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JPH0739732B2 - 折版構造屋根の軒先部納め装置 - Google Patents
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JPH0739732B2 - 折版構造屋根の軒先部納め装置 - Google Patents

折版構造屋根の軒先部納め装置

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JPH0739732B2
JPH0739732B2 JP18523290A JP18523290A JPH0739732B2 JP H0739732 B2 JPH0739732 B2 JP H0739732B2 JP 18523290 A JP18523290 A JP 18523290A JP 18523290 A JP18523290 A JP 18523290A JP H0739732 B2 JPH0739732 B2 JP H0739732B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、横断面角波山形々状に賦形成形された折版
状屋根板部材を用いて構成される折版構造屋根の軒先部
納め装置に関する。
さらに詳しくは、建築構造物における折版構造屋根の軒
先端部に対して施工される外装化粧を含む雨樋支持のた
めの軒先部納め装置に係るものである。
〔従来の技術〕
従来から、建築構造物の折版構造屋根においては、通常
の場合、構造物躯体における屋根組み構造を構成する各
屋根板支持部材に対して、金属薄鋼板製の所定断面形状
に賦形成形された折版状屋根板部材を所期通りに葺き上
げることで、所要の折版構造屋根を構成させるようにし
ている。
そして、この折版構造屋根の水下側,もしくは必要に応
じて水上側に相当するそれぞれの軒先部には、所定間隔
毎の屋根板支持構造体の先端部に、いわゆる軒先部納め
構造,すなわち、軒先,軒裏の各前面に、前面化粧パネ
ル,下面化粧パネルとしての軒先の幕板,軒裏の軒天板
などの外装化粧を設けた雨樋支持のための軒先部納め装
置を設置しているのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の折版構造屋根における
軒先部納め装置では、それぞれ一連に整然と連設させる
必要のある軒先の幕板(以下,単に“幕板”と呼ぶ),
および軒裏の軒天板(以下,単に“軒天板”と呼ぶ)な
どの各外装化粧構造の取付け支持条件が相互に絡み合っ
て多岐に亘ることになるために、当該軒先部納め装置の
構造自体が極めて繁雑化するという問題があった。
加えて、このように各外装化粧構造を取付けた装置構成
は、相当程度の自重を有することから、構造的にとかく
脆弱になり易くて、装置自体の装着支持についても頑丈
にしなければならず、結果的に、構造上,ならびに組上
げ作業上において種々の好ましくない問題点を生ずるも
のであった。
この発明は、従来のこのような問題点を改善するために
なされたもので、その目的とするところは、建築施工現
場での折版構造屋根の軒先部納め構造のために、要求さ
れる種々の軒先部形態に容易に適合させ得て、しかも良
好かつ堅固に構成し得るようにした,この種の折版構造
屋根の軒先部納め装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係る折版構造
屋根の軒先部納め装置は、断面山形々状に山部,谷部を
隣接して賦形成形させた折版状屋根板部材を用い、当該
折版状屋根板部材の複数枚を山部,谷部が交互に連接さ
れるように組み上げた折版構造屋根に対し、軒先納め装
着角度調整部を有する取付け装着腕部材を介して、外装
化粧構造を含む雨樋支持のための樋受け金具組立て体を
角度調整可能に装着支持する軒先納め装置であって、前
記取付け装着腕部材の前端部には、枢支金具を上下方向
揺動自在に枢支させ、また、前記樋受け金具組立て体の
前面部には、前面化粧パネル受け金具を上下方向位置調
整可能に設け、前記折版状屋根板部材の山部下面に前記
取付け装着腕部材を取付け固定して、その装着角度調整
部に石器樋受け金具組立て体を装着支持させると共に、
