JPH0762666B2 - 蛋白分画の異常泳動像検出方法 - Google Patents
蛋白分画の異常泳動像検出方法Info
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- JPH0762666B2 JPH0762666B2 JP61232620A JP23262086A JPH0762666B2 JP H0762666 B2 JPH0762666 B2 JP H0762666B2 JP 61232620 A JP61232620 A JP 61232620A JP 23262086 A JP23262086 A JP 23262086A JP H0762666 B2 JPH0762666 B2 JP H0762666B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、血漿等の検体から電気泳動により得られた
蛋白分画の、異常泳動像検出方法の改良に関する。
蛋白分画の、異常泳動像検出方法の改良に関する。
(ロ)従来の技術 電気泳動による検体の蛋白分画、特に血漿(血清)蛋白
分画は、スクリーニング検査の一項目として、広く行わ
れている。血漿蛋白は、80種以上に及ぶ多数の蛋白質か
ら構成されている。そしてこれらは、血漿凝固、免疫
系、代謝制御等に重要な生理的意義を持つと共に、血漿
膠質浸透圧の維持に関係し、末梢組織における物質交換
に関与している。血漿蛋白の組成の異常は、生体内の合
成や分解等の異常により起こる。この異常は、血漿蛋白
分画の異常泳動像として現れ、多くの病態情報を含んで
いる。
分画は、スクリーニング検査の一項目として、広く行わ
れている。血漿蛋白は、80種以上に及ぶ多数の蛋白質か
ら構成されている。そしてこれらは、血漿凝固、免疫
系、代謝制御等に重要な生理的意義を持つと共に、血漿
膠質浸透圧の維持に関係し、末梢組織における物質交換
に関与している。血漿蛋白の組成の異常は、生体内の合
成や分解等の異常により起こる。この異常は、血漿蛋白
分画の異常泳動像として現れ、多くの病態情報を含んで
いる。
ところで、近年、上述の血漿蛋白分画の異常泳動像検出
は、コンピュータを使用する自動化が進められている。
この自動化された検出方法を、以下に説明する。
は、コンピュータを使用する自動化が進められている。
この自動化された検出方法を、以下に説明する。
第6図(c)は、検体血漿蛋白分画像のデンシトグラム
を示している。このデンシトグラムは、検体血漿を、セ
ルロースアセテート膜等の支持体上で電気泳動により分
画し、デンシトメータにより分画像の光学的濃度を測定
して得られてものである(特公昭61−16019号公報参
照)。
を示している。このデンシトグラムは、検体血漿を、セ
ルロースアセテート膜等の支持体上で電気泳動により分
画し、デンシトメータにより分画像の光学的濃度を測定
して得られてものである(特公昭61−16019号公報参
照)。
上記デンシトグラムには、それぞれ1つのピークを含む
5つの分画に分画される。左端の最も大きなピークを含
む分画a0は、血漿中のアルブミンによるものである。こ
のアルブミン分画a0より右方に、順にそれぞれピークを
含んだα1−グロブリン分画a1、α2−グロブリン分画
a2、β−グロブリン分画a3、γ−グロブリン分画a4が現
れる。
5つの分画に分画される。左端の最も大きなピークを含
む分画a0は、血漿中のアルブミンによるものである。こ
のアルブミン分画a0より右方に、順にそれぞれピークを
含んだα1−グロブリン分画a1、α2−グロブリン分画
a2、β−グロブリン分画a3、γ−グロブリン分画a4が現
れる。
このデンシトグラムは、対照用に管理されている血清
(以下対照管理血清という)の蛋白分画より得られる対
照デンシトグラム〔第6図(a)参照〕と対比するた
め、コンピュータにより正規化を施される。これは、検
体血漿の泳動長は、泳動条件により異なるため、そのま
