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JPH0745515B2 - 新規インターフェロンγとその製造方法 - Google Patents
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JPH0745515B2 - 新規インターフェロンγとその製造方法 - Google Patents

新規インターフェロンγとその製造方法

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JPH0745515B2
JPH0745515B2 JP58182907A JP18290783A JPH0745515B2 JP H0745515 B2 JPH0745515 B2 JP H0745515B2 JP 58182907 A JP58182907 A JP 58182907A JP 18290783 A JP18290783 A JP 18290783A JP H0745515 B2 JPH0745515 B2 JP H0745515B2
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mrna
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plasmid
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達也 西
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • C07K14/555Interferons [IFN]
    • C07K14/57IFN-gamma

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、明確に他と区別されるヌクレオチド配列を持
ち、ヒトインターフェロン−γ(以下IFN−γという)
メツセンジヤーRNA(以下mRNAという)に相補性を示すD
NAおよび該DNAを含む組換え体プラスミドに関する。該D
NAはまた、生物学的に活性を有するIFN−γをコードす
る。本発明はまた、該組換え体プラスミドを含む微生物
に関する。
インターフエロン(以下IFNという)は、1957年にアイ
ザツクス(Isaacs)とリンデンマン(Lindenman)によ
つて見出された抗ウイルス活性蛋白質で、グリコシル化
しているものもある。IFNにはIFN−α、IFN−β、IFN−
γという3種が生産されていることが知られている。そ
の後の研究の結果、抗ウイルス活性に加えて抗腫瘍活性
が見出され、IFNの広範な臨床的応用が期待されてい
る。例えば、IFNは種々のウイルス病および悪性腫瘍に
対して効果があることが報告されている。
しかしながら、その種特異性のゆえに、ヒト由来のIFN
しかヒトに適用できない。大量生産が困難なのでIFNの
使用は限られている。最近組換え体DNA技術がエツシエ
リヒア・コリ・サツカロミセス・セレビシエのような微
生物によるIFN−α、IFN−βの生産に応用されている。
同様の理由で、ヒトIFN−γ生産技術の開発が望まれて
いる。
本発明者らは、ヒトIFN−γを簡便に大量にするためにI
FN−γ遺伝子のクローニングを行つた。
IFN−γが他のIFNに比較して高い抗腫瘍活性を持つてい
ることは報告されている〔Proc.Natl.Acad.Sci.,USA,7
7、5928〜5932(1980)〕。最近、エツシエリヒア・コ
リ中でIFN−γcDNAをクローニングし、発現させ、さら
に該cDNAのヌクレオチド配列が報告されている〔Gray e
t al.,Nature,295、503(1982)〕。
しかしながら、グレイ(Gray)らによつて報告された配
列と異なるIFN−γcDNA配列の存在の可能性が除かれた
わけではない。もしそのような異なつたcDNAが存在すれ
ば、該cDNAをコードするIFN蛋白は異なる生物活性を示
す可能性がある臨床応用に非常に有用であろう。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明により、ヒトIFN−γmRNAを鋳型として用いてヒ
トIFN−γmRNAに相補性を示すDNAを調製し、該DNAを含
む新規組換え体プラスミドを調製する。さらに、該組換
え体プラスミドを宿主微生物に挿入することができる。
