JPH0760760B2 - 誘導形加速器 - Google Patents
誘導形加速器Info
- Publication number
- JPH0760760B2 JPH0760760B2 JP22157986A JP22157986A JPH0760760B2 JP H0760760 B2 JPH0760760 B2 JP H0760760B2 JP 22157986 A JP22157986 A JP 22157986A JP 22157986 A JP22157986 A JP 22157986A JP H0760760 B2 JPH0760760 B2 JP H0760760B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- exciting coil
- inductance
- load
- induction
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導形加速器の改良に関するものである。
誘導形加速器は真空に保持された加速管の中を通過する
パルス状の電子ビームやイオンビームなどの荷電粒子ビ
ーム(以下ビームという)に対して誘導電場を与えて加
速するもので、この段数を増すことにより1MeVのエネル
ギーを持つ電子ビームを数10MeVまで加速した例が米国
で発表されるなど、慣性核融合研究や自由電子レーザ増
幅器などの分野で開発が進められている。
パルス状の電子ビームやイオンビームなどの荷電粒子ビ
ーム(以下ビームという)に対して誘導電場を与えて加
速するもので、この段数を増すことにより1MeVのエネル
ギーを持つ電子ビームを数10MeVまで加速した例が米国
で発表されるなど、慣性核融合研究や自由電子レーザ増
幅器などの分野で開発が進められている。
従来の技術 第3図は従来の誘導形加速器で、(イ)は説明用簡略断
面図、(ロ)は等価回路図である。1は真空に保持され
た円筒状の金属製加速管で、この加速管1の中を図に示
していない磁場にガイドされたビーム2が通過する。電
源3、スイッチ4、回路インピーダンス5などで構成さ
れるパルス電源11の動作によって、フェライト、アモル
ファス、ケイ素鋼などの強磁性体6を1巻きした形状を
なす加速管1の一部分、すなわち励磁コイル12のa、b
間に電圧を印加すると、磁束の変化により前記加速管1
の磁気的な絶縁空間10に電場を与えて、誘導的にビーム
を加速することになる。いいかえれば励磁コイル12は変
圧器の一次コイルに相当し、そして二次コイルに相当す
るc、d間に発生した電圧はビーム2に対してエネルギ
ーを与える。つまり、誘導的にビーム2を加速すること
になる。
面図、(ロ)は等価回路図である。1は真空に保持され
た円筒状の金属製加速管で、この加速管1の中を図に示
していない磁場にガイドされたビーム2が通過する。電
源3、スイッチ4、回路インピーダンス5などで構成さ
れるパルス電源11の動作によって、フェライト、アモル
ファス、ケイ素鋼などの強磁性体6を1巻きした形状を
なす加速管1の一部分、すなわち励磁コイル12のa、b
間に電圧を印加すると、磁束の変化により前記加速管1
の磁気的な絶縁空間10に電場を与えて、誘導的にビーム
を加速することになる。いいかえれば励磁コイル12は変
圧器の一次コイルに相当し、そして二次コイルに相当す
るc、d間に発生した電圧はビーム2に対してエネルギ
ーを与える。つまり、誘導的にビーム2を加速すること
になる。
第3図(イ)に示す加速器の等価回路は同図(ロ)に示
すようになり、電源3の例としてコンデンサ3′を、回
路インピーダンス5の例としてインダクタンス5′を、
励磁コイル12のインダクタンス6′、ビーム2の例とし
て負荷2′などで示した。図示しない要素によりコンデ
ンサ3′に電荷を蓄えた後にスイッチ4を閉じると、イ
ンダクタンス5′および6′にコンデンサ3′の電荷の
放電が始まる。このときビーム2が通過中であれば、負
荷2′に対してエネルギーが与えられ、通過後は無負荷
状態になる。モジュールAをモジュールB、……………
…と複数段取付けて行けば、その取付け数だけ加速電圧
は上昇することになる。
すようになり、電源3の例としてコンデンサ3′を、回
路インピーダンス5の例としてインダクタンス5′を、
励磁コイル12のインダクタンス6′、ビーム2の例とし
て負荷2′などで示した。図示しない要素によりコンデ
ンサ3′に電荷を蓄えた後にスイッチ4を閉じると、イ
ンダクタンス5′および6′にコンデンサ3′の電荷の
放電が始まる。このときビーム2が通過中であれば、負
荷2′に対してエネルギーが与えられ、通過後は無負荷