までは、検体デンシトグラム、対照デンシトグラムを構
成するデータ数が相違し、両者を対比することができな
いからであり、正規化により検体デンシトグラムのデー
タを補正・補間し、そのデータ数を対照デンシトグラム
に揃え、両者のデータが一対一対応となるようにする。
(以下対照管理血清という)の蛋白分画より得られる対
照デンシトグラム〔第6図(a)参照〕と対比するた
め、コンピュータにより正規化を施される。これは、検
体血漿の泳動長は、泳動条件により異なるため、そのま
までは、検体デンシトグラム、対照デンシトグラムを構
成するデータ数が相違し、両者を対比することができな
いからであり、正規化により検体デンシトグラムのデー
タを補正・補間し、そのデータ数を対照デンシトグラム
に揃え、両者のデータが一対一対応となるようにする。
この正規化には、先ず、検体デンシトグラム及び対照デ
ンシトグラムより、それぞれアルブミンピーク位置
xsm、xcjを抽出する〔第6図(a)及び第6図(c)参
照〕。
ンシトグラムより、それぞれアルブミンピーク位置
xsm、xcjを抽出する〔第6図(a)及び第6図(c)参
照〕。
次に、検体デンシトグラムを横方向に(xcj−xci)/
(xsn−xsm)倍し、検体デンシトグラムと対照デンシト
グラムとの長さを揃える〔第6図(b)参照〕。こうし
て正規化された検体デンシトグラムと、健常状態を現す
対照デンシトグラムを対比し、検体血漿蛋白分画の異常
泳動像を検出する。
(xsn−xsm)倍し、検体デンシトグラムと対照デンシト
グラムとの長さを揃える〔第6図(b)参照〕。こうし
て正規化された検体デンシトグラムと、健常状態を現す
対照デンシトグラムを対比し、検体血漿蛋白分画の異常
泳動像を検出する。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記従来の蛋白分画の異常泳動像検出方法においては、
検体デンシトグラムのβ−グロブリンピーク位置が正確
に抽出できず、検体デンシトグラムの正規化が不正確と
なる場合があり、その場合には、異常泳動像を検出でき
ない不都合があった。
検体デンシトグラムのβ−グロブリンピーク位置が正確
に抽出できず、検体デンシトグラムの正規化が不正確と
なる場合があり、その場合には、異常泳動像を検出でき
ない不都合があった。
検体デンシトグラムのβ−グロブリンピーク位置が正確
に抽出できない場合には、第6図(d)に示すように、
β−γリンキングLが生じた場合、あるいはβリポ蛋白
や多様なM蛋白のピークが出現する場合が挙げられる。
さらには、セルロースアセテート膜の種類によっては、
β−グロブリン分画位置に試料を塗布するものがある
が、この場合には、試料中の泳動されない物質がその位
置に残り、ノイズとして検出される。また、α1−グロ
ブリン分画位置に試料を塗布するセルロースアセテート
膜であっても、β−グロブリン分画中にノイズが出現す
る場合がある。このようにピークノイズがデンシトグラ
ム中に含まれている時には、コンピュータの演算処理に
よりこれらを排除し、正確にβ−グロブリンピーク位置
xsnを抽出するのは困難である。
に抽出できない場合には、第6図(d)に示すように、
β−γリンキングLが生じた場合、あるいはβリポ蛋白
や多様なM蛋白のピークが出現する場合が挙げられる。
さらには、セルロースアセテート膜の種類によっては、
β−グロブリン分画位置に試料を塗布するものがある
が、この場合には、試料中の泳動されない物質がその位
置に残り、ノイズとして検出される。また、α1−グロ
ブリン分画位置に試料を塗布するセルロースアセテート
膜であっても、β−グロブリン分画中にノイズが出現す
る場合がある。このようにピークノイズがデンシトグラ
ム中に含まれている時には、コンピュータの演算処理に
よりこれらを排除し、正確にβ−グロブリンピーク位置
xsnを抽出するのは困難である。
また、検体デンシトグラムの正規化が正しく行われた場
合であっても、正規化された検体デンシトグラムと対照