該DNAおよび組換え体プラスミドは、とくにエツシエリ
ヒア・コリのような細菌中でヒトIFN−γ遺伝子の増幅
に使用することができる。該細菌はヒトIFN−γを安価
に大量に製造するために有用である。
本発明のDNAと組換え体プラスミドは下記一般的手法で
調製される。
まず、12−O−テトラデカノイルフオルボール13−アセ
テート、メゼレイン、それらの関連化合物のようなフオ
ルボールエステルの存在下フイトヘマグルチニン(PH
A)、コンカナバリンA(ConA)のようなT−セルマイ
トゲンによつて誘導されたヒト単核細胞から細胞質RNA
を抽出する。該RNAは、他の誘導物質、たとえばスタフ
イロコツカスのエンテロトキシンA(SEA)またはB(S
EB)、デアセチルサイモシンαなどで誘導された胸腺、
リンパ節、末稍血由来のヒトT−セル、または同様に処
理されたヒトT−セルラインから単離することができ
る。
ポリA(ポリアデニル酸)を有するヒトIFN−γmRNAを
このRNAから単離する。高いIFN−γmRNA活性を持つmRNA
調製物を鋳型とし、逆転写酵素によつて二重鎖DNAを合
成する。組換え体は試験管内DNA組換え技法を用いエツ
シエリヒア・コリのプラスミドDNAのようなベクターDNA
に該合成DNAを挿入して得られる。ヒトIFN−γmRNAに相
補性を示す挿入DNAを有する組換え体プラスミドを選択
する。
次に、本発明のDNAおよび組換え体プラスミドの製法に
ついて具体的に説明する。
ヒト単核細胞をFicoll/Hypaqueの密度勾配上で400×
g、30分間の遠心分離により、リンパ球に富んだ血小板
残渣(plateletresidues)から単離する。該細胞を12−
O−テトラデカノイルフオルボール13−アセテートのよ
うなフオルボールエステル5ng/mlで2時間処理する。つ
いでPHA(5μg/ml)、ConAなどのT−セルマイトゲン
を加え、混合物を37℃で20〜40時間保つ。細胞を集めて
破砕し、核を除く。全細胞質RNAを、たとえばフエノー
ルで抽出する。また細胞を破砕し、DNAとRNAとを共に、
たとえばフエノールで抽出し、DNAをDNAaseで分解、除
去してRNAを抽出することもできる。
抽出したRNAをNaclまたはKclの高塩濃度(たとえば0.5
M)溶液に溶解し、オリゴ(dT)セルロースのカラムに
通塔して、ポリ(A)を有するmRNAをカラムに吸着させ
る。水、10mMTris−Hcl緩衝液のような低温濃度溶液な
どで溶出し、ポリ(A)を有するmRNAを単離する。
単離したmRNAをシヨ糖濃度勾配遠心で分画する。各画分
のIFNmRNA活性は、各画分中のmRNAの一部を注入したア
フリカツメガエル(Xenopus laevis)の卵母細胞中で合
成される蛋白質のインターフェロン活性(抗ウイルス活
性)を定量することにより調べる。IFN活性の定量はJap
an J.Microbiol.,18、449−456(1974)に記載の方法に
従つて行なう。
次いで、トリのミエロブラストシスウイルスから得られ
る逆転酵素により、高いIFNmRNA活性を有するmRNAを鋳
型として用いmRNAに相補性を示すDNAを試験管内合成す
る。
該合成は次のとおり行なう。
基質としてのデオキシアデノシン・トリフオスフエート
(dATP)、デオキシチミジン・トリフオスフエート(dT
TP)、デオキシグアノシン・トリフオスフエート(dGT
P)およびデオキシシチジン・トリフオスフエート(dCT
P)とともに逆転写酵素を用いて、オリゴ(dT)、Mgcl2
(たとえば5mM)、NaCl(たとえば30mM)、メルカプト
エタノール(たとえば5mM)およびトリス−Hcl緩衝液
(たとえばpH8.0、40mM)中でmRNAを一定温度(たとえ
ば41℃)で一定時間(たとえば90分間)反応させる。
得られた反応物を、たとえばフエノールで除蛋白し、鋳
型RNAをアルカリまたは核酸分解酵素によつて除く。
mRNAとオリゴ(dT)が存在しない以外は上記の第1鎖
(すなわち一重鎖cDNA)の合成と同様に逆転写酵素によ
り二重鎖cDNAを合成した。逆転写酵素に代えてエツシエ
リヒア・コリDNAポリメラーゼIを用いても二重鎖cDNA
を合成することができる。上記で合成したcDNAをZncl2
(たとえば1mA)、酢酸ナトリウム緩衝液(たとえば0.1
M、pH4.5)、NaCl(たとえば0.2M)などの存在下、アス
ペルビルス・オリーゼ由来ヌクレアーゼS1で処理する。
また、二重鎖DNAはLandらの記載〔Nucleic Acids Res.
