JPH0751985B2 - 油圧式無段変速機 - Google Patents
油圧式無段変速機Info
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- JPH0751985B2 JPH0751985B2 JP1182221A JP18222189A JPH0751985B2 JP H0751985 B2 JPH0751985 B2 JP H0751985B2 JP 1182221 A JP1182221 A JP 1182221A JP 18222189 A JP18222189 A JP 18222189A JP H0751985 B2 JPH0751985 B2 JP H0751985B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- pump
- passage
- motor
- distribution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、少なくとも一方が可変容量タイプである油圧
ポンプと油圧モータとの組合せからなる油圧式無段変速
機に関し、さらに詳しくは、これらポンプおよびモータ
間を連結する油圧閉回路において、ポンプの吐出側と吸
入側とを直接連通させて変速機を中立状態にするクラッ
チ機構を備えた油圧式無段変速機に関する。
ポンプと油圧モータとの組合せからなる油圧式無段変速
機に関し、さらに詳しくは、これらポンプおよびモータ
間を連結する油圧閉回路において、ポンプの吐出側と吸
入側とを直接連通させて変速機を中立状態にするクラッ
チ機構を備えた油圧式無段変速機に関する。
(従来の技術) 少なくとも一方が可変容量タイプである油圧ポンプと油
圧モータとの組合せからなる油圧式無段変速機は従来か
ら種々提案されている(例えば、特公昭32−7159号公
報)。このような油圧式無段変速機において、これらポ
ンプおよびモータ間に配されて開回路を構成するための
2本の油路を連通させてポンプの吐出側と吸入側とを連
通させる短絡路を設け、この短絡路をクラッチ弁により
開閉制御して、変速機のクラッチ制御を行うことも知ら
れている(例えば、特開昭56−95722号公報)。
圧モータとの組合せからなる油圧式無段変速機は従来か
ら種々提案されている(例えば、特公昭32−7159号公
報)。このような油圧式無段変速機において、これらポ
ンプおよびモータ間に配されて開回路を構成するための
2本の油路を連通させてポンプの吐出側と吸入側とを連
通させる短絡路を設け、この短絡路をクラッチ弁により
開閉制御して、変速機のクラッチ制御を行うことも知ら
れている(例えば、特開昭56−95722号公報)。
(発明が解決しようとする課題) このようなクラッチ弁を開放して上記短絡路によりポン
プの吐出側と吸入側とを連通させれば、ポンプが回転駆
動されてもモータの駆動がなされず、中立(ニュートラ
ル)状態が得られる。しかしながら、変速機内に上記短
絡路を形成するとともにこの短絡路にクラッチ弁を配設
する必要があるため、その構成上、短絡路の断面積を充
分に確保することができない場合や、クラッチ弁の開度
面積を充分に確保できない場合がある。このような場合
には、クラッチ弁を開放してもポンプの吐出油が一部モ
ータ側に流れてモータ側が駆動され、完全な中立状態を
得ることができないという問題がある。
プの吐出側と吸入側とを連通させれば、ポンプが回転駆
動されてもモータの駆動がなされず、中立(ニュートラ
ル)状態が得られる。しかしながら、変速機内に上記短
絡路を形成するとともにこの短絡路にクラッチ弁を配設
する必要があるため、その構成上、短絡路の断面積を充
分に確保することができない場合や、クラッチ弁の開度
面積を充分に確保できない場合がある。このような場合
には、クラッチ弁を開放してもポンプの吐出油が一部モ
ータ側に流れてモータ側が駆動され、完全な中立状態を
得ることができないという問題がある。
さらに、油温が低温の場合には、この油の粘度が高く、
短絡路の流路抵抗が大きくなるので、クラッチ弁を開放
しても短絡路を通って流れる流量が少なく、この場合に
もポンプ吐出油が一部モータ側へも流れ、完全な中立状
態を得ることができないという問題がある。
短絡路の流路抵抗が大きくなるので、クラッチ弁を開放
しても短絡路を通って流れる流量が少なく、この場合に
もポンプ吐出油が一部モータ側へも流れ、完全な中立状
態を得ることができないという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑み、必要な場合には完全な
中立状態を得ることができるような構成の油圧式無段変
速機を提供することを目的とする。
中立状態を得ることができるような構成の油圧式無段変
速機を提供することを目的とする。
ロ.発明の構成 (課題を解決するための手段) このような目的達成のため、本発明の油圧式無段変速機
は、油圧ポンプの吐出口および吸入口にそれぞれ連通す
るポンプ吐出路およびポンプ吸入路並びに油圧モータの
吐出口および吸入口にそれぞれ連通するモータ吐出路お
よびモータ吸入路が形成された分配盤と、この分配倍に
摺接し、油圧ポンプおよび油圧モータの回転に応じてポ
ンプ吐出路とモータ吸入路とを連通させる第1油路とポ
ンプ吸入路とモータ吐出路とを連通させる第2油路とを
分割形成する分配環とを有しており、さらに、この分配
環を分配盤から離れる方向に任意に移動させて分配盤と
分配環の摺接面間にできた連通空間を通じてポンプ吐出
路とポンプ吸入路とを直接連通させる中立状態作成手段
と、上記油圧閉回路において上記連通空間と並列に設け
られて第1油路および第2油路を通じてポンプ吐出路と
ポンプ吸入路とを短絡連通させる短絡路と、この短絡路
の開度を制御するクラッチ弁とを有している。なお、中
立状態作成手段を、分配環における摺接面と反対側の面
に面してこの分配環を分配盤に摺接させる方向の油圧力
を生じさせる油圧室と、上記摺接面側に作用する油圧を
上記油圧室に導入する絞り付導入路と、上記油圧室から
油圧を排出するための排出路と、分配環を分配盤に摺接
させるときに前記排出路を閉止し、分配環を分配盤から
離れる方向に移動させるときに排出路を開通させる開閉
手段とから構成するのが望ましい。
は、油圧ポンプの吐出口および吸入口にそれぞれ連通す
るポンプ吐出路およびポンプ吸入路並びに油圧モータの
吐出口および吸入口にそれぞれ連通するモータ吐出路お
よびモータ吸入路が形成された分配盤と、この分配倍に
摺接し、油圧ポンプおよび油圧モータの回転に応じてポ
ンプ吐出路とモータ吸入路とを連通させる第1油路とポ
