JPH0757782B2 - 改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法 - Google Patents
改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法Info
- Publication number
- JPH0757782B2 JPH0757782B2 JP17642790A JP17642790A JPH0757782B2 JP H0757782 B2 JPH0757782 B2 JP H0757782B2 JP 17642790 A JP17642790 A JP 17642790A JP 17642790 A JP17642790 A JP 17642790A JP H0757782 B2 JPH0757782 B2 JP H0757782B2
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- Japan
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- fine particles
- acrylate
- acrylic elastic
- monomer
- elastic fine
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- Paints Or Removers (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法
に関し、さらに詳しくは、艶消し剤、プラスチック改質
剤等に有用なゴム様弾性を有し、かつ強度の優れたアク
リル系弾性微粒子の製造方法に関する。
に関し、さらに詳しくは、艶消し剤、プラスチック改質
剤等に有用なゴム様弾性を有し、かつ強度の優れたアク
リル系弾性微粒子の製造方法に関する。
近年、塗料にポリマ微粒子等のフィラを配合し、塗面の
艶を消す艶消し塗料が広く用いられており、特に柔軟性
を有する基材塗料に弾性を有するポリマ微粒子を配合し
た、ソフトな感触をもつ艶消し塗料が注目を浴びてい
る。
艶を消す艶消し塗料が広く用いられており、特に柔軟性
を有する基材塗料に弾性を有するポリマ微粒子を配合し
た、ソフトな感触をもつ艶消し塗料が注目を浴びてい
る。
弾性ポリマ微粒子としては、ウレタン微粒子が一般的に
使われるが、製造方法に特殊でかつ難しいため高価で汎
用分野への利用が困難であった。本発明者は、上記事情
に鑑み、先にゴム状弾性を有するアクリル系弾性微粒子
を提案したが、微粒子の強度が十分でないため、塗膜が
傷つき易いという問題を有していた。
使われるが、製造方法に特殊でかつ難しいため高価で汎
用分野への利用が困難であった。本発明者は、上記事情
に鑑み、先にゴム状弾性を有するアクリル系弾性微粒子
を提案したが、微粒子の強度が十分でないため、塗膜が
傷つき易いという問題を有していた。
本発明はこれら従来技術の問題点を解消し、強度に優
れ、塗料の艶消し剤、プラスチック改質剤として適した
アクリル系弾性微粒子の製造方法を提供することを目的
としている。
れ、塗料の艶消し剤、プラスチック改質剤として適した
アクリル系弾性微粒子の製造方法を提供することを目的
としている。
上記目的を達成するため、本発明者は種々研究を重ねた
結果、架橋剤として多官能ウレタン(メタ)アクリレー
トを使用することにより、十分なゴム弾性とフィラとし
ての形状保持性とを有し、かつ強度の優れた微小球状粒
子が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
結果、架橋剤として多官能ウレタン(メタ)アクリレー
トを使用することにより、十分なゴム弾性とフィラとし
ての形状保持性とを有し、かつ強度の優れた微小球状粒
子が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、低級アルキルアクリレート50〜99
重量%、多官能ウレタン(メタ)アクリレートモノマ1
〜50重量%からなるモノマ組成物を水系に分散し、高速
撹拌下、該モノマを重合条件に付すことによりゴム様弾
性を有し、かつ強度の優れた微粒子を得ることを特徴と
する改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法を要旨
としている。
重量%、多官能ウレタン(メタ)アクリレートモノマ1
〜50重量%からなるモノマ組成物を水系に分散し、高速
撹拌下、該モノマを重合条件に付すことによりゴム様弾
性を有し、かつ強度の優れた微粒子を得ることを特徴と
