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JPH075466B2 - ピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を含有する抗菌剤 - Google Patents
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JPH075466B2 - ピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を含有する抗菌剤 - Google Patents

ピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を含有する抗菌剤

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JPH075466B2
JPH075466B2 JP3359562A JP35956291A JPH075466B2 JP H075466 B2 JPH075466 B2 JP H075466B2 JP 3359562 A JP3359562 A JP 3359562A JP 35956291 A JP35956291 A JP 35956291A JP H075466 B2 JPH075466 B2 JP H075466B2
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弘和 成田
洋三 藤堂
純 新田
宏育 高木
文彦 飯野
三香子 宮島
義和 福岡
勇 才川
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Toyama Chemical Co Ltd
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Toyama Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式[1]
【化2】 で表わされるピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を
含有する抗菌剤に関する。本発明の目的は、グラム陽性
菌およびグラム陰性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対し
て強力な抗菌作用を発揮するとともに、経口的または非
経口的投与により高い血中濃度が得られ、かつ安全性が
高いなどの優れた性質を有する式[1]で表わされる新
規な化合物またはその塩を含有する抗菌剤を提供するこ
とにある。
【0002】
【従来の技術】従来、ピリドベンゾオキサジン系合成抗
菌剤としてオフロキサシンが広く臨床で用いられている
が、抗菌力においていまだ不十分な面が見られる。その
中で、とりわけ難治性である緑膿菌感染症の治療に対す
る効果は満足すべきものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、緑膿菌を含
むグラム陰性菌のみならずグラム陽性菌に対しても有効
で広範囲の抗菌スペクトルを有すると同時に、溶解性に
優れ、高い血中濃度を示し、かつ中枢系への作用のない
など安全性の高い合成抗菌剤の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況下におい
て、本発明者らは鋭意研究を行った結果、式[1]のピ
リドンカルボン酸誘導体またはその塩を含有する抗菌剤
が、上記の目的を達成することを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】以下に、本発明を詳細に説明する。式
[1]の化合物の塩としては、通常知られているアミノ
基のような塩基性基またはカルボキシル基のような酸性
基における塩を挙げることができる。塩基性基における
塩としては、たとえば、塩酸、臭化水素酸または硫酸な
どの鉱酸との塩;酒石酸、ギ酸、クエン酸、トリクロロ
酢酸またはトリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸との
塩;メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p―トル
エンスルホン酸、メシチレンスルホン酸またはナフタレ
ンスルホン酸などのスルホン酸との塩を、また、酸性基
における塩としては、たとえば、ナトリウムまたはカリ
ウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウムまたはマグ
ネシウムなどのアルカリ土類金属との塩;アンモニウム
塩;トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メ
チルピペリジン、N−メチルモルホリン、ジエチルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン、プロカイン、ジベンジル
アミン、N―ベンジル―β―フェネチルアミン、1―エ
フェナミンまたはN,N´―ジベンジルエチレンジアミ
ンなどの含窒素有機塩基との塩などを挙げることができ
る。
【0006】また、式[1]の化合物およびその塩にお
いて、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性体、互
変異性体など)が存在する場合、本発明は、それらすべ
