JPH0742886B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置Info
- Publication number
- JPH0742886B2 JPH0742886B2 JP17235587A JP17235587A JPH0742886B2 JP H0742886 B2 JPH0742886 B2 JP H0742886B2 JP 17235587 A JP17235587 A JP 17235587A JP 17235587 A JP17235587 A JP 17235587A JP H0742886 B2 JPH0742886 B2 JP H0742886B2
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- JP
- Japan
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- control
- air
- fuel ratio
- ignition timing
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- Expired - Lifetime
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関の制御装置の改良に関する。
(従来の技術) 機関の制御装置には、ノッキングを検出するセンサを設
けておき、ノッキングが生じると点火時期を遅角側に制
御しあるいは空燃比をノッキングが生じない側(リッチ
側)に変更するものがある(点火時期制御については、
特開昭60−26172号公報参照)。ここに、軽いノッキン
グ状態を生じるようなレベルを所定レベルとして設定
し、この所定レベルを目標値として点火時期や空燃比の
制御(このような制御を以下「ノック制御」と称す。)
が行なわれる。これは、機関に悪影響を与える強いノッ
キングは避けなければならないものの、軽いノッキング
はそれ自体機関に悪影響を与えるものでなく、燃焼効率
の向上により却って燃費が良好となるからである。
けておき、ノッキングが生じると点火時期を遅角側に制
御しあるいは空燃比をノッキングが生じない側(リッチ
側)に変更するものがある(点火時期制御については、
特開昭60−26172号公報参照)。ここに、軽いノッキン
グ状態を生じるようなレベルを所定レベルとして設定
し、この所定レベルを目標値として点火時期や空燃比の
制御(このような制御を以下「ノック制御」と称す。)
が行なわれる。これは、機関に悪影響を与える強いノッ
キングは避けなければならないものの、軽いノッキング
はそれ自体機関に悪影響を与えるものでなく、燃焼効率
の向上により却って燃費が良好となるからである。
一方、同じ燃料量なら最大のトルクが得られるように点
火時期を制御することが出力向上の点より望ましい。そ
こで、点火時期がMBT(最大トルクを与える最小進角
値)となるように制御(この制御を以下「MBT制御」と
称す。)を行うものがある(特開昭61−16268号公報参
照)。たとえば、機関の筒内圧が最大となるクランク角
(このクランク角を以下単に「筒内圧最大クランク角」
と称す。)Θpmaxまたは図示平均有効圧Piの検出値が予
め与えた目標値と一致するように、検出値と目標値との
偏差に基づくフィードバック量にて点火時期が修正制御
される。
火時期を制御することが出力向上の点より望ましい。そ
こで、点火時期がMBT(最大トルクを与える最小進角
値)となるように制御(この制御を以下「MBT制御」と
称す。)を行うものがある(特開昭61−16268号公報参
照)。たとえば、機関の筒内圧が最大となるクランク角
(このクランク角を以下単に「筒内圧最大クランク角」
と称す。)Θpmaxまたは図示平均有効圧Piの検出値が予
め与えた目標値と一致するように、検出値と目標値との
偏差に基づくフィードバック量にて点火時期が修正制御
される。
また、ノッキング制御とMBT制御とが組み合わされるこ
とも多い。ここに、両者の関係ではノックング制御が優
先される。以下には両者の組み合わせの制御を「ノック
−MBT制御」と称す。
とも多い。ここに、両者の関係ではノックング制御が優
先される。以下には両者の組み合わせの制御を「ノック
−MBT制御」と称す。
さらに、個体差や経時変化に伴う誤差の解消を目的とし
て、点火時期制御や空燃比制御に学習機能を備えさせた
ものも提案されている(空燃比制御について特開昭55−
96339号公報参照)。
て、点火時期制御や空燃比制御に学習機能を備えさせた
ものも提案されている(空燃比制御について特開昭55−
96339号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、機関の高負荷時はノッキングが生じやすくか
つ大きな出力が要求される運転域であるから、ノック制
御を行いつつ混合気を濃くして出力を高める必要がある
が、高負荷域でも定常時になると、過渡状態ほどには出
力が要求されるわけではないので、走行性能お落さない
範囲で空燃比をできるだけリーン化することができれば
無駄な燃料消費を抑えることができる。
つ大きな出力が要求される運転域であるから、ノック制
御を行いつつ混合気を濃くして出力を高める必要がある
が、高負荷域でも定常時になると、過渡状態ほどには出
力が要求されるわけではないので、走行性能お落さない
範囲で空燃比をできるだけリーン化することができれば
無駄な燃料消費を抑えることができる。
ここに、このような制御を行おうとすれば、ノック−MB
T制御と空燃比制御とをともに、すなわち要求に応じて
点火時期と空燃比とをともに制御することが必要とな
る。しかしながら、従来例ではノック制御の内容は点火
時期あるいは空燃比の一方のみの制御であるため、両方
をともに制御するものではない。これは、ノッキングを
回避する点にだけ主眼が置かれているためで、高負荷定
常時においてはなるたけ空燃比をリーン化して燃費向上
をも図るということまでは考慮されていないからであ
る。
T制御と空燃比制御とをともに、すなわち要求に応じて
点火時期と空燃比とをともに制御することが必要とな
る。しかしながら、従来例ではノック制御の内容は点火
時期あるいは空燃比の一方のみの制御であるため、両方
をともに制御するものではない。これは、ノッキングを
