JPH0741574B2 - 積層物の裁断装置 - Google Patents
積層物の裁断装置Info
- Publication number
- JPH0741574B2 JPH0741574B2 JP1144227A JP14422789A JPH0741574B2 JP H0741574 B2 JPH0741574 B2 JP H0741574B2 JP 1144227 A JP1144227 A JP 1144227A JP 14422789 A JP14422789 A JP 14422789A JP H0741574 B2 JPH0741574 B2 JP H0741574B2
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- cutter
- punch
- laminate
- cutter head
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- Control Of Cutting Processes (AREA)
Description
この発明は、布地などのシート材を多数枚積層した状態
で、ナイフ状のカッターにより裁断する積層物の裁断装
置に関するものである。
で、ナイフ状のカッターにより裁断する積層物の裁断装
置に関するものである。
従来、例えば特公昭51−45113号公報に示されているよ
うに、ブラシテーブルなどの支持部材上方に互いに直交
するX,Y方向に移動するカッターヘッドを配設し、この
カッターヘッドに先端部が鋭利な細長いナイフ状カッタ
ーを昇降および垂直軸回り回動可能に装着した積層物の
裁断装置があった。 この裁断装置では、カッターを下降させ、通常は支持部
材上に積層された積層物の端から、カッターヘッドをX
方向およびY方向に水平移動させることにより、カッタ
ーを移動させると共に、カッターを刃先が移動方向に向
くように垂直軸回りに回動させ、積層物を厚さ方向の全
体にわたり所要形状に裁断している。
うに、ブラシテーブルなどの支持部材上方に互いに直交
するX,Y方向に移動するカッターヘッドを配設し、この
カッターヘッドに先端部が鋭利な細長いナイフ状カッタ
ーを昇降および垂直軸回り回動可能に装着した積層物の
裁断装置があった。 この裁断装置では、カッターを下降させ、通常は支持部
材上に積層された積層物の端から、カッターヘッドをX
方向およびY方向に水平移動させることにより、カッタ
ーを移動させると共に、カッターを刃先が移動方向に向
くように垂直軸回りに回動させ、積層物を厚さ方向の全
体にわたり所要形状に裁断している。
前記のような裁断装置で積層物の裁断を行う場合に、積
層物の端からではなく、積層物の上方からカッターを積
層物に挿通して裁断を行うことが必要な場合があり、こ
の場合には次のような問題点がある。 すなわち、積層物の積厚が厚い時などに、カッターが積
層物に垂直に挿入されず、弾性変形して裁断ずれを起し
たり、カッターが破損したりすることがある。とくに、
積層物の下方に刃物受けを設け、この刃物受けの孔にカ
ッターの先端部を挿入支持させて裁断を行うものでは、
カッターが曲がると、刃物受けの孔とカッターの下方に
位置する先端部とがずれてカッターが破損し易い。ま
た、カッターのみで積層物の裁断を行う場合には、第6
図に示すように、カッター10に側面のほぼ全体が積層物
と接触するため、塩化ビニル、レザーなど積層物の材質
によっては、カッターの上下動による摩擦で積層シート
材の切り口部が溶けて溶着することがある。これを防止
するために、第7図に示すようにカッター10の後部にカ
ッターガイド16を設け、裁断時に積層物との摩擦を少な
くしているが、これはカッター10と前記ガイド16とを同
時に積層物に挿入しようとすると、ガイドがあるために
積層物の全体を貫通させることが不可能になるという問
題点がある。 この発明は、前述した問題点を解決して、積層物の途中
の任意位置から、カッターを積層物に貫通させても、カ
ッターが曲がることなく、積層物を正確に裁断でき、ま
たカッターを破損することもない積層物の裁断装置を提
供することを目的とするものである。
層物の端からではなく、積層物の上方からカッターを積
層物に挿通して裁断を行うことが必要な場合があり、こ
の場合には次のような問題点がある。 すなわち、積層物の積厚が厚い時などに、カッターが積
層物に垂直に挿入されず、弾性変形して裁断ずれを起し
たり、カッターが破損したりすることがある。とくに、
積層物の下方に刃物受けを設け、この刃物受けの孔にカ
ッターの先端部を挿入支持させて裁断を行うものでは、
カッターが曲がると、刃物受けの孔とカッターの下方に
位置する先端部とがずれてカッターが破損し易い。ま
た、カッターのみで積層物の裁断を行う場合には、第6
図に示すように、カッター10に側面のほぼ全体が積層物
と接触するため、塩化ビニル、レザーなど積層物の材質
によっては、カッターの上下動による摩擦で積層シート
材の切り口部が溶けて溶着することがある。これを防止
するために、第7図に示すようにカッター10の後部にカ
ッターガイド16を設け、裁断時に積層物との摩擦を少な
くしているが、これはカッター10と前記ガイド16とを同
時に積層物に挿入しようとすると、ガイドがあるために
積層物の全体を貫通させることが不可能になるという問
題点がある。 この発明は、前述した問題点を解決して、積層物の途中
の任意位置から、カッターを積層物に貫通させても、カ
ッターが曲がることなく、積層物を正確に裁断でき、ま
たカッターを破損することもない積層物の裁断装置を提
供することを目的とするものである。
この発明は、積層物を支持する支持部材の上方に水平移
動するカッターヘッドを配設し、このカッターヘッドに
昇降および垂直軸回りに回動するナイフ状のカッターを
装着し、上記支持部材にカッターヘッドと同方向に同期
移動するカッター受けを装着した積層物の裁断装置にお
いて、前記カッターヘッドにカッターが嵌まる内径の管
状ポンチを昇降可能に装着し、このポンチの上端部に抜
き屑吸い取り用の吸気装置を接続し、前記ポンチの下方
に対向させて前記カッター受けにポンチ受け部材を設け
たものである。 また、この発明は前記管状ポンチに吸気装置を接続する