ての異性体を包含し、また、すべての結晶形、溶媒和物
および水和物を包含するものである。
【0007】つぎに、式[1]の化合物およびその塩の
製造法について説明する。式[1]の化合物およびその
塩は、たとえば、つぎに示す製造ル―トによって製造す
ることができる。
【0008】
【化3】 「式中、R1 は、水素原子またはカルボキシル保護基
を;R1aは、R1と同様のカルボキシル保護基を;R
は、保護されていてもよいアミノ基を示す。」
【0009】Rにおけるカルボキシル保護基として
は、たとえば、接触還元、化学的還元もしくはその他の
緩和な条件で処理することにより脱離するエステル形成
基、または生体内において容易に脱離するエステル形成
基、または水もしくはアルコールで処理することにより
容易に脱離する有機シリル基、有機リン基もしくは有機
スズ基などの特開昭5980665号に記載された通常のカ
ルボキシル保護基などが挙げられる。R2 におけるアミ
ノ基の保護基としては、通常当該分野で使用される保護
基が挙げられ、たとえば、ホルミル、アセチル、ベンジ
ルおよび特開昭5980665号に記載された通常のアミノ
保護基などが挙げられる。一般式[2]、[3]、
[5]および[6]の化合物並びに式[4]の化合物の
塩としては、式[1]の化合物の塩で説明したと同様の
塩が挙げられる。
【0010】ついで、各工程について説明する。 (1) 一般式[3]の化合物またはその塩は、一般式
[2]の化合物またはその塩を通常当該分野で知られて
いるケトエステル化反応に付すことによって得ることが
できる。 (a) たとえば、一般式[2]の化合物またはその塩の
カルボキシル基を塩化チオニルのようなハロゲン化剤で
酸ハライドに誘導した後、マロン酸ジエステルのナトリ
ウムまたはエトキシマグネシウムなどの金属塩と反応さ
せ、含水溶媒中、p-トルエンスルホン酸またはトリフル
オロ酢酸を用いて部分的にカルボキシル保護基を脱離お
よび脱炭酸反応に付すことによって、一般式[3]の化
合物またはその塩に誘導することができる。酸ハライド
とマロン酸ジエステルの金属塩との反応で使用される溶
媒としては、反応に悪影響をおよぼさないものであれば
特に限定されないが、たとえば、ベンゼン、トルエンお
よびキシレンなどの芳香族炭化水素類;ジオキサン、テ
トラヒドロフランおよびジエチルエ―テルなどのエ―テ
ル類;塩化メチレン、クロロホルムおよびジクロロエタ
ンなどのハロゲン化炭化水素類;並びにN,N―ジメチ
ルホルムアミドおよびN,N―ジメチルアセトアミドな
どのアミド類などが挙げられ、また、これらの溶媒を一
種または二種以上混合して使用してもよい。マロン酸ジ
エステルの金属塩の使用量は、一般式[2]の化合物の
酸ハライドに対して、等モル以上、好ましくは、1〜3
倍モルである。この反応は、通常、−50100 ℃で、5
分〜30時間実施すればよい。
【0011】 (b) 別法として、たとえば、アンゲバ
ンテ・ヘミ・インタ―ナショナル・エディション・イン
・イングリッシュ(Angew. Chem. Int. Ed. Engl.)18
巻、第72頁(1979年)に記載の方法に準じて、一般式
[2]の化合物またはその塩のカルボキシル基を、たと
えば、N,N´―カルボニルジイミダゾ―ルで活性酸ア
ミドに誘導した後、マロン酸モノエステルのマグネシウ
ム塩と反応させ、一般式[3]の化合物またはその塩を
得ることもできる。活性酸アミドとマロン酸モノエステ
ルのマグネシウム塩との反応で使用される溶媒として
は、反応に悪影響をおよぼさないものであれば特に限定
されないが、具体的には前述の(1)(a)と同様の溶媒が挙
げられる。N,N´―カルボニルジイミダゾ―ルおよび
マロン酸モノエステルのマグネシウム塩の使用量は、一
般式[2]の化合物またはその塩に対して、それぞれ等
モル以上、好ましくは、1〜2倍モルである。この反応
は、通常、0〜100 ℃、好ましくは、1080℃で、5分
30時間実施すればよい。
【0012】(2) (a) 一般式[5]の化合物またはその
塩は、一般式[3]の化合物またはその塩に、無水酢酸
中、オルトギ酸メチルまたはオルトギ酸エチルを反応さ
せた後、式[4]の化合物またはその塩(光学活性な式
[4]の化合物またはその塩を使用すれば、光学活性な
式[1]のピリドンカルボン酸誘導体へ誘導することが
できる。)を反応させることによって得ることができ
る。この反応で使用される溶媒としては、反応に悪影響
をおよぼさないものであれば特に限定されないが、たと
えば、ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどの芳香族
炭化水素類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニソ
―ル、ジエチレングリコ―ルジエチルエ―テルおよびジ
メチルセロソルブなどのエ―テル類;メタノ―ル、エタ
ノ―ルおよびプロパノ―ルなどのアルコ―ル類;塩化メ
チレン、クロロホルムおよびジクロロエタンなどのハロ
ゲン化炭化水素類;N,N―ジメチルホルムアミドおよ
びN,N―ジメチルアセトアミドなどのアミド類;並び
にジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などが挙
げられ、また、これらの溶媒を一種または二種以上混合
して使用してもよい。オルトギ酸メチルまたはオルトギ
酸エチルの使用量は、一般式[3]の化合物またはその
塩に対して、それぞれ等モル以上、好ましくは、約1〜
