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JPH0765641B2 - 伝動ベルト用ブロック - Google Patents
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JPH0765641B2 - 伝動ベルト用ブロック - Google Patents

伝動ベルト用ブロック

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JPH0765641B2
JPH0765641B2 JP62164618A JP16461887A JPH0765641B2 JP H0765641 B2 JPH0765641 B2 JP H0765641B2 JP 62164618 A JP62164618 A JP 62164618A JP 16461887 A JP16461887 A JP 16461887A JP H0765641 B2 JPH0765641 B2 JP H0765641B2
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JP
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block
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groove
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俊明 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無段変速機などに使われる伝動ベルト用のブ
ロックに関する。
〔従来の技術〕
自動車の動力伝達系に使われる無段変速機用のベルト、
いわゆるCVTベルトは、第13図に例示されるように、駆
動側プーリ1と従動側プーリ2との間に張り渡され、こ
れらプーリ1,2とベルト3との接触位置の半径を変化さ
せることによって任意の変速比を得るようにしている。
この種のベルト3は、複層構造の金属薄板製の無端状キ
ャリアバンド4と、キャリアバンド4の長さ方向に重ね
られた多数のブロック5とからなり、これらブロック5
を介して動力の伝達が行なわれる。
従来のブロックは、例えば特開昭58−81252号公報に開
示されている伝動vベルトのように、プーリのV形溝の
斜面に接する左右一対のテーパ面と、キャリアバンドが
摺動可能に接するバンド係り面を有している。更にこの
先行技術には、ブロックの厚み方向の一面側にブロック
の全幅方向に沿う突起を設けるとともに、他面側の上記
突起と対応する位置にブロックの全幅方向に沿う凹部を
設け、隣合うブロック同志で上記突起と凹部を互いに嵌
合させることによって、各ブロックの高さが揃うように
したことが示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した先行技術のブロックは、ブロック同志が高さ方
向に移動しようとする動きは規制できるが、ブロック同
志が幅方向に滑ろうとする動きを規制することができな
い。また、ブロックの進行方向と平行な軸回りおよびブ
ロックの高さ方向と平行な軸回りにブロック同志が回転
することを充分に規制することができない。このため、
何らかの要因でブロック同志の位置がずれたり互いに回
転を生じるとプーリ間あるいはプーリ上でベルトの直線
度が失われ、蛇行状に走行するなどして耐久性等に悪影
響を及ぼすおそれがあった。
また上記ブロックには、バンド掛り面の上方に突出する
首部と、首部に連なる頭部が設けられており、首部のと
ころがかなり細くなっているが、ブロックがプーリ上を
回る時には隣り合うブロック同志で頭部が互いに離れる
ため、首部の曲げ剛性が小さいと頭部が振動する原因と
なる。
従って本発明の目的は、ベルトの走行中にブロックが互
いに平行移動したり、正規でない方向に傾くなどの問題
を生じないようにし、かつ、首部等の曲げ剛性を高める
ことができるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を果たすために本発明は、プーリ1,2のV形溝
の斜面に接する左右一対のテーパ面6およびキャリアバ
ンド4に接するバンド掛り面10を有するブロック本体部
7と、バンド掛り面10から突出する首部8およびこの首
部8に連なる頭部9とを有し、かつキャリアバンド4の
長さ方向に多数個重ねて使用される伝動ベルト用ブロッ
ク5において、このブロック5の厚み方向の一面側には
ブロック5の幅方向と高さ方向に沿う部分11a,11bから
なりかつ高さ方向に沿う部分11bが上記首部8を通って
ブロック本体部7の幅方向中央において幅方向に沿う部
分11aと交差する十字状の凸部11を設けるとともに、ブ
ロック5の他面側には上記凸部11と対応した位置に、隣
のブロックの凸部11と嵌合可能な十字状の溝12を設けた
ものである。
〔作用〕
上記構成のブロックは、上記テーパ面がそれぞれプーリ
に接するとともに、ブロック本体部のバンド掛り面上を
キャリアバンドが通り、このキャリアバンドはブロック
と一体に走行する。但しブロックとキャリアバンドは互
いに滑ることができる。