代わりに、管状ポンチの下方に設けたカッター受けのポ
ンチ受け部材に前記管状ポンチと対向してカッター受け
上面に開口する空気吹出孔を設け、この空気吹出孔に抜
き屑吹出し用の圧縮空気供給装置を接続したものであ
る。
動するカッターヘッドを配設し、このカッターヘッドに
昇降および垂直軸回りに回動するナイフ状のカッターを
装着し、上記支持部材にカッターヘッドと同方向に同期
移動するカッター受けを装着した積層物の裁断装置にお
いて、前記カッターヘッドにカッターが嵌まる内径の管
状ポンチを昇降可能に装着し、このポンチの上端部に抜
き屑吸い取り用の吸気装置を接続し、前記ポンチの下方
に対向させて前記カッター受けにポンチ受け部材を設け
たものである。 また、この発明は前記管状ポンチに吸気装置を接続する
代わりに、管状ポンチの下方に設けたカッター受けのポ
ンチ受け部材に前記管状ポンチと対向してカッター受け
上面に開口する空気吹出孔を設け、この空気吹出孔に抜
き屑吹出し用の圧縮空気供給装置を接続したものであ
る。
この発明による積層物の裁断装置は、支持部材上に積層
された積層物の裁断開始位置の上方に管状ポンチが位置
するようにカッターヘッドを移動させて停止させ、前記
ポンチを下降させて、積層物に貫通させ、ポンチの先端
(下端)部をポンチ受け部材に当接させることで、積層
物を打ち抜き、抜き屑をポンチ内に保持させる。その
後、ポンチを上昇復帰させ、ポンチによる打ち抜き孔に
カッターが対向する位置にカッターヘッドを移動させて
停止させ、カッターを下降させて前記打ち抜き孔に挿通
し、カッターの先端部をカッター受けに嵌める。この状
態でカッターを前述した従来のものと同様に移動させ
て、積層物の裁断を開始する。このようにすると、カッ
ターの下降時に積層物の厚さが厚くてもカッターの先端
部を容易にカッター受けまで当接させることができ、カ
ッターが曲がらずに積層物を垂直に貫通する。このた
め、裁断ずれを起すことがなく、積層物を正確に裁断で
き、また、カッターの先端部がカッター受けの孔に確実
に嵌まり、これらの位置ずれがないことにより、カッタ
ーが破損することもない。そして、ポンチ内に保持した
抜き屑は、ポンチの上昇復帰後などに吸気装置を駆動
し、またはポンチの上昇前に圧縮空気供給装置を駆動す
ることで、ポンチ外に除去することができ、したがっ
て、次のポンチの下降による積層物の打ち抜き動作が支
障なく確実にできる。
された積層物の裁断開始位置の上方に管状ポンチが位置
するようにカッターヘッドを移動させて停止させ、前記
ポンチを下降させて、積層物に貫通させ、ポンチの先端
(下端)部をポンチ受け部材に当接させることで、積層
物を打ち抜き、抜き屑をポンチ内に保持させる。その
後、ポンチを上昇復帰させ、ポンチによる打ち抜き孔に
カッターが対向する位置にカッターヘッドを移動させて
停止させ、カッターを下降させて前記打ち抜き孔に挿通
し、カッターの先端部をカッター受けに嵌める。この状
態でカッターを前述した従来のものと同様に移動させ
て、積層物の裁断を開始する。このようにすると、カッ
ターの下降時に積層物の厚さが厚くてもカッターの先端
部を容易にカッター受けまで当接させることができ、カ
ッターが曲がらずに積層物を垂直に貫通する。このた
め、裁断ずれを起すことがなく、積層物を正確に裁断で
き、また、カッターの先端部がカッター受けの孔に確実
に嵌まり、これらの位置ずれがないことにより、カッタ
ーが破損することもない。そして、ポンチ内に保持した
抜き屑は、ポンチの上昇復帰後などに吸気装置を駆動
し、またはポンチの上昇前に圧縮空気供給装置を駆動す
ることで、ポンチ外に除去することができ、したがっ
て、次のポンチの下降による積層物の打ち抜き動作が支
障なく確実にできる。
以下、この発明の一実施例につき図を参照して説明す
る。 第1図および第2図において、1は支持台であり、支持
台1は脚1bによって床面上に固定され、矩形状の支持面
1aを有する支持部材すなわち天板1cが脚1b上に固定され
ている。支持台1の支持面1aの長辺に沿う両側縁部にX
方向に連動する左,右1対の吸気管2が設けられてい
る。吸気管2は、対向面に多数の吸気口2aが設けられ、
床面上に設置されたバキュームポンプなどの吸気源3に
可撓性ホース4などを介して接続されている。また、支
持台1の左,右両側部にX方向の全長にわたってガイド
レール5が固定され、これらのレール5に吸気管2が水
平往復走行可能に支持され、支持台1にレール5と平行
にチェーンまたはタイミングベルトからなる無端帯6が
架設され、これらの無端帯6に吸気管2がそれぞれ連結
され、無端帯6駆動用の正逆回転する電動機(図示せ
ず)が後述する左,右フレーム7内の一方に設けられ、
これらを主要部材として吸気管駆動装置45が構成されて
いる。支持台1両側のX方向中央部には前記フレーム7
が固定され、フレーム7の天板1c上方に突出する上端部
にはその短辺と平行なY方向に梁部材8が架設され、梁
部材8のレール8aにY方向に水平往復動可能にカッター
ヘッド9が支持されている。カッターヘッド9には、第
3図ないし第5図にも示すように、下方に垂直に延びる
細長いナイフ状のカッター10の上部が昇降および垂直軸
回り回動可能に保持されている。カッターヘッド9の下
方には昇降可能にカッター案内棒11の上端部が保持さ
れ、カッターヘッド9,下方に延びるカッター案内棒11の
下端部には積層物押え板12が固定され、この押え板12に
カッター10が昇降可能に挿通支持されている。そして、
カッターヘッド9はカッターヘッド駆動装置によっY方
向に水平往復動し、カッター10はカッター昇降装置によ
って垂直に昇降すると共に、カッター操向装置の案内筒
17に係合されて垂直軸回りに回動し、カッター案内棒11
は押え板昇降装置によって垂直に昇降するようにそれぞ
れ構成されている。また、支持台1の支持面1aにY方向
に沿う案内溝1dが形成され、案内溝1dは、カッターヘッ
ド9の真下に配置されている。案内溝1dには多数の塞ぎ
板13がY方向に往復動可能に支持され、塞ぎ板13間には
後述するカッター受け14が介在され、塞ぎ板13およびカ
ッター受け14が屈曲可能に無端状に連結され、カッター
受け14は前記カッターヘッド駆動装置(図示省略)によ
ってカッターヘッド9と同方向に同期駆動されるように
