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JPH0783469B2 - 動きベクトル検出装置 - Google Patents
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JPH0783469B2 - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

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JPH0783469B2
JPH0783469B2 JP60165072A JP16507285A JPH0783469B2 JP H0783469 B2 JPH0783469 B2 JP H0783469B2 JP 60165072 A JP60165072 A JP 60165072A JP 16507285 A JP16507285 A JP 16507285A JP H0783469 B2 JPH0783469 B2 JP H0783469B2
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吉道 大塚
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば高品位テレビジョン方式(所謂HD方
式)をPAL方式に変換する方式変換装置のフィールド数
変換装置に適用される動きベクトル検出装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、HD方式からPAL方式への方式変換装置のよ
うに、入力画像の方が横又は縦の一方又両者の長さに関
して出力画像より大きい場合に適用される動きベクトル
検出装置において、入力画像の動きベクトルを検出する
時に、出力画像と重なり合わない入力画像の第2の領域
中で第2の動きベクトルを検出し、出力画像と重なり合
う入力画像の第1の領域中で第1の動きベクトルを検出
し、主たる第1の動きベクトルのみならず、第2の動き
ベクトルをも利用して動き補正用の動きベクトルを形成
することにより、スムーズな動き補正が可能な動きベク
トル検出装置である。
〔従来の技術〕
テレビジョン方式変換装置に適用される動きベクトル検
出装置として、単なる間引き処理のように、変換後の画
像中の動きが不自然となることを防止できる動き補正を
利用したものが知られている。(1125ライン/60フイー
ルド)のHD方式を(625ライン/50フイールド)のPAL方
式に変換する方式変換装置においても、動き補正を利用
したフイールド数変換装置が用いられる。
このHD方式とPAL方式とは、画面のアスペクト比が異な
っている。HD方式は、(5:3)であり、PAL方式は、(4:
3)である。従来の方式変換装置では、特開昭59−12228
6号公報に記載されているように、HD方式の入力画像の
両端部の領域は、けずり取られていた。また、動き補正
を用いる場合でも、入力画像中の動きを検出する領域と
して、第3図に示すように、(5:3)のアスペクト比の
画面の中で、両側の夫々10%の幅の領域1A,1Bを除く、
出力画像と重なる合う中央の領域1Cのみが用いられてい
た。これは、入力画像の全領域で動きを検出すると、出
力される画像の外の両側の領域1A,1Bで被写体が動いた
場合でも、動き補正がなされたり、中央部の領域1Cと両
側の領域1A,1Bとの夫々の動きに差があった場合は、正
しい動き検出が行ないないからである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第3図に示すように、右側から左側に向かって被写体と
しての自動車が一定の速度で画面を横切る画像の場合、
従来の動きベクトル検出装置は、領域1Bにおいて動きベ
クトルを検出していないため、中央部の領域1Cに自動車
がある程度入り込んで動き部分の面積が大きくならない
と、動きベクトルを検出できない欠点があった。また、
急激な変化を抑えたり、画面の飛びや動きの不連続性を
なくすために、検出された動きベクトルは、通常、ロー
パスフィルタによるフィルタリング処理をうける。この
