JPH0779281B2 - スペクトル拡散変調復調装置 - Google Patents
スペクトル拡散変調復調装置Info
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- JPH0779281B2 JPH0779281B2 JP2253689A JP25368990A JPH0779281B2 JP H0779281 B2 JPH0779281 B2 JP H0779281B2 JP 2253689 A JP2253689 A JP 2253689A JP 25368990 A JP25368990 A JP 25368990A JP H0779281 B2 JPH0779281 B2 JP H0779281B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04K—SECRET COMMUNICATION; JAMMING OF COMMUNICATION
- H04K3/00—Jamming of communication; Counter-measures
- H04K3/20—Countermeasures against jamming
- H04K3/22—Countermeasures against jamming including jamming detection and monitoring
- H04K3/224—Countermeasures against jamming including jamming detection and monitoring with countermeasures at transmission and/or reception of the jammed signal, e.g. stopping operation of transmitter or receiver, nulling or enhancing transmitted power in direction of or at frequency of jammer
- H04K3/228—Elimination in the received signal of jamming or of data corrupted by jamming
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/10—Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
- H04B1/12—Neutralising, balancing, or compensation arrangements
- H04B1/123—Neutralising, balancing, or compensation arrangements using adaptive balancing or compensation means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスペクトル拡散変調復調装置に係り、特に、任
意の伝送手段又は記録再生媒体を介して得られたスペク
トル拡散信号中に含まれる種々の干渉波や雑音等を、復
調側において比較的簡単な構成で大幅に抑圧し得るよう
にした、パッケージ系や放送系等への利用に好適なスペ
クトル拡散変調復調装置に関する。
意の伝送手段又は記録再生媒体を介して得られたスペク
トル拡散信号中に含まれる種々の干渉波や雑音等を、復
調側において比較的簡単な構成で大幅に抑圧し得るよう
にした、パッケージ系や放送系等への利用に好適なスペ
クトル拡散変調復調装置に関する。
情報を扱う種々の分野において、決められた制限の中で
如何に情報量を高めるかは永遠のテーマでもある。近年
の技術の進歩や方向は、高能率な符号化技術や変復調技
術で代表されると言っても過言ではなく、たとえば通信
分野での多値QAM{Quadrature Amplitude Modulation;
直交振幅変調}の移動通信への応用の例にも見られるよ
うに、定められた周波数帯域の中で伝送速度を高める技
術の研究,開発が一般的と言える。しかるに、多値QAM
については、16QAMから256QAMと多値化への進歩は見ら
れるが、このベクトル上で考えると次は216(=65536)
QAMとなり非現実的である。例えば、256QAMの1.5倍の容
量を実現しようとすると4096QAMが必要となる。このよ
うなことから、今後は変復調技術と符号化技術の融合化
の研究がいよいよ嘱望され、従来の考え方にとらわれな
い新たな発想での情報量を高めるための研究,開発が期
待されている。
如何に情報量を高めるかは永遠のテーマでもある。近年
の技術の進歩や方向は、高能率な符号化技術や変復調技
術で代表されると言っても過言ではなく、たとえば通信
分野での多値QAM{Quadrature Amplitude Modulation;
直交振幅変調}の移動通信への応用の例にも見られるよ
うに、定められた周波数帯域の中で伝送速度を高める技
術の研究,開発が一般的と言える。しかるに、多値QAM
については、16QAMから256QAMと多値化への進歩は見ら
れるが、このベクトル上で考えると次は216(=65536)
QAMとなり非現実的である。例えば、256QAMの1.5倍の容
量を実現しようとすると4096QAMが必要となる。このよ
うなことから、今後は変復調技術と符号化技術の融合化
の研究がいよいよ嘱望され、従来の考え方にとらわれな
い新たな発想での情報量を高めるための研究,開発が期
待されている。
かかる気体に答え得る変復調技術と符号化技術の融合化
の1つに、スペクトル拡散(Spread Spectrum:以下“S
S"とも記載する)変調復調方式がある。SS変調復調方式
とは、変調側では情報信号等を広帯域の雑音状の拡散符
号により拡散変調して、非常に広い周波数帯域に拡散す
ると共に、復調側では変調側で使用する拡散符号と等価
な拡散符号で逆拡散する方式である。かかる変調復調方
式を用いて通信を行なうSS通信方式は、秘話性が非常に
高く、外部干渉や雑音,故意の妨害に強く、従来システ
ムと共存でき、しかも微弱な電力で送信でき、更に、疑
似雑音符号を変えることにより同一周波数帯域内に多重
できる等々多くの特長があるので、現在では単に通信機
器分野にとどまらず各分野での応用が進んでおり、民生
機器への展開も始まりつつある。
