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JPH0768014B2 - エレベータの群管理制御方法 - Google Patents
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JPH0768014B2 - エレベータの群管理制御方法 - Google Patents

エレベータの群管理制御方法

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JPH0768014B2
JPH0768014B2 JP5181488A JP18148893A JPH0768014B2 JP H0768014 B2 JPH0768014 B2 JP H0768014B2 JP 5181488 A JP5181488 A JP 5181488A JP 18148893 A JP18148893 A JP 18148893A JP H0768014 B2 JPH0768014 B2 JP H0768014B2
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units
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御のための処理時間の
短縮を意図したエレベータの群管理制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複数階床間で複数台のエレベータを有機
的に連係運転し、全体として高能率運転を実現するため
にエレベータの群管理制御が行なわれている。
【0003】図22はそのような群管理制御を行なう従
来の装置の概略構成を示すものである。図示のごとく従
来は個々のエレベータごとにカーコントロールユニット
CC1,CC2,CC3…が設けられ、これらの上位に
共通に群管理を行なうグループコントロールユニットG
Cおよびホール呼び登録を行なうホールコントロールユ
ニットHCが設けられている。各コントロールユニット
はマイクロコンピュータを用いて構成されている。マイ
クロコンピュータの中央処理装置(CPU)の高性能
化、並びにユニットの小型化に伴って、図23に示すよ
うに、グループコントロールユニットGCを特定のカー
コントロールユニットCC1と1ユニット化する方式も
行なわれている。その場合、同ユニットは単一CPUま
たはマルチCPU構成のいずれの方式もあり得る。この
場合、第2のカーコントロールユニットCC2にバック
アップ用グループコントロールユニットGCBを設けて
おくこともある。
【0004】このような群管理制御装置においては、エ
レベータ台数と階床数が増加するにつれてグループコン
トロールユニットGCの処理量が増大し、それに要する
処理時間も長くなって来る。エレベータ台数および階床
数が多いというのは一般に利用乗客数が多いということ
でもあり、サービスの迅速性が損われると混乱の度合も
大きくなることを意味する。さらに、多台数、高階床に
なるに従って、故障発生時にその影響の及ぶ範囲も大き
くなって来るため、その対策も必要となって来た。
【0005】そこで本発明は、システム全体として群管
理制御の処理時間を短縮し、故障に強い管理制御方法を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、個々のエレベータを制御する各制御ユニッ
トにそれぞれホール呼び登録制御機能および群管理制御
機能を持たせると共に、各制御ユニット間を高速伝送ラ
インを介して結合し互いに同期をとって制御動作させ
る、複数のサービス階床間で運転される複数台のエレベ
ータを群管理制御するエレベータの群管理制御方法であ
って、複数の制御ユニットのうちいずれか1つを各エレ
ベータへの分担処理および各制御ユニット間の同期をと
るためのメイン局とし、他の制御ユニットをメイン局に
従うサブ局とし、リアルタイム処理の必要な制御機能に
対してはメイン局にて全号機の制御ユニットを同期的に
制御処理し、サイクリック処理の必要な制御機能に対し
ては各号機の制御ユニットに分担させて制御処理するこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明のエレベータの群管理制御方法は、個々
のエレベータを制御する各制御ユニットにそれぞれホー
ル呼び登録制御機能および群管理制御機能を持たせると
共に、各制御ユニット間を高速伝送ラインを介して結合
し互いに同期をとって制御動作させる、複数のサービス
階床間で運転される複数台のエレベータを群管理制御す
るエレベータの群管理制御方法であって、複数の制御ユ