前記前面化粧パネル受け金具の上部に対して、当該取付
け装着腕部材の前端部枢支金具を連繋結合させて構成し
たことを特徴としている。
〔作用〕
従つて、この発明による折版構造屋根の軒先部納め装置
においては、取付け装着腕部材の前端部に枢支金具を上
下方向揺動自在に枢支させ、樋受け金具組立て体の前面
部に前面化粧パネル受け金具を上下方向位置調整可能に
設けておき、折版状屋根板部材の山部下面に前記取付け
装着腕部材を取付け固定して、その装着角度調整部に樋
受け金具組立て体を装着支持させ、また、前面化粧パネ
ル受け金具の上部に対して、取付け装着腕部材の枢支金
具を連繋結合させたから、構造物の躯体側に全く関係せ
ずに軒先部納め構造を構成できる。
また、折版構造屋根の山部下面に取付け固定した取付け
装着腕部材の装着角度調整部に対して、樋受け金具組立
て体を角度調整して装着させ、かつ当該樋受け金具組立
て体の前面部に対して、前面化粧パネル受け金具を状位
置調整して取付けるために、これらの樋受け金具組立て
体,および前面化粧パネル受け金具に、折版構造屋根に
見合った取付け角度,上下位置をそれぞれに与え得るこ
とができる。
さらに、取付け装着腕部材の前端部枢支金具を前面化粧
パネル受け金具の上部に連繋結合させたから、折版構造
屋根に対し、この軒先部納め構造を補強一体化できて強
固な装着をなし得るのである。
〔実施例〕
以下,この発明に係る折版構造屋根の軒先部納め装置の
一実施例につき、第1図ないし第9図を参照して詳細に
説明する。
こゝで、この実施例構造においては、説明の都合上、折
版構造屋根の軒先部納め構造での前面軒先,および下面
軒裏の各外装化粧パネルによる化粧納め(以下,単に
“軒先部化粧納め",または“軒先部化粧納め構造”と称
す)の仕上げ装着を含んだ雨樋設置構造(以下,単に
“軒先部雨樋設置構造”と称す)の代表的な形態につい
て述べる。
また、先にも述べたように、便宜上、前面化粧パネルを
“幕板”とも、前面化粧パネル受け金具を“幕板受け金
具”とも呼び、また、下面化粧パネルを“軒天板”と
も、下面化粧パネル受け金具を“軒天板受け金具”とも
呼ぶ。
《折版構造屋根に対する軒先部納め構造の取付け固定形
態》 第1図はこの実施例での軒先部納め装置を適用した折版
構造屋根の軒先部化粧納め構造を含む雨樋設置構造の概
要を模式的に示す全体側面図であって、その図中に折版
状屋根板部材の断面形状を示すもので、第2図は雨樋設
置構造の概要を模式的に示す平面図である。
これらの各図において、この実施例装置の構成を適用す
る建築構造物は、基体となる構造物躯体(100)と、当
該構造物躯体(100)上に設置される折版屋根構造,こ
ゝでは、折版状屋根板部材を用いて構成する折版屋根構
造(110)とからなつている。
前記構造物躯体(100)としては、例えば、H型鋼材な
どを用いた構造体梁(101)と、当該構造体梁(101)の
外側対応部に構築された躯体コンクリート壁版(102)
とを有し、前記構造体梁(101)上には、、次に述べる
折版屋根構造(110)を取付け固定して支持するための
公知態様の支持装置(103)が設けられる。
前記折版屋根構造(110)としては、この場合,従来か
らよく知られているように、金属薄鋼板を賦形成形する
ことで、断面形状が、中心部該当の谷部(111a)の両側
に対して、山部の片側づゝを立上げ連接して山部(111
b)を形成した,いわゆる断面角波山形々状をなす折版
状屋根板部材(111)を用いる。
そして、これらの各折版状屋根板部材(111)の複数枚
をそれぞれの山部(111b),谷部(111a)が交互に連接
され、かつ各山部(111b),(111b)の相互が重ねあわ
されるように組み上げると共に、当該重ねあわされた部
分を結合ボルト・ナット(115)により防水ナットなど
を介して結合させたものであってよく、この折版屋根構
造(110)は、前記構造物躯体(100)上にあって、軒先
部対応の端部(以下、截断端部ともいう)(110a)を前
記躯体コンクリート壁版(102)の外側に所要寸法分だ
け突出させた状態で、かつ所定の比較的緩やかな屋根勾
配を与えて配置され、公知の如く前記支持装置(103)
により取付け固定される。
そして、この第1図,第2図に示す形態では、前記折版
屋根構造(110)を構成する各折版状屋根板部材(111)