デンシトグラムを比較して、異常泳動像の検出を行うの
は、コンピュータの演算処理では複雑で、長時間を要す
る不都合があった。
合であっても、正規化された検体デンシトグラムと対照
デンシトグラムを比較して、異常泳動像の検出を行うの
は、コンピュータの演算処理では複雑で、長時間を要す
る不都合があった。
この発明は、上記不都合に鑑みなされたもので、検体デ
ンシトグラムの正規化を確実化し、異常泳動像の検出処
理、特にコンピュータによる検出処理を正確かつ用意と
する蛋白分画の異常泳動像検出方法を提供することを目
的としている。
ンシトグラムの正規化を確実化し、異常泳動像の検出処
理、特にコンピュータによる検出処理を正確かつ用意と
する蛋白分画の異常泳動像検出方法を提供することを目
的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 上記不都合を解決するための手段として、この発明の蛋
白分画の異常泳動像検出方法は、検体試料及び対照試料
を膜状支持体上で電気泳動させ、それぞれの蛋白分画像
を得、これら蛋白分画像からデンシトメトリにより検体
デンシトグラム及び対照デンシトグラムをそれぞれ求
め、両デンシトグラムを対比して蛋白分画の異常泳動像
を検出する方法において、検体デンシトグラム及び対照
デンシトグラムのそれぞれより、アルブミンピーク位置
及びγ−グロブリンピーク裾部で所定の閾値と等しくな
る位置を抽出し、これら位置に基づいて検体デンシトグ
ラムを正規化し、この正規化された検体デンシトグラム
と対照デンシトグラムの差を取り、この差に基づいて蛋
白分画の異常泳動像の検出を行うものである。
白分画の異常泳動像検出方法は、検体試料及び対照試料
を膜状支持体上で電気泳動させ、それぞれの蛋白分画像
を得、これら蛋白分画像からデンシトメトリにより検体
デンシトグラム及び対照デンシトグラムをそれぞれ求
め、両デンシトグラムを対比して蛋白分画の異常泳動像
を検出する方法において、検体デンシトグラム及び対照
デンシトグラムのそれぞれより、アルブミンピーク位置
及びγ−グロブリンピーク裾部で所定の閾値と等しくな
る位置を抽出し、これら位置に基づいて検体デンシトグ
ラムを正規化し、この正規化された検体デンシトグラム
と対照デンシトグラムの差を取り、この差に基づいて蛋
白分画の異常泳動像の検出を行うものである。
(ホ)作用 この発明の蛋白分画の異常泳動像検出方法は、γ−グロ
ブリンピーク裾部の所定の閾値と等しくなる位置を抽出
する。γ−グロブリンピーク値自体は検体により大きく
変動するが、この位置は、βリボ蛋白のピークの存在
や、膜状支持体上の試料塗布位置に影響されることな
く、確実に抽出でき、検体デンシトグラムの正規化が正
確に行われる。
ブリンピーク裾部の所定の閾値と等しくなる位置を抽出
する。γ−グロブリンピーク値自体は検体により大きく
変動するが、この位置は、βリボ蛋白のピークの存在
や、膜状支持体上の試料塗布位置に影響されることな
く、確実に抽出でき、検体デンシトグラムの正規化が正
確に行われる。
また、対照デンシトグラムと正規化された検体デンシト
グラムとの差を取って得られる差分波形には、検体中の
特定蛋白質の過不足が、差分波形の画分画中に上向き又
は下向きのピークにより明確に現れるため、異常泳動像
の検出処理が正確・簡潔及び迅速に行える。
グラムとの差を取って得られる差分波形には、検体中の
特定蛋白質の過不足が、差分波形の画分画中に上向き又
は下向きのピークにより明確に現れるため、異常泳動像
の検出処理が正確・簡潔及び迅速に行える。
(ヘ)実施例 この発明の一実施例を、第1図(a)乃至第1図
(c)、第2図(a)乃至第2図(c)、第3図
(a)、第3図(b)、第4図及び第5図に基づいて、
以下に説明する。
(c)、第2図(a)乃至第2図(c)、第3図
(a)、第3図(b)、第4図及び第5図に基づいて、
以下に説明する。
この実施例は、人血漿の蛋白分画にこの発明を適用した
