JPH0773026B2 - 陰極線管の色選別機構の製法 - Google Patents
陰極線管の色選別機構の製法Info
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- JPH0773026B2 JPH0773026B2 JP61043208A JP4320886A JPH0773026B2 JP H0773026 B2 JPH0773026 B2 JP H0773026B2 JP 61043208 A JP61043208 A JP 61043208A JP 4320886 A JP4320886 A JP 4320886A JP H0773026 B2 JPH0773026 B2 JP H0773026B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーテレビジョン受像管、カラーディスプ
レー装置等の陰極線管の色選別機構の製法に係わる。
レー装置等の陰極線管の色選別機構の製法に係わる。
〔発明の概要〕 本発明は、金属薄板に電子ビーム透過開口を穿設した色
選別電極を単なる曲げ加工によって曲面に形成して支持
フレーム上に支持させて色選別機構を構成すると共に、
その色選別電極を支持フレームにとりつけるに当り、こ
の色選別電極に補強フィルムを貼着し、その支持フレー
ムへのとりつけ後にこのフィルムを排除するものであ
り、このようにすることによって電極の電子ビーム透過
開口の開口率を高める。
選別電極を単なる曲げ加工によって曲面に形成して支持
フレーム上に支持させて色選別機構を構成すると共に、
その色選別電極を支持フレームにとりつけるに当り、こ
の色選別電極に補強フィルムを貼着し、その支持フレー
ムへのとりつけ後にこのフィルムを排除するものであ
り、このようにすることによって電極の電子ビーム透過
開口の開口率を高める。
カラー陰極線管においては、第1図にその要部の略線的
断面図を示すように、陰極線管管体(1)が、パネル部
(1P)と、ファンネル部(1F)と、ネック部(1N)とよ
り成る。パネル部(1P)は、内面にカラー螢光面(3)
が被着形成されるパネル(2a)と、その周囲からファン
ネル部に向って延びその端面がファンネル部(1F)の開
口端面にフリット付けされるスカート部(2b)とが一体
に成型されて成る。そして、このパネル部(1P)内に
は、パネル(2a)の内面に形成されたカラー螢光面
(3)に対向して電子ビーム透過開口(4a)が穿設され
た色選別電極(4)、例えばシャドウマスクが配置さ
れ、各色、例えば赤,緑及び青に対応する3本の電子ビ
ームR,G,Bをカラー螢光面(3)の対応する各色の螢光
体パターン上にランディングするようになされている。
(7)は電子ビームR,G,Bの水平・垂直偏向手段を示
す。
断面図を示すように、陰極線管管体(1)が、パネル部
(1P)と、ファンネル部(1F)と、ネック部(1N)とよ
り成る。パネル部(1P)は、内面にカラー螢光面(3)
が被着形成されるパネル(2a)と、その周囲からファン
ネル部に向って延びその端面がファンネル部(1F)の開
口端面にフリット付けされるスカート部(2b)とが一体
に成型されて成る。そして、このパネル部(1P)内に
は、パネル(2a)の内面に形成されたカラー螢光面
(3)に対向して電子ビーム透過開口(4a)が穿設され
た色選別電極(4)、例えばシャドウマスクが配置さ
れ、各色、例えば赤,緑及び青に対応する3本の電子ビ
ームR,G,Bをカラー螢光面(3)の対応する各色の螢光
体パターン上にランディングするようになされている。
(7)は電子ビームR,G,Bの水平・垂直偏向手段を示
す。
この色選別電極(4)、例えばシャドウマスクは、通
常、0.08〜0.35mmの厚さの冷間圧延鋼板材に、写真化学
的方法すなわちフォトリングラフィー技術によって、水
平及び垂直方向に夫々多数の円孔、或いは長孔等の開口
を穿設した色選別電極を形成し、これをプレス加工、つ
まり絞り加工によって所要の面形状、すなわち陰極線管
管体のパネルの彎曲面形状に対応した形状、一般には球
面形状となして形成される。そしてその周辺を支持フレ
ーム(5)上に熔接することによって色選別機構(6)
が構成される。
常、0.08〜0.35mmの厚さの冷間圧延鋼板材に、写真化学
的方法すなわちフォトリングラフィー技術によって、水
平及び垂直方向に夫々多数の円孔、或いは長孔等の開口
を穿設した色選別電極を形成し、これをプレス加工、つ
まり絞り加工によって所要の面形状、すなわち陰極線管
管体のパネルの彎曲面形状に対応した形状、一般には球
面形状となして形成される。そしてその周辺を支持フレ
ーム(5)上に熔接することによって色選別機構(6)
が構成される。
ところが、このように金属板材をプレス加工することに
よって色選別電極を得るには、そのプレス加工に際して
1〜3%の伸びが加えられるもので、この伸びによって
金属板材の特に電子ビーム透過開口間のブリッジ部に破
断が生じることがないように、プレス加工に先立って還
元性雰囲気中で850〜950℃の熱処理による焼鈍作業を必
要とし、また、この焼鈍によって生じた降伏点伸びをロ
ーラーレベラーに板材を通過させることによって除去す
る作業が必要となり、これら作業の後にプレス加工を行
うので、その製造作業は著しく煩雑である(雑誌:鉄と
鋼 第67年(1981)第2号.第65頁〜第70頁参照)。
よって色選別電極を得るには、そのプレス加工に際して
1〜3%の伸びが加えられるもので、この伸びによって
金属板材の特に電子ビーム透過開口間のブリッジ部に破
断が生じることがないように、プレス加工に先立って還
元性雰囲気中で850〜950℃の熱処理による焼鈍作業を必
要とし、また、この焼鈍によって生じた降伏点伸びをロ
ーラーレベラーに板材を通過させることによって除去す
る作業が必要となり、これら作業の後にプレス加工を行
うので、その製造作業は著しく煩雑である(雑誌:鉄と
鋼 第67年(1981)第2号.第65頁〜第70頁参照)。
また、この方法による場合、金属板材自体の材料の均質
