JPH0767751B2 - 繊維強化プラスチックスの製造方法 - Google Patents
繊維強化プラスチックスの製造方法Info
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- JPH0767751B2 JPH0767751B2 JP3062135A JP6213591A JPH0767751B2 JP H0767751 B2 JPH0767751 B2 JP H0767751B2 JP 3062135 A JP3062135 A JP 3062135A JP 6213591 A JP6213591 A JP 6213591A JP H0767751 B2 JPH0767751 B2 JP H0767751B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/02—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
- H05K3/022—Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はファイバークロスにレ
ジンを含浸させるようにした繊維強化プラスチックス
(以下、単にFRPという)の製造方法に関する。
ジンを含浸させるようにした繊維強化プラスチックス
(以下、単にFRPという)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】FRPは、ガラスファイバー等のファイ
バークロスにエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸させて製
造されるものである。そして、一般には前記ファイバー
クロスを金型内にセットして同金型内をほぼ真空にし、
前記合成樹脂をファイバークロスに含浸させるという方
法が行われている。この場合、たとえほぼ真空の金型内
で含浸を行っても合成樹脂内あるいはファイバー間にボ
イド(気泡)が混入されるおそれがある。当然、ボイド
の混入はFRPの電気特性等の低下の原因になる。
バークロスにエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸させて製
造されるものである。そして、一般には前記ファイバー
クロスを金型内にセットして同金型内をほぼ真空にし、
前記合成樹脂をファイバークロスに含浸させるという方
法が行われている。この場合、たとえほぼ真空の金型内
で含浸を行っても合成樹脂内あるいはファイバー間にボ
イド(気泡)が混入されるおそれがある。当然、ボイド
の混入はFRPの電気特性等の低下の原因になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来は金型
内の真空度を可能な限り高くするための手段を講じた
り、合成樹脂の含浸に時間をかけたりしていた。従っ
て、従来のFRPの製造方法においては、製造設備が複
雑になったり、製造に時間がかかったりするという問題
があった。
内の真空度を可能な限り高くするための手段を講じた
り、合成樹脂の含浸に時間をかけたりしていた。従っ
て、従来のFRPの製造方法においては、製造設備が複
雑になったり、製造に時間がかかったりするという問題
があった。
【0004】以上の目的を達成するため、請求項1の発
明では、ファイバークロス等を成形金型内にセットし、
このファイバークロス等に液状のレジンを毛細管現象を
利用して含浸させる方法において、毛細管現象によりフ
ァイバークロス上を上昇するレジン液面の初期の上昇速
度の0.5〜2.5倍の上昇速度をもって成形金型内の
レジン液面を上昇させるようにした。
明では、ファイバークロス等を成形金型内にセットし、
このファイバークロス等に液状のレジンを毛細管現象を
利用して含浸させる方法において、毛細管現象によりフ
ァイバークロス上を上昇するレジン液面の初期の上昇速
度の0.5〜2.5倍の上昇速度をもって成形金型内の
レジン液面を上昇させるようにした。
【0005】
【作用】従って、この発明では、ファイバークロスの細
隙の毛細管現象による該細隙内でのレジン液面が均一に
上昇し、クロス内にボイドが発生することはない。この
ため、金型内の真空度がそれほど高くなくても、あるい
は時間をかけなくても、ボイドのないレジンの含浸を行
うことが出来る。
隙の毛細管現象による該細隙内でのレジン液面が均一に
上昇し、クロス内にボイドが発生することはない。この
ため、金型内の真空度がそれほど高くなくても、あるい
は時間をかけなくても、ボイドのないレジンの含浸を行
うことが出来る。
【0006】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例を図1〜
図6に基づいて詳細に説明する。一般に、ファイバーク
ロスは、5〜20μの単繊維を50〜800本集束しヤ
ーンを構成する。そして、このヤーンを織機にかけてク
ロスに加工される。含浸に用いるこれらのファイバーク
