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JPH0769320B2 - ヨード反応の検出方法 - Google Patents
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JPH0769320B2 - ヨード反応の検出方法 - Google Patents

ヨード反応の検出方法

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JPH0769320B2
JPH0769320B2 JP4097051A JP9705192A JPH0769320B2 JP H0769320 B2 JPH0769320 B2 JP H0769320B2 JP 4097051 A JP4097051 A JP 4097051A JP 9705192 A JP9705192 A JP 9705192A JP H0769320 B2 JPH0769320 B2 JP H0769320B2
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヨ−ド反応を利用した
ヨード反応の検出方法に関し、たとえば、潜在指紋を検
出したり、化学実験をするのに好適なヨード反応の検出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヨ−ド反応を利用したヨード
反応の検出方法は知られている。この検出方法は、保管
用容器に封入してあるヨウ素結晶を適量ガラス容器の中
に装入し、ガラス板で施蓋してヨウ素結晶の昇華による
ヨウ素ガスの発生を待ち、ヨ−ド反応の進行によって試
験物上の呈色反応や潜在指紋の検出などが行われてい
る。この検出度合い、つまりヨ−ド反応の進行具合を目
視によって判断し、適当な時期にガラス板を開蓋して検
体を取出し、その直後に迅速にガラス板でガラス容器を
施蓋する。一方、ガラス容器中に残存しているヨウ素結
晶は、保管用容器に移し変えて密封保存しておく。
【0003】しかし、前記従来、前者の検出方法では、
ヨウ素結晶を保管用容器からガラス容器へ搬入する過
程、ガラス容器内に残存したヨウ素結晶を保管用容器へ
搬入する過程あるいはガラス板の開閉時等において、比
較的多量のヨウ素ガスが飛散して作業環境を汚染し、鼻
や喉の粘膜あるいは皮膚などを痛めたり、酸化作用によ
り金属製品を腐食させる欠点がある。
【0004】また、後者の潜在指紋を検出する方法とし
て、適量のヨウ素結晶をヨウ素ガス吹付け装置内で適温
に加熱して昇華を促進させ、昇華したヨウ素ガスをフア
ンによって発生させた空気流に混合して検体に吹付ける
検出方法も知られている。しかし、この検出方法では、
ヨウ素ガスの飛散度が前述の検出方法よりも一層大きく
なり、鼻や喉の粘膜あるいは皮膚などに対する弊害およ
び酸化腐食などの弊害を拡大する難点がある。
【0005】また、前記のような検出方法では、検出用
の部品点数が多く、これらの部品は嵩張るため携行不便
であり、場所によっては検出には不向きであるなどの欠
点を有している。さらに、ガラス容器、施蓋用のガラス
板あるいはヨウ素ガス吹付け装置等の検出用の機器類を
保管場所から所定の検出作業位置に取出して設置する段
取りおよび検出作業終了後に保管場所に収納する作業が
比較的煩雑であるため作業性に劣る。しかも、検出作業
時、段取り時、保管場所への収納作業時などにおいて、
検出用の機器類を破損させるおそれもある。つまり、取
扱い性が悪い欠点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、ヨウ素ガスの飛散度が高く、作業環境を汚染して
鼻や喉の粘膜あるいは皮膚などを痛めたり、酸化作用に
より金属製品を腐食させる点と、検出用の部品点数が多
く、これらの部品は嵩張るため携行に不便であり、した
がって、たとえば現場における指紋検出には不向きであ
る上、取扱い性が悪いなどの点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、非通
気性袋体にヨウ素結晶が保持されているヨウ素結晶保持
基体を予め装入して密封しておき、この非通気性袋体に
検体を装入したのち、再度密封してヨ−ド反応を所定時
間実行することを特徴とし、ヨウ素ガスの飛散を抑える
とともに、検出用の部品点数を削減し、かつ嵩を低くし
て携行を容易にし、取扱い性を向上させてヨ−ド反応の
検出を容易に実行できる目的を達成した。
【0008】請求項2の発明は、前記非通気性袋体が透
明合成樹脂シ−トによって形成されていることを特徴と
し、ヨ−ド反応の進行具合を目視によって確実に判断で
きるようにした。
【0009】請求項3の発明は、前記ヨウ素結晶保持基
体がガラス繊維の織布または編組体によって構成されて
