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JPH0778144B2 - 食品包装容器等用発泡シート - Google Patents
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JPH0778144B2 - 食品包装容器等用発泡シート - Google Patents

食品包装容器等用発泡シート

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JPH0778144B2
JPH0778144B2 JP2034853A JP3485390A JPH0778144B2 JP H0778144 B2 JPH0778144 B2 JP H0778144B2 JP 2034853 A JP2034853 A JP 2034853A JP 3485390 A JP3485390 A JP 3485390A JP H0778144 B2 JPH0778144 B2 JP H0778144B2
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JP
Japan
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odor
polyphenylene ether
resin
toluene
food packaging
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久高 林
裕司 伊藤
達男 谷口
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Kaneka Corp
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Kaneka Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品包装容器等用発泡シートに関し、更に詳し
くは、優れた耐熱性と成形性を備え、且つ臭気の少な
い、チルド食品、フローズン食品、レトルト食品等の包
装容器に好適な発泡シートに関する。
〔従来技術と問題点〕
今日、チルド食品、フローズン食品、レトルト食品は当
初の単なる保存食としてではなく、電子レンジの普及と
内容がバラエティに富むところから、インスタント食品
として広く重用されている。
従来、これらの食品容器としては加熱殺菌処理(120℃
×30分以上)に耐える安価な発泡シートが世の中に存在
しないため、未発泡ポリプロピレンシートや耐熱ポリエ
ステル等からの成形容器が使用されている。しかし乍
ら、これらの未発泡容器は電子レンジ調理時において容
器全体が熱くなり、手で持ち運びできず、またポリプロ
ピレンの場合は容器が変形する等の問題を内包してい
る。
一方、耐熱性及び成形性に優れた樹脂として、ポリフェ
ニレンエーテルとスチレンとの共重合樹脂、ポリフェニ
レンエーテルとポリスチレンとの混合樹脂が知られてい
るが、その発泡体は殆ど実用化されていない。この原因
としては発泡体市場におけるコスト競争力に勝てなかっ
たこともあるが、この樹脂の持つ特有の臭気も大きな一
因をなしている。この臭気は特に食品包装材料としては
正に致命的である。
〔問題点を解決するための手段〕
ところで、ポリフェニレンエーテルはポリマー特有の臭
気を持ち、この臭気の原因として、重合触媒や抗酸化剤
等が考えられている。また臭気の成分としては、アルデ
ヒド系又はアミン系の物質が示されているが、いまだ臭
気と直接関係ずけられている成分は明らかにされていな
い。云い換えれば、ポリフェニレンエーテルの臭気は単
一成分の臭気ではなく複合成分より発生する複合臭であ
るため、成分の解析は非常に困難になっている。
一方、現在のポリフェニレンエーテルの重合において臭
気を皆無にすることは不可能であり、後処理、例えばベ
ント押出又は酸洗浄によって臭気の抑制が可能となる。
しかし乍ら、食品用途で使用できる臭気レベルにするた
めには樹脂中の臭気残査の濃度を非常に低くする必要が
ある。各臭気成分はポリフェニレンエーテルと相平衡状
態であると考えられるが、もし相平衡状態であれば、臭
気は混合成分によって発生しているものの、1つの臭気
成分によって代表させることが可能である。
そこで各種臭気成分と臭気について鋭意検討した結果、