性が問題となる。すなわち、この金属板材に成分偏析部
が存在すると、プレス加工に際して伸び量が一様でなく
なって、開口部に不均一な形状変化を来し、電子ビーム
の透過率が不均一となる。そして、この金属板材の材質
の不均一は、プレス加工後につまり、焼鈍、レベラー工
程など多くの工程を経て後に判明するので、作業の損失
が大きい。また焼鈍後の、結晶粒が大き過ぎるとストレ
ッチャーストレインによる電子ビーム透過率むらが発生
するため素材ロットの入念な吟味が必要となる。
性が問題となる。すなわち、この金属板材に成分偏析部
が存在すると、プレス加工に際して伸び量が一様でなく
なって、開口部に不均一な形状変化を来し、電子ビーム
の透過率が不均一となる。そして、この金属板材の材質
の不均一は、プレス加工後につまり、焼鈍、レベラー工
程など多くの工程を経て後に判明するので、作業の損失
が大きい。また焼鈍後の、結晶粒が大き過ぎるとストレ
ッチャーストレインによる電子ビーム透過率むらが発生
するため素材ロットの入念な吟味が必要となる。
更にまた、この方法による場合、プレス成型に際して生
じる材料の伸びによる電子ビーム透過開口の寸法、及び
ピッチの変化を予め見込んで設計して置く必要があり、
不安定要素が大である。また、この電子ビーム透過開口
の設計に当っては、開口間のいわゆるブリッジ部と走査
線との干渉によるモアレの発生を回避するための考慮も
必要であるので、その設計に当って上述の開口のピッチ
や形状変化をも考慮することは、煩雑なものとなる。
じる材料の伸びによる電子ビーム透過開口の寸法、及び
ピッチの変化を予め見込んで設計して置く必要があり、
不安定要素が大である。また、この電子ビーム透過開口
の設計に当っては、開口間のいわゆるブリッジ部と走査
線との干渉によるモアレの発生を回避するための考慮も
必要であるので、その設計に当って上述の開口のピッチ
や形状変化をも考慮することは、煩雑なものとなる。
そして、また、この色選別電極の球面の設計に当って
は、そのスプリングバックに関しての考慮も必要とな
る。つまり、金属板材をプレス加工によって球面状に絞
り成型する場合、金属板材は、その弾性限界を超えた塑
性域において変形されるものであるが、この塑性変形後
に弾性的な復元、すなわちスプリングバックを生じる。
したがって今、例えば曲率半径Rの金型によってプレス
加工を行った場合を考えると最終的に得た電極の曲率半
径は、ΔR分だけ大きいR+ΔRとなる。そこで最終的
に曲率半径Rの曲面による電極を得るにはプレス金型
は、予め上述のスプリングバックを見込んでその曲率半
径の補正をしておく必要がある。一般には、何回かの金
型の修正が行われて目的とする曲率の面を有する電極を
プレス成型する。この金型の修正は著しく面倒であり、
また、金属板材の組成変動によっても、このスプリング
バック量が変動するので、所望の寸法形状の高精度の色
選別機構を得ることは極めて難しく且つ煩雑である。
は、そのスプリングバックに関しての考慮も必要とな
る。つまり、金属板材をプレス加工によって球面状に絞
り成型する場合、金属板材は、その弾性限界を超えた塑
性域において変形されるものであるが、この塑性変形後
に弾性的な復元、すなわちスプリングバックを生じる。
したがって今、例えば曲率半径Rの金型によってプレス
加工を行った場合を考えると最終的に得た電極の曲率半
径は、ΔR分だけ大きいR+ΔRとなる。そこで最終的
に曲率半径Rの曲面による電極を得るにはプレス金型
は、予め上述のスプリングバックを見込んでその曲率半
径の補正をしておく必要がある。一般には、何回かの金
型の修正が行われて目的とする曲率の面を有する電極を
プレス成型する。この金型の修正は著しく面倒であり、
また、金属板材の組成変動によっても、このスプリング
バック量が変動するので、所望の寸法形状の高精度の色
選別機構を得ることは極めて難しく且つ煩雑である。
一方、カラー陰極線管におけるカラー螢光面を形成する
ドット状、或いはストライプ状の各色の螢光体パターン
は、陰極線管のパネル(2a)の内面にできるだけ均等に
配置されることが要求されるものであり、これに応じて
各ビームR,G,Bは、夫々対応する色の螢光体上に色選別
機構によって選別されてランディングされることが要求
される。パネル(2a)の内面への各色の螢光パターンの
塗り分けは、良く知られているように、パネル内面に感
光性結合剤を含む螢光体スラリーを塗布し、これに対
し、色選別機構を所定位置に対向取着して、電子ビーム
通路を光に置換し、実際の色選別機構を露光マスクとし
て各色の螢光体スラリーを夫々順次光学的に焼付けると
いう方法がとられる。
ドット状、或いはストライプ状の各色の螢光体パターン
は、陰極線管のパネル(2a)の内面にできるだけ均等に
配置されることが要求されるものであり、これに応じて
各ビームR,G,Bは、夫々対応する色の螢光体上に色選別
機構によって選別されてランディングされることが要求
される。パネル(2a)の内面への各色の螢光パターンの
塗り分けは、良く知られているように、パネル内面に感
光性結合剤を含む螢光体スラリーを塗布し、これに対
し、色選別機構を所定位置に対向取着して、電子ビーム
通路を光に置換し、実際の色選別機構を露光マスクとし
て各色の螢光体スラリーを夫々順次光学的に焼付けると
いう方法がとられる。
上述したように、各色の螢光体を均等の配置関係に、し
たがって各電子ビームR,G,Bが均等の配置関係にランデ
ィングする適正状態を得るには、色選別電極(4)とパ
ネル(2a)が所定の関係に設定される必要がある。
たがって各電子ビームR,G,Bが均等の配置関係にランデ
ィングする適正状態を得るには、色選別電極(4)とパ
ネル(2a)が所定の関係に設定される必要がある。
一般にカラー陰極線管管体のパネルは、その基本的面形
状が球面のものと、円筒面のものが用いられているもの
であり、上述したように各色の螢光体パターンの配置を
均等にするために色選別電極(4)とパネル(2a)とを
適正関係に設定するには、色選別電極(4)が球面状で
ある場合は、パネル(2a)も球面状のものを組合せ用
