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JPH0768779B2 - 老人用又は身障者用居室設備 - Google Patents
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JPH0768779B2 - 老人用又は身障者用居室設備 - Google Patents

老人用又は身障者用居室設備

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JPH0768779B2
JPH0768779B2 JP1285727A JP28572789A JPH0768779B2 JP H0768779 B2 JPH0768779 B2 JP H0768779B2 JP 1285727 A JP1285727 A JP 1285727A JP 28572789 A JP28572789 A JP 28572789A JP H0768779 B2 JPH0768779 B2 JP H0768779B2
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JP
Japan
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sanitary equipment
closing means
living space
living
elderly
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知世 森田
葉子 北野
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徳田 衛一
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  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一つの居住空間における居住面の適所、下方
に風呂、トイレ、洗面台等の衛生設備機器を設けること
により、体の不自由な老人又は身障者が自由に、且つ簡
易に居宅に居ながらにして、場合によっては介添者の介
助がなくとも、これら衛生設備機器を利用しうるように
した老人用又は身障者用居室設備に関する。
〔従来の技術〕
従来、体の不自由な老人又は身障者が居宅において風
呂、トイレ、洗面台等の衛生設備機器を利用する場合、
風呂ではそのバスタブ周囲の壁をまたぐのが、又トイレ
では便器にまたがるのがそれぞれ困難であったり、更に
はこれら衛生設備機器を設置した場所に到達するまでに
健勝者には支障にならないものが支障になったりして介
添者の介助がなければ到底利用不能であった。とりわ
け、これら体の不自由な老人や身障者にあっては新陳代
謝を促進させて体の維持機能を向上させるという意味か
らも、入浴は欠かせないものである。こうした体の不自
由な老人や身障者向けの入浴設備は、例えば老人ホーム
や病院等に完備されている場合もあるが、この設備場所
に行くには距離的な面、又費用的な面等から頻繁にとい
うわけにはいかず、又こうした設備を体の不自由な老人
や身障者の居住する居宅に設置するには設置空間の問
題、又費用の問題等から困難である。そして、この問題
は人口の高齢化が憂慮される将来においてより顕著なも
のとなるはずである。
このような現状から、例えば、実開昭61−71751号公報
には、居室の床面の一部に開口部を形成し、開口部を開
閉する床扉を設け、開口部の下方にケーシングで区画し
た衛生室を形成し、衛生室内にトイレやバスタブなどの
衛生設備機器を配置した居室設備が提案されている。
この居室設備では、体の不自由な老人や身体障害者で
も、比較的容易に衛生設備機器を利用することが可能と
なり、しかも床下のデッドスペースを有効活用して衛生
設備機器を設けてあるので、居住スペースを狭くするこ
となく、既存の家屋に対して衛生設備機器を設けること
が可能となる。しかも、老人や体の不自由な人でも、比
較的容易に床扉を開放して衛生設備機器を使用し得るよ
うに、基本的には、次のような2種類の昇降手段が開示
されている。
第1昇降手段として、ケーシングの下壁部から開口部を
通って上方へ延び、居住空間の天井に固定されたガイド
レールを居室の壁に沿って設け、床扉の壁際側の端部に
スライダーを設けて、このスライダーをガイドレールに