ものである。先ず、血漿蛋白分画のデンシトメトリにつ
いて説明する。
ものである。先ず、血漿蛋白分画のデンシトメトリにつ
いて説明する。
第4図は、セルロースアセテート膜(膜状支持体)1の
平面図を示している。このセルロースアセテート膜1上
には検体試料が塗布され、電気泳動法により分画され
る。2、…、2は、このようにして得られた検体血漿蛋
白分画像を示している。
平面図を示している。このセルロースアセテート膜1上
には検体試料が塗布され、電気泳動法により分画され
る。2、…、2は、このようにして得られた検体血漿蛋
白分画像を示している。
第5図は、処理装置の一例を示している。この装置で
は、光源3よりの光をレンズ4、フィルタ5、スリット
6を通して、セルロースアセテート膜1に当てる。そし
て、セルロースアセテート膜1を透過して光を受光素子
7で検出する。
は、光源3よりの光をレンズ4、フィルタ5、スリット
6を通して、セルロースアセテート膜1に当てる。そし
て、セルロースアセテート膜1を透過して光を受光素子
7で検出する。
セルロースアセテート膜1は、第5図中、例えば右方向
Rに送られる。なお、この方向Rは、第4図中にも示さ
れている。各分画像2は、セルロースアセテート膜1の
移動方向、すなわち方向Rと直角方向に走査され、測光
が行われる。受光素子7の出力信号は、プリアンプ8に
より増幅され、対数変換部9にて対数値に変換される。
この対数変換部9の出力信号が、アナログ/デジタル
(A/D)変換器10によりデジタル信号化され、一定周期
毎にマイクロコンピュータ(CPU)11に取込まれる。こ
のようにして、検体血漿蛋白分画のデンシトグラムが得
られる。この検体デンシトグラムの2つの例を、第1図
(b)及び第1図(c)に示している。なお、第1図
(b)及び第1図(c)に示すデンシトグラムは、個々
の検体濃度データを継ぎ、アナログ的に表示したもので
ある。
Rに送られる。なお、この方向Rは、第4図中にも示さ
れている。各分画像2は、セルロースアセテート膜1の
移動方向、すなわち方向Rと直角方向に走査され、測光
が行われる。受光素子7の出力信号は、プリアンプ8に
より増幅され、対数変換部9にて対数値に変換される。
この対数変換部9の出力信号が、アナログ/デジタル
(A/D)変換器10によりデジタル信号化され、一定周期
毎にマイクロコンピュータ(CPU)11に取込まれる。こ
のようにして、検体血漿蛋白分画のデンシトグラムが得
られる。この検体デンシトグラムの2つの例を、第1図
(b)及び第1図(c)に示している。なお、第1図
(b)及び第1図(c)に示すデンシトグラムは、個々
の検体濃度データを継ぎ、アナログ的に表示したもので
ある。
第1図(a)は、上記と同様にして得られた対照管理血
清のデンシトグラム(対照デンシトグラム)を示す。こ
の対照管理血清は、臨床検査等の標準血清として使用す
べく市販されているものである。第1図(b)の検体デ
ンシトグラムは、検体血漿蛋白分画の泳動長が対照管理
血清の蛋白分画の泳動長より短い場合、第1図(c)の
検体デンシトグラムは、検体血漿蛋白分画の泳動長が対
照管理血清の蛋白分画の泳動長より長い場合を示してい
る。
清のデンシトグラム(対照デンシトグラム)を示す。こ
の対照管理血清は、臨床検査等の標準血清として使用す
べく市販されているものである。第1図(b)の検体デ
ンシトグラムは、検体血漿蛋白分画の泳動長が対照管理
血清の蛋白分画の泳動長より短い場合、第1図(c)の
検体デンシトグラムは、検体血漿蛋白分画の泳動長が対
照管理血清の蛋白分画の泳動長より長い場合を示してい
る。
次に、対照デンシトグラム及び検体デンシトグラムよ
り、アルブミンピーク位置xci、xsm及びγ−グロブリン
ピーク右裾部bの所定の閾値Δyと等しくなる点xcj、x
snが、CPU11によりそれぞれ抽出される〔第1図
(a)、第1図(b)及び第1図(c)参照〕。
り、アルブミンピーク位置xci、xsm及びγ−グロブリン