する改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法を要旨
としている。
本発明の構成と作用について説明する。
本発明方法に用いられる低級アルキルアクリレートは、
炭素数1〜4のアルキル基でエステル化されたアクリル
酸を意味し、例えばメチルアクリレート、エチルアクリ
レート、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレ
ート等が挙げられる。これらはいずれも一般に市販され
ており、容易に入手可能である。これらのうち靭性の面
からは炭素数の小さなものが、また柔軟性の面からは炭
素数の大きなものが好ましく、目的に応じて選択され
る。またこれらを2種以上組合せて用いることもでき
る。
炭素数1〜4のアルキル基でエステル化されたアクリル
酸を意味し、例えばメチルアクリレート、エチルアクリ
レート、n−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレ
ート等が挙げられる。これらはいずれも一般に市販され
ており、容易に入手可能である。これらのうち靭性の面
からは炭素数の小さなものが、また柔軟性の面からは炭
素数の大きなものが好ましく、目的に応じて選択され
る。またこれらを2種以上組合せて用いることもでき
る。
本発明方法に用いられる多官能ウレタン(メタ)アクリ
レートモノマーとしてはウレタン部分と2以上の(メ
タ)アクリレート部分を有し、重合時に架橋剤として機
能するものであればいずれのものであってもよく。例え
ば以下(A)〜(G)に示す構造式を有するものを挙げ
ることができるがこれに限定されない。
レートモノマーとしてはウレタン部分と2以上の(メ
タ)アクリレート部分を有し、重合時に架橋剤として機
能するものであればいずれのものであってもよく。例え
ば以下(A)〜(G)に示す構造式を有するものを挙げ
ることができるがこれに限定されない。
また、粒子の溶剤による膨潤性や粒子の柔軟性を調整す
るため、ジビニルベンゼンやエチレングリコールジメタ
クリレート等の一般的な多官能ビニル系架橋剤を少量併
用することもある。
るため、ジビニルベンゼンやエチレングリコールジメタ
クリレート等の一般的な多官能ビニル系架橋剤を少量併
用することもある。
(A)CH2=CHCOO−R′−OOCNHR−NHCOO−(ポリオ
ール)−OOCNHnR−NHCOO−R′OCOCH=CH2 本発明方法において、モノマ組成物は、上記低級アルキ
ルアクリレート50〜99重量%及び多官能ウレタン(メ
タ)アクリレートモノマ1〜50重量%から主として調製
される。この調製において、多官能ウレタン(メタ)ア
クリレートモノマ量が1重量%以下では、粒子形状が保
持できず、十分な艶消し効果が得られない。また、50重
量%以上では柔軟性に乏しくソフトな感触が得られな
い。好ましくは5〜30重量%で用いられる。上記調製の
際には、当該分野で公知の重合開始剤が任意に用いられ
る。上記重合開始剤としては例えば過酸化ベンゾイル等
の有機過酸化物、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
等のアゾ系開始剤が挙げられる。
ール)−OOCNHnR−NHCOO−R′OCOCH=CH2 本発明方法において、モノマ組成物は、上記低級アルキ
ルアクリレート50〜99重量%及び多官能ウレタン(メ
タ)アクリレートモノマ1〜50重量%から主として調製
される。この調製において、多官能ウレタン(メタ)ア
クリレートモノマ量が1重量%以下では、粒子形状が保
持できず、十分な艶消し効果が得られない。また、50重
量%以上では柔軟性に乏しくソフトな感触が得られな
い。好ましくは5〜30重量%で用いられる。上記調製の
際には、当該分野で公知の重合開始剤が任意に用いられ
る。上記重合開始剤としては例えば過酸化ベンゾイル等
の有機過酸化物、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
等のアゾ系開始剤が挙げられる。
本発明方法において、上記のごとく調製されるモノマ組
成物は水系に高速撹拌下で分散され水性懸濁重合に付さ
れる。このとき該水系には、当該分野で公知の分散剤、
界面活性剤等が任意に用いられてよい。該分散剤として
は例えばポリビニルアルコール、第3リン酸カルシウ
ム、複分解法ピロリン酸マグネシウム等が挙げられ、上
記界面活性剤としては例えばアルキル硫酸ナトリウム等
が挙げられる。
成物は水系に高速撹拌下で分散され水性懸濁重合に付さ
れる。このとき該水系には、当該分野で公知の分散剤、
界面活性剤等が任意に用いられてよい。該分散剤として