が、長手方向に直交して一連に截断され、かつ当該截断
端部(110a)の各セクション毎にそれぞれ軒先見切り面
戸(112)により開口部が閉塞されている。
このような折版屋根構造(110)の構成に対して、詳細
については後述するが、雨樋設置構造(20)の樋受け金
具組立て体(21)を装着固定する取付け装着腕部材(1
1)は、前記折版状屋根板部材(111)での各山部(111
b)の下面側にあって、直交截断された端部(110a)に
直交する出入り方向位置,即ち,前後方向位置を適正に
設定して、適宜,取付けボルト・ナット(114)により
固定されると共に、その延長された前端部を樋受け金具
組立て体(21)の前面部側に連繋結合させることで、当
該樋受け金具組立て体(21)の装着態様を補強支持す
る。
そして、前記のように取付け装着腕部材(11)により装
着かつ補強支持される樋受け金具組立て体(21),ひい
ては雨樋(121)の設置構造(20)については、後述す
る如く、当該雨樋設置構造(20)を包括した軒先部の全
体を所期通りの軒先部化粧納め構成とし、かつその前面
軒先,下面軒裏の各部にあって、それぞれに外装化粧パ
ネルとしての幕板(131),軒天板(141)を当該軒先部
化粧納め構造対応に取付けて仕上げるのである。
《軒先部化粧納めを含む雨樋設置構造》 第3図(a)はこの実施例を適用した軒先部化粧納め構
造を含む雨樋設置構造における樋受け金具組立て体を拡
大して模式的に示す側面であり、同図(b)は同上樋受
け金具組立て体を装着する取付け角度調整部の詳細を模
式的に示す斜視図、同図(c)は同上樋受け金具組立て
体をサポートする支持角度調整部の詳細を模式的に示す
斜視図ある。
また、第4図は同上第3図(a)におけるIV−IV線部の
拡大断面図、第5図,第6図,第7図,および第8図は
同上樋受け金具組立て体,幕板受け金具,軒天板受け金
具,および継ぎ手金具の各部をそれぞれに示す詳細図、
第9図は同上雨樋設置構造の樋受け金具組立て体に対す
る化粧納め構造の別例を示す側面図である。
こゝで、第3図(a)ないし(c)に示す雨樋設置構造
(20)は、前記したように折版状屋根板部材(111)で
の各山部(111b)の下面側に取付け固定される取付け装
着腕部材(11)と、当該取付け装着腕部材(11)の装着
角度調整部(12)を介して前後方向の傾斜角度を調整設
定して装着固定され、かつ支持角度調整部(72)を介し
て補強支持される樋受け金具組立て体(21),その付帯
構造,ならびに雨樋(121),幕板(131),軒天板(14
1)の各部材,その付帯構造とで構成される。
前記取付け装着腕部材(11)は、第3図(a),(b)
に示されているように、所定長さ,こゝでは、折版屋根
構造(110)側への取付け、ならびに樋受け金具組立て
体(21)の補強支持をなし得る程度の長さの鋼板を横断
面下向きコ字状に賦形成形し、か上面部に前記取付けボ
ルト・ナット(114)による前後方向位置調整したた取
付け固定のための取付け長孔(11a)を穿孔したもの
で、所要位置の下面側に次に述べる装着角度調整部(1
2)を、延長された前端部に後述する支持角度調整部(7
2)をそれぞれに付設してある。
前記装着角度調整部(12)は、取付け装着腕部材(11)
の所要部下面に対し、鋼板を横断面前向きコ字状に成形
して上部前方側に一組の対向する軸孔(13a)を形成し
た軸受け板(13),および貫通孔(14a)付きの下方へ
突出された固定腕金具(14)を溶着固定して構成する。
そして、軸受け板(13)の軸孔(13a)には、軸ピン(1
8)により後述する樋受け金具組立て体(21)を前後方
向へ揺動可能に装着させる。その上で別に軸孔(16a)
付きの軸受け部(16)を有する角度調整ボルト(15)を
設け、軸ピン(19)により当該樋受け金具組立て体(2
1)に枢支させておく。
そして、角度調整ボルト(15)を固定腕金具(14)の貫
通孔(14a)に挿通させて、当該貫通孔(14a)の周囲部
分を挟むように一組の調整ナット(17)を螺合させるこ
とで、この樋受け金具組立て体(21)を傾斜角度調整可
能に支持固定し得るようになつている。
なお、こゝでの取付け装着腕部材(11)の横断面形状に
ついては、同上第3図(b)に示した如く、前記下向き
