JPH073450B2 - 直流電鉄き電回路の故障点標定方法 - Google Patents
直流電鉄き電回路の故障点標定方法Info
- Publication number
- JPH073450B2 JPH073450B2 JP59033692A JP3369284A JPH073450B2 JP H073450 B2 JPH073450 B2 JP H073450B2 JP 59033692 A JP59033692 A JP 59033692A JP 3369284 A JP3369284 A JP 3369284A JP H073450 B2 JPH073450 B2 JP H073450B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は直流電鉄き電回路の故障点標定方法に関する。
この種の故障点標定方法は原理的にはよく知られてい
る。これを第1図の原理図に基づき説明すれば、今、P
点で短絡故障が起つたとすると、故障点をはさむ両変電
所A,Bの高速度遮断器54Fが開極するまでは次式が成立す
る。
る。これを第1図の原理図に基づき説明すれば、今、P
点で短絡故障が起つたとすると、故障点をはさむ両変電
所A,Bの高速度遮断器54Fが開極するまでは次式が成立す
る。
但し、a=r/L …(3) ここで、iAは変電所Aにおいて流れる故障電流、iBは変
電所Bにおいて流れる故障電流、Eoはき電々圧、rは単
位長当りの抵抗、Lは単位長当りのインダクダンス、l
は変電所Aから故障点pまでの距離、Dは両変電所間の
距離である。
電所Bにおいて流れる故障電流、Eoはき電々圧、rは単
位長当りの抵抗、Lは単位長当りのインダクダンス、l
は変電所Aから故障点pまでの距離、Dは両変電所間の
距離である。
一方、各変電所から故障点pまでの距離とiA,iBとの間
には変電所の内部抵抗を省略すれば次の関係がある。
には変電所の内部抵抗を省略すれば次の関係がある。
l:(D−l)=iB:iA …(4) 従つて、(1)〜(4)より、lを求めると、 となり、この式より故障点pまでの距離lを求めること
ができる。この場合、iA,iBの代りにその平均値▲
▼,▲▼を用いても同じ関係が成立する。
ができる。この場合、iA,iBの代りにその平均値▲
▼,▲▼を用いても同じ関係が成立する。
できれば、電流の検出誤差等を少なくするために電流の
平均値による標定式(6)を用いる方が精度が高い。
平均値による標定式(6)を用いる方が精度が高い。
説明を簡単にするため、変電所の内部抵抗を省略して述
べたが、変電所に内部抵抗がある場合は計測される電流
分担比 に変電所内部抵抗による補正係数を乗ずれば容易に正し
い標定が可能となる。
べたが、変電所に内部抵抗がある場合は計測される電流
分担比 に変電所内部抵抗による補正係数を乗ずれば容易に正し
い標定が可能となる。
ところで上記(6)にて故障点の標定を行なう場合にお
いて注意すべきことは、▲▼,▲▼は同時刻の
値でなければならないことである。もし、同時刻の値で
ないなら上記理論式は成り立たないので故障点標定がで
きない。このため、従来より同時刻のiA,iBを測定する
ために研究がなされている。特公昭53−12058号公報に
示された技術は同時刻のiA,iBを測定するための一つの
解決手段である。しかしながら、この従来技術は、隣接
変電所間に連絡線を張り、この連絡線を通じてiA,iBの
同時刻性を確保しようとするものであるため、隣接変電
所間の距離が長いことと関連して連絡線を張るための経
費が膨大となり、実用化するには問題があつた。
いて注意すべきことは、▲▼,▲▼は同時刻の
値でなければならないことである。もし、同時刻の値で
ないなら上記理論式は成り立たないので故障点標定がで
きない。このため、従来より同時刻のiA,iBを測定する
ために研究がなされている。特公昭53−12058号公報に
示された技術は同時刻のiA,iBを測定するための一つの
解決手段である。しかしながら、この従来技術は、隣接
変電所間に連絡線を張り、この連絡線を通じてiA,iBの
同時刻性を確保しようとするものであるため、隣接変電
所間の距離が長いことと関連して連絡線を張るための経
費が膨大となり、実用化するには問題があつた。
