JPH0747597B2 - リン酸モノエステルのアルギニン塩の製造方法 - Google Patents
リン酸モノエステルのアルギニン塩の製造方法Info
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- JPH0747597B2 JPH0747597B2 JP18128790A JP18128790A JPH0747597B2 JP H0747597 B2 JPH0747597 B2 JP H0747597B2 JP 18128790 A JP18128790 A JP 18128790A JP 18128790 A JP18128790 A JP 18128790A JP H0747597 B2 JPH0747597 B2 JP H0747597B2
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Description
ステルのアルギニン塩の製造法に関する。
カノールアミン塩は洗浄剤、乳化剤、帯電防止剤、繊維
油剤、防錆剤、潤滑添加剤等として広く利用されてお
り、特にリン酸モノエステルの塩は、毒性、皮膚刺激性
が著しく少なく、人体に対して安全性の高い界面活性剤
として香粧品、化粧品に広く利用されている。しかる
に、リン酸モノエステルの塩を用いて乳化系を調製した
場合、経時的な結晶化、及びそれに伴う降伏値や粘度の
急激な低下が起こり、化粧品用乳化剤としては使用しに
くいという欠点が知られていた。
モノエステルのアルギニン塩は、油の種類によらず経時
的に安定で良好なエマルションを形成する乳化剤として
有用であることが知られており、また油の種類によらず
安定なゲルを形成することから、香化粧品原料としても
有用である。
テルのアルギニン塩は、従来、リン酸モノエステルをメ
タノールに溶解した後、イオン交換水に溶解したアルギ
ニンを加えて攪拌し、得られるペースト状の固形物を濾
過した後、メタノールで洗浄することにより製造されて
いた。
ニン塩を製造すると、ペースト状の固形物の結晶性が悪
く、高粘度で取り扱いが困難であり、しかも通常の濾過
装置(加圧濾過、減圧濾過)では、濾布又は濾紙が目詰
まりをおこし、濾過が困難で、粉末化に多大の労力を必
要とすることから、工業的に大量に製造する方法として
は満足できるものではなかった。
のアルギニン塩を製造する方法が望まれていた。
果、中和時の水の量が生成するリン酸モノエステルのア
ルギニン塩の濾過性に大きな影響を及ぼすことをつきと
め、水を使用しないか、又は水の量を最低限度におさえ
て中和し、その後特定の有機溶剤中で該塩の粉末化を行
えば、濾過性を大幅に改善することができることを見い
出し、本発明を完成した。
0.5重量倍以下の水を含んでいてもよいアルコール又は
飽和若しくは不飽和炭化水素溶媒中で、一般式(II) (式中、mは0又は1を示す。ここで、mが0の場合、
R1は1以上の水素原子がフッ素原子で置換されていても
よい炭素数1〜36の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若
しくはアルケニル基、又は炭素数1〜15の直鎖若しくは
分岐鎖のアルキル基で置換されたフェニル基を、R2は炭
素数の2〜3のアルキレン基を、nは0〜30の数を示
す。mが1の場合、nは0を、lは0又は1を示し、l
が0のときR1は1以上の水素原子がフッ素原子で置換さ
れていてもよい炭素数1〜22の直鎖アルキル基を示し、
lは1のときR1は1以上の水素原子がフッ素原子で置換
されていてもよい炭素数1〜36の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を示す) で表わされるリン酸モノエステルを、アルギニンで中和
し、リン酸モノエステルのアルギニン塩を含む液体又は
乳化物を得、次いでこの液体又は乳化物をリン酸モノエ
ステルのアルギニン塩が難溶性を示す溶剤と接触させる
ことにより、リン酸モノエステルのアルギニン塩の粉末
を沈澱させ、該粉末を濾取することを特徴とする一般式
(I) (式中、R1、R2、l、m及びnは前記と同じ意味を有す
る) で表わされるリン酸モノエステルのアルギニン塩の製造
方法を提供するものである。
は、モノオクチルリン酸、モノラウリルリン酸、モノス
テアリルリン酸、モノノニルフルオロヘキシルリン酸、
モノトリデシルフルオロオクチルリン酸、モノヘプタデ
