JPH0776822B2 - 半導体光素子 - Google Patents
半導体光素子Info
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- JPH0776822B2 JPH0776822B2 JP2108092A JP2108092A JPH0776822B2 JP H0776822 B2 JPH0776822 B2 JP H0776822B2 JP 2108092 A JP2108092 A JP 2108092A JP 2108092 A JP2108092 A JP 2108092A JP H0776822 B2 JPH0776822 B2 JP H0776822B2
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Landscapes
- Led Devices (AREA)
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光双安定素子として用
いられる半導体光素子に関する。
いられる半導体光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体光素子として、例えば、D.
A.B.Miller等による論文、IEEE Journal of Quantum El
ectronics、Vol.QE-21、No.9、ページ1462〜1476、1985
年9月、において、抵抗バイアス自己電気光学効果素子
(Resistor-biased Self-electrooptic-effect-device:
以下、R−SEED素子という。)が提案されている。
A.B.Miller等による論文、IEEE Journal of Quantum El
ectronics、Vol.QE-21、No.9、ページ1462〜1476、1985
年9月、において、抵抗バイアス自己電気光学効果素子
(Resistor-biased Self-electrooptic-effect-device:
以下、R−SEED素子という。)が提案されている。
【0003】図5は、上記R−SEED素子の構成を示
す図である。また、図6は、R−SEED素子の光双安
定素子としての動作原理を示す図であり、図7は、R−
SEED素子の入射光Pinと出力光Poutとの特性を示
す図である。
す図である。また、図6は、R−SEED素子の光双安
定素子としての動作原理を示す図であり、図7は、R−
SEED素子の入射光Pinと出力光Poutとの特性を示
す図である。
【0004】R−SEED素子は、図5に示されるよう
に電極用金属13aと、p型半導体コンタクト層10
と、p型半導体クラッド層と多重量子井戸(Multiple Q
uantumWells:以下、MQWという。)構造の真性半導
体i層とGaAsにてなるn型半導体クラッド層とから形
成される半導体層11と、n型半導体基板12と、電極
用金属13bとで構成されるpinダイオードD0と、
上記pinダイオードD0に逆バイアス電圧を印加する
定電圧源Vsと、抵抗Rとがそれぞれ直列に接続されて
構成される。上記pinダイオードD0のn型半導体ク
ラッド層には、出力光Poutが吸収されないように、厚
さ方向に貫通する貫通孔20が設けられている。
に電極用金属13aと、p型半導体コンタクト層10
と、p型半導体クラッド層と多重量子井戸(Multiple Q
uantumWells:以下、MQWという。)構造の真性半導
体i層とGaAsにてなるn型半導体クラッド層とから形
成される半導体層11と、n型半導体基板12と、電極
用金属13bとで構成されるpinダイオードD0と、
上記pinダイオードD0に逆バイアス電圧を印加する
定電圧源Vsと、抵抗Rとがそれぞれ直列に接続されて
構成される。上記pinダイオードD0のn型半導体ク
ラッド層には、出力光Poutが吸収されないように、厚
さ方向に貫通する貫通孔20が設けられている。
【0005】pinダイオードD0では、量子閉じ込め
シュタルク効果(上記、D.A.B.Miller等による論文参
照。)により、印加される電圧に応じて、光学吸収端付
近の波長領域で光吸収係数が変化する。
シュタルク効果(上記、D.A.B.Miller等による論文参
照。)により、印加される電圧に応じて、光学吸収端付
近の波長領域で光吸収係数が変化する。
【0006】次に、図6を用いてR−SEED素子の光
双安定素子としての動作原理を説明する。各実線は、そ
れぞれ入射光Pinの強度がP1,P2,P3(但しP1<P
3<P2の関係を有する。)である時のpinダイオード
の光吸収係数と印加される逆バイアス電圧との特性を示
す。点線は、pinダイオードD0の光吸収係数と抵抗
Rに印加される逆バイアス電圧との特性を示す。
双安定素子としての動作原理を説明する。各実線は、そ
れぞれ入射光Pinの強度がP1,P2,P3(但しP1<P
3<P2の関係を有する。)である時のpinダイオード
の光吸収係数と印加される逆バイアス電圧との特性を示
す。点線は、pinダイオードD0の光吸収係数と抵抗
Rに印加される逆バイアス電圧との特性を示す。
【0007】一定の逆バイアス電圧Vsが印加されてい
るpinダイオードD0に比較的小さい強度P1の入射光
Pinが入射された場合、光吸収係数は低く、これに比例
して生じる光電流量も少ないため、抵抗Rでの電圧降下
量は小さく、ダイオードD0には高い逆バイアス電圧が
保持されている(A点)。pinダイオードD0に入射
される光の強度の増加に伴い光電流量が増加する。この
ため、抵抗Rでの電圧降下量が増加し、pinダイオー
ドD0に印加される逆バイアス電圧の値は減少する。こ
れに伴いpinダイオードD0では量子閉じ込めシュタ
ルク効果により光吸収係数が大きくなり、生じる光電流