回避する点にだけ主眼が置かれているためで、高負荷定
常時においてはなるたけ空燃比をリーン化して燃費向上
をも図るということまでは考慮されていないからであ
る。
一方、高負荷定常時にはノッキング以外にも熱負荷に対
する措置、すなわち排気温度が所定値を越えないように
制御を行うことが必要となる。たとえば、高回転時に排
気弁後流の温度が所定値を越えたり低回転時に触媒後流
の温度が所定値を越えたりすると、機関本体や触媒を傷
めてしまうからである。
する措置、すなわち排気温度が所定値を越えないように
制御を行うことが必要となる。たとえば、高回転時に排
気弁後流の温度が所定値を越えたり低回転時に触媒後流
の温度が所定値を越えたりすると、機関本体や触媒を傷
めてしまうからである。
さらに、圧縮比,空気量センサの検出精度あるいは燃焼
室の冷却効率の相違にて空燃比や点火時期にばらつきを
生じ、これにて最大トルク点や最低燃費点から外れてく
ることを考慮すると、学習機能を付与することも必要で
ある。
室の冷却効率の相違にて空燃比や点火時期にばらつきを
生じ、これにて最大トルク点や最低燃費点から外れてく
ることを考慮すると、学習機能を付与することも必要で
ある。
この発明はこのような従来の問題点を解決することを目
的とする。
的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、第1図に示すように、ノッキングを検出す
るセンサ1と、このノッキングセンサ1の検出信号をノ
ッキング強度に応じた信号に変換する手段2と、筒内圧
最大クランク角Θpmaxまたは図示平均有効圧Pi(これら
を「MBT相関量」と称す。)を検出する手段3と、空燃
比を一定に保ちながら前記ノッキング強度に応じた信号
とその目標値との偏差と、前記MBT相関量の検出値と目
標値との各々から得られる点火時期のフィードバック量
(たとえばβ)と点火時期に関する学習値(LADV)に基
づいて、ノッキング強度が所定値を超えない範囲内で点
火時期をMBTに近づけるノック−MBT制御を行う手段4
と、前記MBT相関量の検出値とその目標値との偏差を最
小とする点火時期のフィードバック量(β)に基づいて
前記点火時期に関する学習値を更新する手段5と、点火
時期を一定に保ちながら前記ノッキング強度に応じた信
号とその目標値との偏差から得られる空燃比フィードバ
ック量(たとえばδ×α)と空燃比に関する学習値(LF
BA)に基づいてノック制御を行う手段6と、前記MBT相
関量の検出値とその目標値との偏差を最小とする空燃比
のフィードバック量(δ×α)に基づいて前記空燃比に
関する学習値を更新する手段7と、高負荷定常時でかつ
排気温度(たとえば排気後流や触媒後流の温度)が所定
値以下の制御条件であるかどうかを判定する手段10と、
この制御条件であることが判定されたときに前記点火時
期によるノック−MBT制御と空燃比によるノック制御と
を所定のタイミングで(たとえば所定時間毎または所定
回転毎)に切り替える手段11とを設けた。なお、8は運
転条件検出手段、9は排気温度検出手段である。
るセンサ1と、このノッキングセンサ1の検出信号をノ
ッキング強度に応じた信号に変換する手段2と、筒内圧
最大クランク角Θpmaxまたは図示平均有効圧Pi(これら
を「MBT相関量」と称す。)を検出する手段3と、空燃
比を一定に保ちながら前記ノッキング強度に応じた信号
とその目標値との偏差と、前記MBT相関量の検出値と目
標値との各々から得られる点火時期のフィードバック量
(たとえばβ)と点火時期に関する学習値(LADV)に基
づいて、ノッキング強度が所定値を超えない範囲内で点
火時期をMBTに近づけるノック−MBT制御を行う手段4
と、前記MBT相関量の検出値とその目標値との偏差を最
小とする点火時期のフィードバック量(β)に基づいて
前記点火時期に関する学習値を更新する手段5と、点火
時期を一定に保ちながら前記ノッキング強度に応じた信
号とその目標値との偏差から得られる空燃比フィードバ
ック量(たとえばδ×α)と空燃比に関する学習値(LF
BA)に基づいてノック制御を行う手段6と、前記MBT相
関量の検出値とその目標値との偏差を最小とする空燃比
のフィードバック量(δ×α)に基づいて前記空燃比に
関する学習値を更新する手段7と、高負荷定常時でかつ
排気温度(たとえば排気後流や触媒後流の温度)が所定
値以下の制御条件であるかどうかを判定する手段10と、
この制御条件であることが判定されたときに前記点火時
期によるノック−MBT制御と空燃比によるノック制御と
を所定のタイミングで(たとえば所定時間毎または所定
回転毎)に切り替える手段11とを設けた。なお、8は運
転条件検出手段、9は排気温度検出手段である。
(作用) 空燃比を一定に保持しながらの点火時期によるノック−
MBT制御と点火時期を一定に保持しながらの空燃比によ
るノック制御との併合制御において、いずれもMBT相関
量の検出値とその目標値との偏差が最小となる点が、最
大トルクを確保しつつ燃費が最低となる点(最適制御
点)として模索される。これにより、過渡時ほどには出
力が要求されない高負荷定常時において、最大トルクを
得つつも無駄に燃料が消費されることが防止される。
MBT制御と点火時期を一定に保持しながらの空燃比によ
るノック制御との併合制御において、いずれもMBT相関
量の検出値とその目標値との偏差が最小となる点が、最
大トルクを確保しつつ燃費が最低となる点(最適制御
点)として模索される。これにより、過渡時ほどには出
力が要求されない高負荷定常時において、最大トルクを
得つつも無駄に燃料が消費されることが防止される。
しかも、2つの併合制御のうち各制御は点火時期と空燃
比を同時に変化させるのではなく、いずれか一方のみを
変化させるようにしているので、点火時期と空燃比とを
同時に変化させる場合に比べて制御が簡略化され、これ
により制御の応答性が高まる。
比を同時に変化させるのではなく、いずれか一方のみを
変化させるようにしているので、点火時期と空燃比とを
同時に変化させる場合に比べて制御が簡略化され、これ
により制御の応答性が高まる。
さらに、各制御は所定のタイミングで、たとえば所定時
間毎に実行されるので、一定周期で最適制御点を模索し
ていることになり、これにより少々の運転変化があって
も十分対処することができる。
間毎に実行されるので、一定周期で最適制御点を模索し
ていることになり、これにより少々の運転変化があって