、p。2251−2266(1981)〕に従つて合成することも
できる。すなわち一重鎖DNAを逆転写酵素を用い基質dCT
Pとともに処理してcDNAの3′末端にデオキシシチジル
残基を加える。除蛋白後、延長cDNAをオリゴ(dG)12
18、逆転写酵素、dATP、dGTP、dCTPおよびdTTPとともに
インキユベートし第二の鎖を合成する。この反応では逆
転写酵素をDNAポリメラーゼIに代えることができる。
このDNAを、カコジル酸カリウム緩衝液(たとえばpH7.
6、0.14M)、トリス(塩基)(たとえば0.03M)、ジチ
オスレイトール(たとえば0.1mM)、CoCl2(たとえば1m
M)およびdCTP(たとえば1mM)中、ウシ胸腺より精製し
たターミナルトランスフエラーゼとともに一定温度(た
とえば37℃)で一定時間(たとえば20分間)インキユベ
ートし合成DNAの両3′末端にデオキシシチジル残基を
延長させる。
一方、ベクターとして用いられるプラスミドDNAとして
は、たとえばエツシエリヒア・コリのプラスミドpBR322
DNA〔Gene Vol.2、p.25−113(1977)〕またはその誘導
体が用いられる。二重鎖DNAをプラスミドの制限部位に
挿入する。たとえば、スタンフオード大学のP.Bergから
得たpBR322の誘導体であるp321(J.Virology,45(1)p
408−419(1983))を適当な溶液、たとえばトリス−Hc
l緩衝液(たとえばpH7.5、6mM)、Mgcl2(たとえば6m
M)、NaCl(たとえば6mM)、2−メルカプトエタノール
(たとえば6mM)および0.02%ウシ血清アルブミンを含
む溶液中でKpnI(宝酒造社製〕で処理し、p321のKpnI部
位を切断する。その後、ターミナルトランスフエラーゼ
の基質としてdCTPに代えてdGTPを用いて上記合成二重鎖
DNAと同様にして両3′末端にデオキシグアニル残基を
延長する。
合成二重鎖DNAと上記両3′末端に鎖延長したプラスミ
ドDNAとをトリス−Hcl緩衝液(たとえばpH7.5、50m
M)、NaCl(たとえば0.1M)、EDTA(たとえば5mM)、な
どと一定温度、一定時間インキユベートし、組換えプラ
スミドを形成させる〔Taniguchiら、Nature Vol.274、
p.223−228(1978)〕。次いで形質転換可能なエツシエ
リヒア・コリ菌株、たとえばエツシエリヒア・コリX177
6(Molecular Cloning of Recombinant DNA,Scott,W.A.