がさらに増加する。このような、一連のフィードバック
によって入射光Pinの強度があるしきい値P2を越えた
時、pinダイオードD0は、高い逆バイアス電圧が印
加されている状態(B点)から低い逆バイアス電圧が印
加されている状態(B'点)に切り替わる。即ち、光吸
収係数が低い状態(B点)から高い状態(B'点)に切
り替わる。
るpinダイオードD0に比較的小さい強度P1の入射光
Pinが入射された場合、光吸収係数は低く、これに比例
して生じる光電流量も少ないため、抵抗Rでの電圧降下
量は小さく、ダイオードD0には高い逆バイアス電圧が
保持されている(A点)。pinダイオードD0に入射
される光の強度の増加に伴い光電流量が増加する。この
ため、抵抗Rでの電圧降下量が増加し、pinダイオー
ドD0に印加される逆バイアス電圧の値は減少する。こ
れに伴いpinダイオードD0では量子閉じ込めシュタ
ルク効果により光吸収係数が大きくなり、生じる光電流
がさらに増加する。このような、一連のフィードバック
によって入射光Pinの強度があるしきい値P2を越えた
時、pinダイオードD0は、高い逆バイアス電圧が印
加されている状態(B点)から低い逆バイアス電圧が印
加されている状態(B'点)に切り替わる。即ち、光吸
収係数が低い状態(B点)から高い状態(B'点)に切
り替わる。
【0008】さらに、入射光Pinの強度がP2である動
作点(B’点)から減少する場合、入射光Pinの強度が
P2より小さいあるしきい値P3までは、pinダイオー
ドD0は光吸収係数が高い状態を保持し、入射光Pinの
強度がP3より小さくなるとpinダイオードD0は光吸
収係数が大きい状態(C点)から小さい状態(C'点)
へ切り替わる。即ち、低い逆バイアス電圧が印加されて
いる状態(C点)から高い逆バイアス電圧が印加されて
いる状態(C'点)に切り替わる。
作点(B’点)から減少する場合、入射光Pinの強度が
P2より小さいあるしきい値P3までは、pinダイオー
ドD0は光吸収係数が高い状態を保持し、入射光Pinの
強度がP3より小さくなるとpinダイオードD0は光吸
収係数が大きい状態(C点)から小さい状態(C'点)
へ切り替わる。即ち、低い逆バイアス電圧が印加されて
いる状態(C点)から高い逆バイアス電圧が印加されて
いる状態(C'点)に切り替わる。
【0009】上記図6において、光吸収係数が小さい場
合は透過する光の量が多いときに対応し、出力光Pout
の値は大きくなる。一方、光吸収係数が大きい場合は透
過する光の量が少ないとに対応し、出力光Poutの値は
小さくなる。即ち、この関係から図6の特性を有するR
−SEED素子の入射光Pinと出力光Poutとの関係は
図7に示されるようになる。これより理解されるよう
に、ある入射光Pinの強度がP3からP2の範囲において
pinダイオードD0では、出力光Poutの値が大きい状
態と小さい状態の2つの安定状態を生じる。しかし、出
力光Poutに入射光Pinの強弱が影響するため、ON状
態及びOFF状態の出力光Poutの値が一定にならず、
明確にON/OFFを判断するのは困難である。
合は透過する光の量が多いときに対応し、出力光Pout
の値は大きくなる。一方、光吸収係数が大きい場合は透
過する光の量が少ないとに対応し、出力光Poutの値は
小さくなる。即ち、この関係から図6の特性を有するR
−SEED素子の入射光Pinと出力光Poutとの関係は
図7に示されるようになる。これより理解されるよう
に、ある入射光Pinの強度がP3からP2の範囲において
pinダイオードD0では、出力光Poutの値が大きい状
態と小さい状態の2つの安定状態を生じる。しかし、出
力光Poutに入射光Pinの強弱が影響するため、ON状
態及びOFF状態の出力光Poutの値が一定にならず、
明確にON/OFFを判断するのは困難である。
【0010】また、上記従来のR−SEED素子特性の
問題を解決するため、例えば、A.L.Lentine等による論
文、Applied Physics Letters、Vol.52、No.17、ページ
1419〜1421、1988年4月に、対称自己電気光学効果素子
(Symmetric Self-electroptic-effect-device;以下S
−SEED素子という。)の構造が提案されている。
問題を解決するため、例えば、A.L.Lentine等による論
文、Applied Physics Letters、Vol.52、No.17、ページ
1419〜1421、1988年4月に、対称自己電気光学効果素子
(Symmetric Self-electroptic-effect-device;以下S
−SEED素子という。)の構造が提案されている。
【0011】図8は、S−SEED素子の構成を示す図
である。また、図9は、S−SEED素子の光双安定素
子としての動作原理を示し、図10は、S−SEED素
子の入射される制御光Pc inと出力される信号光Ps out
との特性を示す図である。
である。また、図9は、S−SEED素子の光双安定素
子としての動作原理を示し、図10は、S−SEED素
子の入射される制御光Pc inと出力される信号光Ps out
との特性を示す図である。
【0012】図8に示されるようにS−SEED素子
は、電極用金属24aと、p型半導体コンタクト層21
と、p型半導体クラッド層とMQW構造の真性半導体i
層とn型半導体クラッド層とで形成される半導体層22
と、n型半導体基板23と、電極用金属24bとで構成
されるpinダイオードD1と、電極用金属28aと、
p型半導体コンタクト層25と、p型半導体クラッド層
とMQW構造の真性半導体i層とn型半導体クラッド層
とで形成される半導体層26と、n型半導体基板27
と、電極用金属28bとで構成されるpinダイオード
D2と、上記2つのpinダイオードD1及びD2に対し