構成されている。カッターに受け14にはカッター受け筒
15が垂直な軸回りに回動可能に保持され、カッター受け
筒15はカッター10の真下に配置され、カッター10が嵌ま
って支持される操向用の孔15aが形成されている。そし
て、カッター受け筒15は前記カッター操向装置によって
カッター10と同方向に同期駆動されるように構成されて
いる。なお、この実施例の前述した構成は、この発明の
出願人が先に提案した特願昭62−100955号(昭和62年4
月23日出願)の裁断装置と実質的に同様であるが、第3
図ないし第5図、第7図に示すように、カッター10の後
部に断面ほぼコ字形のカッターガイド16が嵌合固定して
あり、カッター受け筒15の孔15aはカッター10とカッタ
ーガイド16とが嵌まる断面形状に形成されている。 この実施例は、管状ポンチ18がカッターヘッド9に昇降
および垂直軸回り回転可能にカッター10のY方向に近接
して装着されている。すなわち、ポンピ昇降機構25は、
カッターヘッド9内に垂直なポンチ昇降ねじ軸19が回動
可能に昇降が拘束されて支持され、このねじ軸19は、カ
ッターヘッド9内に固定されて正逆回転するポンチ昇降
用電動機20からプーリーおよび無端ベルトを介して駆動
力が伝達されるように構成されている。ポンチ昇降ねじ
軸19にねじ嵌合された雌ねじ筒21は、ポンチ保持筒22に
固定され、この保持筒22に前記ポンチ18の上部が回動可
能に昇降が拘束されて、保持されている。前記保持筒22
には、上,下ガイドローラ23が左,右に枢着され、これ
らのローラ23はカッターヘッド9内に垂直に固定された
ガイドレール24に係合支持されている。また、ポンチ回
転機構29は、カッターヘッド9内に垂直なスプライン軸
26が回動可能に昇降が拘束されて支持され、このスプラ
イン軸26は、カッターヘッド9内に固定されたポンチ回
転用電動機(図示せず)からプーリーおよび無端ベルト
を介して駆動力が伝達されるように構成されている。ス
プライン軸26に昇降可能に係合された駆動歯車27に従動
歯車28が噛み合され、従動歯車28はポンチ18の保持筒22
上に突出した部分に固定されている。ポンチ18の従動歯
車28上に突出した上端部には、吸気装置30の吸引管31の
上流側端部が昇降可能に嵌合されていることで、ポンチ
18の上端が吸気装置30に接続されている。なお、吸引管
31とポンチ18との嵌合長さは、ポンチ18の下降端でもこ
れが吸引管31から外れない長さにしてある。吸気装置30
は、吸引管31のカッターヘッド9上に延ばした部分に、
圧縮空気の下流方向への噴出によってポンチ18内から吸
気する吸気発生機構32が設けられ、これより下流側に通
気性を有する抜き屑入れ33が接続されている。なお、第
2図中32aは圧縮空気取り入れ口であり、この取り入れ
口は、支持台1などに設けられた圧縮空気供給源に、可
撓性ホース(ともに図示せず)などを介して接続されて
いる。カッターヘッド9内の下部には積層物押え用のエ
アシリンダー34が固定され、このシリンダー34のピスト
ンロッド34aがカッターヘッド9の下方に垂直に延び、
ピストンロッド34aの下端部には積層物押え板35が固定
されている。積層物押え板35にはポンチ18の下端部が昇
降可能に挿通される孔35aが形成されている。ポンチ18
の下方に対向させて板状のポンチ受け部材36が配置さ
れ、この部材36は前記カッター受け14に着脱可能に固定
され、これらの上面が同一水平面に配置されている。そ
して、ポンチ18は、カッター10とカッターガイド16とが
嵌まる内径に形成されており、下端(先端)部外周面が
先細のテーパーによって鋭利にされている。 なお、第1図中、37は、支持台1の天板1cに形成され支
持面1aに開口する多数の空気吹き出し口であり、これら
はコンプレッサー送風機などの前記圧縮空気供給源に接
続されている。また、第1図中、38は支持台1外の適所
に設置した制御装置、39は積層物、40は非通気性シー
ト、41は裁断線、42はポンチ18により打ち抜き孔であ
り、第2図中、43,44はカッターヘッド9内に装着され
たポンチ18の上,下位置規制用のリミットスイッチであ
る。 次に、以上のように構成された一実施例の裁断装置の動
作について説明する。 まず、第1図、第2図に示すように、支持台1の支持面
1a上に、布地などからなる多数のシート材を積層した積
層物39を、これの上,下面に配置した塩化ビニルなどの
可撓性を有する非通気性シート40とともに載置する。な
お、積層物39および非通気性シート40の載置時にはカッ
ター10,ポンチ18,積層物押え板12,35は上昇させてお
く。非通気性シート40によつて積層物39の吸気管2と対
向する側面以外の上,下面と周囲を覆い、非通気性シー
ト40の側縁部によって吸気口2aの上,下面外側を覆い非
通気性テープ46で吸気管2に貼り付けるとともに、積層
物39の側面を当接させる。この状態で、吸気源3を駆動
させ、可撓性ホース4などを介して吸気口2aから吸気す
ることにより、積層物39を厚さ方向に圧縮して、これの
両側面を吸気口2aに圧着させる。 次に、吸気管駆動装置45の電動機を駆動させることによ
って、吸気管2とともに積層物39および非通気性シート
40は一体に支持台1の支持面1aをX方向に移動する。こ
の際、積層物39と非通気性シート40とは、支持面1a上に
移動邪魔になる突起物がなく、また、支持台1の天板1c
に設けた吹き出し口37から支持面1a上に空気を吹出すこ
とにより、支持面1aと積層物39下面の非通気性シート40
との間に摩擦抵抗がなくなるので、積層物39と非通気性
シート40とが支持面1a上を円滑にしかも容易に移動す
る。 また、カッターヘッド駆動装置の電動機を駆動させるこ
とによって、カッターヘッド9はこれに装着したカッタ
ー10、管状ポンチ18などともに梁部材8の長手方向であ
るY方向に移動する。これと同時に、前記カッターヘッ
ド駆動装置によって、カッター受け14は塞ぎ板13ととも
にカッターヘッド9と同一方向に同期して移動する。し
たがって、カッターヘッド9に装着したカッター10およ
びポンチ18と、カッター受け14に設けたカッター受け筒
15およびポンチ受け部材36とは、上下に相対向した状態
を常に維持して積層物39に対しX,Y両方向に相対移動す
