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JPH0768390B2 - 防曇性を有する脂肪酸セルロ−スプラスチツク射出成形品 - Google Patents
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JPH0768390B2 - 防曇性を有する脂肪酸セルロ−スプラスチツク射出成形品 - Google Patents

防曇性を有する脂肪酸セルロ−スプラスチツク射出成形品

Info

Publication number
JPH0768390B2
JPH0768390B2 JP62036661A JP3666187A JPH0768390B2 JP H0768390 B2 JPH0768390 B2 JP H0768390B2 JP 62036661 A JP62036661 A JP 62036661A JP 3666187 A JP3666187 A JP 3666187A JP H0768390 B2 JPH0768390 B2 JP H0768390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
acid cellulose
plastic injection
antifogging
injection molded
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62036661A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63205329A (ja
Inventor
雅也 大西
正興 井向
Original Assignee
株式会社ダイセルクラフト
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ダイセルクラフト filed Critical 株式会社ダイセルクラフト
Priority to JP62036661A priority Critical patent/JPH0768390B2/ja
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、けん化処理を施してなる防曇性を有する脂肪
酸セルロースプラスチック射出成形品に関する。
(従来技術) 脂肪酸セルロースプラスチックは、軽く、透明性,強靱
性,光沢及び成形加工性に優れた特性を有するプラスチ
ックであり、破損したときの安全性が高く、けん化処理
により持続性の長い防曇性が得られることから、スキー
用ゴーグルのレンズ、水中眼鏡のレンズ、のぞき窓等の
光学部品として好適に使用されている。
これらの防曇性成形品は従来、押出シートをけん化処理
後、打抜き、プレス成形して製造されている。
(発明が解決しようとする問題点) これに対し、脂肪酸セルロースプラスチックを射出成形
法により成形し、次いでけん化処理を施して防曇性射出
成形品を製造した場合、表面が濡れた状態で擦過により
層間剥離を起こすという問題があった。
本発明は、脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品を
けん化処理した場合、層間剥離を起こすという上記従来
からの問題点を解決し、かつ成形品の形状にとらわれ
ず、簡便な方法で生産性よく製造し得る防曇性を有する
脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品を提供するも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結
果、脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品をけん化
処理する前に、脂肪酸セルロースの溶液を塗布乾燥し、
当該射出成形品の表面に皮膜を形成させた後、けん化処
理を施すことにより従来からの問題点であったけん化処
理後の濡れた状態での擦過による表層剥離の問題を解決
し得るという従来知られていなかった新規な知見に基づ
き、本発明を完成した。
すなわち本発明は、脂肪酸セルロースプラスチック射出
成形品の表面に脂肪酸セルロースの溶液を塗布乾燥し、
次いでけん化処理してなることを特徴とする防曇性を有
する脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品である。
本発明に使用される脂肪酸セルロースプラスチック射出
成形品としては、セルロースアセテートプラスチック、
セルロースアセテートプロピオネートプラスチック、セ
ルロースアセテートブチレートプラスチック等の射出成
形品が挙げられる。
本発明に使用される脂肪酸セルロースの溶液とは、可塑
剤、安定剤等が配合された脂肪酸セルロースプラスチッ
ク、あるいはそれらが配合されていない脂肪酸セルロー
ス(原料フレークス)を溶剤に溶解した溶液を言う。
この溶液に使用される有機溶剤としては、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ジアセトンアルコール、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルフタリルグリコ
ール等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸イソブチル、
酢酸イソアミル、セロソルブアセテート等のエステル類
溶剤の1種又は2種以上が用いられる。溶剤の使用に当
っては、脂肪酸セルロースプラスチックを溶解可能であ
り、成形品基材の外観を損わない溶剤を選択する必要が
ある。
溶液中の脂肪酸セルロースの濃度は15〜45重量%が良
く、さらに粘度としては塗膜の平滑性、密着性が良好に
なるような粘度に調整する必要があり、200〜900cpsの
範囲が適当である。
脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品の種類と塗布
される脂肪酸セルロースの種類とは異なっていてもよい
が、同種のものが物性上好ましい。
例えば、セルロースアセテートプラスチック射出成形品