いることをことを特徴とし、ヨウ素結晶の保持機能を高
めるとともに、ヨウ素結晶保持基体の耐腐食性を向上さ
せた。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、ヨウ素ガスの飛散を
非通気性袋体への検体装入時あるいは非通気性袋体から
の検体取出し時のみの短い時間に制限することができる
とともに、検体を装入・取出す非通気性袋体の開口面積
は小さく設定できるので、ヨウ素ガスの飛散を最小限度
に削減できる。また、非通気性袋体にヨウ素結晶保持基
体を装入した薄肉で可撓性に富んだ構成であるため、部
品点数が少なく嵩低くなるので、携行が容易になり取扱
い性も良くなる。
【0011】請求項2の発明によれば、非通気性袋体内
部におけるヨ−ド反応の進行具合を目視によって確認す
ることができる。
【0012】請求項3の発明によれば、ガラス繊維織布
の織り目またはガラス繊維編組体の編み目にヨウ素結晶
を保持できるので、ヨウ素結晶保持基体の保持機能が高
くなり、ヨウ素結晶保持基体の有効使用期間を延長させ
ることができる。また、ガラス繊維自体の耐酸特性によ
り耐腐食性が向上するので、ヨウ素結晶保持基体の延命
化を達成できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る検出方法を実施するための
非通気性袋体を示す正面図、図2は縦断側面図であり、
このれらの図において、非通気性袋体1は、非通気特性
の高い透明シ−トによって長方形に形成され、その一辺
に開口1Aを設け、他の三辺を熱融着1Bすることで袋
状に構成してある。非通気特性の高い透明シ−トとし
て、厚さ15μのポリアミド系樹脂シ−ト10、厚さ5
μの塩化ビニリデン樹脂シ−ト11、厚さ55μのポリ
エチレン樹脂シ−ト12を積層したのち、熱圧着により
塩化ビニリデン樹脂シ−ト11に対して、ポリアミド系
樹脂シ−ト10およびポリエチレン樹脂シ−ト12を融
着させた透明三層構造にすることが推奨される。したが
って、非通気性袋体1は、ポリアミド系樹脂シ−ト10
を表側にして、2つの三層構造シ−トを重合したのち、
開口1Aを存置して他の三辺を熱融着1Bすることによ
って得られる。これにより、優れた非通気性と高い透明
度が確保されるとともに、耐摩耗性の高いポリアミド系
樹脂シ−ト10によって非通気性袋体1の耐摩耗性を向
上させ、摩耗による非通気性袋体1の損傷および破損を
避けることができる。
【0014】図3は、ヨウ素結晶保持基体2を示す。こ
のヨウ素結晶保持基体2は、ガラス繊維の織布によって
構成されている。勿論ガラス繊維の編組体であってもよ
い。ヨウ素結晶保持基体2は、図4に示すように、織り
目にヨウ素結晶3,3……を一様かつ均等に保持してい
る。ヨウ素結晶保持基体2にヨウ素結晶3,3……を保
持させるための処理は、ヨウ素結晶3,3……を過飽和
状態で溶解した有機溶媒(エチルエ−テル)中に、ヨウ
素結晶保持基体2を浸漬したのち引上げて、送風により
有機溶媒値を強制揮発させ、ヨウ素結晶3,3……のみ
を残存させる手順によってなされる。
【0015】ヨウ素結晶3,3……を保持しているヨウ
素結晶保持基体2は、非通気性袋体1に装入して密封す
ることによって保管される。すなわち、図5のように、
非通気性袋体1の開口1Aからヨウ素結晶保持基体2を
装入し、ついで図6および図7に示すように、周知のク
リップ4によって開口1Aを開閉可能かつ気密に閉塞し
ておく。このような、クリップ4を用いた密封構造に変
えて、開口1Aの内面にホットメルト層(図示省略)を
形成しておき、周知のヒ−トシ−ラにより前記ホットメ
ルト層を溶着させることで密封する密封構造であっても
よい。
【0016】つぎに、本発明ヨ−ド反応の検出方法を用
いて行う潜在指紋の検出手順について説明する。まず、
図6および図7に示す非通気性袋体1からクリップ4を
取外して、開口1Aを開放する。つぎに、開口1Aから
非通気性袋体1内に検体5を装入し(図8参照)たの
ち、クリップ4により速やかに開口1Aを閉塞する(図
9参照)。非通気性袋体1の内部は、ヨウ素結晶保持基
体2に保持されているヨウ素結晶3,3……の昇華によ
り、ヨウ素ガス雰囲気になっているので、ヨ−ド反応が
実行される。このヨ−ド反応の進行度、つまり潜在指紋
の検出度合いは、透明な非通気性袋体1を透視すること
によって容易に確認できる。ヨ−ド反応によって潜在指
紋が検出されたならば、非通気性袋体1からクリップ4
を取外して、開口1Aを開放し、潜在指紋が検出されて
いる検体5を取出し、非通気性袋体1の開口1Aをクリ
ップ4により速やかに閉塞する。一方、非通気性袋体1
から取出した検体5に澱粉が含まれている場合には呼気
の吹付けあるいは周知の超音波加湿器による加湿やヘキ
サンに浸漬するなどの固定操作を施して検出指紋を固定
させる
【0017】このような手順により、潜在指紋を検出す
ることができるので、ヨウ素ガスの飛散は、非通気性袋
体1に検体5を装入する時および非通気性袋体1から検
体5を取出す時のみの短い時間に制限することができ
る。しかも、検体5を装入・取出す開口1Aの開口面積
は小さく設定できるので、ヨウ素ガスの飛散が最小限度
に抑えられる。したがって、多量のヨウ素ガスが飛散し
て作業環境を汚染したり、鼻や喉の粘膜あるいは皮膚な
どを痛めたり、あるいは酸化作用により金属製品を腐食
させるなどの弊害の発生を回避することができる。ま
た、非通気性袋体1にヨウ素結晶保持基体2を装入した
構成であるため、部品点数が少なくてすむ。しかも、薄
肉で可撓性に富んだ構成であるため、携行が容易になり
取扱い性も良くなるから現場における指紋検出に容易に
適用できる。
【0018】一方、非通気性袋体1は、熱圧着により塩
化ビニリデン樹脂シ−ト11に対して、ポリアミド系樹
脂シ−ト10およびポリエチレン樹脂シ−ト12を融着
させた透明三層構造になっているので、内部におけるヨ
−ド反応の進行具合を目視によって確認できるから、検
出作業の正確化と容易化を達成できる。また、ヨウ素結
晶保持基体2は、ガラス繊維の織布によって構成されて
いるので、ガラス繊維織布の織り目にヨウ素結晶3,3
……を保持できる。したがって、ヨウ素結晶保持基体2
のヨウ素結晶3,3……保持機能が高くなり、ヨウ素結
晶保持基体2の有効使用期間を延長させることができる
とともに、ガラス繊維自体の耐酸特性により耐腐食性が
向上するので、ヨウ素結晶保持基体2の延命化を達成す
ることもできる。
【0019】本発明ヨ−ド反応の検出方法は、前記潜在
指紋の検出方法について述べたが、このヨ−ド反応の検
出方法は、前記潜在指紋の検出方法に限らず、たとえ
ば、小学校の理科の実験で行うヨード反応実験や微量分
析におけるペーパークロマトグラフィ、薄層クロマトグ
ラフィ法の呈色試薬などにおいても使用することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、ヨウ素ガスの飛散を最小限度に削減できるので、作
業環境の汚染、酸化作用による金属製品等の腐食を回避
することができる。また、部品点数が少なく嵩低くなる
ので、携行が容易になり取扱い性も良くなるから、ヨ−
ド反応の検出を場所を問わず容易に行うことができる。
【0020】請求項2の発明は、非通気性袋体内部にお
けるヨ−ド反応の進行具合を目視によって確認できるの
で、作業の正確化と容易化を達成できる。
【0021】請求項3の発明は、ガラス繊維織布の織り
目またはガラス繊維編組体の編み目にヨウ素結晶を保持
できるので、ヨウ素結晶保持基体の保持機能が高くな
り、ヨウ素結晶保持基体の有効使用期間を延長させるこ
とができる。このことは、ガラス繊維自体の耐酸特性に
より、ヨウ素結晶保持基体の延命化を達成することによ
っても保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】非通気性袋体を示す正面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】ヨウ素結晶保持基体を示す正面図である。
【図4】ヨウ素結晶保持基体の部分拡大図である。
【図5】非通気性袋体にヨウ素結晶保持基体を装入した
状態を示す正面図である。
【図6】非通気性袋体の開口を閉塞した状態を示す正面
図である。
【図7】閉塞された開口の拡大縦断側面図である。
【図8】検体の装入状態を示す正面図である。
【図9】検体の装入後に非通気性袋体の開口を閉塞した
状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 非通気性袋体 2 ヨウ素結晶保持基体 3 ヨウ素結晶 5 検体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非通気性袋体にヨウ素結晶が保持されて
    いるヨウ素結晶保持基体を予め装入して密封しておき、
    この非通気性袋体に検体を装入したのち、再度密封して
    ヨ−ド反応を所定時間実行することを特徴とするヨード
    反応の検出方法。
  2. 【請求項2】 前記非通気性袋体が透明合成樹脂シ−ト
    によって形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のヨード反応の検出方法。
  3. 【請求項3】 前記ヨウ素結晶保持基体がガラス繊維の
    織布または編組体によって構成されていることを特徴と
    する請求項1記載のヨード反応の検出方法。
JP4097051A 1992-03-23 1992-03-23 ヨード反応の検出方法 Expired - Lifetime JPH0769320B2 (ja)

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