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JPH0742418B2 - 染料組成物、染色方法、及び染色蛋白繊維 - Google Patents
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JPH0742418B2 - 染料組成物、染色方法、及び染色蛋白繊維 - Google Patents

染料組成物、染色方法、及び染色蛋白繊維

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JPH0742418B2
JPH0742418B2 JP3331789A JP33178991A JPH0742418B2 JP H0742418 B2 JPH0742418 B2 JP H0742418B2 JP 3331789 A JP3331789 A JP 3331789A JP 33178991 A JP33178991 A JP 33178991A JP H0742418 B2 JPH0742418 B2 JP H0742418B2
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fiber
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fibers
dye composition
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阿部稔
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染料組成物、それを用
いる染色方法、及び該染料組成物により染色されたタン
パク繊維およびポリアミド繊維に関し、さらに詳細に
は、安全性の保証された既存の特定染料を組み合わせる
ことにより、人工頭髪用繊維素材を毛髪色に適合させて
染色することを可能にした染料組成物、それを用いる染
色方法、及び該染料組成物により染色された、人体に対
して安全性の高い人工頭髪用繊維素材に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維素材を衣料用以外の分野に応用する
ことは、一般に広く行われており、例えば、自動車内装
材やインテリア材料などの分野においても応用されてい
ることは周知のことである。。
【0003】この応用範囲は、繊維素材およびその用途
に適合した染色剤の応用開発の進展、製品の差別化、消
費者の高級感指向から、益々広がっており、人工頭髪用
に繊維素材を応用することも広く行われている。
【0004】例えば、かつらの人工毛として繊維素材を
用いることはよく知られたことであり、この繊維素材の
染色のために、希望する毛髪色に適合した染料、日光堅
牢度に優れた染料などが開発されている。
【0005】最近では、この人工頭髪用への繊維素材の
応用例として、繊維素材を1mm以下に裁断したもの
を、髪の薄くなった部分にふりかけることにより地肌が
隠され、また、裁断した繊維が静電気により髪に付着す
ることにより髪が太く見える効果を有する商品が市場を
賑わしている。
【0006】この裁断した短繊維は、毛髪色に適合した
色、例えば黒色、茶色などに染められており、また、簡
易に使用できることから、かつらにかわる人工頭髪用繊
維として注目されている。
【0007】前記短繊維は、セルロース繊維、蛋白繊
維、合成繊維など種々の繊維が使用され、また、使用す
る繊維にあわせて適切な染料で染色されている。
【0008】例えば、セルロース繊維であるレーヨンを
0.3〜0.5mmに裁断したものを、直接染料、反応
染料、建染染料などを用いて任意の色に染めたものが市
場にでている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の人工頭髪用繊維においては、以下に記すような問題
点があった。
【0010】すなわち、従来の人工頭髪用繊維の染色に
用いている染料は、人体に対する安全性が保証されてい
ないため、人体特に頭皮と接触する繊維にそれらの染料
を用いることは、安全性について未知の部分が多い化学
物質が頭皮と接触することになり、また、短繊維の場合
は目や口にはいることがあり、安全上疑問視されている
という問題点があった。
【0011】そのため、人体に対する安全性の保証され
た染料により染色した人工頭髪用繊維の出現が待ち望ま
れていた。
【0012】しかし、安全性の保証された染料を用い
て、毛髪色に適合した色をだすことに成功した例はなか
った。
【0013】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、安全性の保証された既存の特定染料を組み合わ
せることに成功し、その結果、安全性を保持しつつ、人
工頭髪用繊維素材を毛髪色に適合させて染色することを
可能にした染料組成物、それを用いる染色方法、及び該
染料組成物により染色された、人体に対して安全性の高
い人工頭髪用繊維素材を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、 (1) 一般式化1で表される化合物と、一般式化2で
表される化合物と、一般式化3で表される化合物と、一
般式化4で表される化合物と、からなる蛋白繊維または
ポリアミド繊維の染料組成物。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】
【化4】
【0019】(2) 一般式化1で表される化合物と、
一般式化2で表される化合物と、一般式化3で表される
化合物と、からなる蛋白繊維またはポリアミド繊維の染
料組成物。
【0020】(3)(1)記載の染料組成物を用いるこ
とを特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色方
法。
【0021】(4)(2)記載の染料組成物を用いるこ
とを特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色方
法。
【0022】(5)(1)記載の染料組成物を用いて染
色した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
【0023】(6)(2)記載の染料組成物を用いて染
色した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
【0024】(7)(5)または(6)記載の蛋白繊維
またはポリアミド繊維からなる人工頭髪繊維。
【0025】(8) 一般式化1で表される化合物が1
0〜30重量%、一般式化2で表される化合物が35〜
55重量%、一般式化3で表される化合物が2〜15重
量%、一般式化4で表される化合物が15〜35重量%
の組成比である(1)記載の染料組成物。
【0026】(9) 一般式化1で表される化合物が2
0〜50重量%、一般式化2で表される化合物が10〜
35重量%、一般式化3で表される化合物が30〜55
重量%の組成比である(2)記載の染料組成物。
【0027】(10)(8)記載の染料組成物を用いる
ことを特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色
方法。
【0028】(11)(9)記載の染料組成物を用いる
ことを特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色
方法。
【0029】(12)(8)記載の染料組成物を用いて
染色した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
【0030】(13)(9)記載の染料組成物を用いて
染色した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
【0031】(14)(8)または(9)記載の染料組
成物を用いて染色した羊毛短繊維。
【0032】(15)(8)または(9)記載の染料組
成物を用いて染色した絹短繊維。
【0033】(16)(8)または(9)記載の染料組
成物を用いて染色したナイロン短繊維。
【0034】(17)(14)または(15)記載の羊
毛短繊維または絹短繊維からなる人工頭髪繊維。
【0035】(18)(16)記載のナイロン短繊維か
らなる人工頭髪繊維。
【0036】を提供するものである。
【0037】すなわち、米国において食品用、医薬品用
または化粧品用として登録されている染料、すなわち一
般式化1で表される化合物(FD&C Yellow No.