ため、領域1Cで動きベクトルが検出されてから動き補正
がなされるまでに時間がかかる。これらの理由により、
出力画像は、自動車が一旦ブレーキを踏んでからスター
トするような不自然なものとなる欠点があった。
従って、この発明の目的は、画面内に被写体が移動して
入って来るような画像の動き補正を良好に行うことがで
きる動きベクトル検出装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、入力画像の横方向の画素数又は入力画像の
縦方向の画素数の少なくとも一方に比してより少ない横
又は縦方向の画素数を有する出力画像を形成する際に、
入力画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装
置において、 入力画像のうち出力画像と重なり合う領域を入力画像の
第1の領域とし、入力画像の第1の領域において、第1
の動きベクトルを検出する第1の動きベクトル検出部
と、 入力画像のうち出力画像と重なり合わない領域を入力画
像の第2の領域とし、入力画像の第2の領域において、
第2の動きベクトルを検出する第2の動きベクトル検出
部と、 第1及び第2の動きベクトル検出部から出力される第1
及び第2の動きベクトルに基づいて、第1の動きベクト
ルに対して平滑化処理を施すフィルタリング処理部とを
備え、 フィルタリング処理部は、第1及び第2の動きベクトル
から第1または第2の領域内を移動する物体の動きパタ
ーンを判定し、物体が第1及び第2の領域間をまたいで
移動する場合、第2の動きベクトルを用いて第1の動き
ベクトルに平滑化処理を施し、物体が両領域間をまたい
で移動することがない場合、第2の動きベクトルを用い
ずに第1の動きベクトルに平滑化処理を施すようにした
ことを特徴とする動きベクトル検出装置である。
〔作用〕
出力画像と重なり合う領域1Cを含む入力画像の第1の領
域で検出された第1の動きベクトルVcが主たる動きベク
トルである。また、出力画像と重なり合わない入力画像
の第2の領域1A,1Bの夫々で第2の動きベクトルVa,Vbを
検出しているので、第2の動きベクトルVa,Vbから画面
内に被写体が入って来たり、又は画面外へ被写体が出て
行く動きを検出することができる。従って、画面内に被
写体が入って来ることが検出された場合には、動きベク
トルの立ち上がりを早くし、一方、画面外へ被写体が出
て行くことが検出された場合には、動きベクトルの立ち
下がりを遅くする処理によって、良好に動き補正をなし
うる動きベクトルを形成することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。この説明は、下記の順序に従ってなされる。
a.動きベクトル検出処理回路 b.方式変換装置の全体の構成 c.フィールド数変換回路 d.変形例 a.動きベクトル検出処理回路 第1図は、この発明の一実施例を示す。第1図におい
て、1で示す入力端子には、ディジタル化されたビデオ
信号が供給される。例えばHD方式からPAL方式への変換
を行う場合、フィールド数変換に動き補正が用いられ
る。入力端子1には、ライン数が625本に変換されたHD
方式のディジタルビデオ信号が供給される。
入力端子1にゲート回路2A,2B,2Cが夫々接続されてい
る。ゲート回路2Aは、入力画像の画面で、左側の領域1A
に含まれる画素を通過させ、ゲート回路2Bは、右側の領
域1Bに含まれる画素を通過させ、ゲート回路2Cは、中央
部の領域1Cに含まれる画素を通過させる。第3図に示す
ように、中央部の領域1Cは、出力画像と重なり合う領域
であって、両側の領域1A,1Bは、出力画像と重なり合わ
ない領域である。
ゲート回路2A,2B,2Cの夫々の出力が動きベクトル検出回
路5A,5B,5Cに供給される。
動きベクトル検出回路5A,5B,5Cは、ブロックマッチング
を用いた代表点方式の構成である。動きベクトル検出回
路5A,5B,5Cとして使用できる動きベクトル検出回路の一
例を第2図に示す。ブロックマッチングを用いた代表点
方式は、画像を多数の検出域(ブロックとも呼ばれ
る。)に細分化し、この検出域の中央位置を代表点と
し、前フレームの代表点と現フレームの検出域内の画素