上記ブロックは、前後に隣合うもの同志で十字状の凸部
と溝とが互いに嵌合しているから、ブロック同志の幅方
向あるいは高さ方向の平行移動や、ブロックの進行方向
と平行な軸回り方向への回転、およびブロックの高さ方
向と平行な軸回りの回転、あるいは幅方向と平行な軸回
りの回転などは、十字状凸部と溝との嵌合によって充分
に規制される。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例につき第1図ないし第6図を
参照して説明する。本実施例のベルト用ブロック5は従
来と同様に厚み方向に多数個重ねた状態で使用される。
ブロック5の素材は、鉄系金属以外にサーメットやセラ
ミックスなども適用できる。キャリアバンド4(第3図
に図示)は従来と同様であってよく、薄い無端帯状の鋼
板を厚み方向に複数枚重ねた複層構造をなしている。な
お、ブロック5はキャリアバンド4に対して自由に滑る
ことができる。
ブロック5は、プーリ1,2のV形溝の斜面に接する左右
一対のテーパ面6をもつブロック本体部7と、このブロ
ック本体部7の図示上方に突設された首部8と、この首
部8に連なる頭部9とを一体に備えて構成されている。
またブロック本体部7の図示上面側には、首部8の左右
両側に位置してバンド掛り面10が設けられている。この
バンド掛り面10にはキャリアバンド4が摺動可能に接す
る。ブロック本体部7は、その側面視(第5図)におい
て下側がやや先細となるようなテーパ状をなしている。
このようなテーパ形状とすることで、ブロック5がプー
リ1,2上を通過する際の曲率に対応できる。
そしてブロック5の厚み方向の一面側、すなわちブロッ
ク5の進行方向前側に、正面方向から見て十字状の凸部
11が設けられている。この凸部11は、ブロック5の幅方
向に沿う部分11aと高さ方向に沿う部分11bとからなり、
この凸部11の前端すなわち稜部はいわゆるナイフエッジ
状に尖っている。
またブロック5の裏面側には、同じく十字状に形成され
た溝12が設けられている。この溝12は凸部11と対応した
位置に設けられており、このブロック5と隣接する後側
のブロックの凸部11が嵌合できるようになっている。
この溝12は、ブロック5の幅方向に沿う部分12aと高さ
方向に沿う部分12bとからなる。溝12の断面はV状であ
って、溝底は尖っている。また第5図に示されるよう
に、溝12のうち幅方向に沿う部分12aの下面側の傾斜角
θを、凸部下面の傾斜角θよりも大きくとることに
よって、ブロック5がプーリ1,2上を通過する際にブロ
ック5が正規の方向に傾くことを妨げないようにしてあ
る。なお、ブロック5の表面層には浸炭あるいは窒化処
理,TiCあるいはTiNコーティング等の適宜の表面処理が
施されていてもよい。
上記構成のブロック5を備えた伝動用ベルト3は、従来
のものと同様にプーリ1,2間に張り渡される。そしてブ
ロック本体部7の左右のテーパ面6がそれぞれプーリ1,
2のV形溝の斜面に接する。また、バンド掛り面10上を
キャリアバンド4が通り、このキャリアバンド4はプー
リ1,2の回転に伴って各ブロック5と一緒に走行する。
各ブロック5は、前後に隣り合うもの同志で十字状の凸
部11と溝12とが嵌合している。このため、ブロック5の
高さ方向の動き(第3図において矢印Z方向の動き)
や、ブロック5の進行方向と平行な軸回りの回転(第4
図においてx−x軸回りの回転)、およびブロック5の
幅方向と平行な軸回りの回転(第3図中のY軸回りの回
転)は、凸部11の幅方向に沿う部分11aと溝12の幅方向
に沿う部分11aとで規制される。また、プーリ1,2間にお
ける直線走行部では、ブロック5の幅方向の動き(第3
図において矢印Y方向の動き)やブロック5の進行方向
と平行な軸(第4図中のx−x軸)回りに回転しようと
する力、およびブロック5の高さ方向と平行な軸(第3
図中のZ軸)回りに回転させようとする力に対し、高さ
方向に沿う部分11b,12bのうちセンターQよりも上の箇
所が互いに係合し合うことによって上記方向への平行移
動および回転が規制される。プーリ1,2上では、高さ方
向に沿う部分11b,12bのうちセンターQよりも下側の箇
所が互いに嵌合することにより、ブロック5の幅方向の
動きや、ブロック5の進行方向と平行な軸回りの回転お
よびブロック5の高さ方向と平行な軸回りの回転が規制
される。
このようにして、プーリ1,2間およびプーリ1,2上でのベ
ルト3の直線度が保たれる。なお、プーリ1,2上におい
ては、第6図に示されるようにブロック5が前後方向に
傾く。すなわち、凸部11の先端と溝12の奥端との接触点
(センターQ)を中心にブロック5が上記方向に回動す
る。この場合、前後2つの上記接触点を結ぶ直線lの垂
直二等分線Hがブロック5の板厚を二等分するブロック
中心線Cと不一致となるから、ブロック5はプーリの回
転中心oに対して多少の傾きを生じる。ただし、凸部11
の先端と溝12の奥端の位置さえ正確に規制しておけば、
凸部11と溝12の形状の若干の不揃いは凸部11と溝12の嵌
め合いの遊びによって解消される。
なお、第7図は本発明の第2実施例を示す。この場合、
凸部11の先端(稜部)を丸めるとともに、溝12の奥端
(溝底)も丸めた形状としている。こうすることによ