の1つに、スペクトル拡散(Spread Spectrum:以下“S
S"とも記載する)変調復調方式がある。SS変調復調方式
とは、変調側では情報信号等を広帯域の雑音状の拡散符
号により拡散変調して、非常に広い周波数帯域に拡散す
ると共に、復調側では変調側で使用する拡散符号と等価
な拡散符号で逆拡散する方式である。かかる変調復調方
式を用いて通信を行なうSS通信方式は、秘話性が非常に
高く、外部干渉や雑音,故意の妨害に強く、従来システ
ムと共存でき、しかも微弱な電力で送信でき、更に、疑
似雑音符号を変えることにより同一周波数帯域内に多重
できる等々多くの特長があるので、現在では単に通信機
器分野にとどまらず各分野での応用が進んでおり、民生
機器への展開も始まりつつある。
かかるSS通信方式を含むSS変調復調方式の基本的な考え
方は、変調部(送信側)と復調部(受信側)の間で妨害
を受けた場合に、復調出力中の情報と妨害成分(干渉
波)の中から打消し用妨害成分を生成して、復調出力と
生成妨害成分との演算処理により、情報信号のみを得る
という考え方に基づくもので、変調部,復調部に夫々ス
ペクトル拡散変調,復調を用いている。
方は、変調部(送信側)と復調部(受信側)の間で妨害
を受けた場合に、復調出力中の情報と妨害成分(干渉
波)の中から打消し用妨害成分を生成して、復調出力と
生成妨害成分との演算処理により、情報信号のみを得る
という考え方に基づくもので、変調部,復調部に夫々ス
ペクトル拡散変調,復調を用いている。
ここで、かかるSS変調復調方式を実施し得る従来のSS変
調復調装置について、第3図のブロック図を参照して説
明する。図示の如く、変調部10は拡散符号発生回路8と
乗算器2を備え、復調部20は拡散符号発生回路9,乗算器
3,HPF(高域波器)21,雑音生成回路25及び減算器17を
備えている。
調復調装置について、第3図のブロック図を参照して説
明する。図示の如く、変調部10は拡散符号発生回路8と
乗算器2を備え、復調部20は拡散符号発生回路9,乗算器
3,HPF(高域波器)21,雑音生成回路25及び減算器17を
備えている。
なお、本装置を無線通信機に適用する場合には、変調部
10と復調部20との間に空気という伝送媒体が介在し、記
録再生機に適用する場合には、記録媒体が介在するが、
それらを図示する代りに、干渉波除去動作説明の便宜
上、信号中に混入する妨害波等のノイズが加算器15によ
り加えられるものとして表現している。
10と復調部20との間に空気という伝送媒体が介在し、記
録再生機に適用する場合には、記録媒体が介在するが、
それらを図示する代りに、干渉波除去動作説明の便宜
上、信号中に混入する妨害波等のノイズが加算器15によ
り加えられるものとして表現している。
いま、情報信号をd(t),拡散符号をP(t)とす
る。拡散符号は通常は疑似雑音符号である。変調部10で
は乗算器2での乗算により拡散変調を行ない、変調信号
Dss{=d(t)P(t)}が出力される。ここで、伝
送媒体通過中に混入する妨害波をI(t)とすると、復
調部20への入力信号は、d(t)P(t)+I(t)で
表わされる。復調部20では、変調部10で用いた拡散符号
と同等の拡散符号を用いて、乗算器3での乗算により逆
拡散を行なうので、逆拡散出力は、 {d(t)P(t)+I(t)}×P(t) =d(t)P2(t)+I(t)P(t) ……(1) となる。ここで、P(t)は1又は−1の値しか取らな
い符号なので、P2(t)=1となる。従って、逆拡散出
力は、d(t)+I(t)P(t)となる。即ち、復調
情報d(t)に、妨害波の拡散された拡散妨害波I
(t)P(t)が混じり合ったのとして出力される。か
かる出力信号を、復調情報d(t)を除去する伝送特性
のHPF(高域波器)21に通せば、その出力はI(t)
P(t)−n(t)となる。但しn(t)は、拡散妨害
波のうちHPF21により除去される周波数帯域の成分であ
る。このHPF出力は次段の雑音生成回路25に供給され、
ここで−n(t)成分を著しく小さくすることにより、
近似的にI(t)P(t)が残る。このようにして得ら
れた打消し用生成拡散妨害波I(t)P(t)は、減算
器17での上記逆拡散出力d(t)+I(t)P(t)と
の引算により拡散妨害波成分は打消されて、ほぼ情報d
(t)のみが出力される。かかる従来方式の復調部20に
おける干渉波抑圧特性を、第10図の曲線(イ)に示す。
る。拡散符号は通常は疑似雑音符号である。変調部10で
は乗算器2での乗算により拡散変調を行ない、変調信号
Dss{=d(t)P(t)}が出力される。ここで、伝
送媒体通過中に混入する妨害波をI(t)とすると、復
調部20への入力信号は、d(t)P(t)+I(t)で
表わされる。復調部20では、変調部10で用いた拡散符号
と同等の拡散符号を用いて、乗算器3での乗算により逆
拡散を行なうので、逆拡散出力は、 {d(t)P(t)+I(t)}×P(t) =d(t)P2(t)+I(t)P(t) ……(1) となる。ここで、P(t)は1又は−1の値しか取らな
い符号なので、P2(t)=1となる。従って、逆拡散出
力は、d(t)+I(t)P(t)となる。即ち、復調
情報d(t)に、妨害波の拡散された拡散妨害波I
(t)P(t)が混じり合ったのとして出力される。か
かる出力信号を、復調情報d(t)を除去する伝送特性
のHPF(高域波器)21に通せば、その出力はI(t)
P(t)−n(t)となる。但しn(t)は、拡散妨害
波のうちHPF21により除去される周波数帯域の成分であ
る。このHPF出力は次段の雑音生成回路25に供給され、
ここで−n(t)成分を著しく小さくすることにより、
近似的にI(t)P(t)が残る。このようにして得ら
れた打消し用生成拡散妨害波I(t)P(t)は、減算
器17での上記逆拡散出力d(t)+I(t)P(t)と
の引算により拡散妨害波成分は打消されて、ほぼ情報d
(t)のみが出力される。かかる従来方式の復調部20に
おける干渉波抑圧特性を、第10図の曲線(イ)に示す。
以上のように原理はかなり明快であるが、引算法を基本
としているために生成妨害波の精度をどれだけ高められ
るかが重要なポイントであり、妨害波の形状,位相と振
幅が完全に一致していれば打消し(相殺)が可能となる
が、実際にオシロスコープ等で観測,比較して、略等し
く見える程度でも、精々10dB程度の減衰が関の山であ
る。また、非常に広い周波数帯域を対象としているの
