JPH0761371B2 - 人工雪層形成方法 - Google Patents
人工雪層形成方法Info
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- JPH0761371B2 JPH0761371B2 JP3078779A JP7877991A JPH0761371B2 JP H0761371 B2 JPH0761371 B2 JP H0761371B2 JP 3078779 A JP3078779 A JP 3078779A JP 7877991 A JP7877991 A JP 7877991A JP H0761371 B2 JPH0761371 B2 JP H0761371B2
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋内人工雪スキー場等に
おける人工雪層の形成方法に関する。
おける人工雪層の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人工雪層の形成方法としては、床
上の屋内空間を例えば−6〜−10℃程度に冷却した状
態で、この屋内空間中に冷水を圧縮空気とともに噴霧ノ
ズルから噴霧することにより、ノズル噴霧に伴う断熱膨
張作用や空間内冷気による冷却をもって噴霧冷水を屋内
空間中で氷結させて氷粒子とし、そして、この氷粒子を
積もらせて床上に拡げることで、氷粒子の積層から成る
人工雪層を床上に形成する方法がある。……(従来例
1)
上の屋内空間を例えば−6〜−10℃程度に冷却した状
態で、この屋内空間中に冷水を圧縮空気とともに噴霧ノ
ズルから噴霧することにより、ノズル噴霧に伴う断熱膨
張作用や空間内冷気による冷却をもって噴霧冷水を屋内
空間中で氷結させて氷粒子とし、そして、この氷粒子を
積もらせて床上に拡げることで、氷粒子の積層から成る
人工雪層を床上に形成する方法がある。……(従来例
1)
【0003】また、別法として、水を含ませた吸水性樹
脂粒を床上に散布するとともに、この吸水性樹脂粒の散
布積層を床に装備の冷却手段により凍結させ、そして、
この凍結層を粉砕装置により粉砕して微細化すること
で、凍結吸水性樹脂粒の積層から成る人工雪層を床上に
形成する方法がある(例えば、PCT/AU85/00
267参照)。……(従来例2)
脂粒を床上に散布するとともに、この吸水性樹脂粒の散
布積層を床に装備の冷却手段により凍結させ、そして、
この凍結層を粉砕装置により粉砕して微細化すること
で、凍結吸水性樹脂粒の積層から成る人工雪層を床上に
形成する方法がある(例えば、PCT/AU85/00
267参照)。……(従来例2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実施例1
の形成方法では、屋内空間(屋内スキー場等では相当の
大空間となる)を屋外条件にかかわらず−6〜−10℃
程度の状態に冷却維持するのに莫大なエネルギを必要
(特に夏期)とするため、人工雪層の形成コストが嵩む
問題があり、さらに、人工雪層の形成後、融解を防止し
て人工雪層を維持するのにも、屋内空間を例えば−2〜
−3℃といった低温状態に冷却維持する必要があるた
め、維持コストも嵩む問題があった。
の形成方法では、屋内空間(屋内スキー場等では相当の
大空間となる)を屋外条件にかかわらず−6〜−10℃
程度の状態に冷却維持するのに莫大なエネルギを必要
(特に夏期)とするため、人工雪層の形成コストが嵩む
問題があり、さらに、人工雪層の形成後、融解を防止し
て人工雪層を維持するのにも、屋内空間を例えば−2〜
−3℃といった低温状態に冷却維持する必要があるた
め、維持コストも嵩む問題があった。
【0005】その上、人工雪層の形成時、及び、形成し
た人工雪層の使用時の夫々において屋内空間が上記の如
く極低温状態に維持されるため、人工雪層形成の作業者
や形成人工雪層の使用者(スキーヤー等)が寒さを感じ
たり、また、低温屋内空間と屋外との大きな温度差(夏
期では30℃deg以上となる)のため、屋内空間から
の出入りの際に所謂サーマルショックでめまい等を起こ
すといったこともあり、健康面、及び快適性・作業性の
面でも問題があった。
た人工雪層の使用時の夫々において屋内空間が上記の如
く極低温状態に維持されるため、人工雪層形成の作業者
や形成人工雪層の使用者(スキーヤー等)が寒さを感じ
たり、また、低温屋内空間と屋外との大きな温度差(夏
期では30℃deg以上となる)のため、屋内空間から
の出入りの際に所謂サーマルショックでめまい等を起こ
すといったこともあり、健康面、及び快適性・作業性の
面でも問題があった。
【0006】一方、従来例2の形成方法では、吸水性樹
脂粒を多量に必要とするため材料コストが嵩み、また、
吸水性樹脂粒の凍結層を粉砕して微細化するのに大きな
粉砕動力を要し、これらのことから、やはり人工雪層の
形成コストが嵩む問題があった。
脂粒を多量に必要とするため材料コストが嵩み、また、
吸水性樹脂粒の凍結層を粉砕して微細化するのに大きな
粉砕動力を要し、これらのことから、やはり人工雪層の
形成コストが嵩む問題があった。
【0007】さらに、従来例2の形成方法では、多量の
吸水性樹脂粒を含む人工雪層であるため、粉砕による微
細化は行うものの雪面(人工雪層表面)の性状が天然雪
層と大きく異なる問題もあった。
吸水性樹脂粒を含む人工雪層であるため、粉砕による微
細化は行うものの雪面(人工雪層表面)の性状が天然雪
層と大きく異なる問題もあった。
【0008】本発明の第1の目的は、人工雪層を合理的
な形態で形成することにより上述各問題の解消を図る点
にある。
な形態で形成することにより上述各問題の解消を図る点
にある。
【0009】本発明の第2の目的は、床上空気域におけ
る快適性・作業性の向上を効果的に達成する点にある。
る快適性・作業性の向上を効果的に達成する点にある。
【0010】本発明の第3の目的は、必要エネルギの低
減を効果的に達成する点にある。
減を効果的に達成する点にある。
【0011】本発明の第4の目的は、施工時間の短縮を
図る点にある。
図る点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】〔第1特徴構成〕 本発明による人工雪層形成方法の第1の特徴構成は、冷
却手段を備える床の上の空気域を加湿手段により加湿
し、 この加湿により与えた空気中加湿水分を前記冷却手
段の冷却作用下において床上で結霜させて、前記床上に
人工雪層としての霜積層を形成することにある。
却手段を備える床の上の空気域を加湿手段により加湿
し、 この加湿により与えた空気中加湿水分を前記冷却手
段の冷却作用下において床上で結霜させて、前記床上に
人工雪層としての霜積層を形成することにある。
【0013】〔第2特徴構成〕 本発明による人工雪層形成方法の第2の特徴構成は、上
記第1特徴構成の実施において好適な具体構成を特定す
