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JPH0733468B2 - 不飽和ポリエステル樹脂用低収縮化剤 - Google Patents
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JPH0733468B2 - 不飽和ポリエステル樹脂用低収縮化剤 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂用低収縮化剤

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JPH0733468B2
JPH0733468B2 JP11839987A JP11839987A JPH0733468B2 JP H0733468 B2 JPH0733468 B2 JP H0733468B2 JP 11839987 A JP11839987 A JP 11839987A JP 11839987 A JP11839987 A JP 11839987A JP H0733468 B2 JPH0733468 B2 JP H0733468B2
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anhydride
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は不飽和ポリエステル樹脂用の低収縮化剤に関す
る。
(従来の技術) 不飽和ポリエステル樹脂組成物は硬化に際しての寸法収
縮率が高く(例えば10%)、このため該樹脂から金型成
形、射出成形等により得た成形物は、ゆがみやクラッ
ク、ひけ等の発生、成形物表面の平滑性の欠除及び成形
に用いた強化繊維の浮出し等の欠点がある。
これらの欠点を除くために、近年種々の研究が行なわ
れ、例えば特開昭48−34289号公報により示されている
発明の如く、不飽和ポリエステル樹脂にポリスチレン、
ポリメチルメタクリレート、等の抗収縮性熱可塑性重合
体を混合して硬化させることにより、実質的に硬化収縮
のない成形物を製造が可能となり、前記した欠点は、か
なり大幅に改良されるようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、通常のポリスチレン、ポリメチルメタク
リレート、等の抗収縮性熱可塑性重合体は不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物中で分散安定性が低く、そ混合をしば
らく(1〜5時間)放置すると、該重合体が組成物の上
部に浮き上がってくるという欠点があり、またフィラー
その他の無機充填剤とのなじみが悪く、分散性が悪いと
いう欠点がある。
これらの欠点を改良したものとして各種の末端基を有す
るラクトン重合体からなる低収縮化剤が提案されてい
る。
しかしながら,結晶性の高いラクトン重合体は低収縮化
剤として用いる場合に同時に使用するスチレンモノマー
への溶解性が悪いことの他にカーボンブラックを顔料と
して黒色の成形品を作ると成形物の表面に白化するとい
う欠点があった。
この欠点を改良せんと本発明者らが鋭意検討した結果,
脂肪酸のオキシカルボン酸と多価アルコールと芳香族多
塩基酸またはその無水物よりなるエステル化合物を一定
割合で反応させ,これにε−カプロラクトンをを反応さ
せたラクトン重合体の水酸基を芳香族多塩基酸無水物で
封鎖した重合体に変化させることによりスチレンへの溶
解性が向上し,また,カーボンブラックを顔料として黒
色の成形品を作る際にこの重合体を低収縮化剤として添
加すると白化現象の少ない成形分が得られることの他に
収縮がほとんどない良好な成形物ができることを見い出
し,本発明に至った。
(発明の構成) すなわち、本発明は 「a)脂肪族のオキシカルボン酸 50〜90重量% b)多価アルコールと芳香族多塩基酸またはその無水物
とのエステル 10〜50重量% c)上記a)およびb)の合計量10〜40重量%に対して
ε−カプロラクトン 90〜60重量% からなり、平均分子量が1000〜10000であるラクトン重
合体中の水酸基を芳香族多塩基酸無水物で封鎖した重合
体からなること特徴とする不飽和ポリエステル樹脂用低
収縮化剤」である。
本発明に用いるa)成分である脂肪族オキシカルボン酸
としてはグリコール酸,オキシカプロン酸,12ビドロキ
システアリン酸,ヒドロキシピバリン酸が好適であり,
また,本発明で述べるオキシカルボン酸には−OH,−COO
Hを一個ずつ有する構造となる脂肪族の多価アルコール
の脂肪族の多塩基酸又はその無水物のモノエステルも含