て逆バイアス電圧を印加する定電圧源Vsとが直列に接
続されて構成される。pinダイオードD2には、信号
光として一定強度の光Ps inを入射する。pinダイオ
ードD1には、入射強度が可変の制御光Pc inを入射す
る。また、pinダイオードD2のn型半導体クラッド
層の中央部には、厚さ方向に貫通する貫通孔20が設け
られているため、入射された信号光Ps inの光透過率に
比例した強度の信号光Ps outがpinダイオードD2か
ら出力される。
は、電極用金属24aと、p型半導体コンタクト層21
と、p型半導体クラッド層とMQW構造の真性半導体i
層とn型半導体クラッド層とで形成される半導体層22
と、n型半導体基板23と、電極用金属24bとで構成
されるpinダイオードD1と、電極用金属28aと、
p型半導体コンタクト層25と、p型半導体クラッド層
とMQW構造の真性半導体i層とn型半導体クラッド層
とで形成される半導体層26と、n型半導体基板27
と、電極用金属28bとで構成されるpinダイオード
D2と、上記2つのpinダイオードD1及びD2に対し
て逆バイアス電圧を印加する定電圧源Vsとが直列に接
続されて構成される。pinダイオードD2には、信号
光として一定強度の光Ps inを入射する。pinダイオ
ードD1には、入射強度が可変の制御光Pc inを入射す
る。また、pinダイオードD2のn型半導体クラッド
層の中央部には、厚さ方向に貫通する貫通孔20が設け
られているため、入射された信号光Ps inの光透過率に
比例した強度の信号光Ps outがpinダイオードD2か
ら出力される。
【0013】次に、図9を用いてS−SEED素子の光
双安定素子として動作原理について説明する。各実線
は、それぞれpinダイオードD1に入射される制御光
Pc inの強度がP1,P2,P3(但し、P1<P3<P2の関
係を有する。)である時のpinダイオードD1の光吸
収係数と、pinダイオードD1に印加される逆バイア
ス電圧との特性を示し、点線はpinダイオードD2の
光吸収係数とpinダイオードD2に印加される逆バイ
アス電圧との特性を示す。
双安定素子として動作原理について説明する。各実線
は、それぞれpinダイオードD1に入射される制御光
Pc inの強度がP1,P2,P3(但し、P1<P3<P2の関
係を有する。)である時のpinダイオードD1の光吸
収係数と、pinダイオードD1に印加される逆バイア
ス電圧との特性を示し、点線はpinダイオードD2の
光吸収係数とpinダイオードD2に印加される逆バイ
アス電圧との特性を示す。
【0014】pinダイオードD1に入射される制御光
Pc inの強度がP1の時、ダイオードD1で生じる光電流
は、ダイオードD2の光電流より少ないためダイオード
D1は高いインピーダンス状態を保つと共に、ダイオー
ドD2は低いインピーダンス状態を保つ。従って、高い
逆バイアス電圧がpinダイオードD1に印加される
(A点)。このとき、pinダイオードD2に加わる逆
バイアス電圧は低く、光吸収係数は小さい。pinダイ
オードD1への制御光Pc inの強度が増加すると、pin
ダイオードD1で生じる光電流が増加するため、pin
ダイオードD1に印加される逆バイアス電圧が低下す
る。これに伴いpinダイオードD1では量子閉じ込め
シュタルク効果により光吸収係数が大きくなり、これに
比例してpinダイオードD1で生じる光電流量はさら
に増加する。この一連のフィードバックによりpinダ
イオードD1に入射される制御光Pc inの強度があるしき
い値P2を越えた時、pinダイオードD2に印加される
逆バイアス電圧が高い状態(B点)から低い状態(B’
点)に切り替わる。これに伴って光吸収係数は大きい状
態(B点)から小さい状態(B'点)へ切り替わる。
Pc inの強度がP1の時、ダイオードD1で生じる光電流
は、ダイオードD2の光電流より少ないためダイオード
D1は高いインピーダンス状態を保つと共に、ダイオー
ドD2は低いインピーダンス状態を保つ。従って、高い
逆バイアス電圧がpinダイオードD1に印加される
(A点)。このとき、pinダイオードD2に加わる逆
バイアス電圧は低く、光吸収係数は小さい。pinダイ
オードD1への制御光Pc inの強度が増加すると、pin
ダイオードD1で生じる光電流が増加するため、pin
ダイオードD1に印加される逆バイアス電圧が低下す
る。これに伴いpinダイオードD1では量子閉じ込め
シュタルク効果により光吸収係数が大きくなり、これに
比例してpinダイオードD1で生じる光電流量はさら
に増加する。この一連のフィードバックによりpinダ
イオードD1に入射される制御光Pc inの強度があるしき
い値P2を越えた時、pinダイオードD2に印加される
逆バイアス電圧が高い状態(B点)から低い状態(B’
点)に切り替わる。これに伴って光吸収係数は大きい状
態(B点)から小さい状態(B'点)へ切り替わる。
【0015】さらに、pinダイオードD1に入射され
る制御光Pc inの強度が、P2である動作点(B’点)か
ら減少する場合には、あるしきい値P3までpinダイ
オードD2は印加される逆バイアス電圧の値が低い状
態、即ち光吸収係数が大きな状態を保持し、制御光Pc
inの強度がP3より小さくなると、pinダイオードD2
は、印加される逆バイアス電圧が高い状態、即ち光吸収
係数が小さい状態に切り替わる(C点からC'点)。従
って図10に示されるように、ある入射される制御光P
c inの強度がP3からP2の範囲においてpinダイオー
ドD1の出力信号光Ps outの強度は、大きい状態と小さ
い状態という2つの安定状態を取り得る。pinダイオ
ードD2では一定強度の入射光Ps inのみが変調される。
このため、出力信号光Ps outの強度は制御光Pc inの強
度に影響されず、明確なON状態及びOFF状態を示