とのフレーム差を算出し、このフレーム差の絶対値を1
フイールドに亘って集計し、集計フレーム差の中で最小
値の位置が動きベクトルとされる。
11で示す入力端子からのディジタルビデオ信号が減算回
路12及び代表点選択回路13に供給される。代表点選択回
路13により選択された代表点データが代表点メモリ14に
記憶される。代表点メモリ14から読み出された前フレー
ムの代表点データが減算回路12に供給され、減算回路12
からフレーム差データΔFが得られる。
例えばx方向(水平方向)に9画素,y方向(垂直方向)
に7ラインの動きベクトルの検出域が設定され、1フィ
ールドの画面全体が多数の検出域に分割される。検出域
は、隣接する他の検出域と一部が重なり合うように設定
しても良い。この検出域の中心を原点として、(x,y)
座標が定められる。この原点が代表点とされる。動きベ
クトルは、検出域内で1画素単位で求められる。減算回
路12は、代表点メモリ14から読み出された前フレームの
代表点とこの代表点の検出域に含まれる現フレームの全
画素の各々との差分(フレーム差データ)ΔFを形成す
る。
減算回路12からのフレーム差データΔFが変換回路15に
供給され、絶対値フレーム差データ|ΔF|に変換され
る。このデータ|ΔF|が集計回路16に供給される。集計
回路16は、検出域と対応するメモリを持ち、検出域内の
各画素の位置ごとに動き検出の対象とする領域の全ての
絶対値フレーム差データ|ΔF|を累算するディジタル積
分回路である。この集計回路16のメモリには、フレーム
差集計データΣ|ΔF|のテーブルが格納される。集計回
路16に接続された最小値検出回路17は、上述のフレーム
差集計データのテーブルの中で最小値の位置を動きベク
トルとして検出する。この検出された動きベクトルが出
力端子18に得られる。
動きベクトル検出回路5Aは、領域1Aの動きベクトルVaを
検出し、動きベクトル検出回路5Bは、領域1Bの動きベク
トルVbを検出し、動きベクトル検出回路5Cは、領域1Cの
動きベクトルVcを検出する。これらの検出された動きベ
クトルVa,Vb,Vcが判定回路6に供給される。また、検出
された動きベクトルVcがディジタルローパスフィルタ7
に供給される。
このディジタルローパスフィルタ7は、第4図に示すよ
うに、入力信号に対して急激な変化が抑制され、平滑化
されたような信号を出力する特性を有しており、これを
用いることによって、動きベクトルの急激な変化を抑え
て画面の飛びや、動きの不連続性を低減するために設け
られている。このディジタルローパスフィルタ7は、判
定回路6からの制御信号によって、特性が可変される構
成とされている。つまり、制御信号により、動きベクト
ルの立ち下がりが通常領域1Cのみから動きベクトルを検
出したときの動きベクトルの立ち下がりよりも遅くされ
たり、又は制御信号により、動きベクトルの立ち上がり
が通常領域1Cのみから動きベクトルを検出したときの動
きベクトルの立ち上がりよりも早くされる。
判定回路6は、領域1A,1B,1Cの夫々から検出された動き
ベクトルVa,Vb,Vcに基づいて制御信号を形成する。制御
信号は、画面の外へ被写体が出て行くような動きの場合
並びに画面の中へ被写体が入って来るような動きの場合
に発生される。この制御信号が発生する時の動きベクト
ルVa,Vb,Vcの組み合わせは、下記のものとされる。
上述の表中のケースiは、画面内から左に向かって被写
体が出て行く画像の場合であって、ケースiiは、画面内
から右に向かって被写体が出て行く画像の場合である。
被写体が画面から外へ出て行く時には、ローパスフィル
タ7から出力される動きベクトルの立ち下がりは、通常
領域1Cのみから動きベクトルを検出したときの動きベク
トルの立ち下がりよりも遅くされ、領域1Cにおける動き
ベクトルの大きさは、領域1Cのみから動きベクトルを検
出した時よりも長くホールドされる。この制御処理によ
って、被写体が画面の外へ出る時の動きベクトルの大き
さの減少が抑えられ、画面から出る時に被写体の速度が
遅くなることが防止される。
上述の表中のケースiiiは、画面の右側から被写体が入
り込んで左へ移動する画像の場合であって、ケースiv