10倍モルである。この反応は、通常、0〜150 ℃、好ま
しくは、50150 ℃で、20分〜50時間実施すればよい。
ついで、式[4]の化合物またはその塩を反応させるに
は、この式[4]の化合物またはその塩を、一般式
[3]の化合物またはその塩に対して、等モル以上使用
し、通常、0〜100 ℃、好ましくは、1060℃で、20
30時間実施すればよい。
【0013】 (b)別法として、一般式[3]の化合物
またはその塩に、N,N―ジメチルホルムアミドジメチ
ルアセタ―ルまたはN,N―ジメチルホルムアミドジエ
チルアセタ―ルなどのアセタ―ル類を反応させた後、式
[4]の化合物またはその塩(光学活性な式[4]の化
合物またはその塩を使用すれば、光学活性な式[1]の
ピリドンカルボン酸誘導体へ誘導することができる。)
を反応させて、一般式[5]の化合物またはその塩へ誘
導することもできる。この反応で使用される溶媒として
は、反応に悪影響をおよぼさないものであれば特に限定
されないが、具体的には前述の(2)(a)と同様の溶媒が挙
げられる。アセタ―ル類の使用量は、一般式[3]の化
合物またはその塩に対して、等モル以上、好ましくは、
1.0 5.0 倍モルである。この反応は、通常、0〜
100 ℃、好ましくは、5085℃で、20分〜50時間実施す
ればよい。ついで、式[4]の化合物またはその塩を反
応させるには、この式[4]の化合物またはその塩を、
一般式[3]の化合物またはその塩に対して、等モル以
上使用し、通常、0〜100 ℃、好ましくは、1060
で、20分〜30時間実施すればよい。
【0014】(3) 一般式[6]の化合物またはその塩
は、一般式[5]の化合物またはその塩を、フッ化塩も
しくは塩基の存在下または不存在下に閉環反応に付すこ
とによって得ることができる。この反応で使用される溶
媒としては、反応に悪影響をおよぼさない溶媒であれば
特に限定されないが、たとえば、N,N―ジメチルホル
ムアミドおよびN,N―ジメチルアセトアミドなどのア
ミド類;ジオキサン、アニソ―ル、ジエチレングリコ―
ルジメチルエ―テルおよびジメチルセロソルブなどのエ
―テル類;並びにジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類などが挙げられ、また、これらの溶媒を一種また
は二種以上混合して使用してもよい。この反応で所望に
応じて用いられるフッ化塩としては、たとえば、フッ化
ナトリウムまたはフッ化カリウムなどが挙げられ、所望
に応じて用いられる塩基としては、たとえば、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウム、カリウム tert−ブトキシ
ドまたは水素化ナトリウムなどが挙げられ、それらの使
用量は、一般式[5]の化合物またはその塩に対して、
それぞれ等モル以上、好ましくは、1.0 1.5 倍モルで
ある。この反応は、通常、0〜180 ℃で、5分〜30時間
実施すればよい。
【0015】(4) (a) 式[1]の化合物またはその塩
は、一般式[6]の化合物またはその塩を、フッ化塩も
しくは塩基の存在下または不存在下に閉環反応に付すこ
とによって得ることができる。この反応は前述の(3)
説明した閉環反応と同様の反応条件で実施すればよい。
【0016】(b)別法として、式[1]の化合物または
その塩は、一般式[5]の化合物またはその塩を、フッ
化塩もしくは塩基の存在下または不存在下に閉環反応に
付すことによって得ることもできる。この反応で所望に
応じて用いられるフッ化塩または塩基の使用量は、一般
式[5]の化合物またはその塩に対して、それぞれ2倍
モル以上である。この反応は、通常、0〜180 ℃で、5
分〜30時間実施すればよい。
【0017】一般式[2]、[3]、[5]および
[6]並びに式[4]の化合物におけるアミノ基を有す
る化合物は、あらかじめこのアミノ基を通常の保護基で
保護しておき、反応後、自体公知の方法で保護基を脱離
することができる。このようにして得られた式[1]の
化合物またはその塩は、抽出、晶出、カラムクロマトグ
ラフィ−などの常法にしたがって単離精製することがで
きる。
【0018】式[1]の化合物を製造するための原料で
ある一般式[2]の化合物またはその塩は、新規化合物
であり、たとえば、つぎに示す製造ル―トにしたがって
合成することができる。
【0019】
【化4】 「式中、R1 、R1a およびR2 は、それぞれ、前記したと
同様の意味を有し;R1b は、R1 と同様のカルボキシル
保護基を示す。」一般式[8]または[9]の化合物も
しくはそれらの塩において、2つのR1b は同一または異
なっていてもよい。一般式[7]、[9]、[11]およ
び[12]の化合物の塩としては、式[1]の化合物の塩
で説明したと同様の塩が挙げられる。また、一般式
[8]および[10]の化合物の活性メチレンの塩として
は、たとえば、ナトリウム、カリウムまたはリチウムな
どのアルカリ金属との塩が挙げられる。ついで、各工程
について説明する。一般式[7]の化合物またはその塩
を米国特許第3,590,036 号に記載の方法に準じて、一般
式[8]の化合物またはその塩と反応させることによっ
て、一般式[9]の化合物またはその塩に誘導し、これ
を通常の方法によって、脱保護および脱炭酸反応を行
い、ついで、カルボキシル保護基を導入することによっ
て、一般式[10]の化合物またはその塩に誘導すること
ができる。これをケ―ミシェ・ベリヒテ(Chem. Ber.)