ンプ吸入路とモータ吐出路とを連通させる第2油路とを
分割形成する分配環とを有しており、さらに、この分配
環を分配盤から離れる方向に任意に移動させて分配盤と
分配環の摺接面間にできた連通空間を通じてポンプ吐出
路とポンプ吸入路とを直接連通させる中立状態作成手段
と、上記油圧閉回路において上記連通空間と並列に設け
られて第1油路および第2油路を通じてポンプ吐出路と
ポンプ吸入路とを短絡連通させる短絡路と、この短絡路
の開度を制御するクラッチ弁とを有している。なお、中
立状態作成手段を、分配環における摺接面と反対側の面
に面してこの分配環を分配盤に摺接させる方向の油圧力
を生じさせる油圧室と、上記摺接面側に作用する油圧を
上記油圧室に導入する絞り付導入路と、上記油圧室から
油圧を排出するための排出路と、分配環を分配盤に摺接
させるときに前記排出路を閉止し、分配環を分配盤から
離れる方向に移動させるときに排出路を開通させる開閉
手段とから構成するのが望ましい。
(作用) 上記構成の油圧式無段変速機においては、中立状態作成
手段を作動させて分配盤に摺接した状態の分配環を分配
盤から離すと、分配環によるポンプ吐出路とモータ吸入
路との連通およびポンプ吸入路とモータ吐出路との連通
が外れ、ポンプ吐出路とポンプ吸入路が連通空間を通じ
て直接連通する。このため、従来におけるような短絡路
やクラッチ弁を介さなくとも中立状態が得られる。この
場合、ポンプ吐出路とポンプ吸入路とが直接連通するの
で、完全な中立状態となる。しかも、上記短絡路の開度
をクラッチ弁により制御すれば、連通空間をクラッチ弁
の半クラッチ制御等に基づくきめ細かな変速比制御も実
現可能となる。そして、分配環を分配盤に摺接させる方
向の油圧力を生じさせる油圧式およびこの油圧室から油
圧を排出させる開閉手段等により中立状態作成手段を構
成すれば、より迅速な中立状態への移行制御を行える。
手段を作動させて分配盤に摺接した状態の分配環を分配
盤から離すと、分配環によるポンプ吐出路とモータ吸入
路との連通およびポンプ吸入路とモータ吐出路との連通
が外れ、ポンプ吐出路とポンプ吸入路が連通空間を通じ
て直接連通する。このため、従来におけるような短絡路
やクラッチ弁を介さなくとも中立状態が得られる。この
場合、ポンプ吐出路とポンプ吸入路とが直接連通するの
で、完全な中立状態となる。しかも、上記短絡路の開度
をクラッチ弁により制御すれば、連通空間をクラッチ弁
の半クラッチ制御等に基づくきめ細かな変速比制御も実
現可能となる。そして、分配環を分配盤に摺接させる方
向の油圧力を生じさせる油圧式およびこの油圧室から油
圧を排出させる開閉手段等により中立状態作成手段を構
成すれば、より迅速な中立状態への移行制御を行える。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例について
説明する。
説明する。
第1図は本発明に係る無段変速機の油圧回路図であり、
この図において、無段変速機Tは、入力軸1を介してエ
ンジンEにより駆動される定吐出量型斜板アキシャルプ
ランジャ式油圧ポンプPと、出力軸2に繋がる可変容量
型斜板アキシャルプランジャ式油圧モータMとを有して
いる。油圧ポンプPの吐出口にはポンプ吐出路Laが繋が
り、吸入口にはポンプ吸入路Ldが繋がっている。油圧モ
ータMの吸入口にはモータ吸入路Lbが繋がり、吐出口に
はモータ吐出路Lcが繋がっている。通常の状態では、分
配板80と分配環92とを有してなる分配機構Dにより、ポ
ンプ吐出路Laとモータ吸入路Lbとが連通し、モータ吐出
路Lcとポンプ吸入路Ldとが連通し、ポンプPとモータM
とが油圧的に連結する閉回路が構成される。なお、分配
機構Dにより連通するポンプ吐出路Laからモータ吸入路
Lbまでを第1回路油路と称し、モータ吐出路Lcからポン
プ吸入路Ldまでを第2回路油路と称する。
この図において、無段変速機Tは、入力軸1を介してエ
ンジンEにより駆動される定吐出量型斜板アキシャルプ
ランジャ式油圧ポンプPと、出力軸2に繋がる可変容量
型斜板アキシャルプランジャ式油圧モータMとを有して
いる。油圧ポンプPの吐出口にはポンプ吐出路Laが繋が
り、吸入口にはポンプ吸入路Ldが繋がっている。油圧モ
ータMの吸入口にはモータ吸入路Lbが繋がり、吐出口に
はモータ吐出路Lcが繋がっている。通常の状態では、分
配板80と分配環92とを有してなる分配機構Dにより、ポ
ンプ吐出路Laとモータ吸入路Lbとが連通し、モータ吐出
路Lcとポンプ吸入路Ldとが連通し、ポンプPとモータM
とが油圧的に連結する閉回路が構成される。なお、分配
機構Dにより連通するポンプ吐出路Laからモータ吸入路
Lbまでを第1回路油路と称し、モータ吐出路Lcからポン
プ吸入路Ldまでを第2回路油路と称する。
一対のギヤ組9a,9bを介してエンジンEにより駆動され
るチャージポンプ(補給ポンプ)10の吐出口が、ポンプ
吐出油路L1を介してレギュレータバルブ12に繋がってお
り、さらに、この吐出油路L1から第1制御油路L2が分岐
している。レギュレータバルブ12は吐出油路L1の油圧に
応じて作動し、この吐出油路L1および第1制御油路L2内
の油圧を所定の制御用ライン圧PLに設定し、このライン
圧PLを有した作動油を第1制御油路L2から制御バルブ等
に供給するようになっている。
るチャージポンプ(補給ポンプ)10の吐出口が、ポンプ
吐出油路L1を介してレギュレータバルブ12に繋がってお
り、さらに、この吐出油路L1から第1制御油路L2が分岐
している。レギュレータバルブ12は吐出油路L1の油圧に
応じて作動し、この吐出油路L1および第1制御油路L2内
の油圧を所定の制御用ライン圧PLに設定し、このライン
圧PLを有した作動油を第1制御油路L2から制御バルブ等
に供給するようになっている。
この第1制御油路L2から制御バルブ等への供給油量はチ
ャージポンプ10の吐出量に比べて小さく、このため、残
りの油はレギュレータバルブ12の作動により第1チャー
ジ油路L3に送られる。なお、第1チャージ油路L3に送っ
てもなお余分な油量があるときは、ドレン油路L4からサ
ンプ17に戻される。このようにして第1チャージ油路L3
に送られてきた油は、遠心式油フィルタ4を通って浄化
された後、第2チャージ油路L5を通って、一対のチェッ
クバルブ3,3を有する第3回路油路Leに送られ、このチ
ェックバルブ3,3の作用により、上記第1および第2回
路油路のうちの低圧側の油路に供給される。
ャージポンプ10の吐出量に比べて小さく、このため、残
りの油はレギュレータバルブ12の作動により第1チャー
ジ油路L3に送られる。なお、第1チャージ油路L3に送っ