で、広帯域回路技術も必要となる。更に、同一周波数帯
域を共用することにより、本質的に相互干渉を避けられ
ないので、他の局からの信号電力が非常に大きくなれ
ば、SS通信方式においても干渉(妨害)波により性能が
劣化してしまう。そこで、自局のSS信号電力を増加させ
るとその信号の品質は向上するが、他局同士間で交信中
の信号に対する干渉が無視できなくなるという問題点も
ある。更にまた、従来方式のものは既知のSS干渉波に限
って有効であり、ランダムノイズや未知のSS干渉波には
殆ど対処できず、複数の既知のSS干渉波に対処しようと
すると、複数の逆拡散復調器,互いに通過帯域が異なる
複数の狭帯域波器,複数の拡散変調器によるループ,
及び加算器が必要となり、構成がかなり複雑となって、
コストも上昇するという欠点もある。
としているために生成妨害波の精度をどれだけ高められ
るかが重要なポイントであり、妨害波の形状,位相と振
幅が完全に一致していれば打消し(相殺)が可能となる
が、実際にオシロスコープ等で観測,比較して、略等し
く見える程度でも、精々10dB程度の減衰が関の山であ
る。また、非常に広い周波数帯域を対象としているの
で、広帯域回路技術も必要となる。更に、同一周波数帯
域を共用することにより、本質的に相互干渉を避けられ
ないので、他の局からの信号電力が非常に大きくなれ
ば、SS通信方式においても干渉(妨害)波により性能が
劣化してしまう。そこで、自局のSS信号電力を増加させ
るとその信号の品質は向上するが、他局同士間で交信中
の信号に対する干渉が無視できなくなるという問題点も
ある。更にまた、従来方式のものは既知のSS干渉波に限
って有効であり、ランダムノイズや未知のSS干渉波には
殆ど対処できず、複数の既知のSS干渉波に対処しようと
すると、複数の逆拡散復調器,互いに通過帯域が異なる
複数の狭帯域波器,複数の拡散変調器によるループ,
及び加算器が必要となり、構成がかなり複雑となって、
コストも上昇するという欠点もある。
本発明のスペクトル拡散変調復調装置は上記諸問題を解
消するために、変調部(10)には、拡散符号を生成して
出力する第1の拡散符号発生回路(8)と、この拡散符
号を入力情報信号に乗算して拡散変調する拡散手段
(2)とを備え、復調部(20)には、上記拡散符号と等
価な拡散符号を生成する第2の拡散符号発生回路(9)
と、任意の伝送媒体又は記録媒体を介して得られたスペ
クトル拡散信号を第2の拡散符号発生回路からの拡散符
号により逆拡散復調する逆拡散回路部(40)とを少なく
とも備えたスペクトル拡散変調復調装置において、 逆拡散回路部には、任意の伝送媒体又は記録媒体介在中
に混入した干渉波等の雑音を含むスペクトル拡散信号を
入力して第2の拡散符号発生回路からの拡散符号との乗
算による逆拡散を行なって逆拡散復調信号を出力する第
1の乗算器(3)と、逆拡散復調信号より復調情報信号
及び復調情報信号周波数帯域内に存在する拡散雑音成分
を除去した拡散雑音を出力する高域波器(F1)と、こ
の拡散雑音と上記拡散符号におけるメインローブの高域
成分を増強した高域増強拡散符号とを乗算して第2の乗
算出力を得る第2の乗算器(4)と、この乗算出力より
拡散符号のメインローブの中域周波数より高い周波数成
分を減衰させる第1の低域波器(F3)と、拡散符号の
メインローブの中域周波数より高い周波数成分を減衰さ
せて高域減衰拡散符号を得る第2の低域波器(F4)
と、高域減衰拡散符号と第1の低域波器の出力とを乗
算して第3の乗算出力を得る第3の乗算器(5)と、こ
の乗算出力信号中の低域成分を増強することにより上記
逆拡散復調信号中の拡散雑音と等価な生成拡散雑音を復
元,出力する増強手段と、増強手段からの拡散雑音と上
記逆拡散復調信号との減算を行なうことにより干渉波成
分を相殺して高品質の復調情報信号を出力する減算器
(17)とを具備したものである。
消するために、変調部(10)には、拡散符号を生成して
出力する第1の拡散符号発生回路(8)と、この拡散符
号を入力情報信号に乗算して拡散変調する拡散手段
(2)とを備え、復調部(20)には、上記拡散符号と等
価な拡散符号を生成する第2の拡散符号発生回路(9)
と、任意の伝送媒体又は記録媒体を介して得られたスペ
クトル拡散信号を第2の拡散符号発生回路からの拡散符
号により逆拡散復調する逆拡散回路部(40)とを少なく
とも備えたスペクトル拡散変調復調装置において、 逆拡散回路部には、任意の伝送媒体又は記録媒体介在中
に混入した干渉波等の雑音を含むスペクトル拡散信号を
入力して第2の拡散符号発生回路からの拡散符号との乗
算による逆拡散を行なって逆拡散復調信号を出力する第
1の乗算器(3)と、逆拡散復調信号より復調情報信号
及び復調情報信号周波数帯域内に存在する拡散雑音成分
を除去した拡散雑音を出力する高域波器(F1)と、こ
の拡散雑音と上記拡散符号におけるメインローブの高域
成分を増強した高域増強拡散符号とを乗算して第2の乗
算出力を得る第2の乗算器(4)と、この乗算出力より
拡散符号のメインローブの中域周波数より高い周波数成
分を減衰させる第1の低域波器(F3)と、拡散符号の
メインローブの中域周波数より高い周波数成分を減衰さ
せて高域減衰拡散符号を得る第2の低域波器(F4)
と、高域減衰拡散符号と第1の低域波器の出力とを乗
算して第3の乗算出力を得る第3の乗算器(5)と、こ
の乗算出力信号中の低域成分を増強することにより上記
逆拡散復調信号中の拡散雑音と等価な生成拡散雑音を復
元,出力する増強手段と、増強手段からの拡散雑音と上
記逆拡散復調信号との減算を行なうことにより干渉波成
分を相殺して高品質の復調情報信号を出力する減算器
(17)とを具備したものである。
本発明のスペクトル拡散変調復調装置について、第1図
を参照して説明する。第1図は本発明のSS変調復調装置
1を示すブロック図、第2図は装置各部の動作説明用信
号スペクトル図であり、第1図において、第3図に示し
た基本構成図(従来装置)と同一構成箇所には同一符号
を付す。なお、この変調部10と復調部20を別個に描いて
いるが、これは2つの装置間で通信を行なう場合におけ
る干渉波の混入を説明するためであり、実際の移動式電
話等の通信装置では、両者が一体的に構成された装置と
して提供される。その場合には拡散符号発生回路は1個
で兼用される。
を参照して説明する。第1図は本発明のSS変調復調装置
1を示すブロック図、第2図は装置各部の動作説明用信
号スペクトル図であり、第1図において、第3図に示し