5、C.I.19140)と、一般式化2で表される化合
物(FD&C Blue No.1、C.I.42090)と、
一般式化3で表される化合物(D&C Red No.2
2、C.I.45380)と、一般式化4で表される化合
物(D&C Orange No.4、C.I.15510)と、
を用いることにより、安全性を保持しつつ、人工頭髪用
繊維素材を毛髪色に適合させて染色することを可能にし
た染料組成物、それを用いる染色方法、及び該染料組成
物により染色された、人体に対して安全性の高い人工頭
髪用繊維素材を提供し、上記課題を達成するものであ
る。
【0038】なお、本発明において、蛋白繊維とは蛋白
質を成分とする繊維をいい、例えば、絹、羊毛、カシミ
ア、ヤギ毛などの獣毛繊維や羽毛繊維などの天然の動物
繊維、大豆や牛乳などの蛋白質からつくった再生蛋白繊
維などが含まれる。
【0039】また、本発明において、ポリアミド繊維と
はアミド基をもつ合成高分子の繊維をいい、例えば、ナ
イロン、ノーメックス、ケブラー29、ケブラー49な
どが含まれる。
【0040】
【実施例】以下本発明を実施例によって更に具体的に説
明する。
【0041】実施例1 一般式化1で表される化合物1.2g、一般式化2で表
される化合物2.6g、一般式化3で表される化合物
0.4g、一般式化4で表される化合物1.4gを混合
粉砕して染料組成物を得た。
【0042】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめ羊毛繊
維を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したも
の100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて5分
洗浄し、さらに水で洗浄して、精錬羊毛短繊維を得た。
【0043】この精錬羊毛短繊維を前記染浴に加えて6
0℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、
脱水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエ
ロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0044】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、黒色の羊毛短繊維を得た。
【0045】実施例2 一般式化1で表される化合物1.2g、一般式化2で表
される化合物2.6g、一般式化3で表される化合物
0.4g、一般式化4で表される化合物1.4gを混合
粉砕して染料組成物を得た。
【0046】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめ絹繊維
を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したもの
100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて5分洗
浄し、さらに水で洗浄して、精錬絹短繊維を得た。
【0047】この精錬絹短繊維を前記染浴に加えて60
℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、脱
水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエロ
ジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0048】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、黒色の絹短繊維を得た。
【0049】実施例3 一般式化1で表される化合物1.2g、一般式化2で表
される化合物2.6g、一般式化3で表される化合物
0.4g、一般式化4で表される化合物1.4gを混合
粉砕して染料組成物を得た。
【0050】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめナイロ
ン繊維を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕し
たもの100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて
5分洗浄し、さらに水で洗浄して、精錬ナイロン短繊維
を得た。
【0051】この精錬ナイロン短繊維を前記染浴に加え
て60℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄
し、脱水機で脱水した。これにAEROSIL200
(アエロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2
g加えて、分散処理をした。
【0052】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、黒色のナイロン短繊維を得
た。
【0053】実施例4 一般式化1で表される化合物0.64g、一般式化2で
表される化合物0.528g、一般式化3で表される化
合物0.86gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0054】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめ羊毛繊
維を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したも
の100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて5分
洗浄し、さらに水で洗浄して、精錬羊毛短繊維を得た。
【0055】この精錬羊毛短繊維を前記染浴に加えて6
0℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、
脱水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエ
ロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0056】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、焦茶色の羊毛短繊維を得
た。
【0057】実施例5 一般式化1で表される化合物0.64g、一般式化2で
表される化合物0.528g、一般式化3で表される化
合物0.86gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0058】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめ絹繊維
を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したもの
100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて5分洗
浄し、さらに水で洗浄して、精錬絹短繊維を得た。
【0059】この精錬絹短繊維を前記染浴に加えて60
℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、脱