99巻、第2407頁(1966年)に記載の方法に準じて、一
般式[11]の化合物またはその塩に誘導することができ
る。さらに、一般式[11]の化合物またはその塩を水素
化ナトリウムなどの塩基の存在下に、ヨウ化トリメチル
スルホキソニウムと反応させることによって、一般式[
12]の化合物またはその塩に誘導することができる。一
般式[2]の化合物またはその塩は、一般式[12]の化
合物またはその塩を、脱保護反応、還元反応、アミノ化
反応、クルチウス(Curtius)反応もしくはアルキル化反
応などの自体公知の反応に付すことによって、またはこ
れらの反応を適宜組み合わせることによって得ることが
できる。
【0020】
【発明の効果】つぎに、本発明抗菌剤の有効成分である
式[1]の化合物またはその塩の薬理作用を示す。 1.抗菌作用 試験方法 日本化学療法学会標準法[ケモテラピ−(CHEMOTHERAPY)
29巻、第1号、第7679頁(1981年)]にしたがい、
ハ−ト インフュ−ジョン ブロ−ス
(Heart Infusion broth)( 栄研化学社製)で37℃、20
間培養し、菌量を106 個/mlに調整した菌液1白金耳
を、薬剤を含むハ−ト インフュ−ジョン アガ−
(Heart Infusion agar) 培地(栄研化学社製)に接種
し、37℃で20時間培養した後、菌の発育の有無を観察
し、菌の発育が阻止された最小濃度をもってMIC (μg
/ ml)とした。その結果を表―1に示す。なお、表―1
中の記号は、つぎの意味を示す。 *:β−ラクタマ−ゼ産生菌
【0021】被検化合物 1.10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フルオロ
−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−
ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン
−6−カルボン酸の塩酸塩 2.(S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−
フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ
−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオ
キサジン−6−カルボン酸の塩酸塩 対照化合物:(±)9−フルオロ−2,3−ジヒドロ−
3−メチル−10−(4−メチル−1−ピペラジニル)−
7−オキソ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸(オフロキサシ
ン) (以下余白)
【0022】
【表−1】 MIC(μgml) ──────────────────────────────────── 化合物番号 菌株 ───────────────────── 2 オフロキサシン(対照) ──────────────────────────────────── 大腸菌(E.coli)NIHJ 0.05 0.05 0.05 大腸菌(E.coli)TK-111 0.05 0.05 0.05 肺炎桿菌(K.pneumoniae)Y-4* 0.2 0.05 0.39 霊菌(S.marcescens)W-134 0.1 0.05 0.2 変形菌(P.mirabilis)T-111 0.1 0.05 0.39 モルガン菌(M.morganii)T-216 0.05 0.05 0.1 シトロバクター(C.freundii)N-7 0.05 0.05 0.39 緑膿菌(P.aeruginosa)GN-918* 0.2 0.1 3.13 ────────────────────────────────────
【0023】2.急性毒性 1群3匹のICR 系雄性マウス(体重;22±1 g)に被検
化合物No.2を静脈内投与し、急性毒性を検討した。
なお、被検化合物No.2は、0.1 N水酸化ナトリウム
水溶液に溶解させて調製した。その結果、被検化合物N
o.2の50%致死量(LD50)は、1000mg/kg以上であっ
た。
【0024】本発明の抗菌剤は、式[1]の化合物また
はその塩を、通常製剤化に使用される担体を適宜用い、
常法にしたがって、錠剤、カプセル剤、散剤、シロップ
剤、顆粒剤、坐剤、軟膏剤または注射剤などに調製すれ
ばよい。また投与方法、投与量および投与回数は患者の
症状に応じて適宜選択することができ、通常成人に対し
ては、経口または非経口(たとえば、注射、点滴、直腸
部位への投与など)的投与により、0.1 〜100 mg/kg/
日を1〜数回に分割して投与すればよい。
【0025】
【実施例】つぎに本発明を参考例および実施例を挙げて
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、参考例および実施例中で用いられる記号は、
それぞれつぎの意味を有する。 TFA:トリフルオロ酢酸, D2O:重水 また、カラムクロマトグラフィ―における担体は、特に
ことわらない限り、キ―ゼルゲル60、ア―ト.7734(Kies
elgel 60、Art.7734、メルク社製)を用いた。さらに、