も十分対処することができる。
また、検出される排気温度が排温限界内に収まるように
することで、排気関や触媒が熱負荷より保護される。な
お、学習機能の付与により制御が高精度に保持されるこ
とはいうまでもない。
することで、排気関や触媒が熱負荷より保護される。な
お、学習機能の付与により制御が高精度に保持されるこ
とはいうまでもない。
(実施例) 本発明をV型6気筒機関に適用した実施例を第2図に示
すと、23Aの23Bは点火プラグの座金部に装着する座金型
筒内圧センサで、センサ23Aと23Bの出力する電荷量はチ
ャージアンプ24Aと24Bにて電圧値に変換され、このチャ
ージアンプ出力は筒内圧信号としてマルチプレクサ40に
入力される。この筒内圧信号を用いて筒内圧最大クラン
ク角(Θpmax)の検出値が計算される。
すと、23Aの23Bは点火プラグの座金部に装着する座金型
筒内圧センサで、センサ23Aと23Bの出力する電荷量はチ
ャージアンプ24Aと24Bにて電圧値に変換され、このチャ
ージアンプ出力は筒内圧信号としてマルチプレクサ40に
入力される。この筒内圧信号を用いて筒内圧最大クラン
ク角(Θpmax)の検出値が計算される。
一方、チャージアンプ出力はノッキング信号検出回路25
Aと25Bに入力されて、ノッキングに固有の高周波の信号
だけが分離され、このノッキング信号もマルチプレクサ
40に入力される。
Aと25Bに入力されて、ノッキングに固有の高周波の信号
だけが分離され、このノッキング信号もマルチプレクサ
40に入力される。
29はクラン角の単位角度(たとえば1゜)毎の信号と所
定角度(120゜)毎の信号(基準信号)を発生するクラ
ンク角センサで、入出力ポート(I/O)39に入力され
る。単位角度信号からは機関回転数Nが求められ、基準
位置信号からは気筒判別がなされる。
定角度(120゜)毎の信号(基準信号)を発生するクラ
ンク角センサで、入出力ポート(I/O)39に入力され
る。単位角度信号からは機関回転数Nが求められ、基準
位置信号からは気筒判別がなされる。
31は吸入空気量Qaを検出するセンサ(たとえばフラップ
式やホットワイヤ式のエアフローメータ)32は理論空燃
比だけでなくそれ以外の空燃比をも検出することのでき
るセンサ、33と34はそれぞれ排気弁後流と触媒後流の排
気温度を検出するセンサで、各センサからの信号はマル
チプレクサ40に入力される。
式やホットワイヤ式のエアフローメータ)32は理論空燃
比だけでなくそれ以外の空燃比をも検出することのでき
るセンサ、33と34はそれぞれ排気弁後流と触媒後流の排
気温度を検出するセンサで、各センサからの信号はマル
チプレクサ40に入力される。
35はセンサ類からの各種の信号が入力されるコントロー
ルユニットで、CPU36,ROM37,RAM38及びI/O39のほかマル
チプレクサ40,A/D変換器41及びデジタルポート42を備え
る。コントロールユニット35では、運転条件信号と空燃
比及び点火時期の各フィードバック信号に基づいて出力
すべき燃料噴射パルス幅(出力噴射パルス幅)Tiと、出
力すべき点火進角値(出力進角値)ADVとをそれぞれ演
算し、これを噴射パルスと点火パルスに変換して図示し
ない燃料噴射弁と点火装置に向け出力する。
ルユニットで、CPU36,ROM37,RAM38及びI/O39のほかマル
チプレクサ40,A/D変換器41及びデジタルポート42を備え
る。コントロールユニット35では、運転条件信号と空燃
比及び点火時期の各フィードバック信号に基づいて出力
すべき燃料噴射パルス幅(出力噴射パルス幅)Tiと、出
力すべき点火進角値(出力進角値)ADVとをそれぞれ演
算し、これを噴射パルスと点火パルスに変換して図示し
ない燃料噴射弁と点火装置に向け出力する。
さて、第3図は絞り弁全開付近の定常条件下(一定回転
数かつ一定負荷)において機関に及ぼす空燃比と点火時
期の影響を示しており、同図に基づいてこの発明の制御
の考えかたを説明すると、その手順は下記のようにな
る。なお、MBT相関量として筒内圧最大クランク角Θpam
axを採用する場合で説明する。第3図に示すノック限界
及び排温限界並びにMBTラインが各特性は1つの高負荷
定常時において定まる関係にずぎず、多少の運転変化の
相違について各特性の相対位置網変化する。
数かつ一定負荷)において機関に及ぼす空燃比と点火時
期の影響を示しており、同図に基づいてこの発明の制御
の考えかたを説明すると、その手順は下記のようにな
る。なお、MBT相関量として筒内圧最大クランク角Θpam
axを採用する場合で説明する。第3図に示すノック限界
及び排温限界並びにMBTラインが各特性は1つの高負荷
定常時において定まる関係にずぎず、多少の運転変化の
相違について各特性の相対位置網変化する。
(1)高負荷時になると空燃比のフィードバック制御が
停止され、空燃比はリッチ側に、点火時期は遅角側にさ
れる。この場合に、定常時であることが判定されると制
御が開始される。いま仮に制御開始を図示のL点とす
る。
停止され、空燃比はリッチ側に、点火時期は遅角側にさ
れる。この場合に、定常時であることが判定されると制
御が開始される。いま仮に制御開始を図示のL点とす
る。
(2)まず、そのときの空燃比を一定としてΘpmaxの検
出遅がその目標遅(後述するΘ2)となるように点火時
期によるノック−MBT制御を行う。この制御を所定時間
行うと、Θpmaxの検出値とその目標値との偏差の絶対値
(|ΔΘpmax|)を極小とする点に落ち着く、同図で落
ち着く点はM点である。
出遅がその目標遅(後述するΘ2)となるように点火時
期によるノック−MBT制御を行う。この制御を所定時間
行うと、Θpmaxの検出値とその目標値との偏差の絶対値
(|ΔΘpmax|)を極小とする点に落ち着く、同図で落
ち着く点はM点である。
(3)M点がサーチされたら、M点の点火時期のフィー
ドバック量(β)に基づいて点火時期に関する学習値
(LADV)の更新を行う。
ドバック量(β)に基づいて点火時期に関する学習値
(LADV)の更新を行う。
(4)今度は、そのときの点火時期を一定として空燃比
によるノック制御を行う。なだし、ノック制御中に変化
する空燃比のフィードバック量(δ×α)と対応付けて
|ΔΘpmax|を記憶しておく。このノック制御を所定時
間行うと、ノック限界のN点に達する。
によるノック制御を行う。なだし、ノック制御中に変化