は、画面の左側から被写体が入り込んで右へ移動する画
像の場合である。被写体が画面内に入って来る時には、
ローパスフィルタ7から出力される動きベクトルの立ち
上がりは、通常領域1Cのみから動きベクトルを検出した
ときの動きベクトルの立ち上がりよりも早くされ、領域
1Cにおける動きベクトルが、遅れなく端部から直ちに立
ち上がるものとされる。
なお、上記の表で/は、判定回路6で考慮されない動き
ベクトルを意味する。また、上記の表以外の場合では、
ローパスフィルタ7の特性は、通常のままとされる。
出力端子8に取り出された動きベクトルは、方式変換装
置のフィールド数変換の際の動き補正のために用いられ
る。動き補正は、動きベクトルに基づいて所定量シフト
された画像を形成する処理である。
また、第1に示す動きベクトル検出回路と異なり、数フ
レームにわたって動きベクトルVa,Vb,Vcを観察した結果
に基づいて、動き補正用の動きベクトルを形成するよう
にしても良い。
b.方式変換装置の全体の構成 この発明は、(1125ライン/60フィールド)の高品位テ
レビジョン方式所謂HD方式を(625ライン/50フィール
ド)のPAL方式に変換する場合のフィールド数変換に適
用することができる。第5図は、この(HD→PAL)方式
変換装置の全体の構成を示す。
第5図において、21で示す入力端子に高品位テレビジョ
ン信号中の輝度信号が供給され、この輝度信号がローパ
スフィルタ22を介してA/Dコンバータ23に供給される。A
/Dコンバータ23からのディジタル輝度信号が前処理回路
24に供給される。この前処理回路24は、ライン数の変換
及びノンインターレス化の処理を行う。
ライン数は、1125本から625本に例えばディジタル周波
数変換の技術を用いて変換される。また、高品位テレビ
ジョン信号の1フィールドの映像からライン数の和が62
5本のフレームの第1フィールドの映像及び第2フィー
ルドの映像が同時に形成される。この第2フィールドの
映像は第1フィールドの映像を0.5ラインオフセットし
たものである。従って、前処理回路24からは、(625ラ
イン/60フレーム)の第1フィールドのみからなるディ
ジタルビデオ信号と、(625ライン/60フレーム)の第2
フィールドのみからなるディジタルビデオ信号とが得ら
れる。動きベクトルの検出は、第1フィールドのビデオ
信号を用いて行われ、フィールド数の変換処理は、第1
フィールド及び第2フィールドの各々について別個に処
理される。前処理回路24において、上述のノンインター
レース化を行うことにより、動きベクトルの検出を1/60
秒毎に行うことにより検出精度を向上でき、補間信号の
形成が容易となる。
25がこの発明を適用できる動きベクトル検出処理回路を
示し、この動きベクトル検出処理回路25に第1フィール
ドのディジタルビデオ信号が供給される。また、第1フ
ィールドに関するフィールド数変換回路31と第2フィー
ルドに関するフィールド数変換回路32とが設けられてお
り、検出された動きベクトルがこれらのフィールド数変
換回路31及び32に供給される。
動きベクトル検出処理回路25は、検出域ごとに前フィー
ルドの代表点と現フィールドの画素との差(フィールド
差データ)を算出し、このフィールド差データの絶対値
を集計し、フィールド差集計データを発生し、フィール
ド差集計データの最小値の位置を検出する構成のもので
ある。この場合、前述のように、入力画像の領域1A,1B,
1Cの夫々に関して検出された動きベクトルVa,Vb,Vcから
動き補正のための画像シフト命令が形成されている。
また、フィールド数変換回路31からは、(625ライン/50
フレーム)の第1フィールドのディジタルビデオ信号が
出力され、フィールド数変換回路32からは、(625ライ
ン/50フレーム)の第2フィールドのディジタルビデオ
信号が出力される。これらのフィールド数変換回路31及
び32の出力信号がスイッチ回路41に供給される。スイッ
チ回路41には、図示せずも、1/50秒毎に反転する制御信
号が供給され、スイッチ回路41の出力には、(625ライ
ン/50フィールド)のディジタル輝度信号が取り出され
る。
このディジタル輝度信号がD/Aコンバータ42に供給され