溶離液における混合比は、すべて容量比である。
【0026】参考例1 60%水素化ナトリウム5.57gをN,N−ジメチルホルム
アミド260mlに懸濁させ、この懸濁液に氷冷下、マロン
酸ジ―tert−ブチルエステル30.0gを1時間を要して滴
下し、同温度で10分間撹拌した後、得られた混合物に
2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸エチルエステ
ル25.7gを加え、室温で10時間撹拌する。反応混合物を
水800mlおよび酢酸エチル300mlの混合溶媒に加え、6N
塩酸でpH3に調整した後、有機層を分取する。分取した
有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた残留物をトリフルオロ酢酸100mlに溶解させ、
室温で20時間撹拌する。減圧下に反応混合物を濃縮し、
得られた残留物にジエチルエーテル150mlおよび水400ml
を順次加え、有機層を分取する。分取した有機層を水お
よび飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留
物にトルエン60mlを加え、1.5 時間還流する。減圧下に
反応混合物を濃縮し、得られた残留物にn-ヘキサンを加
えて結晶を濾取すれば、4―カルボキシメチル―2,
3,5―トリフルオロ安息香酸エチルエステル15.4g
(収率50.8%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O 1710
【0027】参考例2 4―カルボキシメチル―2,3,5―トリフルオロ安息
香酸エチルエステル15.0gをジエチルエーテル25mlに溶
解させ、室温でジフェニルジアゾメタン―石油エーテル
溶液を赤色が消失しなくなるまで滴下する。析出結晶を
取すれば、4―ジフェニルメトキシカルボニルメチル―
2,3,5―トリフルオロ安息香酸エチルエステル22.2
g(収率90.6%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O 1730
【0028】参考例3 4―ジフェニルメトキシカルボニルメチル―2,3,5
―トリフルオロ安息香酸エチルエステル32.3gをN,N
−ジメチルホルムアミド240mlに溶解させ、この溶液に
パラホルムアルデヒド2.38gおよびナトリウムエチラー
ト51mgを加えた後、室温で2時間撹拌する。反応混合物
に酢酸エチル250mlおよび水600mlを順次加え、有機層を
分取する。分取した有機層を水および飽和食塩水で順次
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=10:1)で精
製すれば、4―(1―ジフェニルメトキシカルボニル―
2―ヒドロキシエチル)―2,3,5―トリフルオロ安
息香酸エチルエステル24.0g(収率69.4%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O 1720
【0029】参考例4 4―(1―ジフェニルメトキシカルボニル―2―ヒドロ
キシエチル)―2,3,5―トリフルオロ安息香酸エチ
ルエステル24.0gを塩化メチレン240mlに溶解させ、こ
の溶液に氷冷下、メタンスルホニルクロリド6.6gを加
えた後、トリエチルアミン11.6gを10分間を要して滴下
し、同温度で1時間撹拌する。反応混合物に水200mlを
加え、2N塩酸でpH1に調整した後、有機層を分取す
る。分取した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。ついで、減
圧下に溶媒を留去すれば、4―(1―ジフェニルメトキ
シカルボニルビニル)―2,3,5―トリフルオロ安息
香酸エチルエステル22.9g(収率99.3%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O 1720
【0030】参考例5 60%水素化ナトリウム2.5gをN,N―ジメチルホルム
アミド230mlに懸濁させ、この懸濁液に氷冷下、ヨウ化
トリメチルスルホキソニウム13.7gを加え、室温で1時
間攪拌した後、得られた混合物に4―(1―ジフェニル
メトキシカルボニルビニル)―2,3,5―トリフルオ
ロ安息香酸エチルエステル22.9gを加え、同温度で2時
間攪拌する。反応混合物に酢酸エチル250mlおよび水700
mlを順次加え、2N塩酸でpH1に調整した後、有機層を
分取する。分取した有機層を水および飽和食塩水で順次
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフィー(溶離液;トルエン)で精製すれば、4−(1
―ジフェニルメトキシカルボニルシクロプロピル)―
2,3,5―トリフルオロ安息香酸エチルエステル15.8
g(収率66.9%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O 1725
【0031】参考例6 4―(1―ジフェニルメトキシカルボニルシクロプロピ
ル)―2,3,5―トリフルオロ安息香酸エチルエステ
ル12.2gをアニソール60mlに溶解させ、この溶液にトリ
