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JPH0764886B2 - 油性懸濁重合用分散安定剤 - Google Patents
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JPH0764886B2 - 油性懸濁重合用分散安定剤 - Google Patents

油性懸濁重合用分散安定剤

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JPH0764886B2
JPH0764886B2 JP27641784A JP27641784A JPH0764886B2 JP H0764886 B2 JPH0764886 B2 JP H0764886B2 JP 27641784 A JP27641784 A JP 27641784A JP 27641784 A JP27641784 A JP 27641784A JP H0764886 B2 JPH0764886 B2 JP H0764886B2
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ethylenically unsaturated
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は親油性のエチレン性不飽和単量体単位、陽イオ
ン性のエチレン性不飽和単量体単位および陰イオン性の
エチレン性不飽和単量体単位の三者を必須の構成成分と
する両性の重合物より成る油性懸濁重合用分散安定剤
(以下分散剤と略称する。)に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
水溶性のエチレン性不飽和単量体を球形粒子重合体とし
て得る方法として、油性溶剤中で懸濁重合する方法が周
知であり、そのような方法は一般に分散剤を使用する。
重合する単量体を分散状態に保持し、重合体粒子の集塊
化する傾向を防止または低減し、そして粒子形を制御す
るのは分散剤の機能である。
水溶性のエチレン性不飽和単量体の油性懸濁重合に使用
される分散剤にはたとえばソルビタンエステル、ソルビ
タンモノステアレートおよびソルビタンモノオレエー
ト、エトキシ化された脂肪酸アミド、グリセリン脂肪酸
エステル等の非イオン型界面活性剤が公知である。公知
の分散剤の他の群はたとえばアリル(allyl)基を有す
る樹脂の無水マレイン酸処理物、有機溶媒に対して親和
性を有するカルボキシル基を含有する重合体、親油性の
繊維素誘導体等の高分子化合物である。
しかしながら、前者の群の分散剤を使用した場合には、
生成された重合体が微粒状となり分離乾燥工程での粉塵
の発生などその取扱いが困難となることがある。後者の
群の分散剤を使用した場合には生成された重合物は小顆
粒状となり前記の欠点を改良できるものの重合操作の間
に重合物粒子と重合槽の槽壁および撹拌機との間で粘着
が起こり、反応させた単量体のかなりの部分が使用不能
の重合槽付着物として失なわれることは免れ得ない。一
般に水溶性のエチレン性不飽和単量体の重合槽付着物を
除去することは多大の労力を要し、粒状重合体の効率的
な生産の妨げとなつている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は油性懸濁重合に従来使用される公知の分
散剤の上記の欠点を改良した分散剤を提供することであ
る。
本発明者らは鋭意研究の結果、親油性のエチレン性不飽
和単量体(A1)単位、陽イオン性のエチレン性不飽和単
量体(A2)単位、および陰イオン性のエチレン性不飽和
単量体(A3)単位の三者を必須の構成成分とする両性の
重合物が当該の分散剤として有用であることを見出し本
発明を完成した。
本発明の分散剤を形成するためには親水性と親油性のバ
ランスをとる必要があり、重合される水溶性のエチレン
性不飽和単量体の種類によつて重合反応に適合するよう
に選択されるが、重合物の組成は親油性のエチレン性不
飽和単量体(A1)単位70ないし99モル%、陽イオン性の
エチレン性不飽和単量体(A2)単位0.5ないし29.5モル
%、および陰イオン性のエチレン性不飽和単量体(A3
単位0.5〜29.5モル%が好ましい。さらに陽イオン性の
不飽和単量体(A2)単位と陰イオン性の不飽和単量体
(A3)単位のモル比は5ないし0.2が好ましい。分子量
は1,000ないし1,000,000が好ましい。
上記範囲を逸脱すると分散安定化能が低下し、これを油