一般にはあまり臭気成分としては考えられていないトル
エンが、意外にもポリフェニレンエーテル臭気の代表特
性値になり得ることを見出した。
ポリフェニレンエーテル樹脂を使用する場合、臭気成分
の量は用途によって適宜決められるべきものである。現
在市販されているポリフェニレンエーテル樹脂において
も未発泡容器として、低温で使用される場合には全く問
題を発生しない。しかし耐熱発泡容器として使用する場
合、使用温度が100℃以上と高温であること及び発泡に
よって比表面積の拡大によって臭気は非常に大きくなる
ことから、使用に耐えないものとなる。そこで市販され
ているポリフェニレンエーテル樹脂のベント押出を繰り
返し、臭気成分を減量させた樹脂の揮発性成分中のトル
エン量を測定すると同時に発泡容器として使用時の官能
テストを実施した結果、使用樹脂の揮発性成分中のトル
エン量を抑制することにより、食品容器として使用でき
る発泡シートが得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明の第1は、揮発性成分中のトルエン量が5p
pm以下に抑制されたポリフェニレンエーテルとポリスチ
レンとの混合樹脂を高温圧下で発泡剤と混合し、低圧帯
に押出してなる食品包装容器等用発泡シートを、 本発明の第2は、揮発性成分中のトルエン量が5ppmに抑
制された、ポリフェニレンエーテルとスチレンとも共重
合樹脂を高温高圧下で発泡剤と混合し、低圧帯に押出し
てなる食品包装容器等用発泡シートをそれぞれ内容とす
るものである。
本発明において、揮発性成分中のトルエン量は樹脂ペレ
ット(比表面積1〜31/mm)0.5gをバイアル瓶20ccの中
へ入れ、オーブン150℃中で1時間養生し、バイアル瓶
中のトルエン量をガスクロマトグラフィーで測定するこ
とにより容易且つ正確に測定することができる。
本発明に用いられるポリフェニレンエーテルとしては例
えばポリ(2,6−ジメチルフェニレンー1,4−エーテ
ル)、ポリ(2−メチル−6−エチルフェニレン−1,4
−エーテル)、ポリ(2,6−ジエチルフェニレン−1,4−
エーテル)、ポリ(2−メチル−6−n−プロピルフェ
ニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−n
−ブチルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メ
チル−6−クロルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ
(2−メチル−6−ブロムフェニレン−1,4−エーテ
ル)、ポリ(2−エチル−6−クロルフェニレン−1,4
−エーテル)が挙げられる。
本発明に用いられる共重合されるスチレン又はブレンド
されるポリスチレンとしては、例えばスチレン、α−メ
チルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、モノクロルス
チレン、ジクロルスチレン、p−メチルスチレン、エチ
ルスチレンが挙げられるが、ポリフェニレンエーテルの
熱安定性を充分に発揮させるためにはスチレンが好まし
い。
上記ポリフェニレンエーテル、(ポリ)スチレンのいず
れにおいても、それぞれと共重合可能な化合物、例えば
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート等を1種又は2種以上共重合さ
せたものも包含される。
本発明の発泡シートのポリフェニレンエーテルと(ポ
リ)スチレンの割合は、ポリフェニレンエーテル40〜90
重量部に対し(ポリ)スチレン60〜10重量部が好適であ
る。ポリフェニレンエーテルが40重量部未満では耐熱性
が不充分となるばかりでなく、両者を混練してペレット
化した場合に、ポリフェニレンエーテルの溶解不充分の
ためにペレットが白濁し、このペレットを用いて押出発
泡すると、発泡体中に気泡ムラが発生する場合がある。
90重量部を超えると一般の押出機では昇温不足又は過負
荷により押出発泡ができない。たとえ押出発泡ができた
としても、剪断発熱が大きく樹脂温を低下できず、良好
な発泡体を得ることができない。
本発明において、揮発性成分中のトルエン量は5ppm以
下、好ましくは3ppm以下に低減抑制される。低減抑制の
方法としては特に制限はなく、ベント、酸洗浄等公知の
方法を使用することができる。混合樹脂の場合は、混合