フルオロ酢酸60mlを加えた後、室温で2時間撹拌する。
減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残留物にn-ヘキ
サンを加えて結晶を濾取すれば、4―(1―カルボキシ
シクロプロピル)―2,3,5―トリフルオロ安息香酸
エチルエステル7.1g(収率91.7%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O 1715,1685
【0032】参考例7 4―(1―カルボキシシクロプロピル)―2,3,5―
トリフルオロ安息香酸エチルエステル6.6gをN,N−
ジメチルホルムアミド66mlに溶解させ、この溶液に氷冷
下、クロル炭酸エチル3.0gおよびトリエチルアミン2.8
gを加えた後、同温度で30分間撹拌する。ついで、氷冷
下、アジ化ナトリウム1.9gを加え、同温度で1時間攪
拌する。反応混合物に酢酸エチル120mlおよび水250mlを
順次加え、2N塩酸でpH1に調整した後、有機層を分取
する。分取した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に
溶媒を留去し、得られた残留物をジオキサン60mlおよび
ベンジルアルコール4.9gの混合溶媒に溶解させ、1時
間還流する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;トルエン)
で精製すれば、4―(1―ベンジルオキシカルボニルア
ミノシクロプロピル)―2,3,5―トリフルオロ安息
香酸エチルエステル7.8g(収率86.7%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O 1735,1700
【0033】参考例8 4―(1―ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプロ
ピル)―2,3,5―トリフルオロ安息香酸エチルエス
テル5.6gをエタノール34mlおよびジオキサン34mlの混
合溶媒に溶解させ、1N水酸化ナトリウム水溶液34mlを
加えた後、室温で1時間攪拌する。反応混合物に水150m
lを加え、2N塩酸でpH1に調整した後、酢酸エチル150
mlを加え、有機層を分取する。分取した有機層を水およ
び飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物
にn-ヘキサンを加えて結晶を濾取すれば、4−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノシクロプロピル)―2,
3,5―トリフルオロ安息香酸5.17g(収率99.4%)を
得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O 1710,1675
【0034】参考例9 4−(1―ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプロ
ピル)−2,3,5−トリフルオロ安息香酸7.50gを無
水テトラヒドロフラン75mlに溶解させ、この溶液に氷冷
下、N,N’−カルボニルジイミダゾール4.99gを加
え、室温で1時間攪拌した後、得られた混合物にエトキ
シカルボニル酢酸のマグネシウム塩4.40gを加え、同温
度で20時間撹拌する。反応混合物を酢酸エチル150mlお
よび水200mlの混合溶媒に加え、2N塩酸でpH1に調整
した後、有機層を分取する。分取した有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に
溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=50:1)で精製す
れば、4―(1―ベンジルオキシカルボニルアミノシク
ロプロピル)―2,3,5―トリフルオロベンゾイル酢
酸エチルエステル8.10g(収率90.6%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νC=O 1725,1700(sh)
【0035】参考例10 4―(1―ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプロ
ピル)―2,3,5―トリフルオロベンゾイル酢酸エチ
ルエステル3.00gをベンゼン30mlに溶解させ、N,N−
ジメチルホルムアミドジメチルアセタール3.69gを加
え、30分間還流する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得
られた残留物をトルエン15mlに溶解させ、DL−2−アミ
ノ−1−プロパノール518mgを加え、室温で17時間攪拌
する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残留物を
カラムクロマトグラフィー(溶離液;トルエン:酢酸エ
チル=5:1)で精製すれば、2−[4−(1−ベンジル
オキシカルボニルアミノシクロプロピル)―2,3,5
―トリフルオロベンゾイル]−3−(2−ヒドロキシ−
1−メチルエチルアミノ)アクリル酸エチルエステル3.