性懸濁重合用分散剤として用いた場合に粒子の凝集を起
こしたり、重合が円滑に進行しなくなるという問題を生
じる。分子量が1,000より小さいかあるいは1,000,000を
越える重合物は親水性と親油性のバランスを取つても充
分な分散安定化能を示さない。
本発明における親油性のエチレン性不飽和単量体(A1
単位としては例えばスチレン、アルキル置換スチレン
(アルキル基の炭素数1ないし18)、(メタ)アクリル
酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数1ないし1
8)、ビニルアルコールの脂肪酸エステル(脂肪酸の炭
素数2ないし18)、N−アルキル(メタ)アクリルアミ
ド(アルキル基の炭素数1ないし18)が挙げられる。
陽イオン性のエチレン性不飽和単量体(A2)単位として
は例えばビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリ
ジンの如きモノビニルピリジン類;N,N−ジメチルアミノ
スチレン、N,N−ジメチルアミノメチルスチレンの如き
ジアルキルアミノ基を有するスチレン類;N,N−ジメチル
アミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエ
チルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタク
リレート、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、
N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリレー、N,N−ジメ
チルアミノプロピルアクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノプロピルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノプロ
ピルアクリレートの如きアクリル酸又はメタクリル酸の
ジアルキルアミノ基を有するエステル類;2−ジメチルア
ミノエチルビニルエーテルの如きジアルキルアミノ基を
有するビニルエーテル類;N−(N′,N′−ジメチルアミ
ノエチル)メタクリルアミド、N−(N′,N′−ジメチ
ルアミノエチル)アクリルアミド、N−(N′,N′−ジ
エチルアミノエチル)メタクリルアミド、N−(N′,
N′−ジエチルアミノエチル)アクリルアミド、N−
(N′,N′−ジメチルアミノプロピル)メタクリルアミ
ド、N−(N′,N′−ジメチルアミノプロピル)アクリ
ルアミド、N−(N′,N′−ジエチルアミノプロピル)
メタクリルアミド、N−(N′,N′−ジエチルアミノプ
ロピル)アクリルアミドの如きジアルキルアミノ基を有
するアクリルアミドあるいはメタクリルアミド類単位が
挙げられる。
陰イオン性のエチレン性不飽和単量体(A3)単位として
は例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ビニ
ル安息香酸、ビニルトルエンスルホン酸、3−アクリル
アミド−2,2−ジメチルプロパン−1−スルホン酸、ス
チレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、あるいはメタク
リル酸スルホアルキルの如き不飽和−塩基酸;イタコン
酸、マレイン酸、フマール酸の如き不飽和二塩基酸及び
これらのモノエステルの如きカルボン酸及び/又はスル
ホン酸基を有するエチレン性不飽和単量体単位が挙げら
れる。
上記の親油性のエチレン性不飽和単量体(A1)単位、陽
イオン性のエチレン性不飽和単量体(A2)単位、および
陰イオン性のエチレン性不飽和単量体(A3)単位は当該
のエチレン性不飽和単量体A1,A2およびA3を共重合する
ことによつて重合物中に導入できる。
本発明の両性の重合物を得るためのエチレン性不飽和単
量体A1,A2およびA3の共重合は上記所定割合の単量体混
合物をラジカル開始剤の存在下、当該単量体混合物を溶
解する媒体の存在あるいは不在下、ラジカル重合せしめ
ることによつて行うのが好ましい。場合によつてはアル
キルメルカプタン、芳香族メルカプタン、チオグリコー
ル酸、メルカプトエタノールの如き連鎖移動剤を添加し
生成重合物の分子量を制御することができる。
上記共重合においてラジカル開始剤としては公知のもの
を使用すればよく、たとえば過酸化水素、過硫酸カリ、
過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、t−ブチルヒ
ドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスイソバレロニトリル等が挙げられる。またこれら
の触媒とともに促進剤として亜硫酸水素ナトリウム、チ
オ硫酸ナトリウム、硫酸第一鉄アンモニウムなどを併用
してもよい。
上記共重合における媒体としてはベンゼン、トルエン、
キシレン、クロルベンゼン等の芳香族系溶剤、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶剤、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶剤、
ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスルホキシド系
溶剤、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族系溶
剤、クロロホルム、ジクロルメタン等のハロゲン化炭化
水素系溶剤、イソプロピルアルコール、t−ブチルアル
コール等のアルコール系溶剤など及びこれらの混合溶剤
がある。反応温度及び反応時間は通常、ラジカル重合が
行なわれる公知の範囲でよいが、一般的に20〜150℃で1
5分〜15時間の範囲で、反応せしめる物質A1,A2,A3の反
応性、触媒の分解性、溶剤の沸点等により選択される。
上述の如く反応せしめたA1,A2,A3の反応生成物である重
合物は上記媒体の溶液としてそのまま、あるいは上記媒
体を除去して得られる固体として油性懸濁重合用の分散
剤として用いることができる。また、重合物中の陽イオ
ン性基および陰イオン性基の存在比が1でない場合に
は、陰イオン性物質あるいは陽イオン性物質で中和、造
塩し重合物のイオン性を向上させることも可能である。
本発明の分散剤を油性懸濁重合に用いる場合の使用量は
通常有効成分として重合させる全モノマーに対して0.01
〜20重量パーセント、さらに好ましくは0.05〜10重量パ
ーセントであり、この範囲のうち少い範囲で使用するほ
うがより好ましい。
本発明の分散剤を適用する油性懸濁重合によつて重合で
きる水に任意の割合で溶解する水溶性のエチレン性不飽
和単量体としては各種のものをあげることができる。た
とえばアクリル酸またはメタクリル酸のアルカリ金属
塩、アンモニウム塩、アミン塩やアクリルアミドまたは
メタクリルアミドあるいは水溶性のN−置換のアクリル
アミドまたはメタクリルアミドあるいはビニルイミダゾ
ール、ビニルピリジン、ビニルピロリドンあるいはスル
ホン化スチレン、ビニルスルホン酸のアルカリ金属塩等
である。
使用に際しては、これらの単量体を水に溶解して使用す
るが通常水に対し飽和に近い濃度の溶液とされる。
本発明の分散剤はこれらの単量体の単独または二種以上
の単量体の共重合に利用できる。
溶媒としては、水を溶解しない様な、芳香族、脂肪族の
非極性溶媒を使用することが出来る。この様なものとし
ては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘプタン、ヘキ
サン、シクロヘキサン或は、石油エーテル類を挙げるこ
とが出来る。
重合開始剤および促進剤としては公知のものを使用すれ
ばよく、たとえば、開始剤として過酸化水素、過硫酸カ
リ、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、t−ブチ
ルヒドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソバレロニトリル等が挙げられ、また促
進剤として亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、硫酸第一鉄アンモニウムなどが挙げられる。
本発明の分散剤によつて懸濁重合を実施する方法は従来
の方法と同様である。なお本発明の重合物は単独で良好
な分散剤となりうるが必要に応じて他の乳化剤あるいは
分散剤を併用してもよい。
〔実施例〕
次に実施例をもつて本発明を具体的に説明するが、本発
明はこの実施例に限定されるものではない。
合成例1 スチレン50.0g、メタクリル酸ジメチルアミノエチル3.5
4g、メタクリル酸1.99g、2,2′−アゾビス−2,4−ジメ
チルワレロニトリル0.50g、トルエン50gの混合物を窒素
気流下65℃で9時間加熱した。揮発分を減圧下留去する
ことにより分散剤(,Mn=10,000)を50.0g得た。
合成例2 スチレン50.0g、メタクリル酸ジメチルアミノエチル3.0
g、メタクリル酸2.1g、2,2′−アゾビス−2,4−ジメチ