る。 前述したX,Y方向の移動によって、ポンチ18を積層物39
上の裁断開始位置の上方に位置させてX,Y方向の移動を
停止させる。続いて、積層物押え用エアシリンダ34を上
昇動作させ、ピストンロック34aを介して積層物押え板3
5を下降させ、この押え下35で積層物39および非通気性
シート40をカッター受け14のポンチ受け部材36上に押し
付ける。これとともに、ポンチ昇降機構25の電動機20を
駆動させてポンチ昇降ねじ軸19を正回転させ、このねじ
軸19とめねじ筒21とのねじ嵌合によってポンチ保持筒22
をポンチ18と一体に下降させる。これと同時または若干
遅らせてポンチ回転機構29の電動機を駆動させ、スプラ
イン軸26、駆動歯車27、従動歯車28を介してポンチ18を
垂直軸回りに回転させる。これらの動作によって、ポン
チ18が回転しつつ下降し、積層物押え板35でポンチ受け
部材36に押し付けられている積層物39および非通気性シ
ート40を厚さ方向の全体にわたって打ち抜き、打ち抜き
屑をポンチ18の下端部内に保持させる。この場合に、積
層物39および非通気性シート40を積層物押え板35でポン
チ受け部材36に押し付けた状態で、ポンチ18を回転させ
つつ垂直に下降させ、積層物39および非通気性シート40
をポンチ18で打ち抜くので、積層物39の厚さが厚い時で
も、正確な位置に打ち抜き孔42を形成することができ
る。ポンチ18の先端部がポンチ受け部材36に若干喰込ん
だ後、ポンチ昇降機構25の電動機20によってポンチ昇降
ねじ軸19を逆回転させ、ポンチ回転機構29によってポン
チ18を回転させつつ上昇復帰させ、ポンチ18の上昇およ
び回転を停止する。続いて、前記エアシリンダ34を上昇
動作させて積層物押え板35も上昇復帰させる。そして、
ポンチ18の先端部が積層物39および非通気性シート40の
上方に離れた上昇復帰動作中以後の適時に、吸気装置30
の吸気発生機構32を動作させることで、ポンチ18内に保
持した抜き屑を、吸引管31、吸気発生機構32を経て抜き
屑入れ45に取出して収容する。 次に、カッターヘッド9およびカッター受け14をY方向
に若干移動させ、カッター10をポンチ18による打ち抜き
孔42の真上に位置させて停止させる。この状態で、押え
板昇降装置によってカッター案内棒11と積層物押え板12
とを下降させ、この押え板12によって積層物39および非
通気性シート40の前記抜き孔42外周側部分をカッター受
け14上に圧着させる。この状態で、カッター昇降装置に
よってカッター10をカッターガイド16と一体に下降さ
せ、これらの下端(先端)部を抜き孔42に挿通してカッ
ター受け筒15に嵌挿する。この状態で、前述したように
吸気管2とともに積層物39と非通気性シート40をX方向
に移動させ、カッターヘッド9をY方向に移動させ、さ
らにカッター操作装置にカッター10とカッター受け筒15
とをカッター10の移動方向に向けて、積層物39と非通気
性シート40の裁断を開始し、これらを所望形状の裁断線
41に裁断する。その後、カッター10および積層物押え板
12を上昇復帰させる。そして、前述した動作を繰り返
す。 なお、前述した裁断動作は、ポンチ18による孔あけ以外
は、前記特願昭62−100955号の裁断装置と同様である。 この実施例において、1つの積層物の複数個所にポンチ
によって孔を形成する場合には、全部または互いに近接
した孔を予め形成した後に、これらの孔を利用してカッ
ターによる裁断を行ってもよい。また、この実施例にお
いて、抜き屑で抜き屑入れが満たされた場合は、裁断装
置の停止時に抜き屑入れから蓋を開くなどして、抜き屑
を除去することが必要である。 前述した実施例では、吸気発生機構として圧縮空気を用
いるものについて述べたが、この発明は、真空ポンプや
電動機による送風翼の回転で吸気し、抜き屑を吸引除去
するようにしてもよく、カッターはカッターガイドのな
い第6図に示すようなものを用いてもよく、この場合に
は管状ポンチの内径を実施例のものより小さくできる。 次に、この発明の他の実施例について説明する。第8
図,第9図および第10図は、前記一実施例の第2図,第
4図および第5図にそれぞれ対応する他の実施例を示
す。第8図,第9図および第10図において、第1図ない
し第6図と同符号は対応する部分を示し、47は圧縮空気
供給装置であり、この装置47は図示しない圧縮機または
これと連通する圧力タンクなどの圧縮空気源に圧縮空気
供給ホース48が接続され、このホース48の途中に電磁開
閉弁49が設けられ、電磁開閉弁49は取付金具50よってカ
ッター受け14下面に固定されている。前記ホース48は先
端部が垂直に配置されてカッター受け14に固着され、カ
ッター受け14に設けたポンチ受け部材36には管状ポンチ
18と同心状に対向して前記受け部材36上面に開口し、前
記ポンチ18の内径より小孔径の空気吹出孔36aが垂直に
形成され、この噴出孔36aの下端にホース48の先端部が
下方から接続されている。そして、前記ポンチ18の上端
部には排出管51が前記一実施例の吸引管31(第2図参
照)の場合と同様に嵌合され、排出管49の下流側には吸
気装置を設けずに通気性を有する抜き屑入れ33が接続さ
れている。なお、この実施例の前述した以外の構成は、
第1図ないし第6図に示す実施例と同様である。そし
て、第8図ないし第10図に示す実施例ではポンチ18を下
降させて積層物39および非通気性シート40を厚さ方向の
全体にわたって打ち抜き、打ち抜き屑をポンチ18の下端
部内に保持させる。その短時間後に、電磁開閉弁49を開
き、図示しない圧縮機によって圧縮空気を供給ホース48
を経て吹出孔36aに吹き出し、ポンチ18の下端部内に保
持された打ち抜き屑を下方から押し上げ、ポンチ18、排
出管51を経て抜き屑入れ33に収容する。前記のようにし
てポンチ18から打ち抜き屑を吹き出して除去した後、電
磁開閉弁49を閉じ、ポンチ18を上昇復帰させる。なお、
この実施例の前述した以外の動作は、第1図ないし第6
図に示す実施例と同様である。 前記両実施例ではカッターとポンチとをY方向に並べて
設けたが、この発明はカッターとポンチとをX方向に並
べるなど、これらの相対位置は適宜変更できる。また、
この発明のポンチは、手動操作でポンチの挿入位置とポ