むものとする。
この場合の脂肪族多価アルコールはエシレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,3プロパンジオール、1,4
−ブチレンジオール、1,5ペンタンジオール、1,6ヘキサ
ンジオール、1,2プロピレングリコール,1,3−ブチレン
グリコール,ネオベンチルグリコール、ネオペンチルグ
リコールのヒドロキシキピバリン酸エステル,2−メチル
−1,3プロパンジオール、2,3,5−トリメチルペンタンジ
オール,トリメチルロールプロパン,トリメチルロール
エタンなどを用いることができる。
脂肪族多 塩基酸又はその無水物としては、コハク酸、
マレイン酸、フマール酸、オジピン酸、セバシン酸、オ
ゼライン酸、ドテカン2酸、無水コハク酸、無水マレイ
ン酸などがあり、これらを併用することもできる。
また,本発明のb)成分である多価アルコールと芳香族
多塩基酸又はその酸無水物のエステルに使用される多価
アルコールはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、1,3プロパンジオール、1,4−ブチレンジオール、1,
5ペンタンジオール、1,6ヘキサンジオール、1,2プロピ
レングリコール,1,3−ブチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ネオペンチルグリコールのヒドロキシキ
ピバリン酸エステル,2−メチル−1,3プロパンジオー
ル、2,3,5−トリメチルペンタンジオール,トリメチル
ロールプロパン,トリメチルロールエタンなどを用いる
ことができる。
芳香族多塩基酸又はその無水物としては、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸,トリメリット酸,ピロメリ
イット酸またはそれろれな無水物等を用いることができ
る。
本発明のc)の成分であるε−カプロラクトンはシクロ
ヘキサノンを過酸化水素や過酢酸などの過酸でバイヤー
ビリカー反応によって酸化することにより工業的に製造
され市販されている。
本発明に於てはε−カプロラクトンを低収縮化剤である
樹脂中に60〜90重量%含むようにすることが必要であ
る。
ε−カプロラクトンと60重量%より少ないと低収縮化剤
としての硬化が発揮されず,又、90重量%よりも多い場
合は、ポリカプロラクトンの結晶性のため、スチレンと
の相溶性が悪くなる。
オキシカルボン酸/多価アルコールと芳香族多塩基酸ま
たはその無水物とのエステルの仕込み比率はオキシカル
ボン酸/多価アルコールと芳香族多塩基酸またはその無
水物とのエステル=5/5〜9/1(重量比)であることが必
要である。
オキシカルボン酸/多価アルコールと芳香族多塩基酸ま
たはその無水物とのエステルの仕込み比率がオキシカル
ボン酸に対して多価アルコールと芳香族多塩基酸または
その無水物とのエステルが50%以下では低収縮化剤とし
ての効果が発揮されず,また,90%以上ではカーボンブ
ラックを顔料にして黒色の製品を作ると白化現象が生じ
商品性を損う。
ここで,多価アルコールと芳香族多塩基酸またはその無
水物とのエステルの合成は以下のように行なう. ジエチレングリコールに対して無水フタル酸を0.8〜1.2
倍量反応フラスコに仕込み,反応温度を上昇させると12
0〜130℃でフレーク状だった無水フタル酸とジエチレン
グリコールが溶融し,反応が始まる. 反応温度をさらに150〜170℃まで2〜3時間かけてゆっ
くり上昇させる。
急な加熱は無水フタル酸の反応熱で反応温度が200℃を
越すことがあり,製品の着色するので好ましくない. 反応温度150〜170℃を保持し,4〜6時間反応を続ける。
反応を終点は反応液中のジエチレングリコールの濃度が
ガスクロマトグラフを用いて測定し,残存量を定量して
ジエチレングリコールの濃度が17〜32%の範囲で反応を
終了させる。
ジエチレングリコールの濃度が21%より低いとエステル
化反応が進み過ぎ脱水が始まる。
また,24%以上だと未反応の無水フタル酸が残るので好
ましくない。
本発明においてはc)成分であるε−カプロラクトンの
かわりにその開環物であるオキシカプロン酸を用いるこ
ともできる。
また,他のラクトン類を共重合させることもできる。
次に本発明の低収縮化剤であるラクトン重合体を合成す
る方法を述べる。
もっとも基本的な方法は先ず多価アルコールと、芳香族
多塩基酸から末端水酸基,末端カルボン酸のb)成分で
あるモノエステルまたはポリエステルポリオールを合成
し,これにa)成分である脂肪族のオキシカルボン酸,
c)成分であるε−カプロラクトンを所定量仕込み,開