そこで本発明は、変電所間に全く連絡線を張らなくて
も、iA,iBを同時刻性を確保できるという極めて有用な
方法を提供するものである。
も、iA,iBを同時刻性を確保できるという極めて有用な
方法を提供するものである。
而して、本発明は、故障点をはさむ両変電所A,Bのき電
線に電流検出器を設けて、遮断器が開極する前の同一時
間帯における検出電流の平均値▲▼,▲▼から
故障点を標定する方法であつて、前記各電流検出器に各
別に記憶演算処理回路を接続して、この回路によつて、
電流検出器の検出電流iA(t),iB(t)を記憶し、ま
た一定時間遅延させて、検出電流と遅延した電流との差
の電流ΔiA(t),ΔiB(t)を求めさせると共に、遮
断器が開極する前における前記のΔiA(t),ΔiB
(t)の最大となる時点Tmを探索し、更にその時点Tmか
ら所定時間To過去に至る間の検出電流の平均値▲
▼,▲▼を計算させ、もつて、各記憶演算処理回路
から出力される前記平均値▲▼,▲▼のデータ
によつて故障点標定を行なうようにしたことを要旨とし
ている。
線に電流検出器を設けて、遮断器が開極する前の同一時
間帯における検出電流の平均値▲▼,▲▼から
故障点を標定する方法であつて、前記各電流検出器に各
別に記憶演算処理回路を接続して、この回路によつて、
電流検出器の検出電流iA(t),iB(t)を記憶し、ま
た一定時間遅延させて、検出電流と遅延した電流との差
の電流ΔiA(t),ΔiB(t)を求めさせると共に、遮
断器が開極する前における前記のΔiA(t),ΔiB
(t)の最大となる時点Tmを探索し、更にその時点Tmか
ら所定時間To過去に至る間の検出電流の平均値▲
▼,▲▼を計算させ、もつて、各記憶演算処理回路
から出力される前記平均値▲▼,▲▼のデータ
によつて故障点標定を行なうようにしたことを要旨とし
ている。
以下に本発明方法を図面に示す実施例によつて説明す
る。第2図において、1は母線、2A,2Bはき電線、3は
電車線、4A,4Bは各き電線に挿入された高速度遮断器
(以下単に遮断器という。)、5A,5Bは各き電線の電流
を検出する電流検出器として例えばホール発電器を用い
た検出器である。6A,6Bは故障時の電流変化を検出する
不飽和変成器、RA,RBはこの変成器6A,6Bの検出信号に基
づき起動信号を作る故障検出リレー、7A,7Bは記憶演算
処理回路で、電流検出器5A,5Bの検出電流iA(t),iB
(t)をデイジタル信号化するA−D変換器ADCと、次
に述べる各種演算処理を行なうコンピュータCPUと、こ
のCPUで演算処理された▲▼,▲▼を標定セン
ター8に送出する送出部Fと、発振部OSCとから成つて
いる。発振器OSCは両演算回路7A,7Bとも発振周波数の等
しくて、安定したものを用いる必要がある。前記コンピ
ュータCPUはこの発振器OSCの発振周波数によつて定まる
周期で検出電流iA(t),iB(t)を記憶している。発
振器OSCの周期はこの実施例では1mSとし、コンピュータ
CPUは過去100mSの間の検出電流iA(t),iB(t)を記
憶するようにしている。そして、1mS単位で新しい検出
電流に書き換えている。この記憶動作は故障が起つてい
ない平常時にも行なわれている。而して、今、き電回路
に短絡故障が起つたとすると、コンピュータCPUは次の
如く動作し▲▼,▲▼を計算する。
る。第2図において、1は母線、2A,2Bはき電線、3は
電車線、4A,4Bは各き電線に挿入された高速度遮断器
(以下単に遮断器という。)、5A,5Bは各き電線の電流
を検出する電流検出器として例えばホール発電器を用い
た検出器である。6A,6Bは故障時の電流変化を検出する
不飽和変成器、RA,RBはこの変成器6A,6Bの検出信号に基
づき起動信号を作る故障検出リレー、7A,7Bは記憶演算
処理回路で、電流検出器5A,5Bの検出電流iA(t),iB
(t)をデイジタル信号化するA−D変換器ADCと、次
に述べる各種演算処理を行なうコンピュータCPUと、こ
のCPUで演算処理された▲▼,▲▼を標定セン
ター8に送出する送出部Fと、発振部OSCとから成つて
いる。発振器OSCは両演算回路7A,7Bとも発振周波数の等
しくて、安定したものを用いる必要がある。前記コンピ
ュータCPUはこの発振器OSCの発振周波数によつて定まる