する空燃比のフィードバック量(δ×α)と対応付けて
|ΔΘpmax|を記憶しておく。このノック制御を所定時
間行うと、ノック限界のN点に達する。
(5)N点がサーチされたら、記憶された一群の|ΔΘ
pmax|の中からその値を極小とする点の空燃比のフィー
ドバック量(δ×α)に基づいて空燃比に関する学習値
(LFBA)の更新を行う。
pmax|の中からその値を極小とする点の空燃比のフィー
ドバック量(δ×α)に基づいて空燃比に関する学習値
(LFBA)の更新を行う。
(6)高負荷定常時である限り排温限界内で前記(2)
ないし(5)のプロセスを所定のタイミングで繰り返
す。
ないし(5)のプロセスを所定のタイミングで繰り返
す。
ここに、これらの制御を要約すれば、点火時期によるノ
ック−MBT制御と空燃比によるノック制御を交互に行う
ことで、トルク最大点を模索しつつ可能な限り空燃比を
リーン化し、しかもこの制御を排温限界内で行わせるこ
とである。ただし、第3図は一例に過ぎず、この例をも
含めた制御は第4図で果たされる。すなわち、第4図は
制御全体の流れを示し、いわばOS的な意味合いを有す
る。
ック−MBT制御と空燃比によるノック制御を交互に行う
ことで、トルク最大点を模索しつつ可能な限り空燃比を
リーン化し、しかもこの制御を排温限界内で行わせるこ
とである。ただし、第3図は一例に過ぎず、この例をも
含めた制御は第4図で果たされる。すなわち、第4図は
制御全体の流れを示し、いわばOS的な意味合いを有す
る。
第4図においては、従来より行なわれている点火時期に
よるノック−MBT制御(ステップ)をそっくり用いる
とともに、空燃比制御(ステップ)を若干修正するこ
とにより本発明の併合制御を行う。そこで、前提となる
これらの制御を先に説明する。
よるノック−MBT制御(ステップ)をそっくり用いる
とともに、空燃比制御(ステップ)を若干修正するこ
とにより本発明の併合制御を行う。そこで、前提となる
これらの制御を先に説明する。
(I)空燃比制御 空燃比制御においては出力噴射パルス幅Tiが、第5図
(A)と第5図(B)に示すように Ti=Tp×TFBA×LFBA×α+Ts にて計算される(ステップ64)。ただし、Tp(=K×Qa
/N、ただしKは定数である。)は基本パルス幅、TFBAは
目標空燃比を与える基本値、LFBAは空燃比の学習値、α
は空燃比センサ32からの信号に基づいて演算されるフィ
ードバック量、Tsは無効パルス幅である。なお、TFBAと
LFBAはNとQaをパラメータとするテーブルから読み出さ
れる(ステップ51,52)。Tiは角度同期でI/Oレジスタに
ストアされる(ステップ65)。
(A)と第5図(B)に示すように Ti=Tp×TFBA×LFBA×α+Ts にて計算される(ステップ64)。ただし、Tp(=K×Qa
/N、ただしKは定数である。)は基本パルス幅、TFBAは
目標空燃比を与える基本値、LFBAは空燃比の学習値、α
は空燃比センサ32からの信号に基づいて演算されるフィ
ードバック量、Tsは無効パルス幅である。なお、TFBAと
LFBAはNとQaをパラメータとするテーブルから読み出さ
れる(ステップ51,52)。Tiは角度同期でI/Oレジスタに
ストアされる(ステップ65)。
ただし、この例では従来例と相違して、新たに空燃比の
リーン化係数δを導入し、Tiを Ti=Tp×TFBA×LFBA×δ×α+Ts にて計算させる(ステップ62,64)。ここに、δを導入
する理由は第4図のステップで空燃比によるノック制
御を行う場合に必要となるからである。したがって、ス
テップではδが1.0の値を持つにすぎない。
リーン化係数δを導入し、Tiを Ti=Tp×TFBA×LFBA×δ×α+Ts にて計算させる(ステップ62,64)。ここに、δを導入
する理由は第4図のステップで空燃比によるノック制
御を行う場合に必要となるからである。したがって、ス
テップではδが1.0の値を持つにすぎない。
(II)ノック−MBT制御 当該制御はノッキングが生じているかどうかにてノック
制御とMBT制御に分かれるが、いずれも点火時期のフィ
ードバック量は同一の記号βとして把握される。ここに
ノッキングが生じているかどうかの判定は、第6図
(C)に示すように、1つの気筒の1燃焼時に得られる
ノッキング信号の積分値(S)とその移動平均値()
との比較により行なわれて(ステップ81〜83,86)、S
≧SL+(ただしSLは所定値)ならノッキング有りと判
定されてノックフラグ(FKN)が立つ(ステップ83,8
4)。ここに、フラグが立つとはフラグの値が1になる
ことを意味する。以下においても同じ意味で使用する。
制御とMBT制御に分かれるが、いずれも点火時期のフィ
ードバック量は同一の記号βとして把握される。ここに
ノッキングが生じているかどうかの判定は、第6図
(C)に示すように、1つの気筒の1燃焼時に得られる
ノッキング信号の積分値(S)とその移動平均値()
との比較により行なわれて(ステップ81〜83,86)、S
≧SL+(ただしSLは所定値)ならノッキング有りと判
定されてノックフラグ(FKN)が立つ(ステップ83,8
4)。ここに、フラグが立つとはフラグの値が1になる
ことを意味する。以下においても同じ意味で使用する。
(i)ノック制御 第6図(B)に示すようにFKNの値の判定により、ノッ
ク有りのときは前回のフィードバック量(β′)から所
定値d1(>0)だけ遅角させた値(β′−d1)を今回の
フィードバック量βとする(ステップ73,74)。なお、
「′」にて前回の値であることを意味させるものとす
る。この記号も以下において同じ意味で使用する。
ク有りのときは前回のフィードバック量(β′)から所
定値d1(>0)だけ遅角させた値(β′−d1)を今回の
フィードバック量βとする(ステップ73,74)。なお、
「′」にて前回の値であることを意味させるものとす
る。この記号も以下において同じ意味で使用する。
(ii)MBT制御 ノックを生じてない場合には今回のフィードバック量β
が β=β′+k1×ΔΘpmax にて計算される(ステップ73,75)。ただし、同式にお
いてΔΘpmaxはΘpmaxの検出値とその目標値Θ2との偏
差、k1は定数である。
が β=β′+k1×ΔΘpmax にて計算される(ステップ73,75)。ただし、同式にお
いてΔΘpmaxはΘpmaxの検出値とその目標値Θ2との偏
差、k1は定数である。