環重合させることによりラクトン重合体を合成する。
さらにはオキシカルボン酸,多価アルコール,芳香族多
塩基酸無水物,ε−カプロラクトンを同時に仕込み,反
応させることによっても合成することができる。
反応温度は、130℃〜240℃,好ましくは140〜230℃であ
る。
また,反応中は不活性ガスを通じることが樹脂の色相な
どに良い結果を与える。
この反応にはカプロラクトンの開環反応触媒としてテト
ラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート等のチ
タン化合物、ジブチルスズラウレート、オクチル酸ス
ズ、ジブチルスズオキサイド、塩過第1スズ、臭化第1
スズ、ヨウ化第一スズ等を0.01〜50ppm、特に0.1〜10pp
m用いることが好ましい。
さらにこれらの触媒の中で特にチタン系の化合物はエス
テル交換反応に対しても十分な触媒活性を示す。
この様にして得られたラクトン重合体の平均分子量は、
1000〜10000である。
この重合体の構造式は以下の通りである。
HO−[−(CH2−COOH]n−CH2CH2−O− −CH2CH2[−OCO−(CH2−]m−OH (m+nはラクトンのモル数) すなわち,ジエチレングリコール単位をはさんで両端に
−OHを有するラクトン鎖が結合した構造を有する化合物
である。
1000以下では低収縮化剤としての効果が十分でなく,ま
た,10000以上では粘度が高く,硬化性樹脂と混合して用
いる際に不利である。
次いで,上記の構造を有する化合物に芳香族多塩基酸無
水物を加えて両端の水酸基をベンゼン環で封鎖する。
この重合体の構造式は以下の通りである。
両端の水酸基をベンゼン環で封鎖するために用いられる
芳香族多塩基酸無水物としては無水フタル酸が代表的な
ものである。
用いられる芳香族多塩基酸無水物の量は前記両末端が水
酸基を有する化合物の水酸基を量に見合う量である。
反応温度は150〜200℃であり、反応時間は5〜10時間で
ある。
分子量の調節はa)成分とb)成分から合成されるポエ
ステルポリオールとε−カプロラクトンの反応モル比を
調節することにより行なうことが出来る。
本発明の低収縮化剤は不飽和ポリエステル樹脂に対して
優れた性能を発揮するが、その不飽和ポリエステル樹脂
はα,β−不飽和二塩基酸およびゴリコール類から,も
しくは必要に応じてさらに飽和二塩基酸を併用すること
により製造される。
α,β−不飽和二塩基酸としては無水マレイン酸,マレ
イン酸,フマール酸,メサコン酸,テトラコン酸,イタ
コン酸,塩素化マレイン酸等が用いられる。
飽和二塩基としてはオルソフタル酸,無水フタル酸,イ
ソフタル酸,テレフタル酸,テトラヒドロフタル酸,ハ
ロゲン化無水フタル酸,などが挙げられ,また,これら
のエステルなども用いられる。
グリコール類としてはエチレングリコール,ジエチレン
グリコール,プロピレングリコール,ジプロピリングリ
コール,ブチレングリコール,ネオペンチルグリコー
ル,ヘキシレングリコール,水素化ビスフェノールA,2,
2−ジ−(4−ヒドロキシプロポキシフェニル)プロパ
ン,エチレノキシド,プロピレノキシドなどが有用であ
る。
該成分中のα,β−不飽和二塩基酸のしめる割合が50モ
ル%より少ないと目的とする低収縮効果が十分には得ら
れないのでα,β−不飽和二塩基酸は50〜100モル%と
すべきであり、特にシートモールデイングコンパンウン
ドの場合にはそれが100%であるものが優れている。
不飽和ポリエステルと製造には,溶解法、溶液法、エポ
キシ法等の公知の製造方法が用いられる。
不飽和ポリエステルは分子量1,000〜3,000、酸価10〜5
0、水酸基価5〜60のものが好ましい。
本発明の低収縮化剤は通常、前記不飽和ポリエステル樹
脂と共にさらに1分子中に少なくとも1個のエチレン性
2重結合を有する不飽和単量体を添加して用いられる。
この不飽和単量体は不飽和ポリエステルと反応して架
橋、熱硬化し得るものでなければならず、また該不飽和
ポリエステルを溶解するものが好ましい。
具体的な不飽和単量体としては、例えばスチレン、ビニ
ルトルエン、アクリル酸若しくはメタクリル酸の低級ア
ルキルエステル(例えばメタクリル酸メチル、アクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、アクリル酸プロピル、メタクリル
酸ブチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル)、メタクリ
ル酸、アクリル酸、ジビニルベンゼン、クロロスチレ
ン、α−メチルスチレン、ジアリールフタレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、2.5−ジクロロクチレン、2.5