ピーク右裾部bの所定の閾値Δyと等しくなる点xcj、x
snが、CPU11によりそれぞれ抽出される〔第1図
(a)、第1図(b)及び第1図(c)参照〕。
なお、γ−グロブリンピークの大きさは、検体血漿の蛋
白組成により大きく変動する。従って、前記閾値Δy
は、検体デンシトグラムのγ−グロブリンピークの大き
さに応じて設定し、データ位置xsnが確実に抽出できる
ようにする。この閾値Δyの設定は、CPU11に接続され
る図示しない入力装置、例えばキーボードにより行われ
る。
白組成により大きく変動する。従って、前記閾値Δy
は、検体デンシトグラムのγ−グロブリンピークの大き
さに応じて設定し、データ位置xsnが確実に抽出できる
ようにする。この閾値Δyの設定は、CPU11に接続され
る図示しない入力装置、例えばキーボードにより行われ
る。
続いて、検体デンシトグラムの正規化処理を行う。それ
には先ず、検体デンシトグラムをx倍して対照デンシト
グラムの長さに揃える。このxの値は、以下の式で示さ
れる。
には先ず、検体デンシトグラムをx倍して対照デンシト
グラムの長さに揃える。このxの値は、以下の式で示さ
れる。
xは、第1図(b)に示す短い検体デンシトグラムの場
合には1より大きく(x>1)、第1図(b)に示す長
い検体デンシトグラムの場合には1より小さく(x<
1)なる。
合には1より大きく(x>1)、第1図(b)に示す長
い検体デンシトグラムの場合には1より小さく(x<
1)なる。
ここで、検体デンシトグラムをx倍した際に、データが
不足したり、あるいは過剰となり、検体デンシトグラム
の個々のデータが対照デンシトグラムの多々のデータに
一対一対応しなくなる。
不足したり、あるいは過剰となり、検体デンシトグラム
の個々のデータが対照デンシトグラムの多々のデータに
一対一対応しなくなる。
先ず、検体デンシトグラムのデータが不足する場合の補
正・補間処理を以下に述べる。
正・補間処理を以下に述べる。
データが不足する場合とは、第1図(b)に示すよう
に、検体デンシトグラムの泳動長が対照デンシトグラム
のものよりも短い場合である。
に、検体デンシトグラムの泳動長が対照デンシトグラム
のものよりも短い場合である。
例えば、 xcj=1000、xci=100、 xsn=750、xsm=150 であるとする。この場合には、前記xの値は1.5とな
り、検体デンシトグラムが引伸ばされる。その結果、x
倍されたデンシトグラムのデータ間隔が拡がり、対照デ
ンシトグラムの個々のデータと対応しなくなり、その数
も不足する〔第3図(a)参照〕。
り、検体デンシトグラムが引伸ばされる。その結果、x
倍されたデンシトグラムのデータ間隔が拡がり、対照デ
ンシトグラムの個々のデータと対応しなくなり、その数
も不足する〔第3図(a)参照〕。
そこで、正規化前の検体デンシトグラムのデータ位置 xs=150、152、154、…… である時、すなわちx倍化検体デンシトグラムのデータ
位置 x′s=150、153、156、…… である時には、データ位置xs=150、152、154、……に
おけるデータを正規化検体デンシトグラムのデータ位置
x″s=150、153、156、……に順に入れていく。
位置 x′s=150、153、156、…… である時には、データ位置xs=150、152、154、……に
おけるデータを正規化検体デンシトグラムのデータ位置
x″s=150、153、156、……に順に入れていく。
正規化前の検体デンシトグラムのデータ位置 xs=151、153、155、…… である時、すなわちx倍化検体デンシトグラムのデータ
位置 x′s=151.5、154.5、157.5、…… である時には、データ位置xs=151、153、155、……に
おけるデータを正規化検体デンシトグラムのデータ位置
x″s=152、155、158、……に順に入れていく。
位置 x′s=151.5、154.5、157.5、…… である時には、データ位置xs=151、153、155、……に