るものであり、 前記床の上の空気域に対する温度調整と
して、この空気域に対し0℃よりも高温の空気を供給す
ることにある。
記第1特徴構成の実施において好適な具体構成を特定す
るものであり、 前記床の上の空気域に対する温度調整と
して、この空気域に対し0℃よりも高温の空気を供給す
ることにある。
【0014】〔第3特徴構成〕 本発明による人工雪層形成方法の第3の特徴構成は、上
記第1又は第2特徴構成の実施において好適な具体構成
を特定するものであり、 前記霜積層の形成に先行して、
前記床上に氷層を形成し、 前記の空気中加湿水分を前記
冷却手段の冷却作用下において前記氷層の上で結霜させ
て、この氷層上に人工雪層としての前記霜積層を形成す
ることにある。
記第1又は第2特徴構成の実施において好適な具体構成
を特定するものであり、 前記霜積層の形成に先行して、
前記床上に氷層を形成し、 前記の空気中加湿水分を前記
冷却手段の冷却作用下において前記氷層の上で結霜させ
て、この氷層上に人工雪層としての前記霜積層を形成す
ることにある。
【0015】〔第4特徴構成〕 本発明による人工雪層形成方法の第4の特徴構成は、上
記第3特徴構成の実施において好適な具体構成を特定す
るものであり、 前記氷層は、前記床上に細粒状の氷を散
布して床上に細粒氷積層を形成するとともに、この細粒
氷積層に含浸させた水を前記冷却手段の冷却作用により
凍結させて形成することにある。
記第3特徴構成の実施において好適な具体構成を特定す
るものであり、 前記氷層は、前記床上に細粒状の氷を散
布して床上に細粒氷積層を形成するとともに、この細粒
氷積層に含浸させた水を前記冷却手段の冷却作用により
凍結させて形成することにある。
【0016】〔第5特徴構成〕 本発明による人工雪層形成方法の第5の特徴構成は、上
記第1、第2、第3又は第4特徴構成の実施において好
適な具体構成を特定するものであり、 前記霜積層の成長
過程で前記霜積層に圧縮処理を施し、この圧縮霜積層上
で前記の空気中加湿水分を前記冷却手段の冷却作用下で
結霜させて、前記霜積層を成長させることにある。
記第1、第2、第3又は第4特徴構成の実施において好
適な具体構成を特定するものであり、 前記霜積層の成長
過程で前記霜積層に圧縮処理を施し、この圧縮霜積層上
で前記の空気中加湿水分を前記冷却手段の冷却作用下で
結霜させて、前記霜積層を成長させることにある。
【0017】〔第6特徴構成〕 本発明による人工雪層形成方法の第6の特徴構成は、上
記第1、第2、第3又は第4特徴構成の実施において好
適な具体構成を特定するものであり、 前記霜積層の成長
過程で前記霜積層に水を含浸させて、この含浸水を凍結
させ、この含浸水凍結霜積層上で前記の空気中加湿水分
を前記冷却手段の冷却作用下で結霜させて、前記霜積層
を成長させることにある。 〔第7特徴構成〕 本発明によ
る人工雪層形成方法の第7の特徴構成は、上記第1、第
2、第3、第4、第5又は第6特徴構成の実施において
好適な具体構成を特定するものであり、前記霜積層の形
成過程において、前記床上の空気域をカバーで覆うこと
により、加湿の対象とする空気域を制限することにあ
る。
記第1、第2、第3又は第4特徴構成の実施において好
適な具体構成を特定するものであり、 前記霜積層の成長
過程で前記霜積層に水を含浸させて、この含浸水を凍結
させ、この含浸水凍結霜積層上で前記の空気中加湿水分
を前記冷却手段の冷却作用下で結霜させて、前記霜積層
を成長させることにある。 〔第7特徴構成〕 本発明によ
る人工雪層形成方法の第7の特徴構成は、上記第1、第
2、第3、第4、第5又は第6特徴構成の実施において
好適な具体構成を特定するものであり、前記霜積層の形
成過程において、前記床上の空気域をカバーで覆うこと
により、加湿の対象とする空気域を制限することにあ
る。
【0018】
【作用】〔第1特徴構成の作用〕 つまり、空気中の加湿水分は、結霜対象部の冷却温度が
結霜可能温度以下となれば空気温度とは直接に関係無
く、その結霜対象部で結霜する。
結霜可能温度以下となれば空気温度とは直接に関係無
く、その結霜対象部で結霜する。
【0019】したがって、床上の空気に与えた加湿水分
を、床に装備の冷却手段により結霜させて、人工雪層と
しての霜積層を床上に形成するにあたり、床上の空気域
を先述の従来例1の如く−6〜−10℃といった極低温
状態に冷却維持する必要がない(すなわち、従来例1の
如く噴霧水を床上空気域中で氷結させるのではなく、本
第1特徴構成では、空気中の加湿水分を床装備の冷却手
段により床上で霜として氷結発生させるから床上空気域
を極低温状態に冷却維持する必要がない)。
を、床に装備の冷却手段により結霜させて、人工雪層と
しての霜積層を床上に形成するにあたり、床上の空気域
を先述の従来例1の如く−6〜−10℃といった極低温
状態に冷却維持する必要がない(すなわち、従来例1の
如く噴霧水を床上空気域中で氷結させるのではなく、本
第1特徴構成では、空気中の加湿水分を床装備の冷却手
段により床上で霜として氷結発生させるから床上空気域
を極低温状態に冷却維持する必要がない)。
【0020】また、床に装備の冷却手段により、雪層形
成対象部である床部だけを限定的に冷却すればよいか
ら、従来例1の如く床上の空気域全体(屋内空間)を外
部環境条件(屋外条件)に抗して極低温に冷却維持する
に比べ、冷却負荷が大巾に小さい。
成対象部である床部だけを限定的に冷却すればよいか
ら、従来例1の如く床上の空気域全体(屋内空間)を外
部環境条件(屋外条件)に抗して極低温に冷却維持する
に比べ、冷却負荷が大巾に小さい。
【0021】人工雪層の原材料は基本的には、床上の空
気に加湿水分として与える水だけであり、先述の従来例
2の如き多量の吸水性樹脂粒が不要である。
気に加湿水分として与える水だけであり、先述の従来例
2の如き多量の吸水性樹脂粒が不要である。
【0022】空気中加湿水分の床上結霜により形成した
人工雪層としての霜積層は、霜結晶群から成り、霜本来
の性状として、それら霜結晶間には自然な状態で微細空
隙を多量に有するから、雪面(人工雪層表面)の性状と
して天然雪層に極めて近い性状を得ることができ、従来
例2の如く大きな動力を費やして床上の凍結層を粉砕処
理するといった必要がない。
人工雪層としての霜積層は、霜結晶群から成り、霜本来
の性状として、それら霜結晶間には自然な状態で微細空
隙を多量に有するから、雪面(人工雪層表面)の性状と
して天然雪層に極めて近い性状を得ることができ、従来
例2の如く大きな動力を費やして床上の凍結層を粉砕処
理するといった必要がない。
【0023】また、使用目的に応じた雪面質調整のため
に霜積層を圧縮したり掘り起こしたりするにしても、従
来例2の方法において床上の凍結層を粉砕するのに要す
る粉砕動力に比べ、必要動力ないし労力は極めて小さい
もので済む。
に霜積層を圧縮したり掘り起こしたりするにしても、従