は例えばポリビニルアルコール、第3リン酸カルシウ
ム、複分解法ピロリン酸マグネシウム等が挙げられ、上
記界面活性剤としては例えばアルキル硫酸ナトリウム等
が挙げられる。
上記重合は、分散剤を含む水と重合開始剤を含むモノマ
組成物を高速攪拌下において、微細なモノマ液滴に分散
しかつ重合条件に付すことにより進行される。上記重合
条件としては、例えば40〜100℃で1〜10時間水系を加
熱する等が挙げられる。
組成物を高速攪拌下において、微細なモノマ液滴に分散
しかつ重合条件に付すことにより進行される。上記重合
条件としては、例えば40〜100℃で1〜10時間水系を加
熱する等が挙げられる。
上記重合時の分散を達成する高速撹拌は、反応系の容積
・形状に依存するのでその撹拌速度は限定できないが、
最終的に得られる微粒子の平均粒径2〜3μmから0.2
〜0.3m/mの範囲となるように調節されることが好まし
い。上記攪拌速度を翼端の周速度で規定するとすれば概
ね0.5〜5m/s程度が好ましいものとして挙げることがで
きる。上記重合により微粒子が生成することとなる。
・形状に依存するのでその撹拌速度は限定できないが、
最終的に得られる微粒子の平均粒径2〜3μmから0.2
〜0.3m/mの範囲となるように調節されることが好まし
い。上記攪拌速度を翼端の周速度で規定するとすれば概
ね0.5〜5m/s程度が好ましいものとして挙げることがで
きる。上記重合により微粒子が生成することとなる。
上記重合により得られた微粒子は、常法に従って水洗、
固液分離の後乾燥に付される。この際得られる微粒子が
凝集を起こすときは、ラッカーシンナB.T.X等の有機溶
剤に分散させることで容易に一次粒子に戻すことができ
る。
固液分離の後乾燥に付される。この際得られる微粒子が
凝集を起こすときは、ラッカーシンナB.T.X等の有機溶
剤に分散させることで容易に一次粒子に戻すことができ
る。
以上の処理により、ゴム様弾性を有し、かつ強度の優れ
たアクリル径弾性微粒子が得られることとなる。
たアクリル径弾性微粒子が得られることとなる。
本発明の実施例を詳細に説明するが、これにより本発明
は限定されるものではない。
は限定されるものではない。
実施例 ステンレス製5オートクレーブに第3リン酸カルシウ
ム250g、ラウリル硫酸ナトリウム0.05gを含む水2500g、
2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1gを含むエチルア
クリレート450g及び構造式(A)に属する多官能ウレタ
ンアクリレート(東亜合成化学工業(株)アロニックス
M−1200)50gを混合してモノマ組成物を調製し、空間
部を窒素置換した後、周速度2.1m/sの高速撹拌下、65℃
で5時間次いで80℃で5時間重合を行った。得られた重
合粒子は平均粒子径約40μmで乾燥後はゴム様の弾性を
有する塊状に凝集していた。
ム250g、ラウリル硫酸ナトリウム0.05gを含む水2500g、
2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1gを含むエチルア
クリレート450g及び構造式(A)に属する多官能ウレタ
ンアクリレート(東亜合成化学工業(株)アロニックス
M−1200)50gを混合してモノマ組成物を調製し、空間
部を窒素置換した後、周速度2.1m/sの高速撹拌下、65℃
で5時間次いで80℃で5時間重合を行った。得られた重
合粒子は平均粒子径約40μmで乾燥後はゴム様の弾性を
有する塊状に凝集していた。
この凝集塊の一部を2−ブタノン中に浸漬すると、わず
かな撹拌で分散し、一次粒子に戻ることが確認された。
かな撹拌で分散し、一次粒子に戻ることが確認された。
また乾燥物の上記微粒子50g、溶液タイプ熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂(2液型、タケラックE−550、武田薬品
工業(株)製)100g、硬化剤(タケネートE−40、武田
薬品工業(株)製250g、希釈用2−ブタノン100gを混合
して塗料を調整した。この塗料を金属板に塗装し、80℃
30分の焼付け硬化を行ったところ、ソフト感のある艶消
し塗膜が得られた。この塗膜を爪で引掻いたところ、そ
の痕跡はほとんど目立たず、24時間放置したところ弾性
等による回復の為か、その痕跡は更に目立たなくなって
いた。
ウレタン樹脂(2液型、タケラックE−550、武田薬品
工業(株)製)100g、硬化剤(タケネートE−40、武田
薬品工業(株)製250g、希釈用2−ブタノン100gを混合
して塗料を調整した。この塗料を金属板に塗装し、80℃
30分の焼付け硬化を行ったところ、ソフト感のある艶消