ンチの位置を合せるようにしてもよいが、制御装置によ
って自動的にポンチの位置を合せ、ポンチであけた孔に
カッターを自動的に位置合せしてもよい。さらに、この
発明は、支持台などの支持部材上に積層物を保持し、こ
の積層物を動かすことなく、カッターヘッドによってカ
ッターをX,Y方向に水平移動させる裁断装置にも適用で
き、この場合にもカッターヘッドと同期してX,Y方向の
少なくとも一方にカッター受けを移動させることが必要
である。
る。 第1図および第2図において、1は支持台であり、支持
台1は脚1bによって床面上に固定され、矩形状の支持面
1aを有する支持部材すなわち天板1cが脚1b上に固定され
ている。支持台1の支持面1aの長辺に沿う両側縁部にX
方向に連動する左,右1対の吸気管2が設けられてい
る。吸気管2は、対向面に多数の吸気口2aが設けられ、
床面上に設置されたバキュームポンプなどの吸気源3に
可撓性ホース4などを介して接続されている。また、支
持台1の左,右両側部にX方向の全長にわたってガイド
レール5が固定され、これらのレール5に吸気管2が水
平往復走行可能に支持され、支持台1にレール5と平行
にチェーンまたはタイミングベルトからなる無端帯6が
架設され、これらの無端帯6に吸気管2がそれぞれ連結
され、無端帯6駆動用の正逆回転する電動機(図示せ
ず)が後述する左,右フレーム7内の一方に設けられ、
これらを主要部材として吸気管駆動装置45が構成されて
いる。支持台1両側のX方向中央部には前記フレーム7
が固定され、フレーム7の天板1c上方に突出する上端部
にはその短辺と平行なY方向に梁部材8が架設され、梁
部材8のレール8aにY方向に水平往復動可能にカッター
ヘッド9が支持されている。カッターヘッド9には、第
3図ないし第5図にも示すように、下方に垂直に延びる
細長いナイフ状のカッター10の上部が昇降および垂直軸
回り回動可能に保持されている。カッターヘッド9の下
方には昇降可能にカッター案内棒11の上端部が保持さ
れ、カッターヘッド9,下方に延びるカッター案内棒11の
下端部には積層物押え板12が固定され、この押え板12に
カッター10が昇降可能に挿通支持されている。そして、
カッターヘッド9はカッターヘッド駆動装置によっY方
向に水平往復動し、カッター10はカッター昇降装置によ
って垂直に昇降すると共に、カッター操向装置の案内筒
17に係合されて垂直軸回りに回動し、カッター案内棒11
は押え板昇降装置によって垂直に昇降するようにそれぞ
れ構成されている。また、支持台1の支持面1aにY方向
に沿う案内溝1dが形成され、案内溝1dは、カッターヘッ
ド9の真下に配置されている。案内溝1dには多数の塞ぎ
板13がY方向に往復動可能に支持され、塞ぎ板13間には
後述するカッター受け14が介在され、塞ぎ板13およびカ
ッター受け14が屈曲可能に無端状に連結され、カッター
受け14は前記カッターヘッド駆動装置(図示省略)によ
ってカッターヘッド9と同方向に同期駆動されるように
構成されている。カッターに受け14にはカッター受け筒
15が垂直な軸回りに回動可能に保持され、カッター受け
筒15はカッター10の真下に配置され、カッター10が嵌ま
って支持される操向用の孔15aが形成されている。そし
て、カッター受け筒15は前記カッター操向装置によって
カッター10と同方向に同期駆動されるように構成されて
いる。なお、この実施例の前述した構成は、この発明の
出願人が先に提案した特願昭62−100955号(昭和62年4
月23日出願)の裁断装置と実質的に同様であるが、第3
図ないし第5図、第7図に示すように、カッター10の後
部に断面ほぼコ字形のカッターガイド16が嵌合固定して
あり、カッター受け筒15の孔15aはカッター10とカッタ
ーガイド16とが嵌まる断面形状に形成されている。 この実施例は、管状ポンチ18がカッターヘッド9に昇降
および垂直軸回り回転可能にカッター10のY方向に近接
して装着されている。すなわち、ポンピ昇降機構25は、
カッターヘッド9内に垂直なポンチ昇降ねじ軸19が回動
可能に昇降が拘束されて支持され、このねじ軸19は、カ
ッターヘッド9内に固定されて正逆回転するポンチ昇降
用電動機20からプーリーおよび無端ベルトを介して駆動
力が伝達されるように構成されている。ポンチ昇降ねじ
軸19にねじ嵌合された雌ねじ筒21は、ポンチ保持筒22に
固定され、この保持筒22に前記ポンチ18の上部が回動可
能に昇降が拘束されて、保持されている。前記保持筒22
には、上,下ガイドローラ23が左,右に枢着され、これ
らのローラ23はカッターヘッド9内に垂直に固定された
ガイドレール24に係合支持されている。また、ポンチ回
転機構29は、カッターヘッド9内に垂直なスプライン軸
26が回動可能に昇降が拘束されて支持され、このスプラ
イン軸26は、カッターヘッド9内に固定されたポンチ回
転用電動機(図示せず)からプーリーおよび無端ベルト
を介して駆動力が伝達されるように構成されている。ス
プライン軸26に昇降可能に係合された駆動歯車27に従動
歯車28が噛み合され、従動歯車28はポンチ18の保持筒22
上に突出した部分に固定されている。ポンチ18の従動歯
車28上に突出した上端部には、吸気装置30の吸引管31の
上流側端部が昇降可能に嵌合されていることで、ポンチ
18の上端が吸気装置30に接続されている。なお、吸引管
31とポンチ18との嵌合長さは、ポンチ18の下降端でもこ
れが吸引管31から外れない長さにしてある。吸気装置30
は、吸引管31のカッターヘッド9上に延ばした部分に、
圧縮空気の下流方向への噴出によってポンチ18内から吸
気する吸気発生機構32が設けられ、これより下流側に通
気性を有する抜き屑入れ33が接続されている。なお、第
2図中32aは圧縮空気取り入れ口であり、この取り入れ
口は、支持台1などに設けられた圧縮空気供給源に、可
撓性ホース(ともに図示せず)などを介して接続されて
いる。カッターヘッド9内の下部には積層物押え用のエ
アシリンダー34が固定され、このシリンダー34のピスト
ンロッド34aがカッターヘッド9の下方に垂直に延び、
ピストンロッド34aの下端部には積層物押え板35が固定
されている。積層物押え板35にはポンチ18の下端部が昇
降可能に挿通される孔35aが形成されている。ポンチ18