コ字状のほかに、開口部両側にフランジをもつ上向きコ
字状とか、あるいは、角パイプ状などに形成してもよ
い。
従つて、このように構成される装着角度調整部(12)で
は、一組の調整ナット(17)を螺進退調整することによ
つて、矢印(A)に示すように、当該装着角度調整部
(12)に装着支持させる樋受け金具組立て体(21)の前
後方向の取付け傾斜角度を任意に設定し得るのである。
次に、前記樋受け金具組立て体(21)は、第3図
(a),および第4図,第5図に示されているように、
十分な高さの後方竪枠(22)と、当該後方竪枠(22)の
下部側から前方に延びる基準横枠(23)と、当該基準横
枠(23)の前端部に設けられる比較的低い高さの前方竪
枠(24)とからなつている。
そして、前記後方竪枠(22)には、上端部,およびその
下部に前記各軸ピン(18),(19)をそれぞれに挿通す
るための軸孔(25),(26)を、下端部に下部固定孔
(27)をそれぞれ穿孔してある。
また、前記基準横枠(23)には、中間部下面に設けた調
整ナット(29)を利用することで、前記雨樋(121)の
レベルを設定するレベル金具(28)を上下方向(矢印
B)螺進退可能に螺合させると共に、廻り止めピン(3
0)を施してある。
さらに、前記前方竪枠(24)には、上半部に上下一組の
各上部固定孔(31),下端部に下部固定孔(32)をそれ
ぞれ穿孔してある。
なお、前記前方竪枠(24)の高さを低くした理由は、次
に述べる幕板受け金具(41)との関連において、この樋
受け金具組立て体(21)内への前方からの雨樋(121)
の装入設置作業を容易にするためであるが、特に、各部
の構成が、この雨樋(121)の装入設置作業に困難をき
たさない態様のものであれば、必ずしもこのように前方
竪枠(24)の高さを低くする必要はない。
次に、前記幕板受け金具(41)は、第3図(a),およ
び第6図に示されているように、前記前方竪枠(24)の
外側に前方から被嵌し得る程度の幅,および必要に応じ
て前記折版状屋根板部材(111)の山部(111b)を越え
る十分な長さで、鋼板を横断面後向きコ字状に賦形成形
したものである。
そして、当該幕板受け金具(41)上には、上端部に上端
部取付け孔(42),上部に上下一組による上下方向の各
上部取付け調整長孔(43),(43)をそれぞれに穿孔し
てあり、かつ下端部前面に切り欠き部(44)を形成した
上で、下端部に前記下部固定孔(32)に対応した上下方
向の下端部取付け調整長孔(45),下部に前記一組の各
上部固定孔(31)に対応した上下一組による上下方向の
各下部取付け調整長孔(46)、(46)をそれぞれに形成
してある。
従つて、このように幕板受け部を構成する幕板受け金具
(41)では、これを前方竪枠(24)に前方から被嵌させ
た上で、例えば、何れか一方(勿論,双方であつてもよ
い)の下部取付け調整長孔(46)と上部固定孔(31)と
に取付けボルト・ナット(47)を挿通させ、下端部取付
け調整長孔(45)と下部固定孔(32)とに取付けボルト
・ナット(48)を挿通させて、それぞれ緊締することに
より、この前方竪枠(24)に対して当該幕板受け金具
(41)を容易に取付けることができる。
また、後述するように、上端部取付け孔(42)に対して
は、必要に応じて他の幕板受け補助金具を取付けること
ができ、かつ各上部取付け調整長孔(43),(43)を利
用して、前記取付け装着腕部材(11)の前端部側での後
述する支持角度調整部(72)の枢支金具(73)を取付け
ることができる。
そして、前記それぞれの各取付けボルト・ナット(4
7),(48)を一旦,緩めることにより、前方竪枠(2
4)に対して、次に述べる軒天板受け金具(51)と、そ
れに、支持角度調整部(72)の枢支金具(73)との関連
の基に、矢印(C)に示すように、幕板受け金具(41)
の上下方向位置を、これらの各下部取付け調整長孔(4
6),各上部固定孔(31)と、下端部取付け調整長孔(4
5),下部固定孔(32)との各組み合せの寸法範囲内で
任意に調整して設定できる。
また、必要に応じて前記取付け装着腕部材(11)を長さ
調整可能にするときは、矢印(D)に示すように、例え
ば、下端部取付け調整長孔(45),下部固定孔(32)を
中心にして上下方向前方への傾斜による角度位置を任意