し塗膜が得られた。この塗膜を爪で引掻いたところ、そ
の痕跡はほとんど目立たず、24時間放置したところ弾性
等による回復の為か、その痕跡は更に目立たなくなって
いた。
比較例 実施例におけるモノマ組成物をエチルアクリレート450
g、エチレングリコールジメタクリレート50gに変える以
外は同様の重合及び塗料の調整、塗装試験を行った。
g、エチレングリコールジメタクリレート50gに変える以
外は同様の重合及び塗料の調整、塗装試験を行った。
得られた塗膜はソフト感のある艶消し塗膜であったが、
爪による引掻きで痕跡がはっきり残り、24時間放置後も
弾性等による回復はほとんどみられなかった。
爪による引掻きで痕跡がはっきり残り、24時間放置後も
弾性等による回復はほとんどみられなかった。
本発明は以上説明したように構成されているから、得ら
れる改良されたアクリル系弾性微粒子は、低級アルキル
アクリレートを多官能ウレタン(メタ)アクリレートモ
ノマと架橋・重合処理することにより、上記アクリレー
トによる柔軟性、強靭性等の特性を生かしつつ粒子とし
ての形状保持性を確保してゴム様弾性を有し、かつ強度
の優れた微粒子を提供することが出来、従来のアクリル
弾性微粒子に比べ、摩擦等による痕跡も残り難く、高い
商品性を付与することができるものであって、幅広い分
野への利用が期待でき、産業上極めて有用である。
れる改良されたアクリル系弾性微粒子は、低級アルキル
アクリレートを多官能ウレタン(メタ)アクリレートモ
ノマと架橋・重合処理することにより、上記アクリレー
トによる柔軟性、強靭性等の特性を生かしつつ粒子とし
ての形状保持性を確保してゴム様弾性を有し、かつ強度
の優れた微粒子を提供することが出来、従来のアクリル
弾性微粒子に比べ、摩擦等による痕跡も残り難く、高い
商品性を付与することができるものであって、幅広い分
野への利用が期待でき、産業上極めて有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】低級アルキルアクリレート50〜99重量%、
多官能ウレタン(メタ)アクリレートモノマ1〜50重量
%からなるモノマ組成物を水系に分散し、高速撹拌下、
該モノマを重合条件に付すことによりゴム様弾性を有
し、かつ強度の優れた微粒子を得ることを特徴とする改
良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17642790A JPH0757782B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17642790A JPH0757782B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0465405A JPH0465405A (ja) | 1992-03-02 |
| JPH0757782B2 true JPH0757782B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=16013515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17642790A Expired - Lifetime JPH0757782B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 改良されたアクリル系弾性微粒子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0757782B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5377374B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2013-12-25 | 積水化成品工業株式会社 | 球状ウレタン系樹脂粒子及びその製造方法 |
| JP5377372B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2013-12-25 | 積水化成品工業株式会社 | ウレタン系樹脂粒子及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP17642790A patent/JPH0757782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0465405A (ja) | 1992-03-02 |
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