てもなお余分な油量があるときは、ドレン油路L4からサ
ンプ17に戻される。このようにして第1チャージ油路L3
に送られてきた油は、遠心式油フィルタ4を通って浄化
された後、第2チャージ油路L5を通って、一対のチェッ
クバルブ3,3を有する第3回路油路Leに送られ、このチ
ェックバルブ3,3の作用により、上記第1および第2回
路油路のうちの低圧側の油路に供給される。
なお、第2チャージ油路L5からはポンプケースを構成す
るモータシリンダ70の内部空間に繋がる第1潤滑油路L6
が分岐しており、第2チャージ油路L5に供給された油の
一部は第1潤滑油路L6に配設されたチェックバルブ6aを
通過するとともにこの油路L6を介して上記内部空間内に
供給される。この内部空間に供給された油はポンプ部品
の潤滑を行い、第2潤滑油路L7から外部へ潤滑用として
送られる。なお、この内部空間内の作動油は、モータシ
リンダ70の回転が極く小さい時、すなわち、エンジン停
止時等には、チェックバルブ6bが開放して直接サンプル
17に排出される。
るモータシリンダ70の内部空間に繋がる第1潤滑油路L6
が分岐しており、第2チャージ油路L5に供給された油の
一部は第1潤滑油路L6に配設されたチェックバルブ6aを
通過するとともにこの油路L6を介して上記内部空間内に
供給される。この内部空間に供給された油はポンプ部品
の潤滑を行い、第2潤滑油路L7から外部へ潤滑用として
送られる。なお、この内部空間内の作動油は、モータシ
リンダ70の回転が極く小さい時、すなわち、エンジン停
止時等には、チェックバルブ6bが開放して直接サンプル
17に排出される。
上記チャージポンプ10と同軸上にガバナバルブ8が取り
付けられている。このガバナバルブ8には図示しない制
御バルブから所定圧の作動油が供給され、ガバナバルブ
8はこの作動油の圧をエンジンEの回転速度に対応した
ガバナ油圧に変換する。
付けられている。このガバナバルブ8には図示しない制
御バルブから所定圧の作動油が供給され、ガバナバルブ
8はこの作動油の圧をエンジンEの回転速度に対応した
ガバナ油圧に変換する。
シャトルバルブ110を有する第4回路油路Lfが上記閉回
路に接続されている。このシャトルバルブ110には、低
圧リリーフバルブ7を有してオイルサンプ17に繋がる第
5回路油路Lgが接続されている。シャトルバルブ110
は、第1および第2回路油路(モータ吸入路Lbおよびモ
ータ吐出路Lc)の油圧差に応じて作動し、第1および第
2回路油路のうち低圧側の油路を第5回路油路Lgに連通
させる。これにより低圧側の油路のリリーフ油圧は低圧
リリーフバルブ7により調圧される。
路に接続されている。このシャトルバルブ110には、低
圧リリーフバルブ7を有してオイルサンプ17に繋がる第
5回路油路Lgが接続されている。シャトルバルブ110
は、第1および第2回路油路(モータ吸入路Lbおよびモ
ータ吐出路Lc)の油圧差に応じて作動し、第1および第
2回路油路のうち低圧側の油路を第5回路油路Lgに連通
させる。これにより低圧側の油路のリリーフ油圧は低圧
リリーフバルブ7により調圧される。
さらに、この変速機Tには、第1および第2回路油路を
短絡する油路の開度を制御するメインクラッチ弁CLおよ
びポンプ吐出油路Laを閉塞可能な直結クラッチ弁DCも配
設されている。
短絡する油路の開度を制御するメインクラッチ弁CLおよ
びポンプ吐出油路Laを閉塞可能な直結クラッチ弁DCも配
設されている。
上記メインクラッチ弁CLは、従来から用いられているタ
イプのクラッチ弁であり、この場合には、その構造上の
制約から短絡路の断面積およびクラッチ弁CLの開放面積
をあまり大きくできない場合が多く、クラッチ弁CLを全
開状態にしても完全な中立状態が達成できないことがあ
る。特に、油温が低温で粘性抵抗が大きい場合にこの問
題が大きい。このため、本例においては、分配機構Dに
おいて、分配環92を分配板80から強制的に離して、第1
および第2回路油路(ポンプ吐出路Laおよびポンプ吸入
路Ld)を直接連通させて、確実な中立状態を得ることが
できるようにしている。
イプのクラッチ弁であり、この場合には、その構造上の
制約から短絡路の断面積およびクラッチ弁CLの開放面積
をあまり大きくできない場合が多く、クラッチ弁CLを全
開状態にしても完全な中立状態が達成できないことがあ
る。特に、油温が低温で粘性抵抗が大きい場合にこの問
題が大きい。このため、本例においては、分配機構Dに
おいて、分配環92を分配板80から強制的に離して、第1
および第2回路油路(ポンプ吐出路Laおよびポンプ吸入
路Ld)を直接連通させて、確実な中立状態を得ることが
できるようにしている。
このための詳細構造および作動は後述するが、この作動
を行わせるための第1および第2中立制御ラインL11お
よびL12が図示のように分配機構Dに繋がっている。両
中立制御ラインL11およびL12はそれぞれチェックバルブ
121,122を通った後、中立制御バルブ130に繋がる第3制
御ラインL13と連通する。中立制御バルブ130は、第4中
立制御ラインL14から油圧室134に送られる油圧を受け
て、スプール131がスプリング132に抗して移動される
と、第3中立制御ラインL13を閉塞するバルブである。
この第3中立ラインL13が閉塞されると分配環92が分配
盤80に摺接した状態に維持され、第3中立ラインL13が
開放されてドレンに繋がると分配環92が分配盤80にから
離れるようになっている(この作動は後述する)。
を行わせるための第1および第2中立制御ラインL11お
よびL12が図示のように分配機構Dに繋がっている。両
中立制御ラインL11およびL12はそれぞれチェックバルブ
121,122を通った後、中立制御バルブ130に繋がる第3制
御ラインL13と連通する。中立制御バルブ130は、第4中
立制御ラインL14から油圧室134に送られる油圧を受け
て、スプール131がスプリング132に抗して移動される
と、第3中立制御ラインL13を閉塞するバルブである。
この第3中立ラインL13が閉塞されると分配環92が分配
盤80に摺接した状態に維持され、第3中立ラインL13が
開放されてドレンに繋がると分配環92が分配盤80にから
離れるようになっている(この作動は後述する)。
なお、第4中立制御ラインL14は変速機の油圧コントロ
ールバルブ140に繋がり、エンジンEが作動状態のとき
で、変速機Tが中立以外の状態の場合にこの第4中立制
御ラインL14に所定の油圧が供給され、変速機Tが中立
の状態のときには第4中立制御ラインL14の油圧は低下
される。これにより、変速機Tが中立状態のときには、