の下方に対向させて板状のポンチ受け部材36が配置さ
れ、この部材36は前記カッター受け14に着脱可能に固定
され、これらの上面が同一水平面に配置されている。そ
して、ポンチ18は、カッター10とカッターガイド16とが
嵌まる内径に形成されており、下端(先端)部外周面が
先細のテーパーによって鋭利にされている。 なお、第1図中、37は、支持台1の天板1cに形成され支
持面1aに開口する多数の空気吹き出し口であり、これら
はコンプレッサー送風機などの前記圧縮空気供給源に接
続されている。また、第1図中、38は支持台1外の適所
に設置した制御装置、39は積層物、40は非通気性シー
ト、41は裁断線、42はポンチ18により打ち抜き孔であ
り、第2図中、43,44はカッターヘッド9内に装着され
たポンチ18の上,下位置規制用のリミットスイッチであ
る。 次に、以上のように構成された一実施例の裁断装置の動
作について説明する。 まず、第1図、第2図に示すように、支持台1の支持面
1a上に、布地などからなる多数のシート材を積層した積
層物39を、これの上,下面に配置した塩化ビニルなどの
可撓性を有する非通気性シート40とともに載置する。な
お、積層物39および非通気性シート40の載置時にはカッ
ター10,ポンチ18,積層物押え板12,35は上昇させてお
く。非通気性シート40によつて積層物39の吸気管2と対
向する側面以外の上,下面と周囲を覆い、非通気性シー
ト40の側縁部によって吸気口2aの上,下面外側を覆い非
通気性テープ46で吸気管2に貼り付けるとともに、積層
物39の側面を当接させる。この状態で、吸気源3を駆動
させ、可撓性ホース4などを介して吸気口2aから吸気す
ることにより、積層物39を厚さ方向に圧縮して、これの
両側面を吸気口2aに圧着させる。 次に、吸気管駆動装置45の電動機を駆動させることによ
って、吸気管2とともに積層物39および非通気性シート
40は一体に支持台1の支持面1aをX方向に移動する。こ
の際、積層物39と非通気性シート40とは、支持面1a上に
移動邪魔になる突起物がなく、また、支持台1の天板1c
に設けた吹き出し口37から支持面1a上に空気を吹出すこ
とにより、支持面1aと積層物39下面の非通気性シート40
との間に摩擦抵抗がなくなるので、積層物39と非通気性
シート40とが支持面1a上を円滑にしかも容易に移動す
る。 また、カッターヘッド駆動装置の電動機を駆動させるこ
とによって、カッターヘッド9はこれに装着したカッタ
ー10、管状ポンチ18などともに梁部材8の長手方向であ
るY方向に移動する。これと同時に、前記カッターヘッ
ド駆動装置によって、カッター受け14は塞ぎ板13ととも
にカッターヘッド9と同一方向に同期して移動する。し
たがって、カッターヘッド9に装着したカッター10およ
びポンチ18と、カッター受け14に設けたカッター受け筒
15およびポンチ受け部材36とは、上下に相対向した状態
を常に維持して積層物39に対しX,Y両方向に相対移動す
る。 前述したX,Y方向の移動によって、ポンチ18を積層物39
上の裁断開始位置の上方に位置させてX,Y方向の移動を
停止させる。続いて、積層物押え用エアシリンダ34を上
昇動作させ、ピストンロック34aを介して積層物押え板3
5を下降させ、この押え下35で積層物39および非通気性
シート40をカッター受け14のポンチ受け部材36上に押し
付ける。これとともに、ポンチ昇降機構25の電動機20を
駆動させてポンチ昇降ねじ軸19を正回転させ、このねじ
軸19とめねじ筒21とのねじ嵌合によってポンチ保持筒22
をポンチ18と一体に下降させる。これと同時または若干
遅らせてポンチ回転機構29の電動機を駆動させ、スプラ
イン軸26、駆動歯車27、従動歯車28を介してポンチ18を
垂直軸回りに回転させる。これらの動作によって、ポン
チ18が回転しつつ下降し、積層物押え板35でポンチ受け
部材36に押し付けられている積層物39および非通気性シ
ート40を厚さ方向の全体にわたって打ち抜き、打ち抜き
屑をポンチ18の下端部内に保持させる。この場合に、積
層物39および非通気性シート40を積層物押え板35でポン
チ受け部材36に押し付けた状態で、ポンチ18を回転させ
つつ垂直に下降させ、積層物39および非通気性シート40
をポンチ18で打ち抜くので、積層物39の厚さが厚い時で
も、正確な位置に打ち抜き孔42を形成することができ
る。ポンチ18の先端部がポンチ受け部材36に若干喰込ん
だ後、ポンチ昇降機構25の電動機20によってポンチ昇降
ねじ軸19を逆回転させ、ポンチ回転機構29によってポン
チ18を回転させつつ上昇復帰させ、ポンチ18の上昇およ
び回転を停止する。続いて、前記エアシリンダ34を上昇
動作させて積層物押え板35も上昇復帰させる。そして、
ポンチ18の先端部が積層物39および非通気性シート40の
上方に離れた上昇復帰動作中以後の適時に、吸気装置30
の吸気発生機構32を動作させることで、ポンチ18内に保
持した抜き屑を、吸引管31、吸気発生機構32を経て抜き
屑入れ45に取出して収容する。 次に、カッターヘッド9およびカッター受け14をY方向
に若干移動させ、カッター10をポンチ18による打ち抜き
孔42の真上に位置させて停止させる。この状態で、押え
板昇降装置によってカッター案内棒11と積層物押え板12
とを下降させ、この押え板12によって積層物39および非
通気性シート40の前記抜き孔42外周側部分をカッター受
け14上に圧着させる。この状態で、カッター昇降装置に
よってカッター10をカッターガイド16と一体に下降さ
せ、これらの下端(先端)部を抜き孔42に挿通してカッ
ター受け筒15に嵌挿する。この状態で、前述したように
吸気管2とともに積層物39と非通気性シート40をX方向
に移動させ、カッターヘッド9をY方向に移動させ、さ
らにカッター操作装置にカッター10とカッター受け筒15
とをカッター10の移動方向に向けて、積層物39と非通気
性シート40の裁断を開始し、これらを所望形状の裁断線
41に裁断する。その後、カッター10および積層物押え板
12を上昇復帰させる。そして、前述した動作を繰り返
す。 なお、前述した裁断動作は、ポンチ18による孔あけ以外
は、前記特願昭62−100955号の裁断装置と同様である。 この実施例において、1つの積層物の複数個所にポンチ
