JPH0749372B2 - 徐放化坐剤 - Google Patents
徐放化坐剤Info
- Publication number
- JPH0749372B2 JPH0749372B2 JP26744287A JP26744287A JPH0749372B2 JP H0749372 B2 JPH0749372 B2 JP H0749372B2 JP 26744287 A JP26744287 A JP 26744287A JP 26744287 A JP26744287 A JP 26744287A JP H0749372 B2 JPH0749372 B2 JP H0749372B2
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- Japan
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- ester
- macrogol
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は徐放化坐剤に関するものである。
[従来の技術] 通常坐剤として用いる薬物の中には、比較的短時間しか
薬効を発揮しないもの、あるいは急速な体内移行を伴う
ため副作用が頻発するものがある。これらのような薬物
については持効化することが必要である。この点改良が
加えられたのがプルロニックF−127を用いた基剤[ケ
ミカル・アンド・ファーマシューティカル・ブルチン
(Chemical and Pharmaceutical Bulletin)34巻1801ペ
ージ(1986)]および多種の添加物(サイクロデキスト
リン、エチルセルロースなど)を配合した持効化基剤
(特開昭58−172311号)である。
薬効を発揮しないもの、あるいは急速な体内移行を伴う
ため副作用が頻発するものがある。これらのような薬物
については持効化することが必要である。この点改良が
加えられたのがプルロニックF−127を用いた基剤[ケ
ミカル・アンド・ファーマシューティカル・ブルチン
(Chemical and Pharmaceutical Bulletin)34巻1801ペ
ージ(1986)]および多種の添加物(サイクロデキスト
リン、エチルセルロースなど)を配合した持効化基剤
(特開昭58−172311号)である。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前者は常温でゾル状態であるため普通の
固体坐剤の形態をとりにくく、後者においては操作が煩
雑になるという問題点がある。
固体坐剤の形態をとりにくく、後者においては操作が煩
雑になるという問題点がある。
また、水溶性基剤を用いた坐剤の場合直腸粘膜に対する
刺激性が問題となっている。
刺激性が問題となっている。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、水溶性基剤を用いた坐剤中に、ショ糖脂
肪酸エステルを少量(例えば20重量%程度)配合したと
きには薬物の徐放化は見られなかったが、50〜90重量%
配合することによって徐放化が認められ、粘膜に対して
低刺激性であり、しかもその製造時の操作が簡易で製造
コストも安価であることを見出して、本発明を完成させ
た。
肪酸エステルを少量(例えば20重量%程度)配合したと
きには薬物の徐放化は見られなかったが、50〜90重量%
配合することによって徐放化が認められ、粘膜に対して
低刺激性であり、しかもその製造時の操作が簡易で製造
コストも安価であることを見出して、本発明を完成させ
た。
すなわち、本発明は、ショ糖脂肪酸エステル50〜90重量
%および水溶性基剤を配合した坐剤である。
%および水溶性基剤を配合した坐剤である。
徐放化坐剤中、ショ糖脂肪酸エステルの量は、坐剤に対
して50〜90重量%、好ましくは60〜75重量%である。
して50〜90重量%、好ましくは60〜75重量%である。
本発明で用いられるショ糖脂肪酸エステルとは、ショ糖
と炭素数8〜20を有する高級脂肪酸(たとえばパルミチ
ン酸、ステアリン酸等)のモノエステル、ジエステル、
ポリエステル、またはこれらエステルの混合物である。
そのHLB値は8以下のものが適当であり、好ましくは6
以下のものである。またその形状は、粉末状、液状ある
いはペースト状のものであり、たとえばDKエステル
(第一工業製薬株式会社製)、あるいはリョートーシ
ュガーエステル (三菱化成工業食品株式会社製)等が
あげられる。調製時には一種あるいは二種以上配合して
用いてもよい。
と炭素数8〜20を有する高級脂肪酸(たとえばパルミチ
ン酸、ステアリン酸等)のモノエステル、ジエステル、
ポリエステル、またはこれらエステルの混合物である。
そのHLB値は8以下のものが適当であり、好ましくは6
以下のものである。またその形状は、粉末状、液状ある