ニットのうちいずれか1つを各エレベータへの分担処理
および各制御ユニット間の同期をとるためのメイン局と
し、他の制御ユニットをメイン局に従うサブ局とし、リ
アルタイム処理の必要な制御機能に対してはメイン局に
て全号機の制御ユニットを同期的に制御処理し、サイク
リック処理の必要な制御機能に対しては各号機の制御ユ
ニットに分担させて制御処理するものとする。これによ
り、システム全体として処理の高速化を達成し同時に故
障に強い群管理制御方法を提供することができる。
【0008】
【実施例】本発明を実施する制御装置のシステム構成を
図1に示す。この実施例においては例示的に3台のエレ
ベータを制御する3組の制御ユニット1a,1b,1c
が設けられているが、もちろんもっと多数のエレベータ
を対象とし、もっと多数の制御ユニットが設けられても
よい。各制御ユニット1a,1b,1cは、図4にも示
しているようにそれぞれ固有のエレベータを制御するカ
ーコントロールユニットCCa,CCb,CCcを持っ
ているほかに、分散処理用にコンパクト化された群管理
制御処理用グループコントロールユニットGCa,GC
b,GCcと、ホール呼び制御処理用ホールコントロー
ルユニットHCa,HCb,HCcとを一体化して備え
ている。各制御ユニット1a,1b,1cはさらに伝送
用LSI(大規模集積回路)Sa,Sb,Scを有し、
ここから出力された情報はバス状の高速伝送ライン2を
介して伝送される。ホール側には、この実施例の場合は
2ライザ化されているのに対応して、各ホールに各ライ
ザごとに1チップマイクロコンピュータ(1チップマイ
コン)からなるホールコントローラ8が設けられてい
る。個々のホールコントローラは、符号Sに続けてライ
ザ種別を表わす数字(1または2)と、ホール種別を表
わす数字(1〜m)を連ねて表現され、たとえばライザ
1側のm階のホールコントローラはS1mとして特定さ
れる。これらのホールコントローラ8は、ホール呼び登
録ボタン6からのホール呼び登録信号の入力処理をした
り、ホール呼び登録ランプ7への点灯信号の出力処理を
したりする。そして、これらのホールコントローラ8
は、各ライザごとに伝送ライン301,302を介して
各制御ユニット1a,1b,1cのマスタノード用CP
UMa,Mb,Mcと並列的に接続されている。
【0009】図2は図1における制御ユニット1a〜1
cの内部の信号伝送系を示したものである。制御ユニッ
ト1a〜1c間のバス状伝送を司る伝送用LSISa〜
Scはここでは符号30で表わされており、内部にバッ
ファを持ち、伝送異常のチェックも自動的に行なう。実
際の主制御を行なっている制御用CPU33から見れ
ば、伝送用LSI30はマルチバス31を通して密に結
合された共有RAM32と協働してリード/ライトの原
理で利用することができる。近年このようなインテリジ
ェント化したLSIが低価格で供給されるようになり、
容易に利用できるようになった。伝送用LSI30はイ
ンタフェース35を介してバス状伝送ライン2に結合さ
れている。図1に符号Ma〜Mcで示されているマスタ
ノード用CPU171,172はそれぞれ伝送機能およ
び入出力機能を有するワンチップマイコンとして構成さ
れ、一方でマルチバス31に接続されると共に、他方で
インタフェース341,342を介して伝送ライン30
1,302に接続されている。これらのCPU171,
172も近年低価格になり、多くの分野で手軽に利用で
きるようになったものである。本発明においては制御ユ
ニット1a,1b,1c間でバス状伝送ライン2を介し
て多量のデータを交換するので伝送用LSI30を用い
ており、通常の伝送で十分なホールコントローラ8に
は、すでに述べたようにワンチップマイコンが用いられ
ている。なお、ホールコントローラ8はサブノード用と
して構成され、図3に示すように、インタフェース36
を介して制御ユニット側伝送ライン30(図1における
伝送ライン301,302に相当)に接続され、インタ
フェース37を介してホール呼び登録ボタン6およびホ
ール呼び登録ランプ7に接続されている。このホールコ
ントローラ8はCPU171,172と同様に伝送機能
および入出力機能を有するワンチップマイコンからなっ
ている。
【0010】伝送ライン2としては、光バスによるシリ
アル伝送ラインや同軸ケーブル、ツイストペア線などが
用いられる。この伝送ライン2は制御ユニット間伝送す
なわち制御盤間伝送を行なうものであるので安価なプラ
スチック光ケーブルでよく、また、そこに用いられる送
・受信ユニットも5V程度のTTLレベルの電圧で動作
し、ボーレートも2Mbpsで十分対応できるため、汎
用のシリアル伝送用LSIやワンチップマイクロコンピ
ュータが使用可能であり、これも安価に構成することが