ここに、第7図に示す筒内圧の波形図において、圧縮上
死点(TDC)後に所定クランク角Θ1,Θ2及びΘ3を定
め、これら3点のクランク角に対応して筒内圧P1,P2及
びP3を検出すれば、この検出値より2次曲線近似を用い
てΘpmaxの検出値が求められ、求めたΘpmaxの検出値の
予め定めた目標値Θ2との偏差からΔΘpmaxが求まる。
死点(TDC)後に所定クランク角Θ1,Θ2及びΘ3を定
め、これら3点のクランク角に対応して筒内圧P1,P2及
びP3を検出すれば、この検出値より2次曲線近似を用い
てΘpmaxの検出値が求められ、求めたΘpmaxの検出値の
予め定めた目標値Θ2との偏差からΔΘpmaxが求まる。
(iii)そして、全体としては出力進角値ADVが、第6図
(B)に示すように、 ADV=TADV+LADV+β にて計算される(ステップ76)。ただし、TADVは基本進
角値、LADVは点火進角値の学習値で、TADVとLADVはNと
Qaをパラメータとするテーブルから読み出される(第6
図(A))。ADVも角度同期でI/Oレジスタにストアされ
る(ステップ77)。
(B)に示すように、 ADV=TADV+LADV+β にて計算される(ステップ76)。ただし、TADVは基本進
角値、LADVは点火進角値の学習値で、TADVとLADVはNと
Qaをパラメータとするテーブルから読み出される(第6
図(A))。ADVも角度同期でI/Oレジスタにストアされ
る(ステップ77)。
さて、第4図に戻り、以上説明した第5図(A)ないし
第7図はステップとの内容であったが、以下に説明
する第4図の各ステップもこれらのステップに対応して
構成した第8図ないし第11図のルーチンを用いて詳述す
る。なお、これらのルーチンは一定周期毎(たとえば4m
sec毎)あるいは所定クランク角度毎に実行される。
第7図はステップとの内容であったが、以下に説明
する第4図の各ステップもこれらのステップに対応して
構成した第8図ないし第11図のルーチンを用いて詳述す
る。なお、これらのルーチンは一定周期毎(たとえば4m
sec毎)あるいは所定クランク角度毎に実行される。
本発明の制御はステップで制御条件を満足することが
判定された場合に開始される。第8図はこの制御条件判
定ルーチンを示し、機関負荷相当量(たとえば吸入空気
量Qaや吸気絞り弁開度)が所定値(Qa0)以上で、かつ
前回と今回の機関負荷相当量の差(ΔQa)及び前回と今
回の回転数の差(ΔN)がともに所定値(ΔQa0とΔ
N0)以下である場合を高負荷定常時であると判定してフ
ラグ(FCONT)を立てる(ステップ91〜94)。
判定された場合に開始される。第8図はこの制御条件判
定ルーチンを示し、機関負荷相当量(たとえば吸入空気
量Qaや吸気絞り弁開度)が所定値(Qa0)以上で、かつ
前回と今回の機関負荷相当量の差(ΔQa)及び前回と今
回の回転数の差(ΔN)がともに所定値(ΔQa0とΔ
N0)以下である場合を高負荷定常時であると判定してフ
ラグ(FCONT)を立てる(ステップ91〜94)。
そして、高負荷定常時であることが判定されると(FCON
T=1)、ステップに進み、検出した排気温度が排温
限界内にあるかどうかを判定すう。これを実行するのが
第9図のルーチンである。同図では、排気温度(高回転
時は排気弁後流の温度EXTEMPについて、低回転時は触媒
後流の温度CATTEMPについて)と所定値(EXTEMPに対し
てTe、CATTEMPに対してTc)とが比較され(ステップ10
2,105)、すなわちEXTEMPとTeの比較、CATTEMPとTcが比
較され、比較結果に応じて2つのフラグ(FOK1とFOK2)
を立てる。ここに、各フラグに示した数字の1,2でそれ
ぞれ高回転時,低回転時を意味させるものとする。な
お、Te,TcはNとQaをパラメータとするテーブルから読
み出される。
T=1)、ステップに進み、検出した排気温度が排温
限界内にあるかどうかを判定すう。これを実行するのが
第9図のルーチンである。同図では、排気温度(高回転
時は排気弁後流の温度EXTEMPについて、低回転時は触媒
後流の温度CATTEMPについて)と所定値(EXTEMPに対し
てTe、CATTEMPに対してTc)とが比較され(ステップ10
2,105)、すなわちEXTEMPとTeの比較、CATTEMPとTcが比
較され、比較結果に応じて2つのフラグ(FOK1とFOK2)
を立てる。ここに、各フラグに示した数字の1,2でそれ
ぞれ高回転時,低回転時を意味させるものとする。な
お、Te,TcはNとQaをパラメータとするテーブルから読
み出される。
そして、これら2つのフラグの値にて排気温度が排温限
界内にあることが判定されると(FOK1=1またはFOK2=
1)、ステップへと進み、所定時間毎(たとえば数秒
毎)に、それぞれステップ,とステップ,を交
互に切り換えて行わせる。
界内にあることが判定されると(FOK1=1またはFOK2=
1)、ステップへと進み、所定時間毎(たとえば数秒
毎)に、それぞれステップ,とステップ,を交
互に切り換えて行わせる。
このうち、ステップではそのときの空燃比を一定に保
ちながら点火時期によるノック−MBT制御を行なう。こ
こに、空燃比を一定にしている点を除けば、点火時期に
よるノック−MBT制御は、ステップで実行されるとこ
ろと同様であり、ステップの内容は第6図(A)と第
6図(B)で前述した通りである。これにより、所定時
間もすれば、Θpmaxの検出値とその目標値との偏差の絶
対値(|ΔΘpmax|)が極小となる点がサーチされる。
ちながら点火時期によるノック−MBT制御を行なう。こ
こに、空燃比を一定にしている点を除けば、点火時期に
よるノック−MBT制御は、ステップで実行されるとこ
ろと同様であり、ステップの内容は第6図(A)と第
6図(B)で前述した通りである。これにより、所定時
間もすれば、Θpmaxの検出値とその目標値との偏差の絶
対値(|ΔΘpmax|)が極小となる点がサーチされる。
次に、ステップにおいて、|ΔΘpmax|を極小とする
点の点火時期のフィードバック量(β)に基づいて点火
時期に関する学習値の更新を行う。たとえば点火進角値
に関する学習値(LADV)がβを用いて、 LADV=LADV′+β により計算される。
点の点火時期のフィードバック量(β)に基づいて点火
時期に関する学習値の更新を行う。たとえば点火進角値