おけるデータを正規化検体デンシトグラムのデータ位置
x″s=152、155、158、……に順に入れていく。
正規化検体デンシトグラムのデータ位置 x″s=151、154、157、…… には、正規化前検体デンシトグラムのデータ位置xs=15
0、151の算術平均値、xs=152、153の算術平均値、xs=
154、155の算術平均値を順に入れていく〔第3図(a)
中破線矢印参照〕。
0、151の算術平均値、xs=152、153の算術平均値、xs=
154、155の算術平均値を順に入れていく〔第3図(a)
中破線矢印参照〕。
一方、検体デンシトグラムのデータが過剰となる場合
は、第1図(c)に示すように、検体デンシトグラムの
泳動長が対照デンシトグラムより長くなる場合である。
は、第1図(c)に示すように、検体デンシトグラムの
泳動長が対照デンシトグラムより長くなる場合である。
例えば、 xcj=1000、xci=100、 xsn=1580、xsm=80 であるとする。この場合には、前記xの値は0.6とな
り、検体デンシトグラムが圧縮される。その結果、x倍
された検体デンシトグラムのデータ位置x′s間隔が縮
まり、データ数が増加し、対照デンシトグラムの個々の
データと対応しなくなり〔第3図(b)参照〕、以下の
補正処理が行われる。
り、検体デンシトグラムが圧縮される。その結果、x倍
された検体デンシトグラムのデータ位置x′s間隔が縮
まり、データ数が増加し、対照デンシトグラムの個々の
データと対応しなくなり〔第3図(b)参照〕、以下の
補正処理が行われる。
先ず、正規化前の検体デンシトグラムのデータ位置 xs=80、85、…… すなわち、x倍化検体デンシトグラムのデータ位置 x′s=80、83、86、…… でのデータは、正規化検体デンシトグラムのデータ位置 x″s=80、83、…… にそのまま入れる。
正規化検体デンシトグラムのデータ位置 x″s=81 には、正規化前検体デンシトグラムのデータ位置 xs=81、82、 すなわちx倍化検体デンシトグラムのデータ位置x′s
=81.6、81.2におけるデータの算術平均値が入れられ
る。
=81.6、81.2におけるデータの算術平均値が入れられ
る。
x″s=82の場合には、 xs=83、84 におけるデータの算術平均値とされる。以下、同様に、
x″s=84、85、87、88、……でのデータが求められて
いく。〔第3図(b)中破線矢印参照〕。
x″s=84、85、87、88、……でのデータが求められて
いく。〔第3図(b)中破線矢印参照〕。
第2図(a)は、上述のようにして正規化検体デンシト
グラムを示し、第2図(b)は、対照デンシトグラムを
示している。さらに、第2図(c)は、正規化検体デン
シトグラムを構成するデータより、対応する対照デンシ
トグラムのデータを減じて得られた差分波形である。
グラムを示し、第2図(b)は、対照デンシトグラムを
示している。さらに、第2図(c)は、正規化検体デン
シトグラムを構成するデータより、対応する対照デンシ
トグラムのデータを減じて得られた差分波形である。
この差分波形には、検体血漿中の蛋白組成の異常に応じ
た極大(上向き)ピーク、極小(下向き)ピークが現れ
る。例えば、γ−グロブリン分画a4に極大ピークP′a
が現れているが、これは第2図(a)に示した正規化検
体デンシトグラムの極大ピークPaによるものである。こ
の場合には、極大ピークPaに対応する血漿蛋白中の特定
成分が、通常よりも多いことを示している。
た極大(上向き)ピーク、極小(下向き)ピークが現れ
る。例えば、γ−グロブリン分画a4に極大ピークP′a
が現れているが、これは第2図(a)に示した正規化検
体デンシトグラムの極大ピークPaによるものである。こ
の場合には、極大ピークPaに対応する血漿蛋白中の特定
成分が、通常よりも多いことを示している。
一方、差分波形のアルブミン分画a0中には極小ピーク
P′bが含まれている。これは極小ピークP′bに対応
する血漿蛋白中の特定成分が、通常よりも少ないことを