に対しては、セルロースアセテートの溶液を用いるのが
好ましい。
脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品への塗布は、
例えば浸漬法、刷毛塗り、噴霧法、ロールコート法ある
いはフローコート法等の通常の塗布方法により行われ
る。塗布後、塗膜は乾燥される。乾燥温度は、脂肪酸セ
ルロースプラスチックの熱変形温度以下であり、60℃以
下が好ましい。
又、乾燥後の皮膜厚みは、10μm以上、好ましくは30μ
m以上が適当であり、10μm以下では本発明の効果が得
られない。
次に、けん化処理は、アルカリ又は酸により常法により
行なえばよいが、通常加温アルカリ水溶液に浸漬する方
法が適当である。アルカリ水溶液としては、1/8規定〜1
0規定の水酸化ナトリウム水溶液及び/又は水酸化カリ
ウム水溶液が好ましく用いられる。
アルカリ濃度が低い場合には処理時間がかかり、長時間
の浸漬により被覆処理射出成形品が吸水のため変形した
り、表面が白化する。又濃度が高すぎるとけん化反応が
急激に起こるため、皮膜表面がザラザラになりともに適
当でない。
これにけん化促進剤として、メタノール、エタノール、
イソプロパノール等の低級アルコールやトリアセチン、
トリエチルホスフェート等の水溶性可塑剤を加えること
が出来る。
更に、均一反応を目的とし、塩化ナトリウム、硫酸ナト
リウム、硝酸ナトリウム等の水溶性無機塩類や、皮膜表
面のぬれ性を改善する目的で界面活性剤を加えることも
出来る。
けん化処理温度は、10℃〜70℃が適当であり、10℃より
低温ではけん化反応の進行が遅く、又70℃より高温では
被覆処理射出成形品が変形することがあり、更にけん化
反応が急激に起り皮膜表面がザラザラになることがあり
ともに適当でない。
けん化処理時間としては、30秒以上、好ましくは1分間
〜48時間の範囲が適当である。
被覆された脂肪酸セルロースの種類、あるいは含有され
ている可塑剤の種類、量などにより、アルカリ強度、処
理温度、処理時間を上記範囲内に適宜組合せることによ
り行うことが必要である。
そして、けん化処理後、常法により水洗、乾燥してなる
ものである。
(作用) 本発明は、脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品の
表面に脂肪酸セルロースの溶液を塗布し、物理的異方性
のほとんどない皮膜を形成させ、その皮膜にけん化処理
を施すことにより、けん化処理後の表面剥離が生じない
防曇性を有する脂肪酸セルロースプラスチック射出成形
品を得ることができるようにしたものである。
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に説明する。実施例1〜
2および比較例 第1表に示す脂肪酸セルロースプラスチックを用いて射
出成形したメガネレンズ(直径75mm,厚さ2mm)に第2表
に示す脂肪酸セルロースの溶液を浸漬法により塗布した
後、温度52℃、相対湿度72%で2時間乾燥した。次いで
第3表に示す方法によりけん化処理を行い、充分に水洗
後乾燥した。けん化処理したメガネレンズの剥離性を調
べるため、25℃の水中に15分間浸漬した後、乾いたウェ
スを用い押圧6kg/cm2で摩擦した。その結果を第1表に
示した。
第1表の比較例は脂肪酸セルロースの溶液を塗布しない
でけん化処理したものであり、ウェスによる摩擦で層間
剥離を起こした。これに対し、本発明品は、層間剥離を
起こすことがなく、かつ防曇性が良好であった。
(発明の効果) 本発明は、風防、メガネレンズ、ゴーグル、水中メガ
ネ、鏡等の脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品に
適用することができ、生産性に優れ、成形品の形状にと
らわれず、美麗で表面剥離のない防曇性を有する脂肪酸
セルロースプラスチック射出成形品の提供を可能にした
ものであり、実用上価値が高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪酸セルロースプラスチック射出成形品
    の表面に脂肪酸セルロースの溶液を塗布乾燥し、次いで
    けん化処理してなることを特徴とする防曇性を有する脂
    肪酸セルロースプラスチック射出成形品。
JP62036661A 1987-02-19 1987-02-19 防曇性を有する脂肪酸セルロ−スプラスチツク射出成形品 Expired - Lifetime JPH0768390B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62036661A JPH0768390B2 (ja) 1987-02-19 1987-02-19 防曇性を有する脂肪酸セルロ−スプラスチツク射出成形品

Applications Claiming Priority (1)

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JP62036661A JPH0768390B2 (ja) 1987-02-19 1987-02-19 防曇性を有する脂肪酸セルロ−スプラスチツク射出成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63205329A JPS63205329A (ja) 1988-08-24
JPH0768390B2 true JPH0768390B2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=12476042

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62036661A Expired - Lifetime JPH0768390B2 (ja) 1987-02-19 1987-02-19 防曇性を有する脂肪酸セルロ−スプラスチツク射出成形品

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JPS63205329A (ja) 1988-08-24

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