ロスはレジンとの接着性、含浸性を考慮して表面処理が
なされるのが一般的である。
図6に基づいて詳細に説明する。一般に、ファイバーク
ロスは、5〜20μの単繊維を50〜800本集束しヤ
ーンを構成する。そして、このヤーンを織機にかけてク
ロスに加工される。含浸に用いるこれらのファイバーク
ロスはレジンとの接着性、含浸性を考慮して表面処理が
なされるのが一般的である。
【0007】従って、表面処理剤の種類、含浸させる樹
脂の種類及び粘度等により、ファイバークロスに対する
レジンの含浸性は変化する。このため発明者は、毛細管
現象に基づくレジン含浸性の試験を行い、図3〜図5の
試験結果を得た。そこで、この試験と、その結果につい
て説明する。図3(a)〜図3(c)は、大気圧の下で
シャーレ(図示せず)にファイバークロスよりなる各試
料4を立設保持するとともに、同シャーレ内にエポキシ
樹脂液5(粘度:20cpoise)を所定深さまで流
し込み、毛細管現象を観察した試験結果を示している。
ここで、図3(a)の試料4はポリエステルファイバー
からなる平織りクロス、図3(b)の試料はガラスファ
イバーからなる平織りクロス、図3(c)の試料はガラ
スファイバーからなる目抜き平織りクロスである。
脂の種類及び粘度等により、ファイバークロスに対する
レジンの含浸性は変化する。このため発明者は、毛細管
現象に基づくレジン含浸性の試験を行い、図3〜図5の
試験結果を得た。そこで、この試験と、その結果につい
て説明する。図3(a)〜図3(c)は、大気圧の下で
シャーレ(図示せず)にファイバークロスよりなる各試
料4を立設保持するとともに、同シャーレ内にエポキシ
樹脂液5(粘度:20cpoise)を所定深さまで流
し込み、毛細管現象を観察した試験結果を示している。
ここで、図3(a)の試料4はポリエステルファイバー
からなる平織りクロス、図3(b)の試料はガラスファ
イバーからなる平織りクロス、図3(c)の試料はガラ
スファイバーからなる目抜き平織りクロスである。
【0008】これによると、各試料4共にシャーレ内の
レジン液面から上方の約5mmまではクロス内にボイド
6の形成が見られない。この理由は、毛細管現象でファ
イバークロスの細間を上昇するレジンのスピードは、ク
ロスを形成するヤーン内とヤーン間とでは異なるもの
の、シャーレ内のレジン液面近傍ではそのスピード差が
少ないため、レジンの上昇速度が比較的均一になり、か
つレジンが毛細管現象の作用だけで上昇するため、クロ
ス上の空気は押し上げられるのみで、クロス上には滞留
しないためであると考えられる。
レジン液面から上方の約5mmまではクロス内にボイド
6の形成が見られない。この理由は、毛細管現象でファ
イバークロスの細間を上昇するレジンのスピードは、ク
ロスを形成するヤーン内とヤーン間とでは異なるもの
の、シャーレ内のレジン液面近傍ではそのスピード差が
少ないため、レジンの上昇速度が比較的均一になり、か
つレジンが毛細管現象の作用だけで上昇するため、クロ
ス上の空気は押し上げられるのみで、クロス上には滞留
しないためであると考えられる。
【0009】一方、シャーレ内のレジン液面から5mm
以上の部位ではボイドが形成された状態でファイバーク
ロスにレジンが含浸されている。これは上昇するに従っ
て、ヤーン内の上昇速度とヤーン間の上昇速度との差が
大きくなるため、これに伴って、早く上昇したレジンが
未含浸部分を取り囲み、ここに気泡が閉じ込められると
考えられる。また、図3(a)(b)の試料のボイドは
小さく、同図(c)の試料のボイドは大きい。これは、
目抜き平織りは平織りに比べヤーン間の空間が大きいた
め、この大きな空間では特にレジンの毛細管現象による
上昇速度が遅くなり、大きな気泡が閉じ込められ易くな
るためであると考えられる。
以上の部位ではボイドが形成された状態でファイバーク
ロスにレジンが含浸されている。これは上昇するに従っ
て、ヤーン内の上昇速度とヤーン間の上昇速度との差が
大きくなるため、これに伴って、早く上昇したレジンが
未含浸部分を取り囲み、ここに気泡が閉じ込められると
考えられる。また、図3(a)(b)の試料のボイドは
小さく、同図(c)の試料のボイドは大きい。これは、
目抜き平織りは平織りに比べヤーン間の空間が大きいた
め、この大きな空間では特にレジンの毛細管現象による
上昇速度が遅くなり、大きな気泡が閉じ込められ易くな
るためであると考えられる。
【0010】この試験結果からクロスの種類に影響され
ること無く、毛細管現象によりレジンをファイバークロ
スに含浸させた場合には、シャーレ内のレジン液面から
上方5mm以内ではボイドが発生しないことを確認し
た。また、図4,図5は、図3に示した試験条件と同様
の試験を行い、毛細管現象により上昇するエポキシ樹脂
液面の上昇高さと時間との関係を表したものである。図
4,図5は、ポリエステルよりなるファイバークロス及
びガラスよりなるファイバークロスにエポキシ樹脂液を
含浸させ、10分経過するまでのエポキシ樹脂液の含浸
する毛管レジン液面の上昇高さを示すとともに、各試料