に調整して設定でき、かつこれを再度,締め付けること
により、それぞれの設定位置を確保し得るのである。
なお、この幕板受け金具(41)での前面下部の切り欠き
部(44)については、前記した後者の上下方向前方への
傾斜による角度位置設定、特に、下部固定孔(32)に対
する下端部取付け調整長孔(45)を利用した長さ調整の
基に行なう傾斜角度位置の設定に際して、前方竪枠(2
4)の下端隅部を避けるための逃げ穴として作用し、か
つこの上下方向前方への傾斜は、前記樋受け金具組立て
体(21)内への前方からの雨樋(121)の装入設置作業
を容易にする。
また、継ぎ手金具(61)を有する軒天板受け金具(51)
は、次のように形成される。
説明の都合上,まず、継ぎ手金具(61)に関して述べる
と、この継ぎ手金具(61)は、第3図(a),および第
8図に示されているように、前記樋受け金具組立て体
(21)の後方竪枠(22)と前方竪枠(24)との下端内側
に下方から抜き差し調整可能に挿入し得る断面寸法で、
所定長さの竪継ぎ手部(62),および当該後方竪枠(2
2)と前方竪枠(24)との外面寸法、ひいては、この竪
継ぎ手部(62)の外面寸法に一致する内面幅,および所
定の長さで、鋼板を横断面上向きコ字状に成形した横継
ぎ手部(63)からなっており、横継ぎ手部(63)の前半
部内に竪継ぎ手部(62)の下端部を挿入かつ固定して一
体化し、側面L字状に形成する。
前記竪継ぎ手部(62)の上部にあつては、前記下端部取
付け調整長孔(45)に対応した垂直方向の上部調整長孔
(64)を、横継ぎ手部(63)の後半部にあつては、水平
方向の下部調整長孔(65)をそれぞれに形成したもの
で、この継ぎ手金具(61)については、後方竪枠(22)
用と前方竪枠(24)用の一組を準備する。
そして、こられの一組をなす各継ぎ手金具(61)は、そ
の一方を前記後方竪枠(22)の下端部に下方から挿入
し、かつ前記下部固定孔(27)と上部調整長孔(64)を
通して取付けボルト・ナット(66)により取付ける。
また、他方を前記前方竪枠(24)の下端部に下方から挿
入して前記取付けボルト・ナット(48)により取付けて
おき、これらの取付けボルト・ナット(66),(48)を
一旦,緩めることにより、後方竪枠(22),および前方
竪枠(24)に対して、軒天板受け金具(51)との関連の
基に、各矢印(E)に示すように、当該各継ぎ手金具
(61)の上下方向位置を、各下端部取付け調整長孔(4
5)の寸法範囲内で任意に調整してそれぞれに設定で
き、かつこれを再度,締め付けることにより、それぞれ
の設定位置を確保し得る。
さらには、軒天板受け金具(51)を支持して、その上下
方向位置と、前後方向位置,および傾斜角度との各調整
設定を可能にする。
続いて、前記軒天板受け金具(51)に関して述べると、
この軒天板受け金具(51)は、第3図(a),および第
7図に示されているように、前記樋受け金具組立て体
(21)の後方竪枠(22)と前方竪枠(24)側とでそれぞ
れに上下方向位置を調整設定して装着される前記一組の
各継ぎ手金具(61),(61)の外側に対して、下側から
被嵌し得るように、鋼板を横断面上向きコ字状に成形し
たものである。
その両側板部には、所定ピッチ間隔で前後方向の各調整
固定孔(52)を穿孔して形成されており、これらの各継
ぎ手金具(61),(61)での下部調整長孔(65),(6
5)に対し、それぞれに各取付けボルト・ナット(53)
を用いて取付けたものである。
そして、それぞれの各取付け位置を勘案することによつ
て、矢印(F)に示す前後方向の位置を任意に調整設定
して確保し得るのである。
従つて、このように軒天板受け部を構成するところの,
これらの軒天板受け金具(51)と、それぞれの各継ぎ手
金具(61),(61)では、先にも述べたように、これら
の各継ぎ手金具(61),(61)による矢印(E),
(E)の相互に平行した位置調整により、軒天板受け金
具(51)の上下方向位置を、相互に平行しない位置調整
により、矢印(G)に示す軒天板受け金具(51)の前後
方向傾斜角度をそれぞれ任意に設定できる。
また、当該軒天板受け金具(51)自体に関し、これらの
各位置,および角度調整,つまり、矢印(E),
(F),および(G)方向の湊合された組み合せ調整に