状態になる。モジュールAをモジュールB、……………
…と複数段取付けて行けば、その取付け数だけ加速電圧
は上昇することになる。
発明が解決しようとする問題点 負荷2′に有効にエネルギーを与えるには、インダクタ
ンス5′はインダクタンス6′に対して充分に小さなも
のでなければならないのと同様に、そのインピーダンス
は負荷2′のインピーダンスよりも充分小さくなければ
ならない。
ンス5′はインダクタンス6′に対して充分に小さなも
のでなければならないのと同様に、そのインピーダンス
は負荷2′のインピーダンスよりも充分小さくなければ
ならない。
一般にビーム2のパルス幅は10〜100nsと非常に短いた
めに、誘導的にエネルギーを与えようとしても、これに
追従する充分な応答特性を持たねばならない。インダク
タンス5′のインダクタンスをL、負荷2′のインピー
ダンスをZで表し、負荷2′への応答特性をτで表す
と、 となる。
めに、誘導的にエネルギーを与えようとしても、これに
追従する充分な応答特性を持たねばならない。インダク
タンス5′のインダクタンスをL、負荷2′のインピー
ダンスをZで表し、負荷2′への応答特性をτで表す
と、 となる。
すなわち、パルス幅の短い負荷2′に対して有効にエネ
ルギーを与えるには、そのパルス幅より充分小さなτに
しなければならない。例えばZ=10Ω、パルス幅が20ns
の場合、その応答時間はパルス幅の1/10を考えると、τ
2nsとなる。つまり、Lは20nH以下にせねばならな
い。インダクタンス5′は電源3からパルスを伝送する
ための回路に存在するもので、同軸ラインや平行平板ラ
インを、またこれらを複数個使用する努力をしても限度
ばあり、前記20nH以下にすることは非常に困難な技術で
ある。従って、低インピーダンスのビームやパルス幅の
短いビームに対して、今日の技術では応答性良く、有効
にビームに対してエネルギーを与えることができなかっ
た。
ルギーを与えるには、そのパルス幅より充分小さなτに
しなければならない。例えばZ=10Ω、パルス幅が20ns
の場合、その応答時間はパルス幅の1/10を考えると、τ
2nsとなる。つまり、Lは20nH以下にせねばならな
い。インダクタンス5′は電源3からパルスを伝送する
ための回路に存在するもので、同軸ラインや平行平板ラ
インを、またこれらを複数個使用する努力をしても限度
ばあり、前記20nH以下にすることは非常に困難な技術で
ある。従って、低インピーダンスのビームやパルス幅の
短いビームに対して、今日の技術では応答性良く、有効
にビームに対してエネルギーを与えることができなかっ
た。
問題点を解決するための手段 本発明は前述の問題を解決するため、負荷と並列に適正
な静電容量を持つコンデンサを挿入し、パルス電源より
一たんエネルギーをこのコンデンサに蓄え、ビームの通
過時に低インダクタンス回路で有効にビームにエネルギ
ーを与えようとするもので、円筒状の金属製加速管の内
部を真空にし、該加速管の外周に強磁性体を1巻きして
パルス電源を接続した励磁コイルを設け、該励磁コイル
の磁束の変化により、前記加速管内の磁気的な絶縁空間
に電場を与えてビームを加速する誘導形加速器におい
て、励磁コイルと直結した絶縁空間にコンデンサを設け
た誘導形加速器を提供しようとするものである。
な静電容量を持つコンデンサを挿入し、パルス電源より
一たんエネルギーをこのコンデンサに蓄え、ビームの通
過時に低インダクタンス回路で有効にビームにエネルギ
ーを与えようとするもので、円筒状の金属製加速管の内
部を真空にし、該加速管の外周に強磁性体を1巻きして
パルス電源を接続した励磁コイルを設け、該励磁コイル
の磁束の変化により、前記加速管内の磁気的な絶縁空間
に電場を与えてビームを加速する誘導形加速器におい
て、励磁コイルと直結した絶縁空間にコンデンサを設け
た誘導形加速器を提供しようとするものである。
実施例 本発明の誘導形加速器を第1図に示す一実施例について
説明する。同図(イ)は説明用の簡略断面図、同図
(ロ)は等価回路図である。1は真空に保持された円筒
状の金属製加速管で、この加速管1の中を図に示してい
ない磁場にガイドされたビーム2が通過する。電源3、
スイッチ4、回路インピーダンス5などで構成されるパ
ルス電源11の動作によって、フェライト、アモルファ
ス、ケイ素鋼などの強磁性体6を1巻きした形状をなす
加速管1の一部分、すなわち励磁コイル12のa、b間に
電圧を印加すると、磁束の変化により前記加速管1の磁
気的な絶縁空間10に電場を与えて誘導的にビーム2を加
速する。絶縁筒7および8は加速管1の一部分である励
磁コイル12に直結して設けた磁気的な絶縁空間10に図に