た基本構成図(従来装置)と同一構成箇所には同一符号
を付す。なお、この変調部10と復調部20を別個に描いて
いるが、これは2つの装置間で通信を行なう場合におけ
る干渉波の混入を説明するためであり、実際の移動式電
話等の通信装置では、両者が一体的に構成された装置と
して提供される。その場合には拡散符号発生回路は1個
で兼用される。
変調部10の信号源(データ発生部)31は、3kbits/secの
送信用データD{d(t);第2図(A)参照}を発生
させている。データ発生部31の出力に含まれる高い周波
数成分が拡散符号に干渉しないように、この高い周波数
成分を除去するLPF12を介して乗算器2に供給し、拡散
符号発生回路8からの拡散符号との乗算による拡散を行
なってSS信号Dss{=d(t)P(t);第2図(c)
参照}を生成している。拡散符号発生回路8(及び9)
は、1MHzクロックで1周期1023ビットの疑似雑音符号
{同図(B)には拡散符号のメインローブとサイドロー
ブの一部を示している}を発生させている。
送信用データD{d(t);第2図(A)参照}を発生
させている。データ発生部31の出力に含まれる高い周波
数成分が拡散符号に干渉しないように、この高い周波数
成分を除去するLPF12を介して乗算器2に供給し、拡散
符号発生回路8からの拡散符号との乗算による拡散を行
なってSS信号Dss{=d(t)P(t);第2図(c)
参照}を生成している。拡散符号発生回路8(及び9)
は、1MHzクロックで1周期1023ビットの疑似雑音符号
{同図(B)には拡散符号のメインローブとサイドロー
ブの一部を示している}を発生させている。
説明の便宜上設けたノイズ発生部32の具体的ノイズ源と
しては、実際上は他局からの大電力の信号等があるが、
実験的に再現させるには、CW(Continuous Wave)信号
用オッシレータやランダムノイズ発生用ノイズ発生器等
を使用して、そのノイズ信号を加算器15にて上記SS信号
Dssに加算させると良い。以下の説明においては、ノイ
ズ信号(妨害波)として、第2図(D)に示すように比
較的低い周波数の妨害波(低域干渉波)I1と高い周波数
の干渉波(高域干渉波)I2を代表例として扱うことにす
る。なお、両干渉波ともSS信号ではなく、一般的な狭帯
域の信号である。
しては、実際上は他局からの大電力の信号等があるが、
実験的に再現させるには、CW(Continuous Wave)信号
用オッシレータやランダムノイズ発生用ノイズ発生器等
を使用して、そのノイズ信号を加算器15にて上記SS信号
Dssに加算させると良い。以下の説明においては、ノイ
ズ信号(妨害波)として、第2図(D)に示すように比
較的低い周波数の妨害波(低域干渉波)I1と高い周波数
の干渉波(高域干渉波)I2を代表例として扱うことにす
る。なお、両干渉波ともSS信号ではなく、一般的な狭帯
域の信号である。
次に、復調部20の構成及び動作について説明する。30は
拡散雑音生成部であり、これは4つのフィルタF2〜F5及
び2つの乗算器4,5より成り、復調部20の主たる構成要
素となっている。なお、これらのフィルタのうち、F2,F
3,F5は寧ろイコライザとしての特性を有するが、各々低
い方の遮断周波数f2,f5及びf8の個所のレベルが略0で
あればフィルタと見做せるので、広義的にフィルタと呼
んでいる。この拡散雑音生成部30と乗算器3,フィルタF1
及び減算器17とで逆拡散回路部40を構成している。な
お、LPF13(遮断周波数≒1)も必ずしも無くてもよ
いが、これを設ければ減算器17以前の諸回路で生じた細
かな洩れノイズを一層確実に除去できるので、SN(DU)
比の一段と優れた復調情報信号Dを出力端子Outに得る
ことができる。
拡散雑音生成部であり、これは4つのフィルタF2〜F5及
び2つの乗算器4,5より成り、復調部20の主たる構成要
素となっている。なお、これらのフィルタのうち、F2,F
3,F5は寧ろイコライザとしての特性を有するが、各々低
い方の遮断周波数f2,f5及びf8の個所のレベルが略0で
あればフィルタと見做せるので、広義的にフィルタと呼
んでいる。この拡散雑音生成部30と乗算器3,フィルタF1
及び減算器17とで逆拡散回路部40を構成している。な
お、LPF13(遮断周波数≒1)も必ずしも無くてもよ
いが、これを設ければ減算器17以前の諸回路で生じた細
かな洩れノイズを一層確実に除去できるので、SN(DU)
比の一段と優れた復調情報信号Dを出力端子Outに得る
ことができる。
各フィルタF1〜F5の各遮断周波数は、例えば次のように
設定される。1 =14.6kHz,2=350kHz,3970kHz,4 =800kHz,5=2.1MHz,6=500kHz,7 =3.65kHz,8=14.65kHz 復調部20の乗算器3(M2)への入力信号は、上記第2図
(D)示の如きスペクトルの信号であるが、ここで拡散
符号発生回路9からの拡散符号との乗算による逆拡散が
行なわれ、その結果、同図(E)に示すような逆拡散出
力信号eが得られる。この出力信号eのスペクトルは多
少複雑なので、以下の信号処理においては、理解を容易
にするために、低域干渉波±I1の成分と高域干渉波±I2
の成分とに分けて説明する。
設定される。1 =14.6kHz,2=350kHz,3970kHz,4 =800kHz,5=2.1MHz,6=500kHz,7 =3.65kHz,8=14.65kHz 復調部20の乗算器3(M2)への入力信号は、上記第2図
(D)示の如きスペクトルの信号であるが、ここで拡散
符号発生回路9からの拡散符号との乗算による逆拡散が
行なわれ、その結果、同図(E)に示すような逆拡散出
力信号eが得られる。この出力信号eのスペクトルは多
少複雑なので、以下の信号処理においては、理解を容易
にするために、低域干渉波±I1の成分と高域干渉波±I2
の成分とに分けて説明する。
まず、信号eより高域干渉波±I2の成分を省略すると、
同図(F)に示すようなスペクトルとなる。次段のフィ
ルタF1は、逆拡散出力信号中の復調情報信号Dを除去す
るために、情報信号Dの周波数帯域の上端と略同じ値に
その遮断周波数1を設定されるHPFなので、その出力
信号のスペクトルは同図(G)のようになって乗算器4
(M3)の一方の端子に供給される。乗算器4の他方の端
子にはフィルタF2によって周波数特性が補正された拡散
符号が供給されるが、これは第1図に示すように、フィ