−ジプロモスチレン、ペンタプロモフエノールアリルエ
ーテル、トリプロモフエニルアクリレート、ジアルキル
ホスホン酸、アンチモントリアロキサイド、ジアリルベ
ンゼンホスホネート、トリクレジルホスフエート、トリ
アリルホスフエート、ジアリルエチルホスフエート、β
−(メチルエチル)ホスホノアクリル酸メチル、(ジア
リルホスホノメチル)エーテル等が挙げられるが、主に
スチレンが用いられる。
もちろん、これらの単量体はそれぞれ1種のみならず2
種以上の混合物でも用い得る。
本発明の低収縮化剤は前記不飽和ポリエステル樹脂等と
共に用いら際には通常、無機充填剤を併用することもで
きる。
無機充填剤としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化
鉄、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の金属酸化物:水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化鉄等の金
属水酸化物:鉄粉、アルミ紛等の金属粉:その他アスベ
スト粉、ガラス粉、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸ナトリウム、珪藻土等が挙げられる(繊維長3
〜25mのチョップドスランドやガラス繊維マットは除外
される)。
粒径は0.1〜100μ,好ましくは、粒径が30μ以下のもの
がよい。
また、これらの中でも、とくに金属水酸化物を用いたと
きは樹脂組成物の粘度が低い利点を有する。
本発明の低収縮化剤を前記不飽和ポリエステル樹脂等と
共に用いる際には通常、無機充填剤を加えてさらに強化
材を併用することもできる。
強化材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アスベス
ト、チタン酸カリ、ウイスカー、金属繊維などがある。
繊維長は、3〜25mmのものが用いられる。
本発明の低収縮化剤を前記不飽和ポリエステル樹脂等と
共に用いる際には通常、重合開始剤を使用する。
又、重合開始剤としては過酸化ベンゾイル、ラウリルパ
ーオキサイド、メチルエチルケトンハーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、2.5−ジ(パーオキシベンゾエ
ート)ヘキシン−3、第3ブチルパーベンゾエート等の
有機過酸化物、アゾビズイソブチロオニトリル、ジメチ
ルアゾジイソプチロニトリル等のアゾ化合物が使用でき
る。
次に各成分の配合について述べる。
不飽和ポリエステルは30〜80重量部およびエチレン性不
飽和単量体70〜20重量部、ただし不飽和ポリエステル+
エチレン性不飽和単量体は100重量部用いられる。
不飽和ポリエステルが30重量部以下の場合、硬化物は実
用的強度が得られない。
また、80重量部を越えると粘度が高く取り扱いが困難と
なり、また強度的にも弱いものとなる。
低収縮化剤である本発明の不飽和ポリエステル樹脂用低
収縮化剤におけるラクトン重合体は、不飽和ポリエステ
ルとエチレン性不飽和単量体の和100重量部に対して5
〜200重量部、好ましくは10〜100重量部の割合で用い
る。
5重量部未満であると低収縮効果が十分でない。
また200重量部を越えて配合すると硬化物の機械的強度
が低下する。
無機充填剤は不飽和ポリエステルとエチレン性不飽和単
量体の和100重量部に対して40〜400重量部、好ましくは
50〜300重量部の割合で用いる。
40重量部未満であると着色むら防止効果がない。
また、400重量部を越えると得られる硬化物の機械的強
度が実用的でない。
強化材は不飽和ポリエステルとエチレン性不飽和単量体
の和100重量部に対して10〜200重量部,好ましくは30〜
100重量部の割合で用いる。
10重量部以下では強化硬化がなく、また200重量部をこ
えると得られた硬化物の強度がかえって低くなる。
重合開始剤は適量、一般に不飽和ポリエステルの0.01〜
5重量%、好ましくは0.5〜2重量%の割合で用いる。
これらの各成分の他にシランカップリング剤、シランカ
ップリング促進剤、凝集防止剤、重合抑制剤、増粘剤、
顔料、滑剤等を配合してもよい。
本発明の樹脂組成物を調整するには、不飽和ポリエステ
ルとエチレン性不飽和単量体を含有する市販のポリエス
テル樹脂に、ラクトン重合体、無機充填剤、強化材およ
び重合開始剤を同時に混合してもよい。
(発明の効果) (イ)本発明の不飽和ポリエステル樹脂用低収縮化剤で
ある新規なラクトン重合体は、不飽和ポリエステルやエ
ポキシ樹脂の低収縮化剤、表面改質剤、熱可塑性プラス