&Werner,R.編集、Academic Press p.99−114、1977)
をEneaらの方法〔J.Mol.Biol.Vol.96、p.495−509(197
5)〕により該組換えプラスミドで形質転換する。
このようにして得られた新規組換え体プラスミド中に
は、ベクターDNA遺伝子、たとえばエツシエリヒア・コ
リのプラスミドpBR322に由来するβ−ラクタマーゼ(ア
ンピシリンを分解する酵素)遺伝子が存在する。従つ
て、形質転換したエツシエリヒア・コリはアンピシリン
に耐性を示す。以下の手法はこれらアンピシリン耐性
(ApR)菌株からヒトIFNmRNAに相補性を示す遺伝子を持
つ新規組換え体プラスミドDNAを有する菌株を選択する
のに一般に用いられる。
まず、上記IFNmRNA活性を持つRNAを鋳型として〔32P〕
で標識したDNAを合成し、このDNAをヒトの単核細胞から
PHAによる誘導なしに抽出したmRNA(従つて、IFNmRNAは
誘導されていない)に、たとえばNaCl(たとえば0.5M)
を含む反応混合物中で高温(たとえば65℃でインキユベ
ートしてハイブリダイズ(会合)させる。次いで、会合
したDNA(プローブA)と非会合DNA(プローブB)とを
ハイドロキシルアパタイトカラムクロマトグラフイーに
より分離する。ついで,形質転換株のフイルターに固定
されたDNAをGrunstein−Hognessの方法〔Proc.Natl.Aca
d.Sci.,USA.Vol.72、P.3961〜3965(1975)〕に従つて
プローブBあるいはプローブAと別々に会合させ、プロ
ーブBと会合するがプローブAとは全く/もしくはほと
んど会合しないDNAを有する菌株をオートラジオグラフ
イーによつて判別する。
次いで、プラスミドDNAをそれぞれの菌株から単離し、8
0%(W/V)ホルムアミド、0.4MNaClなどの存在下に高温
度(たとえば53℃)でIFNmRNAを含むmRNAとインキユベ
ートして会合させる。上記菌株からのプラスミドDNAのc
DNA部分と会合したmRNAは一定条件下でニトロセルロー
スフイルター膜を通過させることによつて会合したDNA
とともに捕獲される、しかし非会合mRNAは同条件下では
捕獲されずフイルター膜を通過する〔実施例、Nygaard,
A.P.&Hall,B.D.,Biochem.,TaniguchiらProc.Natl.Aca
d.Sci.,77、4003−4006(1980),およびNagataらNatur
e284,316(1980)参照〕。フイルターに捕獲されたmRNA
は90%(V/V)ホルムアマイドのような溶液中で高温度
(たとえば60℃)でフイルターから回収でき、ついでア
フリカツメガエル(Xenopus laevis)の卵母細胞に注入
できる。
インターフエロンが卵母細胞中に合成されると、会合に
用いたDNAはインターフエロンmRNAに相補性のDNAを含ん
でいるに違いなく,この方法でヒトIFN−γmRNAに相補
性を示す遺伝子を有する組換え体プラスミドDNAを固定
できる。
また、IFN−γの公知のDNA配列の一部を合成したものは
選別の為のプローブとして用いられる。プローブDNAは
通常のトリエステル法〔JACS,97、7327(1975)〕で合
成され、選別は主に上記会合方法によつて行なう。
クローン化したcDNAは、たとえばCOS−7細胞のような
サル由来の細胞中で容易に発現する。〔Gulzman,Cell,2
3,175(1981)〕 本発明の新規組換え体プラスミドはエツシエリヒア・コ
リのような微生物あるいは真核細胞によるIFN−γの大
量生産に用いられる。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 (1)ヒトリンパ球中のIFN−γの誘導: ヒト単核細胞をFicoll/Hygaqueの密度勾配上で400×g
の遠心分離により、リンパ球に富んだ血小板残渣から単
離する〔Proc.Natl.Acad.Sci。,U.S.A。78(6)、3469
−3472(1981)〕。6×106/mlの単核細胞を、血清を含
まないRPMI1640培地(G1BCO製)中でConsolidated Midl
andから得た5ng/mlの12−O−テトラデカノイルフオル
ボール13−アセテート(TPA)で2時間処理する。次い
で、5μg/mlの精製フイトヘマグルチニン(PHA)を加
える。37℃に20−40時間保つた後、細胞をゴム製ポリス
マン(policeman)を用いてリン酸ナトリウムで緩衝化
した生理的食塩水中に回収する。約4×109細胞を800×
g、5分間の遠心分離でペレツト化し、リン酸ナトリウ
ムで緩衝化した生理的食塩水中に再懸濁する。ついで、
懸濁液を150mlのCorex管内の10mMリボヌクレオチド−バ
ナジル複合体〔S.L.BergerおよびC.S.Birkenmeier,Bioc
hemistry18、5143−5149(1979)〕、10mMNaClおよび1.