に関する学習値(LADV)がβを用いて、 LADV=LADV′+β により計算される。
一方、ステップでは点火時期を一定に保ちながら、空
燃比によるノック制御を行う。ここに、空燃比によるノ
ック制御では、ノック有りと判定したときには空燃比を
リッチ側にし、ノックなしのときは空燃比をリーン側に
する。これは、第3図からも明らかなように、運転点を
ノック限界から遠ざけるには空燃比をリッチ側にすれば
良いからである。
燃比によるノック制御を行う。ここに、空燃比によるノ
ック制御では、ノック有りと判定したときには空燃比を
リッチ側にし、ノックなしのときは空燃比をリーン側に
する。これは、第3図からも明らかなように、運転点を
ノック限界から遠ざけるには空燃比をリッチ側にすれば
良いからである。
このような制御を行うのが第10に示すルーチンで、ノッ
ク有りと判定したときは、燃料増量のため前回の空燃比
リーン化係数(δ′)に所定値(d2、ただしd2>0)だ
け加算した値を今回のリーン化係数(δ)として計算
し、この逆にノックなしのときはδ′から所定値(d3、
ただしd3>0)だけ差し引いた値をδとする(ステップ
111,112、111,113)。なお、ステップで排気温度が排
温限界を越えた場合も、排温限界内に戻すには第3図よ
り空燃引をリッチ側にすれば良いので、ステップにお
いて空燃比のリッチ化制御を行っている。第11図はステ
ップの内容を示し、所定値d4(>0)は第10図のd2に
対応する。
ク有りと判定したときは、燃料増量のため前回の空燃比
リーン化係数(δ′)に所定値(d2、ただしd2>0)だ
け加算した値を今回のリーン化係数(δ)として計算
し、この逆にノックなしのときはδ′から所定値(d3、
ただしd3>0)だけ差し引いた値をδとする(ステップ
111,112、111,113)。なお、ステップで排気温度が排
温限界を越えた場合も、排温限界内に戻すには第3図よ
り空燃引をリッチ側にすれば良いので、ステップにお
いて空燃比のリッチ化制御を行っている。第11図はステ
ップの内容を示し、所定値d4(>0)は第10図のd2に
対応する。
そして、第10図のステップ114では、リーン化係数δを
用いて空燃比のフィードバック制御を行う。この制御で
実行するところは第5図(A)と第5図(B)の内容で
あり、δ×αをフィードバック量として空燃比制御が実
行される。これにより、所定時間経過すると、運転点が
ノック限界に達する。
用いて空燃比のフィードバック制御を行う。この制御で
実行するところは第5図(A)と第5図(B)の内容で
あり、δ×αをフィードバック量として空燃比制御が実
行される。これにより、所定時間経過すると、運転点が
ノック限界に達する。
ただし、図示しないがステップにおいてもΘpmaxの検
出を行い、所定クランク角度毎に空燃比のフィードバッ
ク量(δ×α)に対応させて|ΔΘpmax|を記憶させて
おく。
出を行い、所定クランク角度毎に空燃比のフィードバッ
ク量(δ×α)に対応させて|ΔΘpmax|を記憶させて
おく。
続いて、ステップでは所定時間の間に記憶した|ΔΘ
pmax|のデータ群の中から|ΔΘpmax|を極小するδ×α
を選択し、選択した空燃比フィードバック量(δ×α)
に基づいて空燃比に関する学習値の更新を行う。例え
ば、δ×αを用いて空燃比に関する学習値LFBAを LFBA=LFBA′×(δ×α) にて計算する。
pmax|のデータ群の中から|ΔΘpmax|を極小するδ×α
を選択し、選択した空燃比フィードバック量(δ×α)
に基づいて空燃比に関する学習値の更新を行う。例え
ば、δ×αを用いて空燃比に関する学習値LFBAを LFBA=LFBA′×(δ×α) にて計算する。
このように、空燃比を一定にしながら点火時期によるノ
ック−MBT制御を行うだけなく、点火時期を一定にしな
がら空燃比によるノック制御をも行うのは、空燃比と点
火進角値を併せて制御することにより、最大トルクが得
られ、かつ燃費が最低となる運転点を与える空燃比と点
火進角値を得るためである。
ック−MBT制御を行うだけなく、点火時期を一定にしな
がら空燃比によるノック制御をも行うのは、空燃比と点
火進角値を併せて制御することにより、最大トルクが得
られ、かつ燃費が最低となる運転点を与える空燃比と点
火進角値を得るためである。
しかも、ステップ,ととの各制御は所定時間毎
に交互に実行される(ステップ)。これは、一口に高
負荷定常時といっても所定の幅を有し、負荷条件の相違
により第3図に示す各特性が相対的に変化するので、最
適制御点が不動では有り得ない。そこで、所定時間毎に
行うことにより、負荷条件の相違にてふらつく最適制御
点をサーチさせるのである。
に交互に実行される(ステップ)。これは、一口に高
負荷定常時といっても所定の幅を有し、負荷条件の相違
により第3図に示す各特性が相対的に変化するので、最
適制御点が不動では有り得ない。そこで、所定時間毎に
行うことにより、負荷条件の相違にてふらつく最適制御
点をサーチさせるのである。
なお、切換の周期を定める所定時間としては点火時期に
よるノック−MBT制御により|ΔΘpmax|が極小となる点
に落ち着くとみられる時間、空燃比によるノック−MBT
制御によりノック限界に落ち着くと見られる時間、さら
に応答性を考慮して定めることが必要である。
よるノック−MBT制御により|ΔΘpmax|が極小となる点
に落ち着くとみられる時間、空燃比によるノック−MBT
制御によりノック限界に落ち着くと見られる時間、さら
に応答性を考慮して定めることが必要である。
次に、この例の作用を第3図の例で説明すると、制御開
始点のL点より、そのときの空燃比を一定に保持しなが
ら点火時期によるノック−MBT制御が行なわれ、MBT点が
模索される(ステップ〜)。同図においてM点をMB
Tとすれば、同点に対する点火時期を用いることによ
り、同じ空燃比では最大トルクが得られることになる。
始点のL点より、そのときの空燃比を一定に保持しなが
ら点火時期によるノック−MBT制御が行なわれ、MBT点が
模索される(ステップ〜)。同図においてM点をMB
Tとすれば、同点に対する点火時期を用いることによ
り、同じ空燃比では最大トルクが得られることになる。
そして、M点からは今度はそのときの点火時期を一定に
保持しながら、空燃比によるノック制御が行なわれノッ
ク限界点のN点が模索され、その間において|Θpmax|
が極小となる点が選択される(ステップ,,)。