における初期の毛管レジン液面の上昇速度を求めたもの
である。
ること無く、毛細管現象によりレジンをファイバークロ
スに含浸させた場合には、シャーレ内のレジン液面から
上方5mm以内ではボイドが発生しないことを確認し
た。また、図4,図5は、図3に示した試験条件と同様
の試験を行い、毛細管現象により上昇するエポキシ樹脂
液面の上昇高さと時間との関係を表したものである。図
4,図5は、ポリエステルよりなるファイバークロス及
びガラスよりなるファイバークロスにエポキシ樹脂液を
含浸させ、10分経過するまでのエポキシ樹脂液の含浸
する毛管レジン液面の上昇高さを示すとともに、各試料
における初期の毛管レジン液面の上昇速度を求めたもの
である。
【0011】さらに、発明者は、大気圧の下でガラス製
シリンダに長さ10cmの各試料を立てて保持し、毛細
管現象により上昇するエポキシ樹脂液面と、流し込んだ
エポキシ樹脂液のシリンダ内のレジン液面との差が生じ
ないようにエポキシ樹脂を流し込む試験を行った。この
結果、長さ10cmの各試料のいずれにもボイドを発生
すること無くレジンが含浸されることを確認した。
シリンダに長さ10cmの各試料を立てて保持し、毛細
管現象により上昇するエポキシ樹脂液面と、流し込んだ
エポキシ樹脂液のシリンダ内のレジン液面との差が生じ
ないようにエポキシ樹脂を流し込む試験を行った。この
結果、長さ10cmの各試料のいずれにもボイドを発生
すること無くレジンが含浸されることを確認した。
【0012】以上の試験から、 A 毛細管現象のみによる含浸では、シャーレ又はシリ
ンダ内のレジン液面から上方5mm以下ではファイバー
クロス内にボイドを生じることがない。 B 毛細管現象によるレジンの含浸(毛管レジン液面の
上昇)速度に合わせて、シャーレ又はシリンダ内のレジ
ン液面を上昇させるとファイバークロス内にボイドを生
じることがない。
ンダ内のレジン液面から上方5mm以下ではファイバー
クロス内にボイドを生じることがない。 B 毛細管現象によるレジンの含浸(毛管レジン液面の
上昇)速度に合わせて、シャーレ又はシリンダ内のレジ
ン液面を上昇させるとファイバークロス内にボイドを生
じることがない。
【0013】以下、この知見に基づいた実施例を図1,
図2により説明する。図1は成形金型11と、芯材12
と、この成形金型11及び芯材12により成形されたF
RP13とを示す。成形金型11は、円筒部14と、そ
の下部及び上部に螺合された下キャップ15及び上キャ
ップ16とからなる。この成形金型11は図示しない加
熱装置内に立設される。下キャップ15には、レジンを
注入するための注入管17が、上キャップ16には空気
を排出するための排気管18が接続されている。両キャ
ップ15、16の内側中心には芯材18の端部を収納す
る凹部19、20がそれぞれ形成されている。
図2により説明する。図1は成形金型11と、芯材12
と、この成形金型11及び芯材12により成形されたF
RP13とを示す。成形金型11は、円筒部14と、そ
の下部及び上部に螺合された下キャップ15及び上キャ
ップ16とからなる。この成形金型11は図示しない加
熱装置内に立設される。下キャップ15には、レジンを
注入するための注入管17が、上キャップ16には空気
を排出するための排気管18が接続されている。両キャ
ップ15、16の内側中心には芯材18の端部を収納す
る凹部19、20がそれぞれ形成されている。
【0014】注入管17にはレジンを送り出すためのレ
ジンタンク21が連結され、また排気管18には真空ポ
ンプ22の吸入側が連結されている。レジンタンク21
内には液状の熱硬化性エポキシ樹脂からなるレジンが貯
留される。また、レジンタンク21にはレジンに混入さ
れた空気を排出するための真空ポンプ23と、レジンの
撹拌装置24が設けられている。前記注入管17の中間
にはチューブポンプ25が配置され、レジンを成形金型
11内に一定量ずつ供給可能としている。また、排気管
18の途中には、成形金型11からオーバーフローした
レジンを補集する溜26が配置されている。32〜36
はバルブである。
ジンタンク21が連結され、また排気管18には真空ポ
ンプ22の吸入側が連結されている。レジンタンク21
内には液状の熱硬化性エポキシ樹脂からなるレジンが貯
留される。また、レジンタンク21にはレジンに混入さ
れた空気を排出するための真空ポンプ23と、レジンの
撹拌装置24が設けられている。前記注入管17の中間
にはチューブポンプ25が配置され、レジンを成形金型
11内に一定量ずつ供給可能としている。また、排気管
18の途中には、成形金型11からオーバーフローした
レジンを補集する溜26が配置されている。32〜36
はバルブである。
【0015】次に、前記のように構成された装置により
FRPを製造する方法について説明する。まず、円筒状
の芯材12の外周にこれより幅の狭い長尺のクロス31
を所定数巻付ける。このクロス31としては、ポリエス
テルファイバークロスやガラスファイバークロスが用い
られる。このクロス31は、厚さ0.21ミリメート