示していない方法でそれぞれ気密に取付けられている。
コンデンサ9は気密に保持された空間に誘電率の高い液
体、例えば純水、グリセリンなどが充填され、c、d間
に適正な静電容量値を持つように形成されている。
説明する。同図(イ)は説明用の簡略断面図、同図
(ロ)は等価回路図である。1は真空に保持された円筒
状の金属製加速管で、この加速管1の中を図に示してい
ない磁場にガイドされたビーム2が通過する。電源3、
スイッチ4、回路インピーダンス5などで構成されるパ
ルス電源11の動作によって、フェライト、アモルファ
ス、ケイ素鋼などの強磁性体6を1巻きした形状をなす
加速管1の一部分、すなわち励磁コイル12のa、b間に
電圧を印加すると、磁束の変化により前記加速管1の磁
気的な絶縁空間10に電場を与えて誘導的にビーム2を加
速する。絶縁筒7および8は加速管1の一部分である励
磁コイル12に直結して設けた磁気的な絶縁空間10に図に
示していない方法でそれぞれ気密に取付けられている。
コンデンサ9は気密に保持された空間に誘電率の高い液
体、例えば純水、グリセリンなどが充填され、c、d間
に適正な静電容量値を持つように形成されている。
第1図(イ)に示す加速器の等価回路は同図(ロ)に示
すようになり、前記コンデンサ9を負荷2′にごく接近
して並列に挿入されたことになる。
すようになり、前記コンデンサ9を負荷2′にごく接近
して並列に挿入されたことになる。
次にその動作を同図(ロ)について説明すると、コンデ
ンサ3′に蓄えられた電荷はスイッチ4を閉じるとイン
ダクタンス5′を経由してコンデンサ9′を充電する。
このコンデンサ9′の電圧が充分上昇した段階で、ビー
ム2が磁気的な絶縁空間10のc、d間を通過すると、す
なわち負荷2′に対してコンデンサ9′よりエネルギー
が有効に与えられる。
ンサ3′に蓄えられた電荷はスイッチ4を閉じるとイン
ダクタンス5′を経由してコンデンサ9′を充電する。
このコンデンサ9′の電圧が充分上昇した段階で、ビー
ム2が磁気的な絶縁空間10のc、d間を通過すると、す
なわち負荷2′に対してコンデンサ9′よりエネルギー
が有効に与えられる。
従来の技術ではインダクタンス5′を経由して負荷2′
へエネルギーを与えていたが、本発明ではビーム2の通
過する加速管1の内径近傍にコンデンサ9が取付けられ
ているため、ビーム2までのインダクタンスはきわめて
小さく、インダクタンス5′に比べてほとんど無視でき
る程度の小さな値になる。それ故に電荷を一たんコンデ
ンサ9′に蓄えることによってきわめて応答性がよく、
負荷2′にエネルギーを与えることができる優れた性能
を有している。
へエネルギーを与えていたが、本発明ではビーム2の通
過する加速管1の内径近傍にコンデンサ9が取付けられ
ているため、ビーム2までのインダクタンスはきわめて
小さく、インダクタンス5′に比べてほとんど無視でき
る程度の小さな値になる。それ故に電荷を一たんコンデ
ンサ9′に蓄えることによってきわめて応答性がよく、
負荷2′にエネルギーを与えることができる優れた性能
を有している。
第2図は本発明の誘導形加速器の他の実施例で、コンデ
ンサ9にセラミックコンデンサや紙またはフィルムコン
デンサ、あるいは誘電率の高い絶縁板、棒などを用いて
もその効果はある。この実施例では励磁コイル12の中も
加速管の中と同様に真空状態に保持した構造を示した
が、第1図に示す絶縁筒7または絶縁筒7と絶縁筒8の
両方を取付けすることにより、絶縁空間10の中に耐電圧
の向上をはかるために絶縁油などの別の媒質を入れても
よい。
ンサ9にセラミックコンデンサや紙またはフィルムコン
デンサ、あるいは誘電率の高い絶縁板、棒などを用いて
もその効果はある。この実施例では励磁コイル12の中も
加速管の中と同様に真空状態に保持した構造を示した
が、第1図に示す絶縁筒7または絶縁筒7と絶縁筒8の
両方を取付けすることにより、絶縁空間10の中に耐電圧
の向上をはかるために絶縁油などの別の媒質を入れても
よい。
発明の効果 本発明の誘導形加速器は、従来の誘導形加速器にコンデ
ンサ9を設けることによって、このコンデンサ9に一た
ん電荷を蓄えるとともにきわめて低インダクタンス回路
でビーム2へエネルギーを与えることができるために応
答性に優れ、特にパルス幅の短いビームやインピーダン
スの低いビームに対して優れた応答性が得られるなどの
効果があり、工業的ならびに実用的価値の大なるもので
ある。
ンサ9を設けることによって、このコンデンサ9に一た
ん電荷を蓄えるとともにきわめて低インダクタンス回路
でビーム2へエネルギーを与えることができるために応
答性に優れ、特にパルス幅の短いビームやインピーダン