来例2の方法において床上の凍結層を粉砕するのに要す
る粉砕動力に比べ、必要動力ないし労力は極めて小さい
もので済む。
【0024】〔第2特徴構成の作用〕 第2特徴構成では、0℃よりも高温の空気を床上空気域
に供給して床上空気域を温調することで、床上空気域を
域内者にとって良好な温度環境に調整する。
に供給して床上空気域を温調することで、床上空気域を
域内者にとって良好な温度環境に調整する。
【0025】また、人工雪層としての霜積層は、前述の
如く、床に装備した冷却手段の冷却作用により空気中加
湿水分を床上で結霜させて形成するから、このように0
℃よりも高温の空気を床上空気域に供給して床上空気域
を温調しても人工雪層としての霜積層の形成に問題を生
じることはない。
如く、床に装備した冷却手段の冷却作用により空気中加
湿水分を床上で結霜させて形成するから、このように0
℃よりも高温の空気を床上空気域に供給して床上空気域
を温調しても人工雪層としての霜積層の形成に問題を生
じることはない。
【0026】〔第3特徴構成の作用〕 第3特徴構成では、床上に氷層を形成して、この氷層の
上に人工雪層としての霜積層を形成することにより、熱
負荷変動や雪面使用に対して安定的に雪面を維持するた
めに必要な雪面下の冷熱容量を氷層と霜積層とで確保す
る。
上に人工雪層としての霜積層を形成することにより、熱
負荷変動や雪面使用に対して安定的に雪面を維持するた
めに必要な雪面下の冷熱容量を氷層と霜積層とで確保す
る。
【0027】そして、このように床と人工雪層としての
霜積層との間に霜積層よりも空気含有率が小さくて伝熱
性の高い氷層を介在させる形態で、雪面下の必要冷熱容
量を確保することにより、床上に直接に霜積層を形成し
て、霜積層だけで必要な冷熱容量を雪面下に確保するに
比べ、人工雪層としての上層霜積層(つまり、氷層上で
結霜により形成する霜積層)、及び、雪面に対する床装
備冷却手段の冷却効率を高める。
霜積層との間に霜積層よりも空気含有率が小さくて伝熱
性の高い氷層を介在させる形態で、雪面下の必要冷熱容
量を確保することにより、床上に直接に霜積層を形成し
て、霜積層だけで必要な冷熱容量を雪面下に確保するに
比べ、人工雪層としての上層霜積層(つまり、氷層上で
結霜により形成する霜積層)、及び、雪面に対する床装
備冷却手段の冷却効率を高める。
【0028】〔第4特徴構成の作用〕 第4特徴構成では、細粒状氷の散布により床上に細粒氷
積層を形成して、この細粒氷積層に含浸させた水を床装
備冷却手段の冷却作用により凍結させることで、床上に
前記の氷層を形成する。
積層を形成して、この細粒氷積層に含浸させた水を床装
備冷却手段の冷却作用により凍結させることで、床上に
前記の氷層を形成する。
【0029】すなわち、前記氷層の形成において、床装
備冷却手段により凍結させるのは細粒氷積層における含
浸水(すなわち、氷粒どうしの間に存在する水)だけと
なるから、例えば、床上に単に水のみを散水して、この
散水した水を床装備冷却手段の冷却作用より凍結させる
ことで、同等厚さの氷層を床上に形成するといった別方
法に比べ、所望厚さの前記氷層を能率良く短時間で形成
できる。
備冷却手段により凍結させるのは細粒氷積層における含
浸水(すなわち、氷粒どうしの間に存在する水)だけと
なるから、例えば、床上に単に水のみを散水して、この
散水した水を床装備冷却手段の冷却作用より凍結させる
ことで、同等厚さの氷層を床上に形成するといった別方
法に比べ、所望厚さの前記氷層を能率良く短時間で形成
できる。
【0030】〔第5及び第6特徴構成の作用〕 つまり、霜積層は霜結晶間に微細空隙を有するため、そ
れ自身が断熱作用を有し、したがって、単に、空気中の
加湿水分を床における冷却手段の冷却作用により霜積層
表面で逐次結霜させて霜積層を継続成長させるのでは、
成長により霜積層の厚さが大きくなるほど、床に装備の
冷却手段と霜積層表面との間の伝熱性が大きく低下する
ため、霜積層がある程度の厚さまで成長すると、霜積層
表面での結霜により霜積層を継続成長させて人工雪層と
しての霜積層の厚さを増大させることに限界が生じる。
れ自身が断熱作用を有し、したがって、単に、空気中の
加湿水分を床における冷却手段の冷却作用により霜積層
表面で逐次結霜させて霜積層を継続成長させるのでは、
成長により霜積層の厚さが大きくなるほど、床に装備の
冷却手段と霜積層表面との間の伝熱性が大きく低下する
ため、霜積層がある程度の厚さまで成長すると、霜積層
表面での結霜により霜積層を継続成長させて人工雪層と
しての霜積層の厚さを増大させることに限界が生じる。
【0031】これに対し、第5特徴構成においては、霜
積層の成長過程において霜積層に圧縮処理を施すことに
より、また、第6特徴構成では、霜積層の成長過程で霜
積層に水を含浸させて、この含浸水を凍結させることに
より、霜積層をある程度氷層化し、これにより、その氷
層化霜積層の上でさらに結霜させて形成する上層霜積
層、及び、雪面に対する床装備冷却手段の冷却効率を高
める。
積層の成長過程において霜積層に圧縮処理を施すことに
より、また、第6特徴構成では、霜積層の成長過程で霜
積層に水を含浸させて、この含浸水を凍結させることに
より、霜積層をある程度氷層化し、これにより、その氷
層化霜積層の上でさらに結霜させて形成する上層霜積
層、及び、雪面に対する床装備冷却手段の冷却効率を高
める。
【0032】〔第7特徴構成の作用〕 第7特徴構成で
は、加湿対象とする空気域をカバーで覆って制限するこ
とにより、前記の加湿において、床上空気の湿度を結霜
による霜積層形成に適した値にまで短時間で容易に上昇
させることができ、また、その適性湿度値を維持するこ
とも容易となる。
は、加湿対象とする空気域をカバーで覆って制限するこ
とにより、前記の加湿において、床上空気の湿度を結霜
による霜積層形成に適した値にまで短時間で容易に上昇
させることができ、また、その適性湿度値を維持するこ
とも容易となる。
【0033】
【発明の効果】〔第1特徴構成の効果〕 本発明方法の第1特徴構成によれば、 冷却に要する必要
エネルギが小さく、また、吸水性樹脂粒といった特殊な
原材料も不要で材料費が安価であるとともに、大きな動
力を費やしての粉砕処理等も不要であることから、人工
雪層の形成コストを従来の各形成方法に比べ安価にで
き、しかも、そのように形成コストを安価にしながら
も、天然雪層に極めて近い雪面性状の人工雪層を形成で
きる。
エネルギが小さく、また、吸水性樹脂粒といった特殊な
原材料も不要で材料費が安価であるとともに、大きな動
力を費やしての粉砕処理等も不要であることから、人工
雪層の形成コストを従来の各形成方法に比べ安価にで
き、しかも、そのように形成コストを安価にしながら
も、天然雪層に極めて近い雪面性状の人工雪層を形成で
きる。
【0034】また、形成した人工雪層を維持するについ
ても、形成時と同様に、床に装備の冷却手段により形成