5mMMgcl2を含む10mM氷冷トリス−Hcl(pH7.5)の混合物
80ml中に分散させる。ノニデツトP−40(NonidetP−4
0、シグマ社製、USA)を最終濃度0.3%(V/V)で加え、
混合物をSorvallGSローター中で300rpm、5分間遠心分
離し核を除く。上澄みを4mlの10%ドデシル硫酸ナトリ
ウム、4mlの2Mトリス−Hcl(pH9.0)および2mlの0.25ME
DTAを含むCorex管に入れ、直ちにフエノールで抽出す
る。抽出を2回繰返し、RNAをエタノールで沈澱させ
る。得られたRNA250mgを10mlの1mMEDTAに溶かす。65℃
で2分間インキユベートし、高塩濃度溶液〔0.5Mトリス
Hcl(pH7.5)、1MNaCl、50mMEDTA〕2.5mlを加える。混
合物をオリゴdTセルロース・カラム(P−LBiochemical
s)クロマトグラフイーにかける。吸着したポリAを有
するmRNAを低温濃度溶液〔10mMTris−Hcl(pH7.5)〕あ
るいは水で溶出し、ポリAを有するmRNA250μgを得
る。
(2)シヨ糖密度勾配遠心によるmRNAの分画: mRNAをエタノールで沈澱させ1mMEDTAの0.5mlに溶かす。
70℃で2分間加熱後溶液を、50mMトリス−Hcl、0.2MNaC
lおよび1mMEDTAの溶液中に調製した5−25%シヨ糖密度
勾配中、日立PRS40Tiローター中、26,000rpm、4℃で19
時間遠心分離する。リボソームRNAをサイズマーカーと
して使う為に他の管で遠心分離する。前者を15画分に回
収し、画分中の一部でIFN−γmRNA活性を測定する。結
果を第1表に示す、最大のIFN−γmRNA活性が画分No.8
に存在する。
(3)cDNAとdsDNAの調製 画分No.8中のmRNA14.4μgを各0.5mMのdATP、dGTP、dTT
PおよびdCTR、1μgのオリゴ(dT)、8単位のAMVトラ
ンスクリプターゼ(Bethesda Reseach Lab.)、5mMMgcl
2、30mMNaCl、5mMメルカプトエタノールおよび40mMトリ
ス−Hcl(pH8.0)を含む反応液中で37℃、1時間インキ
ユベートする。mRNAに相補性的なcDNAが溶液中に形成さ
れる。蛋白質をフエノールで除き、0.3NNaOHで37℃、15
時間処理してRNAを除く。
次いで、このcDNA(2,65μg)を0.14Mカコジル酸カ
リ、30mMトリス、1mM dCTP、0.1mMジチオスレイトール
および1mMCocl2を含む30μlの反応液(pH7.6)中、2
単位のターミナルトランスフエラーゼ(Bethesda Resea
ch Lad.)で37℃,20分間処理し、cDNAの末端に約23個の
デオキシシチジル残基を加える。3μlの0.5M EDTA
((pH8.0)を加えて反応を止め、蛋白質をフエノール
で除去する。水層を集め、DNAをエタノール添加で回収
する。回収したDNA2.32μgを、上記逆転写酵素反応溶
液中オリゴ(dT)を1μgのオリゴ(dG)1218(Coll
aborative Research Inc.)で置き換えたもので37℃、
1時間処理し4.24μgの二重鎖DNA(dsDNA)を得る。
次いで、1.78μgのdsDNAを20μlの反応溶液〔1.78μ
gのdsDNA、0.14Mカコジル酸カリ(pH7.6)、0.03Mトリ
ス−Hcl、0.1mMジチオスレイトール、1mMCocl2、1mMdCT
P〕中、1単位のターミナルトランスフエラーゼと37
℃、20分間処理して、dsDNAの3′末端に約31のデオキ
シシチジル残基を加える。
(4)dsDNAのクローン化: プラスミドp321の15.6μgを100μlの反応液〔6mMトリ
ス−Hcl(pH7.5)、6mMMgcl2、6mMNaCl、6mM2−メルカ
プトエタノール、0.02%ウシ血清アルブミン〕中KpnI
(宝酒造社製)で37℃、1時間処理してプラスミドp321
のKpn部位を切断する。切断したプラスミドp321を100μ
lの反応液〔15.6μgのDNA、0.14Mカコジル酸カリ、30
mMトリス−Hcl(pH7.6)、1mMdGTP、0.1mMジチオスレイ
トール、1mMCocl2〕中2単位のターミナル・トランスフ
エラーゼで37℃、20分間処理してp321DNAの両3′末端
に約35のデオキシグアニル残基を加える。
次いで、得られたプラスミドDNAの80μgと工程(3)
で得られたdsDNA30μgとを20mMトリス−Hcl(pH7.