シルフルオロデシルリン酸などのモノ直鎖アルキルリン
酸;モノイソステアリルリン酸、モノ8−メチル−ヘプ
タデシルリン酸、モノ2−ヘキシルデシルリン酸などの
モノ分岐鎖アルキルリン酸、モノオクチルフェニルリン
酸、モノノニルフェニルリン酸などのモノアルキルフェ
ニルリン酸;モノポリオキシエチレン(3モル)ラウリ
ルエーテルリン酸、モノポリオキシプロピレン(3モ
ル)デシルエーテルリン酸、モノポリオキシエチレン
(8モル)ポリオキシプロピレン(3モル)ラウリルエ
ーテルリン酸などのモノポリオキシアルキレンアルキル
エーテルリン酸;モノポリオキシエチレン(5モル)ノ
ニルフェニルエーテルリン酸、モノポリオキシプロピレ
ン(2モル)オクチルフェニルエーテルリン酸などのモ
ノポリオキシアルキルフェニルエーテルリン酸;1−オク
チルグリセロ−3−リン酸、1−ラウリングリセロ−3
−リン酸、あるいはヒドロキシデシルリン酸、2−ヒド
ロキシラウリルリン酸などが挙げられる。
する有機ヒドロキシ化合物あるいはグリシジルエーテル
化合物、若しくはα−オレフィンエポキサイドに五酸化
リン、オキシ塩化リン、ポリリン酸等のリン酸化剤を反
応させることにより得ることができる。
アルコール又は飽和若しくは不飽和炭化水素とを混合
し、30℃以上の温度、好ましくは30〜80℃に昇温する。
ここで用いられるアルコール又は飽和若しくは不飽和炭
化水素には、あらかじめ水が含まれていてもよく、含ま
れる水の量がリン酸モノエステルに対して0〜0.5重量
部、好ましくは0〜0.3重量部の範囲であればよい。ア
ルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、イソ
プロパノール、シクロヘキサノールなどが挙げられ、飽
和炭化水素としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンな
どが挙げられ、不飽和炭化水素としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどが挙げられるが、なかでもエタノ
ール、イソプロパノール、ヘキサン、キシレンが好まし
い。
ル投入し、浮遊するアルギニンの粉末が認められなくな
るまで攪拌を行い中和を完了させる。ここで、投入する
アルギニンはL体、D体、DL体のいずれでもよく、また
粉末に限らずアルギニン水溶液でもよい。アルギニン水
溶液の水の量は、上記溶媒中の水との合計が該リン酸モ
ノエステル(II)の0.5重量倍以下であればよい。粉末
又は水溶液の投入は、一括又は数回に分けて行ってもよ
い。
む液体又は乳化物を、リン酸モノエステルのアルギニン
塩が難溶性を示す溶剤と混合し、0〜60℃、好ましくは
20〜40℃で攪拌し、リン酸モノエステルのアルギニン塩
を粉末として沈澱させる。ここで、難溶性とは25℃にお
ける溶解度が30重量%以下のものをいい、リン酸モノエ
ステルのアルギニン塩が難溶性を示す溶剤としては、例
えばアセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、メチルエチルケトンなどが挙げられ、これらの
うち特にアセトンが好ましい。これらの溶剤は、リン酸
モノエステルの重量に対して1〜10重量倍、好ましくは
1〜5重量倍用いられる。
めて良好であり、加圧濾過、減圧濾過等の操作により、
容易に濾取することができる。濾取後、20〜60℃で減圧
乾燥することにより、目的のリン酸モノエステルのアル
ギニン塩の粉末を得ることができる。
過性を改善することにより、香化粧品原料等として有用
なリン酸モノエステルのアルギニン塩を工業的に大量に
かつ簡便に製造することができる。
はこれら実施例に限定されるものではない。
当量点酸価418.2、0.371モル)をエタノール100gに溶解
し60℃に昇温後、L−アルギニン64.6g(0.371モル)を
投入し、浮遊するL−アルギニンの粉末がなくなるまで
攪拌する。このようにして得られた中和物を300gのアセ
トンに攪拌しながら投入し、30℃で3時間攪拌し粉末化
する。沈澱した粉末を減圧濾過により濾別し、乾燥して
モノラウリルリン酸のL−アルギニン塩162gを得た。
2.8、第二当量点酸価342.8、0.308モル)をエタノール1
00gに溶解し60℃に昇温後、L−アルギニン53.6g(0.30
8モル)を投入し、浮遊するL−アルギニンの粉末がな
くなるまで攪拌する。このようにして得られた中和物を
300gのアセトンに攪拌しながら投入し、30℃で3時間攪
拌し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過により濾別
し、乾燥してモノ2−ヘキシルデシルリン酸のL−アル
ギニン塩150gを得た。
点酸価141.8、第二当量点酸価283.0、0.253モル)をエ
タノール100gに溶解し60℃に昇温後、L−アルギニン4
4.0g(0.253モル)を投入し、浮遊するL−アルギニン
の粉末がなくなるまで攪拌する。このようにして得られ
た中和物を300gのアセトンに攪拌しながら投入し、30℃
で3時間攪拌し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過に
より濾別し、乾燥してモノトリオキシエチレンラウリル
リン酸のL−アルギニン塩143gを得た。
点酸価165.0、第二当量点酸価326.4、0.294モル)をエ
タノール100gに溶解し60℃に昇温後、L−アルギニン5
1.2g(0.294モル)を投入し、浮遊するL−アルギニン
の粉末がなくなるまで攪拌する。このようにして得られ
た中和物を300gのアセトンに攪拌しながら投入し、30℃
で3時間攪拌し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過に
より濾別し、乾燥してモノ1−ラウリルグリセロ−3−
リン酸のL−アルギニン塩150gを得た。
価199.5、第二当量点酸価395.0、0.355モル)をエタノ
ール100gに溶解し60℃に昇温後、L−アルギニン61.9g
(0.355モル)を投入し、浮遊するL−アルギニン61.9g
(0.355モル)を投入し、浮遊するL−アルギニンの粉
末がなくなるまで攪拌する。このようにして得られた中
和物を300gのアセトンに攪拌しながら投入し、30℃で3
時間攪拌し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過により
濾別し、乾燥してモノ2−ヒドロキシラウリルリン酸の
L−アルギニン塩159gを得た。
当量点酸価418.2、0.371モル)を10%含水エタノール10
0gに溶解し60℃に昇温後、L−アルギニン64.6g(0.371
モル)を投入し、浮遊するL−アルギニンの粉末がなく
なるまで攪拌する。このようにして得られた中和物を30
0gのアセトンに攪拌しながら投入し、30℃で3時間攪拌
し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過により濾別し、
乾燥してモノラウリルリン酸のL−アルギニン塩160gを
得た。
2.8、第二当量点酸価342.8、0.308モル)を5%含水エ
タノール100gに溶解し60℃に昇温後、L−アルギニン5
3.6g(0.308モル)を投入し、浮遊するL−アルギニン
の粉末がなくなるまで攪拌する。このようにして得られ
た中和物を300gのアセトンに攪拌しながら投入し、30℃
で3時間攪拌し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過に
より濾別し、乾燥してモノ2−ヘキシルデシルリン酸の
L−アルギニン塩151gを得た。
点酸価127.3、第二当量点酸価251.5、0.227モル)を5
%含水エタノール100gに溶解し60℃に昇温後、L−アル
ギニン39.5g(0.227モル)を投入し、浮遊するL−アル
ギニンの粉末がなくなるまで攪拌する。このようにして
得られた中和物を300gのアセトンに攪拌しながら投入
し、30℃で3時間攪拌し粉末化する。沈澱した粉末を減
圧濾過により濾別し、乾燥してモノトリデシルフルオロ
オクチルリン酸のL−アルギニン塩138gを得た。
当量点酸価418.2、0.371モル)を25%含水エタノール10
0gに溶解し60℃に昇温後、L−アルギニン64.6g(0.371
モル)を投入し、浮遊するL−アルギニンの粉末がなく
なるまで攪拌する。このようにして得られた中和物を30
0gのアセトンに攪拌しながら投入し、30℃で3時間攪拌
し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過により濾別し、
乾燥してモノラウリルリン酸のL−アルギニン塩157gを
得た。
当量点酸価418.2、0.371モル)をヘキサン90gに溶解し
水10gを加えて60℃に昇温後、L−アルギニン64.6g(0.