る。D/Aコンバータ42の出力信号がローパスフィルタ43
を介されてPALカラーエンコーダ44に供給される。輝度
信号Yと同様にライン数の変換及びフィールド数の変換
の処理がなされた赤の色左信号R−Y及び青の色差信号
B−YがPALカラーエンコーダ44に供給される。従っ
て、PALカラーエンコーダ44の出力端子45にPAL方式の複
合カラーテレビジョン信号が得られる。出力端子45に
は、PAL方式のカラーテレビジョン受像機が接続され
る。
c.フィールド数変換回路 フィールド数変換回路31は、フィールドメモリ33と動き
補正回路34と直線近似回路35とスイッチ回路36と誤処理
検出回路37とメモリ38とにより構成される。フィールド
数変換回路32は、フィールド数変換回路31と同様の構成
とされている。
フィールドメモリ33からの前フィールドのディジタルビ
デオ信号と入力された現フィールドのディジタルビデオ
信号の両者が動き補正回路34,直線近似回路35及び誤処
理検出回路37に供給される。動き補正回路34の出力信号
及び直線近似回路35の出力信号の一方がスイッチ回路36
により選択される。スイッチ回路36は、誤処理検出回路
37の検出出力によって制御され、より正しい処理がなさ
れた側の補正出力が選択される。誤処理検出回路37に
は、動き補正回路34において形成された前フィールドの
映像をシフトした信号と現フィールドの映像をシフトし
た信号との両者が供給される。更に、スイッチ回路36の
出力が供給されるメモリ38は、時間軸伸長のためのもの
である。
動き補正回路34によりなされる動き補正の一例を第6図
を参照して説明する。第6図においてF1,F2,F3,F4,F5,F
6は、連続する6枚の第1フィールドの画像を示す。こ
の画像には、左から右に(1/60)秒毎にAの距離移動す
る等速度運動を行う移動物体が含まれている。このA
は、動きベクトル検出回路25からの動きベクトルに他な
らない。この等速度運動の場合では、画像F1から画像F6
までの移動量の総和は、5Aとなる。
かかる6枚の画像F1〜F6を5枚の画像f1〜f5に変換する
場合、(1/5)Aずつ移動距離を増加される必要があ
る。従って、画像F1を(1/5)Aシフトしたものが画像f
1とされる。同様に、画像F2,F3,F4,F5を夫々(2/5)A,
(3/5)A,(4/5)A,Aシフトすることによって、画像f2,
f3,f4,f5が形成される。画像F5をAシフトしたものと、
画像F6を全くシフトしないものとは、同一の絵柄となる
ので、その一方が取り除かれる。画像のシフトは、メモ
リのアドレス制御によって実現できる。
この動き補正は、パンニングやチルトの場合では、動き
ベクトルが正確に検出できれば、完全なフィールド数の
変換が可能である。しかし、実際の画像では、一画面中
でも種々の動きを持つ部分があったり、静止している部
分もあり、シフトを行ったことにより不具合が生じる部
分がある。このような場合には、動き補正回路34の出力
の代わりに直線近似回路35の出力がスイッチ回路36によ
り選択される。
直線近似回路35は、連続する2フィールドの映像の夫々
に所定の重み係数を乗算し、乗算出力を加算する補間回
路の構成とされている。第7図を参照して、直線近似回
路35の補正の一例について説明する。
画像F1〜F6は、(1/60)秒毎の連続する6枚の画像であ
る。この画像は、等速度運動の動き物体と静止物体との
両者を含むものである。画像F1に(4/5)の重み係数を
乗したものと画像F2に(1/5)の重み係数を乗じたもの
が加算されることにより、画像f1が形成される。第7図
において、破線で示すのが後のフィールドの画像の絵柄
である。また、画像F2に(3/5)の重み係数を乗じたも
のと画像F3に(2/5)の重み係数を乗じたものが加算さ
れることにより、画像f2が形成される。同様に、(2/5
F3+3/5 F4)により画像f3が形成され、(1/5 F4+4/5
F5)により画像f4が形成され、画像F6が画像f5とされ
る。
この直線近似回路35は、動き部分に関しては、二重にな
ったり、ぼける問題が生じるが、静止部分については、
直線近似による補正の方が動き補正に比して良い。動き
補正回路34が誤処理しているかどうかが誤処理検出回路