ルタF2が遮断周波数f3以上の帯域では遮断周波数f2
以下の周波数帯域に比べて約2倍のレベルに入力信号を
増強するよう構成されている(即ち単なるフィルタでは
なくイコライザ)からであり、その結果、拡散符号発生
回路9からの拡散符号は第2図(H)に示すようなスペ
クトル波形とされる。そのため、乗算器4の乗算出力は
同図(I)のようなものとなる。なお、LPF(低域波
器)であるフィルタF3の遮断周波数4は800kHzと十分
高いので、フィルタF3の出力は乗算器4の出力中の洩れ
成分(狭帯域拡散干渉波の再拡散成分)−i1{位相的に
は負なので“−”及び破線で示している}の高域成分が
多少除去される程度の略同様な波形となって、乗算器5
(M4)の一方の端子に供給される。
同図(F)に示すようなスペクトルとなる。次段のフィ
ルタF1は、逆拡散出力信号中の復調情報信号Dを除去す
るために、情報信号Dの周波数帯域の上端と略同じ値に
その遮断周波数1を設定されるHPFなので、その出力
信号のスペクトルは同図(G)のようになって乗算器4
(M3)の一方の端子に供給される。乗算器4の他方の端
子にはフィルタF2によって周波数特性が補正された拡散
符号が供給されるが、これは第1図に示すように、フィ
ルタF2が遮断周波数f3以上の帯域では遮断周波数f2
以下の周波数帯域に比べて約2倍のレベルに入力信号を
増強するよう構成されている(即ち単なるフィルタでは
なくイコライザ)からであり、その結果、拡散符号発生
回路9からの拡散符号は第2図(H)に示すようなスペ
クトル波形とされる。そのため、乗算器4の乗算出力は
同図(I)のようなものとなる。なお、LPF(低域波
器)であるフィルタF3の遮断周波数4は800kHzと十分
高いので、フィルタF3の出力は乗算器4の出力中の洩れ
成分(狭帯域拡散干渉波の再拡散成分)−i1{位相的に
は負なので“−”及び破線で示している}の高域成分が
多少除去される程度の略同様な波形となって、乗算器5
(M4)の一方の端子に供給される。
一方、フィルタF4もLPFの一種で、周波数6以上の帯
域を減衰させるよう構成されており、その結果、拡散符
号発生回路9からの拡散符号は第2図(J)に示すよう
なスペクトル波形とされる。これにより、乗算器5の乗
算出力は同図(K)のようになる。この図を上記(F)
図,(G)図と比較すると、データDの周波数帯域に略
相当する部分のレベルが半分以下になっている。そこ
で、次段のフィルタ(イコライザでも良い)F5でこの部
分を増幅することにより同図(L)のような拡散高域干
渉波成分±I1′ssを復元し、これを更に減算器17に供給
して、同図(E)に示した逆拡散出力信号eに含まれる
拡散低域干渉波成分±I1ssを相殺するわけである。な
お、復元された拡散低域干渉波成分に、±I1′ssの如
く′を付しているのは、後述の如くフィルタF1により除
去された部分の復元が完全ではないことを意味する。
域を減衰させるよう構成されており、その結果、拡散符
号発生回路9からの拡散符号は第2図(J)に示すよう
なスペクトル波形とされる。これにより、乗算器5の乗
算出力は同図(K)のようになる。この図を上記(F)
図,(G)図と比較すると、データDの周波数帯域に略
相当する部分のレベルが半分以下になっている。そこ
で、次段のフィルタ(イコライザでも良い)F5でこの部
分を増幅することにより同図(L)のような拡散高域干
渉波成分±I1′ssを復元し、これを更に減算器17に供給
して、同図(E)に示した逆拡散出力信号eに含まれる
拡散低域干渉波成分±I1ssを相殺するわけである。な
お、復元された拡散低域干渉波成分に、±I1′ssの如
く′を付しているのは、後述の如くフィルタF1により除
去された部分の復元が完全ではないことを意味する。
次に、高域干渉波±I2の信号処理について、同図(M)
以下を参照して説明する。同図(E)に示した逆拡散出
力信号eに含まれる同図(F)に示した拡散低域干渉波
成分±I1ssを省略すると、同図(M)に示すようなスペ
クトルとなる。次段のフィルタF1で復調情報信号Dを除
去した後{同図(N)参照}、乗算器4(M3)において
フィルタF2からの拡散符号{同図(H)参照}を乗算す
る。しかる後、前記フィルタF3を通すと、同図(O)に
示すような復調高域干渉波成分±I2′ss及び洩れ成分−
i2が得られる。このフィルタF3の出力を乗算器5にて前
記フィルタF4からの拡散符号を乗算した後、次段のフィ
ルタF5に通すことにより、同図(P)図示のように拡散
高域干渉波成分±I2′ssを復元し、これを更に減算器17
に供給することにより、同図(E)図示の逆拡散出力信
号eに含まれる拡散高域干渉波成分±I2ssを相殺する。
即ち、以上の信号処理により、SS干渉波成分はその周波
数の高低に拘らず消滅し、上記減算器17の出力信号eの
うちの復調情報信号Dのみが出力されるわけである。
以下を参照して説明する。同図(E)に示した逆拡散出
力信号eに含まれる同図(F)に示した拡散低域干渉波
成分±I1ssを省略すると、同図(M)に示すようなスペ
クトルとなる。次段のフィルタF1で復調情報信号Dを除
去した後{同図(N)参照}、乗算器4(M3)において
フィルタF2からの拡散符号{同図(H)参照}を乗算す
る。しかる後、前記フィルタF3を通すと、同図(O)に
示すような復調高域干渉波成分±I2′ss及び洩れ成分−
i2が得られる。このフィルタF3の出力を乗算器5にて前
記フィルタF4からの拡散符号を乗算した後、次段のフィ
ルタF5に通すことにより、同図(P)図示のように拡散
高域干渉波成分±I2′ssを復元し、これを更に減算器17
に供給することにより、同図(E)図示の逆拡散出力信
号eに含まれる拡散高域干渉波成分±I2ssを相殺する。
即ち、以上の信号処理により、SS干渉波成分はその周波
数の高低に拘らず消滅し、上記減算器17の出力信号eの
うちの復調情報信号Dのみが出力されるわけである。
ここで、復調部20における欠落拡散ノイズスペクトル復
元の原理について、より詳細に説明する。まず、拡散信
号の周波数帯域の低域に飛込んできた干渉波(妨害波)
の打消しに際し、復調情報信号Dを除去することにより
生じる拡散干渉波の欠落成分復元の原理について、第4
図及び第5図(A)〜(H)を併せ参照して説明する。
なお、第4図ではフィルタF3の周波数特性は第1図のも
のとは異っているように描かれているが、前記の如く第
1図における遮断周波数f5以上の成分のレベルが略0