よつて、この軒天板受け金具(51)における十分に自由
度の高い位置,および角度設定と、その確保とが可能に
なる。
前記取付け装着腕部材(11)の延長された前端部には、
第3図(a),(c)に示されているように、支持角度
調整部(72)を構成する枢支金具(73)を付設してあ
る。
当該枢支金具(73)は、この場合,前記幕板受け金具
(41)の側面寸法に一致する内面幅,および所定の長さ
で、鋼板を横断面前向きコ字状に成形させ、かつ板上に
前記各上部取付け調整長孔(43),(43)に一致するピ
ッチ間隔で上下一組づゝの取付け孔(75),(75)を穿
孔した取付け板(74)と、当該取付け板(74)の側面寸
法に一致する内面幅で、同様に、鋼板を横断面前向きコ
字状に成形させた軸受け板(76)とを設け、取付け板
(74)の中間部に軸受け板(76)の前端部を軸ピン(7
7)により揺動自在に枢着すると共に、当該軸受け板(7
6)の基端部を前記取付け装着腕部材(11)の前端部に
溶着固定して構成したものである。
こゝでは、当該取付け板(74)の各取付け孔(75),
(75)を幕板受け金具(41)の各上部取付け調整長孔
(43),(43)に上下位置調整して一致させ、取付けボ
ルト・ナット(78),(78)により一体的に枢支金具
(73)を取付けることができ、換言すると、取付け装着
腕部材(11)の前端部を角度調整可能に連繋結合し得る
のである。
従って、このように構成される装置では、先にも述べた
ように、前記取付け装着腕部材(11)の装着角度調整部
(12)に樋受け金具組立て体(21)を角度調整設定して
装着固定した状態で、当該樋受け金具組立て体(21)の
前面部に上下方向位置を調整設定して取付けた幕板受け
金具(41)に対し、取付け装着腕部材(11)の前端部に
支持角度調整部(72)を介して枢支させた枢支金具(7
3)の取付け板(74)を、矢印(H)に示す上下方向位
置調整して取付けること,換言すると、取付け装着腕部
材(11)の前端部を矢印(I)に示す角度調整のもとに
容易に連繋結合することができて、結果的には、当該幕
板受け金具(41),ひいては樋受け金具組立て体(21)
自体を、既に設定されているそれぞれの各位置,角度に
対応して、この取付け装着腕部材(11)により支持角度
調整部(72)を介して補強支持させ得るのである。
続いて、前記した軒先部に一連に併置される各樋受け金
具組立て体(21)への雨樋(121)の受支設置,ならび
に幕板受け金具(41),軒天板受け金具(51)への外装
化粧の取付けの基本的な態様について述べる。
すなわち、第3図(a)に示されているように、前記各
樋受け金具組立て体(21)の前方竪枠(24)に幕板受け
金具(41)を、また、後方竪枠(22)と前方竪枠(24)
とに各継ぎ手金具(61),(61)を介して軒天板受け金
具(51)をそれぞれに取付けた態様において、まず、各
幕板受け金具(41)の上端部の全体を通して受通し材
(151)を被嵌させておく。
この状態で、後方竪枠(22)と、基準横枠(23),ひい
てはレベル金具(28)と、それに前方竪枠(24),ひい
ては幕板受け金具(41)とにより囲まれた内側に、所定
断面形状に形成された雨樋(121)を受け入れる。
ついで、各幕板受け金具(41)の前面,つまり、軒先面
での上下部を残した主面には、軒先化粧パネルとしての
幕板(131)を、また、各軒天板受金具(51)の下面,
つまり、軒裏面での前部を残した主面には、軒裏化粧パ
ネルとしての目地部(142)を介した各軒天板(141)を
それぞれに設置して適宜に止着させる。
また、各幕板受け金具(41)の上部側には、前記幕板
(131)との間に目地部(132)を残し、かつ前記受通し
材(151)を跨いで雨樋(121)の上部内面に達する笠木
板(152)を被嵌して適宜に止着させる。
また同様に、下部側には、幕板(131),および軒天板
(141)との間にそれぞれ目地部(132),(142)を残
し、コーナー板(153)を被嵌して適宜に止着させ、各
目地部(132),(142)に適宜,目地材を埋め込んで仕
上げるのである。
なお、前記幕板受け金具(41)と軒天板受け金具(51)
とによるそれぞれに化粧パネル板としての幕板(13
1),および軒天板(141)などの取付けについては、必