人工雪層の融解を防止して人工雪層を維持できることか
ら、従来例1の如く床上(人工雪層上)の空気域全体を
極低温に冷却維持して形成人工雪層の融解を防止するに
比べ、人工雪層の維持コストも安価にできる。
ても、形成時と同様に、床に装備の冷却手段により形成
人工雪層の融解を防止して人工雪層を維持できることか
ら、従来例1の如く床上(人工雪層上)の空気域全体を
極低温に冷却維持して形成人工雪層の融解を防止するに
比べ、人工雪層の維持コストも安価にできる。
【0035】更に、上記の如く床上の空気域を極低温に
冷却維持する必要がないことから、従来例1の方法を用
いた場合のように、人工雪層の形成時、及び、形成した
人工雪層の使用時の夫々において床上の空気域を極低温
に冷却維持するために、人工雪層形成の作業者や形成人
工雪層の使用者が寒さを感じたり、また、床上の極低温
空気域と域外環境との大きな温度差のために、出入り者
がサーマルショックを受けるといったことも回避でき、
健康面、及び快適性・作業性の面でも優れたものとな
る。
冷却維持する必要がないことから、従来例1の方法を用
いた場合のように、人工雪層の形成時、及び、形成した
人工雪層の使用時の夫々において床上の空気域を極低温
に冷却維持するために、人工雪層形成の作業者や形成人
工雪層の使用者が寒さを感じたり、また、床上の極低温
空気域と域外環境との大きな温度差のために、出入り者
がサーマルショックを受けるといったことも回避でき、
健康面、及び快適性・作業性の面でも優れたものとな
る。
【0036】ちなみに、霜積層から成る人工雪層を形成
するに、別法として、雪層形成対象場所とは異なる場所
において空気中に与えた加湿水分を冷却手段により結霜
させ、そして、このように別場所で生成した霜を回収・
運搬して、雪層形成対象場所としての所定の床上に散布
することで、その床上に霜積層から成る人工雪層を形成
するといったことも考えれるが、この場合、生成した霜
の回収・運搬に経費・労力を要する。
するに、別法として、雪層形成対象場所とは異なる場所
において空気中に与えた加湿水分を冷却手段により結霜
させ、そして、このように別場所で生成した霜を回収・
運搬して、雪層形成対象場所としての所定の床上に散布
することで、その床上に霜積層から成る人工雪層を形成
するといったことも考えれるが、この場合、生成した霜
の回収・運搬に経費・労力を要する。
【0037】この点、本発明方法の第1特徴構成によれ
ば、雪層形成対象場所としての床そのものに装備した冷
却手段により床上空気中の加湿水分を結霜させて、この
結霜により人工雪層としての霜積層を床上に直接に成長
形成させるから、上記別法に比べ生成霜の回収・運搬を
不要にできて、人工雪層の形成に伴う経費・労力を削減
できる。
ば、雪層形成対象場所としての床そのものに装備した冷
却手段により床上空気中の加湿水分を結霜させて、この
結霜により人工雪層としての霜積層を床上に直接に成長
形成させるから、上記別法に比べ生成霜の回収・運搬を
不要にできて、人工雪層の形成に伴う経費・労力を削減
できる。
【0038】〔第2特徴構成の効果〕 本発明方法の第2特徴構成によれば、本発明方法の所期
目的の一つである床上空気域の温度環境改善を一層効果
的に達成できて、床上空気域における快適性及び作業性
を一層効果的に向上し得る。
目的の一つである床上空気域の温度環境改善を一層効果
的に達成できて、床上空気域における快適性及び作業性
を一層効果的に向上し得る。
【0039】〔第3特徴構成の効果〕 本発明方法の第3特徴構成によれば、人工雪層としての
上層霜積層、及び、雪面に対する床装備冷却手段の冷却
効率を高くし得ることにより、結霜による上層霜積層の
形成、及び、その上層霜積層や雪面の維持に必要な床装
備冷却手段の冷却温度を高くして(すなわち、床装備冷
却手段の冷却温度条件を緩和して)、冷 凍機効率を高く
することができ、これにより、必要エネルギの低減を一
層効果的に達成できる。
上層霜積層、及び、雪面に対する床装備冷却手段の冷却
効率を高くし得ることにより、結霜による上層霜積層の
形成、及び、その上層霜積層や雪面の維持に必要な床装
備冷却手段の冷却温度を高くして(すなわち、床装備冷
却手段の冷却温度条件を緩和して)、冷 凍機効率を高く
することができ、これにより、必要エネルギの低減を一
層効果的に達成できる。
【0040】〔第4特徴構成の効果〕 本発明方法の第4特徴構成によれば、所望厚さの氷層を
能率良く形成できること、及び、この氷層により上層霜
積層に対する床装備冷却手段の冷却効率を高めることが
できて結霜による上層霜積層の形成も能率良く行えるこ
とにより、全体としての必要施工時間を短縮できる。
能率良く形成できること、及び、この氷層により上層霜
積層に対する床装備冷却手段の冷却効率を高めることが
できて結霜による上層霜積層の形成も能率良く行えるこ
とにより、全体としての必要施工時間を短縮できる。
【0041】〔第5及び第6特徴構成の効果〕 本発明方法の第5特徴構成ないし第6特徴構成によれ
ば、上層霜積層に対する床装備冷却手段の冷却効率を高
くし得ることにより、結霜による上層霜積層の形成を能
率良く行うことができて必要施工時間を短縮できる。
ば、上層霜積層に対する床装備冷却手段の冷却効率を高
くし得ることにより、結霜による上層霜積層の形成を能
率良く行うことができて必要施工時間を短縮できる。
【0042】また、上層霜積層、及び、雪面に対する床
装備冷却手段の冷却効率を高くし得ることで、前述の第
3特徴構成と同様、結霜による上層霜積層の形成、及
び、その上層霜積層や雪面の維持に必要な床装備冷却手
段の冷却温度を高くして必要エネルギの低減を効果的に
達成できる。
装備冷却手段の冷却効率を高くし得ることで、前述の第
3特徴構成と同様、結霜による上層霜積層の形成、及
び、その上層霜積層や雪面の維持に必要な床装備冷却手
段の冷却温度を高くして必要エネルギの低減を効果的に
達成できる。
【0043】〔第7特徴構成の効果〕 本発明方法の第7特徴構成によれば、床上空気の湿度を
結霜による霜積層形成に適した値にまで短時間で容易に
上昇させることができ、また、その適性湿度値を維持す
ることも容易となることで、結霜による霜積層形成を能
率良く行うことができる。
結霜による霜積層形成に適した値にまで短時間で容易に
上昇させることができ、また、その適性湿度値を維持す
ることも容易となることで、結霜による霜積層形成を能
率良く行うことができる。
【0044】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【0045】図1は屋内人工雪スキー場を示し、1は建
屋、2はゲレンデとしての人工雪層3を形成する床であ
る。
屋、2はゲレンデとしての人工雪層3を形成する床であ
る。
【0046】床2には、低温冷凍機4により冷却した低
温冷媒(例えば−10〜−20℃のブライン)を循環路
5を介し循環させる冷媒配管6を密に並設してあり、こ