す。しかし、このS−SEED素子では2つのpinダ
イオードを必要とするため、素子の構成が複雑となり集
積度が低下する。
る制御光Pc inの強度が、P2である動作点(B’点)か
ら減少する場合には、あるしきい値P3までpinダイ
オードD2は印加される逆バイアス電圧の値が低い状
態、即ち光吸収係数が大きな状態を保持し、制御光Pc
inの強度がP3より小さくなると、pinダイオードD2
は、印加される逆バイアス電圧が高い状態、即ち光吸収
係数が小さい状態に切り替わる(C点からC'点)。従
って図10に示されるように、ある入射される制御光P
c inの強度がP3からP2の範囲においてpinダイオー
ドD1の出力信号光Ps outの強度は、大きい状態と小さ
い状態という2つの安定状態を取り得る。pinダイオ
ードD2では一定強度の入射光Ps inのみが変調される。
このため、出力信号光Ps outの強度は制御光Pc inの強
度に影響されず、明確なON状態及びOFF状態を示
す。しかし、このS−SEED素子では2つのpinダ
イオードを必要とするため、素子の構成が複雑となり集
積度が低下する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のR
−SEED素子では、入射光の強弱が出力光に影響する
ため、ON状態及びOFF状態の出力光が必ずしも一定
でなく光双安定素子として用いるには不安定である。ま
た、この課題を解決するために提案されたS−SEED
素子では、2つのpinダイオードを必要とするため、
素子の構成が複雑となり、集積度が低下する。
−SEED素子では、入射光の強弱が出力光に影響する
ため、ON状態及びOFF状態の出力光が必ずしも一定
でなく光双安定素子として用いるには不安定である。ま
た、この課題を解決するために提案されたS−SEED
素子では、2つのpinダイオードを必要とするため、
素子の構成が複雑となり、集積度が低下する。
【0017】本発明は、従来のS−SEED素子と同じ
性能を備え、かつより簡単な構成の半導体光素子を提供
することを目的とする。
性能を備え、かつより簡単な構成の半導体光素子を提供
することを目的とする。
【0018】
【問題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の半導体光素子は、p型半導体クラッド層と、電圧を
印加することにより光学吸収端付近の波長領域で光吸収
係数を変化させ得る多重量子井戸構造もしくは超格子構
造を有する真性半導体i層と、n型半導体クラッド層と
を備えるヘテロ接合型半導体pinダイオードと、上記
真性半導体i層よりn型半導体クラッド層又はp型半導
体クラッド層の側に設けられ、上記pinダイオードに
入射される信号光の波長領域よりも短い波長の制御光を
吸収するような禁制帯幅を有する半導体層と、上記pi
nダイオードに一定の逆バイアス電圧を抵抗を介して印
加する定電圧源とを備えたことを特徴とする。
載の半導体光素子は、p型半導体クラッド層と、電圧を
印加することにより光学吸収端付近の波長領域で光吸収
係数を変化させ得る多重量子井戸構造もしくは超格子構
造を有する真性半導体i層と、n型半導体クラッド層と
を備えるヘテロ接合型半導体pinダイオードと、上記
真性半導体i層よりn型半導体クラッド層又はp型半導
体クラッド層の側に設けられ、上記pinダイオードに
入射される信号光の波長領域よりも短い波長の制御光を
吸収するような禁制帯幅を有する半導体層と、上記pi
nダイオードに一定の逆バイアス電圧を抵抗を介して印
加する定電圧源とを備えたことを特徴とする。
【0019】また、請求項2記載の半導体光素子は、請
求項1記載の半導体光素子において、上記半導体層は、
GaAsにてなり、上記pinダイオードのn型半導体ク
ラッド層の直上に設けられ、上記真性半導体i層は、I
nxGa1-xAs(x≠0)にてなる多重量子井戸構造もし
くは超格子構造を有することを特徴とする。
求項1記載の半導体光素子において、上記半導体層は、
GaAsにてなり、上記pinダイオードのn型半導体ク
ラッド層の直上に設けられ、上記真性半導体i層は、I
nxGa1-xAs(x≠0)にてなる多重量子井戸構造もし
くは超格子構造を有することを特徴とする。
【0020】またさらに、請求項3記載の半導体光素子
は、請求項1記載の半導体光素子において、上記半導体
層は、AlyGa1-yAs(y≠0)にてなり、上記pin
ダイオードのn型半導体クラッド層内に設けられ、さら
に、上記n型半導体クラッド層の直上に設けられ、厚さ
方向に貫通する貫通孔を有し、GaAsにてなる別の半導
体層を備え、上記真性半導体i層は、GaAs/AlxGa
1-xAs(x≠0)にてなる多重量子井戸構造もしくは超
格子構造を有することを特徴とする。
は、請求項1記載の半導体光素子において、上記半導体
層は、AlyGa1-yAs(y≠0)にてなり、上記pin
ダイオードのn型半導体クラッド層内に設けられ、さら
に、上記n型半導体クラッド層の直上に設けられ、厚さ
方向に貫通する貫通孔を有し、GaAsにてなる別の半導
体層を備え、上記真性半導体i層は、GaAs/AlxGa
1-xAs(x≠0)にてなる多重量子井戸構造もしくは超
格子構造を有することを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1記載の半導体光素子において、一定強
度の信号光と信号光よりも短い波長を有する可変強度の
制御光とを上記pinダイオードに入射すると、上記真
性半導体i層よりn型半導体クラッド層又はp型半導体
クラッド層の側に設けられ、信号光よりも短い波長の制
御光を全て吸収する禁制帯幅を有する半導体層により制
御光はすべて吸収されるため、信号光のみが出力され
る。
度の信号光と信号光よりも短い波長を有する可変強度の