であれば等価と見做せるので問題はない。また、第4図
では第1図におけるフィルタF2,F4の図示を説明の便宜
上省略しており、その他第1図に示したブロック構成図
と同一構成要素には同一符号を付している。
元の原理について、より詳細に説明する。まず、拡散信
号の周波数帯域の低域に飛込んできた干渉波(妨害波)
の打消しに際し、復調情報信号Dを除去することにより
生じる拡散干渉波の欠落成分復元の原理について、第4
図及び第5図(A)〜(H)を併せ参照して説明する。
なお、第4図ではフィルタF3の周波数特性は第1図のも
のとは異っているように描かれているが、前記の如く第
1図における遮断周波数f5以上の成分のレベルが略0
であれば等価と見做せるので問題はない。また、第4図
では第1図におけるフィルタF2,F4の図示を説明の便宜
上省略しており、その他第1図に示したブロック構成図
と同一構成要素には同一符号を付している。
第5図(A)に示すような入力SS波aの復調は、乗算器
3において拡散符号b{P(t)}を乗算することによ
り行なわれるが、その復調出力としては、同図(C)に
示すように、復調情報信号Dの他に干渉波±I1の拡散さ
れた拡散干渉波±I1ssが生ずる。次段のフィルタ(HP
F)F1は乗算(逆拡散)出力信号c中の、復調情報信号
D{を含む遮断周波数1以下の周波数成分}を除去す
るものであり、従ってそのHPF出力は、同図(D)に示
すようにSS干渉波±I1ssの一部が除去された±I1′ssと
なる。
3において拡散符号b{P(t)}を乗算することによ
り行なわれるが、その復調出力としては、同図(C)に
示すように、復調情報信号Dの他に干渉波±I1の拡散さ
れた拡散干渉波±I1ssが生ずる。次段のフィルタ(HP
F)F1は乗算(逆拡散)出力信号c中の、復調情報信号
D{を含む遮断周波数1以下の周波数成分}を除去す
るものであり、従ってそのHPF出力は、同図(D)に示
すようにSS干渉波±I1ssの一部が除去された±I1′ssと
なる。
かかるHPF出力を乗算器4にて再度拡散符号bと乗算す
ると、同図(E)に示すように、干渉波±I1と狭帯域拡
散干渉波の再拡散成分−i1が生ずる。この再拡散成分
(位相的には負)を極力減衰させ得るよう構成した所
に、本発明装置の最大の特徴がある。即ち、再拡散成分
のパワースペクトル全体のうち約3/4のパワーとなる個
所の周波数5を遮断周波数としてスペクトルの高域成
分を次段のフィルタ(LPF)F3にて除去することにより
実現している。この遮断周波数4は、拡散符号信号(s
inX/X)2のスペクトルのメインローブ帯域を1MHzとした
場合、約500kHzである。従って、フィルタF3の出力信号
のスペクトルは第5図(F)に示すようなものとなり、
次段の乗算器5における拡散符号bとの乗算により、同
図(G)に示すように欠落拡散干渉波の欠落部分でスペ
クトルの1/4が復元される。かかる乗算出力gを更に次
段のフィルタ(イコライザ)F5にて周波数特性を補正す
ることにより、同図(H)に示すような、同図(C)に
示した拡散干渉波±I1ssと等価な拡散干渉波が復元され
る。そこで、両信号を減算器17に供給して引算を行なえ
ば、復調信号中の拡散干渉波成分±I1ssは、略完全に除
去されるわけである。
ると、同図(E)に示すように、干渉波±I1と狭帯域拡
散干渉波の再拡散成分−i1が生ずる。この再拡散成分
(位相的には負)を極力減衰させ得るよう構成した所
に、本発明装置の最大の特徴がある。即ち、再拡散成分
のパワースペクトル全体のうち約3/4のパワーとなる個
所の周波数5を遮断周波数としてスペクトルの高域成
分を次段のフィルタ(LPF)F3にて除去することにより
実現している。この遮断周波数4は、拡散符号信号(s
inX/X)2のスペクトルのメインローブ帯域を1MHzとした
場合、約500kHzである。従って、フィルタF3の出力信号
のスペクトルは第5図(F)に示すようなものとなり、
次段の乗算器5における拡散符号bとの乗算により、同
図(G)に示すように欠落拡散干渉波の欠落部分でスペ
クトルの1/4が復元される。かかる乗算出力gを更に次
段のフィルタ(イコライザ)F5にて周波数特性を補正す
ることにより、同図(H)に示すような、同図(C)に
示した拡散干渉波±I1ssと等価な拡散干渉波が復元され
る。そこで、両信号を減算器17に供給して引算を行なえ
ば、復調信号中の拡散干渉波成分±I1ssは、略完全に除
去されるわけである。
なお、拡散雑音生成部を上記第4図示のように構成する
代りに、第6図示の如くフィルタ(HPF)F3を拡散符号
b供給側に挿入し、拡散符号のパワースペクトルを約3/
4に減衰した後、乗算出力eに乗算するよう構成して
も、ほぼ同様の目的を達成することができる。
代りに、第6図示の如くフィルタ(HPF)F3を拡散符号
b供給側に挿入し、拡散符号のパワースペクトルを約3/
4に減衰した後、乗算出力eに乗算するよう構成して
も、ほぼ同様の目的を達成することができる。
次に、拡散周波数帯域の中高域に飛込んできた干渉波の
打消しに際して、復調情報信号Dの除去により生じる拡
散干渉波の欠落成分復元の原理について、第7図
(A),(B);第9図(A)〜(F)の部分ブロック
図及び第8図(A)〜(G)のスペクトル図を併せ参照
して説明する。考え方としては、前記した拡散周波数帯
域の低域に飛込んできた干渉波の打消しにおける回路構
成中のLPF(F3)をHPFに代えれば良いように見えるが、
同時に入力される低域干渉波の打消しが逆転して悪化し
たり、遮断周波数領域でも良好な打消しができないの
で、単にフィルタの特性を変えるだけでは良好な信号処
理(復元)ができないことを、本出願人は確認してい
る。なお、第7図において、第1図に示したブロック構
成図と同一構成要素には同一符号を付している。
打消しに際して、復調情報信号Dの除去により生じる拡
散干渉波の欠落成分復元の原理について、第7図
(A),(B);第9図(A)〜(F)の部分ブロック
図及び第8図(A)〜(G)のスペクトル図を併せ参照
して説明する。考え方としては、前記した拡散周波数帯
域の低域に飛込んできた干渉波の打消しにおける回路構
成中のLPF(F3)をHPFに代えれば良いように見えるが、
同時に入力される低域干渉波の打消しが逆転して悪化し
たり、遮断周波数領域でも良好な打消しができないの
で、単にフィルタの特性を変えるだけでは良好な信号処
理(復元)ができないことを、本出願人は確認してい