ル、質量206グラム平方センチメートルの平織りガラ
スファイバーで、表面処理はシランカップリング処理し
たものである。
FRPを製造する方法について説明する。まず、円筒状
の芯材12の外周にこれより幅の狭い長尺のクロス31
を所定数巻付ける。このクロス31としては、ポリエス
テルファイバークロスやガラスファイバークロスが用い
られる。このクロス31は、厚さ0.21ミリメート
ル、質量206グラム平方センチメートルの平織りガラ
スファイバーで、表面処理はシランカップリング処理し
たものである。
【0016】次に、このように形成されたコア41は、
図1に示すように、上下のキャップ15、16の凹部1
9、20に芯材12の上下両端部がそれぞれ嵌め込まれ
ることにより、成型金型11内に立設されてセットされ
る。以上のようにしたら、バルブ35が閉じた状態で真
空ポンプ22が駆動されて、成形金型内の空気が排出さ
れるとともに、図示しない加熱装置により成形金型11
が加熱される。また、レジンタンク21内に液状レジン
が溜められた状態で、撹拌装置24及び真空ポンプ23
が駆動されて、レジンが真空撹拌脱泡される。真空撹拌
脱泡終了後にバルブ32が閉じられ撹拌装置24及び真
空ポンプ23が停止され、バルブ34及びバルブ36が
開けられる。
図1に示すように、上下のキャップ15、16の凹部1
9、20に芯材12の上下両端部がそれぞれ嵌め込まれ
ることにより、成型金型11内に立設されてセットされ
る。以上のようにしたら、バルブ35が閉じた状態で真
空ポンプ22が駆動されて、成形金型内の空気が排出さ
れるとともに、図示しない加熱装置により成形金型11
が加熱される。また、レジンタンク21内に液状レジン
が溜められた状態で、撹拌装置24及び真空ポンプ23
が駆動されて、レジンが真空撹拌脱泡される。真空撹拌
脱泡終了後にバルブ32が閉じられ撹拌装置24及び真
空ポンプ23が停止され、バルブ34及びバルブ36が
開けられる。
【0017】次いで、チューブポンプ25が駆動されて
所定量の液状レジンが成形金型11内に供給される。成
型金型11内に液状レジンが充填された後、チューブポ
ンプ25を停止してバルブ34、36を閉じる。そし
て、真空ポンプ22が停止され、バルブ35が開放さ
れ、この状態で液状レジンが硬化される。十分に熱硬化
された後、上キャップ16を取り外し、コア41を成形
金型11から取り出して、ボイドの有無を調べた。
所定量の液状レジンが成形金型11内に供給される。成
型金型11内に液状レジンが充填された後、チューブポ
ンプ25を停止してバルブ34、36を閉じる。そし
て、真空ポンプ22が停止され、バルブ35が開放さ
れ、この状態で液状レジンが硬化される。十分に熱硬化
された後、上キャップ16を取り外し、コア41を成形
金型11から取り出して、ボイドの有無を調べた。
【0018】上記した方法により、試料1〜試料3の含
浸試験を行った。その各試料は、図6に示す通りであ
る。ここで、供給されるレジンはエポキシ樹脂の分子量
の異なるジグリシジルエーテル型樹脂を混合して粘度を
調整し、これに酸無水物硬化剤を加えたものを含浸樹脂
とした。また、初期の毛細管上昇速度は、図5のデータ
を求めた場合と同様にして、各試料の毛細管上昇高さと
経過時間との関係から求めた。
浸試験を行った。その各試料は、図6に示す通りであ
る。ここで、供給されるレジンはエポキシ樹脂の分子量
の異なるジグリシジルエーテル型樹脂を混合して粘度を
調整し、これに酸無水物硬化剤を加えたものを含浸樹脂
とした。また、初期の毛細管上昇速度は、図5のデータ
を求めた場合と同様にして、各試料の毛細管上昇高さと
経過時間との関係から求めた。
【0019】また、含浸された各試料1〜3を観察し、
ボイドの存在を調査した。この結果、成形金型内のレジ
ン液面上昇速度(B)と初期の毛細管レジン液面の上昇
速度(A)との比B/Aが3.0の試料1,9では、筒
状のボイドが発生していた。また比B/Aが0.5未満
の試料5,13では球状のボイドが発生していた。一
方、比B/Aが0.5〜3.0未満の範囲にある試料2
〜4,6〜8,10〜12では、ボイドの発生が見られ
なかった。
ボイドの存在を調査した。この結果、成形金型内のレジ
ン液面上昇速度(B)と初期の毛細管レジン液面の上昇
速度(A)との比B/Aが3.0の試料1,9では、筒
状のボイドが発生していた。また比B/Aが0.5未満
の試料5,13では球状のボイドが発生していた。一
方、比B/Aが0.5〜3.0未満の範囲にある試料2
〜4,6〜8,10〜12では、ボイドの発生が見られ
なかった。
【0020】これから、クロス中を毛管現象により上昇
する毛管液面の上昇速度の0.5〜3.0の範囲内の上
昇速度をもってレジン液面を上昇した試料試料2〜4,
6〜8,10〜12では、ボイドを発生させること無く
含浸できることが判明した。この実施例では、レジン含
浸の際に成形金型11内を真空とした例を示したが、必
ずしも真空とする必要はなく、上キャップ14の上部に
エア抜きを設ける構成としてもよい。