の冷媒配管6による冷却をもって、床2上に人工雪層3
を形成するとともに、形成した人工雪層3の融解を防止
して人工雪層3を維持するようにしてある。
温冷媒(例えば−10〜−20℃のブライン)を循環路
5を介し循環させる冷媒配管6を密に並設してあり、こ
の冷媒配管6による冷却をもって、床2上に人工雪層3
を形成するとともに、形成した人工雪層3の融解を防止
して人工雪層3を維持するようにしてある。
【0047】屋内空間7に対する空調設備としては、還
気ダクト8を介し還気した屋内空気(屋内換気のために
一部外気を混合させてもよい)を温湿度調整して、その
調整空気Aを給気ダクト9を介し屋内空間7に供給する
空調機10を設けてあり、この空調機10には温調コイ
ル11、除湿器12、及び、加湿器13を装備し、それ
らを状況に応じて選択的に運転するようにしてある。
気ダクト8を介し還気した屋内空気(屋内換気のために
一部外気を混合させてもよい)を温湿度調整して、その
調整空気Aを給気ダクト9を介し屋内空間7に供給する
空調機10を設けてあり、この空調機10には温調コイ
ル11、除湿器12、及び、加湿器13を装備し、それ
らを状況に応じて選択的に運転するようにしてある。
【0048】人工雪層3の形成については、冷媒配管6
に対する低温冷媒の循環運転を行うとともに、その低温
冷媒循環運転に並行して、加湿器13の運転により加湿
した空気Aを空調機10から屋内空間7に供給(すなわ
ち、床上空気域としての屋内空間を空調機10からの加
湿空気供給により加湿)し、これにより、屋内空間7に
おける空気中の加湿水分を冷媒配管6の冷却作用により
床上で結霜させて、床2上に人工積層としての所定厚さ
dの霜積層3を成長形成させる。
に対する低温冷媒の循環運転を行うとともに、その低温
冷媒循環運転に並行して、加湿器13の運転により加湿
した空気Aを空調機10から屋内空間7に供給(すなわ
ち、床上空気域としての屋内空間を空調機10からの加
湿空気供給により加湿)し、これにより、屋内空間7に
おける空気中の加湿水分を冷媒配管6の冷却作用により
床上で結霜させて、床2上に人工積層としての所定厚さ
dの霜積層3を成長形成させる。
【0049】上記の空気中加湿水分が冷媒配管6の管表
面で直接に結霜する霜積層形成初期においては、供給空
気Aの絶対湿度Xaを冷媒配管6の管表面温度Tpにお
ける飽和空気の絶対湿度Xpよりも所定巾dX1(例え
ばdX1=5gr/Kg’)以上高く維持するように、
加湿器13による加湿量を適当な制御手段により調整制
御し、また、その後、空気中加湿水分が霜積層表面で結
霜する状態の霜積層成長過程では、供給空気Aの絶対湿
度Xaを霜積層3の表面温度Tsにおける飽和空気の絶
対湿度Xsよりも所定巾dX2(例えばdX2=dX1
=5gr/Kg’)以上高く維持するように、加湿器1
3による加湿量を同様に適当な制御手段により調整制御
し、これによって、上記の初期過程、及び、成長過程を
通じて霜積層3を能率良く継続成長させる。
面で直接に結霜する霜積層形成初期においては、供給空
気Aの絶対湿度Xaを冷媒配管6の管表面温度Tpにお
ける飽和空気の絶対湿度Xpよりも所定巾dX1(例え
ばdX1=5gr/Kg’)以上高く維持するように、
加湿器13による加湿量を適当な制御手段により調整制
御し、また、その後、空気中加湿水分が霜積層表面で結
霜する状態の霜積層成長過程では、供給空気Aの絶対湿
度Xaを霜積層3の表面温度Tsにおける飽和空気の絶
対湿度Xsよりも所定巾dX2(例えばdX2=dX1
=5gr/Kg’)以上高く維持するように、加湿器1
3による加湿量を同様に適当な制御手段により調整制御
し、これによって、上記の初期過程、及び、成長過程を
通じて霜積層3を能率良く継続成長させる。
【0050】上記の如く床2における冷媒配管6の冷却
作用により空気中加湿水分を結霜させて、床2の上に霜
積層3を形成することにおいて、供給空気Aの温度Ta
は特に重要な要素とはならないが、本例においては、供
給空気Aの温度Taを、供給空気Aの相対湿度Raが1
00%以上となるように調整し、これによって、結霜に
よる霜積層3の形成を一層促進する。
作用により空気中加湿水分を結霜させて、床2の上に霜
積層3を形成することにおいて、供給空気Aの温度Ta
は特に重要な要素とはならないが、本例においては、供
給空気Aの温度Taを、供給空気Aの相対湿度Raが1
00%以上となるように調整し、これによって、結霜に
よる霜積層3の形成を一層促進する。
【0051】また、供給空気Aの温度Taを調整するに
あたっては、上記のように相対湿度Raを100%以上
とする範囲内において、供給空気Aの温度Taを極力高
温に調整し、これにより、屋内空間7を屋内者にとって
極力良好な温度環境、すなわち、屋内空間7が冷えすぎ
の状態となって屋内者が寒さを感じたり、また、屋内と
屋外との大きな温度差のためにサーマルショックを受け
たりするといったことがない温度環境にする。(一例と
しては、空気中加湿水分が霜積層表面で結霜する霜積層
成長過程において、霜積層3の表面温度Tsが−5℃の
状況下で前記のdX2を5gr/Kg’とする場合、
8.0℃DB,7.5gr/Kg’程度に調整した過飽
和空気A(微小水滴混じりの空気)を供給する)。
あたっては、上記のように相対湿度Raを100%以上
とする範囲内において、供給空気Aの温度Taを極力高
温に調整し、これにより、屋内空間7を屋内者にとって
極力良好な温度環境、すなわち、屋内空間7が冷えすぎ
の状態となって屋内者が寒さを感じたり、また、屋内と
屋外との大きな温度差のためにサーマルショックを受け
たりするといったことがない温度環境にする。(一例と
しては、空気中加湿水分が霜積層表面で結霜する霜積層
成長過程において、霜積層3の表面温度Tsが−5℃の
状況下で前記のdX2を5gr/Kg’とする場合、
8.0℃DB,7.5gr/Kg’程度に調整した過飽
和空気A(微小水滴混じりの空気)を供給する)。
【0052】加湿器13には蒸気噴霧形式を初めとして
種々の形式のものを採用できるが、本例においては、図
2に示す如く、屋内空間7に対する空気供給温度Taと
等しい温度に調整した水の散水域13aに対し調整対象
空気Aを通過させて、調整対象空気Aを上記所定温度T
aの過飽和空気に調整し、その後、調整空気Aを水切り
板13bの並設域に通過させることにより、調整空気A
中の比較的大きな水滴を水切り板13bに捕捉させて調
整空気Aを水切り処理する所謂ワッシャ形式の加湿器1
3を採用し、これによって、蒸気噴霧形式の加湿器を採
用するに比べ熱エネルギ的に有利にしながら、調整対象
空気Aを、前述の如き結霜による霜積層3の形成に適し
た微小水滴(望ましくは10ミクロン以下の水滴)混じ
りの過飽和空気に温湿度調整する。
種々の形式のものを採用できるが、本例においては、図
2に示す如く、屋内空間7に対する空気供給温度Taと