09g(収率86.1%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νC=O 1690 同様にして、つぎの化合物を得る。 (S)−2−[4−(1−ベンジルオキシカルボニルア
ミノシクロプロピル)―2,3,5―トリフルオロベン
ゾイル]−3−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチルア
ミノ)アクリル酸エチルエステル IR(KBr) cm-1;νC=O 1695
【0036】参考例11 2―[4―(1―ベンジルオキシカルボニルアミノシク
ロプロピル)―2,3,5―トリフルオロベンゾイル]
―3―(2―ヒドロキシ―1―メチルエチルアミノ)ア
クリル酸エチルエステル3.07gをN,N―ジメチルホル
ムアミド25mlに溶解させ、氷冷下、60%水素化ナトリウ
ム519 mgを加え、室温で18時間撹拌する。反応混合物を
酢酸エチル50mlおよび水50mlの混合溶媒に加え、2N塩
酸でpH1に調整した後、有機層を分取する。分取した有
機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得
られた残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液;ト
ルエン:酢酸エチル=1:1)で精製すれば、10―(1
―ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプロピル)―
9―フルオロ―3―メチル―7―オキソ―2,3―ジヒ
ドロ―7H―ピリド[1,2,3―de][1,4]ベン
ゾオキサジン―6―カルボン酸エチルエステル760mg
(収率26.9%)を得る。 IR(KBr) cm-1;νC=O 1715
【0037】参考例12 (S)−2―[4―(1―ベンジルオキシカルボニルア
ミノシクロプロピル)―2,3,5―トリフルオロベン
ゾイル]―3―(2―ヒドロキシ―1―メチルエチルア
ミノ)アクリル酸エチルエステル1.13gをN,N―ジメ
チルホルムアミド11mlに溶解させ、炭酸カリウム660mg
を加え、90〜100 ℃で3.5 時間撹拌する。反応混合物を
酢酸エチル40mlおよび水40mlの混合溶媒に加え、2N塩
酸でpH1.5 に調整した後、有機層を分取する。分取した
有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた残留物にジエチルエーテルを加えて結晶を濾取
すれば、(S)−10―(1―ベンジルオキシカルボニル
アミノシクロプロピル)―9―フルオロ―3―メチル―
7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7H―ピリド[1,
2,3―de][1,4]ベンゾオキサジン―6―カルボ
ン酸エチルエステル800mg(収率76.7%)を得る。 IR(KBr) cm-1;νC=O 1715
【0038】参考例13 (S)―10―(1―ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)―9―フルオロ―3―メチル―7―オキ
ソ―2,3―ジヒドロ―7H―ピリド[1,2,3―d
e][1,4]ベンゾオキサジン―6―カルボン酸エチ
ルエステル10gを酢酸100mlに溶解させ、5%パラジウ
ム−炭素2gを加え、常圧室温で、水素気流中、2時間
撹拌する。反応混合物を濾過した後、濾液を減圧下に濃
縮乾固した後、得られた残留物に塩化メチレン200mlお
よび水200mlを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でp
H7.7 に調整する。有機層を分取し、水および飽和食塩
水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物にジエチル
エーテルを加えて結晶を濾取すれば、(S)―10―(1
―アミノシクロプロピル)―9―フルオロ―3―メチル
―7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7H―ピリド[1,
2,3―de][1,4]ベンゾオキサジン―6―カルボ
ン酸エチルエステル6.43g(収率89.2%)を得る。 IR(KBr) cm-1;νC=O 1705
【0039】参考例14 (S)−10―(1ーベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)―9―フルオロ―3―メチル―7―オキ
ソ―2,3―ジヒドロ―7H―ピリド[1,2,3―d
e][1,4]ベンゾオキサジン―6―カルボン酸エチ
ルエステル800mgに1N水酸化ナトリウム水溶液8ml、
エタノール8mlおよびジオキサン4mlを加え、室温で1.
