JPH0742971B2 - ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法 - Google Patents
ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法Info
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- JPH0742971B2 JPH0742971B2 JP14766890A JP14766890A JPH0742971B2 JP H0742971 B2 JPH0742971 B2 JP H0742971B2 JP 14766890 A JP14766890 A JP 14766890A JP 14766890 A JP14766890 A JP 14766890A JP H0742971 B2 JPH0742971 B2 JP H0742971B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はめねじのねじをひろい易いボルトを製造するた
めのブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造
法に関するものである。
めのブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造
法に関するものである。
(従来の技術) 例えばスタッドボルトのように基材に形成されためねじ
孔にねじ込んで使用されるボルトには、めねじ孔への食
いつき性を向上させるために先端に細径の案内部が設け
られている。
孔にねじ込んで使用されるボルトには、めねじ孔への食
いつき性を向上させるために先端に細径の案内部が設け
られている。
従来このようなボルトを転造法により製造するために
は、第4図に示されるように、ねじが転造される大径部
(1)とその先端の細径部(2)との間にテーパ状の境
界面(3)を持つブランク(4)を製造し、これをダイ
スにより転造する方法が取られていた。
は、第4図に示されるように、ねじが転造される大径部
(1)とその先端の細径部(2)との間にテーパ状の境
界面(3)を持つブランク(4)を製造し、これをダイ
スにより転造する方法が取られていた。
しかしこのようにして製造された従来のボルトは、大径
部(1)に転造されるねじ山のうちのテーパ状の境界面
(3)にかかる先端ねじ山が不完全ねじ山となるため、
後述するデータに示すようにねじの立ちが悪いという欠
点があった。このため、ボルトのねじ込みの際に先端ね
じ山がめねじ孔の正規のめねじ以外の部分に入り、その
まま自動機により無理に締め付けると焼き付きを生じた
りする問題があった。
部(1)に転造されるねじ山のうちのテーパ状の境界面
(3)にかかる先端ねじ山が不完全ねじ山となるため、
後述するデータに示すようにねじの立ちが悪いという欠
点があった。このため、ボルトのねじ込みの際に先端ね
じ山がめねじ孔の正規のめねじ以外の部分に入り、その
まま自動機により無理に締め付けると焼き付きを生じた
りする問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解消して、先端
ねじ山のねじの立ちが良く、めねじ孔への食い付き性が
良好なボルトを製造することができる新規なブランクお
よびこのブランクを用いたボルトの製造法を提供するた
めに完成されたものである。
ねじ山のねじの立ちが良く、めねじ孔への食い付き性が
良好なボルトを製造することができる新規なブランクお
よびこのブランクを用いたボルトの製造法を提供するた
めに完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題は、ねじが転造される大径部とその先端の細
径部との間の境界面を、ブランクの軸線に垂直な平面に
対してわずかに傾斜させたことを特徴とするブランクに
よって解決される。
径部との間の境界面を、ブランクの軸線に垂直な平面に
対してわずかに傾斜させたことを特徴とするブランクに
よって解決される。
また上記の課題は、ねじが転造される大径部とその先端
の細径部との間の境界面を、ブランクの軸線に垂直な平
面に対してわずかに傾斜させたブランクを製造し、この
ブランクにダイスによりねじを転造することを特徴とす
るボルトの製造法によって解決される。
の細径部との間の境界面を、ブランクの軸線に垂直な平
面に対してわずかに傾斜させたブランクを製造し、この
ブランクにダイスによりねじを転造することを特徴とす
るボルトの製造法によって解決される。
以下に本発明を図示の実施例によって詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明の実施例であるスタッドボルト製造用の
ブランク(4)を示すもので、(1)はねじが転造され
る部分となる大径部、(2)はその先端に形成された案
内部となる細径部(2)、(3)はこの大径部(1)と
細径部(2)との間に形成された略テーパ状の境界面で
ある。本発明のブランク(4)においては、この境界面
(3)は第1図に示すようにブランク(4)の軸線に垂
直な平面(5)に対してわずかに傾斜している。この傾
斜角度αの大きさは、ねじ(6)のリード角βの0.5〜
1.5倍程度とすることが好ましい。
ブランク(4)を示すもので、(1)はねじが転造され
る部分となる大径部、(2)はその先端に形成された案
内部となる細径部(2)、(3)はこの大径部(1)と
細径部(2)との間に形成された略テーパ状の境界面で
ある。本発明のブランク(4)においては、この境界面
(3)は第1図に示すようにブランク(4)の軸線に垂
直な平面(5)に対してわずかに傾斜している。この傾
斜角度αの大きさは、ねじ(6)のリード角βの0.5〜
1.5倍程度とすることが好ましい。
このようなブランク(4)は通常のダイスを用いて転造
され、第2図に示すように大径部(1)にねじ(6)が
形成される。
され、第2図に示すように大径部(1)にねじ(6)が
形成される。
(作用) このようにして製造された本発明のボルトは、大径部
(1)に転造された先端ねじ山がブランク(4)の軸線
に垂直な平面(5)に対してわずかに傾斜させた境界面
(3)から切り始められるので、第1図に示すように境
界面(3)の傾斜角度αがねじ(6)のリード角βの反
対向きとなっている部分ではねじ山が急速に立ち上が
り、逆に裏側の境界面(3)の傾斜角度αがねじ(6)
のリード角βと同一方向に傾斜した部分ではねじ山の立
ち上がりは緩やかとなる。
(1)に転造された先端ねじ山がブランク(4)の軸線
に垂直な平面(5)に対してわずかに傾斜させた境界面
(3)から切り始められるので、第1図に示すように境
界面(3)の傾斜角度αがねじ(6)のリード角βの反
対向きとなっている部分ではねじ山が急速に立ち上が
り、逆に裏側の境界面(3)の傾斜角度αがねじ(6)
のリード角βと同一方向に傾斜した部分ではねじ山の立
ち上がりは緩やかとなる。
第3図はリード角βが2.27゜のねじを切ったボルトにつ
いてこのようなねじ山の高さの変化をグラフ化したもの