等しい温度に調整した水の散水域13aに対し調整対象
空気Aを通過させて、調整対象空気Aを上記所定温度T
aの過飽和空気に調整し、その後、調整空気Aを水切り
板13bの並設域に通過させることにより、調整空気A
中の比較的大きな水滴を水切り板13bに捕捉させて調
整空気Aを水切り処理する所謂ワッシャ形式の加湿器1
3を採用し、これによって、蒸気噴霧形式の加湿器を採
用するに比べ熱エネルギ的に有利にしながら、調整対象
空気Aを、前述の如き結霜による霜積層3の形成に適し
た微小水滴(望ましくは10ミクロン以下の水滴)混じ
りの過飽和空気に温湿度調整する。
【0053】そして、空気温度に関して言えば、屋内空
間7に供給する調整空気Aを、このように過飽和分が微
小水滴として空気中に存在し得る温度の空気(すなわ
ち、少なくとも0℃よりも高温の空気、前記の例では
8.0℃DBの空気)とすることで、屋内空間7につい
ての前記の温度環境改善を図る。
間7に供給する調整空気Aを、このように過飽和分が微
小水滴として空気中に存在し得る温度の空気(すなわ
ち、少なくとも0℃よりも高温の空気、前記の例では
8.0℃DBの空気)とすることで、屋内空間7につい
ての前記の温度環境改善を図る。
【0054】霜積層3の成長過程において霜積層がある
程度の厚さにまで成長すると、それまでの霜積層3aに
対し圧縮処理を施すことにより、あるいは、それまでの
霜積層3aに対し散水により水を含浸させて、その含浸
水を冷媒配管6の冷却作用で凍結させることにより、そ
れまでの霜積層3aをある程度氷層化し、そして、この
氷層化により、それまでの霜積層3aの伝熱性(すなわ
ち、冷媒配管6と霜積層3a表面との間の伝熱性)を回
復させた状態で、以後、氷層化させた圧縮霜積層ないし
含浸水凍結霜積層3a上での空気中加湿水分の結霜によ
り、圧縮霜積層ないし含浸水凍結霜積層3a上に霜積層
3bを効率良く継続成長させる。
程度の厚さにまで成長すると、それまでの霜積層3aに
対し圧縮処理を施すことにより、あるいは、それまでの
霜積層3aに対し散水により水を含浸させて、その含浸
水を冷媒配管6の冷却作用で凍結させることにより、そ
れまでの霜積層3aをある程度氷層化し、そして、この
氷層化により、それまでの霜積層3aの伝熱性(すなわ
ち、冷媒配管6と霜積層3a表面との間の伝熱性)を回
復させた状態で、以後、氷層化させた圧縮霜積層ないし
含浸水凍結霜積層3a上での空気中加湿水分の結霜によ
り、圧縮霜積層ないし含浸水凍結霜積層3a上に霜積層
3bを効率良く継続成長させる。
【0055】上記圧縮ないし含浸水凍結による霜積層3
aの氷層化は、人工雪層としての所定厚さdの霜積層3
を形成する過程において一回ないしは適宜間隔で複数回
実施する。
aの氷層化は、人工雪層としての所定厚さdの霜積層3
を形成する過程において一回ないしは適宜間隔で複数回
実施する。
【0056】人工雪層としての所定厚さdの霜積層3の
形成を完了すると、加湿器13の運転を停止し、以後
は、冷媒配管6による冷却により形成霜積層3の融解を
防止して人工雪層を維持し、また、この人工雪層維持状
態においては、空調機10における除湿器12を運転す
るとともに、屋内空間7中の空気絶対湿度XAを霜積層
3の表面温度Tsにおける飽和空気の絶対湿度Xsとほ
ぼ等しい値に維持するように、換言すれば、屋内空間7
における空気の水蒸気分圧を霜積層3表面の水蒸気圧と
ほぼ等しい値に維持するように、除湿器12による除湿
量を適当な制御手段により調整制御する。
形成を完了すると、加湿器13の運転を停止し、以後
は、冷媒配管6による冷却により形成霜積層3の融解を
防止して人工雪層を維持し、また、この人工雪層維持状
態においては、空調機10における除湿器12を運転す
るとともに、屋内空間7中の空気絶対湿度XAを霜積層
3の表面温度Tsにおける飽和空気の絶対湿度Xsとほ
ぼ等しい値に維持するように、換言すれば、屋内空間7
における空気の水蒸気分圧を霜積層3表面の水蒸気圧と
ほぼ等しい値に維持するように、除湿器12による除湿
量を適当な制御手段により調整制御する。
【0057】つまり、人工雪層としての霜積層3の形
成、及び、その霜積層3の維持にあたって冷媒配管6の
冷却温度Tpは、霜積層3を所定厚さdにまで成長さ
せ、かつ、その所定厚さdの霜積層3の融解を防止する
に足りる程度の温度(例えば、所定厚さdまで成長させ
た霜積層3の表面温度Tsが−1から−2℃となる温
度)に制限し、これによって省エネを図るが、このよう
に冷媒配管6の冷却温度Tpを制限した場合、人工雪層
維持状態において外気導入や屋内者の呼吸により屋内空
気中に補給される水分が冷媒配管6の冷却温度Tpより
も高温の霜積層3表面で凝結(結露ないし結露に近い結
霜)して、人工雪層3の雪面が所謂ベタ付いた雪面とな
るといった問題が生じ、また、上記の如き屋内空気中水
分の霜積層3表面での凝結には屋内空気側から霜積層3
側への潜熱移動を伴うことから、人工雪層維持状態にお
ける冷媒配管6の冷却負荷が大きくなり、このため、省
エネの達成が阻害されるといった問題も生じる。
成、及び、その霜積層3の維持にあたって冷媒配管6の
冷却温度Tpは、霜積層3を所定厚さdにまで成長さ
せ、かつ、その所定厚さdの霜積層3の融解を防止する
に足りる程度の温度(例えば、所定厚さdまで成長させ
た霜積層3の表面温度Tsが−1から−2℃となる温
度)に制限し、これによって省エネを図るが、このよう
に冷媒配管6の冷却温度Tpを制限した場合、人工雪層
維持状態において外気導入や屋内者の呼吸により屋内空
気中に補給される水分が冷媒配管6の冷却温度Tpより
も高温の霜積層3表面で凝結(結露ないし結露に近い結
霜)して、人工雪層3の雪面が所謂ベタ付いた雪面とな
るといった問題が生じ、また、上記の如き屋内空気中水
分の霜積層3表面での凝結には屋内空気側から霜積層3
側への潜熱移動を伴うことから、人工雪層維持状態にお
ける冷媒配管6の冷却負荷が大きくなり、このため、省
エネの達成が阻害されるといった問題も生じる。
【0058】そこで、人工雪層維持状態において屋内空
気に対し前述の如き除湿処理を施すことにより、冷媒配
管6の必要冷却温度を制限しながらも屋内空気中水分の
霜積層3表面(雪面)での凝結を防止し、これによっ
て、雪面をスキーに適した良好な状態に安定的に保つと
ともに、屋内空気側から霜積層3側への潜熱移動による
冷媒配管6の冷却負荷増大を回避して省エネを効果的に
達成する。
気に対し前述の如き除湿処理を施すことにより、冷媒配
管6の必要冷却温度を制限しながらも屋内空気中水分の
霜積層3表面(雪面)での凝結を防止し、これによっ
て、雪面をスキーに適した良好な状態に安定的に保つと
ともに、屋内空気側から霜積層3側への潜熱移動による
冷媒配管6の冷却負荷増大を回避して省エネを効果的に
達成する。
【0059】人工雪層維持状態においては、上記の除湿
運転とともに、空調機10における温調コイル11を運