水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエロ
ジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0060】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、焦茶色の絹短繊維を得た。
【0061】実施例6 一般式化1で表される化合物0.64g、一般式化2で
表される化合物0.528g、一般式化3で表される化
合物0.86gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0062】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめナイロ
ン繊維を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕し
たもの100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて
5分洗浄し、さらに水で洗浄して、精錬ナイロン短繊維
を得た。
【0063】この精錬ナイロン短繊維を前記染浴に加え
て60℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄
し、脱水機で脱水した。これにAEROSIL200
(アエロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2
g加えて、分散処理をした。
【0064】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、焦茶色のナイロン短繊維を
得た。
【0065】実施例7 一般式化1で表される化合物0.64g、一般式化2で
表される化合物0.368g、一般式化3で表される化
合物0.69gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0066】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめ羊毛繊
維を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したも
の100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて5分
洗浄し、さらに水で洗浄して、精錬羊毛短繊維を得た。
【0067】この精錬羊毛短繊維を前記染浴に加えて6
0℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、
脱水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエ
ロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0068】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、茶色の羊毛短繊維を得た。
【0069】実施例8 一般式化1で表される化合物0.64g、一般式化2で
表される化合物0.368g、一般式化3で表される化
合物0.69gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0070】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめ絹繊維
を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したもの
100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて5分洗
浄し、さらに水で洗浄して、精錬絹短繊維を得た。
【0071】この精錬絹短繊維を前記染浴に加えて60
℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、脱
水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエロ
ジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0072】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、茶色の絹短繊維を得た。
【0073】実施例9 一般式化1で表される化合物0.64g、一般式化2で
表される化合物0.368g、一般式化3で表される化
合物0.69gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0074】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。つぎに、あらかじめナイロ
ン繊維を切断して0.3〜0.5mmの大きさに粉砕し
たもの100gを、60〜70℃のセッケン水に加えて
5分洗浄し、さらに水で洗浄して、精錬ナイロン短繊維
を得た。
【0075】この精錬ナイロン短繊維を前記染浴に加え
て60℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄
し、脱水機で脱水した。これにAEROSIL200
(アエロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2
g加えて、分散処理をした。
【0076】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、茶色のナイロン短繊維を得
た。
【0077】実施例10 一般式化1で表される化合物0.34g、一般式化2で
表される化合物0.14g、一般式化3で表される化合
物0.44gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0078】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。
【0079】つぎに、あらかじめ羊毛繊維を切断して
0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したもの100g
を、60〜70℃のセッケン水に加えて5分洗浄し、さ
らに水で洗浄して、精錬羊毛短繊維を得た。
【0080】この精錬羊毛短繊維を前記染浴に加えて6
0℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、
脱水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエ
ロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0081】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、明茶色の羊毛短繊維を得
た。
【0082】実施例11 一般式化1で表される化合物0.34g、一般式化2で
表される化合物0.14g、一般式化3で表される化合
物0.44gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0083】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。
【0084】つぎに、あらかじめ絹繊維を切断して0.