5 時間撹拌する。反応混合物に水30mlを加え、2N塩酸
でpH3に調整した後、酢酸エチル60mlを加え、有機層を
分取する。分取した有機層を水および飽和食塩水で順次
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物にジエチルエーテル
を加えて結晶を濾取すれば、(S)−10―(1−ベンジ
ルオキシカルボニルアミノシクロプロピル)―9―フル
オロ―3―メチル―7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7
H―ピリド[1,2,3―de][1,4]ベンゾオキサ
ジン―6―カルボン酸690mg(収率91.6%)を得る。 融点;180〜182℃ IR(KBr) cm-1;νC=O 1705 同様にして、つぎの化合物を得る。 10―(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプロ
ピル)―9―フルオロ―3―メチル―7―オキソ―2,
3―ジヒドロ―7H―ピリド[1,2,3―de][1,
4]ベンゾオキサジン―6―カルボン酸 IR(KBr) cm-1;νC=O 1705
【0040】実施例1 (S)―10―(1―ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)―9―フルオロ―3―メチル―7―オキ
ソ―2,3―ジヒドロ―7H―ピリド[1,2,3―d
e][1,4]ベンゾオキサジン―6―カルボン酸690mg
を酢酸30mlに溶解させ、5%パラジウム―炭素650mgを
加え、常圧室温で、水素気流中、2時間撹拌する。反応
混合物を濾過した後、濾液を減圧下に濃縮し、得られた
残留物に2N塩酸5mlを加え、さらに減圧下に濃縮し、
得られた残留物にエタノールを加えて結晶を濾取すれ
ば、(S)―10―(1―アミノシクロプロピル)―9―
フルオロ―3―メチル―7―オキソ―2,3―ジヒドロ
―7H―ピリド[1,2,3―de][1,4]ベンゾオ
キサジン―6―カルボン酸の塩酸塩470mg(収率86.9
%)を得る。 融点;243.5〜247.5℃ (再結溶媒;エタノール―メタノール) IR(KBr) cm-1;νC=O 1710 NMR(d1-TFA)δ値;1.30〜2.30(7H,m),4.70〜5.60(3H,
m),8.05(1H,d,J=9.5Hz),9.43(1H,s) 旋光度 −32.5゜(25℃,C=0.5,水) 同様にして、つぎの化合物を得る。 10―(1−アミノシクロプロピル)―9―フルオロ―3
―メチル―7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7H―ピリ
ド[1,2,3―de][1,4]ベンゾオキサジン―6
―カルボン酸の塩酸塩 融点;254〜257℃ (再結溶媒;メタノール) IR(KBr) cm-1;νC=O 1715 NMR(d1-TFA)δ値;1.20〜2.20(7H,m),4.60〜5.60(3H,
m),8.06(1H,d,J=10.0Hz),9.43(1H,s)
【0041】実施例2 (S)―10―(1―アミノシクロプロピル)―9―フル
オロ―3―メチル―7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7
H―ピリド[1,2,3―de][1,4]ベンゾオキサ
ジン―6―カルボン酸の塩酸塩730mgを水8.57mlに溶解
させ、水酸化カリウム242mgおよびエタノ―ル5.84mlを
加える。ついで、60℃で濃塩酸0.19mlを30分間を要して
滴下した後、2時間を要して20℃まで冷却する。20℃で
30分間撹拌し、析出結晶を濾取すれば、(S)―10―
(1―アミノシクロプロピル)―9―フルオロ―3―メ
チル―7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7H―ピリド
[1,2,3―de][1,4]ベンゾオキサジン―6―
カルボン酸570mg(収率87.0%)を得る。 融点;269 〜271.5 ℃ IR(KBr) cm-1;νC=O 1705 NMR( d1-TFA)δ値;1.30〜2.20(7H,m),4.45〜5.55(3H,
m),8.06(1H,d,J=9.5Hz),9.42(1H,s) 旋光度 −88.0゜ (25℃,C=0.5,0.05N水酸化ナトリウム水溶液)
【0042】実施例3 (S)―10―(1―アミノシクロプロピル)―9―フル
オロ―3―メチル―7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7
H―ピリド[1,2,3―de][1,4]ベンゾオキサ
ジン―6―カルボン酸3.00gをエタノ―ル120mlに懸濁
させ、50℃でメタンスルホン酸996mgを添加した後、2
時間を要して20℃まで冷却し、析出結晶を濾取すれば、
(S)―10―(1―アミノシクロプロピル)―9―フル
オロ―3―メチル―7―オキソ―2,3―ジヒドロ―7
H―ピリド[1,2,3―de][1,4]ベンゾオキサ
ジン―6―カルボン酸のメタンスルホン酸塩3.05g(収
率78.1%)を得る。 融点;263〜265 ℃ IR(KBr) cm-1;νC=O 1710 NMR(D2O)δ値;1.30〜1.90(7H,m),2.84(3H,s),4.25〜5.
20(3H,m),7.53(1H,d,J=10.0Hz),8.84(1H,s)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 義和 富山県富山市犬島すずかけ台141 (72)発明者 才川 勇 富山県富山市大泉中町7−52 審査官 横尾 俊一

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 で表わされるピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を
    含有する抗菌剤。
  2. 【請求項2】(S)−10−(1−アミノシクロプロピ
    ル)−9−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3
    −ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
    4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸またはその塩を
    含有する抗菌剤。
JP3359562A 1988-04-23 1991-12-27 ピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を含有する抗菌剤 Expired - Lifetime JPH075466B2 (ja)

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