周期で検出電流iA(t),iB(t)を記憶している。発
振器OSCの周期はこの実施例では1mSとし、コンピュータ
CPUは過去100mSの間の検出電流iA(t),iB(t)を記
憶するようにしている。そして、1mS単位で新しい検出
電流に書き換えている。この記憶動作は故障が起つてい
ない平常時にも行なわれている。而して、今、き電回路
に短絡故障が起つたとすると、コンピュータCPUは次の
如く動作し▲▼,▲▼を計算する。
先ず、き電回路に故障が起こると、各き電線2A,2Bに流
れる電流iA(t),iB(t)が第3図(イ)及び(ニ)
に実線で示す如く変化する。つまり、それぞれ勾配は異
なるが、故障発生による大電流が同時に流れはじめる。
図中のTk,Tlは各遮断器4A,4Bが開極する時点である。コ
ンピュータCPUはこの電流の値を記憶していると共に、
故障の検出をする故障検出リレーRA,RBからの故障認識
信号〔第3図(ハ)及び(ヘ)に示す信号〕を受ける。
れる電流iA(t),iB(t)が第3図(イ)及び(ニ)
に実線で示す如く変化する。つまり、それぞれ勾配は異
なるが、故障発生による大電流が同時に流れはじめる。
図中のTk,Tlは各遮断器4A,4Bが開極する時点である。コ
ンピュータCPUはこの電流の値を記憶していると共に、
故障の検出をする故障検出リレーRA,RBからの故障認識
信号〔第3図(ハ)及び(ヘ)に示す信号〕を受ける。
このときCPUは、ある一定時間(事故発生時より故障検
出リレーRA,RBからの故障認識信号がでるまでの期間の
最大値より長い時間)逆上って記憶されている前記検出
電流iA(t),iB(t)の値を呼び出すと共に、さらに
一定時間遅らせた電流iA(t−ΔT),iB(t−ΔT)
の値を呼び出す。そして、前記検出電流iA(t),iB
(t)の値から前記遅延させた電流iA(t−ΔT),iB
(t−ΔT)の値の差を求め、これを差の電流ΔiA
(t),ΔiB(t)の値とする。第3図(イ)及び
(ニ)の仮想線は、それぞれ前記遅延させた電流iA(t
−ΔT),iB(t−ΔT)の値を、第3図(ロ)及び
(ホ)はそれぞれ差の電流ΔiA(t),ΔiB(t)の値
を図示したものである。〔これらの電流iA(t−Δ
T),iB(t−ΔT),ΔiA(t),ΔiB(t)は実際
の電流ではなく、CPU内部の処理を解説するため図示し
たものである〕 ΔiA(t)=iA(t)−iA(t−ΔT) …(7) ΔiB(t)=iB(t)−iB(t−ΔT) …(8) ここで遅延時間ΔTは適宜に定めることはできるが、い
かなる場合も故障発生から遮断器が開極するまでの時間
Tkおよび時間Tlより長くしてはいけない。つまり、この
遅延時間ΔTは故障発生から遅延時間ΔTを過ぎるまで
の間に測定した電流iA(t),iB(t)の値が常に増加
するように定められており、本実施例では一例として10
mSに定めている。
出リレーRA,RBからの故障認識信号がでるまでの期間の
最大値より長い時間)逆上って記憶されている前記検出
電流iA(t),iB(t)の値を呼び出すと共に、さらに
一定時間遅らせた電流iA(t−ΔT),iB(t−ΔT)
の値を呼び出す。そして、前記検出電流iA(t),iB
(t)の値から前記遅延させた電流iA(t−ΔT),iB
(t−ΔT)の値の差を求め、これを差の電流ΔiA
(t),ΔiB(t)の値とする。第3図(イ)及び
(ニ)の仮想線は、それぞれ前記遅延させた電流iA(t
−ΔT),iB(t−ΔT)の値を、第3図(ロ)及び
(ホ)はそれぞれ差の電流ΔiA(t),ΔiB(t)の値
を図示したものである。〔これらの電流iA(t−Δ
T),iB(t−ΔT),ΔiA(t),ΔiB(t)は実際
の電流ではなく、CPU内部の処理を解説するため図示し
たものである〕 ΔiA(t)=iA(t)−iA(t−ΔT) …(7) ΔiB(t)=iB(t)−iB(t−ΔT) …(8) ここで遅延時間ΔTは適宜に定めることはできるが、い
かなる場合も故障発生から遮断器が開極するまでの時間
Tkおよび時間Tlより長くしてはいけない。つまり、この
遅延時間ΔTは故障発生から遅延時間ΔTを過ぎるまで
の間に測定した電流iA(t),iB(t)の値が常に増加
するように定められており、本実施例では一例として10
mSに定めている。