る。なお、第7図において、第1図に示したブロック構
成図と同一構成要素には同一符号を付している。
第8図(A)に示すような入力SS波aの復調は、乗算器
3において拡散符号b{P(t)}を乗算することによ
り行なわれ、その復調出力として同図(C)に示すよう
に、復調情報信号Dと干渉波±I2の拡散された拡散干渉
波±I2ssとが生ずる。次段のフィルタ(HPF)F1は乗算
(逆拡散)出力信号c中の、復調情報信号D{を含む遮
断周波数1以下の周波数成分}を除去するものであ
り、従ってそのHPFの出力は、同図(D)に示すようにS
S干渉波±I2ssの一部が除去された±I2′ssとなる。
3において拡散符号b{P(t)}を乗算することによ
り行なわれ、その復調出力として同図(C)に示すよう
に、復調情報信号Dと干渉波±I2の拡散された拡散干渉
波±I2ssとが生ずる。次段のフィルタ(HPF)F1は乗算
(逆拡散)出力信号c中の、復調情報信号D{を含む遮
断周波数1以下の周波数成分}を除去するものであ
り、従ってそのHPFの出力は、同図(D)に示すようにS
S干渉波±I2ssの一部が除去された±I2′ssとなる。
かかるHPF出力を乗算器4にて再度拡散符号bと乗算す
ると、同図(E)に示すように、干渉波±I2(より正確
には±I2′)と狭帯域拡散干渉波の再拡散成分−i2′が
生ずる。この再拡散成分(負の位相)をも極力減衰させ
得るようにしたことが本発明装置の最大の特徴である
が、これについて第9図を参照し乍ら説明する。なお、
第9図(D),(F)のHPFの周波数特性は第1図のフ
ィルタF1と略同じ(復調情報信号除去用)であり、同図
(B),(E)のフィルタ(イコライザ)の周波数特性
はフィルタF3の周波数特性と略同じである。
ると、同図(E)に示すように、干渉波±I2(より正確
には±I2′)と狭帯域拡散干渉波の再拡散成分−i2′が
生ずる。この再拡散成分(負の位相)をも極力減衰させ
得るようにしたことが本発明装置の最大の特徴である
が、これについて第9図を参照し乍ら説明する。なお、
第9図(D),(F)のHPFの周波数特性は第1図のフ
ィルタF1と略同じ(復調情報信号除去用)であり、同図
(B),(E)のフィルタ(イコライザ)の周波数特性
はフィルタF3の周波数特性と略同じである。
同図(A)において、乗算器への2つの正弦波(又は余
弦波)入力信号の振幅をA1,A2とすると、その乗算出力
はA1・A2/2となる。同図(B)は、乗算器の一方の入力
端子にフィルタを挿入すると、その乗算出力振幅はフィ
ルタの特性に従うことを示している。そこで同図(C)
に示すように、乗算器の両入力端子の各々に、互いに相
補的な特性を有するフィルタを挿入すると、その乗算出
力(振幅)は同図(A)と同じ結果になる。ここで、干
渉波を高域干渉波と限定すれば、同図(D)のHPFによ
って拡散干渉波(雑音成分)は第8図(D)のようにそ
の一部が除去される。これは見方を変えると、拡散干渉
波にとってはそのメインローブの先端付近{第8図
(A)のDssに置換えると高い周波数成分}が除去され
たことになり、従って近似的に第9図(E)のフィルタ
で除去されたのと等価になるとの考えに基づき、乗算器
の各入力端子に挿入するフィルタを同図(F)に示すよ
うな特性とすれば、同図(C)同様の理屈からHPFによ
る影響はほぼ補正されることが判る。従って、第7図
(B)の乗算器4の出力信号gにおける再拡散成分−i2
は、第8図(G)に示すように、同図(E)に示した再
拡散成分−i2′よりも少なくなる。なお、第8図(F)
はフィルタ(イコライザ)F2により高域成分が増幅され
た拡散符号信号のスペクトルである{第2図(H)に同
じ}。
弦波)入力信号の振幅をA1,A2とすると、その乗算出力
はA1・A2/2となる。同図(B)は、乗算器の一方の入力
端子にフィルタを挿入すると、その乗算出力振幅はフィ
ルタの特性に従うことを示している。そこで同図(C)
に示すように、乗算器の両入力端子の各々に、互いに相
補的な特性を有するフィルタを挿入すると、その乗算出
力(振幅)は同図(A)と同じ結果になる。ここで、干
渉波を高域干渉波と限定すれば、同図(D)のHPFによ
って拡散干渉波(雑音成分)は第8図(D)のようにそ
の一部が除去される。これは見方を変えると、拡散干渉
波にとってはそのメインローブの先端付近{第8図
(A)のDssに置換えると高い周波数成分}が除去され
たことになり、従って近似的に第9図(E)のフィルタ
で除去されたのと等価になるとの考えに基づき、乗算器
の各入力端子に挿入するフィルタを同図(F)に示すよ
うな特性とすれば、同図(C)同様の理屈からHPFによ
る影響はほぼ補正されることが判る。従って、第7図
(B)の乗算器4の出力信号gにおける再拡散成分−i2
は、第8図(G)に示すように、同図(E)に示した再
拡散成分−i2′よりも少なくなる。なお、第8図(F)
はフィルタ(イコライザ)F2により高域成分が増幅され
た拡散符号信号のスペクトルである{第2図(H)に同
じ}。
このようにして得られた乗算器4の出力信号gは、第1
図に示した次段のフィルタF3に送られ、以下前記同様の
信号処理が施されて、減算器17からは復調信号中の拡散
干渉波成分±I2ssが略完全に除去された復調情報信号D
が得られるわけである。
図に示した次段のフィルタF3に送られ、以下前記同様の
信号処理が施されて、減算器17からは復調信号中の拡散
干渉波成分±I2ssが略完全に除去された復調情報信号D
が得られるわけである。
本発明装置の復調部20における干渉波抑圧特性(復調ノ
イズ特性)を、第10図の曲線(ロ)に示す。これを曲線
(イ)と比較すると、本発明装置においては従来装置よ
りも一段と抑圧特性が改善され、特に比較的に低い周波
数帯域では大幅に低減し得る特性となっている。
イズ特性)を、第10図の曲線(ロ)に示す。これを曲線
(イ)と比較すると、本発明装置においては従来装置よ
りも一段と抑圧特性が改善され、特に比較的に低い周波
数帯域では大幅に低減し得る特性となっている。
以上の説明においては、変調部10で発生される信号は情
報信号Dとしたが、これに限らず他の信号(例えばFM変
調やPSK変調されたデータ)でも良い。
報信号Dとしたが、これに限らず他の信号(例えばFM変
調やPSK変調されたデータ)でも良い。
本発明のスペクトル拡散変調復調装置は以上のように構
成したので、かなり大レベルの低域及び/又は高域周波