できる。いずれにしても高速動作型の方が演算処理時間
が短く、制御指示までの時間を早くすることができ、高
性能となる。データリンク方式もメイン局(主局)とサ
ブ局(従局)を持つ一般のポーリング/セレクティング
方式や、通常のハイレベルデータリンク制御手順(HD
LC)、CSMA/CD方式などを利用することができ
る。これらの汎用ソフトウェアにより、各制御ユニット
1a〜1cのソフトウェアから見ると入出力部への入出
力と同様の方法でデータの送受信が可能になり、また、
メイン局およびサブ局に一定のルールを持たせることに
より、安価であっても強化されたシステムを構成するこ
とができる。
【0011】次に、図1〜4の装置の動作を図5以下の
フローチャートを参照しながら各制御ユニットの動作を
説明する。
【0012】図5において、スタートによりイニシャラ
イズルーチン3aに来る。ここでは各CPUのポインタ
やレジスタのセット、RAMテーブルのイニシャライ
ズ、各LSIのイニシャライズ、ワンチップマイコンの
イニシャライズが行なわれ、システムタイマや伝送用の
割込みが許可される。その後メインルーチン3bへ来て
スケジューラへのジャンプ処理3cが行なわれる。
【0013】本発明においてはオペレーティングシステ
ム(OS)を利用し、各機能をタスクに分解し、それら
を必要に応じて起動する方式とする。スケジューラはオ
ペレーティングシステムのひとつで、起動要求の起きて
いるタスクの中から優先レベルの高いタスクの順に起動
して行く。タスク間はメールボックスというバッファを
利用してデータの授受が行なわれる。
【0014】図6を参照してタイマの割込みについて説
明する。このルーチンは10mSごとに起動される。イ
ンタラプト処理4aを行ない、システムモニタ処理4b
に進む。ここではシステムの正常/異常のチェックが行
なわれる。次に単体制御処理4cが行なわれる。ここで
エレベータ単体の制御に必要なタスクの起動が行なわれ
る。次に群管理サイクリック処理4dが行なわれる。こ
こでは群管理制御に必要なタスクが起動され、スケジュ
ーラへのジャンプ処理4eが行なわれる。以上で起動さ
れたタスクはすべていったんバッファに蓄えられ、優先
レベルの高いものから順に処理される。タスクがウェー
ト状態になると、その下位レベルのタスクが処理され、
CPUの空時間は処理のために有効に利用される。
【0015】群管理サイクリック処理4dについて、図
7を参照してより詳細に説明する。このルーチンへエン
トリーすると、群管理モニタ処理5aへ来る。ここでは
群管理の正常/異常をチェックする。次にサイクリック
データ伝送ルーチン5bに来る。ここでは伝送によって
全号機の状態をチェックし、その結果を、ホール呼びの
データと共にテーブルにセットする。
【0016】このテーブルの一例を図8に示す。このテ
ーブルはエレベータの号機A〜H別に、POS(ポジシ
ョン)およびCCT(カーコンディションテーブル)を
セットする場合を示している。CCTの内容としては、
図示のごとく、UP/DN/FREEすなわち上昇/下
降/フリーの別、出発、走行中、減速、停止、ドア開
中、ドア閉中などについてのデータ、ドア状態や荷重に
ついてのデータなどがあり得る。
【0017】図9に各階床別、方向別のホール呼び登録
に関するRAMテーブルを、32階の場合について例示
した。このテーブルでは、ポジション欄に階床数を表わ
す数字と下降方向(D)の登録か上昇方向(U)の登録
かを表わす符号(DまたはU)を併記して示している
が、これはその右のHS欄に図示のごとく0〜61の番
号でセットされ、以下HRCT1でホール呼び発生から
の時間、HRCT2で割当てからの時間、HCTでホー
ル呼びの有無、KCTでかご呼びの有無(8ビットの左
桁から順にA〜H号機に対応)、HCARで割当ての有
無(同様に左桁ビットから順にA〜H号機に対応)、Y
RESPで予測到着時間がそれぞれセットされる。この
テーブルの中でホール呼びに関するHCTのもとのデー
タと、かご呼びに関するKCTのデータが伝送バッファ
から移動されセットされる。
【0018】次に図7においてメイン局のチェックルー
チン5cに来る。メイン局となるのは先に制御を取った
方である。複数同時の場合は優先順位の高い号機がメイ
ン局となる。もし自分がメイン局でない場合、他の局で
メイン局があるかどうかをチェックし(ルーチン処理5
c,5d)、そこで無かった場合はルーチン処理5fへ
移る。またメイン局が故障の場合もルーチン処理5fへ
移る(ルーチン処理5e参照)。メイン局が故障でない
場合はルーチン処理5mすなわち要求のあるものについ
て群管理サイクリック処理起動が行なわれる。ルーチン
処理5fではメイン局指令を出力し、他の号機からのア