分配環92が分配盤80から離れ、確実に中立状態が得られ
る。
ールバルブ140に繋がり、エンジンEが作動状態のとき
で、変速機Tが中立以外の状態の場合にこの第4中立制
御ラインL14に所定の油圧が供給され、変速機Tが中立
の状態のときには第4中立制御ラインL14の油圧は低下
される。これにより、変速機Tが中立状態のときには、
分配環92が分配盤80から離れ、確実に中立状態が得られ
る。
次に、上記無段変速機Tの具体的な構造を第2図を用い
て簡単に説明する。
て簡単に説明する。
この無段変速機Tは、第1〜第4ケース5a〜5dにより囲
まれた空間内に油圧ポンプPおよび油圧モータMが同芯
に配設されて構成されている。油圧ポンプPの入力軸1
はカップリング1aを介してエンジンEの出力軸Esと結合
されている。このカップリング1aの内周側に遠心フィル
タ50が配設されている。
まれた空間内に油圧ポンプPおよび油圧モータMが同芯
に配設されて構成されている。油圧ポンプPの入力軸1
はカップリング1aを介してエンジンEの出力軸Esと結合
されている。このカップリング1aの内周側に遠心フィル
タ50が配設されている。
また、上記入力軸1上には駆動ギヤ9aがスプラインによ
り結合配設され、この駆動ギヤ9aに被動ギヤ9bが噛合し
ている。被動ギヤ9bはチャージポンプ10の駆動軸11と同
軸に結合しており、エンジンEの回転は上記一対のギヤ
9a,9bを介してチャージポンプ10の駆動軸11に伝達さ
れ、チャージポンプ10が駆動される。この駆動軸11はチ
ャージポンプ10を貫通してギヤ9bと反対側に突出し、ガ
バナバルブ8にも連結されている。このため、エンジン
Eの回転はこのガバナバルブ8にも伝達され、ガバナバ
ルブ8により、エンジンEの回転に対応したガバナ油圧
が作られる。
り結合配設され、この駆動ギヤ9aに被動ギヤ9bが噛合し
ている。被動ギヤ9bはチャージポンプ10の駆動軸11と同
軸に結合しており、エンジンEの回転は上記一対のギヤ
9a,9bを介してチャージポンプ10の駆動軸11に伝達さ
れ、チャージポンプ10が駆動される。この駆動軸11はチ
ャージポンプ10を貫通してギヤ9bと反対側に突出し、ガ
バナバルブ8にも連結されている。このため、エンジン
Eの回転はこのガバナバルブ8にも伝達され、ガバナバ
ルブ8により、エンジンEの回転に対応したガバナ油圧
が作られる。
油圧ポンプPは、入力軸1にスプライン結合されたポン
プシリンダ60と、このポンプシリンダ60に円周上等間隔
に形成された複数のシリンダ孔61に摺合した複数のポン
ププランジャ62とを有してなり、入力軸1を介して伝達
されるエンジンEの動力により回転駆動される。
プシリンダ60と、このポンプシリンダ60に円周上等間隔
に形成された複数のシリンダ孔61に摺合した複数のポン
ププランジャ62とを有してなり、入力軸1を介して伝達
されるエンジンEの動力により回転駆動される。
油圧モータMは、ポンプシリンダ60を外囲して設けられ
たモータシリンダ70と、モータシリンダ70に円周上等間
隔に形成された複数のシリンダ孔71に摺合した複数のモ
ータプランジャ72とから構成されており、ポンプシリン
ダ60と同芯上にて相対回転可能なようになっている。
たモータシリンダ70と、モータシリンダ70に円周上等間
隔に形成された複数のシリンダ孔71に摺合した複数のモ
ータプランジャ72とから構成されており、ポンプシリン
ダ60と同芯上にて相対回転可能なようになっている。
モータシリンダ70は、軸方向に並んで一体に結合された
第1〜第4の部分70a〜70bにより構成される。第1の部
分70aはその左端外周においてベアリング79aを介してケ
ース5bにより回転自在に支持されるとともに、右側内側
面は入力軸1に対して傾斜してポンプ斜板部材を構成し
ており、このポンプ斜板部材上にポンプ斜板リング63が
設けられている。第2の部分70bには前記複数のシリン
ダ孔71が形成され、第3の部分70cは各シリンダ孔61,71
への油路が形成された分配盤80を有する。第4の部分70
dには第1および第2駆動ギヤ21,22を有するギヤ部材GM
が圧入され、ベアリング79bを介してケース5cにより回
転自在に支持されている。
第1〜第4の部分70a〜70bにより構成される。第1の部
分70aはその左端外周においてベアリング79aを介してケ
ース5bにより回転自在に支持されるとともに、右側内側
面は入力軸1に対して傾斜してポンプ斜板部材を構成し
ており、このポンプ斜板部材上にポンプ斜板リング63が
設けられている。第2の部分70bには前記複数のシリン
ダ孔71が形成され、第3の部分70cは各シリンダ孔61,71
への油路が形成された分配盤80を有する。第4の部分70
dには第1および第2駆動ギヤ21,22を有するギヤ部材GM
が圧入され、ベアリング79bを介してケース5cにより回
転自在に支持されている。
上記ポンプ斜板リング63上には、円環状のポンプシュー
64が回転滑動自在に取り付けられ、このポンプシュー64
とポンププランジャ62とが連接桿65を介してある程度首
振り自在に連結されている。ポンプシュー64とポンプシ
リンダ60には互いに噛合する傘歯車68a,68bが形成され
ている。このため、入力軸1からポンプシリンダ60を回
転駆動するとポンプシュー64も同一回転駆動され、ポン
プ斜板リング63の傾斜に応じてポンププランジャ62は往
復動され、吸入口からのオイルの吸入および吐出口への
オイルほ吐出がなされる。
64が回転滑動自在に取り付けられ、このポンプシュー64
とポンププランジャ62とが連接桿65を介してある程度首
振り自在に連結されている。ポンプシュー64とポンプシ
リンダ60には互いに噛合する傘歯車68a,68bが形成され
ている。このため、入力軸1からポンプシリンダ60を回
転駆動するとポンプシュー64も同一回転駆動され、ポン
プ斜板リング63の傾斜に応じてポンププランジャ62は往
復動され、吸入口からのオイルの吸入および吐出口への
オイルほ吐出がなされる。
また、各モータプランジャ72に対向する斜板部材73が、
その両外端から紙面に直角な方向に突出する一対のトラ
ニオン軸(揺動軸)73aを介して第2ケース5bにより揺
動自在に支承されている。この斜板部材73のモータプラ
ンジャ72に対向する面上にはモータ斜板リング73bが配
設され、このモータ斜板リング73b上に滑接してモータ
シュー74が取り付けられている。モータシュー74は、各
モータプランジャ72の端部に首振り自在に連結されてい
る。この斜板部材73は、そのトラニオン軸73aから離れ
た位置で、リンク部材39を介して変速用サーボユニット