チックスの可塑剤、顔料分散剤、ウレタン顔料分散性向
上剤、塗料の可とう性付与剤、顔料分散剤等、多くの分
野に極めて有利に利用され得る。
(ロ)このようにして調整された本発明の不飽和ポリエ
ステル樹脂用低収縮化剤を配合した不飽和ポリエステル
樹脂組成物は貯蔵安定性に優れており、収縮率が+0.05
〜+0.1%程度(膨脹)で、着色にムラがなく、平滑な
硬化物を与えることができる。
次に合成例、実施例を挙げて本発明の説明を行なうが、
これらによって本発明が限定されるものではない。
なお、例中、部はいずれも重量部を示す。
合成例1 窒素導入管、温度計、エステル生成水除去用コンデンサ
ー及び撹拌装置のついた4つ口フラスコにジエチレング
リコール530部、無水フタル酸740部を仕込み、140℃〜1
60℃で3時間反応させ酸価178KHO mg/g、水酸基価144KO
H mg/g(以下単位を省略する)のポリエステルポリオー
ルを得た。
合成例2 合成例1で得たポリエステルポリオール554部、12−ヒ
ドロキシステアリン酸830部、ε−カプロラクトン7840
部、テトラブチルチタネート0.01部を合成例1と同様な
装置に仕込み、180℃で7時間反応させた後さらに、無
水フタル酸193部を加え,180℃で7時間反応させること
により酸価24.2、水酸基価1以下,融点46〜47℃のラク
トン重合体を得た。
合成例3 合成例1と同様な装置に、ジエチレングリコール197.2
部、無水フタル酸275.3部、12−ビドロキシステアリン
酸1102.5部、ε−カプロラクトン8925部、テトラブチル
チタネート0.1部を仕込み、180℃で7時間反応させた後
さらに,無水フタル酸275部を加え, 180℃で7時間反応させることにより 酸化25.4、水酸基価1以下,融点46〜47のラクトン重合
体を得た。
実施例1 無水マレイン酸と1・2−プロピレングリコールとから
得られた不飽和ポリエステル樹脂55部、スチレン45部、
合成例−2で得た樹脂50部、t−ブチルパーベンゾエー
ト1部、Mgo1部、炭酸カルシウム120部、顔料としてカ
ーボンブラック2部、繊維長1cmのガラス繊維80部をニ
ーダーで混練した後、40℃で1日熟成させバルクモール
ディングコンパウンドを得た。
これを150℃,100kg/cm2の圧力で3分間射出成形したと
ころ表面にむらのない成形物を得た。
成形収縮率は、膨脹の0.15(%)表面光沢60度の反射率
80〜90%,色相黒を良好な結果を得た。
実施例2 実施例1で用いたのと同様の不飽和ポリエステル樹脂60
部、スチレン40部、合成例−3で得た樹脂30部、t−ブ
チルパーヘンゾエート1部、水酸化アルミニウム100
部、Mgo1部、ステアリン酸亜鉛3部、カーボンブラック
2部を1cm長のガラス繊維80部をニーダーで混練した
後、40℃で1日熟成させバルクモールディングコンパウ
ンドを得た。
これを150℃,100kg/cm2の圧力で3分間トランスファー
成形したところ、表面にむらのない成形物を得た。
成形収縮率は膨脹の0.11(%)表面光沢60度反射率80〜
90%,色相黒の良好な結果を得た。
比較例 実施例における合成例2の無水フタル酸による末端水酸
基の封鎖のための反応を行なわなかった以外は実施例と
同様に行ない,得られた成形物を目視検査により測定し
て下記表に比較して示した。
なお,反応の終了はε−カプロラクトンモノマーの残量
がガスクロマトグラフィーにより0.5%以下であること
を確認することにより行なった。
また,末端水酸基が封鎖されていることの確認は化学分
析(JIS K−1557:無水フタル酸−ピリジン法)により水
酸基価の定量を行ない,1KOH mg/g以下になっていること
により行なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)脂肪族のオキシカルボン酸50〜90重量
    % b)多価アルコールと芳香族多塩基酸またはその無水物
    とのエステル 10〜50重量% c)上記a)およびb)の合計量10〜40重量%に対して
    ε−カプロラクトン 90〜60重量% からなり、平均分子量が1000〜10000であるラクトン重
    合体中の水酸基を芳香族多塩基酸無水物で封鎖した重合
    体からなること特徴とする不飽和ポリエステル樹脂用低
    収縮化剤。
JP11839987A 1987-05-15 1987-05-15 不飽和ポリエステル樹脂用低収縮化剤 Expired - Lifetime JPH0733468B2 (ja)

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