37によって検出される。
第8図は、誤処理検出回路37の一例の構成を示す。第8
図において、51で示される入力端子に前フィールドF1の
ディジタルビデオ信号が供給され、52で示される入力端
子に現フィールドF2のディジタルビデオ信号が供給され
る。ディジタルビデオ信号の両者が1画素ごとに減算回
路53によって減算され、両フィールドの信号の差ΔFLが
求められる。また、54で示される入力端子に前フィール
ドF1の画像を(2/5)Aシフトしたフィールドf11の信号
が供給され、55で示される入力端子に現フィールドF2の
画像を(−3/5)Aシフトしたフィールドf12の信号が供
給される。このフィールドf11及びf12の両者が1画素ご
とに減算回路56によって減算され、両フィールドの信号
の差Δfが求められる。
差信号ΔFL及びΔfが比較回路57により比較される。第
9図に示すように、前フィールドF1の画像を(2/5)A
シフトしたフィールドf11の画像と現フィールドF2の画
像を(−3/5)Aシフトしたフィールドf12の画像とは、
動き部分に関しては、同一となり、両者の差の画像Δf
は、第9図に示すように、動き部分が除去されたものと
なる。一方、シフトしていない前フィールドF1とF2と
は、静止部分に関しては、同一となる。従って、比較回
路57の比較動作によって、(ΔFL>Δf)が検出される
画素については、動き補正処理が正しいのと判定でき、
逆に、(ΔFL<Δf)が検出される画素については、動
き補正処理が正しくないと判定できる。
比較回路57は、(ΔFL>Δf)の時に、‘H'となり、
(ΔFL<Δf)の時に‘L'となる比較出力を発生する。
この比較出力が多数決論理回路58に供給される。多数決
論理回路58は、動きベクトルの検出域ごとに判定を行
う。1個の検出域に含まれる複数の画素の比較出力に関
して、‘H'の数が‘L'の数より多い時に出力端子59に
‘H'の出力信号が発生し、逆に、‘L'の数が‘H'の数よ
り多い時に出力端子59に‘L'の出力信号が発生する。こ
の出力信号がスイッチ回路36の制御信号とされる。スイ
ッチ回路36は、誤処理検出回路37の出力が‘H'の時に、
動き補正回路34からの補正された信号を選択し、一方、
誤処理検出回路37の出力が‘L'の時に、直線近似回路35
からの補正された信号を選択する。
動き補正回路34は、前述せる第6図に示す動き補正動作
を行う構成と異なり、第10図に示すように、現フィール
ドの画像と前フィールドの画像との両者を用いる構成と
しても良い。
第10図は、第6図に示される例と同様に、連続する第1
フィールドの6枚の画像F1〜F6に、等速度運動を行う動
き物体が含まれており、この6枚の画像を5枚の画像f1
〜f5に変換する例である。画像F1を(1/5)Aシフトし
たもと、画像F2を(−4/5)Aシフトしたものとが加算
され、この加算出力が1/2されることにより画像f1が形
成される。画像F2を(2/5)Aシフトしたものと画像F3
を(−3/5)Aシフトしたものとから画像f2が形成され
る。画像F3を(3/5)Aシフトしたものと画像F4を(−2
/5)Aシフトしたものとから画像f3が形成される。画像
F4を(4/5)Aシフトしたものと画像F5を(−1/5)Aシ
フトしたものとから画像f4が形成される。画像F5をAシ
フトしたものと画像F6とから画像f5が形成される。
図示せずも、画像F6と次の画像F7を−Aシフトしたもの
とから形成される画像は、画像f5と同一の絵柄となるの
で、重複している一方の画像が取り除かれる。その後
は、再び第10図に示される補正動作が繰り返される。前
フィールドを(a/5)Aシフトし、現フィールドを(−
(5−a)/5)Aシフトする処理は、前述の誤処理検出
のために必要とされるシフト処理と兼用することができ
る。
また、前フィールドを(a/5)Aシフトした画像と現フ
ィールドを(−(5−a)/5)Aシフトした画像とは、
基本的に同一の画像である。しかし、両者を加算するこ
とにより、直線近似の場合のランダムノイズに関するS/
Nと、動き補正の場合のランダムノイズに関するS/Nとを
等しくすることができ、また、動きベクトルが誤検出さ
れた時に画像をぼかす効果が得られる。