制御光とを上記pinダイオードに入射すると、上記真
性半導体i層よりn型半導体クラッド層又はp型半導体
クラッド層の側に設けられ、信号光よりも短い波長の制
御光を全て吸収する禁制帯幅を有する半導体層により制
御光はすべて吸収されるため、信号光のみが出力され
る。
【0022】また、請求項2記載の半導体光素子におい
ては、一定強度の信号光と、信号光よりも短い波長を有
する可変強度の制御光とを上記pinダイオードに入射
すると、InxGa1-xAs(x≠0)にてなる多重量子井
戸構造もしくは超格子構造を有する真性半導体i層より
n型半導体クラッド層側に設けられ、信号光よりも短い
波長の制御光を全て吸収する禁制帯幅を有するGaAsに
てなる半導体層により制御光はすべて吸収されるため、
信号光のみが出力される。
ては、一定強度の信号光と、信号光よりも短い波長を有
する可変強度の制御光とを上記pinダイオードに入射
すると、InxGa1-xAs(x≠0)にてなる多重量子井
戸構造もしくは超格子構造を有する真性半導体i層より
n型半導体クラッド層側に設けられ、信号光よりも短い
波長の制御光を全て吸収する禁制帯幅を有するGaAsに
てなる半導体層により制御光はすべて吸収されるため、
信号光のみが出力される。
【0023】またさらに、請求項3記載の半導体光素子
においては、強度一定の信号光と、信号光よりも短い波
長を有する強度可変の制御光とを上記pinダイオード
に入射すると、上記GaAs/AlxGa1-xAs(x≠0)
の量子井戸層で構成される真性半導体i層上に形成さ
れ、信号光よりも短い波長の制御光を全て吸収する禁制
帯幅を有するAlyGa1-yAs(y≠0)にてなるn型半
導体クラッド層により、制御光はすべて吸収され、かつ
n型半導体クラッド層の直上に形成され、GaAsにてな
る別の半導体層では、厚さ方向に貫通する貫通孔を備え
るため、信号光のみが出力される。
においては、強度一定の信号光と、信号光よりも短い波
長を有する強度可変の制御光とを上記pinダイオード
に入射すると、上記GaAs/AlxGa1-xAs(x≠0)
の量子井戸層で構成される真性半導体i層上に形成さ
れ、信号光よりも短い波長の制御光を全て吸収する禁制
帯幅を有するAlyGa1-yAs(y≠0)にてなるn型半
導体クラッド層により、制御光はすべて吸収され、かつ
n型半導体クラッド層の直上に形成され、GaAsにてな
る別の半導体層では、厚さ方向に貫通する貫通孔を備え
るため、信号光のみが出力される。
【0024】
【実施例】本発明に係る半導体光素子は、ヘテロ接合型
半導体pinダイオードD10と直列に接続された抵抗R
とで構成される自己電気光学効果素子(以下、SEED
素子という。)であって、上記pinダイオードにMQ
W構造の真性半導体i層を有し、上記真性半導体i層よ
りn型半導体クラッド層側に設けられ上記pinダイオ
ードに入射される信号光の波長領域λ1よりも短い波長
λ2の制御光を吸収し透過させない禁制帯幅を有する半
導体層を備えるものである。この半導体光素子に一定強
度の信号光(波長λ1)と、強度を変化させることので
きる制御光(波長λ2)を入射することでpinダイオ
ードに印加される逆バイアス電圧の値を切り替え、上記
pinダイオードの信号光の出力に、制御光の強度に影
響されない明確なON状態とOFF状態といった大小2
つの安定状態を作り出す。
半導体pinダイオードD10と直列に接続された抵抗R
とで構成される自己電気光学効果素子(以下、SEED
素子という。)であって、上記pinダイオードにMQ
W構造の真性半導体i層を有し、上記真性半導体i層よ
りn型半導体クラッド層側に設けられ上記pinダイオ
ードに入射される信号光の波長領域λ1よりも短い波長
λ2の制御光を吸収し透過させない禁制帯幅を有する半
導体層を備えるものである。この半導体光素子に一定強
度の信号光(波長λ1)と、強度を変化させることので
きる制御光(波長λ2)を入射することでpinダイオ
ードに印加される逆バイアス電圧の値を切り替え、上記
pinダイオードの信号光の出力に、制御光の強度に影
響されない明確なON状態とOFF状態といった大小2
つの安定状態を作り出す。
【0025】図1は、本発明に係る一実施例による2波
長R−SEED素子の構成を示す。2波長R−SEED
素子は、電極用金属6aと基板半導体1とn型半導体ク
ラッド層2とMQW構造の真性半導体i層3とp型半導
体クラッド層4とp型半導体コンタクト層5と電極用金
属6bとか積層されて構成されるヘテロ接合型半導体p
inダイオードD10と、上記pinダイオードD10に逆
バイアス電圧を印加する定電圧源Vsと抵抗Rとがそれ
ぞれ直列に接続されて構成される。
長R−SEED素子の構成を示す。2波長R−SEED
素子は、電極用金属6aと基板半導体1とn型半導体ク
ラッド層2とMQW構造の真性半導体i層3とp型半導
体クラッド層4とp型半導体コンタクト層5と電極用金
属6bとか積層されて構成されるヘテロ接合型半導体p
inダイオードD10と、上記pinダイオードD10に逆
バイアス電圧を印加する定電圧源Vsと抵抗Rとがそれ
ぞれ直列に接続されて構成される。
【0026】ここで、上記pinダイオードD10の真性
半導体i層3は、波長936nmの信号光P(λ1)in
に対して量子閉じ込めシュタルク効果によって光吸収係
数を変化できる禁制帯幅を有するIn0.15Ga0.85As/
Al0.15Ga0.85As(各厚さは、100Å/250Å)
のMQW構造で形成される。また、基板半導体1は、信
号光P(λ1)inは通過することができるが、信号光P
(λ1)より短い波長を有する制御光P(λ2)inは通過
できないような禁制帯幅を有するGaAsで構成される。
このため、制御光P(λ2)inは基板半導体1にすべて
吸収され、透過することができない。上記のように真性