示している。なお、第2図(c)では、差分波形が比較
的ベースラインに近い場合を示しているが、病態に応じ
て、様々な極大・極小ピークが各分画にに現れる。
P′bが含まれている。これは極小ピークP′bに対応
する血漿蛋白中の特定成分が、通常よりも少ないことを
示している。なお、第2図(c)では、差分波形が比較
的ベースラインに近い場合を示しているが、病態に応じ
て、様々な極大・極小ピークが各分画にに現れる。
そこで、各分画毎にピークの幅、ピーク値を検出し、こ
れらの値を所定の閾値と比較して、異常泳動像を検出す
る。この閾値は、各分画毎に異なる値とすることもで
き、また検体の状況に応じてこの閾値を変化させること
もできる。このように、異常泳動像は差分波形上のピー
クとして現れるため、その検出処理は、正確かつ迅速に
行うことができる。また、こうして得られた異常泳動像
は正確なものであり、病態解析のための価値の高い情報
となる。
れらの値を所定の閾値と比較して、異常泳動像を検出す
る。この閾値は、各分画毎に異なる値とすることもで
き、また検体の状況に応じてこの閾値を変化させること
もできる。このように、異常泳動像は差分波形上のピー
クとして現れるため、その検出処理は、正確かつ迅速に
行うことができる。また、こうして得られた異常泳動像
は正確なものであり、病態解析のための価値の高い情報
となる。
(ト)発明の効果 この発明の蛋白分画の異常泳動像検出方法は、検体デン
シトグラム及び対照デンシトグラムのそれぞれより、ア
ルブミンピーク位置及びγ−グロブリンピーク裾部で所
定の閾値と等しくなる位置を抽出し、これら位置に基づ
いて検体デンシトグラムを正規化し、この正規化された
検体デンシトグラムと前記対照デンシトグラムの差を取
り、この差に基づいて蛋白分画の異常泳動像の検出を行
うものである。従って、検体デンシトグラムの正規化が
確実化し、異常泳動像の検出処理を正確・簡潔かつ迅速
に行える利点を有している。
シトグラム及び対照デンシトグラムのそれぞれより、ア
ルブミンピーク位置及びγ−グロブリンピーク裾部で所
定の閾値と等しくなる位置を抽出し、これら位置に基づ
いて検体デンシトグラムを正規化し、この正規化された
検体デンシトグラムと前記対照デンシトグラムの差を取
り、この差に基づいて蛋白分画の異常泳動像の検出を行
うものである。従って、検体デンシトグラムの正規化が
確実化し、異常泳動像の検出処理を正確・簡潔かつ迅速
に行える利点を有している。
第1図(a)は、この発明の一実施例における対照デン
シトグラムを示す図、第1図(b)は、同実施例におけ
る検体デンシトグラムの一例を示す図、第1図(c)
は、同実施例における検体デンシトグラムの他の一例を
示す図、第2図(a)は、同実施例における正規化され
た検体デンシトグラムを示す図、第2図(b)は、同実
施例における対照デンシトグラムを再び示す図、第2図
(c)は、同実施例における差分波形を示す図、第3図
(a)及び第3図(b)は、同実施例における正規化を
説明する図、第4図は、同実施例における蛋白分画像を
示す図、第5図は、同実施例の処理装置を説明する図、
第6図(a)、第6図(b)、第6図(c)及び第6図
(d)は、従来の異常泳動像検出方法及びその問題点を
説明する図である。 1:セルロースアセテート膜、 2……2:血漿蛋白分画像。
シトグラムを示す図、第1図(b)は、同実施例におけ
る検体デンシトグラムの一例を示す図、第1図(c)
は、同実施例における検体デンシトグラムの他の一例を
示す図、第2図(a)は、同実施例における正規化され
た検体デンシトグラムを示す図、第2図(b)は、同実
施例における対照デンシトグラムを再び示す図、第2図
(c)は、同実施例における差分波形を示す図、第3図
(a)及び第3図(b)は、同実施例における正規化を
説明する図、第4図は、同実施例における蛋白分画像を
示す図、第5図は、同実施例の処理装置を説明する図、
第6図(a)、第6図(b)、第6図(c)及び第6図