d.変形例 この発明は、領域1A,1B,1Cを互いに一部重複する関係に
定めても良い。また、入力画像が縦方向に関して、出力
画像より大きい場合には、上下方向の動きベクトルの検
出処理に対してこの発明を適用できる。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、画面内に入り込んでくる被写体又は
画面外へ出て行く被写体があることを、出力画像の範囲
外の領域で検出した動きベクトルから検知することがで
き、従って、従来よりスムーズな動き補正を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はこ
の発明に使用できる動き検出回路の一例のブロック図、
第3図はこの発明の一実施例の説明に用いる略線図、第
4図はこの発明の一実施例における動きベクトルの処理
の説明に用いる略線図、第5図はこの発明を適用しうる
方式変換装置の一例のブロック図、第6図は方式変換装
置における動き補正の一例の説明に用いる略線図、第7
図は方式変換装置における直線近似の一例の説明に用い
る略線図、第8図は方式変換装置における誤処理検出回
路の一例のブロック図、第9図は誤処理検出回路の説明
に用いる略線図、第10図は動き補正の他の例の説明に用
いる略線図である。 図面における主要な符号の説明 1:ディジタルビデオ信号の入力端子、2A,2B,2C:ゲート
回路、5A,5B,5C:動きベクトル検出回路、6:判定回路、
7:ローパスフィルタ、25:動きベクトル検出処理回路、3
1,32:フィールド数変換回路、34:動き補正回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高梨 賢治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田中 豊 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 大村 俊郎 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 栗田 泰市郎 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 大塚 吉道 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 西澤 台次 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像の横方向の画素数又は上記入力画
    像の縦方向の画素数の少なくとも一方に比してより少な
    い横又は縦方向の画素数を有する出力画像を形成する際
    に、上記入力画像の動きベクトルを検出する動きベクト
    ル検出装置において、 上記入力画像のうち上記出力画像と重なり合う領域を上
    記入力画像の第1の領域とし、上記入力画像の第1の領
    域において、第1の動きベクトルを検出する第1の動き
    ベクトル検出部と、 上記入力画像のうち上記出力画像と重なり合わない領域
    を上記入力画像の第2の領域とし、上記入力画像の第2
    の領域において、第2の動きベクトルを検出する第2の
    動きベクトル検出部と、 上記第1及び第2の動きベクトル検出部から出力される
    上記第1及び第2の動きベクトルに基づいて、上記第1
    の動きベクトルに対して平滑化処理を施すフィルタリン
    グ処理部とを備え、 上記フィルタリング処理部は、上記第1及び第2の動き
    ベクトルから上記第1または第2の領域内を移動する物
    体の動きパターンを判定し、上記物体が上記第1及び第
    2の領域間をまたいで移動する場合、上記第2の動きベ
    クトルを用いて上記第1の動きベクトルに平滑化処理を
    施し、上記物体が上記両領域間をまたいで移動すること
    がない場合、上記第2の動きベクトルを用いずに上記第
    1の動きベクトルに平滑化処理を施すようにしたことを
    特徴とする動きベクトル検出装置。
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