遅延時間ΔTを上記のように定めると、前記差の電流Δ
iA(t),ΔiB(t)は同図(ロ),(ホ)に示す如く
なり、必ず遮断器4A,4Bの開極前の故障発生時から検出
電流iA(t),iB(t)の増加の影響で増加しはじめ故
障発生より遅延時間ΔTが経過した時点まで増加しつづ
けて大きな値となる。そして故障発生時から遅延時間Δ
Tが経過した時に、該差の電流ΔiA(t),ΔiB(t)
は遅延させた電流iA(t−ΔT),iB(t−ΔT)引き
算の影響で減少しはじめ、故郷発生時よりちょうど遅延
時間ΔTが経過した時点で最大値を生じることになる。
iA(t),ΔiB(t)は同図(ロ),(ホ)に示す如く
なり、必ず遮断器4A,4Bの開極前の故障発生時から検出
電流iA(t),iB(t)の増加の影響で増加しはじめ故
障発生より遅延時間ΔTが経過した時点まで増加しつづ
けて大きな値となる。そして故障発生時から遅延時間Δ
Tが経過した時に、該差の電流ΔiA(t),ΔiB(t)
は遅延させた電流iA(t−ΔT),iB(t−ΔT)引き
算の影響で減少しはじめ、故郷発生時よりちょうど遅延
時間ΔTが経過した時点で最大値を生じることになる。
従って、コンピュータCPUは、この差の電流ΔiA
(t),ΔiB(t)が単なる負荷電流の変動ではなく故
障電流であることを認識できる一定値以上になると共に
最大値となる時刻Tmを検出すればよい。つまり、この時
刻Tmは両変電所A,Bの何方においても事故発生時より遅
延時間ΔTが経過した時点であるので、この時刻Tmの判
断は、両変電所A,Bにおいて独立して行ったとしても、
各変電所A,Bにおいて確実にかつ容易に故障発生時より
遅延時間ΔTが経過した時刻を判断することができる。
(t),ΔiB(t)が単なる負荷電流の変動ではなく故
障電流であることを認識できる一定値以上になると共に
最大値となる時刻Tmを検出すればよい。つまり、この時
刻Tmは両変電所A,Bの何方においても事故発生時より遅
延時間ΔTが経過した時点であるので、この時刻Tmの判
断は、両変電所A,Bにおいて独立して行ったとしても、
各変電所A,Bにおいて確実にかつ容易に故障発生時より
遅延時間ΔTが経過した時刻を判断することができる。
そして、この遅延時間ΔTは両変電所A,Bのコンピュー
タCPUとも同一であるから、両コンピュータCPUによって
算定される差の電流ΔiA(t),ΔiB(t)の最大値が
生じる時刻Tmを同時刻とすることができる。これによつ
て、両変電所A,Bに連絡線を張らなくても検出電流の同
時刻性が確保されたことになる。そして、コンピータCP
Uは更に、この時刻Tmから所定時間Toだけ過去における
間の検出電流iA(t),iB(t)を積算し、平均値▲
▼,▲▼を求める。各電流の平均値▲▼,▲
▼は夫々送出部Fから標定センター8に送られる。
標定センター8では、これらの平均電流▲▼,▲
▼のデータを(6)式に基づいて処理し、故障点標定
を行なう。尚、この実施例ではコンピュータCPUの起動
振動としてリレーRA,RBからの信号を用いているが、他
の信号、例えば遮断器4A,4Bの開極動作を開極時のアー
クを検知する受光器等で検知した信号等を用いることも
できる。
タCPUとも同一であるから、両コンピュータCPUによって
算定される差の電流ΔiA(t),ΔiB(t)の最大値が
生じる時刻Tmを同時刻とすることができる。これによつ
て、両変電所A,Bに連絡線を張らなくても検出電流の同
時刻性が確保されたことになる。そして、コンピータCP
Uは更に、この時刻Tmから所定時間Toだけ過去における
間の検出電流iA(t),iB(t)を積算し、平均値▲
▼,▲▼を求める。各電流の平均値▲▼,▲
▼は夫々送出部Fから標定センター8に送られる。
標定センター8では、これらの平均電流▲▼,▲
▼のデータを(6)式に基づいて処理し、故障点標定
を行なう。尚、この実施例ではコンピュータCPUの起動
振動としてリレーRA,RBからの信号を用いているが、他
の信号、例えば遮断器4A,4Bの開極動作を開極時のアー
クを検知する受光器等で検知した信号等を用いることも
できる。
次に、上記実施例では、iA(t),iB(t)とも遮断器
が開極するまでは単調増加するという一般的な場合を取
扱つている、例えば一方の変電所の近くで有抵抗故障が