同図においてMBTラインが水平であればノック限界点で
もあるN点において燃費も最低となる。したがって、N
点が最適制御点となり、N点の空燃比と点火時期とを用
いて制御を行うことで、ノッキング限界内で最大トルク
が得られかつ燃費を最低とすることができる。言い替え
ると、ノック−MBT制御を行う高負荷域であっても定常
時にはできるだけ空燃比をリーン化することにより燃費
をも向上することができるのである。
保持しながら、空燃比によるノック制御が行なわれノッ
ク限界点のN点が模索され、その間において|Θpmax|
が極小となる点が選択される(ステップ,,)。
同図においてMBTラインが水平であればノック限界点で
もあるN点において燃費も最低となる。したがって、N
点が最適制御点となり、N点の空燃比と点火時期とを用
いて制御を行うことで、ノッキング限界内で最大トルク
が得られかつ燃費を最低とすることができる。言い替え
ると、ノック−MBT制御を行う高負荷域であっても定常
時にはできるだけ空燃比をリーン化することにより燃費
をも向上することができるのである。
なお、N点が常に実質上の最適制御点となるとは限らな
い。MBTラインが第3図に示すように水平ではなく少々
傾きを持つことがあり、この場合にはM点が最適制御点
として選択されるけれども、実際にはMBTラインとノッ
ク限界との交点Pのほうが最適制御点としてよりふさわ
しいからである。しかしながら、運転条件の相違により
MBTラインが水平に近くなると、N点が選択されること
は疑いなく、制御全体としてみれば、このような制御で
も実用上差し支えないといえる。
い。MBTラインが第3図に示すように水平ではなく少々
傾きを持つことがあり、この場合にはM点が最適制御点
として選択されるけれども、実際にはMBTラインとノッ
ク限界との交点Pのほうが最適制御点としてよりふさわ
しいからである。しかしながら、運転条件の相違により
MBTラインが水平に近くなると、N点が選択されること
は疑いなく、制御全体としてみれば、このような制御で
も実用上差し支えないといえる。
しかも、制御上はM点からP点へのMBTラインに沿わせ
るべく空燃比と点火時期を同時に変化させるよりも、点
火時期を一定として空燃比だけを変化させるほうが制御
が簡略化される分逆に応答性が高まるのである。
るべく空燃比と点火時期を同時に変化させるよりも、点
火時期を一定として空燃比だけを変化させるほうが制御
が簡略化される分逆に応答性が高まるのである。
さらに、学習機能を付与しているので、圧縮比,空気量
センサの検出精度,燃焼室の冷却効率のばらつき等に影
響されることがなく、制御精度を高く保持することがで
きる。
センサの検出精度,燃焼室の冷却効率のばらつき等に影
響されることがなく、制御精度を高く保持することがで
きる。
また、第3図に示す各特性の相対関係は、ある高負荷定
常時の場合に成立するので最適制御点Nを探し当てた後
に機関負荷が多少ずれることによりMBTラインがたとえ
ば上方にずれることが有り得る。制御条件判定ルーチン
を示す第8図のステップ91,92においてQa≧Qa0を満たす
高負荷時でかつΔQa≦Qa0を満たす定常時においても、
その範囲内でQaが変化することからである。
常時の場合に成立するので最適制御点Nを探し当てた後
に機関負荷が多少ずれることによりMBTラインがたとえ
ば上方にずれることが有り得る。制御条件判定ルーチン
を示す第8図のステップ91,92においてQa≧Qa0を満たす
高負荷時でかつΔQa≦Qa0を満たす定常時においても、
その範囲内でQaが変化することからである。
これに対して、この例によれば運転変化とは関係なく、
一定周期で点火時期によるノック−MBT制御と空燃比に
よるノック制御とが交互に行なわれる(ステップ)。
すなわち、制御は最適制御点を不動とすることなく、一
定周期で最適制御点を模索するように構成されているの
で、ΔQa0を越えない運転変化の相違に応じても十分対
処することができるのである。
一定周期で点火時期によるノック−MBT制御と空燃比に
よるノック制御とが交互に行なわれる(ステップ)。
すなわち、制御は最適制御点を不動とすることなく、一
定周期で最適制御点を模索するように構成されているの
で、ΔQa0を越えない運転変化の相違に応じても十分対
処することができるのである。
さらに、実際の排気温度を検出し、検出された温度が排
温限界内に収まる場合に限り当該制御を行うようにして
いるので(ステップ)、予め定めた一定値で制限する
場合に比べて、よ運転状態に即することとなり、高負荷
時に問題となる熱負荷対策の点よりする制御精度が良好
となる。
温限界内に収まる場合に限り当該制御を行うようにして
いるので(ステップ)、予め定めた一定値で制限する
場合に比べて、よ運転状態に即することとなり、高負荷
時に問題となる熱負荷対策の点よりする制御精度が良好
となる。
次に、他の実施例はΘpmaxの変わりに図示平均有効圧
(Pi)を用いるものである。この場合に、Piを採用する
ことに伴う変更点は、第4図のステップにおいて空燃
比のフィードバック量に対応付けてPiの検出値を記憶さ
せるようにすることとステップとにおいて|Θpmax
|を極小とする変わりにPi検出値を最大とする各フィー
ドバック量を選択させるようにすることである。
(Pi)を用いるものである。この場合に、Piを採用する
ことに伴う変更点は、第4図のステップにおいて空燃
比のフィードバック量に対応付けてPiの検出値を記憶さ
せるようにすることとステップとにおいて|Θpmax
|を極小とする変わりにPi検出値を最大とする各フィー
ドバック量を選択させるようにすることである。
この例でも、第1図と同様の作用効果を奏する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明は、高負荷定常時でかつ
排気温度が所定値以下の運転域であることが判定される
と、空燃比を一定に保ちながらの点火時期によるノック
−MBT制御と点火時期を一定に保ちながらの空燃比によ
るノック制御とを併せて行い、各制御においてMBT相関
量の検出値とその目標値との偏差を最小とする各フィー
ドバック量に基づいて点火時期または空燃比に関する学
習値を更新する一方で、各制御を所定のタイミングで切
り換えて交互に行うようにしたので、少々の運転変化が
有っても最大トルクが得られかつ燃費が最低となる最適