ルワレロニトリル0.50g、トルエン50gの混合物を窒素気
流下、65℃で9時間加熱した。揮発分を減圧下留去する
ことにより分散剤(Mn=8,900)を54.5g得た。
合成例3 スチレン50.0g、メタクリル酸ジメチルアミノエチル2.0
g、アクリル酸1.0g、2,2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル0.50g、トルエン50gの混合物を窒素気流下65℃で9時
間加熱した。揮発分を減圧下留去することにより分散剤
,Mn=9,500)を52.1g得た。
合成例4 メタクリル酸ラウリル50.0g、メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル2.5g、メタクリル酸1.4g、2,2′−アゾビス
イソブチロニトリル0.50g、トルエン50gの混合物を窒素
気流下65℃で9時間加熱した。揮発分を減圧下留去する
ことにより分散剤(Mn=6,800)を53.0g得た。
実施例1 純度80重量%のアクリル酸127.5gを500mlのフラスコに
取り、冷却しつつ撹拌下に30重量%の苛性ソーダ水溶液
141.8gを滴下して75モル%中和を行なつた後、過硫酸カ
リウム0.30gをイオン交換水12.5gに溶解した溶液を添加
した。
あらかじめ系内を窒素置換した撹拌機、還流冷却器およ
び滴過ロート付き1フラスコにシクロヘキサン312.5g
と上記の分散剤を1.5g仕込み350rpmの速度で撹拌しな
がら昇温を開始し、シクロヘキサンがおだやかに還流す
る状態にした。この状態で滴下ロートより上記の単量体
水溶液を30分かかつて滴下し、その後還流条件下3時間
重合した。重合後生成した重合物を別し、減圧乾燥し
て粒状の白色乾燥ポリマー125gを得た。得られたポリマ
ーの平均粒径は250μmであつた。
実施例2〜4 実施例1の分散剤の代わりに合成例2〜4に記載の分
散剤を使用し実施例1と全く同様の操作を行つ
た。結果は表1に示す通りである。
比較列1 実施例1の分散剤の代わにスチレンとメタクリル酸ジ
エチルアミノエチルとの共重合体(メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチル4.5mol%含有、数平均分子量8,000)1.5
gを使用し、実施例1と同様の操作を行つた。単量体溶
液を60g滴下した時に重合体の塊りが析出し撹拌が不能
となつた。
比較例2 実施例1の分散剤の代わりにスチレンとメタクリル酸
との共重合体(メタクリル酸8.2mol%含有、数平均分子
量2,200)1.5gを使用し、実施例1と同様の操作を行つ
た。単量体溶液を50g滴下した時に重合体の塊りが析出
し撹拌が不能となつた。比較例1および2の結果はスチ
レン、メタクリル酸ジメチルアミノエチルおよびメタク
リル酸の三者が必須の成分であることを示唆している。
比較例3 実施例1の分散剤の代わりにソルビタンモノラウレー
ト5.0gを使用し実施例1と同様の操作を行つたところ粒
状のポリマーを120g得た。得られたポリマー平均粒径は
50μmと小さかつた。
比較例4 実施例1の分散剤のかわりにエチルセルロース(ハー
キユレス社製N−100)1.5gを使用し実施例1と同様の
操作を行つて粒状ポリマーを115.0g得た。得られたポリ
マーの平均粒径は50μmであつた。フラスコ内壁および
撹拌棒に付着していたポリマーが8.0gあり、実施例1〜
4の場合にくらべてポリマーの収量が低下している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親油性のエチレン性不飽和単量体単位70〜
    99モル%、陽イオン性のエチレン性不飽和単量体単位0.
    5〜29.5モル%および陰イオン性のエチレン性不飽和単
    量体単位0.5〜29.5モル%を必須の構成成分とする重合
    物からなる油性懸濁重合用分散安定剤。
  2. 【請求項2】重合物が1,000〜1,000,000の数平均分子量
    のものである特許請求の範囲第1項記載の油性懸濁重合
    用分散安定剤。
  3. 【請求項3】重合物が陽イオン性不飽和単量体単位と陰
    イオン性不飽和単量体単位のモル比が5〜0.2のもので
    ある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の油性懸濁重
    合用分散安定剤。
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