30のピストンロッド33と連結されており、変速用サーボ
ユニット30により、ピストンロッド33が軸方向に移動さ
れると、斜板部材73はトラニオン軸73aを中心に揺動さ
れるようになっている。
その両外端から紙面に直角な方向に突出する一対のトラ
ニオン軸(揺動軸)73aを介して第2ケース5bにより揺
動自在に支承されている。この斜板部材73のモータプラ
ンジャ72に対向する面上にはモータ斜板リング73bが配
設され、このモータ斜板リング73b上に滑接してモータ
シュー74が取り付けられている。モータシュー74は、各
モータプランジャ72の端部に首振り自在に連結されてい
る。この斜板部材73は、そのトラニオン軸73aから離れ
た位置で、リンク部材39を介して変速用サーボユニット
30のピストンロッド33と連結されており、変速用サーボ
ユニット30により、ピストンロッド33が軸方向に移動さ
れると、斜板部材73はトラニオン軸73aを中心に揺動さ
れるようになっている。
モータシリンダ70の第4の部分70dは中空に形成されて
おり、この中心部に、配圧盤18に固定された固定軸91が
挿入されている。この固定軸91の左端には分配環92が液
密に且つ軸方向に移動可能に取り付けられており、この
分配環92の軸線方向左端面が偏心して分配盤80に摺接し
するようになっている。この分配環92により、第4の部
分70d内に形成された中空部が、内側油室と外側油室と
に区画され、内側油室が第1回路油路Laを構成し、外側
油室が第2回路油路Lbを構成する。なお、上記配圧盤18
は、シャトルバルブ110、低圧リリーフバルブ7等を有
しており、第3ケース5cの右側面に取り付けられるとと
もに、第4ケース5dにより覆われている。
おり、この中心部に、配圧盤18に固定された固定軸91が
挿入されている。この固定軸91の左端には分配環92が液
密に且つ軸方向に移動可能に取り付けられており、この
分配環92の軸線方向左端面が偏心して分配盤80に摺接し
するようになっている。この分配環92により、第4の部
分70d内に形成された中空部が、内側油室と外側油室と
に区画され、内側油室が第1回路油路Laを構成し、外側
油室が第2回路油路Lbを構成する。なお、上記配圧盤18
は、シャトルバルブ110、低圧リリーフバルブ7等を有
しており、第3ケース5cの右側面に取り付けられるとと
もに、第4ケース5dにより覆われている。
この分配盤80および第4の部分70d内の詳細構造を第3
図に示しており、以下、第3図も参照して説明する。
図に示しており、以下、第3図も参照して説明する。
分配盤80には、ポンプ吐出ポート81aおよびポンプ吸入
ポート82aが穿設されており、その吐出ポート81aおよび
これに繋がるポンプ吐出路81bを介して、吐出行程にあ
るポンププランジャ62のシリンダ孔61と内側油室からな
る第1回路油路Laとが連通され、また、ポンプ吸入ポー
ト82aおよびこれに繋がるポンプ吸入路82bを介して、吸
入行程にあるポンププランジャ62のシリンダ孔61と外側
油室からなる第2回路油路Lbが連通される。さらに、分
配盤80には、各モータプランジャ72のシリンダ孔(シリ
ンダ室)71に連通する連絡路83が形成されており、この
連絡路83の開口は分配環92との摺接面に開口している。
なお、この連絡路83は各シリンダ孔71に対応して形成さ
れており、シリンダ孔71内のモータプランジャ72が膨張
工程にある場合にはこの連絡路83はモータ吸入路とな
り、モータプランジャ72が収縮工程にある場合にはこの
連絡路83はモータ吐出路となる。
ポート82aが穿設されており、その吐出ポート81aおよび
これに繋がるポンプ吐出路81bを介して、吐出行程にあ
るポンププランジャ62のシリンダ孔61と内側油室からな
る第1回路油路Laとが連通され、また、ポンプ吸入ポー
ト82aおよびこれに繋がるポンプ吸入路82bを介して、吸
入行程にあるポンププランジャ62のシリンダ孔61と外側
油室からなる第2回路油路Lbが連通される。さらに、分
配盤80には、各モータプランジャ72のシリンダ孔(シリ
ンダ室)71に連通する連絡路83が形成されており、この
連絡路83の開口は分配環92との摺接面に開口している。
なお、この連絡路83は各シリンダ孔71に対応して形成さ
れており、シリンダ孔71内のモータプランジャ72が膨張
工程にある場合にはこの連絡路83はモータ吸入路とな
り、モータプランジャ72が収縮工程にある場合にはこの
連絡路83はモータ吐出路となる。
分配環92は、分配盤80に摺接した状態で、上記連絡路83
を第1回路油路Laと連通させる凹部92aと、連絡路83を
第2回路油路Lbと連通させる通路92bとを有している。
このため、モータシリンダ70とともに分配盤80が回転さ
れると、膨張行程にあるモータプランジャ72のシリンダ
孔71と第1回路油路Laとが、収縮行程にあるモータプラ
ンジャ72のシリンダ孔71と第2回路油路Lbとが連絡路83
を介してそれぞれ連通される。
を第1回路油路Laと連通させる凹部92aと、連絡路83を
第2回路油路Lbと連通させる通路92bとを有している。
このため、モータシリンダ70とともに分配盤80が回転さ
れると、膨張行程にあるモータプランジャ72のシリンダ
孔71と第1回路油路Laとが、収縮行程にあるモータプラ
ンジャ72のシリンダ孔71と第2回路油路Lbとが連絡路83
を介してそれぞれ連通される。
このようにして、油圧ポンプPと油圧モータMとの間に
は、分配盤80および分配環92を介して油圧閉回路が形成
されている。したがって、入力軸1よりポンプシリンダ
60を駆動すると、ポンププランジャ62の吐出行程により
生成された高圧の作動油が、ポンプ吐出ポート81aから
ポンプ吐出路81b、第1回路油路La(内側油室)および
これと連通状態にある連絡路83を経て膨張行程にあるモ
ータプランジャ72のシリンダ孔71に流入して、そのモー
タプランジャ72に推力を与える。一方、収縮行程にある
モータプランジャ72により排出される作動油は、第2回
路油路Lb(外側油室)に連通する連絡路83、ポンプ吸入
路82bおよびポンプ吸入ポート82aを介して吸入行程にあ
るポンププランジャ62のシリンダ孔61に流入する。
は、分配盤80および分配環92を介して油圧閉回路が形成
されている。したがって、入力軸1よりポンプシリンダ
60を駆動すると、ポンププランジャ62の吐出行程により
生成された高圧の作動油が、ポンプ吐出ポート81aから
ポンプ吐出路81b、第1回路油路La(内側油室)および
これと連通状態にある連絡路83を経て膨張行程にあるモ