転して屋内空間7に対する供給空気Aを温度調整し、こ
れによって、スキーヤー等屋内者の快適性を損なわない
範囲で、また、冷媒配管6の冷却作用による霜積層3の
融解防止を損なわない範囲で屋内空間7を冷房ないし暖
房する。
運転とともに、空調機10における温調コイル11を運
転して屋内空間7に対する供給空気Aを温度調整し、こ
れによって、スキーヤー等屋内者の快適性を損なわない
範囲で、また、冷媒配管6の冷却作用による霜積層3の
融解防止を損なわない範囲で屋内空間7を冷房ないし暖
房する。
【0060】スキーによる雪面の掻き取り等により人工
雪層としての霜積層3の厚さが減少した場合には、初期
の人工雪層形成と同様に、加湿器13を運転して屋内空
間7に与えた空気加湿水分を冷媒配管6の冷却作用によ
り残存霜積層3上で結霜させることにより霜積層3の厚
さを回復させる。
雪層としての霜積層3の厚さが減少した場合には、初期
の人工雪層形成と同様に、加湿器13を運転して屋内空
間7に与えた空気加湿水分を冷媒配管6の冷却作用によ
り残存霜積層3上で結霜させることにより霜積層3の厚
さを回復させる。
【0061】〔別実施例〕 次に別実施例を列記する。
【0062】床2に装備する冷却手段は、前述実施例の
如き並設冷媒配管6に限定されるものではなく、例え
ば、床2を二重床構造として、その二重床間隙を冷媒流
通路とする構造のものや、あるいは、床2上に並置する
冷却パネル状のもの等、種々の形式のものを採用でき
る。
如き並設冷媒配管6に限定されるものではなく、例え
ば、床2を二重床構造として、その二重床間隙を冷媒流
通路とする構造のものや、あるいは、床2上に並置する
冷却パネル状のもの等、種々の形式のものを採用でき
る。
【0063】床2上の空気域7に与えた加湿水分を床2
に装備の冷却手段6により床上で結霜させて、人工雪層
としての霜積層3を形成するに、空気中加湿水分を床上
で結霜させるに加えて、スプレーノズル等により床2上
の空気域7に供給した水ミストを床2に装備の冷却手段
6により床上で霜状に氷結させることを組み合わせ実施
してもよい。
に装備の冷却手段6により床上で結霜させて、人工雪層
としての霜積層3を形成するに、空気中加湿水分を床上
で結霜させるに加えて、スプレーノズル等により床2上
の空気域7に供給した水ミストを床2に装備の冷却手段
6により床上で霜状に氷結させることを組み合わせ実施
してもよい。
【0064】床2上の空気に加湿水分を付与する加湿手
段、また、上記の如き水ミスト床上氷結を組み合わせ実
施する場合の水ミスト供給手段には、夫々、種々の形式
のものを採用できる。
段、また、上記の如き水ミスト床上氷結を組み合わせ実
施する場合の水ミスト供給手段には、夫々、種々の形式
のものを採用できる。
【0065】前述実施例においては、床2から直接に霜
積層3を形成したが、これに代えて、図3に示すよう
に、人工雪層としての霜積層3の形成に先立ち、床2上
に氷層14を形成し、そして、この氷層14上で空気中
加湿水分を床2に装備の冷却手段6による冷却作用によ
り結霜させて(また場合によっては、前記の水ミスト床
上氷結を組み合わせ実施して)、氷層14上に人工雪層
としての霜積層3を形成するようにしてもよい。
積層3を形成したが、これに代えて、図3に示すよう
に、人工雪層としての霜積層3の形成に先立ち、床2上
に氷層14を形成し、そして、この氷層14上で空気中
加湿水分を床2に装備の冷却手段6による冷却作用によ
り結霜させて(また場合によっては、前記の水ミスト床
上氷結を組み合わせ実施して)、氷層14上に人工雪層
としての霜積層3を形成するようにしてもよい。
【0066】また、上記の氷層14を形成するにあたっ
ては、同図3に示すように、製氷機15により製造した
細粒状の氷を床2上に散布し、そして、この散布した氷
の層(細粒氷積層)に散水等により水を含浸させて、含
浸水を床2に装備の冷却手段6により凍結させること
で、人工雪層としての霜積層3の形成に先立ち床2上に
上記氷層14を形成するといった方法が合理的である。
ては、同図3に示すように、製氷機15により製造した
細粒状の氷を床2上に散布し、そして、この散布した氷
の層(細粒氷積層)に散水等により水を含浸させて、含
浸水を床2に装備の冷却手段6により凍結させること
で、人工雪層としての霜積層3の形成に先立ち床2上に
上記氷層14を形成するといった方法が合理的である。
【0067】加湿手段により床2上の空気に加湿水分を
付与したり、また、前記の水ミスト供給を組み合わせ実
施するにあたっては、同図3に破線で示す如きカバー1
6により床2上の空気域を覆って床上空気域を制限し、
そして、この制限床上空気域に対してのみ加湿水分付与
や水ミスト供給を実施するようにしてもよく、特に、こ
のカバー16による空気域制限は、床2上空気域が大気
開放域である場合に有効である。尚、人工雪層としての
霜積層3の形成完了後はカバー16による覆いを解除す
れば、人工雪層の使用に対してカバー16が障害となる
ことはない。
付与したり、また、前記の水ミスト供給を組み合わせ実
施するにあたっては、同図3に破線で示す如きカバー1
6により床2上の空気域を覆って床上空気域を制限し、
そして、この制限床上空気域に対してのみ加湿水分付与
や水ミスト供給を実施するようにしてもよく、特に、こ
のカバー16による空気域制限は、床2上空気域が大気
開放域である場合に有効である。尚、人工雪層としての
霜積層3の形成完了後はカバー16による覆いを解除す
れば、人工雪層の使用に対してカバー16が障害となる
ことはない。
【0068】霜積層3の成長過程で実施する霜積層3a
に対する圧縮処理や、霜積層3aに水を含浸させて、そ
の含浸水を凍結させる処理、すなわち、成長過程の霜積
層3aをある程度氷層化する処理を省略してよい。
に対する圧縮処理や、霜積層3aに水を含浸させて、そ
の含浸水を凍結させる処理、すなわち、成長過程の霜積
層3aをある程度氷層化する処理を省略してよい。
【0069】人工雪層としての霜積層3の形成後、雪面
の質調整のために、形成霜積層3の表層部に対し圧縮処
理や掘り起こし処理を施すようにしてもよい。
の質調整のために、形成霜積層3の表層部に対し圧縮処
理や掘り起こし処理を施すようにしてもよい。
【0070】人工雪層としての霜積層3の用途はスキー
に限定されるものではなく、各種分野における種々の用
途に適用できる。
に限定されるものではなく、各種分野における種々の用
途に適用できる。
【0071】床2は、水平面状の床、傾斜床、凹凸のあ
る床、あるいは、巾狭の通路状の床等、どのような形態
のものであってもよい。
る床、あるいは、巾狭の通路状の床等、どのような形態
のものであってもよい。
【0072】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】屋内人工雪スキー場の設備構成図
【図2】加湿器の原理図