5)、100mMNaClおよび1mMEDTAを含む溶液中65℃で2分
間、46℃で120分間、37℃で60分間、室温で60分間イン
キユベートして両DNAを会合させる。エツシエリヒア・
コリX1776(ATCC31244をEneaらの方法〔J.Mol.Biol.,9
6、495−509(1979)〕を用い会合したDNAで形質転換す
る。約5,500のアンピシリン耐性(ApR)の菌株を分離す
る。そのうち3,200の菌株を選び、各菌株のDNAを2枚の
ニトロセルロースフイルター上に固定する。32PO4 --
標識したプローブのオリゴデオキシヌクレオチド、すな
わち32P−TGCCAGGACCCATAに37℃で強く会合する6菌株
を選ぶ〔Grunstein−Hognessの方法、Proc.Natl.Acad.S
ci.,U.S.A.,72、3961(1975)〕。
得られた6菌株を44℃で上記と同様の選別方法を行い、
pIFNγ−G4と名づけた強く会合したプラスミドを得る。
(5)該プラスミドpIFNγ−G4のヌクレオチド配列: 上記で得られたプラスミドpIFNγ−G4のcDNA挿入部分を
種々の制限酵素で消化して、その切断地図を第1図に示
す。Grayら〔Nature,295、503(1982)〕によつて報告
されたプラスミドP69からのcDNAの制限酵素切断地図も
また比較のために第1図に示す。両cDNAクローンの注目
すべき相異点は、Grayらの報告したcDNAクローンP69に
はないRsaI〔New England Biolabs.社製、U.S.A.〕がク
ローンpIFNγ−G4には在ることである。
次に、ヌクレオチド配列相異を有するように見えるCDNA
の全ヌクレオチド配列をMaxam−Gilbertの方法〔Proc.N
atl.Acad.Sai.,U.S.A.74、560−564(1977)〕に従つて
決定する。配列を第2図に示す。第2図の塩基配列のう
ちヒトIFN−γのN−末端領域に相当する配列の一部を
以下に示す。
上記配列とNaturc,295、503(1982)に示されたヒトIFN
−γに対するcDNAクローンの配列を比較するため、相当
するヌクレオチド配列を以下に示す。
プラスミドpIFNγ−G4のcDNA配列は報告されているIFN
−γcDNAとは3つのヌクレオチド(第2図中矢印で示し
た)で違つている結果IFN−γポリペプチドの2個のア
ミノ酸置換(Lys→GlnおよびGln→Arg)がある。置換ア
ミノ酸を第2図中枠で囲つてある。後者の置換すなわち
成熟IFN−γポリペプチドの140番目のアミノ酸のGlnか
らArgへの置換はR.Devosら〔Nucleic Acids Research1
0、2487(1982)〕およびR.Derynckら〔Nucleic Acids
Research10、3605(1982)〕が単離したヒトIFN−γcDN
Aでも見い出されている。
新規cDNAが生物学的活性をもつたヒトIFN−γをコード
することを立証するために、cDNAをSan3A(宝酒造社
製)で切断し、IFN−γmRNAの全コード領域を含むDNAを
第3図に示すごとくプラスミドpKCR〔O′Hareら.,Pro
c.Natl.Acad.Sci.,U.S.A.,78、1527(1981)〕に導入し
たプラスミドpHGγG4Aを構築した。このpHGγG4Aにおい
ては該cDNAはSV40初期プロモーターの下流に挿入されて
いる。
プラスミドDNA、pHGγG4AをMcCutchanとPagno.J.;Gance
r Inst.,41、351(1968)の方法に従つてCOS−7細胞に
形質導入した。形質導入72時間後,培地中のインターフ
エロン活性を測定し,結果を第2表に示す。第2表に示
すように、ヒトIFN−γに特徴的な活性が培地中に生産
されており、このことが新規組換えプラスミドpIFNγ−
G4中のcDNAがヒトIFN−γをコードすることを示してい
る。