ータプランジャ72のシリンダ孔71に流入して、そのモー
タプランジャ72に推力を与える。一方、収縮行程にある
モータプランジャ72により排出される作動油は、第2回
路油路Lb(外側油室)に連通する連絡路83、ポンプ吸入
路82bおよびポンプ吸入ポート82aを介して吸入行程にあ
るポンププランジャ62のシリンダ孔61に流入する。
このような作動油の循環により、吐出行程のポンププラ
ンジャ62がポンプ斜板リング63を介してモータシリンダ
70に与える反動トルクと、膨張行程のモータプランジャ
72がモータ斜板部材73から受ける反動トルクとの和によ
って、モータシリンダ70が回転駆動される。
ンジャ62がポンプ斜板リング63を介してモータシリンダ
70に与える反動トルクと、膨張行程のモータプランジャ
72がモータ斜板部材73から受ける反動トルクとの和によ
って、モータシリンダ70が回転駆動される。
ポンプシリンダ60に対するモータシリンダ70の変速比は
次式によってあたえられる。
次式によってあたえられる。
上式からわかるように、変速用サーボユニット30により
斜板部材73を揺動させ、油圧モータMの容量を0からあ
る値に変えれば、変速比を1(最小値)からある必要な
値(最大値)にまで変えることができる。
斜板部材73を揺動させ、油圧モータMの容量を0からあ
る値に変えれば、変速比を1(最小値)からある必要な
値(最大値)にまで変えることができる。
一方、前述のように、モータシリンダ70の第4の部分70
dには、第1および第2駆動ギヤ21,22を有するギヤ部材
GMが圧入固設されており、モータシリンダ70の回転駆動
力は、前後進切換装置20を介して出力軸28に伝達され
る。この装置20は、これら第1および第2駆動ギヤ21,2
2と、出力軸28に回転自在に支承されるとともに第1駆
動ギヤ21に噛合する第1被動ギヤ23と、中間ギヤ(図示
せず)を介して第2駆動ギヤ22に噛合するとともに出力
軸28に回転自在に支承された第2被動ギヤ25と、第1お
よび第2被動ギヤ23,25間で出力軸28に固設されるクラ
ッチハブ26と、軸方向に滑動可能でありクラッチハブ26
と前記両被動ギヤ23,25の側面にそれぞれ形成されたク
ラッチギヤ23aもしくは25aとを選択的に連結するスリー
ブ27とを備え、このスリーブ27はシフトフォーク29によ
り左右に移動される。
dには、第1および第2駆動ギヤ21,22を有するギヤ部材
GMが圧入固設されており、モータシリンダ70の回転駆動
力は、前後進切換装置20を介して出力軸28に伝達され
る。この装置20は、これら第1および第2駆動ギヤ21,2
2と、出力軸28に回転自在に支承されるとともに第1駆
動ギヤ21に噛合する第1被動ギヤ23と、中間ギヤ(図示
せず)を介して第2駆動ギヤ22に噛合するとともに出力
軸28に回転自在に支承された第2被動ギヤ25と、第1お
よび第2被動ギヤ23,25間で出力軸28に固設されるクラ
ッチハブ26と、軸方向に滑動可能でありクラッチハブ26
と前記両被動ギヤ23,25の側面にそれぞれ形成されたク
ラッチギヤ23aもしくは25aとを選択的に連結するスリー
ブ27とを備え、このスリーブ27はシフトフォーク29によ
り左右に移動される。
この前後進切換装置20においては、スリーブ27がシフト
フォーク29により図中左方向に滑動されて図示の如く第
1被動ギヤ23のクラッチギヤ23aとクラッチハブ26とが
連結されている状態では、出力軸28が回転軸2と逆方向
に回転され、車輪が無段変速機Tの駆動に伴い前進方向
に回転される。一方、スリーブ27がシフトフォーク29に
より右に滑動されて第2被動ギヤ25のクラッチギヤ25a
とクラッチハブ26とが連結されている状態では、出力軸
28は回転軸2と同方向に回転され、車輪は後進方向に回
転される。
フォーク29により図中左方向に滑動されて図示の如く第
1被動ギヤ23のクラッチギヤ23aとクラッチハブ26とが
連結されている状態では、出力軸28が回転軸2と逆方向
に回転され、車輪が無段変速機Tの駆動に伴い前進方向
に回転される。一方、スリーブ27がシフトフォーク29に
より右に滑動されて第2被動ギヤ25のクラッチギヤ25a
とクラッチハブ26とが連結されている状態では、出力軸
28は回転軸2と同方向に回転され、車輪は後進方向に回
転される。
この出力軸28は、ファィナルギヤ組28a,28bを介してデ
ィファレンシャル装置100に繋がっており、出力軸28の
回転駆動力はディファレンシャル装置100に伝達され
る。そして、ディファレンシャル装置100により左右の
ドライブシャフト105,106に分割された回転駆動力は、
左右の車輪(図示せず)に伝達され、車輌の駆動がなさ
れる。
ィファレンシャル装置100に繋がっており、出力軸28の
回転駆動力はディファレンシャル装置100に伝達され
る。そして、ディファレンシャル装置100により左右の
ドライブシャフト105,106に分割された回転駆動力は、
左右の車輪(図示せず)に伝達され、車輌の駆動がなさ
れる。
なお、第4の部分70dの中空部内に挿入された固定軸91
内には、第1回路油路Laと第2回路油路Lbとの短絡路で
ある第6回路油路Lfを形成するとともにこの短絡路を全
閉から全開まで制御可能なメインクラッチ弁CLおよび第
1回路油路Laを断続制御可能な直結クラッチ弁DCが配設
される。
内には、第1回路油路Laと第2回路油路Lbとの短絡路で
ある第6回路油路Lfを形成するとともにこの短絡路を全
閉から全開まで制御可能なメインクラッチ弁CLおよび第
1回路油路Laを断続制御可能な直結クラッチ弁DCが配設
される。
まず、メインクラッチ弁CLについて説明する。固定軸91
の周壁には、第1油路Laと第2油路Lbとを連通し得る短
絡ポート91aが穿設されており、この固定軸91の中空部
に円筒状のメインクラッチ弁体95が挿入されている。こ
の弁体95は固定軸91に対して相対回転自在であり、上記
短絡ポート91aに整合し得る短絡孔95aが穿設されてい
る。この弁体95の右端に形成されたアーム96を回動操作
することにより、弁体95を回動させて短絡ポート91aと
短絡孔95aとの整合(重なり)量を調整できるようにな
っている。この整合部の大きさが第1油路Laと第2油路
Lbとの短絡油路(第6回路油路Lf)の開度となり、この
ため、弁体95の回動制御により、上記第6回路油路Lfの
開度を全開から全閉まで制御することができる。第6回
路油路Lfの開度が全開であれば、ポンプ吐出ポート81a
から第1油路Laに吐出された作動油は、短絡ポート91a
および短絡孔95aから直接第2油路Lbに流入するととも