生じた場合には、遠方側の変電所において流れる事故電
流iB(t)が単調増加とはならず、第4図に示すように
増加途中に節をもつことがある。このため検出電流と遅
延電流の差の電流ΔiB(t)が同図に示すように2つの
極大値をもつこととなり、このうち2番目と極大値が最
初の極大値より大きな値となつた場合が問題となる。即
ちこの場合は単にΔiB(t)が最大となる時点を探索し
たのでは、iA(t)とiB(t)の同時刻性が確保でき
ず、(6)式の理論式が成り立たなくなるのである。し
かしΔiB(t)の最初の極大値を把えればiA(t)とiB
(t)の同時刻性は確保できるのであるから、常に最初
の極大値を把えることができるコンピュータCPUのプロ
グラムを調整しておけばよいといえる。それには、コン
ピュータCPU内でΔiA(t),ΔiB(t)の各瞬時にお
ける変化Ii(後述する。)を判別しその変化Iiが最初に
正から負に転じた時点を把えるようにすればよい。詳論
すれば、今、時刻tiにおけるΔiB(t)の変化Iiは、 Ii=ΔiB(ti)−ΔiB(ti−Δt) …(7) で表わされる。もし、ΔiB(t)が最初の極大値まで達
さず、増加しているとすると、 Ii>0 となる。そして極大値を通過すれば、ある程度の期間は
減少するから、Ii<0となる。
が開極するまでは単調増加するという一般的な場合を取
扱つている、例えば一方の変電所の近くで有抵抗故障が
生じた場合には、遠方側の変電所において流れる事故電
流iB(t)が単調増加とはならず、第4図に示すように
増加途中に節をもつことがある。このため検出電流と遅
延電流の差の電流ΔiB(t)が同図に示すように2つの
極大値をもつこととなり、このうち2番目と極大値が最
初の極大値より大きな値となつた場合が問題となる。即
ちこの場合は単にΔiB(t)が最大となる時点を探索し
たのでは、iA(t)とiB(t)の同時刻性が確保でき
ず、(6)式の理論式が成り立たなくなるのである。し
かしΔiB(t)の最初の極大値を把えればiA(t)とiB
(t)の同時刻性は確保できるのであるから、常に最初
の極大値を把えることができるコンピュータCPUのプロ
グラムを調整しておけばよいといえる。それには、コン
ピュータCPU内でΔiA(t),ΔiB(t)の各瞬時にお
ける変化Ii(後述する。)を判別しその変化Iiが最初に
正から負に転じた時点を把えるようにすればよい。詳論
すれば、今、時刻tiにおけるΔiB(t)の変化Iiは、 Ii=ΔiB(ti)−ΔiB(ti−Δt) …(7) で表わされる。もし、ΔiB(t)が最初の極大値まで達
さず、増加しているとすると、 Ii>0 となる。そして極大値を通過すれば、ある程度の期間は
減少するから、Ii<0となる。
従つて、コンピュータ内でのこのIiの変化を検出し、Ii
が最初に正から負に転じた時点を把えるようにしておけ
ばよいのである。
が最初に正から負に転じた時点を把えるようにしておけ
ばよいのである。
尚、第4図中(リ)はリレーRAからの起動信号、(オ)
はリレーRBからの起動信号を示す。
はリレーRBからの起動信号を示す。
本発明に係る直流き電回路の故障転標定方法は以上述べ
た如く遂行されるものであるから、故障点をはさむ両変
電所A,B側で各別にき電線の電流を検出し、記憶演算処
理回路7A,7Bで各別に処理されるものでありながら、各
き電線の遮断器が開極する前における同一時間帯の検出
電流の平均値▲▼,▲▼を計算することがで
き、従つて両変電所間に連絡線を張らなくても正確に故
障点標定を行なうことができるという顕著な効果を奏す
る。
た如く遂行されるものであるから、故障点をはさむ両変
電所A,B側で各別にき電線の電流を検出し、記憶演算処
理回路7A,7Bで各別に処理されるものでありながら、各
き電線の遮断器が開極する前における同一時間帯の検出
電流の平均値▲▼,▲▼を計算することがで
き、従つて両変電所間に連絡線を張らなくても正確に故
障点標定を行なうことができるという顕著な効果を奏す
る。
第1図は、故障点標定法の原理図、第2図は本発明方法
を実施するための装置の一例を示す図、第3図は第2図
の装置の動作を説明するための波形図、第4図はA変電
所の近くで有抵抗故障を起した場合の装置の動作を説明