半導体i層3と、基板半導体層1の禁制帯幅の値を設定
することにより、従来例のR−SEED素子のpinダ
イオードD1のように基板半導体1に厚さ方向に貫通す
る貫通孔を設けることなく信号光のみが出力される。
半導体i層3は、波長936nmの信号光P(λ1)in
に対して量子閉じ込めシュタルク効果によって光吸収係
数を変化できる禁制帯幅を有するIn0.15Ga0.85As/
Al0.15Ga0.85As(各厚さは、100Å/250Å)
のMQW構造で形成される。また、基板半導体1は、信
号光P(λ1)inは通過することができるが、信号光P
(λ1)より短い波長を有する制御光P(λ2)inは通過
できないような禁制帯幅を有するGaAsで構成される。
このため、制御光P(λ2)inは基板半導体1にすべて
吸収され、透過することができない。上記のように真性
半導体i層3と、基板半導体層1の禁制帯幅の値を設定
することにより、従来例のR−SEED素子のpinダ
イオードD1のように基板半導体1に厚さ方向に貫通す
る貫通孔を設けることなく信号光のみが出力される。
【0027】図2の実線は、波長936nmで一定強度
の信号光P(λ1)inを上記pinダイオードに入射し
た場合の、光吸収係数と印加される逆バイアス電圧との
特性を示す。これより理解されるように、波長936n
mの信号光P(λ1)inは、量子閉じ込めシュタルク効
果により印加される逆バイアス電圧により光吸収係数が
変化する。図2の3本の点線は、波長850nmで強度
がP1,P2,P3(但し、P1<P3<P2の関係を有す
る。)の制御光P(λ2)inを上記pinダイオードに
入射した場合の、光吸収係数と印加される逆バイアス電
圧との特性を示す。これより理解されるように、波長8
50nmの制御光P(λ2)inにおいては逆バイアス電
圧の値により光吸収係数は変化せず、制御光P(λ2)
inの強度に比例した光電流を生じる。
の信号光P(λ1)inを上記pinダイオードに入射し
た場合の、光吸収係数と印加される逆バイアス電圧との
特性を示す。これより理解されるように、波長936n
mの信号光P(λ1)inは、量子閉じ込めシュタルク効
果により印加される逆バイアス電圧により光吸収係数が
変化する。図2の3本の点線は、波長850nmで強度
がP1,P2,P3(但し、P1<P3<P2の関係を有す
る。)の制御光P(λ2)inを上記pinダイオードに
入射した場合の、光吸収係数と印加される逆バイアス電
圧との特性を示す。これより理解されるように、波長8
50nmの制御光P(λ2)inにおいては逆バイアス電
圧の値により光吸収係数は変化せず、制御光P(λ2)
inの強度に比例した光電流を生じる。
【0028】図3は、波長936nmで一定強度の信号
光P(λ1)inと波長850nmで強度がP1,P2,P3
の制御光P(λ2)inとを上記pinダイオードに入射
した場合の光吸収係数と印加される逆バイアス電圧との
特性を示す図である。また、図4は入射される制御光P
(λ2)inの強度と、出力される信号光P(λ1)outの
強度との特性を示す図である。図3において、制御光P
(λ2)inの強度がP1、即ち、pinダイオードに入射
される全光強度がP(λ1)in+P1の時は、生じる光電
流も少なくpinダイオードでは、高い逆バイアス電圧
が保持され、光吸収係数は少ない(A点)。制御光P
(λ2)inの強度が増加し、あるしきい値P2を越える
と、従来のR−SEEDと同様にpinダイオードの光
吸収係数が小さい状態(B点)から大きい状態(B’
点)へ切り替わる。
光P(λ1)inと波長850nmで強度がP1,P2,P3
の制御光P(λ2)inとを上記pinダイオードに入射
した場合の光吸収係数と印加される逆バイアス電圧との
特性を示す図である。また、図4は入射される制御光P
(λ2)inの強度と、出力される信号光P(λ1)outの
強度との特性を示す図である。図3において、制御光P
(λ2)inの強度がP1、即ち、pinダイオードに入射
される全光強度がP(λ1)in+P1の時は、生じる光電
流も少なくpinダイオードでは、高い逆バイアス電圧
が保持され、光吸収係数は少ない(A点)。制御光P
(λ2)inの強度が増加し、あるしきい値P2を越える
と、従来のR−SEEDと同様にpinダイオードの光
吸収係数が小さい状態(B点)から大きい状態(B’
点)へ切り替わる。
【0029】一方、制御光P(λ2)inの強度がしきい
値P2である動作点(B’点)から減少する時は、しき
い値P2より少ない値のあるしきい値P3まで光吸収係数
が大きい状態を保持し、P3より強度が弱くなるとpi
nダイオードは光吸収係数が大きい状態(C点)から小
さい状態(C’点)へ切り替わる。従って図4に示され
るように、制御光P(λ2)inの強度がP3からP2にお
いては、出力される信号光P(λ1)outの強度が大きい
状態と小さい状態という2つの安定状態を生じる。
値P2である動作点(B’点)から減少する時は、しき
い値P2より少ない値のあるしきい値P3まで光吸収係数
が大きい状態を保持し、P3より強度が弱くなるとpi
nダイオードは光吸収係数が大きい状態(C点)から小
さい状態(C’点)へ切り替わる。従って図4に示され
るように、制御光P(λ2)inの強度がP3からP2にお
いては、出力される信号光P(λ1)outの強度が大きい
状態と小さい状態という2つの安定状態を生じる。
【0030】この素子では制御光P(λ2)inは基板半
導体1にすべて吸収され、透過できないため、出力され
る信号光P(λ1)outの強度には、制御光P(λ2)in
の強弱は影響しない。従って、図4のように、明確なO
N状態あるいはOFF状態を得ることができる。
導体1にすべて吸収され、透過できないため、出力され
る信号光P(λ1)outの強度には、制御光P(λ2)in