ンサー(応答)があった場合は自分をメイン局とする。
メイン局指令のコードは「00」とし、そのアンサーは
「20」とする。このようにたとえメイン局が故障した
場合でも、10mS毎にメイン局をチェックし、サブ局
の中からメイン局を選択することができる。他方自分が
メイン局である場合、ルーチン5cからルーチン5jへ
移り、後で詳説するホール呼分担チェックが行われる。
この場合、一定時間以内にメイン局にコード「21」の
アンサーのあるもののみを正常とみなし、サイクリック
に分担出力「01」を送出する(ルーチン5k)。
【0019】ここで、このような制御に関連した伝送コ
ードの説明をしておく。図10にメイン局から各号機
(自号機を含む)への同期用命令コードが、また図11
に各号機からメイン局への要求コードとメイン局の命令
コードに対する各号機のアンサーコードとがそれぞれ示
されている。命令コード(図10)は、例えば「00」
ホール呼び登録分担リセットがプライオリティ(優先順
位)1のイニシャル処理(メイン局指令)として設定さ
れ、モード欄のRはリアルタイム処理を、Sはサイクリ
ック処理をそれぞれ起動する意味を持っている。ここで
はコード「OF」までの16種類のほかに「10」「1
1」の2種がオプションとして用意されている。要求コ
ードおよびアンサーコード(図11)は命令コード「0
0」〜「11」に対応する「20」〜「31」の計18
種が設定されている。ここでモード(タスク)欄におい
て、Rはリアルタイム性のあるタスク、Sはサイクリッ
ク処理のタスクを意味し、カッコ内はメイン局へ出力す
るタスク名である。
【0020】図10に示すメイン局指令はメイン局から
いっせいに全号機へ送られ、全体の同期をとるのに利用
される。例えばメイン局からコード「01」が各号機に
発信され、各号機がそれを確認するとアンサーコード
「21」を出力する。このアンサーコードは内容欄(図
11)に示しているようにホール分担セットの意味をも
持っている。後に詳細するが、ホール呼び登録制御も各
号機が分担して行なう。各号機はメイン局から命令コー
ド「01」を受信すると直ちにリアルタイムでタスクT
R01(高レベルタスク)が起動される。後に詳細する
が、ホール呼び登録制御も各号機が分担して行なう。一
定時間以内にメイン局にコード「21」のアンサーのあ
るもののみを正常とみなし、次にサイクリックに分担出
力「01」を送出する(ルーチン5k)。
【0021】ここで分担の例について説明する。
【0022】図12はホール呼び関連のRAMテーブル
を示すものである。ここでHCALLはホール呼び登録
データ、HGATはゲート入力データ、IHCALLは
イレース(消去)入力データ、HCALL$TRは伝送
による入力データである。これらをA〜C号機に分担さ
せる。その場合、Aは0〜2BYT、Bは3〜5BY
T、Cは6〜7BYTとして分担させる。これらをルー
チン5k(図7)で「01」のコードで出力する。各号
機は命令コード「01」を受けてTR01のタスク(図
13)を起動する。そこではホール呼びの分担をチェッ
クし(ルーチン7a)、変化があった場合は分担再セッ
トの処理(ルーチン7c)を行なってから、また変化が
無い場合はルーチン7cを飛ばして(ルーチン7b)コ
ード「21」のアンサー出力処理(ルーチン7d)を行
ない、ホール呼び登録サイクリック処理タスク起動フラ
グをオンすなわちT21F=01とする(ルーチン7
e)。コード「21」のアンサーを受けたメイン局はT
R21のタスク(図14)を起動し、受信号機のフラグ
をセットし(ルーチン7f)、ルーチン5j(図7)の
チェックに利用する。以上の過程を経て図7のルーチン
5mすなわち群管理サイクリック処理起動ルーチンへ来
る。このときT21F=01であるから、ホール呼び登
録サイクリック処理タスクは起動される。他も起動要求
のあるタスクは起動される。これらのタスクについては
後述する。
【0023】図15にホール呼び登録サイクリック処理
タスクをタスクT21とし、そのフローチャートを示
す。ここでは分担されたN1〜N2について行ない、最
終的にHCALL、HCT(図9)にセットし、フラグ
T24Fをオンすなわち、T24F=01とする。なお
T24は新発生ホール呼びチェックルーチンである。
【0024】以上の分担されたホール呼び登録サイクリ
ック処理の部分をA〜C号機を通して改めて図解したも
のが図16である。
【0025】図16において、仮に、A号機をメイン局
とする。なお、異常時にも同様のアルゴリズムで正常で
早くメイン局指令を出した号機1台をメイン局とする。
A号機はメイン局であることから、ホール呼び登録の分
担指令「01」を出力する。そのためA〜C号機はアン
サー「21」を帰し、ホール呼び登録フラグT21Fを