沿って上下移動可能に連結し、条体及び減速モータを介
してスライダーを昇降させることで、床扉を略水平姿勢
に片持ち状に支持した状態で昇降するものが記載されて
いる。
第2昇降手段としては、ケーシングの下壁部と床扉間に
パンタグラフを設け、ケーシングの下壁部の上面に設け
た電動モータでスクリュー軸を回転駆動して、パンタグ
ラフの最下端の1対のリンク部材の下端部を相対的に接
近離間させることで、床扉を略水平姿勢に保持した状態
で昇降するものが記載されています。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記2種類の昇降手段は、次のような共通の
問題点を内包している。
比較的大きな重量の床扉全体を昇降させるので昇降
手段が大型化する。
ケーシングの内側に電動モータ及びスクリュー軸を
配置させている関係上、電動モータやスクリュー軸に水
がかかり易く、故障や腐食の原因になるとともに、漏電
などの問題も発生する。
衛生設備機器を使用している人の真上に比較的重量
を有する床扉が配置されている関係上、床扉が落下する
のではないかという不安感があり、落ち着いて衛生設備
機器を使用出来ない。
しかも、前記共通の問題点以外に、第1昇降手段では、
床扉を片持ち状に支持して昇降するので、スライダー及
びガイドレールに対して大きな回転モーメントが作用す
るし、床扉に対しても大きな曲げ荷重が作用することに
なり、強度面でかなり厳しい構造であり、それゆえ、設
備の大型化やコストアップは避けられない。
また、第2昇降手段では、パンタグラフが衛生設備機器
への出入りの障害物となり、しかも、パンタグラフは横
方向への荷重に弱いことから、衛生設備機器の使用時に
不用意にパンタグラフにもたれ掛かると、パンタグラフ
が破損することも考えられる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る老人用又は身障者用居室設備は、建築物に
おける一つの居住空間の壁際の適所に、他を居住面とし
て残した状態で、居住面を構成する畳又は床材の敷設支
持面よりも下側に設けられた風呂、トイレユニット、洗
面台のうち少なくとも一つを有する衛生設備機器と、前
記衛生設備機器の上面開口を閉鎖可能な畳又は床材から
なる閉止手段であって、居住空間の壁体の下端に沿った
一側を中心に、衛生設備機器の上面開口を閉鎖した略水
平な閉鎖位置と、前記壁体に沿って略鉛直に立起させた
開放位置とに亙って開閉自在に設けられた閉止手段と、
前記閉止手段を少なくとも開放位置に回動させた状態
で、閉止手段下端の移動を規制する規制手段と、一端が
閉止手段の開放端付近に係脱可能に係止され、他端側が
立起させた閉止手段の開放端付近に対向する前記壁体の
部分に向けて案内された条体を有し、条体の他端を巻き
取ったり繰り出したりすることで閉止手段を開閉する自
動開閉手段とを備えたものである。
ここで、居住空間又は衛生設備機器に臨ませて換気手段
の一端を設けること、暖房及び/又は冷房手段を居住空
間に設けること、監視カメラを衛生設備機器を設けた居
住空間に取付け、他の居住空間又は外部からこの衛生設
備機器を設けた居住空間を見透せるようにすること、衛
生設備機器を設けた居住空間に老人又は身障者を介添者
が風呂から引き上げるための引上手段を備えること、衛
生設備機器を二つ以上設け、排水系統を一つのラインに
集約させて形成すること、衛生設備機器として、風呂の
バスタブとトイレユニットとを一体にした衛生設備機器
を利用すること、などが好ましい実施例である。
〔作用〕
而して、このような老人用又は身障者用居室設備を設置
した居宅は居住する体の不自由な老人又は身障者は、風
呂、トイレ、洗面台等の衛生設備機器に、仮りに足が不
自由で歩行が困難であったとしても支障なく這って到達
でき、その姿勢のまま足の方から居住面の下方に位置す
る風呂、トイレ、洗面台に向けてすべり込む等して、入
浴、用便又は洗面を居ながらにして行なうものである。
また、前記閉止手段の一側を壁体の下端に沿って配置
し、この一側を中心に閉止手段を開閉自在に構成してあ
るので、壁体の前側に閉止手段を立起させることが可能
となり、しかも立起させた状態で規則手段により閉止手
段の下端の移動が規制されるので、立起させた閉止手段
にもたれ掛かっても、閉止手段が倒れたりすることはな
い。更に、自動開閉手段では、一端を閉止手段の開放端
付近に係止した条体を、立起させた閉止手段の開放端付
近に位置する前記壁体の部分に向けて案内し、この条体