プラスミドpIFNγ−G4は,アメリカン・タイプ・カルチ
ヤー・コレクシヨン(ロツクビル,マリランド,U.S.A)
Escherichia coli IG−G4ATCC39123として寄託され
ている。
既に述べたように本発明のインターフェロンと既知のヒ
トインターフェロンの実質的な差異は第9番目のアミノ
酸であるので、既知のインターフェロンとして9番目の
アミノ酸がLysで140番目のアミノ酸がArgであるもの
(以下Lys9−IFN−rとする)と、本発明のインターフ
ェロン(9番目のアミノ酸がGln、140番目のアミノ酸は
arg、以下Gln9−IFN−rとする)の効力の比較実験を行
なった。
比較実験1 血清中のインターフェロン−γポリペプチ
ド(IFN−r)活性 100μg/mlのIFN−r(Gln9−INF−rまたはLys9−IFN−
r)を含む溶液10μlとヒト血清490μlを混ぜ、37℃
で24時間インキユベートした後、5%のウシ血清アルブ
ミン(BSA)を含むMEM培地で50倍に希釈した。INF−r
活性(抗ウイルス活性)は、アームストロング(Armsto
rong)らの方法[アプライド・ミクロバイオロジー(Ap
pl.Micobiol),21,723−725(1971)]により求めた。
対照としては、IFN−rのみを含む溶液を4℃で24時間
インキユベートしたものを用いた。その結果を第3表に
示す。
比較実験2 トリプシン処理によるINF−rの活性化 50μg/mlのIFN−r(Gln9−IFN−rまたはLys9−IFN−
r)を含む溶液45μlにトリプシン(Worthington製)
溶液5μl加え、トリプシンとINF−rの比が1:50,1:10
0,1:200,1:400になるように調製し、5℃で60分インキ
ユベートした。この反応液20μlをトリプシンインヒビ
タ−[シグマ(Sigma)社製]を含むMEM培地980μlに
加え反応を停止させた。反応液中の抗ウイルス活性は比
較実験1と同様の方法で求めた。その結果を第4表に示
す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pIFNγ−G4cDNAの制限酵素切断地図、及びグ
レイ(Gray)らによつて報告されたプラスミドP69の制
限酵素切断地図である。 第2図は、pIFNγ−G4に含まれるインターフエロン−γ
をコードするcDNAの全ヌクレオチド配列である。 第3図は、サル細胞中においてcDNAの発現に用いられる
プラスミドpHGγG4の造成過程を示すものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:19) (72)発明者 ヤン テイー.ヴイルセク アメリカ合衆国.10021 ニユーヨーク, ニユーヨーク イースト セブンテイナイ ンス ストリート 180 (72)発明者 ユム ケー.イツプ アメリカ合衆国.11375 ニユーヨーク, フオレスト ヒルズ,セブンテイフアース ト アヴエニユー 110―27 (56)参考文献 Nature,vol.295(1982)P. 503−508 Nucleic Acids Rese arch,vol.10,No.12(1982) P.3605−3611

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記のペプチド配列を有するインターフェ
    ロン−γポリペプチド。
  2. 【請求項2】下記のペプチド配列を有するインターフェ
    ロン−γポリペプチドをコードするDNAを含む組換え体D
    NAを含有する微生物を栄養培地に培養し、該培養物中に
    インターフェロン−γポリペプチドを蓄積せしめ該培養
    物から該ポリペプチドを採取することを特徴とするイン
    ターフェロンγポリペプチドの製造方法。
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