(d)は、従来の異常泳動像検出方法及びその問題点を
説明する図である。 1:セルロースアセテート膜、 2……2:血漿蛋白分画像。
Claims (5)
- 【請求項1】検体試料及び対照試料を膜状支持体上で電
気泳動させ、それぞれの蛋白分画像を得、これら蛋白分
画像からデンシトメトリにより検体デンシトグラム及び
対照デンシトグラムをそれぞれ求め、この検体デンシト
グラムと対照デンシトグラムを対比して蛋白分画の異常
泳動像を検出する蛋白分画の異常泳動像検出方法におい
て、 前記検体デンシトグラム及び対照デンシトグラムのそれ
ぞれより、アルブミンピーク位置及びγ−グロブリンピ
ーク裾部で所定の閾値と等しくなる位置を抽出し、これ
らを位置に基づいて検体デンシトグラムを正規化し、こ
の正規化された検体デンシトグラムと前記対照デンシト
グラムの差を取り、この差に基づいて異常泳動像の検出
を行うことを特徴とする蛋白分画の異常泳動像検出方
法。 - 【請求項2】前記所定の閾値は、検体試料の蛋白組成に
応じて変化させる特許請求の範囲第1項記載の蛋白分画
の異常泳動像検出方法。 - 【請求項3】前記異常泳動像の検出は、前記差中の各分
画よりピークを検出し、そのピークの幅及び値を所定の
値と対比して行う特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の蛋白分画の異常泳動像検出方法。 - 【請求項4】前記所定の値は、各分画毎に設定される特
許請求の範囲第3項記載の蛋白分画の異常泳動像検出方
法。 - 【請求項5】前記所定の値は、可変とされる特許請求の
範囲第3項又は第4項記載の蛋白分画の異常泳動像検出
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61232620A JPH0762666B2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 蛋白分画の異常泳動像検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61232620A JPH0762666B2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 蛋白分画の異常泳動像検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6385349A JPS6385349A (ja) | 1988-04-15 |
| JPH0762666B2 true JPH0762666B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=16942179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61232620A Expired - Lifetime JPH0762666B2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 蛋白分画の異常泳動像検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0762666B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6740941B2 (ja) * | 2016-08-05 | 2020-08-19 | 株式会社島津製作所 | 電気泳動測定方法、データ処理装置及びデータ処理プログラム |
-
1986
- 1986-09-29 JP JP61232620A patent/JPH0762666B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6385349A (ja) | 1988-04-15 |
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