ずしも前記構成にのみ限定されるものではなく、同様な
作用を得られるものであれば、任意であってよい。
次に、前記幕板受け金具(41)の前面側幕板受け部に対
して取付けれらる別形態の幕板化粧納め構成を、第9図
について述べる。
この第9図構成においては、前記幕板受け金具(41)に
穿孔された上端部取付孔(42)に対して、取付けボルト
・ナット(82)を用いることで、延長補助金具(81)の
上方部分を前面に対してやゝ上向き気味となるように取
付けると共に、この延長補助金具(81)の下端部と、前
方に突出して位置設定させた前記軒天板受け金具(51)
の前端部とを取付けボルト・ナット(83)により結合さ
せて、上向き斜辺の直角三角形状をした幕板受け部を形
成させたものである。
この幕板受け部に対しても前記とほゞ同様に、軒先化粧
パネルとしての幕板(131a),笠木材(152a),および
コーナー板(153a)を装着させ、かつそれぞれの各目地
部(132a),(142a)に適宜,目地材を埋め込んで仕上
げるのである。
なお、この第9図構成での幕板受け部における幕板受け
金具(41),および軒天板受け金具(51)の各前端部の
利用については、これを必要に応じて行なうもので、必
ずしもこの構成に限定を受けるものではなく、全く別個
の補助金具を利用するとか、あるいは、幕板受け補助金
具(81)の下端部に対して、別の適宜,幕板受け補助金
具および/または延長補助金具などの補助金具を介在さ
せたり、これらを幕板受け金具(41),および軒天板受
け金具(51)に連結させたりするとか、それぞれに任意
の変形構成が容易に可能である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明によれば、断面山形々状
に山部,谷部を隣接して賦形成形させた折版状屋根板部
材を用い、当該折版状屋根板部材の複数枚を山部,谷部
が交互に連接されるように組み上げた折版構造屋根に対
し、取付け装着腕部材を用いて、外装化粧構造を含む雨
樋支持のための樋受け金具組立て体を角度調整可能に装
着支持させる場合、取付け装着腕部材の所要位置に装着
角度調整部を、前端部に支持角度調整部をそれぞれに設
けると共に、樋受け金具組立て体の前面部に前面化粧パ
ネル受け金具を上下方向位置調整可能に設けておき、折
版状屋根板部材の山部下面に前記取付け装着腕部材を取
付け固定して、その装着角度調整部に樋受け金具組立て
体を角度調整して装着支持させ、かつ前面化粧パネル受
け金具の上部に対して、支持角度調整部の角度調整可能
に枢支される枢支金具を上下方向位置調整可能に連繋結
合させたから、構造物の躯体側に全く関係せずに軒先部
納め構造を構成できる。
また、このように折版構造屋根の山部下面に取付け固定
した取付け装着腕部材の装着角度調整部に対し、樋受け
金具組立て体を角度調整して装着させ、かつ当該樋受け
金具組立て体の前面部に対し、前面化粧パネル受け金具
を上下位置調整して取付けるために、これらの樋受け金
具組立て体,および前面化粧パネル受け金具に、折版構
造屋根に見合った取付け角度,上下位置をそれぞれに与
えることができる。
併せて、取付け装着腕部材の前端部枢支金具を前面化粧
パネル受け金具の上部に連繋結合させるので、折版構造
屋根に対して、この軒先部納め構造を充分に補強一体化
できて強固な装着をなし得るのである。
このようにして、この軒先部納め装置においては、従来
構造に比較するとき、比較的簡単な構造であるのにもか
かわらず、外装端部での各種の形態構造に対応した所要
方向の位置,角度設定の自由度,正確度,ならびに構造
全体の強度などを格段に向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による軒先部納め装置を適
用した折版構造屋根の軒先部化粧納め構造を含む雨樋設
置構造の概要を模式的に示す全体側面図であって、その
図中に折版状屋根板部材の断面形状を示すもので、第2
図は雨樋設置構造の概要を模式的に示す平面図であり、
また、第3図(a)はこの実施例を適用した軒先部化粧
納め構造を含む雨樋設置構造における樋受け金具組立て
体を拡大して模式的に示す側面図、同図(b)は同上樋
受け金具組立て体を装着する取付け角度調整部の詳細を
模式的に示す斜視図、同図(c)は同上樋受け金具組立