スの低いビームに対して優れた応答性が得られるなどの
効果があり、工業的ならびに実用的価値の大なるもので
ある。
第1図は本発明の誘導形加速器の一実施例で、(イ)は
説明用簡略断面図、(ロ)は等価回路図、第2図は本発
明の誘導形加速器の他の実施例の説明用簡略断面図、第
3図は従来の誘導形加速器で、(イ)は説明用簡略断面
図、(ロ)は等価回路図である。 1:加速管、2:ビーム、2′:負荷、3:電源 3′:コンデンサ、4:スイッチ 5:回路インピーダンス、5′:インダクタンス 6:強磁性体、6′:インダクタンス 7、8:絶縁筒、9、9′:コンデンサ 10:絶縁空間、11:パルス電源 12:励磁コイル
説明用簡略断面図、(ロ)は等価回路図、第2図は本発
明の誘導形加速器の他の実施例の説明用簡略断面図、第
3図は従来の誘導形加速器で、(イ)は説明用簡略断面
図、(ロ)は等価回路図である。 1:加速管、2:ビーム、2′:負荷、3:電源 3′:コンデンサ、4:スイッチ 5:回路インピーダンス、5′:インダクタンス 6:強磁性体、6′:インダクタンス 7、8:絶縁筒、9、9′:コンデンサ 10:絶縁空間、11:パルス電源 12:励磁コイル
Claims (3)
- 【請求項1】円筒状の金属製加速管の内部を真空にし、
該加速管の外周に強磁性体を1巻きしてパルス電源を接
続した励磁コイルを設け、該励磁コイルの磁束の変化に
より、前記加速管内の磁気的な絶縁空間に電場を与えて
ビームを加速する誘導形加速器において、前記励磁コイ
ルと直結した絶縁空間にコンデンサを設けたことを特徴
とする誘導形加速器。 - 【請求項2】前記コンデンサの誘電体が水であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の誘導形加速器。 - 【請求項3】前記コンデンサの誘電体がセラミックであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の誘導形
加速器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22157986A JPH0760760B2 (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 誘導形加速器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22157986A JPH0760760B2 (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 誘導形加速器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6376299A JPS6376299A (ja) | 1988-04-06 |
| JPH0760760B2 true JPH0760760B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=16768953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22157986A Expired - Fee Related JPH0760760B2 (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 誘導形加速器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760760B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5661366A (en) | 1994-11-04 | 1997-08-26 | Hitachi, Ltd. | Ion beam accelerating device having separately excited magnetic cores |
| JP2867933B2 (ja) * | 1995-12-14 | 1999-03-10 | 株式会社日立製作所 | 高周波加速装置及び環状加速器 |
-
1986
- 1986-09-18 JP JP22157986A patent/JPH0760760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6376299A (ja) | 1988-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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