いはペースト状のものであり、たとえばDKエステル
(第一工業製薬株式会社製)、あるいはリョートーシ
ュガーエステル (三菱化成工業食品株式会社製)等が
あげられる。調製時には一種あるいは二種以上配合して
用いてもよい。
本発明で用いられる水溶性基剤とは、通常坐剤に用いら
れるものであって、たとえばマクロゴール、MC、CMC−N
a、グリセロゼラチン、グリセリン等である。また、こ
れら各種を配合して用いてもよい。
れるものであって、たとえばマクロゴール、MC、CMC−N
a、グリセロゼラチン、グリセリン等である。また、こ
れら各種を配合して用いてもよい。
本発明で用いられる薬効成分とは、たとえば解熱鎮痛
剤、抗生物質など通常坐剤に用いられる薬物である。
剤、抗生物質など通常坐剤に用いられる薬物である。
ショ糖脂肪酸エステル、水溶性基剤、薬効成分の他、保
存性を高めるために抗酸化剤や安定剤を加えることがで
きる。抗酸化剤とは、例えばトコフェール、ジブチルヒ
ドロキシトルエン(BHT)などであり、安定剤とは、例
えばリン酸、アスコルビン酸、クエン酸などである。ま
た、坐剤の硬さや感触を調節するために、ワックス成分
やゲル化剤などを加えてもよい。ワックス成分とは、例
えば硬化ヒマシ油、カーボワックスなどであり、ゲル化
剤とは、例えばアクリル酸ポリマーなどである。
存性を高めるために抗酸化剤や安定剤を加えることがで
きる。抗酸化剤とは、例えばトコフェール、ジブチルヒ
ドロキシトルエン(BHT)などであり、安定剤とは、例
えばリン酸、アスコルビン酸、クエン酸などである。ま
た、坐剤の硬さや感触を調節するために、ワックス成分
やゲル化剤などを加えてもよい。ワックス成分とは、例
えば硬化ヒマシ油、カーボワックスなどであり、ゲル化
剤とは、例えばアクリル酸ポリマーなどである。
本発明の徐放化坐剤の製造方法を説明する。ショ糖脂肪
酸エステルおよび水溶性基剤を70〜90℃で混合溶融後、
薬効成分を添加する。ショ糖脂肪酸エステルおよび水溶
性基剤成分が分離しないように充分撹拌を加え、ショ糖
脂肪酸エステルを油相とする油中分散型エマルジョンを
形成させ、コンテナへ充填し急速に冷却して製造され
る。剤形は使用部位に適した剤形でよく、使用する剤形
として、直腸または腟に適用する剤形などがあげられ
る。
酸エステルおよび水溶性基剤を70〜90℃で混合溶融後、
薬効成分を添加する。ショ糖脂肪酸エステルおよび水溶
性基剤成分が分離しないように充分撹拌を加え、ショ糖
脂肪酸エステルを油相とする油中分散型エマルジョンを
形成させ、コンテナへ充填し急速に冷却して製造され
る。剤形は使用部位に適した剤形でよく、使用する剤形
として、直腸または腟に適用する剤形などがあげられ
る。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
例に限定されるものではない。
実施例1 DKエステルF−20W 50重量% マクロゴール4000 49重量% インドメタシン 1重量% DKエステルおよびマクロゴール4000を70〜90℃で混合溶
融後、インドメタシンを添加した。DKエステルおよびマ
クロゴール4000が分離しないように充分撹拌を加え、DK
エステルを油相とする油中分散型エマルジョンを形成さ
せ、コンテナへ充填し急速に冷却して製造した。
融後、インドメタシンを添加した。DKエステルおよびマ
クロゴール4000が分離しないように充分撹拌を加え、DK
エステルを油相とする油中分散型エマルジョンを形成さ
せ、コンテナへ充填し急速に冷却して製造した。
実施例2 DKエステルF−20W 60重量% マクロゴール4000 39重量% インドメタシン 1重量% 上記成分を実施例1に準じて坐剤を製造した。
実施例3 DKエステルF−10 50重量% マクロゴール4000 49重量% インドメタシン 1重量% 上記成分を実施例1に準じて坐剤を製造した。
実施例4 DKエステルF−20W 85重量% マクロゴール4000 14重量% インドメタシン 1重量% 上記成分を実施例1に準じて坐剤を製造した。
実施例5 DKエステルF−20W 75重量% マクロゴール40000 24重量% インドメタシン 1重量% 上記成分を実施例1に準じて坐剤を製造した。
実施例6 DKエステルF−10 55重量% マクロゴール1540 10重量% マクロゴール4000 34重量% インドメタシン 1重量% 上記成分を実施例1に準じて坐剤を製造した。
実施例7 リョートーシュガーエステルS−170 70重量% マクロゴール6000 29重量% 塩化フェニールプロパノールアミン 1重量% 上記成分を実施例1に準じて坐剤を製造した。
参考例1 マクロゴール4000 99重量% インドメタシン 1重量% マクロゴール4000を70℃〜90℃で溶融後、インドメタシ
ンを添加し、コンテナ充填し急速に冷却して坐剤を製造
した。
ンを添加し、コンテナ充填し急速に冷却して坐剤を製造
した。
参考例2 DKエステルF−20W 20重量% マクロゴール4000 79重量% インドメタシン 1重量% 上記成分を実施例1に準じて坐剤を製造した。
試験例 上記実施例1,2,5および参考例1,2で製造された坐剤につ
いて、村西らの方法[薬剤学Vol.39,No.1,1〜7,(198
7)]に従い、薬物の放出試験をそれぞれ行なった。た
だし放出液は37℃保温下0.05M,pH7.0,リン酸緩衝液300m
lを用い、内層撹拌速度を25rpmとして行なった。経時的
に放出液から1mlを採取して0.05M,pH7.0リン酸緩衝液:
エタノール=1:1液3mlで希釈し、0.45μmのフィルター
でろ過後、UV320nmにおける吸光度でインドメタシン濃
度を求めた。採取後、0.05M,pH7.0リン酸緩衝液1mlを補
充した。
いて、村西らの方法[薬剤学Vol.39,No.1,1〜7,(198
7)]に従い、薬物の放出試験をそれぞれ行なった。た
だし放出液は37℃保温下0.05M,pH7.0,リン酸緩衝液300m
lを用い、内層撹拌速度を25rpmとして行なった。経時的
に放出液から1mlを採取して0.05M,pH7.0リン酸緩衝液:
エタノール=1:1液3mlで希釈し、0.45μmのフィルター
でろ過後、UV320nmにおける吸光度でインドメタシン濃
度を求めた。採取後、0.05M,pH7.0リン酸緩衝液1mlを補
充した。
これらの試験結果を第1図に示す。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の坐剤は、ショ
糖脂肪酸エステルを50〜90%配合することにより薬物の
放出が制御される。
糖脂肪酸エステルを50〜90%配合することにより薬物の
放出が制御される。
更に、製造時における操作が簡易で製造コストも安価で
あり、水溶性基剤を用いた坐剤であるにもかかわらず粘
膜に対して低刺激性である。
あり、水溶性基剤を用いた坐剤であるにもかかわらず粘
膜に対して低刺激性である。
また、水溶性基剤を用いることによって、油脂性基剤に
溶解しにくい薬物においては、薬物の分散性が改善され
坐剤からの放出が一定に保たれる。
溶解しにくい薬物においては、薬物の分散性が改善され
坐剤からの放出が一定に保たれる。
第1図は、ショ糖脂肪酸エステルを種々の割合で配合し
たインドメタシン坐剤の放出率を示す。
たインドメタシン坐剤の放出率を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ショ糖脂肪酸エステル50〜90重量%および
水溶性基剤を配合した徐放化坐剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26744287A JPH0749372B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 徐放化坐剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26744287A JPH0749372B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 徐放化坐剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01110618A JPH01110618A (ja) | 1989-04-27 |
| JPH0749372B2 true JPH0749372B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=17444901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26744287A Expired - Lifetime JPH0749372B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 徐放化坐剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0749372B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016088902A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | ポーラ化成工業株式会社 | 徐放担体 |
-
1987
- 1987-10-22 JP JP26744287A patent/JPH0749372B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01110618A (ja) | 1989-04-27 |
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