て体をサポートする支持角度調整部の詳細を模式的に示
す斜視図、第4図は同上第3図(a)におけるIV−IV線
部の拡大断面図、第5図,第6図,第7図,および第8
図は同上樋受け金具組立て体,幕板受け金具,軒天板受
け金具,および継ぎ手金具の各部をそれぞれに示す詳細
図であり、さらに、第9図は同上雨樋設置構造の樋受け
金具組立て体に対する化粧納め構造の別例を示す側面図
である。 (11)……取付け装着腕部材、(11a)……取付け長
孔、(12)……装着角度調整部、(13)……軸受け板、
(13a)……軸孔、(14)……固定腕金具、(14a)……
貫通孔、(15)……角度調整ボルト、(16)……軸受け
部、(16a)……軸孔、(17)……調整ナット、(1
8),(19)……軸ピン、(20)……雨樋設置構造、(2
1)……樋受け金具組立て体、(22)……後方竪枠、(2
3)……基準竪枠、(24)……前方竪枠、(25),(2
6)……軸孔、(27)……下部固定孔、(28)……レベ
ル金具、(29)……調整ナット、(30)……廻り止めピ
ン、(31)……上部固定孔、(32)……下部固定孔、
(41)……幕板(前面化粧パネル)受け金具、(42)…
…上端部取付け孔、(43)……上部取付け調整長孔、
(44)……切り欠き部、(45)……下端部取付け調整長
孔、(46)……下部取付け調整長孔、(47),(48)…
…取付けボルト・ナット、(51)……軒天板(下面化粧
パネル)受け金具、(52)……調整固定孔、(53)……
取付けボルト・ナット、(61)……継ぎ手金具、(62)
……竪継ぎ手部、(63)……横継ぎ手部、(64)……上
部調整長孔、(65)……下部調整長孔、(66)……取付
けボルト・ナット、(72)……支持角度調整部、(73)
……枢支金具、(74)……取付け板、(75)……取付け
孔、(76)……軸受け板、(77)……軸ピン、(81)…
…延長補助金具、(82),(83)……取付けボルト・ナ
ット、(100)……構造物躯体、(101)……構造体梁、
(102)……躯体コンクリート壁版、(103)……支持装
置、(110)……折版屋根構造、(110a)……截断端
部、(111)……折版状屋根板部材、(111a)……谷
部、(111b)……山部、(112)……軒先見切り面戸、
(114)……取付けボルト・ナット、(115)……結合ボ
ルト・ナット、(121)……雨樋、(131),(131a)…
…幕板(前面化粧パネル)、(132),(132a)……目
地部、(141)……軒天板(下面化粧パネル)、(14
2),(142a)……目地部、(151)……受通し材、(15
2)……笠木板、(153)……コーナー材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面山形々状に山部,谷部を隣接して賦形
    成形させた折版状屋根板部材を用い、当該折版状屋根板
    部材の複数枚を山部,谷部が交互に連接されるように組
    み上げた折版構造屋根に対し、軒先納め装着角度調整部
    を有する取付け装着腕部材を介して、外装化粧構造を含
    む雨樋支持のための樋受け金具組立て体を角度調整可能
    に装着支持する軒先納め装置であって、 前記取付け装着腕部材の前端部には、枢支金具を上下方
    向揺動自在に枢支させ、 また、前記樋受け金具組立て体の前面部には、前面化粧
    パネル受け金具を上下方向位置調整可能に設け、 前記折版状屋根板部材の山部下面に前記取付け装着腕部
    材を取付け固定して、その装着角度調整部に前記樋受け
    金具組立て体を装着支持させると共に、前記前面化粧パ
    ネル受け金具の上部に対して、当該取付け装着腕部材の
    前端部枢支金具を連繋結合させて構成した ことを特徴とする折版構造屋根の軒先部納め装置。
  2. 【請求項2】前記樋受け金具組立て体の前方竪枠に、前
    記前面化粧パネル受け金具を上下方向位置調整可能に取
    付けると共に、 当該前面化粧パネル受け金具の上部に対して、前記枢支
    金具を上下方向位置調整可能に連繋結合させた ことを特徴とする請求項1記載の折版構造屋根の軒先部
    納め装置。
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