する毛管液面の上昇速度の0.5〜3.0の範囲内の上
昇速度をもってレジン液面を上昇した試料試料2〜4,
6〜8,10〜12では、ボイドを発生させること無く
含浸できることが判明した。この実施例では、レジン含
浸の際に成形金型11内を真空とした例を示したが、必
ずしも真空とする必要はなく、上キャップ14の上部に
エア抜きを設ける構成としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明では、成形金型内を可及的に真空にする複雑な構成の
手段を設けなくても、ファイバークロスに対して合成樹
脂をボイドが生じることなく短時間で含浸させることが
可能になるという効果を発揮する。
明では、成形金型内を可及的に真空にする複雑な構成の
手段を設けなくても、ファイバークロスに対して合成樹
脂をボイドが生じることなく短時間で含浸させることが
可能になるという効果を発揮する。
【図1】クロスを装着した状態の成形金型の断面図であ
る。
る。
【図2】製造装置の管路図である。
【図3】レジンの含浸状態を示す説明図である。
【図4】毛細管現象により上昇するレジン液面と時間と
の関係を示す表図である。
の関係を示す表図である。
【図5】毛細管現象により上昇するレジン液面と時間と
の関係を示すグラフ図である。
の関係を示すグラフ図である。
【図6】試料の含浸試験を示す表図である。
11 成形金型 13 FRP 31 クロス
Claims (1)
- 【請求項1】 ファイバークロスを成形金型内にセット
し、このファイバークロスに液状のレジンを毛細管現象
を利用して含浸させる方法において、毛細管現象により
ファイバークロスの細隙を上昇するレジン毛管液面の初
期の上昇速度の0.5〜2.5倍の上昇速度をもって成
形金型内のレジン液面を上昇させることを特徴とする繊
維強化プラスチックスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3062135A JPH0767751B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 繊維強化プラスチックスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3062135A JPH0767751B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 繊維強化プラスチックスの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04296538A JPH04296538A (ja) | 1992-10-20 |
| JPH0767751B2 true JPH0767751B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=13191338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3062135A Expired - Lifetime JPH0767751B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 繊維強化プラスチックスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767751B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5565162A (en) * | 1994-09-30 | 1996-10-15 | Composite Manufacturing & Research Inc. | Method for manufacturing a fiber reinforced composite article |
| CN117282620B (zh) * | 2023-09-27 | 2026-04-03 | 建滔覆铜板(深圳)有限公司 | 覆铜板半固化片制备质量控制方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60155438A (ja) * | 1984-01-26 | 1985-08-15 | Toshiba Corp | 繊維強化プラスチツク容器の製造方法 |
| JPH0653392B2 (ja) * | 1988-03-18 | 1994-07-20 | 日精樹脂工業 株式会社 | 繊維強化樹脂成形品の成形方法 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3062135A patent/JPH0767751B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04296538A (ja) | 1992-10-20 |
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