で、境界面(3)の傾斜角度αが0の場合(従来のも
の)、傾斜角度αがリード角βの半分の1.4゜の場合、
傾斜角度αがリード角βと等しい2.27°の場合、傾斜角
度αがリード角βの1.5倍の3.43゜の場合について、ね
じ山の高さの周方向の変化を実測した結果を示してい
る。
いてこのようなねじ山の高さの変化をグラフ化したもの
で、境界面(3)の傾斜角度αが0の場合(従来のも
の)、傾斜角度αがリード角βの半分の1.4゜の場合、
傾斜角度αがリード角βと等しい2.27°の場合、傾斜角
度αがリード角βの1.5倍の3.43゜の場合について、ね
じ山の高さの周方向の変化を実測した結果を示してい
る。
このグラフから分かるように、本発明の方法により製造
されたボルトは、1/2回転までのねじ山の立ち上がりが
従来品よりも50%ほど速くなる。
されたボルトは、1/2回転までのねじ山の立ち上がりが
従来品よりも50%ほど速くなる。
また本発明の方法により製造されたボルトは、1/2回転
から1回転までの間のねじ山の高さの変化は緩やかとな
るものの、グラフ中で100%となる完全ねじ山に到達す
るに要する回転数は5/4であって、従来品が完全ねじ山
に到達するに要する回転数が6/4であるに比較して小さ
いことが分かる。
から1回転までの間のねじ山の高さの変化は緩やかとな
るものの、グラフ中で100%となる完全ねじ山に到達す
るに要する回転数は5/4であって、従来品が完全ねじ山
に到達するに要する回転数が6/4であるに比較して小さ
いことが分かる。
この結果、本発明の方法により製造されたボルトはわず
かな回転でめねじ孔のめねじに正確にねじ込みが可能と
なり、めねじ孔への食い付き性が良好となる。
かな回転でめねじ孔のめねじに正確にねじ込みが可能と
なり、めねじ孔への食い付き性が良好となる。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明のブランクを用いて製造
されたボルトは、従来品に比較して先端ねじ山の立ち上
がりが良好であり、また少ない回転で完全ねじ山に到達
するので、めねじ孔への食い付きが良い。またこのよう
なブランクは格別な技術を必要とせずに製造することが
でき、またねじの転造も従来のダイスにより行うことが
できるので、製造上の困難性もない。
されたボルトは、従来品に比較して先端ねじ山の立ち上
がりが良好であり、また少ない回転で完全ねじ山に到達
するので、めねじ孔への食い付きが良い。またこのよう
なブランクは格別な技術を必要とせずに製造することが
でき、またねじの転造も従来のダイスにより行うことが
できるので、製造上の困難性もない。
よって本発明は従来の問題点を解消したブランクおよび
このブランクを用いたボルトの製造法として、業界に寄
与するところは極めて大きいものがある。
このブランクを用いたボルトの製造法として、業界に寄
与するところは極めて大きいものがある。
第1図は本発明の実施例のブランクを示す正面図、第2
図はこのブランクにねじを転造した状態を示す正面図、
第3図はねじ山の高さの周方向の変化を示すグラフ、第
4図は従来のブランクを示す正面図である。 (1):大径部、(2):細径部、(3):境界面、
(4):ブランク、(6):ねじ。
図はこのブランクにねじを転造した状態を示す正面図、
第3図はねじ山の高さの周方向の変化を示すグラフ、第
4図は従来のブランクを示す正面図である。 (1):大径部、(2):細径部、(3):境界面、
(4):ブランク、(6):ねじ。
Claims (2)
- 【請求項1】ねじ(6)が転造される大径部(1)とそ
の先端の細径部(2)との間の境界面(3)を、ブラン
クの軸線に垂直な平面(5)に対してわずかに傾斜させ
たことを特徴とするブランク。 - 【請求項2】ねじ(6)が転造される大径部(1)とそ
の先端の細径部(2)との間の境界面(3)を、ブラン
クの軸線に垂直な平面(5)に対してわずかに傾斜させ
たブランク(4)を製造し、このブランク(4)にダイ
スによりねじ(6)を転造することを特徴とするボルト
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14766890A JPH0742971B2 (ja) | 1990-06-06 | 1990-06-06 | ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14766890A JPH0742971B2 (ja) | 1990-06-06 | 1990-06-06 | ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0439408A JPH0439408A (ja) | 1992-02-10 |
| JPH0742971B2 true JPH0742971B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=15435573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14766890A Expired - Fee Related JPH0742971B2 (ja) | 1990-06-06 | 1990-06-06 | ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742971B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5036238B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2012-09-26 | トヨタ自動車株式会社 | ねじ部材の製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6018263B2 (ja) | 2009-12-22 | 2016-11-02 | カール ツァイス マイクロスコピー ゲーエムベーハーCarl Zeiss Microscopy Gmbh | 物体の2次元または3次元の位置調整のための高解像度顕微鏡および方法 |
-
1990
- 1990-06-06 JP JP14766890A patent/JPH0742971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6018263B2 (ja) | 2009-12-22 | 2016-11-02 | カール ツァイス マイクロスコピー ゲーエムベーハーCarl Zeiss Microscopy Gmbh | 物体の2次元または3次元の位置調整のための高解像度顕微鏡および方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0439408A (ja) | 1992-02-10 |
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Legal Events
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