制御点が周期的にしかも応答良く模索され、これによ
り、高負荷定常時において、排気管や触媒を保護しつ
つ、少ない燃料で最大のトルクが得られるように自動的
な運転が行なわれる。
排気温度が所定値以下の運転域であることが判定される
と、空燃比を一定に保ちながらの点火時期によるノック
−MBT制御と点火時期を一定に保ちながらの空燃比によ
るノック制御とを併せて行い、各制御においてMBT相関
量の検出値とその目標値との偏差を最小とする各フィー
ドバック量に基づいて点火時期または空燃比に関する学
習値を更新する一方で、各制御を所定のタイミングで切
り換えて交互に行うようにしたので、少々の運転変化が
有っても最大トルクが得られかつ燃費が最低となる最適
制御点が周期的にしかも応答良く模索され、これによ
り、高負荷定常時において、排気管や触媒を保護しつ
つ、少ない燃料で最大のトルクが得られるように自動的
な運転が行なわれる。
第1図は本発明の構成図、第2図は本発明の一実施例の
制御系のブロック図、第3図はこの実施例の制御の考え
かたを示すための空燃比と点火時期に対する特性図、第
4図はこの実施例の制御全体を示す流れ図、第5図,第
6図,第8図ないし第11図(ただし、第5図は(A)と
(B)からなり、第6図は(A)ないし(C)からな
る。)は第4図に示すステップの具体的制御を示す流れ
図、第7図はΘpmaxの検出を説明するための筒内圧波形
図である。 1……ノッキングセンサ、2……信号変換手段、3……
MBT相関量検出手段、4……点火時期によるノック−MBT
制御手段、5……点火時期学習値の更新手段、6…空燃
比によるノック制御手段、7……空燃比学習値の更新手
段、8……運転条件判定手段、9……排気温度検出手
段、10……制御条件判定手段、11……切換手段、21……
機関本体、23A,23B……筒内圧センサ、24A,24B……チャ
ージアンプ、25A,25B……ノッキング検出回路、29……
クランク角センサ、31……空気量センサ、32……空燃比
センサ、33,34……排気温度センサ、35……コントロー
ルユニット。
制御系のブロック図、第3図はこの実施例の制御の考え
かたを示すための空燃比と点火時期に対する特性図、第
4図はこの実施例の制御全体を示す流れ図、第5図,第
6図,第8図ないし第11図(ただし、第5図は(A)と
(B)からなり、第6図は(A)ないし(C)からな
る。)は第4図に示すステップの具体的制御を示す流れ
図、第7図はΘpmaxの検出を説明するための筒内圧波形
図である。 1……ノッキングセンサ、2……信号変換手段、3……
MBT相関量検出手段、4……点火時期によるノック−MBT
制御手段、5……点火時期学習値の更新手段、6…空燃
比によるノック制御手段、7……空燃比学習値の更新手
段、8……運転条件判定手段、9……排気温度検出手
段、10……制御条件判定手段、11……切換手段、21……
機関本体、23A,23B……筒内圧センサ、24A,24B……チャ
ージアンプ、25A,25B……ノッキング検出回路、29……
クランク角センサ、31……空気量センサ、32……空燃比
センサ、33,34……排気温度センサ、35……コントロー
ルユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】ノッキングを検出するセンサと、このノッ
キングセンサの検出信号をノッキング強度に応じた信号
に変換する手段と、MBT相関量を検出する手段と、空燃
比を一定に保ちながら前記ノッキング強度に応じた信号
とその目標値との偏差と、前記MBT相関量の検出値とそ
の目標値との偏差との各々から得られる点火時期のフィ
ードバック量と点火時期に関する学習値に基づいて、ノ
ッキング強度が所定値を超えない範囲内で点火時期をMB
Tに近づけるノック−MBT制御を行う手段と、前記MBT相
関量の検出値とその目標値との偏差を最小とする点火時
期のフィードバック量に基づいて前記点火時期時期に関
する学習値を更新する手段と、点火時期を一定に保ちな
がら前記ノッキング強度に応じた信号とその目標値との
偏差から得られる空燃比のフィードバック量と空燃比に
関する学習値に基づいてノック制御を行う手段と、前記
MBT相関量とその目標値との偏差を最小とする空燃比の
フィードバック量に基づいて前記空燃比に関する学習値
を更新する手段と、高負荷定常時でかつ排気温度が所定
値以下の制御条件であるかどうかを判定する手段と、こ
の制御条件であることが判定されたときに前記点火時期
によるノック−MBT制御と空燃比によるノック制御とを
所定のタイミングで切り替える手段とを設けたことを特
徴とする内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17235587A JPH0742886B2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17235587A JPH0742886B2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6415455A JPS6415455A (en) | 1989-01-19 |
| JPH0742886B2 true JPH0742886B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=15940364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17235587A Expired - Lifetime JPH0742886B2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742886B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2571309B2 (ja) * | 1990-11-26 | 1997-01-16 | 株式会社クボタ | 苗移植機 |
-
1987
- 1987-07-10 JP JP17235587A patent/JPH0742886B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6415455A (en) | 1989-01-19 |
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