3〜0.5mmの大きさに粉砕したもの100gを、6
0〜70℃のセッケン水に加えて5分洗浄し、さらに水
で洗浄して、精錬絹短繊維を得た。
【0085】この精錬絹短繊維を前記染浴に加えて60
℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄し、脱
水機で脱水した。これにAEROSIL200(アエロ
ジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2g加え
て、分散処理をした。
【0086】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、明茶色の絹短繊維を得た。
【0087】実施例12 一般式化1で表される化合物0.34g、一般式化2で
表される化合物0.14g、一般式化3で表される化合
物0.44gを混合粉砕して染料組成物を得た。
【0088】この染料組成物を60℃の温水5リットル
に加えて撹拌し染浴とした。
【0089】つぎに、あらかじめナイロン繊維を切断し
て0.3〜0.5mmの大きさに粉砕したもの100g
を、60〜70℃のセッケン水に加えて5分洗浄し、さ
らに水で洗浄して、精錬ナイロン短繊維を得た。
【0090】この精錬ナイロン短繊維を前記染浴に加え
て60℃で60分保った後、繊維を取り出し、水で洗浄
し、脱水機で脱水した。これにAEROSIL200
(アエロジル社製)を0.2g、塩化アンモニウムを2
g加えて、分散処理をした。
【0091】つぎに、脱水機で再度脱水し、60〜70
℃で10〜15分乾燥して、明茶色のナイロン短繊維を
得た。
【0092】実施例1ないし実施例12で得られた各色
の短繊維は、既存の人工頭髪用短繊維に比べて人体に対
する安全性ははるかに高く、頭皮と接触したり、目や口
に入っても安全上の問題は生じない。
【0093】また、実施例1ないし実施例12で得られ
た各色の短繊維は、既存の人工頭髪用短繊維と同様に使
用することができる。
【0094】すなわち、髪の薄くなった部分にふりかけ
ることにより地肌が隠され、また、裁断した繊維が静電
気により髪に付着することにより髪が太く見える効果を
有するとともに、希望の色を選択して簡易に使用するこ
とができる。
【0095】また、洗髪すれば簡単に落とすことがで
き、養毛剤との併用も可能であり、衣服についても色は
つかないという特徴も失われない。
【0096】以上実施例に基づいて本発明を説明してき
たが、本発明はこれらに限定されるわけではない。
【0097】例えば、本発明の染料組成物は、すべて酸
性染料から構成されているが、この酸性染料において用
いる公知の染色方法、染色助剤などを用いても差し支え
ない。
【0098】したがって、染浴も、硫酸または酢酸の酸
性浴であってもよい。
【0099】また、被染繊維も羊毛、絹、ナイロンに限
定されず、酸性染料で染色できる蛋白繊維およびポリア
ミド繊維であればよい。
【0100】実施例において用いた分散処理剤AERO
SIL200(アエロジル社製)は、化粧品分野で広く
使用されているものであり、また、塩化アンモニウムも
食品添加物用のものを用いているので、被染繊維に残存
しても人体に対する安全性は保証される。
【0101】この実施例における分散処理剤も、人体に
対して安全性の高いものであれば、異なる処理剤を使用
しても差し支えない。
【0102】また、実施例においては、あらかじめ被染
繊維を切断、粉砕してから染色しているが、染色後に被
染繊維を切断、粉砕してもよい。
【0103】本発明における染色組成物は、衣料品の染
色や、かつらの人工毛の染色にも用いることができ、人
体に対する安全性が要求される繊維素材の応用分野に使
用することもできる。
【0104】また、本発明における染色組成物は、実施
例において示されている配合比に限定されず、毛髪色、
趣向などにあわせて濃淡、明暗をつけるために配合比を
任意に変えることができ、また、実施例において示され
ている染料以外の染料も適宜加えることができる。
【0105】
【発明の効果】本発明では、安全性の保証された既存の
特定染料を組み合わせることにより染料組成物を得てい
るので、この染料組成物により染色された蛋白繊維およ
びポリアミド繊維は、人体に対する安全性が向上すると
いう効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 67/42 A D06P 3/24 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式化1で表される化合物と、一般式
    化2で表される化合物と、一般式化3で表される化合物
    と、一般式化4で表される化合物と、からなる蛋白繊維
    またはポリアミド繊維の染料組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
  2. 【請求項2】 一般式化1で表される化合物と、一般式
    化2で表される化合物と、一般式化3で表される化合物
    と、からなる蛋白繊維またはポリアミド繊維の染料組成
    物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の染料組成物を用いること
    を特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の染料組成物を用いること
    を特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の染料組成物を用いて染色
    した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の染料組成物を用いて染色
    した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載の蛋白繊維
    またはポリアミド繊維からなる人工頭髪繊維。
  8. 【請求項8】 一般式化1で表される化合物が10〜3
    0重量%、一般式化2で表される化合物が35〜55重
    量%、一般式化3で表される化合物が2〜15重量%、
    一般式化4で表される化合物が15〜35重量%の組成
    比である請求項1記載の染料組成物。
  9. 【請求項9】 一般式化1で表される化合物が20〜5
    0重量%、一般式化2で表される化合物が10〜35重
    量%、一般式化3で表される化合物が30〜55重量%
    の組成比である請求項2記載の染料組成物。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の染料組成物を用いるこ
    とを特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の染料組成物を用いるこ
    とを特徴とする蛋白繊維またはポリアミド繊維の染色方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の染料組成物を用いて染
    色した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の染料組成物を用いて染
    色した蛋白繊維またはポリアミド繊維。
  14. 【請求項14】 請求項8または請求項9記載の染料組
    成物を用いて染色した羊毛短繊維。
  15. 【請求項15】 請求項8または請求項9記載の染料組
    成物を用いて染色した絹短繊維。
  16. 【請求項16】 請求項8または請求項9記載の染料組
    成物を用いて染色したナイロン短繊維。
  17. 【請求項17】 請求項14または請求項15記載の羊
    毛短繊維または絹短繊維からなる人工頭髪繊維。
  18. 【請求項18】 請求項16記載のナイロン短繊維から
    なる人工頭髪繊維。
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