の強弱は影響しない。従って、図4のように、明確なO
N状態あるいはOFF状態を得ることができる。
【0031】なお、上記一実施例の変形例として、pi
nダイオードD10の真性半導体i層3が、GaAs/Alx
Ga1-xAs(x≠0)MQW構造であり、GaAsの基板
半導体1が信号光P(λ1)in及び制御光P(λ2)inを
吸収するように構成してもよい。この場合は、信号光P
(λ1)inより短波長の光を吸収し、かつ印加される逆
バイアス電圧によって破壊現象を生じない程度の厚さを
有するn型半導体クラッド層(例えば、AlyGa1-yAs
(y≠0))を用い、従来例のR−SEED素子のpi
nダイオードのように基板半導体1に厚さ方向に貫通す
る貫通孔20を設けることで、上記第1実施例と同様の
特性が得られる。
nダイオードD10の真性半導体i層3が、GaAs/Alx
Ga1-xAs(x≠0)MQW構造であり、GaAsの基板
半導体1が信号光P(λ1)in及び制御光P(λ2)inを
吸収するように構成してもよい。この場合は、信号光P
(λ1)inより短波長の光を吸収し、かつ印加される逆
バイアス電圧によって破壊現象を生じない程度の厚さを
有するn型半導体クラッド層(例えば、AlyGa1-yAs
(y≠0))を用い、従来例のR−SEED素子のpi
nダイオードのように基板半導体1に厚さ方向に貫通す
る貫通孔20を設けることで、上記第1実施例と同様の
特性が得られる。
【0032】また、上記一実施例及び、その変形例にお
ける真性半導体i層3を超格子構造で構成してもよい。
この場合は、pinダイオードに印加する電圧の変化に
伴いに光吸収係数が変化する特性は、周知のワニエ・シ
ュタルク局在性(例えば、K.フジワラ,Optical and
Quantum Electronics,Vol.22,ヘ゜-シ゛S99〜S120,1990
年、参照)により得られる点が異なるだけでMQW構造
の真性半導体i層3を有するpinダイオードを用いた
上記第1実施例と同様の効果が得られる。
ける真性半導体i層3を超格子構造で構成してもよい。
この場合は、pinダイオードに印加する電圧の変化に
伴いに光吸収係数が変化する特性は、周知のワニエ・シ
ュタルク局在性(例えば、K.フジワラ,Optical and
Quantum Electronics,Vol.22,ヘ゜-シ゛S99〜S120,1990
年、参照)により得られる点が異なるだけでMQW構造
の真性半導体i層3を有するpinダイオードを用いた
上記第1実施例と同様の効果が得られる。
【0033】以上説明したように本発明に係る一実施例
もしくは各変形例の半導体光素子は、1つのMQW構造
もしくは超格子構造の真性半導体i層を有する1つのp
inダイオードに波長の異なる信号光と制御光とを入射
することにより従来のS−SEED素子と同様の特性が
得られるため、2つのpinダイオードを必要とする従
来のS−SEED素子と比べて本発明に係る2波長R−
SEEDを構成部品とした光演算システム等の光信号処
理システムでは、集積度の大幅な向上が期待できる。
もしくは各変形例の半導体光素子は、1つのMQW構造
もしくは超格子構造の真性半導体i層を有する1つのp
inダイオードに波長の異なる信号光と制御光とを入射
することにより従来のS−SEED素子と同様の特性が
得られるため、2つのpinダイオードを必要とする従
来のS−SEED素子と比べて本発明に係る2波長R−
SEEDを構成部品とした光演算システム等の光信号処
理システムでは、集積度の大幅な向上が期待できる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る半導体光素子は、一定強度
の信号光と、上記信号光の波長よりも短い波長を有する
可変強度の制御光とを1つのpinダイオードに入射す
るにもかかわらず、上記制御光をすべて吸収する半導体
層を有するため、従来のR−SEED素子のように出力
される信号光の強度は制御光の強度の影響を受けない。
このため、入射される光の強度(上記信号光と上記制御
光との強度の和)が所定の強度範囲において、出力され
る信号光の強度は、周知の量子閉じ込めシュタルク効果
により明確なON状態及びOFF状態を有する。また、
従来のS−SEED素子と比べてpinダイオードが1
つでよいため、集積度の大幅な向上を図ることができ
る。
の信号光と、上記信号光の波長よりも短い波長を有する
可変強度の制御光とを1つのpinダイオードに入射す
るにもかかわらず、上記制御光をすべて吸収する半導体
層を有するため、従来のR−SEED素子のように出力
される信号光の強度は制御光の強度の影響を受けない。
このため、入射される光の強度(上記信号光と上記制御
光との強度の和)が所定の強度範囲において、出力され
る信号光の強度は、周知の量子閉じ込めシュタルク効果
により明確なON状態及びOFF状態を有する。また、
従来のS−SEED素子と比べてpinダイオードが1
つでよいため、集積度の大幅な向上を図ることができ
る。
【図1】 本発明による一実施例の2波長R−SEED
素子の構成図である。
素子の構成図である。
【図2】 図1の2波長R−SEED素子のpinダイ
オードに一定強度の信号光と、可変強度の制御光とをそ
れぞれ別個に入射した場合の光吸収係数と印加される逆
バイアス電圧との関係を示すグラフである。
オードに一定強度の信号光と、可変強度の制御光とをそ
れぞれ別個に入射した場合の光吸収係数と印加される逆
バイアス電圧との関係を示すグラフである。
【図3】 図1の2波長R−SEED素子のpinダイ
オードに一定強度の信号光と可変強度の制御光とを同時
に入射した場合の光吸収係数と印加される逆バイアス電
圧との関係を示すグラフである。
オードに一定強度の信号光と可変強度の制御光とを同時
に入射した場合の光吸収係数と印加される逆バイアス電