の他端を巻き取ったり繰り出したりすることで閉止手段
を開閉するので、比較的小さな力で閉止手段を開閉する
ことが可能になり、しかも、条体が衛生設備機器への出
入りの障害となることもない。更にまた、衛生設備機器
よりも上側に自動開閉手段を配置させることが可能で、
電動モータ等に水が掛かることが効果的に防止される。
〔実施例〕
本発明に係る老人用又は身障者用居室設備の詳細を添付
の図面にもとづき更に説明する。図示した実施例では、
木造建築物における1階の八畳間からなる部屋の壁際の
一角を二畳分にわたって切欠き、この切欠空間1に、衛
生設備機器として風呂のバスタブ2とトイレユニット3
をそのそれぞれの上面を開放させて一体にした衛生設備
ユニット4を設けたものを例示している。このバスタブ
2の上面開口5とトイレユニット3の上面開口6を第1
図に示すように切欠空間1にのぞませることで、体の不
自由な老人又は身障者が居ながらにして入浴、用便が行
なえるようにしている。そして、この一つの居住空間7
からなる一つの部屋に、第1図に示すように六畳分につ
いては寝床空間又は他の一般的な生活空間8とし、残り
の二畳分については畳二枚分を一体化した閉止手段9に
よって上面開口5,6を開閉自在にしている。そして、上
面開口5,6を閉止したときには他の六畳と同様、寝所空
間又は他の一般的な生活空間8の一部として利用しうる
ようにし、上面開口5,6を開放させたときにはこの畳面
からなる居住面10下の床下の風呂のバスタブ2とトイレ
ユニット3が利用しうるようにしている。そして、この
衛生設備ユニット4は第1図、第2図に示すようにバス
タブ2とトイレユニット3を下方に凹んだ凹所として並
設し、この両者の隔壁11並びにその周囲の面一に形成し
た支持面12を、地盤13を堀り下げて形成した堀り下げ地
盤14に対して適宜な支持手段を介して居住空間7におけ
る居住面10を構成する畳の敷設支持面15と略同高にして
設けている。このバスタブ2は長さ方向の一端の側壁の
傾斜勾配が他端の側壁の傾斜勾配よりもゆるやかになっ
ており、このゆるやかな面を居住空間7の寝所空間又は
他の一般的な生活空間8に向け、この空間8に居住する
体の不自由な老人又は身障者が、例えば腹ばいになって
這ってバスタブ2のこの側壁のゆるやかな面に近づき、
そして仰向きになってその姿勢のまま足の方から湯を入
れたバスタブ2にすべり込んでこのまま風呂に入ること
ができるようにしている。このバスタブ2の寝所空間又
は他の一般的な生活空間8側の側壁は階段状に形成する
ことも可能である。又、トイレユニット3はその寝所空
間又は他の一般的な生活空間8側に一段上がったステッ
プ16を設け、同じく体の不自由な老人又は身障者が仰向
きになった姿勢のまま足の方からトイレユニット3に入
れるようにするとともに、体の不自由な老人又は身障者
が入浴中に介添者がここに位置して介助を行いやすいよ
うにしている。尚、第1図又は第2図中、17はトイレッ
トペーパーホルダー、18は便器本体、19はバスタブ2に
設けられた給湯管並びに給水管を開閉するためのノブ、
20はバスタブ2に取外し自在に設けられたシャワーノズ
ル、21はバスタブ2の側壁に設けられたオーバーフロー
用排水口、22はバスタブ2の排水口、23はトイレユニッ
ト3の排水口、24は手摺取付け用開口である。又、第2
図に示す衛生設備ユニット4はその周囲に立壁25を立設
し、これを居住空間7に設けた場合に周囲の畳又は図示
しない床材等を湿気による腐蝕から保護するようにして
いる。次に、第3図中9は前記した畳二枚分を一体化し
た閉止手段であって、これは図中26として示す自動開閉
手段によって衛生設備ユニット4を設けた居住空間7適
所に設置した図示しない操作ボタン等を操作することに
より衛生設備ユニット4の上面開口5,6を開閉自在にす
るものであって、衛生設備ユニット4の不使用時又は使
用しなくなった場合には、この衛生設備ユニット4の上
面を居住面10の一部として利用しうるようにするための
ものである。そして、この閉止手段9の自動開閉手段26
はその閉止手段9側端に設けた糸条又はチェーン等から
なる把手27に一端を係止した条体28他端を居住空間7を
仕切る壁体29の上部に設けたモーター30の軸部に外嵌さ
せた巻取軸31に取付けたものであって、このモーター30
の作動によって第3図の実線並びに一点鎖線で示すよう
に衛生設備ユニット4の上面開口5,6の自動開閉が可能
になっている。ここで、このモータ30の取付位置に滑車
を設けるとともに、壁体29の内部下方にモーターを設
け、条体28をこの滑車を介してモーターに取付けた巻取
軸に巻収させるようにしてもよい。この開閉手段9は第
3図中P部の詳細を示す第4図のように居住空間7側の
構成部材との間に設けた蝶番32によって回動枢支されて
いるが、第5図に示すように閉止手段9の衛生設備ユニ
ット4側の、例えば両側の角部に設けたローラー33を衛
生設備ユニット4側に設けた係合溝34に係合させること
も可能であり、このようにすれば係合溝34の長さを決定
することで閉止手段9の回動範囲の設定が容易に行なえ
る。そして、この閉止手段9の回動角度は最大90°以内
にすることが円滑な回動動作を得る上で好ましいものと
いえる。また、前記蝶番32やローラー33から規制手段が
構成され、閉止手段9は少なくとも立起させた状態で規
制手段によりその下端の移動が規制される。
又、衛生設備ユニット4は第6図,第7図に示すように
この木造建築物が建っている地盤13を掘り下げ、この掘
り下げ形成した掘り下げ地盤14から積み上げたブロック
35の上面に支持板36を介してその支持面12下面を載支さ
せるとともに、バスタブ2やトイレユニット3の下面を
掘り下げ地盤14上に敷きつめた割栗石37の上に設けた下
地調整のための下地モルタル38上に団子状にして形成し
た土台モルタル38を介して支持させたサポート部材40に
より支持させて設けている。又、トイレユニット3のス
テップ16の下面は第7図に示すようにステップ16下面の
便器本体18側に設けたブロック35と支持面12下の土台41
に沿って設けたブロック35の間の盛り土42の上に設けた
下地モルタル38上に団子状にして形成した土台モルタル
39を介して支持させたサポート部材40により支持させて
いる。尚、第7図中43は衛生設備ユニット4周囲に設け
た開口24に着脱自在に取付けられる手摺である。
そして、こうした衛生設備ユニット4はそのバスタブ2
とトイレユニット3の排水系統を第2図に破線で示すよ
うに一つのラインに集約させてこの木造建築物における
他の排水系統に合流するようにしている。又、給湯並び
に給水系統はこの木造建築物における他の給湯並びに給
水系統から分岐させて設けたり、又は全く独自のものと
して形成するものである。
ここで、この居住空間7の寝所空間又は他の一般的な生
活空間8に敷設する畳44は第8図に示すように内部の芯
材に発泡合成樹脂体45を利用し、衛生設備ユニット4側
に位置する側端には防水フェルト46を縁部材44′の内面
側に設け、畳の敷設支持面15を構成する床板47の衛生設
備ユニット4側に設けたステンレス製のアングル材48に
より支持させている。49は衛生設備ユニット4の立壁25
とアングル材48の間に介在させた防水のためのシリコン
等よりなる防水材である。又、閉止手段9は二枚の畳50
を一体化して用いるものであるが、この畳50内部の芯材
としては発泡合成樹脂体51の上下に繊維層52,52を積層
したものを利用し、その下に下面に防水層53を防水塗料
を塗布する等して設けた合板54又は図示しない金属板等
を積層したものを利用している。55は衛生設備ユニット
4と閉止手段9を構成する畳50の間に介在させたウレタ
ン等のクッション材である。又、56は畳44のい草よりな
る表層、57は畳50の合成樹脂体よりなる表層、58は縁部
材50′の内面側に設けた防水フェルトである。そして、
この閉止手段9を構成する畳50の下面周囲にはアングル
材等を取付けて強度向上をはかることがのぞまれる。
而して、このような老人用又は身障者用居室設備を設置
した居宅に居住する体の不自由な老人又は身障者は、風
呂、トイレ等の衛生設備機器に、仮りに足が不自由で歩
行が困難であったとしても居住面10から、例えば腹ばい
になって這って衛生設備ユニット4近くに行き、閉止手
段9を自動開閉手段26を作動させて衛生設備ユニット4
の上面開口5,6を開放し、そして仰向けになってその姿
勢のまま足の方からバスタブ2やトイレユニット3内部
にすべり込む等して、入浴、用便を居ながらにして行う
ものである。
尚、第1図中59は居住空間7にのぞませて設けた換気手
段としての換気扇であり、こうした換気手段としてはバ
スタブ2のオーバーフロー用排水口21よりも上部適所又
はトイレユニット3の適所にブロアーの吸込口側をのぞ
ませて設けることもできる。。又、60は同じく居住空間
7に設けた暖房及び/又は冷房手段としてのエアコンで
ある。次に、61はテレビカメラであって、この衛生設備
ユニット4を設けた居住空間7を他の離れた居住空間又
は外部に設置したテレビを通じて、この居住空間7を、
例えば介添者が見透せるようにするためのものである。
そして、このテレビカメラ61はアングルが変えられるよ
うにすることが考慮される。又、62は危険等をこの居住
空間7外部の介添者等に知らせるためのコールボタンで
ある。次に、第9図にはバスタブ2から体の不自由な老
人又は身障者を介添者が介助して引き上げるため、この
衛生設備ユニット4を設けた居住空間7に備えられた引
上手段63を示している。この引上手段63は二枚の板体6
4,65の長さ方向の端部同士を枢着して、その板体64,65
の下面にはキャスターや車輪等の走行手段66を取付け、
その板体64,65の両側には杆体を屈曲させた手摺67を設
け、一方の板体64の枢着側と反対側の端部には幅方向に
同じく杆体を屈曲させて介添者用引手68を設けている。
そして、69は風船状の浮上手段である。こうした引上手
段63を利用して介添者が体の不自由な老人又は身障者を
風呂から引き上げるには、第9図に示すような状態にし
てバスタブ2内に入れた引上手段63上に体の不自由な老
人又は身障者が座ってのり、そして浮上手段69に空気を
送り込んで浮力を付与し、介添者用引手68をつかんで居
住空間7側に引き上げるものである。
図示した実施例にかかわらず、洗面台を、例えばトイレ
ユニット3のステップ16側に設けたり、又は衛生設備ユ
ニット4を利用することなく、直接施工によって風呂、
トイレ、洗面台を設けたり、衛生設備ユニット4と直接
施工を併用させて設けることも可能である。又、コンク
リート建築物の1階にこうした衛生設備機器を設けた
り、木造建築物やコンクリート建築物の2階以上にこう
した衛生設備機器を床面を嵩上げして設けることもでき
る。更に、板材からなる床材を敷設した部屋にこのよう
な衛生設備機器を設けることもできる。又、介添者が身
近に居る場合には閉止手段9に自動開閉手段26を設ける
ことなく、把手27だけを設けておいて手動で衛生設備ユ
ニット4の上面を開閉するようにしてもよい。更に、便
器本体18の水洗タンクの周囲に倒コ字型にして枠体を設
け、この便器本体18の蓋体を開放させたときにこの蓋体
が枠体に当て止めされて背もたれとなるようにすること
も適宜考慮される。
〔発明の効果〕
以上のようになる本発明に係る老人用又は身障者用居室
設備にあっては、体の不自由な老人又は身障者が自由
に、且つ簡易に居宅に居ながらにして、場合によっては
介添者の介助がなくとも、風呂、トイレ、洗面台等の衛
生設備機器を利用しうるのである。又、床下のデッドス
ペースを利用するから、設置空間を新たに確保する必要
がなく、設備コストが安価である。しかも、こうした風
呂、トイレ、洗面台等を既設の建築物に本来の居住空間
を何ら狭めることなく設けることが可能となる。
加えて、壁体の前側に立起させた閉止手段が配置され、
しかも、立起させた閉止手段の下端の移動が規制手段に
より規制されるので、閉止手段にもたれ掛かっても、閉
止手段が不用意に倒れたりすることを防止出来る。
また、閉止手段は、閉止端側を条体で引っ張って壁際の
一側を中心に回動させて開放するので、比較的小さな力
で開放することが可能で、しかも、開放した状態で、閉
止手段の荷重は床面で受け止められ、自動開閉手段には
殆ど作用しないので、自動開閉手段として小型で且つ安
価なものを採用出来る。
更に、条体は、閉止手段を開放した状態においては壁側
へ巻き取られ、また開閉手段を閉鎖した状態において
は、閉止手段から切り離して収納出来るので、条体が居
室内における移動の邪魔になったり、衛生設備機器への
出入りの障害になることはない。
更にまた、衛生設備機器よりも上側に自動開閉手段を配
置させることが可能で、電動モータ等に水が掛かること
を効果的に防止して、腐食や漏電等の悪影響を防止出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る老人用又は身障者用居室設備の一
例を示す斜視図、第2図は衛生設備ユニットの平面図、
第3図は閉止手段を示す説明図、第4図は閉止手段の要
部の説明図、第5図は同じく閉止手段の他の実施例の要
部を示す説明図、第6図,第7図は居室設備の要部縦断
面図、第8図は畳の縦断面図、第9図は引上手段を示す
説明図である。 1:切欠空間、2:バスタブ、3:トイレユニット、4:衛生設
備ユニット、5,6:上面開口、7:居住空間、8:寝所空間又
は他の一般的な空間、9:閉止手段、10:居住面、11:隔
壁、12:支持面、13:地盤、14:掘り下げ地盤、15:敷設支
持面、16:ステップ、17:トイレットペーパーホルダー、
18:便器本体、19:ノブ、20:シャワーノズル、21:オーバ
ーフロー用排水口、22,23:排水口、24:手摺取付用開
口、25:立壁、26:自動開閉手段、27:把手、28:条体、2
9:壁体、30:モーター、31:巻取軸、32:蝶番、33:ローラ
ー、34:係合溝、35:ブロック、36:支持板、37:割栗石、
38:下地モルタル、39:土台モルタル、40:サポート部
材、41:土台、42:盛り土、43:手摺、44:畳、45:発泡合
成樹脂体、46:防水フェルト、47:床板、48:アングル
材、49:防水材、50:畳、51:発泡合成樹脂体、52:繊維
層、53:防水層、54:合板、55:クッション材、56,57:表
層、58:防水フェルト、59:換気扇、60:エアコン、61:テ
レビカメラ、62:コールボタン、63:引上手段、64,65:板
体、66:走行手段、67:手摺、68:介添者用引手、69:浮上
手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61H 33/00 310 A 7507−4C E04H 1/12 301

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物における一つの居住空間の壁際の適
    所に、他を居住面として残した状態で、居住面を構成す
    る畳又は床材の敷設支持面よりも下側に設けられた風
    呂、トイレユニット、洗面台のうち少なくとも一つを有
    する衛生設備機器と、 前記衛生設備機器の上面開口を閉鎖可能な畳又は床材か
    らなる閉止手段であって、居住空間の壁体の下端に沿っ
    た一側を中心に、衛生設備機器の上面開口を閉鎖した略
    水平な閉鎖位置と、前記壁体に沿って略鉛直に立起させ
    た開放位置とに亙って開閉自在に設けられた閉止手段
    と、 前記閉止手段を少なくとも開放位置に回動させた状態
    で、閉止手段下端の移動を規制する規制手段と、 一端が閉止手段の開放端付近に係脱可能に係止され、他
    端側が立起させた閉止手段の開放端付近に対向する前記
    壁体の部分に向けて案内された条体を有し、条体の他端
    を巻き取ったり繰り出したりすることで閉止手段を開閉
    する自動開閉手段と、 を備えたことを特徴とする老人用又は身障者用居室設
    備。
  2. 【請求項2】居住空間又は衛生設備機器に臨ませて換気
    手段の一端を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の老人用又は身障者用居室設備。
  3. 【請求項3】暖房及び/又は冷房手段を居住空間に設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の老人用又は身障者用居室設備。
  4. 【請求項4】監視カメラを衛生設備機器を設けた居住空
    間に取付け、他の居住空間又は外部からこの衛生設備機
    器を設けた居住空間を見透せるようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記
    載の老人用又は身障者用居室設備。
  5. 【請求項5】衛生設備機器を設けた居住空間に老人又は
    身障者を介添者が風呂から引き上げるための引上手段を
    備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4項
    のいずれか1項に記載の老人用又は身障者用居室設備。
  6. 【請求項6】衛生設備機器を二つ以上設け、排水系統を
    一つのラインに集約させて形成したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の老
    人用又は身障者用居室設備。
  7. 【請求項7】衛生設備機器として、風呂のバスタブとト
    イレユニットとを一体にした衛生設備ユニットを利用し
    た特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載
    の老人用又は身障者用居室設備。
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