する前のポリフェニレンエーテル、又は混合樹脂のいず
れを上記値に低減抑制してもよい。
本発明の発泡シートは、ポリフェニレンエーテルとスチ
レンとの共重合樹脂又はポリフェニレンエーテルとポリ
スチレンと混合樹脂とを押出機により混練してペレット
化し、該ペレットに発泡剤を高温高圧下で圧入し混練し
た後、発泡最適温度に調節して低圧帯(通常大気中)に
押出す方法が好適である。このように予めペレット化し
たものを原料とすることにより、特にポリフェニレンエ
ーテルとポリスチレンとの混合樹脂を用いる場合に両者
の混合分散性が改善され、高発泡倍率で均一気泡の発泡
体が得られる。このようにして混練して得られたペレッ
トは混合分散性が改善されているので、このペレット
に、上記混合割合の範囲内で更にポリスチレンを添加す
ることもできる。この場合のポリスチレンの添加量はペ
レット100重量部に対し150重量部以下が好ましい。150
重量部を超えて添加すると、気泡ムラが発生する。
本発明に用いられる発泡剤としては公知の発泡剤が用い
られるが、ジクロロジフルオロメタン(フレオン12)、
iso−ブタンを主成分とする炭化水素系発泡剤が好適で
ある。後者は環境汚染や破壊の問題もなく特に好適であ
る。iso−ブタンを主成分とする炭化水素系発泡剤とし
ては、iso−ブタン50〜100重量%とn−ブタン50〜0重
量%からなる組成が好適である。
本発明の発泡シートは、臭気が低減されるとともに耐熱
性及び成形性に優れているので食品容器(特にレトルト
用、電子レンジ用)や臭気が好まれない用途に好適に利
用される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を挙げて更に詳細に説明するが、
本発明はこれらのみに制限されるものではない。
実施例1 市販のポリフェニレンエーテル−ポリスチレンブレンド
樹脂「コーピーエース」(商品名、三菱ガス化学工業
(株)製、ポリフェニレンエーテル/ポリスチレン=50
/50)を二軸ベント押出機でベント押出し、得られたペ
レットを150℃×1時間昇温加熱して発生したガスをガ
スクロマトグラフィーで測定した。
次に、このペレットを40〜50φタンデム押出機で発泡剤
としてiso−ブタンと樹脂100重量部に対し3重量部混合
し口径75φのサーキュラーダイよりシート状に押出し、
厚み1.5mm、巾mm、発泡倍率10倍の発泡シートを得た。
この発泡シートを口径150φ×深さ100のカップに成形
し、容器中に水を入れ電子レンジで3分間沸騰させた
後、電子レンジから取り出した時の容器及び沸水の臭気
を調べた。結果を第1表に示す。尚、臭気は下記の4段
階で評価した。
◎:異常なし ○:臭気わずかあり △:臭気かなりあり ×:臭気強くあり 実施例2 市販のポリフェニレンエーテル−ポリスチレン共重合樹
脂「ザイロン」(商品名、旭化成工業(株)製、ポリフ
ェニレンエーテル/ポリスチレン=50/50)を用いた他
は実施例1と同様の操作を繰り返した。結果を第2表に
示す。
〔作用・効果〕 叙上の通り、本発明によれば耐熱性及び成形性に優れ、
且つ臭気の低減された発泡シートが提供される。
また、本発明はガスクロマトグラフィーにより容易に測
定できるトルエン量を指標として、ポリフェニレンエー
テル系共重合又はブレンド樹脂の臭気を決定できるの
で、その実用的意義は頗る大である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揮発性成分中のトルエン量が5ppm以下に抑
    制されたポリフェニレンエーテルとポリスチレンとの混
    合樹脂を高温圧下で発泡剤と混合し、低圧帯に押出して
    なる食品包装容器等用発泡シート。
  2. 【請求項2】揮発性成分中のトルエン量が5ppmに抑制さ
    れた、ポリフェニレンエーテルとスチレンとの共重合樹
    脂を高温高圧下で発泡剤と混合し、低圧帯に押出してな
    る食品包装容器等用発泡シート。
  3. 【請求項3】揮発性成分中のトルエン量が3ppm以下に抑
    制された請求項1又は2記載の発泡シート。
JP2034853A 1990-02-15 1990-02-15 食品包装容器等用発泡シート Expired - Lifetime JPH0778144B2 (ja)

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