オンとする。A〜C号機からアンサー「21」があるこ
とによりA号機は全号機が正常であるものとみなす。こ
こでフラグT21Fがオンになっているため、A〜C号
機は分担されたホールに対して、各自ホール呼び登録
(タスクT21)を行ない、そのデータから各自の分担
分について新発生ホール呼びのチェック(タスクT2
4)を行なう。以上のようにして処理の分担を行なって
ゆく訳である。
【0026】以上の説明においてTに数字を続けて表わ
されているタスクは図11の同数字のコードを出力する
タスクであり、TRに数字を続けて表わされているタス
クは図10または図11のコードによって起動されるタ
スクである。
【0027】図10のメイン局からの指令はすべて各号
機間の同期をとるのに使用されているだけである。図1
0および図11においてリアルタイム処理を行なうコー
ドは、「00」「01」「20」「21」のほかに、メ
イン指令「04」に対するアンサー「25」(TR04
ルーチン)、メイン指令「06」に対するアンサー「2
7」(TR06ルーチン)、メイン指令「08」に対す
るアンサー「29」(TR08ルーチン)、メイン指令
「0A」に対するアンサー「2B」(TR0Aルーチ
ン)などがあり、これらは各号機のサイクリック処理タ
スクT24,T26,T28,T2Aによりトリガさ
れ、メインルーチンの起動が行なわれる構成となってい
る。これらのリアルタイム処理の基本動作を図17に示
す。
【0028】図17ではA号機をメイン局であると仮定
する。サイクリック処理によりなんらかの事象が発生し
た場合、それをメイン局へ出力する。メイン局はそれに
関する評価データを全号機へ要求する。その要求に対
し、各号機は各自の演算処理を優先的に行ない、メイン
局へアンサーを帰す。メイン局は全データを全号機に送
り、それに基づいて各号機の処理が行なわれる。これに
伴ってサイクリック処理の発生やクリアが行なわれる。
【0029】図18にはリアルタイム処理に属する割当
処理の例が示されている。これは新発生ホール呼びチェ
ックタスクT24のサイクリック処理であって、新発生
ホール呼びが検出され、アンサー出力「24」がメイン
局へ送られて来る。これによってメイン局は「04」出
力を行ない、各号機に対して新発生ホール呼びに対する
評価要求を行なう。各号機はそれによりタスクTR04
で新発生ホール呼びの各自の評価演算を行ない、アンサ
ー「25」をメイン局へ送る。メイン局はタスクTR2
5で収集した全評価データを全号機へコード「05」で
送り、各号機はタスクTR05によりその処理を行な
う。このときのデータの具体例を図19に示す。
【0030】図19のデータ形式においては、第1バイ
トのホール呼び登録階(上昇/下降すなわちUP/DN
の別とポジション)、第2バイトの未応答時間(HRC
T1)、第3バイトのA号機の評価、…第10バイトの
H号機の評価についての各データから成っている。
【0031】図18に戻って、C号機が最適であるとし
て割当を受けるとC号機は長待チェックT2Cおよび満
員通過チェックT2Eのタスクのフラグをオンとし、サ
イクリック処理を行なう。これらの処理は自分の分担に
対してのみ行なう。このときA号機およびB号機はこの
割当をセットし、先着チェックT28のタスクのフラグ
をオンとし、サイクリック処理を行なう。この処理も自
分の分担のみについて行なう。
【0032】以上のようにメイン局は全体の同期をとる
役割を持ち、実際の処理は各号機に分散させて行なわれ
る。
【0033】次にサイクリック処理起動について説明す
る。これには、図10および図11から分かるように、
メイン局指令「03」に対するアンサー「23」(タス
クT23による)、メイン局指令「0D」に対するアン
サー「2D」(タスクT2Dによる)、メイン局指令
「0F」に対するアンサー「2F」(タスクT2Fによ
る)などがある。これらの基本動作を図20に示す。
【0034】図20に示すようにサイクリック処理起動
においては、まずサイクリック処理により事象発生のサ
ーチが行なわれる。事象が発生した場合はそのコードを
メイン局へ出力する。メイン局はその事象に対するサイ
クリック処理出力を各号機に対して行なう。各号機はサ
イクリック処理においてその対応策を自分についてのみ
サーチする。自分に対応策があった場合、それをメイン
局へ出力する。メイン局はその受信対策を全号機に出力
し、各号機はその対応策をセットし、先の対応策サーチ
をクリアする。また、それに関連したサイクリックタス
クのオン/オフを行なう。
【0035】サイクリック処理出力の例として長待ち処
理の場合を図21を参照して説明する。サイクリック処
理で長待ちチェックT2Cにより自号機の長待ちの発生
をチェックする。長待ちホール呼びが検出されたらアン