によって孔を形成する場合には、全部または互いに近接
した孔を予め形成した後に、これらの孔を利用してカッ
ターによる裁断を行ってもよい。また、この実施例にお
いて、抜き屑で抜き屑入れが満たされた場合は、裁断装
置の停止時に抜き屑入れから蓋を開くなどして、抜き屑
を除去することが必要である。 前述した実施例では、吸気発生機構として圧縮空気を用
いるものについて述べたが、この発明は、真空ポンプや
電動機による送風翼の回転で吸気し、抜き屑を吸引除去
するようにしてもよく、カッターはカッターガイドのな
い第6図に示すようなものを用いてもよく、この場合に
は管状ポンチの内径を実施例のものより小さくできる。 次に、この発明の他の実施例について説明する。第8
図,第9図および第10図は、前記一実施例の第2図,第
4図および第5図にそれぞれ対応する他の実施例を示
す。第8図,第9図および第10図において、第1図ない
し第6図と同符号は対応する部分を示し、47は圧縮空気
供給装置であり、この装置47は図示しない圧縮機または
これと連通する圧力タンクなどの圧縮空気源に圧縮空気
供給ホース48が接続され、このホース48の途中に電磁開
閉弁49が設けられ、電磁開閉弁49は取付金具50よってカ
ッター受け14下面に固定されている。前記ホース48は先
端部が垂直に配置されてカッター受け14に固着され、カ
ッター受け14に設けたポンチ受け部材36には管状ポンチ
18と同心状に対向して前記受け部材36上面に開口し、前
記ポンチ18の内径より小孔径の空気吹出孔36aが垂直に
形成され、この噴出孔36aの下端にホース48の先端部が
下方から接続されている。そして、前記ポンチ18の上端
部には排出管51が前記一実施例の吸引管31(第2図参
照)の場合と同様に嵌合され、排出管49の下流側には吸
気装置を設けずに通気性を有する抜き屑入れ33が接続さ
れている。なお、この実施例の前述した以外の構成は、
第1図ないし第6図に示す実施例と同様である。そし
て、第8図ないし第10図に示す実施例ではポンチ18を下
降させて積層物39および非通気性シート40を厚さ方向の
全体にわたって打ち抜き、打ち抜き屑をポンチ18の下端
部内に保持させる。その短時間後に、電磁開閉弁49を開
き、図示しない圧縮機によって圧縮空気を供給ホース48
を経て吹出孔36aに吹き出し、ポンチ18の下端部内に保
持された打ち抜き屑を下方から押し上げ、ポンチ18、排
出管51を経て抜き屑入れ33に収容する。前記のようにし
てポンチ18から打ち抜き屑を吹き出して除去した後、電
磁開閉弁49を閉じ、ポンチ18を上昇復帰させる。なお、
この実施例の前述した以外の動作は、第1図ないし第6
図に示す実施例と同様である。 前記両実施例ではカッターとポンチとをY方向に並べて
設けたが、この発明はカッターとポンチとをX方向に並
べるなど、これらの相対位置は適宜変更できる。また、
この発明のポンチは、手動操作でポンチの挿入位置とポ
ンチの位置を合せるようにしてもよいが、制御装置によ
って自動的にポンチの位置を合せ、ポンチであけた孔に
カッターを自動的に位置合せしてもよい。さらに、この
発明は、支持台などの支持部材上に積層物を保持し、こ
の積層物を動かすことなく、カッターヘッドによってカ
ッターをX,Y方向に水平移動させる裁断装置にも適用で
き、この場合にもカッターヘッドと同期してX,Y方向の
少なくとも一方にカッター受けを移動させることが必要
である。
以上説明したように、この発明によれば、積層物の支持
部材上方に配設したカッターヘッドに管状ポンチを昇降
可能に装着し、支持部材上の積層物の裁断開始位置の上
方に前記ポンチを位置させてカッターヘッドを停止さ
せ、ポンチを下降させて積層物に貫通させ、ポンチの先
端部をカッターヘッド下方のカッター受けに設けたポン
チ受け部材に当接させることで、積層物を厚さ方向の全
体に打ち抜き、抜き屑をポンチ内に保持させてポンチを
上昇復帰させ、その後、ポンチによる打ち抜き孔にカッ
ターを合せて下降させ、その先端部を打ち抜き孔に挿通
してカッター受けの孔に嵌め、この状態でカッターを移
動させて積層物の裁断を開始することができることによ
り、次の効果が得られる。すなわち、カッターの下降時
に積層物の厚さが厚くても、カッターが曲がることなく
積層物を垂直に貫通し、裁断ずれを起すことなく、積層
物を正確に裁断でき、カッターの先端部がカッター受け
の孔に位置ずれなく嵌まり、カッターの先端部が破損す
ることもなく、積層物の途中の任意位置から何らの支障
なくカッターによる裁断を開始できる。さらに、この発
明によれば、ポンチ内に保持した抜き屑を、吸気装置ま
たは圧縮空気供給装置の駆動によってポンチ外に除去す
ることができ、次のポンチの下降による積層物の打ち抜
き動作が確実にできるという効果も得られる。
部材上方に配設したカッターヘッドに管状ポンチを昇降
可能に装着し、支持部材上の積層物の裁断開始位置の上
方に前記ポンチを位置させてカッターヘッドを停止さ
せ、ポンチを下降させて積層物に貫通させ、ポンチの先
端部をカッターヘッド下方のカッター受けに設けたポン
チ受け部材に当接させることで、積層物を厚さ方向の全
体に打ち抜き、抜き屑をポンチ内に保持させてポンチを
上昇復帰させ、その後、ポンチによる打ち抜き孔にカッ
ターを合せて下降させ、その先端部を打ち抜き孔に挿通
してカッター受けの孔に嵌め、この状態でカッターを移
動させて積層物の裁断を開始することができることによ
り、次の効果が得られる。すなわち、カッターの下降時
に積層物の厚さが厚くても、カッターが曲がることなく
積層物を垂直に貫通し、裁断ずれを起すことなく、積層
物を正確に裁断でき、カッターの先端部がカッター受け
の孔に位置ずれなく嵌まり、カッターの先端部が破損す
ることもなく、積層物の途中の任意位置から何らの支障
なくカッターによる裁断を開始できる。さらに、この発
明によれば、ポンチ内に保持した抜き屑を、吸気装置ま
たは圧縮空気供給装置の駆動によってポンチ外に除去す
ることができ、次のポンチの下降による積層物の打ち抜
き動作が確実にできるという効果も得られる。
第1図はこの発明の一実施例による積層物の裁断装置を
示す一部を切り欠いた斜視図、第2図は同カッターヘッ
ド部分の垂直断面図、第3図は同カッター受け部分の垂