【図3】別実施例を示す屋内人工雪スキー場の設備構成
図
図
【符号の説明】 2 床 3,3a 霜積層 6 冷却手段7 空気域 13 加湿手段 14 氷層 16 カバー
Claims (7)
- 【請求項1】 冷却手段(6)を備える床(2)の上の
空気域(7)を加湿手段(13)により加湿し、 この加
湿により与えた空気中加湿水分を前記冷却手段(6)の
冷却作用下において床上で結霜させて、前記床(2)上
に人工雪層としての霜積層(3)を形成する人工雪層形
成方法。 - 【請求項2】 前記床(2)の上の空気域(7)に対す
る温度調整として、この空気域(7)に対し0℃よりも
高温の空気(A)を供給する請求項1記載の人工雪層形
成方法。 - 【請求項3】 前記霜積層(3)の形成に先行して、前
記床(2)上に氷層(14)を形成し、 前記の空気中加
湿水分を前記冷却手段(6)の冷却作用下において前記
氷層(14)の上で結霜させて、この氷層(14)上に
人工雪層としての前記霜積層(3)を形成する請求項1
又は2記載の人工雪層形成方法。 - 【請求項4】 前記氷層(14)は、前記床(2)上に
細粒状の氷を散布して床上に細粒氷積層を形成するとと
もに、この細粒氷積層に含浸させた水を前記冷却手段
(6)の冷却作用により凍結させて形成する請求項3記
載の人工雪層形成方法。 - 【請求項5】 前記霜積層(3)の成長過程で前記霜積
層(3a)に圧縮処理を施し、この圧縮霜積層(3a)
上で前記の空気中加湿水分を前記冷却手段(6)の冷却
作用下で結霜させて、前記霜積層(3)を成長させる請
求項1、2、3又は4に記載の人工雪層形成方法。 - 【請求項6】 前記霜積層(3)の成長過程で前記霜積
層(3a)に水を含浸させて、この含浸水を凍結させ、
この含浸水凍結霜積層(3a)上で前記の空気中加湿水
分を前記冷却手段(6)の冷却作用下で結霜させて、前
記霜積層(3)を成長させる請求項1、2、3 又は4記
載の人工雪層形成方法。 - 【請求項7】 前記霜積層(3)の形成過程において、
前記床(2)上の空気域をカバー(16)で覆うことに
より、加湿の対象とする空気域(7)を制限する請求項
1、2、3、4、5又は6記載の人工雪層形成方法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3078779A JPH0761371B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 人工雪層形成方法 |
| DE69224670T DE69224670D1 (de) | 1991-04-11 | 1992-04-08 | Verfahren zur Bildung und Aufrechterhaltung einer Kunstschneedecke |
| EP92303119A EP0508752B1 (en) | 1991-04-11 | 1992-04-08 | Method of forming an artificial snow layer |
| EP95100473A EP0658732B1 (en) | 1991-04-11 | 1992-04-08 | Method of forming and maintaining an artificial snow layer |
| DE69208279T DE69208279D1 (de) | 1991-04-11 | 1992-04-08 | Verfahren zur Erzeugung einer Kunstschneedecke |
| AU14833/92A AU637744B2 (en) | 1991-04-11 | 1992-04-10 | Method of forming and maintaining artificial snow layer |
| US07/867,033 US5241830A (en) | 1991-04-11 | 1992-04-10 | Method of forming and maintaining artificial snow layer |
| US08/078,008 US5327738A (en) | 1991-04-11 | 1993-06-16 | Method of forming and maintaining artificial snow layer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3078779A JPH0761371B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 人工雪層形成方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6227524A Division JP2537021B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 人工雪層形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04312602A JPH04312602A (ja) | 1992-11-04 |
| JPH0761371B2 true JPH0761371B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=13671383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3078779A Expired - Fee Related JPH0761371B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 人工雪層形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761371B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03166410A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-18 | Kajima Corp | 屋内人工スキー場におけるゲレンデ雪質維持方法 |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP3078779A patent/JPH0761371B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04312602A (ja) | 1992-11-04 |
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Legal Events
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