にポンプ吸入ポート82aに流入するので、油圧モータM
が不作動となり、メインクラッチOFFの状態となる。当
然ながら、逆に、第6回路油路Lfの開度が全閉であれ
ば、メインクラッチON状態が実現する。
の周壁には、第1油路Laと第2油路Lbとを連通し得る短
絡ポート91aが穿設されており、この固定軸91の中空部
に円筒状のメインクラッチ弁体95が挿入されている。こ
の弁体95は固定軸91に対して相対回転自在であり、上記
短絡ポート91aに整合し得る短絡孔95aが穿設されてい
る。この弁体95の右端に形成されたアーム96を回動操作
することにより、弁体95を回動させて短絡ポート91aと
短絡孔95aとの整合(重なり)量を調整できるようにな
っている。この整合部の大きさが第1油路Laと第2油路
Lbとの短絡油路(第6回路油路Lf)の開度となり、この
ため、弁体95の回動制御により、上記第6回路油路Lfの
開度を全開から全閉まで制御することができる。第6回
路油路Lfの開度が全開であれば、ポンプ吐出ポート81a
から第1油路Laに吐出された作動油は、短絡ポート91a
および短絡孔95aから直接第2油路Lbに流入するととも
にポンプ吸入ポート82aに流入するので、油圧モータM
が不作動となり、メインクラッチOFFの状態となる。当
然ながら、逆に、第6回路油路Lfの開度が全閉であれ
ば、メインクラッチON状態が実現する。
この場合において、上記短絡ポート91aおよび短絡孔95a
の流路面積を大きくするには限度があり、油温が低温の
時などには、メインクラッチCLをOFFにしただけでは完
全な中立状態が得られない場合がある。このため、本例
においては、分配環92を分配盤80から離して、第1回路
油路Laと第2回路油路Lbとを直接連通させて確実な中立
状態を実現できるようにしている。
の流路面積を大きくするには限度があり、油温が低温の
時などには、メインクラッチCLをOFFにしただけでは完
全な中立状態が得られない場合がある。このため、本例
においては、分配環92を分配盤80から離して、第1回路
油路Laと第2回路油路Lbとを直接連通させて確実な中立
状態を実現できるようにしている。
分配環92は固定軸91に対して偏心して位置するとともに
軸方向に移動可能に取り付けられている。さらに、この
分配環92が固定軸91に取り付けられた状態で、固定軸91
との間に2箇所の環状の油圧室93,94が形成されてい
る。これら油圧室93,94はそれぞれ、分配環92に形成さ
れた小孔(絞り付導入路)92c,92dを介して第1回路油
路Laおよび第2回路油路Lbに繋がるとともに、固定軸91
に形成された小孔91bおよび91cを介して第1図に示した
第1および第2中立制御ライン(排出路)L11,L12に繋
がる。
軸方向に移動可能に取り付けられている。さらに、この
分配環92が固定軸91に取り付けられた状態で、固定軸91
との間に2箇所の環状の油圧室93,94が形成されてい
る。これら油圧室93,94はそれぞれ、分配環92に形成さ
れた小孔(絞り付導入路)92c,92dを介して第1回路油
路Laおよび第2回路油路Lbに繋がるとともに、固定軸91
に形成された小孔91bおよび91cを介して第1図に示した
第1および第2中立制御ライン(排出路)L11,L12に繋
がる。
このため、変速機が中立状態で、中立制御バルブ130に
より第3中立制御ラインL13がドレンに連通されると、
第1および第2中立制御ラインL11,L12もドレンに連通
されるので、上記油圧室93,94内の油圧が低下する。油
圧室93,94内の油圧が低下すると、第1および第2回路
油路La,Lbの油圧を受けて分配環92は図において右動さ
れて分配盤80から離れる。このため、第1回路油路Laと
第2回路油路Lbとが直接連通し、確実な中立状態とな
る。
より第3中立制御ラインL13がドレンに連通されると、
第1および第2中立制御ラインL11,L12もドレンに連通
されるので、上記油圧室93,94内の油圧が低下する。油
圧室93,94内の油圧が低下すると、第1および第2回路
油路La,Lbの油圧を受けて分配環92は図において右動さ
れて分配盤80から離れる。このため、第1回路油路Laと
第2回路油路Lbとが直接連通し、確実な中立状態とな
る。
なお、変速機が中立以外の場合には、油圧コントロール
バルブ140から第4中立制御ラインL14を通って油圧室13
4に供給される油圧により、第3中立制御ラインL13はス
プール131により閉塞される。この場合、第1および第
2中立制御ラインL11,L12も閉塞され、上記油圧室93,94
内の油圧はそれぞれ小孔92c,92dを介して連通する第1
および第2回路油路La,Lbの油圧と等しくなる。このた
め、分配環92に作用する油圧力がバランスし、分配環92
はスプリング97により付勢されて分配盤80と摺接する。
バルブ140から第4中立制御ラインL14を通って油圧室13
4に供給される油圧により、第3中立制御ラインL13はス
プール131により閉塞される。この場合、第1および第
2中立制御ラインL11,L12も閉塞され、上記油圧室93,94
内の油圧はそれぞれ小孔92c,92dを介して連通する第1
および第2回路油路La,Lbの油圧と等しくなる。このた
め、分配環92に作用する油圧力がバランスし、分配環92
はスプリング97により付勢されて分配盤80と摺接する。
直結クラッチ弁DCは、中空のメインクラッチ弁体95の中
心部に設けられており、軸方向に移動自在なピストン軸
85と、このピストン軸85の先端部に取り付けられたシュ
ー86と、ピストン軸85内に位置するパイロットスプール
84とからなる。ピストン軸85とパイロットスプール84と
の間にはサーボ機構が設けられており、ピストン軸85は
パイロットスプール84に追従して軸方向に移動されるよ
うになっている。このため、パイロットスプール84を左
動させてピストン軸85を左動させ、シュー86によりポン
プ吐出路81bを閉塞すれば、油圧ポンプPと油圧モータ
Mとの直結状態が実現する。
心部に設けられており、軸方向に移動自在なピストン軸
85と、このピストン軸85の先端部に取り付けられたシュ
ー86と、ピストン軸85内に位置するパイロットスプール
84とからなる。ピストン軸85とパイロットスプール84と
の間にはサーボ機構が設けられており、ピストン軸85は
パイロットスプール84に追従して軸方向に移動されるよ
うになっている。このため、パイロットスプール84を左
動させてピストン軸85を左動させ、シュー86によりポン
プ吐出路81bを閉塞すれば、油圧ポンプPと油圧モータ
Mとの直結状態が実現する。