直断面説明図、第4図および第5図は同ポンチおよびカ
ッターの動作説明用断面図、第6図および第7図はカッ
ターおよびガイド付きカッターの水平断面図、第8図は
この発明の他の実施例による積層物の裁断装置を示すカ
ッターヘッド部分の垂直断面図、第9図は同カッター受
け部分の垂直断面図、第10図は同ポンチおよびカッター
の動作説明用断面図である。 1……支持台、1c……天板(支持部材)、2……吸気
管、3……吸気源、7……フレーム、8……梁部材、9
……カッターヘッド、10……カッター、13……塞ぎ板、
14……カッター受け、15……カッター受け筒、15a……
孔、16……カッターガイド、18……管状ポンチ、25……
ポンチ昇降機構、29……ポンチ回転機構、30……吸気装
置、31……吸気管、32……吸気発生機構、33……抜き屑
入れ、34……エアシリンダー、35……積層物押え板、36
……ポンチ受け部材、39……積層物、40……非通気性シ
ート、41……裁断線、42……打ち抜き孔、47……圧縮空
気供給装置、48……圧縮空気供給ホース、49……電磁開
閉弁、51……排出管。
示す一部を切り欠いた斜視図、第2図は同カッターヘッ
ド部分の垂直断面図、第3図は同カッター受け部分の垂
直断面説明図、第4図および第5図は同ポンチおよびカ
ッターの動作説明用断面図、第6図および第7図はカッ
ターおよびガイド付きカッターの水平断面図、第8図は
この発明の他の実施例による積層物の裁断装置を示すカ
ッターヘッド部分の垂直断面図、第9図は同カッター受
け部分の垂直断面図、第10図は同ポンチおよびカッター
の動作説明用断面図である。 1……支持台、1c……天板(支持部材)、2……吸気
管、3……吸気源、7……フレーム、8……梁部材、9
……カッターヘッド、10……カッター、13……塞ぎ板、
14……カッター受け、15……カッター受け筒、15a……
孔、16……カッターガイド、18……管状ポンチ、25……
ポンチ昇降機構、29……ポンチ回転機構、30……吸気装
置、31……吸気管、32……吸気発生機構、33……抜き屑
入れ、34……エアシリンダー、35……積層物押え板、36
……ポンチ受け部材、39……積層物、40……非通気性シ
ート、41……裁断線、42……打ち抜き孔、47……圧縮空
気供給装置、48……圧縮空気供給ホース、49……電磁開
閉弁、51……排出管。
Claims (2)
- 【請求項1】積層物を支持する支持部材の上方に水平移
動するカッターヘッドを配設し、このカッターヘッドと
同方向に同期移動するカッター受けを装着した積層物の
裁断装置において、前記カッターヘッドに昇降および垂
直軸回りに回動するナイフ状のカッターを装着し、上記
カッターヘッドにカッターが嵌まる内径の管状ポンチを
昇降可能に装着し、このポンチの上端部に抜き屑吸い取
り用の吸気装置を接続し、前記ポンチの下方に対向させ
て前記カッター受けにポンチ受け部材を設けたことを特
徴とする積層物の裁断装置。 - 【請求項2】積層物を支持する支持部材の上方に水平移
動するカッターヘッドを配設し、このカッターヘッドと
同方向に同期移動するカッター受けを装着した積層物を
裁断装置において、前記カッターヘッドに昇降および垂
直軸回りに回動するナイフ状のカッターを装着し、上記
カッターヘッドにカッターが嵌まる内径の管状ポンチを
昇降可能に装着し、このポンチの下方に対向させて前記
カッター受けにポンチ受け部材を設け、このポンチ受け
部材に前記管状ポンチと対向して前記受け部材上面に開
口する空気吹出孔を設け、この空気吹出孔に抜き屑吹き
出し用の圧縮空気供給装置を接続したことを特徴とする
積層物の裁断装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-220524 | 1988-09-05 | ||
| JP22052488 | 1988-09-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0310789A JPH0310789A (ja) | 1991-01-18 |
| JPH0741574B2 true JPH0741574B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=16752361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1144227A Expired - Lifetime JPH0741574B2 (ja) | 1988-09-05 | 1989-06-08 | 積層物の裁断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741574B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103590205A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-02-19 | 诸暨市新信机电科技有限公司 | 一种雕孔绣花机 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7755286B2 (ja) * | 2021-07-15 | 2025-10-16 | 宮川工機株式会社 | 板材加工装置 |
| JP7738885B2 (ja) * | 2021-07-15 | 2025-09-16 | 宮川工機株式会社 | 板材加工装置 |
-
1989
- 1989-06-08 JP JP1144227A patent/JPH0741574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103590205A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-02-19 | 诸暨市新信机电科技有限公司 | 一种雕孔绣花机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0310789A (ja) | 1991-01-18 |
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