するための波形図である。 2A,2B……き電線、4A,4B……遮断器、5A,5B……電流検
出器、RA,RB……故障検出リレー、7A,7B……記憶演算処
理回路。
を実施するための装置の一例を示す図、第3図は第2図
の装置の動作を説明するための波形図、第4図はA変電
所の近くで有抵抗故障を起した場合の装置の動作を説明
するための波形図である。 2A,2B……き電線、4A,4B……遮断器、5A,5B……電流検
出器、RA,RB……故障検出リレー、7A,7B……記憶演算処
理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 哲三 大阪府箕面市瀬川4丁目4番10号 津田電 気計器株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】故障点をはさむ両変電所A,Bのき電線に電
流検出器を設けて、遮断器が開極する前の同一時間帯に
おける検出電流の平均値▲▼,▲▼から故障点
を標定する方法であつて、前記各電流検出器に各別に記
憶演算処理回路を接続して、この回路によつて、電流検
出器の検出電流iA(t),iB(t)を記憶し、また一定
時間遅延させて、検出電流と遅延した電流との差の電流
ΔiA,ΔiBを求め、遮断器が開極する直前におけるΔiA
およびΔiBが最大となる時点Tmを探索し、更にその時点
Tmから所定時間To過去に至る間の検出電流の平均値▲
▼,▲▼を計算させ、もつて、各記憶演算処理回
路から出力される前記平均値▲▼,▲▼のデー
タによつて故障点標定を行なうようにしたことを特徴と
する直流電鉄き電回路の故障点標定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59033692A JPH073450B2 (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 直流電鉄き電回路の故障点標定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59033692A JPH073450B2 (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 直流電鉄き電回路の故障点標定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60177276A JPS60177276A (ja) | 1985-09-11 |
| JPH073450B2 true JPH073450B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=12393467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59033692A Expired - Lifetime JPH073450B2 (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 直流電鉄き電回路の故障点標定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073450B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6785069B2 (ja) * | 2016-06-02 | 2020-11-18 | 西日本旅客鉄道株式会社 | 電鉄用き電回路故障点標定システムおよび電鉄用き電回路故障点標定方法 |
| JP7005301B2 (ja) * | 2017-11-13 | 2022-01-21 | 株式会社東芝 | 故障点標定システム |
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-
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- 1984-02-22 JP JP59033692A patent/JPH073450B2/ja not_active Expired - Lifetime
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