ハ.発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、中立状態作成手
段を作動させて分配盤に摺接した状態の分配環を分配盤
から離すことにより、分配環によるポンプ吐出路とモー
タ吸入路との連通およびポンプ吸入路とモータ吐出路と
の連通を外し、ポンプ吐出路とポンプ吸入路が直接連通
することができる。このため、従来におけるような短絡
路やクラッチ弁を介さなくとも中立状態が得られ、この
場合、ポンプ吐出路とポンプ吸入路とを直接連通させる
ので、確実に中立状態を実現することができる。しか
も、連通空間と並列に、第1および第2油路を通じてポ
ンプ吐出路とポンプ吸入路とを短絡連通させる短絡路を
設け、クラッチ弁によりこの短絡路の開度制御を行うよ
うにすれば、半クラッチ制御等に基づくきめ細かな変速
比制御をも行うことができる。なお、分配環を分配盤に
摺接させる方向の油圧力を生じさせる油圧室およびこの
油圧室から油圧を排出させる開閉手段等によって中立状
態作成手段を構成すれば、分配環に引っ張り力等を加え
て分配盤から離脱させる場合に比べて、簡単且つコンパ
クトな構成でより迅速な中立状態への移行制御を行うこ
とができる。
段を作動させて分配盤に摺接した状態の分配環を分配盤
から離すことにより、分配環によるポンプ吐出路とモー
タ吸入路との連通およびポンプ吸入路とモータ吐出路と
の連通を外し、ポンプ吐出路とポンプ吸入路が直接連通
することができる。このため、従来におけるような短絡
路やクラッチ弁を介さなくとも中立状態が得られ、この
場合、ポンプ吐出路とポンプ吸入路とを直接連通させる
ので、確実に中立状態を実現することができる。しか
も、連通空間と並列に、第1および第2油路を通じてポ
ンプ吐出路とポンプ吸入路とを短絡連通させる短絡路を
設け、クラッチ弁によりこの短絡路の開度制御を行うよ
うにすれば、半クラッチ制御等に基づくきめ細かな変速
比制御をも行うことができる。なお、分配環を分配盤に
摺接させる方向の油圧力を生じさせる油圧室およびこの
油圧室から油圧を排出させる開閉手段等によって中立状
態作成手段を構成すれば、分配環に引っ張り力等を加え
て分配盤から離脱させる場合に比べて、簡単且つコンパ
クトな構成でより迅速な中立状態への移行制御を行うこ
とができる。
第1図は本発明に係る油圧式無段変速機の油圧回路図、 第2図は上記油圧式無段変速機の断面図、 第3図はこの変速機の一部を拡大して示す断面図であ
る。 1…入力軸、20…前後進切換装置 80…分配盤、81b…ポンプ吐出路 92…分配環、95…クラッチ弁体 130…中立制御バルブ
る。 1…入力軸、20…前後進切換装置 80…分配盤、81b…ポンプ吐出路 92…分配環、95…クラッチ弁体 130…中立制御バルブ
Claims (2)
- 【請求項1】入力軸に接続された油圧ポンプと、出力軸
に接続された油圧モータと、前記油圧ポンプと前記油圧
モータとを油圧的に連結する油圧閉回路とを有してな
り、前記油圧ポンプおよび油圧モータの少なくともいず
れか一方が可変容量タイプである油圧式無段変速機にお
いて、 前記油圧ポンプの吐出口および吸入口にそれぞれ連通す
るポンプ吐出路およびポンプ吸入路並びに前記油圧モー
タの吐出口および吸入口にそれぞれ連通するモータ吐出
路およびモータ吸入路が形成された分配盤と、 この分配盤に摺接し、前記油圧ポンプおよび油圧モータ
の回転に応じて前記ポンプ吐出路と前記モータ吸入路と
を連通させる第1油路と前記ポンプ吸入路と前記モータ
吐出路とを連通させる第2油路とを分割形成する分配環
と、 この分配環を、この分配環が摺接する前記分配盤から離
れる方向に任意に移動させて、前記分配盤と前記分配環
の摺接面間にできた連通空間を通じて前記ポンプ吐出路
とポンプ吸入路とを直接連通させる中立状態作成手段
と、 前記油圧閉回路において前記連通空間と並列に設けら
れ、前記第1油路および第2油路を通じて前記ポンプ吐
出路と前記ポンプ吸入路とを短絡連通させる短絡路と、 前記短絡路の開度を制御するクラッチ弁とを備えている
ことを特徴とする油圧式無段変速機。 - 【請求項2】前記中立状態作成手段は、 前記分配環における摺接面と反対側の面に面し、前記分
配環を前記分配盤に摺接させる方向の油圧力を生じさせ
る油圧室と、 前記摺接面側に作用する油圧を前記油圧室に導入する絞
り付導入路と、 前記油圧室から油圧を排出するための排出路と、 前記分配環を前記分配盤に摺接させるときに前記排出路
を閉止し、前記分配環を前記分配盤から離れる方向に移
動させるときに前記排出路を開通させる開閉手段とから
構成されることを特徴とする請求項1に記載の油圧式無
段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1182221A JPH0751985B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 油圧式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1182221A JPH0751985B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 油圧式無段変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0348064A JPH0348064A (ja) | 1991-03-01 |
| JPH0751985B2 true JPH0751985B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=16114463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1182221A Expired - Lifetime JPH0751985B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 油圧式無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751985B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP1182221A patent/JPH0751985B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0348064A (ja) | 1991-03-01 |
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