り、凸部11と溝12との接触部の面圧を下げ、摩耗による
変形を少なくすることができる。
また、第8図および第9図に示された第3実施例のブロ
ック5は、十字状凸部11と溝12のうち少なくとも幅方向
に沿う部分11a,12aをそれぞれ半円柱状と半円柱凹状に
成形してある。そして溝12の上記部分12aは凸部11の上
記部分11aが丁度嵌合できるように、半円柱状部分11aの
外径に対応した内径としてある。従ってこの実施例で
は、幅方向に沿う部分11a,12aがその円柱の中心軸回り
に回転する。このため前後2つの回転中心P,Pを結ぶ線
分lの垂直二等分線Hがブロック中心線Cと一致し、ブ
ロック5がプーリ上を回転する際にブロック5がプーリ
の中心oを向くことができる。すなわちブロック中心線
Cがプーリの回転中心oを通るようになる。また、半円
柱状の凸部11と半円柱凹状の溝12とが接面するため、そ
の接触面積を大きくとることができ、摩耗しにくいもの
となる。
第10図に本発明の第4実施例を示す。この実施例のブロ
ック5は、十字状凸部11と溝12のうち、高さ方向に沿う
部分11b,12bをそれぞれ直方体状と直方体凹状に成形し
てある。そして溝12の上部部分12bは、凸部11の上記部
分11bが丁度嵌合できるように、直方体状部分11bの幅,
高さの両方に対応した幅と深さとしてある。このため、
プーリ上およびプーリ間の直線走行部の両方において、
第11図に示されるようにブロック間に隙間があいたとし
ても、その隙間が凸部11bの突出高さ以下であれば、
ブロック5の幅方向の動き、ブロック5の進行方向と
平行な軸回りの回転,ブロック5の高さ方向と平行な
軸回りの回転,を規制する効果が持続される。
更には第12図に示される本発明の第5実施例のように、
前記各実施例のものよりも板厚を薄くしたブロック5で
あってもよい。このように板厚が薄くても、十字状の凸
部11が補強リブとしての役目を果たすため、所定の強度
を確保できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ブロックがプーリ間あるいはプーリ上
で正規以外の方向に平行移動したり回転することを防止
でき、ブロック相互の姿勢を維持する上で大きな効果が
ある。また、十字状の凸部を設けたことによってブロッ
ク全体の曲げ剛性を高めることができるとともに、上記
凸部の高さ方向に沿う部分によって首部の曲げ剛性を高
めることができるため、首部が細くても頭部側の振動を
抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示し、第1
図はブロックを一面側から見た斜視図、第2図はブロッ
クを他面側から見た斜視図、第3図はブロックの正面
図、第4図はブロックの平面図、第5図は側面図、第6
図はプーリ上を回転する時の状態を示す断面図、第7図
は本発明の第2実施例を示すブロックの側面図、第8図
は本発明の第3実施例を示すブロックの側面図、第9図
は第8図に示されたブロックがプーリ上を回転する状態
を示す断面図、第10図は本発明の第4実施例を示すブロ
ックの平面図、第11図は第10図に示されたブロックが重
なった状態の横断面図、第12図は本発明の第5実施例を
示すブロックの斜視図、第13図はベルトとプーリの関係
を概念的に示す側面図である。 1,2……プーリ、3……伝動ベルト、4……キャリアバ
ンド、5……ブロック、6……テーパ面、11……凸部、
11a……幅方向に沿う部分、11b……高さ方向に沿う部
分、12……溝、12a……幅方向に沿う部分、12b……高さ
方向に沿う部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プーリのV形溝の斜面に接する左右一対の
    テーパ面およびキャリアバンドに接するバンド掛り面を
    有するブロック本体部と、上記バンド掛り面から突出す
    る首部およびこの首部に連なる頭部とを有し、キャリア
    バンドの長さ方向に多数個重ねて使用される伝動ベルト
    用ブロックであって、 上記各ブロックの厚み方向の一面側にはブロックの幅方
    向に沿う部分と高さ方向に沿う部分とからなりかつ高さ
    方向に沿う部分が上記首部を通って上記ブロック本体部
    の幅方向中央において上記幅方向に沿う部分と交差する
    十字状の凸部を設けるとともに、 ブロックの他面側には上記凸部と対応した位置に、隣の
    ブロックの上記凸部と嵌合可能な十字状の溝を設けたこ
    とを特徴とする伝動ベルト用ブロック。
  2. 【請求項2】上記凸部のうち少なくともブロックの幅方
    向に沿う部分が半円柱状をなしているとともに、上記溝
    のうち少なくともブロックの幅方向に沿う部分が半円柱
    凹状をなしており、これらが互いに円柱の中心軸回りに
    回動自在に嵌合していることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の伝動ベルト用ブロック。
JP62164618A 1987-07-01 1987-07-01 伝動ベルト用ブロック Expired - Lifetime JPH0765641B2 (ja)

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