い、また色選別電極(4)が円筒面である場合はパネル
(2a)も円筒面状のものを組合せ用いることが望まし
い。
状が球面のものと、円筒面のものが用いられているもの
であり、上述したように各色の螢光体パターンの配置を
均等にするために色選別電極(4)とパネル(2a)とを
適正関係に設定するには、色選別電極(4)が球面状で
ある場合は、パネル(2a)も球面状のものを組合せ用
い、また色選別電極(4)が円筒面である場合はパネル
(2a)も円筒面状のものを組合せ用いることが望まし
い。
円筒面状の色選別電極(4)としては、電子ビーム透過
用の開口が、有効画面の垂直方向の全域に亘って延長す
るスリットより成り、このスリットが平行配列されたも
のがある。この場合においては、上述した絞り加工によ
らずして、スリットが配列された色選別電極を支持フレ
ームの円筒面に沿って彎曲する対の枠辺にスリットの延
長両端部において溶接し、支持フレームによって色選別
電極を緊張架張すると共に円筒面状に彎曲させて構成さ
せるものであり、このような構成によるときは、絞り加
工に伴う前述した焼鈍処理や、レベリング加工などの煩
雑さは回避できるが、これが緊張状態に保持させるもの
であることから、この緊張方向に関しては、完全に曲率
半径が無限大、つまり直線的な形状に限定され、設計の
自由度がない。したがって、この場合これに組合せて用
いられる管体のパネル部(1P)の寸法形状に制約が生じ
る。次にこれについて説明すると、上述したように各色
の螢光体パターン、云い換えれば、色選別機構によって
設定される各色に対応する電子ビームR,G,Bのパネル(2
a)上のランディング位置が、パネル(2a)において適
正の配置関係とするための電極(4)とパネル(2a)と
の各部の適正な距離LSGは、 で与えられるものであることが知られている。但し、こ
こにSDは、赤,緑及び青に対応する3本の電子ビームR,
G,Bが第1図に示すように、パネル(2a)側からみて、
水平線上に直線的に配列されている場合において、その
中心に位置するビームとその両側に位置するビームの各
偏向中心PC及びPS間の間隔、PGは開口ピッチ、LSは偏向
中心PCと螢光面(3)との間の距離であり、LSとSDは電
子ビームの偏向によって変化する値である。つまり、螢
光面(3)の全域において上記(1)式を満足すれば、
螢光面の全域において3本のビームR,G及びBの各ラン
ディング位置が適正に配置される。
用の開口が、有効画面の垂直方向の全域に亘って延長す
るスリットより成り、このスリットが平行配列されたも
のがある。この場合においては、上述した絞り加工によ
らずして、スリットが配列された色選別電極を支持フレ
ームの円筒面に沿って彎曲する対の枠辺にスリットの延
長両端部において溶接し、支持フレームによって色選別
電極を緊張架張すると共に円筒面状に彎曲させて構成さ
せるものであり、このような構成によるときは、絞り加
工に伴う前述した焼鈍処理や、レベリング加工などの煩
雑さは回避できるが、これが緊張状態に保持させるもの
であることから、この緊張方向に関しては、完全に曲率
半径が無限大、つまり直線的な形状に限定され、設計の
自由度がない。したがって、この場合これに組合せて用
いられる管体のパネル部(1P)の寸法形状に制約が生じ
る。次にこれについて説明すると、上述したように各色
の螢光体パターン、云い換えれば、色選別機構によって
設定される各色に対応する電子ビームR,G,Bのパネル(2
a)上のランディング位置が、パネル(2a)において適
正の配置関係とするための電極(4)とパネル(2a)と
の各部の適正な距離LSGは、 で与えられるものであることが知られている。但し、こ
こにSDは、赤,緑及び青に対応する3本の電子ビームR,
G,Bが第1図に示すように、パネル(2a)側からみて、
水平線上に直線的に配列されている場合において、その
中心に位置するビームとその両側に位置するビームの各
偏向中心PC及びPS間の間隔、PGは開口ピッチ、LSは偏向
中心PCと螢光面(3)との間の距離であり、LSとSDは電
子ビームの偏向によって変化する値である。つまり、螢
光面(3)の全域において上記(1)式を満足すれば、
螢光面の全域において3本のビームR,G及びBの各ラン
ディング位置が適正に配置される。
今、第10図Aに示すように螢光面(3)上での色選別電
極(4)の開口(4a)によって規制された各ビームR,G,
Bのランディング位置LpR,LpG,LpBが適正な配列を示した
ときのパネル(2a)と電極(4)との間隔が第10図Bで
示す関係であるとすれば、第11図Bに示すようにパネル
(2a)の曲率半径が大のときは、第11図Aに示すように
各ランディング位置LpR,LpG,LpBは、コーナー部で広が
るデグルーピングとなり、第12図Bに示すようにパネル
の曲率半径が小のとき、第12図Aに示すようにコーナー
部での過剰のグルーピングが生じる。実際には色選別電
極(4)の開口すなわちスリット(4a)のピッチPG、偏
向角、電子銃のビームスペース、偏向手段(7)の仕様
などにより多少の差はあるが上述した完全円筒面の色選
別電極を使用し適正な整列のストライプ状の螢光体パタ
ーンを得ようとすると、パネル(2a)の形状は、例え
ば、パネル面(2a)に沿う面上での水平方向をx軸方向
とし、垂直方向をy軸方向とし、中心軸をz軸方向とす
るとき、z軸を通るy方向の曲率半径Rpyoと、これと平
行に位置する両外側の曲率半径Rpysとは、 Rpys<Rpyo ……(2) の関係とし、z軸を通るx方向の曲率半径Rpxoと、これ
と平行に位置する両外側の曲率半径Rpxsとは、 Rpxs<Rpxo ……(3) の関係となる。
極(4)の開口(4a)によって規制された各ビームR,G,
Bのランディング位置LpR,LpG,LpBが適正な配列を示した
ときのパネル(2a)と電極(4)との間隔が第10図Bで
示す関係であるとすれば、第11図Bに示すようにパネル
(2a)の曲率半径が大のときは、第11図Aに示すように
各ランディング位置LpR,LpG,LpBは、コーナー部で広が