サー「2C」をメイン局へ送出する。メイン局は長待ち
ホール呼び救済号機サーチ指令「0C」を全号機へ出力
する。各号機はそれにより長待ちホール呼び救済チェッ
クタスクT2Dを起動する。このタスクはサイクリック
処理時に行なわれ、自号機が条件に適合する場合、コー
ド「2D」をメイン局へ出力する。メイン局はそれをコ
ード「0D」で全号機へ出力する。上記の適合号機は再
割当処理を行ない、他の号機はそのホールに対するタス
クT2Dをクリアする。再割当号機は、この階に対し、
長待ちチェックT2Cや満員通過チェックT2Eを行な
い、他号機はその階に対し先着チェックT28を行な
う。以上の処理はすべてバッファリングされ、複数の事
象が異なる箇所で同時に発生してもすべての処理が行な
われる。異常号機は常に最悪の評価を与えることにより
自動的に除外される。
【0036】以上述べた実施例においては、ホール呼び
登録と群管理制御の処理のすべてを分担して各単体の制
御ユニットに組込んだが、必ずしもすべてを各単体の制
御ユニットが分担する必要はない。各単体の制御CPU
の余裕度に応じて少なくとも一部を分担させるようにメ
イン局がコントロールすればよく、各号機がメイン局と
なれれば十分である。
【0037】
【発明の効果】本発明によって、システム全体として処
理の高速化を達成することができ、同時に故障に強い管
理制御方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の機器配置構成を示す配
置図。
【図2】図1の装置における単体制御ユニットの内部構
成図。
【図3】図1の装置におけるホールコントローラ部分の
構成図。
【図4】図1の装置における機能分担の概念を説明する
ための説明図。
【図5】本発明を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明を説明するためのフローチャート。
【図7】本発明を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明において使用するメモリのテーブルの説
明図。
【図9】本発明において使用するメモリのテーブルの説
明図。
【図10】本発明におけるメイン局と各号機との間で用
いるコードの説明図。
【図11】本発明におけるメイン局と各号機との間で用
いるコードの説明図。
【図12】本発明において使用するメモリのテーブル。
【図13】本発明を説明するためのフローチャート。
【図14】本発明を説明するためのフローチャート。
【図15】本発明を説明するためのフローチャート。
【図16】本発明の制御動作を説明するための説明図。
【図17】本発明の制御動作を説明するための説明図。
【図18】本発明の制御動作を説明するための説明図。
【図19】本発明において使用するメモリのデータの説
明図。
【図20】本発明の制御動作を説明するための説明図。
【図21】本発明の制御動作を説明するための説明図。
【図22】従来の群管理制御装置の機能分担の概念を説
明するための説明図。
【図23】従来の群管理制御装置の機能分担の概念を説
明するための説明図。
【符号の説明】
1a,1b,1c 制御ユニット 2 高速伝送ライン 301,302 伝送ライン 8 ホールコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々のエレベータを制御する各制御ユニッ
    トにそれぞれホール呼び登録制御機能および群管理制御
    機能を持たせると共に、各制御ユニット間を高速伝送ラ
    インを介して結合し互いに同期をとって制御動作させ
    る、複数のサービス階床間で運転される複数台のエレベ
    ータを群管理制御するエレベータの群管理制御方法であ
    って、 複数の制御ユニットのうちいずれか1つを各エレベータ
    への分担処理および各制御ユニット間の同期をとるため
    のメイン局とし、他の制御ユニットを前記メイン局に従
    うサブ局とし、リアルタイム処理の必要な制御機能に対
    しては前記メイン局にて全号機の制御ユニットを同期的
    に制御処理し、サイクリック処理の必要な制御機能に対
    しては各号機の制御ユニットに分担させて制御処理する
    ことを特徴とするエレベータの群管理制御方法。
  2. 【請求項2】メイン局とされた制御ユニットが一定時間
    以上ダウンしたとき、残りの制御ユニットのうち最も早
    く前記伝送ラインの制御を取った制御ユニットを新しい
    メイン局とすることを特徴とする請求項1のエレベータ
    の群管理制御方法。
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