圧との関係を示すグラフである。
【図4】 図1の2波長R−SEED素子のpinダイ
オードに入射された制御光の強度と、該pinダイオー
ドから出力される信号光の強度との関係を示すグラフで
ある。
オードに入射された制御光の強度と、該pinダイオー
ドから出力される信号光の強度との関係を示すグラフで
ある。
【図5】 従来例のR−SEED素子の構成図である。
【図6】 実線は、図5のR−SEED素子のpinダ
イオードに可変強度の光を入射した際の、該pinダイ
オードに印加される逆バイアス電圧と該pinダイオー
ドでの光吸収係数との関係を示すグラフであり、点線
は、抵抗Rに印加される逆バイアス電圧と該pinダイ
オードでの光吸収係数との関係を示すグラフである。
イオードに可変強度の光を入射した際の、該pinダイ
オードに印加される逆バイアス電圧と該pinダイオー
ドでの光吸収係数との関係を示すグラフであり、点線
は、抵抗Rに印加される逆バイアス電圧と該pinダイ
オードでの光吸収係数との関係を示すグラフである。
【図7】 図5のR−SEED素子のpinダイオード
における入射光の強度と出力光の強度との関係を示すグ
ラフである。
における入射光の強度と出力光の強度との関係を示すグ
ラフである。
【図8】 従来例のS−SEED素子の構成図である。
【図9】 実線は、図8のS−SEED素子に用いたp
inダイオードD1の逆バイアス電圧と光吸収係数との
関係を示すグラフであり、点線は、pinダイオードD
2の逆バイアス電圧と光吸収係数との関係を示すグラフ
である。
inダイオードD1の逆バイアス電圧と光吸収係数との
関係を示すグラフであり、点線は、pinダイオードD
2の逆バイアス電圧と光吸収係数との関係を示すグラフ
である。
【図10】 図8のS−SEED素子のpinダイオー
ドに入射される制御光の強度と出力される信号光の強度
との関係を示す図である。
ドに入射される制御光の強度と出力される信号光の強度
との関係を示す図である。
1…基板半導体 2…n型半導体クラッド層 3…真性半導体i層 4…p型半導体クラッド層 5…p型半導体コンタクト層 6a,6b…電極用端子。
Claims (3)
- 【請求項1】 p型半導体クラッド層と、電圧を印加す
ることによって光学吸収端付近の波長領域で光吸収係数
を変化させることのできる多重量子井戸構造もしくは超
格子構造を有する真性半導体i層と、n型半導体クラッ
ド層とを備えるヘテロ接合型半導体pinダイオード
と、 上記真性半導体i層よりn型半導体クラッド層又はp型
半導体クラッド層の側に設けられ、上記pinダイオー
ドに入射される信号光の波長領域よりも短い波長の制御
光を吸収するような禁制帯幅を有する半導体層と、 上記pinダイオードに逆バイアス電圧を抵抗を介して
印加する定電圧源とを備えたことを特徴とする半導体光
素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体光素子において、 上記半導体層は、GaAsにてなり、上記pinダイオー
ドのn型半導体クラッド層の直上に設けられ、 上記真性半導体i層は、InxGa1-xAs(x≠0)にて
なる多重量子井戸構造もしくは超格子構造を有すること
を特徴とする半導体光素子。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体光素子において、 上記半導体層は、AlyGa1-yAs(y≠0)にてなり、
上記pinダイオードのn型半導体クラッド層内に設け
られ、 さらに、上記n型半導体クラッド層の直上に設けられ、
厚さ方向に貫通する貫通孔を有し、GaAsにてなる別の
半導体層を備え、 上記真性半導体i層は、GaAs/AlxGa1-xAs(x≠
0)にてなる多重量子井戸構造もしくは超格子構造を有
することを特徴とする半導体光素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2108092A JPH0776822B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 半導体光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2108092A JPH0776822B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 半導体光素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05216085A JPH05216085A (ja) | 1993-08-27 |
| JPH0776822B2 true JPH0776822B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=12044911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2108092A Expired - Fee Related JPH0776822B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 半導体光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776822B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP2108092A patent/JPH0776822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05216085A (ja) | 1993-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |