。
第一は、この方法は溶剤を多く使用するという問題であ
る。
る。
溶剤の使用量が多いと、米ぬか油と苛性ソーダとの接触
反応時に多くのエネルギーを要するばかりでなく、溶剤
回収のためにも多くのエネルギーを必要とし、さらに、
溶剤を貯留させたり循環させたりするために過大な設備
を必要する。従って、前記周知の方法は省エネルギー、
省資源という観点から改良が必要である。
反応時に多くのエネルギーを要するばかりでなく、溶剤
回収のためにも多くのエネルギーを必要とし、さらに、
溶剤を貯留させたり循環させたりするために過大な設備
を必要する。従って、前記周知の方法は省エネルギー、
省資源という観点から改良が必要である。
第二は、酸分解液から脂肪酸を分離するのに使用される
装置、例えば、蒸溜装置が腐蝕し易いという問題であ
る。
装置、例えば、蒸溜装置が腐蝕し易いという問題であ
る。
本発明の目的は粗油脂類からの脂肪酸の分離収率を高く
維持しながら、溶剤の使用量が低減させることが可能な
脂肪酸の分離方法を確立するとともに、装置の腐蝕を軽
減し得る脂肪酸の分離方法を確立することにある。
維持しながら、溶剤の使用量が低減させることが可能な
脂肪酸の分離方法を確立するとともに、装置の腐蝕を軽
減し得る脂肪酸の分離方法を確立することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記の目的を達成するために、脱ガム処理がさ
れた粗油脂類100重量部に対して30〜100重量部の割合の
n−ヘキサン並びに前記粗油脂類における酸価の0.5〜
2重量倍に相当するエチルアルコール、同じく0.5〜2
重量倍に相当する水及び同じく0.07〜0.15重量倍に相当
する苛性ソーダの混合を行なう混合工程と、 前記混合の後、10分以内に該混合工程で得られた混合物
を遠心分離機に通して強制的に液・液の二層に分離する
遠心分離工程と、 前記遠心分離工程で得られた重比重層を酸分解する酸分
解工程と、 該酸分解工程で得られた酸分解物をn−ヘキサンの共存
下で静置分離する静置分離工程と、 該静分離工程で得られた重比重層に苛性ソーダを添加し
た後、その重比重層からエチルアルコールを分離するア
ルコール分離工程と、軽比重層をn−ヘキサンと脂肪酸
とに分離するn−ヘキサン分離工程と からなる方法を採用する。
れた粗油脂類100重量部に対して30〜100重量部の割合の
n−ヘキサン並びに前記粗油脂類における酸価の0.5〜
2重量倍に相当するエチルアルコール、同じく0.5〜2
重量倍に相当する水及び同じく0.07〜0.15重量倍に相当
する苛性ソーダの混合を行なう混合工程と、 前記混合の後、10分以内に該混合工程で得られた混合物
を遠心分離機に通して強制的に液・液の二層に分離する
遠心分離工程と、 前記遠心分離工程で得られた重比重層を酸分解する酸分
解工程と、 該酸分解工程で得られた酸分解物をn−ヘキサンの共存
下で静置分離する静置分離工程と、 該静分離工程で得られた重比重層に苛性ソーダを添加し
た後、その重比重層からエチルアルコールを分離するア
ルコール分離工程と、軽比重層をn−ヘキサンと脂肪酸
とに分離するn−ヘキサン分離工程と からなる方法を採用する。
(作用) 本発明においては粗油脂類と溶媒としてのn−ヘキサ
ン、エチルアルコール及び粗油脂類中の遊離脂肪酸のケ
ン化に必要な苛性ソーダとの混合が行なわれる。
ン、エチルアルコール及び粗油脂類中の遊離脂肪酸のケ
ン化に必要な苛性ソーダとの混合が行なわれる。
得られた混合物は前記の混合が完了してから10分以内と
いう短い時間に遠心分離機に通され、強制的に液・液の
二層に分離される。粗油脂類とエチルアルコールと接触
時間が短いのでエステルがほとんど副生しない。
いう短い時間に遠心分離機に通され、強制的に液・液の
二層に分離される。粗油脂類とエチルアルコールと接触
時間が短いのでエステルがほとんど副生しない。
さらに、混合物中には実質上ガム質が含まれておらず、
又、遠心分離という強制的分離手段が採用されているの
で、前記混合物は容易に二層に分離し、n−ヘキサン・
脱酸油溶液と、含水エチールアルコール・石けん溶液と
に分離する。そのため、溶媒の使用量が少なくてもよく
なる。
又、遠心分離という強制的分離手段が採用されているの
で、前記混合物は容易に二層に分離し、n−ヘキサン・
脱酸油溶液と、含水エチールアルコール・石けん溶液と
に分離する。そのため、溶媒の使用量が少なくてもよく
なる。
本発明においては酸分解して得られた生成物がn−ヘキ
サンの共存下で静置分離され、重比重層が得られる。こ
の重比重層は苛性ソーダの添加によりpH調整されるの
で、その重比重層をその後分離装置に供給してもその装
置は腐蝕しない。
サンの共存下で静置分離され、重比重層が得られる。こ
の重比重層は苛性ソーダの添加によりpH調整されるの
で、その重比重層をその後分離装置に供給してもその装
置は腐蝕しない。
(実施例) 本発明の前提構成を第一図に基づいて説明する。
公知の方法により脱ガム処理された酸価が24の米ぬか油
100重量部をそれぞれ貯槽1から、そして、n−ヘキサ
ン50重量部をその貯槽2からそれぞれ撹拌槽3に供給し
て、それを撹拌下で脱ガム米ぬか油・ミセラを調整し
た。
100重量部をそれぞれ貯槽1から、そして、n−ヘキサ
ン50重量部をその貯槽2からそれぞれ撹拌槽3に供給し
て、それを撹拌下で脱ガム米ぬか油・ミセラを調整し
た。
又、含水率5重量%のエチルアルコール100重量部をそ
の貯槽4から、そして、水100重量部をその貯槽5から
それぞれ撹拌槽6に供給して含水率50重量%の含水エチ
ルアルコール溶液を調整した。
の貯槽4から、そして、水100重量部をその貯槽5から
それぞれ撹拌槽6に供給して含水率50重量%の含水エチ
ルアルコール溶液を調整した。
さらに、水100重量部を前記貯槽5から撹拌槽8に供給
し、そして、25重量部の苛性ソーダの顆粒7を撹拌槽8
に供給して含水率75重量%の苛性ソーダ水溶液を調整し
た。
し、そして、25重量部の苛性ソーダの顆粒7を撹拌槽8
に供給して含水率75重量%の苛性ソーダ水溶液を調整し
た。
次に、前記各撹拌槽3、6、8から前記脱ガム米ぬか油
・ミセラ、含水エチルアルコール及び苛性ソーダ水溶液
をそれぞれポンプ9によって、米ぬか油100重量部につ
きn−ヘキサンが50重量部の割合になるように、そして
前記粗油脂の酸価に対してのエチルアルコールが1重量
倍の量に相当し、水が1重量倍の量に相当し、さらに、
苛性ソーダが0.09重量倍の量に相当するように連続的に
混合槽10に供給した。
・ミセラ、含水エチルアルコール及び苛性ソーダ水溶液
をそれぞれポンプ9によって、米ぬか油100重量部につ
きn−ヘキサンが50重量部の割合になるように、そして
前記粗油脂の酸価に対してのエチルアルコールが1重量
倍の量に相当し、水が1重量倍の量に相当し、さらに、
苛性ソーダが0.09重量倍の量に相当するように連続的に
混合槽10に供給した。
そして、前記混合槽10を50℃に加熱して前記脱ガム米ぬ
か油・ミセラ、含水エチルアルコール及び苛性ソーダ水
溶液を撹拌下で混合した(混合工程A)。
か油・ミセラ、含水エチルアルコール及び苛性ソーダ水
溶液を撹拌下で混合した(混合工程A)。
この混合槽10で得られた混合物を同混合槽10の液面に設
けられた溢流管11から溢流させて、同溢流管11の上部開
口部から3m離れている遠心分離機12(溢流管11の長さは
0.5mである)に連続的に供給した。
けられた溢流管11から溢流させて、同溢流管11の上部開
口部から3m離れている遠心分離機12(溢流管11の長さは
0.5mである)に連続的に供給した。
前記混合槽10への供給量及び同混合槽10の容量、前記溢
流管11内を溢流する流量及び前記溢流管11の長さ等から
前記脱ガム米ぬか油・ミセラ、含水エチルアルコール及
び苛性ソーダ水溶液の接触時間を算出したら約20秒であ
った。
流管11内を溢流する流量及び前記溢流管11の長さ等から
前記脱ガム米ぬか油・ミセラ、含水エチルアルコール及
び苛性ソーダ水溶液の接触時間を算出したら約20秒であ
った。
次に、前記混合物を遠心分離機12に供給して軽比重層と
重比重層の二液に分離させたが、前記軽比重層は遊離の
脂肪酸が除去された脱酸油とn−ヘキサンとからなる、
いわゆる脱酸油・ミセラであり、前記重化重層は含水エ
チルアルコールと石ケンとの溶液であった(遠心分離工
程B)。
重比重層の二液に分離させたが、前記軽比重層は遊離の
脂肪酸が除去された脱酸油とn−ヘキサンとからなる、
いわゆる脱酸油・ミセラであり、前記重化重層は含水エ
チルアルコールと石ケンとの溶液であった(遠心分離工
程B)。
脱酸油・ミセラは貯槽13に移され、次いで、蒸溜装置
(図示なし)によりn−ヘキサンと脱酸油とに分離され
た。脱酸油の収率は86.5%であった。
(図示なし)によりn−ヘキサンと脱酸油とに分離され
た。脱酸油の収率は86.5%であった。
他方、重比重層はポンプ15によって酸分解槽14に移送さ
れ、貯槽16からの硫酸と混合され、石ケンが分解された
(酸分解工程C)。
れ、貯槽16からの硫酸と混合され、石ケンが分解された
(酸分解工程C)。
該酸分離工程Cで得られた酸分解物は公知の溶媒分離工
程Eにより脂肪酸と含水エチルアルコールとに分離され
た。脂肪酸の収率は13.5%で、粗油脂類の酸価が低い割
には高い値であった。
程Eにより脂肪酸と含水エチルアルコールとに分離され
た。脂肪酸の収率は13.5%で、粗油脂類の酸価が低い割
には高い値であった。
このようにして本発明が実施され、粗米ぬか油中から脂
肪酸を分離することができた。
肪酸を分離することができた。
上記のように構成される本発明に係る実施例において
は、次の効果が発揮される。
は、次の効果が発揮される。
実質上ガム質が含有されていない粗米ぬか油が使用され
ているので、脱ガム米ぬか油・ミセラ、含水エチルアル
コール及び苛性ソーダ水溶液の混合後に得られた混合物
を遠心分離機12で処理しても中間層が形成されずに、前
記混合物は重比重層と軽比重層の二液に分離する。
ているので、脱ガム米ぬか油・ミセラ、含水エチルアル
コール及び苛性ソーダ水溶液の混合後に得られた混合物
を遠心分離機12で処理しても中間層が形成されずに、前
記混合物は重比重層と軽比重層の二液に分離する。
そのため、遠心分離機12により前記混合物が容易に重比
重層と軽比重層とに分離し、重比重層に中性油がほとん
ど溶解していないので、脱酸収率は理論値に近い値とな
る。又、軽比重層には石ケン分がほとんど含まれないの
で、水洗して石ケン分を洗浄除去する必要がなくなり、
洗浄排水設備を設ける必要もなくなる。
重層と軽比重層とに分離し、重比重層に中性油がほとん
ど溶解していないので、脱酸収率は理論値に近い値とな
る。又、軽比重層には石ケン分がほとんど含まれないの
で、水洗して石ケン分を洗浄除去する必要がなくなり、
洗浄排水設備を設ける必要もなくなる。
又、脱ガム米ぬか油・ミセラ、含水エチルアルコール及
び苛性ソーダ水溶液の接触時間が20秒と短いので、中性
油のケン化物がエチルアルコールと反応してエステルに
なる量は少ない。
び苛性ソーダ水溶液の接触時間が20秒と短いので、中性
油のケン化物がエチルアルコールと反応してエステルに
なる量は少ない。
30℃において前記接触時間とともにどの程度エステルが
生成するかを実験したところ、第2図に示すように約10
分を経過すると急激にケン化分解率が上昇し、接触時間
が1分以下、特に、40秒以下になるとエステルのケン化
分解率が極めて低くなった。
生成するかを実験したところ、第2図に示すように約10
分を経過すると急激にケン化分解率が上昇し、接触時間
が1分以下、特に、40秒以下になるとエステルのケン化
分解率が極めて低くなった。
又、この実施例に使用されるn−ヘキサンの使用量は従
来の方法に比較して少なく、約1/4〜1/6でよいという効
果が発揮される。そのため、溶媒を蒸溜・回収するため
の熱エネルギーが少なくなる。さらに、溶媒を貯えた
り、循環したりするための設備容量又は能力を少なくで
きるので、省資源化が可能になるという附随した効果も
発揮される。
来の方法に比較して少なく、約1/4〜1/6でよいという効
果が発揮される。そのため、溶媒を蒸溜・回収するため
の熱エネルギーが少なくなる。さらに、溶媒を貯えた
り、循環したりするための設備容量又は能力を少なくで
きるので、省資源化が可能になるという附随した効果も
発揮される。
次に、本発明の要部構成を第3図に基づいて説明する。
前記実施例では酸分解工程で得た酸分解物を公知の方法
に従ってエチルアルコールと脂肪酸とに分離する手段が
採用されたが、この実施例では前記手段として特定の分
離手段を採用しようとするものである。
に従ってエチルアルコールと脂肪酸とに分離する手段が
採用されたが、この実施例では前記手段として特定の分
離手段を採用しようとするものである。
第3図に示すように前記実施例と同じ工程を経由し、し
かも同じ条件で米ぬか油を原料にして酸分解までの工程
を実施した(混合工程A、遠心分離工程B、酸分解工程
C)。
かも同じ条件で米ぬか油を原料にして酸分解までの工程
を実施した(混合工程A、遠心分離工程B、酸分解工程
C)。
ただし、この実施例では貯槽2からn−ヘキサンを酸分
解工程Cに供給してn−ヘキサンの共存下で酸分解を実
施した。このとき、n−ヘキサンの共存量は重比重層10
0重量部につき100重量部であった。
解工程Cに供給してn−ヘキサンの共存下で酸分解を実
施した。このとき、n−ヘキサンの共存量は重比重層10
0重量部につき100重量部であった。
次に、前記酸分解工程Cで得られた酸分解物を静置分離
器18に供給し、重比重層と軽比重層とに分離させた(静
置分離工程D)。
器18に供給し、重比重層と軽比重層とに分離させた(静
置分離工程D)。
そして、静置分離器18の重比重層を中和槽19に供給する
とともに、重比重層のpH調整をするために貯槽8から苛
性ソーダ水溶液を前記中和槽19に添加した。
とともに、重比重層のpH調整をするために貯槽8から苛
性ソーダ水溶液を前記中和槽19に添加した。
このpH調整されたエチルアルコール溶液を貯槽20に抜き
出し、次いで、蒸溜装置に供給してエチルアルコールを
回収した(アルコール分離工程E2)。
出し、次いで、蒸溜装置に供給してエチルアルコールを
回収した(アルコール分離工程E2)。
他方、軽比重層を貯槽17に抜き出し、次いで、蒸溜装置
に供給して軽比重層を脂肪酸とn−ヘキサンとに分離
し、脂肪酸を得た(n−ヘキサン分離工程E1)。
に供給して軽比重層を脂肪酸とn−ヘキサンとに分離
し、脂肪酸を得た(n−ヘキサン分離工程E1)。
このようにして、本発明により米ぬか油から脂肪酸を分
離することが可能になった。
離することが可能になった。
本発明の要部構成により次の効果が発揮される。
静置分離工程Dで脂肪酸をn−ヘキサン側に移行させて
から蒸溜しているので脂肪酸の収率が向上する。
から蒸溜しているので脂肪酸の収率が向上する。
又、アルコール分離工程E2では酸分解物を静置分離して
得られた軽比重層がpH調整された後、蒸溜されるので、
その蒸溜に使用されている装置の腐蝕を抑制することが
できる。
得られた軽比重層がpH調整された後、蒸溜されるので、
その蒸溜に使用されている装置の腐蝕を抑制することが
できる。
本発明は前記実施例に限定されることなく、次の態様で
実施することができる。
実施することができる。
(1)油脂類としては脂肪酸を含有する種々の油脂を使
用することができる。特に、本発明ではエチルアルコー
ルが使用されているので、食用に供される植物油を使用
することができる。
用することができる。特に、本発明ではエチルアルコー
ルが使用されているので、食用に供される植物油を使用
することができる。
(2)n−ヘキサンの使用量は油脂類100重量部につき3
0〜100重量部の割合で使用される。n−ヘキサンの使用
量が30重量部より少ないと中性油の収率が低下し、又、
100重量部より多くなると溶媒の使用量を低減させるこ
とによる効果が顕著に現れない。
0〜100重量部の割合で使用される。n−ヘキサンの使用
量が30重量部より少ないと中性油の収率が低下し、又、
100重量部より多くなると溶媒の使用量を低減させるこ
とによる効果が顕著に現れない。
(3)エチールアルコールは油脂類の酸価の0.5〜2重
量倍、水は同じく0.5〜2重量倍に相当する範囲で使用
される。前記範囲を外れると、収率が低下したり、溶媒
の使用量を低減させることによる効果が顕著に現れな
い。
量倍、水は同じく0.5〜2重量倍に相当する範囲で使用
される。前記範囲を外れると、収率が低下したり、溶媒
の使用量を低減させることによる効果が顕著に現れな
い。
苛性ソーダの使用量は粗油脂類の酸価から算出される理
論量よりわずかに多い量であるが、この値は酸価を基準
にして0.07〜0.15重量倍の範囲が好ましい。
論量よりわずかに多い量であるが、この値は酸価を基準
にして0.07〜0.15重量倍の範囲が好ましい。
(4)本発明は混合時間を10分以内、好ましく1分、さ
らに好ましくは40秒以内にする限り回分法でも実施する
ことができるが、接触時間の制御が容易であるという観
点からは連続法が採用される。
らに好ましくは40秒以内にする限り回分法でも実施する
ことができるが、接触時間の制御が容易であるという観
点からは連続法が採用される。
(5)実施例では種々の貯槽を設けるようにしたが、必
要に応じてそれらをなくした工程にすることもできる。
要に応じてそれらをなくした工程にすることもできる。
(6)混合工程における温度はケン化を促進するに足り
る範囲の温度あればよく、例えば、20〜50℃に維持され
る。
る範囲の温度あればよく、例えば、20〜50℃に維持され
る。
発明の効果 以上詳述したように、本発明は粗油脂類から脂肪酸を分
離する方法において高い収率を維持しながら、溶媒の使
用量を少なくすることができるという優れた効果を発揮
する。
離する方法において高い収率を維持しながら、溶媒の使
用量を少なくすることができるという優れた効果を発揮
する。
又、本発明は溶媒分離装置の腐蝕を低減させることがで
きるという優れた効果を発揮する。
きるという優れた効果を発揮する。
第1図は前提構成の工程図、第2図は接触時間と中性油
のケン化分解率との関係を示す線図、第3図は全実施例
の工程図である。 A……混合工程、B……遠心分離工程、C……酸分解工
程、D……静置分離工程、E1……n−ヘキサン分離工
程、E2……アルコール分離工程、12……遠心分離機
のケン化分解率との関係を示す線図、第3図は全実施例
の工程図である。 A……混合工程、B……遠心分離工程、C……酸分解工
程、D……静置分離工程、E1……n−ヘキサン分離工
程、E2……アルコール分離工程、12……遠心分離機
Claims (1)
- 【請求項1】(イ)脱ガム処理がされている粗油脂類10
0重量部に対して30〜10重量部の割合のn−ヘキサン並
びに前記粗油脂類における酸価の0.5〜2重量倍に相当
するエチルアルコール、同じく0.5〜2重量倍に相当す
る水及び同じく0.07〜0.15重量倍に相当する苛性ソーダ
の混合を行う混合工程Aと、 (ロ)該混合の後、10分以内に該混合工程Aで得られた
混合物を遠心分離機(12)に通して強制的に液・液の二
層に分離する遠心分離工程Bと、 (ハ)該遠心分離工程Bで得られた重比重層を酸分解す
る酸分解工程Cと、 (ニ)該酸分解工程Cで得られた酸分解物をn−ヘキサ
ンの共存下で静置分離する静置分離工程Dと、 (ホ)該静置分離工程Dで得られた重比重層に苛性ソー
ダを添加した後、その重比重層からエチルアルコールを
分離するアルコール分離工程E2と、軽比重層を脂肪酸と
n−ヘキサンとに分離するn−ヘキサン分離工程E1と からなることを特徴とする粗油脂類から脂肪酸を分離す
る方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61008413A JPH0730355B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 粗油脂類から脂肪酸を分離する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61008413A JPH0730355B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 粗油脂類から脂肪酸を分離する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62167397A JPS62167397A (ja) | 1987-07-23 |
| JPH0730355B2 true JPH0730355B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=11692454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61008413A Expired - Lifetime JPH0730355B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 粗油脂類から脂肪酸を分離する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730355B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4568565B2 (ja) * | 2004-09-17 | 2010-10-27 | 花王株式会社 | 遊離脂肪酸が低減された油脂の製造方法 |
| JP2006279008A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-10-12 | Ushio Inc | ヒータ及びヒータを備えた加熱装置 |
| JP2009238552A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Ushio Inc | フィラメントランプ |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50103506A (ja) * | 1974-01-23 | 1975-08-15 | ||
| JPS5318715A (en) * | 1976-08-04 | 1978-02-21 | Hideki Ishihara | Simultaneous separation of neutral lipid * fatty acid and phenols from rice bran oil * rice embryo oil and their treated oil and apparatus |
| JPS5318605A (en) * | 1976-08-04 | 1978-02-21 | Hideki Ishihara | Method and apparatus for separating recovering simultaneousely neutral oil* fatty acid and phenolic substrate from rice bran* rice germ oil or treating oil thereof |
| JPS5337698A (en) * | 1976-09-17 | 1978-04-06 | Hideki Ishihara | Method and apparatus for separately recovering neutral oil * aliphatic acid and phenolic substance from rice bran * rice germ and treated oil thereof |
| JPS5337699A (en) * | 1976-09-17 | 1978-04-06 | Hideki Ishihara | Method and apparatus for separately recovering neutral oil * aliphatic acid and phenolic substance from rice bran * rice germ and treated oil thereof |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP61008413A patent/JPH0730355B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62167397A (ja) | 1987-07-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4164506A (en) | Process for producing lower alcohol esters of fatty acids | |
| KR20080015758A (ko) | 고급 유리 지방산 공급원료로부터의 바이오디젤과글리세린의 제조 | |
| US20020111504A1 (en) | Process for removing free fatty acids from fats and oils of biological origin or their steam distillates | |
| CN101056985B (zh) | 皂料生物柴油 | |
| IL46106A (en) | Production of liquid edible oil from palm oil or similar oils | |
| US2383580A (en) | Treating fatty materials | |
| JPH0711285A (ja) | 植物ワックスの精製法 | |
| Segers | Superdegumming, a new degumming process and its effect on the effluent problems of edible oil refining | |
| US2383596A (en) | Method of treating fatty glycerides | |
| US4671902A (en) | Process for obtaining fatty acid product from glyceride oil soapstock | |
| US2383599A (en) | Treating fatty glycerides | |
| FI2635592T4 (fi) | Menetelmä kasvisterolien ja/tai tokoferolien saamiseksi kasviöljyjen estereiden tislausjäännöksistä, edullisesti kasviöljyjen vaihtoesteröinnin tislausjäännöksistä | |
| JPH0730355B2 (ja) | 粗油脂類から脂肪酸を分離する方法 | |
| JPH06234992A (ja) | トリグリセリド油のアルカリ精製方法 | |
| Segers | Pretreatment of edible oils for physical refining | |
| CN113943606A (zh) | 一种羊毛精脂和/或羊绒精脂的制备方法 | |
| US5210242A (en) | Process for soap splitting using a high temperature treatment | |
| JP2989682B2 (ja) | 液体脂肪酸及び固体脂肪酸の製造方法 | |
| SU1743359A3 (ru) | Способ непрерывной очистки триглицеридного масла от слизистой фазы | |
| US2610195A (en) | Recovery of unsaponifiables from concentrates containing the same | |
| US2268786A (en) | Process for refining fatty compounds | |
| US2164189A (en) | Fatty matter refining process | |
| JPH0347259B2 (ja) | ||
| JP5005547B2 (ja) | 脂肪酸低級アルキルエステルの製造方法 | |
| JPS5951597B2 (ja) | 脂肪酸の製造方法 |