371モル)を投入し、浮遊するL−アルギニンの粉末が
なくなるまで攪拌する。このようにして得られた中和物
を300gのアセトンに攪拌しながら投入し30℃で3時間攪
拌し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過により濾別
し、乾燥してモノラウリルリン酸のL−アルギニン塩15
7gを得た。
2.8、第二当量点酸価342.8、0.308モル)をヘキサン90g
に溶解し水10gを加えて60℃に昇温後、L−アルギニン5
3.6g(0.308モル)を投入し、浮遊するL−アルギニン
の粉末がなくなるまで攪拌する。このようにして得られ
た中和物を500gのアセトンに攪拌しながら投入し30℃で
3時間攪拌し粉末化する。沈澱した粉末を減圧濾過によ
り濾別し、乾燥してモノ2−ヘキシルデシルリン酸のL
−アルギニン塩149gを得た。
Claims (1)
- 【請求項1】下記リン酸モノエステル(II)の0.5重量
倍以下の水を含んでいてもよいアルコール又は飽和若し
くは不飽和炭化水素溶媒中で、一般式(II) (式中、mは0又は1を示す。ここで、mが0の場合、
R1は1以上の水素原子がフッ素原子で置換されていても
よい炭素数1〜36の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若
しくはアルケニル基、又は炭素数1〜15の直鎖若しくは
分岐鎖のアルキル基で置換されたフェニル基を、R2は炭
素数2〜3のアルキレン基を、nは0〜30の数を示す。
mが1の場合、nは0を、lは0又は1を示し、lが0
のときR1は1以上の水素原子がフッ素原子で置換されて
いてもよい炭素数1〜22の直鎖アルキル基を示し、lが
1のときR1は1以上の水素原子がフッ素原子で置換され
ていてもよい炭素数1〜36の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基又はアルケニル基を示す) で表わされるリン酸モノエステルを、アルギニンで中和
し、リン酸モノエステルのアルギニン塩を含む液体又は
乳化物を得、次いでこの液体又は乳化物をリン酸モノエ
ステルのアルギニン塩が難溶性を示す溶剤と接触させる
ことにより、リン酸モノエステルのアルギニン塩の粉末
を沈澱させ、該粉末を濾取することを特徴とする一般式
(I) (式中、R1、R2、l、m及びnは前記と同じ意味を有す
る) で表わされるリン酸モノエステルのアルギニン塩の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18128790A JPH0747597B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | リン酸モノエステルのアルギニン塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18128790A JPH0747597B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | リン酸モノエステルのアルギニン塩の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0469389A JPH0469389A (ja) | 1992-03-04 |
| JPH0747597B2 true JPH0747597B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=16098054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18128790A Expired - Fee Related JPH0747597B2 (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | リン酸モノエステルのアルギニン塩の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747597B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE59306248D1 (de) * | 1992-10-03 | 1997-05-28 | Hoechst Ag | Neue Tenside, Verfahren zu ihrer Herstellung, diese enthaltende Mittel und ihre Verwendung |
| CN109898330B (zh) * | 2018-10-18 | 2020-05-26 | 天津工业大学 | 一种改性聚己内酰胺碳纤维水性上浆剂的制备方法 |
-
1990
- 1990-07-09 JP JP18128790A patent/JPH0747597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0469389A (ja) | 1992-03-04 |
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