数の干渉波が混入しても、従来装置に比べてこれを大幅
に抑圧,除去でき、CW信号(単一波)やランダムノイズ
等に対してもかなり抑圧効果があるという優れた特徴を
有している。
成したので、かなり大レベルの低域及び/又は高域周波
数の干渉波が混入しても、従来装置に比べてこれを大幅
に抑圧,除去でき、CW信号(単一波)やランダムノイズ
等に対してもかなり抑圧効果があるという優れた特徴を
有している。
第1図は本発明のSS変調復調装置の一実施例を示すブロ
ック図、第2図は第1図示の装置の各構成部分の動作説
明用周波数スペクトル図、第3図は従来装置を示すブロ
ック図、第4図及び第6図は復調部における低域干渉波
の欠落拡散ノイズスペクトル復元の原理説明用ブロック
図、第5図は第4図示のブロックの各構成部分の動作説
明用周波数スペクトル図、第7図(A),(B)及び第
9図(A)〜(F)は復調部における高域干渉波の欠落
拡散ノイズスペクトル復元動作説明用のブロック図、第
8図(A)〜(G)は第7図示の回路の各構成部分の動
作説明用周波数スペクトル図、第10図は従来装置及び本
発明装置における干渉波抑圧特性図である。 1…SS変調復調装置、2〜5…乗算器、8,9…拡散符号
発生回路、10…変調部、17…減算器、20…復調部、30…
拡散雑音生成部、40…逆拡散回路部、F1〜F5…フィル
タ。
ック図、第2図は第1図示の装置の各構成部分の動作説
明用周波数スペクトル図、第3図は従来装置を示すブロ
ック図、第4図及び第6図は復調部における低域干渉波
の欠落拡散ノイズスペクトル復元の原理説明用ブロック
図、第5図は第4図示のブロックの各構成部分の動作説
明用周波数スペクトル図、第7図(A),(B)及び第
9図(A)〜(F)は復調部における高域干渉波の欠落
拡散ノイズスペクトル復元動作説明用のブロック図、第
8図(A)〜(G)は第7図示の回路の各構成部分の動
作説明用周波数スペクトル図、第10図は従来装置及び本
発明装置における干渉波抑圧特性図である。 1…SS変調復調装置、2〜5…乗算器、8,9…拡散符号
発生回路、10…変調部、17…減算器、20…復調部、30…
拡散雑音生成部、40…逆拡散回路部、F1〜F5…フィル
タ。
Claims (1)
- 【請求項1】変調部には、拡散符号を生成して出力する
第1の拡散符号発生回路と、該拡散符号発生回路からの
拡散符号を入力情報信号に乗算することにより拡散変調
してスペクトル拡散信号を出力する拡散手段とを備え、
復調部には、上記変調部における拡散符号と等価な拡散
符号を生成して出力する第2の拡散符号発生回路と、任
意の伝送媒体を介するか又は記録媒体に記録,再生して
得られたスペクトル拡散信号を上記第2の拡散符号発生
回路からの拡散符号により逆拡散復調する逆拡散回路部
とを備えたスペクトル拡散変調復調装置であって、 上記逆拡散回路部には、任意の伝送媒体を介して伝送さ
れるか又は記録媒体に記録,再生されている最中に混入
した干渉波等の雑音を含むスペクトル拡散信号を入力し
て上記第2の拡散符号発生回路からの拡散符号との乗算
による逆拡散を行なって逆拡散復調信号を出力する第1
の乗算器と、該逆拡散復調信号より復調情報信号及び復
調情報信号周波数帯域内に存在する拡散雑音成分を除去
した拡散雑音を出力する高域波器と、上記拡散雑音と
上記拡散符号におけるメインローブの高域成分を増強し
た高域増強拡散符号とを乗算して第2の乗算出力を得る
第2の乗算器と、該第2の乗算出力より上記拡散符号の
メインローブの中域周波数より高い周波数成分を減衰さ
せる第1の低域波器と、上記拡散符号のメインローブ
の中域周波数より高い周波数成分を減衰させて高域減衰
拡散符号を得る第2の低域波器と、該高域減衰拡散符
号と上記第1の低域波器の出力信号とを乗算して第3
の乗算出力を得る第3の乗算器と、該第3の乗算器の出
力信号中の低域成分を増強することにより上記逆拡散復
調信号中の拡散雑音と等価な拡散雑音を復元,出力する
増強手段と、該増強手段からの拡散雑音と上記逆拡散復
調信号との減算を行なうことにより干渉波成分を相殺し
て復調情報信号のみを出力する減算器とを具備したこと
を特徴とする、スペクトル拡散変調復調装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2253689A JPH0779281B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | スペクトル拡散変調復調装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2253689A JPH0779281B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | スペクトル拡散変調復調装置 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH04132327A JPH04132327A (ja) | 1992-05-06 |
| JPH0779281B2 true JPH0779281B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=17254780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2253689A Expired - Lifetime JPH0779281B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | スペクトル拡散変調復調装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH0779281B2 (ja) |
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-
1991
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| Publication number | Publication date |
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| JPH04132327A (ja) | 1992-05-06 |
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