るデグルーピングとなり、第12図Bに示すようにパネル
の曲率半径が小のとき、第12図Aに示すようにコーナー
部での過剰のグルーピングが生じる。実際には色選別電
極(4)の開口すなわちスリット(4a)のピッチPG、偏
向角、電子銃のビームスペース、偏向手段(7)の仕様
などにより多少の差はあるが上述した完全円筒面の色選
別電極を使用し適正な整列のストライプ状の螢光体パタ
ーンを得ようとすると、パネル(2a)の形状は、例え
ば、パネル面(2a)に沿う面上での水平方向をx軸方向
とし、垂直方向をy軸方向とし、中心軸をz軸方向とす
るとき、z軸を通るy方向の曲率半径Rpyoと、これと平
行に位置する両外側の曲率半径Rpysとは、 Rpys<Rpyo ……(2) の関係とし、z軸を通るx方向の曲率半径Rpxoと、これ
と平行に位置する両外側の曲率半径Rpxsとは、 Rpxs<Rpxo ……(3) の関係となる。
上述したように従来の色選別機構を得る方法では、色選
別電極が球面状のものを得る場合は、複雑な製造工程を
必要とし、完全円筒面のものを得る場合には、螢光体パ
ターンの配列を適正なものにするためには、パネル内面
形状の複雑な調整ないしは選別が必要となるなどの問題
点がある。
別電極が球面状のものを得る場合は、複雑な製造工程を
必要とし、完全円筒面のものを得る場合には、螢光体パ
ターンの配列を適正なものにするためには、パネル内面
形状の複雑な調整ないしは選別が必要となるなどの問題
点がある。
本発明は、このような問題点の解消ないしは軽減化はは
かると共に更にその色選別電極の開口率の向上をはか
る。
かると共に更にその色選別電極の開口率の向上をはか
る。
本発明は、第1図で説明したように、電子ビームの螢光
面上のランディング位置を選別する色選別機構を得るに
当り、先ず厚さが0.08mm〜0.35mmという肉薄の冷間圧延
金属薄板に、水平・垂直両方向に関して夫々複数の電子
ビーム透過開口を所定のパターンに周知の高精度技術、
例えばフォトリソグラフィ(フォトエッチング)によっ
て穿設して色選別電極(4)を作製し、これを第2図に
示すように、例えば前方端面(5a)が、その全体として
の面形状が円筒面を基本的形状として形成された支持フ
レーム(5)上に載せ、薄板の電極(4)が、絞り効果
を生じない弾性限界内での単なる曲げ加工で、フレーム
(5)の前方端面(5a)に沿わせるように彎曲させる。
すなわち、薄板状の色選別電極(4)を、その基本的面
形状がほぼ円筒面となるように彎曲させる。そして、こ
の電極(4)をフレーム(5)に、その前方端面(5a)
上に当接させた部分において溶接する。
面上のランディング位置を選別する色選別機構を得るに
当り、先ず厚さが0.08mm〜0.35mmという肉薄の冷間圧延
金属薄板に、水平・垂直両方向に関して夫々複数の電子
ビーム透過開口を所定のパターンに周知の高精度技術、
例えばフォトリソグラフィ(フォトエッチング)によっ
て穿設して色選別電極(4)を作製し、これを第2図に
示すように、例えば前方端面(5a)が、その全体として
の面形状が円筒面を基本的形状として形成された支持フ
レーム(5)上に載せ、薄板の電極(4)が、絞り効果
を生じない弾性限界内での単なる曲げ加工で、フレーム
(5)の前方端面(5a)に沿わせるように彎曲させる。
すなわち、薄板状の色選別電極(4)を、その基本的面
形状がほぼ円筒面となるように彎曲させる。そして、こ
の電極(4)をフレーム(5)に、その前方端面(5a)
上に当接させた部分において溶接する。
このようにして第3図〜第5図に示すようにフレーム
(5)に支持され、その基本的面形状が、ほぼ円筒面の
色選別電極(4)を有して成る色選別機構(6)を得
る。
(5)に支持され、その基本的面形状が、ほぼ円筒面の
色選別電極(4)を有して成る色選別機構(6)を得
る。
尚、ここで、基本的面形状とは、1方向、例えば水平方
向に関しては、所要の曲率半径を有する形状とするが、
これと直交する他方向、例えば垂直方向に関しては、そ
の曲率半径が無限長ないしは水平方向のそれに比し可成
り大にするとか、或いはコーナー部においてのみ彎曲さ
せるなど、全体的に円筒面に近似する形状を指称する。
向に関しては、所要の曲率半径を有する形状とするが、
これと直交する他方向、例えば垂直方向に関しては、そ
の曲率半径が無限長ないしは水平方向のそれに比し可成
り大にするとか、或いはコーナー部においてのみ彎曲さ
せるなど、全体的に円筒面に近似する形状を指称する。
色選別電極(4)の開口(4a)は、第6図に示すよう
に、水平及び垂直の両方向に関して夫々複数個の長孔、
或いは円孔とし、有効画面の1方向の全域に亘るスリッ
ト状とすることが回避される。
に、水平及び垂直の両方向に関して夫々複数個の長孔、
或いは円孔とし、有効画面の1方向の全域に亘るスリッ
ト状とすることが回避される。
本発明においては、上述したように、色選別電極(4)
を単なる曲げ加工のみで、支持フレーム(5)上に所要
の曲面を形成させるように張りつけ支持させるものであ
るがこのフレーム(5)へのとりつけに先立って、すな
わち金属薄板に対して電子ビームの透過開口(4a)を穿
設して後に、或いはそれ以前にその金属薄膜の一方の面
に第2図に示すように補強フィルム(10)を少くとも全
開口(4a)の穿設領域を含んで例えば全面的に貼り合せ
る。このフィルム(10)は可撓性を有し電極(4)の補
強効果を得る程度の強靱性を有すると共に、電極(4)
をフレーム(5)にとりつけて後は、容易に排除できる
ような構成を採る。
を単なる曲げ加工のみで、支持フレーム(5)上に所要
の曲面を形成させるように張りつけ支持させるものであ
るがこのフレーム(5)へのとりつけに先立って、すな
わち金属薄板に対して電子ビームの透過開口(4a)を穿
設して後に、或いはそれ以前にその金属薄膜の一方の面
に第2図に示すように補強フィルム(10)を少くとも全
開口(4a)の穿設領域を含んで例えば全面的に貼り合せ
る。このフィルム(10)は可撓性を有し電極(4)の補
強効果を得る程度の強靱性を有すると共に、電極(4)
をフレーム(5)にとりつけて後は、容易に排除できる
ような構成を採る。
上述したように、本発明においては、絞り加工によるこ
となく、単なる曲げ加工によって色選別電極の面形状の
加工を行うので、冒頭に述べた絞り加工に伴う諸問題を
全て解消できる。
となく、単なる曲げ加工によって色選別電極の面形状の
加工を行うので、冒頭に述べた絞り加工に伴う諸問題を
全て解消できる。
更に本発明においては、支持フレーム(5)への電極
(4)のとりつけ前に補強フィルム(10)を貼り合せる
ようにしたので電子ビーム透過開口率を充分高めること
ができる。すなわち、本発明製法によれば、単なる曲げ
加工で、支持フレーム(5)上に色選別電極(4)を所
要の曲面をもってとりつけるものであるので、この色選
別電極(4)の金属薄板の厚さは、充分薄いものが使用
できるものであり、また電子ビーム透過開口(4a)の開
口率上限、つまり開口間隔の下限は、この開口(4a)の
穿設技術、例えばフォトエッチング技術が可能な範囲で
充分小さくできるものであり、金属薄板の厚さが例えば
0.1mmとすると、第6図における電子ビーム透過開口(4
a)の間のブリッジ部(8)の幅WBは0.03mmまでが原理
的には可能となる。しかしながらこのように狹小なブリ
ッジ幅WBを有する薄い金属薄板より成る電極(4)を単
独で取り扱う場合、更にはこれを支持フレーム(5)に
とりつけるなどの作業を行うことは、電極(4)を折曲
げてしまったり、破断させるなどの事故が生じ、更に取
り扱いに細心の注意を要し、また不良品が発生し易い。
ところが本発明においては、補強フィルム(10)が貼り
合わされた状態で、これらの取扱い作業が行われるの
で、電極(4)を不用意に屈折させたり破断させること
を回避できる。また、電極(4)の金属薄板を充分薄く
できることによって、フォトエッチングの精度、ひいて
は電子ビーム透過開口(4a)の配置及び形状等の精度を
向上できるなどの利益がもたらされる。
(4)のとりつけ前に補強フィルム(10)を貼り合せる
ようにしたので電子ビーム透過開口率を充分高めること
ができる。すなわち、本発明製法によれば、単なる曲げ
加工で、支持フレーム(5)上に色選別電極(4)を所
要の曲面をもってとりつけるものであるので、この色選
別電極(4)の金属薄板の厚さは、充分薄いものが使用
できるものであり、また電子ビーム透過開口(4a)の開
口率上限、つまり開口間隔の下限は、この開口(4a)の
穿設技術、例えばフォトエッチング技術が可能な範囲で
充分小さくできるものであり、金属薄板の厚さが例えば
0.1mmとすると、第6図における電子ビーム透過開口(4
a)の間のブリッジ部(8)の幅WBは0.03mmまでが原理
的には可能となる。しかしながらこのように狹小なブリ
ッジ幅WBを有する薄い金属薄板より成る電極(4)を単
独で取り扱う場合、更にはこれを支持フレーム(5)に
とりつけるなどの作業を行うことは、電極(4)を折曲
げてしまったり、破断させるなどの事故が生じ、更に取
り扱いに細心の注意を要し、また不良品が発生し易い。
ところが本発明においては、補強フィルム(10)が貼り
合わされた状態で、これらの取扱い作業が行われるの
で、電極(4)を不用意に屈折させたり破断させること
を回避できる。また、電極(4)の金属薄板を充分薄く
できることによって、フォトエッチングの精度、ひいて
は電子ビーム透過開口(4a)の配置及び形状等の精度を
向上できるなどの利益がもたらされる。
また、本発明製法によれば、色選別電極の面形状は、そ
の基本的形状は、円筒面とするが、完全円筒面に限られ
ない形状となし得ることによって、パネル(2a)と適正
関係に設定するための設計の自由度、したがってパネル
部(1P)の形状の調整、選別の自由度が増加する。
の基本的形状は、円筒面とするが、完全円筒面に限られ
ない形状となし得ることによって、パネル(2a)と適正
関係に設定するための設計の自由度、したがってパネル
部(1P)の形状の調整、選別の自由度が増加する。
冷間圧延鋼板、例えばリムド鋼板,キルド鋼板,或いは
アンバー(36%Ni−残部Fe)板等の金属薄板に、周知の
フォトリソグラーフィー(フォトエッチング)技術によ
って、例えば第6図に示すように、垂直方向(y方向)
に長軸方向を有する長孔状の電子ビーム透過開口(4a)
を、垂直方向に複数個所要の間隔WBをもって所定のピッ
チPyをもって配列すると共に、所定のピッチPxをもって
水平方向(X方向)に複数列配列する この場合、隣り合う列の開口(4a)は互いに齟齬するよ
うに配列して、各列の開口(4a)間のブリッジ部(8)
が、全列に関して水平走査線方向に配列されるようなこ
とがないようにする。
アンバー(36%Ni−残部Fe)板等の金属薄板に、周知の
フォトリソグラーフィー(フォトエッチング)技術によ
って、例えば第6図に示すように、垂直方向(y方向)
に長軸方向を有する長孔状の電子ビーム透過開口(4a)
を、垂直方向に複数個所要の間隔WBをもって所定のピッ
チPyをもって配列すると共に、所定のピッチPxをもって
水平方向(X方向)に複数列配列する この場合、隣り合う列の開口(4a)は互いに齟齬するよ
うに配列して、各列の開口(4a)間のブリッジ部(8)
が、全列に関して水平走査線方向に配列されるようなこ
とがないようにする。
次に、このようにして金属薄膜によって形成された色選
別電極(4)の一方の面に第2図で説明したように補強
フィルム(10)を貼り合せる。この補強フィルム(10)
は、可撓性を有し、補強効果を得ることのできる範囲で
充分薄く構成される。このフィルム(10)は、例えばポ
リエチレン,ポリエステル等の厚さ50〜150μmのフィ
ルム状基材にできるだけ薄い、例えば厚さ数μmの粘着
剤、すなわち感圧性接着剤を塗布した構成となし得る。
そしてこの接着剤側において電極(4)にフィルム(1
0)を貼り合せる。
別電極(4)の一方の面に第2図で説明したように補強
フィルム(10)を貼り合せる。この補強フィルム(10)
は、可撓性を有し、補強効果を得ることのできる範囲で
充分薄く構成される。このフィルム(10)は、例えばポ
リエチレン,ポリエステル等の厚さ50〜150μmのフィ
ルム状基材にできるだけ薄い、例えば厚さ数μmの粘着
剤、すなわち感圧性接着剤を塗布した構成となし得る。
そしてこの接着剤側において電極(4)にフィルム(1
0)を貼り合せる。
その後、この補強フィルム(10)が貼り合せられた電極
(4)を、フィルム(10)とは反対側を、第2図で説明
したように、支持フレーム(5)の前方端面(5a)上に
当接させて載置する。この場合、支持フレーム(5)内
には、支持フレーム(5)の前方端面(5a)と同一曲面
に形成された受面(9a)を有する受台(9)を配し、色
選別電極(4)をこの受台(9)の受面(9a)上とその
周囲の支持フレーム(5)上に跨って載せる。このよう
にして、電極(4)をその自重によってその上方から受
台(9)の受面(9a)とフレーム(5)の端面(5a)の
曲面に沿うように彎曲させるか、或いは、更にこの曲面
に合致する凹曲面(10a)を有する押え治具(11)を受
台(9)に向って押圧することによって電極(4)をフ
レーム(5)の支持面(5a)に沿わせるようにその弾性
限界内で曲げる。
(4)を、フィルム(10)とは反対側を、第2図で説明
したように、支持フレーム(5)の前方端面(5a)上に
当接させて載置する。この場合、支持フレーム(5)内
には、支持フレーム(5)の前方端面(5a)と同一曲面
に形成された受面(9a)を有する受台(9)を配し、色
選別電極(4)をこの受台(9)の受面(9a)上とその
周囲の支持フレーム(5)上に跨って載せる。このよう
にして、電極(4)をその自重によってその上方から受
台(9)の受面(9a)とフレーム(5)の端面(5a)の
曲面に沿うように彎曲させるか、或いは、更にこの曲面
に合致する凹曲面(10a)を有する押え治具(11)を受
台(9)に向って押圧することによって電極(4)をフ
レーム(5)の支持面(5a)に沿わせるようにその弾性
限界内で曲げる。
その状態で電極(4)を、その支持フレーム(5)の端
面(5a)への衝合部分において支持フレーム(5)の端
面(5a)に沿って線状或いはスポット状に溶接する。
面(5a)への衝合部分において支持フレーム(5)の端
面(5a)に沿って線状或いはスポット状に溶接する。
そして、その後に補強フィルム(10)を剥離するか、或
いは接着剤を溶剤で溶かすなどして排除する。
いは接着剤を溶剤で溶かすなどして排除する。
尚、この色選別電極(4)の曲げ加工による曲面、すな
わち支持フレーム(5)の端面(5a)の面形状は、第7
図に示すように完全円筒面とすることもできるが、第8
図に示すように夫々中心軸Zと垂直方向(Y方向)とを
含む断面(Z−Y面)での曲率半径(以下Y方向の曲率
半径という)を中心軸Zと水平方向(X方向)を含む
(Z−X面)での曲率半径(以下X方向の曲率半径とい
う)より大とし、且つ夫々の中央部と周辺部の各曲率半
径をRyoとRys,RxoとRxsとするとき、Ryo>Rys>Rxo>Rx
sとすることができる。
わち支持フレーム(5)の端面(5a)の面形状は、第7
図に示すように完全円筒面とすることもできるが、第8
図に示すように夫々中心軸Zと垂直方向(Y方向)とを
含む断面(Z−Y面)での曲率半径(以下Y方向の曲率
半径という)を中心軸Zと水平方向(X方向)を含む
(Z−X面)での曲率半径(以下X方向の曲率半径とい
う)より大とし、且つ夫々の中央部と周辺部の各曲率半
径をRyoとRys,RxoとRxsとするとき、Ryo>Rys>Rxo>Rx
sとすることができる。
すなわち、今、陰極線管のパネル(2a)について検討す
ると、このパネル(2a)は、画面に対する外光、特に室
内の天井の照明の影響を回避する上では、垂直(y方
向)の曲率半径Rpyは、水平(x方向)の曲率半径Rpxよ
りできるだけ大で基本的形状が円筒面の例えば完全円筒
面とすることが望ましい。今、円筒面状のパネル(2a)
について考察するに、今、このパネル(2a)が完全円筒
面である場合、第10図に示すパネル(2a)のx−z面で
の弧の高さhはx及びy方向の各弧の長さをlx及びlyと
するとき、 と表わすことができる。また円筒面に近い形状 が考えられる。但しいずれもRpy>Rpxとする。上記
(6),(7),(8)式については、いわゆる樽型表
面形状となる。一般に、パネル(2a)の面形状として
は、(5)〜(8)式の形状が用いられる。尚、大型の
陰極線管においては、管内を排気したとき、パネル(2
a)が外気圧によって変形することを勘案して排気後に
おいてその外面形状が陰極線管内に向って凸となること
がないような適当な曲率半径Rpyが与えられる。またパ
ネル(2a)の内面については、排気後の管体の強度を考
慮してパネル(2a)のガラス肉厚は、その中央から周辺
に向って厚くなるように成型され、パネルの内面におけ
る各方向の曲率半径は、外面におけるそれより若干小に
選定される。また、パネル(2a)の内面の面形状は、偏
向手段(7)の特性などにより、高次の二葉双曲面とさ
れる場合がある。
ると、このパネル(2a)は、画面に対する外光、特に室
内の天井の照明の影響を回避する上では、垂直(y方
向)の曲率半径Rpyは、水平(x方向)の曲率半径Rpxよ
りできるだけ大で基本的形状が円筒面の例えば完全円筒
面とすることが望ましい。今、円筒面状のパネル(2a)
について考察するに、今、このパネル(2a)が完全円筒
面である場合、第10図に示すパネル(2a)のx−z面で
の弧の高さhはx及びy方向の各弧の長さをlx及びlyと
するとき、 と表わすことができる。また円筒面に近い形状 が考えられる。但しいずれもRpy>Rpxとする。上記
(6),(7),(8)式については、いわゆる樽型表
面形状となる。一般に、パネル(2a)の面形状として
は、(5)〜(8)式の形状が用いられる。尚、大型の
陰極線管においては、管内を排気したとき、パネル(2
a)が外気圧によって変形することを勘案して排気後に
おいてその外面形状が陰極線管内に向って凸となること
がないような適当な曲率半径Rpyが与えられる。またパ
ネル(2a)の内面については、排気後の管体の強度を考
慮してパネル(2a)のガラス肉厚は、その中央から周辺
に向って厚くなるように成型され、パネルの内面におけ
る各方向の曲率半径は、外面におけるそれより若干小に
選定される。また、パネル(2a)の内面の面形状は、偏
向手段(7)の特性などにより、高次の二葉双曲面とさ
れる場合がある。
このように実際のパネル部(1P)のパネル(2a)は、諸
事情によって完全円筒面形状をとらない場合が多く、こ
れがため、各色の螢光体パターンの配列を各部において
均等な配列とするには、パネル(2a)の面形状に応じて
各選別電極(4)の面形状も選定されて、完全円筒面を
とることなく、X及びY方向の各曲率に変化をもたらす
ことが適当となる場合があり、この場合においては、基
本的形状は円筒面であって目的とする面形状の色選別電
極(4)を有する色選別機構を構成できる。
事情によって完全円筒面形状をとらない場合が多く、こ
れがため、各色の螢光体パターンの配列を各部において
均等な配列とするには、パネル(2a)の面形状に応じて
各選別電極(4)の面形状も選定されて、完全円筒面を
とることなく、X及びY方向の各曲率に変化をもたらす
ことが適当となる場合があり、この場合においては、基
本的形状は円筒面であって目的とする面形状の色選別電
極(4)を有する色選別機構を構成できる。
尚、陰極線管の製造工程において例えば色選別機構を黒
化させる工程、或いはパネル部(1P)とファンネル部
(1F)とを接合するフリットシール工程等において、色
選別機構にも430〜480℃程度の熱が加わる場合、色選別
電極の金属薄板に再結晶が生じ、これによって最終的に
完成された陰極線管において色選別電極に変形が生じる
おそれがある。したがって、金属薄板には色選別電極を
作製加工する以前に予め、その後これに与えられる最も
高い加熱温度の480℃程度ないしはこれより悄々高い温
度で加熱しておくことが望ましい。しかしながら、この
場合においても、その加熱温度は冒頭に述べた焼鈍のた
めの850〜950℃の高温加熱とは異るものであるので、こ
の高温加熱の後に必要としたレベラー処理は必要としな
い。
化させる工程、或いはパネル部(1P)とファンネル部
(1F)とを接合するフリットシール工程等において、色
選別機構にも430〜480℃程度の熱が加わる場合、色選別
電極の金属薄板に再結晶が生じ、これによって最終的に
完成された陰極線管において色選別電極に変形が生じる
おそれがある。したがって、金属薄板には色選別電極を
作製加工する以前に予め、その後これに与えられる最も
高い加熱温度の480℃程度ないしはこれより悄々高い温
度で加熱しておくことが望ましい。しかしながら、この
場合においても、その加熱温度は冒頭に述べた焼鈍のた
めの850〜950℃の高温加熱とは異るものであるので、こ
の高温加熱の後に必要としたレベラー処理は必要としな
い。
上述したように本発明製法によれば、弾性限界内の単な
る曲げ加工で色選別機構(6)の電極(4)の面形状を
形成するので、冒頭に述べた従来のプレス加工による場
合の諸問題を全て解消できる。つまり例えば焼鈍のため
の高温の熱処理、レベラー処理等が不要となるので、製
造工程の簡略化が図られ、また、このプレス加工に伴う
成分偏析による不良品の発生、信頼性の問題等が回避さ
れる。また、プレスにより絞り加工を回避したことによ
って、すなわち、電極素材に伸びが与えられないことに
よって、第6図で説明した開口(4a)間の間隔、すなわ
ちブリッジ部の幅WBを従来に比し充分に小とすることが
でき、更に前述したように補強フィルム(10)を用いた
ことにより更にブリッジ部の幅WBを小とすることがで
き、電子ビームの透過開口(4a)の開口率を上げること
ができる。またこれによって、色選別電極とパネルとの
距離にもよるがこのブリッジ部による影が画面上に生ず
るを回避することもできる。また、ピッチPyも従来のも
のより大きくできるため走査線とのモアレの問題も改善
され、これによって、従来モアレを回避すべくNTSC,PA
L,SECAM等の各放送方式の違いにより、仕向地に応じて
異る色選別機構を内蔵させていた不都合を共通の色選別
機構の適用を可能にしたことにより回避でき、より量産
化、したがってコストの低減化をはかることができる。
る曲げ加工で色選別機構(6)の電極(4)の面形状を
形成するので、冒頭に述べた従来のプレス加工による場
合の諸問題を全て解消できる。つまり例えば焼鈍のため
の高温の熱処理、レベラー処理等が不要となるので、製
造工程の簡略化が図られ、また、このプレス加工に伴う
成分偏析による不良品の発生、信頼性の問題等が回避さ
れる。また、プレスにより絞り加工を回避したことによ
って、すなわち、電極素材に伸びが与えられないことに
よって、第6図で説明した開口(4a)間の間隔、すなわ
ちブリッジ部の幅WBを従来に比し充分に小とすることが
でき、更に前述したように補強フィルム(10)を用いた
ことにより更にブリッジ部の幅WBを小とすることがで
き、電子ビームの透過開口(4a)の開口率を上げること
ができる。またこれによって、色選別電極とパネルとの
距離にもよるがこのブリッジ部による影が画面上に生ず
るを回避することもできる。また、ピッチPyも従来のも
のより大きくできるため走査線とのモアレの問題も改善
され、これによって、従来モアレを回避すべくNTSC,PA
L,SECAM等の各放送方式の違いにより、仕向地に応じて
異る色選別機構を内蔵させていた不都合を共通の色選別
機構の適用を可能にしたことにより回避でき、より量産
化、したがってコストの低減化をはかることができる。
更に、また、カラー陰極線管として色選別電極開口部の
全面積は20%前後であり、電子ビームの走査により開口
部を通過した電子ビームの大半は螢光体に衝突した光に
変換されるが、残りの80%前後の電子ビームは色選別電
極に衝突し、大半は熱に変換する。この時電極に熱膨脹
が生じ、伸びを生ずる(ドーミング)。この場合電子ビ
ームの軌道のずれ(ミスランディング)を生ずる。これ
は高温の熱処理済のすなわち焼鈍処理を行った鋼板又は
金属薄板を球面形状にプレス成型した色選別電極では不
可避の現象である。しかしながら、冷間圧延金属薄板は
そのままでは加工硬化した状態であり、即ち残留応力が
存在し、変形抵抗が高いため、本発明のように冷間圧延
金属薄板に曲げモーメントを与えてつくった色選別機構
の場合、陰極線管動作時の色選別電極の温度上昇が発生
しても変形量は従来の焼鈍加工しプレス成型したものに
較らべて小さいためミスランディングの小さい陰極線管
を提供することができるのである。
全面積は20%前後であり、電子ビームの走査により開口
部を通過した電子ビームの大半は螢光体に衝突した光に
変換されるが、残りの80%前後の電子ビームは色選別電
極に衝突し、大半は熱に変換する。この時電極に熱膨脹
が生じ、伸びを生ずる(ドーミング)。この場合電子ビ
ームの軌道のずれ(ミスランディング)を生ずる。これ
は高温の熱処理済のすなわち焼鈍処理を行った鋼板又は
金属薄板を球面形状にプレス成型した色選別電極では不
可避の現象である。しかしながら、冷間圧延金属薄板は
そのままでは加工硬化した状態であり、即ち残留応力が
存在し、変形抵抗が高いため、本発明のように冷間圧延
金属薄板に曲げモーメントを与えてつくった色選別機構
の場合、陰極線管動作時の色選別電極の温度上昇が発生
しても変形量は従来の焼鈍加工しプレス成型したものに
較らべて小さいためミスランディングの小さい陰極線管
を提供することができるのである。
第1図は本発明の説明に供する陰極線管の構成図、第2
図は本発明製法の一工程における断面図、第3図は本発
明製法による色選別機構の一例の正面図、第4図及び第
5図は夫々第3図のA−A線及びB−B線上の断面図、
第6図は本発明製法における色選別電極の一例のパター
ン図、第7図及び第8図は本発明製法における曲げ加工
の説明図、第9図はパネルの説明図、第10図,第11図及
び第12図の各A図は陰極線管のビームランディングを示
す正面図、同各B図は陰極線管のパネル部と色選別機構
の関係を示す略線的側面図である。 (1P)はパネル部、(2a)はパネル、(3)は螢光面、
(6)は色選別機構、(4)はその色選別電極、(4a)
はその開口、(5)は支持フレームである。
図は本発明製法の一工程における断面図、第3図は本発
明製法による色選別機構の一例の正面図、第4図及び第
5図は夫々第3図のA−A線及びB−B線上の断面図、
第6図は本発明製法における色選別電極の一例のパター
ン図、第7図及び第8図は本発明製法における曲げ加工
の説明図、第9図はパネルの説明図、第10図,第11図及
び第12図の各A図は陰極線管のビームランディングを示
す正面図、同各B図は陰極線管のパネル部と色選別機構
の関係を示す略線的側面図である。 (1P)はパネル部、(2a)はパネル、(3)は螢光面、
(6)は色選別機構、(4)はその色選別電極、(4a)
はその開口、(5)は支持フレームである。
Claims (1)
- 【請求項1】水平及び垂直方向に夫々複数の電子ビーム
透過開口を冷間圧延金属薄板に穿設して色選別電極を形
成し、該色選別電極に補強フィルムを貼着し、該補強フ
ィルムが貼着された色選別電極を絞り加工効果が生じな
いように該電極材料の弾性限界内で単なる曲げ加工によ
ってその基本的面形状がほぼ円筒面をなす面形状に彎曲
させてフレーム上に保持させ、その後上記補強フィルム
を排除することを特徴とする陰極線管の色選別機構の製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61043208A JPH0773026B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 陰極線管の色選別機構の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61043208A JPH0773026B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 陰極線管の色選別機構の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62202438A JPS62202438A (ja) | 1987-09-07 |
| JPH0773026B2 true JPH0773026B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=12657501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61043208A Expired - Fee Related JPH0773026B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 陰極線管の色選別機構の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0773026B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53123068A (en) * | 1977-04-04 | 1978-10-27 | Hitachi Ltd | Holding jig for shadow mask |
| JPS59198633A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | Sony Corp | 色選別電極の製造方法 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP61043208A patent/JPH0773026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62202438A (ja) | 1987-09-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |