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JPH078672B2 - 変速操作装置 - Google Patents
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JPH078672B2 - 変速操作装置 - Google Patents

変速操作装置

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JPH078672B2
JPH078672B2 JP61044974A JP4497486A JPH078672B2 JP H078672 B2 JPH078672 B2 JP H078672B2 JP 61044974 A JP61044974 A JP 61044974A JP 4497486 A JP4497486 A JP 4497486A JP H078672 B2 JPH078672 B2 JP H078672B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として自転車に使用する変速操作装置、詳し
くは、自転車フレームなどに固定する固定部材にレバー
体を回転自由に支持し、このレバー体の回転操作により
変速機を作動させ、所定の変速段位に変速する如くした
変速操作装置に関する。
(従来の技術) 従来、固定部材に、変速機を作動させるレバー体を回動
可能に支持する如くした自転車用変速操作装置におい
て、前記レバー体と連動して回転し、変速機の変速段位
を設定する位置決め体と、前記固定部材に固定され、前
記位置決め体に係合する係合体とを備えた位置決め機構
をもったものと、前記変速機の復帰ばねに対抗する回動
抵抗を前記レバー体に与えるフリクション機構をもった
ものとが知られている。
所で、本願出願人は、先に、前記位置決め機構と、この
位置決め機構における回転側の位置決め体を、位置決め
機構の作動位置から非作動位置に切換える操作体を備
え、該操作体の操作で前記位置決め体を非作動位置に切
換えたとき、前記レバー体に前記変速機の復帰ばねに対
抗する回動抵抗を与えるようにした切換機構を設けると
共に、前記レバー体と位置決め体との連動部に、前記レ
バー体の位置決め体に対する回転を許容し、オーバシフ
トに対応して前記レバー体を復帰させる遊動隙間を設け
たものを提案した。(特開昭61−60387号公報) 所で、この装置は、位置決め機構を作動させて変速する
か、又は、位置決め機構を非作動体制に切換え、前記レ
バー体に回動抵抗を与えて変速するのであって、前記位
置決め機構の作動体制で前記レバー体を変速機の復帰ば
ねに抗して往動操作するとき、該レバー体を所定量以上
過剰回転し、前記変速機のチェン案内具を、多段スプロ
ケット装置におけるスプロケットの幅方向中心線よりオ
ーバシフトさせて変速を行なった後、前記レバー体を、
該レバー体の操作量に対し前記隙間量だけ復動させるの
であり、又、前記レバー体に回動抵抗を与えた状態で該
レバー体を往動操作すると、該レバー体は、前記隙間に
関係なく操作した位置に保持されるのであり、又、前記
位置決め体は、前記レバー体に対し前記隙間量だけ遅れ
て回動するのである。
(発明が解決しようとする問題点) 所が、この装置の場合、前記操作体の操作で位置決め体
を作動位置から非作動位置に切換えてレバー体に前記復
帰ばねの力(F)に対抗する回動抵抗(R)を与え、フ
リクション体制に変換して使用するとき、前記操作体の
操作によりレバー体に与えられる大きな回動抵抗(R1
と、非作動位置に切換えられた位置決め体と前記操作体
との間に生ずる小さな回動抵抗(R2)とを加算したもの
が、前記回動抵抗(R)となるため、前記操作体が適正
な操作量だけ操作されて、前記回動抵抗(R1)が前記復
帰ばねの力(F)より充分に大きい場合は問題ないが、
前記操作体の操作量が適正操作量よりも不足して、前記
回動抵抗(R1)が前記復帰ばねの力(F)より僅かに大
きいとか、或いは僅かでも小さくなっている場合、自転
車走行時の振動などにより、前記変速機の復帰ばねの復
元力で前記レバー体が、前記位置決め体に対し前記隙間
量だけ不測に復動することになり、その結果、前記レバ
ー体を操作してチェンを掛換える場合、前記レバー体の
操作状態によっては、掛換えられたチェンが、隣接する
別のスプロケットに自動的に掛換わることがあった。即
ち、レバー体が所定量以上過剰回転されていない場合
に、該レバー体が前記隙間量だけ復帰すると、レバー体
の操作量が所定量以下に減少し、前記チェンが自動的に
掛換わることになるのである。
本発明の目的は、位置決め機構の作動体制で変速する場
合、レバー体を、位置決め機構で設定された位置に対し
前記遊動隙間量だけ過剰回転させて変速することができ
ながら、位置決め機構の作動体制からフリクション体制
に切換えて使用する場合、レバー体が前記隙間量不測に
復動するのを防ぐことができるようにするものである。
(問題点を解決するための手段) しかして、本発明は、固定部材(1)と、該固定部材
(1)に対し回転自由に支持するレバー体(2)と、該
レバー体(2)と連動して回転し、変速機の変速段位を
設定する位置決め体(31)及び前記レバー体(2)に対
し回転不能で前記位置決め体(31)に係合する係合体
(32)とから成る位置決め機構(3)と、前記変速機の
復帰ばねに対抗する回動抵抗を前記レバー体(2)に与
えるフリクション体(4)とを設け、前記レバー体
(2)と位置決め体(31)との連動部に、前記レバー体
(2)の位置決め体(31)に対する回転を許容し、オー
バシフトに対応して前記レバー体(2)を復動させる遊
動隙間(K)を設けると共に、前記位置決め体(31)と
フリクション体(4)とを並列状に配設して、前記フリ
クション体(4)を前記レバー体(2)に支持する一
方、前記係合体(32)を前記位置決め体(31)とフリク
ション体(4)との間にわたって変位可能にすると共
に、この係合体(32)を前記変位可能とした方向に変位
させて前記位置決め体(31)との係合を解除し、前記係
合体(32)を前記フリクション体(4)に係合させる切
換手段を設けたものである。
(作用) 位置決め機構(3)の作動体制時、レバー体(2)を回
転操作すると、該レバー体(2)は、位置決め体(31)
に対し前記隙間(K)量だけ過剰回転して変速できるの
であり、又、往復操作後レバー体(2)は、前記変速機
の復帰ばねの復元力により前記位置決め体(31)に対し
前記隙間(K)量だけ復帰するのであり、又、切換手段
により前記係合体(32)の位置決め体(31)との係合を
解除し、前記係合体(32)をフリクション体(4)に係
合させて、フリクション体制に変換した場合、前記位置
決め体(31)が係合体(32)に対しフリー回転可能とな
り、前記レバー体(2)に作用する回動抵抗は、前記位
置決め体(31)を迂回することなく直接前記レバー体
(2)に作用するので、前記遊動隙間(K)を設けた構
造であるにも拘らず、自転車走行時の振動などが原因で
前記レバー体(2)が遊動隙間(K)量不測に復動する
のを有効に防止できるのであり、しかも、前記位置決め
機構の非回転側係合体(32)を、回転側の位置決め体
(31)とフリクション体(4)との間で変位させてフリ
クション体制に切換えるのであるから、切換構造を簡単
にでき、コストと低減できるのである。
(実施例) 第1図に示した変速操作装置は、筒状のレバー軸(11)
をもった固定部材(1)と、前記レバー軸(11)に対し
回転自由に支持するレバー体(2)と、該レバー体
(2)と連動して回転し、変速機の変速段位を設定する
位置決め体(31)及び該位置決め体(31)に係合する係
合体(32)とから成る位置決め機構(3)と、前記変速
機の復帰ばねに対抗する回動抵抗を前記レバー体(2)
に与えるフリクション体(4)とを設けたものであっ
て、前記固定部材(1)は、自転車のフレームに溶接に
より固定するボス部(12)と、このボス部(12)の一端
面から外方に突出する前記レバー軸(11)とから成り、
前記ボス部(12)には、筒状のアダプター(5)を回転
不能に支持し、又、前記レバー軸(11)には、支持軸部
(61)と、この支持軸部に段部を介して連続する大径軸
部(62)と、該大径軸部に段部を介して連続する中径軸
部(63)と、該中径軸部に段部を介して連続し、かつ外
周面にねじと、軸方向に延びる凹凸条とをもった小径軸
部(64)とから成る筒状の固定ブッシュ(6)を着脱自
在に支持し、この固定ブッシュ(6)の大径軸部側内面
に前記レバー軸(11)に回転不能に嵌合している。
又、前記レバー体(2)は、貫通孔をもった円筒状のボ
ス部(21)と、このボス部(21)の一側から径方向外方
に延びる操作部(図示せず)とから成り、前記貫通孔の
一端開口部に、前記支持軸部(61)に嵌合する嵌合部を
設けている。
又、前記位置決め機構(3)の位置決め体(31)には、
前記変速機の変速段位に相当する複数の係合部(31a)
を設けて、この係合部(31a)の一つに前記係合体(3
2)を係合させている。又、前記位置決め体(31)は、
前記中径軸部(63)に回転自由に支持し、又、前記係合
体(32)は、保持体(7)を介して前記固定ブッシュ
(6)に支持している。又、この係合体(32)と前記固
定ブッシュ(6)との間には、前記係合体(32)を前記
位置決め体(31)方向に付勢する押圧ばね(8)を介装
している。
又、前記位置決め体(31)には、その一端側外周面に、
複数個の係合突起(31b)を設け、この係合突起(31b)
に係合する係合凹部(21a)を前記ボス部(21)の貫通
孔内周面に設けて、前記位置決め体(31)を連動部レバ
ー体(2)の回転に連動させるようにする一方、第3図
の如くこれら係合突起(31b)と係合凹部(21a)との間
に、前記レバー体(2)の位置決め体(31)に対する回
転を許容し、オーバシフトに対応して前記レバー体
(2)を復動させる遊動隙間(K)を設けて、レバー体
(2)を往動操作量に対し前記隙間(K)相当量だけ前
記位置決め体(31)に対しフリーに復動させる如く成し
ている。
しかして、第1〜9図に示した実施例では、前記フリク
ション体(4)を前記位置決め体(31)と別に形成し
て、これら位置決め体(31)とフリクション体(4)と
を前記レバー体(2)の回転中心線に対し直交する方向
に並列状に配設して、前記フリクション体(4)を前記
レバー体(2)のボス部端面に支持すると共に、前記係
合体(32)を前記位置決め体(31)とフリクション体
(4)との間にわたって変位可能とし、更に、前記係合
体(32)を前記レバー体(2)の回転中心線に対し直交
する方向に変位させて前記位置決め体(31)との係合を
解除し、前記係合体(32)を前記フリクション体(4)
に係合させる切換手段を設けたのである。
以上の構成において、前記フリクション体(4)は、前
記位置決め体(31)に対し該位置決め体(31)の半径方
向外方に配置するのであって、前記位置決め体(31)の
外径よりも大径の貫通孔をもった環状板体から成り、そ
の表面を、外周縁から内周縁に向って薄肉となるように
傾斜させて、この傾斜表面に、断面V字形の凹凸条から
成るフリクション部(41)を全周面に亘って設けてい
る。
又、前記フリクション体(4)を支持する前記レバー体
(2)のボス部(21)端面には、環状受面を設けて、こ
の環状受面に、前記フリクション体(4)を支持すると
共に、これらフリクション体(4)とボス部(21)との
一方に嵌合突起を設け、又、他方にこの嵌合突起に係合
する嵌合凹部を設けて、前記フリクション体(4)のレ
バー体(2)に対する回転を阻止している。
又、前記位置決め体(31)の係合部(31a)は、周方向
に所定間隔を置いて設けるのであり、又、前記係合体
(32)は、ボールを用いるのであるが、その他ローラを
用いてもよいし、又、後記する如く転動体以外の形状に
形成してもよい。
又、この係合体(32)を保持する保持体(7)は、前記
小型軸部(64)に回転不能に嵌合する嵌合孔をもった円
板から成り、この保持体(7)に、第4図の如く半径方
向に延びる保持孔(71)と、周方向に延びる逃し孔(7
2)とを設けており、前記保持孔(71)に、前記係合体
(32)を保持体(7)の半径方向に変位可能に保持して
いる。
又、前記係合体(32)を付勢する押圧ばね(8)は、前
記小径軸部(64)に回転不能に嵌合する嵌合孔をもった
円板状の板ばねから成り、この押圧ばね(8)に、第6
図に如く周方向に向って延びる逃し孔(81)を設けてい
る。
又、前記切換手段は、前記係合体(32)に係合して該係
合体(32)を前記保持体(7)の半径方向に変位させる
ガイド体(91)と、このガイド体(91)を操作する操作
体(92)とから成り、前記ガイド体(91)は、前記係合
体(32)との対向部位から周方向に向って半径方向外方
に延びるガイド部(91a)をもった環状板から成り、こ
のガイド体(91)を、前記小径軸部(64)に、該小径軸
部(64)に回転不能に嵌合する間座(93)を介して回転
可能に支持している。又、このガイド体(91)には、係
止孔(91b)を設けている。
又、前記操作体(92)は、前記小径軸部(64)に、該小
径軸部(64)に螺合する固定ナット(10)を介して回転
自由に支持するのであって、この操作体(92)の端面
に、前記ガイド体(91)の係止孔(91b)に嵌合する伝
動腕(92a)を設けて、前記操作体(92)の回転を前記
ガイド体(91)に伝達するようにしている。
又、前記操作体(92)は、前記固定ナット(10)に対し
軸方向移動可能とし、これら操作体(92)と固定ナット
(10)との間に、前記操作体(92)の軸方向に対向する
噛合クラッチ(20)を設けると共に、前記操作体(92)
を前記噛合クラッチ(20)が常時噛合する方向に付勢す
るクラッチばね(30)を設けている。尚、このクラッチ
ばね(30)は、第7,8図に示す如く前記小径軸部(64)
に回転不能に嵌合する嵌合孔をもった板ばねから成り、
又、前記噛合クラッチ(20)は、前記操作体(92)と固
定ナット(10)との軸方向対向面に周設する断面V字形
の噛合歯から成るものである。
尚、図示した変速操作装置は、前記位置決め体(31)と
前記固定部材(1)との間に、前記位置決め体(31)を
前記変速機のリターンばねの付勢方向と逆方向に付勢す
る補正ばね(40)を設けて、この補正ばね(40)により
前記操作レバー(2)の往動操作時に必要な操作力を小
さくできるようにしている。
又、図中(50)は、前記レバー軸(11)のねじ孔に螺合
する取付ねじ、(94)は前記操作体(92)に起状可能に
設ける略C字形の取手、(60)は合成樹脂のカップ、
(70)は調子板、(100)は座金である。
又、前記固定ブッシュ(6)と、レバー体(2)と、位
置決め体(31)と、係合体(32)と、押圧ばね(8)
と、保持体(7)と、フリクション体(4)と、操作体
(92)と、ガイド体(91)と、間座(93)及びクラッチ
ばね(30)とは、固定ナット(10)の前記ブッシュ
(6)への螺合によりユニット化している。
本発明は以上の如く構成するもので、位置決め機構
(3)の作動体制時、第1図の如く係合体(32)が、位
置決め体(31)における係合部(31a)の何れか一つと
係合している。この第1図の状態でレバー体(2)を回
転操作すると、該レバー体(2)は、隙間(K)量だけ
位置決め体(31)に対し変速機の復帰ばねに対抗してフ
リー回転し、係合凹部(21a)と係合突起(31b)とが係
合して、レバー体(2)と位置決め体(31)とが一体化
するのである。
そして、前記レバー体(2)を更らに往動操作すると、
位置決め体(31)は、係合体(32)に対し、前記各係合
部(31a)間のピッチ相当分だけ、前記レバー体(2)
と共に回転し、前記レバー体(2)は、前記隙間(K)
量だけ過剰回転することになる。そして、この過剰回転
により前記変速機のチェン案内具は、多段スプロケット
装置における各スプロケットに対しオーバーシフトし、
該該チェン案内具で案内するチェンは所望のスプロケッ
トに掛換えられるのである。
次に、前記レバー体(2)の操作力を釈放すると、該レ
バー体(2)は、前記復帰ばねの復元力により前記位置
決め体(31)に対し前記隙間(K)相当量フリーに復動
し、前記位置決め機構(3)で設定した適正位置に保持
されるのである。又、前記チェン案内具も前記レバー体
(2)のフリー復動量に対応して復動し、所望のスプロ
ケットに対し適正位置に停止するのである。
次に、前記位置決め機構(3)の作動体制から前記レバ
ー体(2)に変速機の復帰ばねに対抗する回動抵抗を与
える場合、第1図における操作体(92)を押操作して、
該操作体(92)を固定ナット(10)に対し軸方向に移動
させ、噛合クラッチ(20)を離脱して、前記操作体(9
2)を一方向に回動操するのであって、この操作体(9
2)の回動により、その回動力が、伝動腕(92a)を介し
てガイド体(91)に伝達され、該ガイド体(91)が前記
操作体(92)と共に回動し、このガイド体(91)の回動
に伴ない係合体(32)が前記ガイド体(91)のガイド部
(91a)に沿って位置決め体(31)の径方向外方側に変
位し、この係合体(32)の係合部(31a)との係合が離
脱して位置決め体(31)が係合体(32)に対し前記隙間
(K)の範囲内でフリー回転可能となる一方、前記係合
体(32)がフリクション体(4)のフリクション部(4
1)に係合し、この係合により、フリクション体(4)
を介して前記レバー体(2)に、前記変速機における復
帰ばねの力(F)に対抗する回動抵抗(R)が付与され
るのである。この場合、前記レバー体(2)に作用する
回動抵抗は、前記位置決め体(31)を迂回することな
く、レバー体(2)に支持したフリクション体(4)を
介して直接レバー体(2)に作用するので、自転車走行
時の診動などが原因で、前記レバー体(2)が前記隙間
(K)量だけ不測に復動することはないのである。
尚、前記操作体(92)は、回動操作後、該操作体(92)
から手を離すと、前記クラッチばね(30)の力で軸方向
に復動するのであって、この操作体(92)の復動により
噛合クラッチ(20)が噛合し、操作体(92)の回動は阻
止されるのである。
又、以上の如くレバー体(2)に所定の回動抵抗を与え
た体制から、前記位置決め機構(3)が作動する体制に
切換える場合は、前記操作体(92)を押操作し、噛合ク
ラッチ(20)を離脱して、前記操作体(92)を反対方向
に回動操作するのであって、この操作体(92)の回動に
より、係合体(32)は、ガイド体(91)のガイド部(91
a)に沿って位置決め体(31)の半径方向内方側に変位
し、この係合体(32)のフリクション体(4)との係合
が離脱し、前記係合体(32)は前記係合部(31a)の何
れか一つと係合するのである。
尚、以上説明した実施例では、レバー体(2)に連動し
て回転する位置決め体(31)を、変速機の変速段位に相
当する複数の係合部(31a)をもった構造としたが、そ
の他前記係合部(31a)がなく、この係合部(31a)の代
りに一つの転動体をもった構造としてもよいのであっ
て、その構造は特に限定されるものでない。要は、レバ
ー体(2)と連動して回転し、変速機の変速段位を設定
することができる構造であればよい。又、位置決め体
(31)を、転動体をもった構造とする場合、前記係合体
(32)に、変速機の変速段位に相当する複数の係合部を
設けるのである。
又、第1〜9図に示した実施例において、前記係合体
(32)を転動体以外の形状に形成する場合、例えば第10
〜12図に示す如く構成するのである。
この第10〜12図に示したものは、前記係合体(32)とし
て、前記係合部(31a)に係合する被係合部をもった1
対の爪体(320)を用い、この爪体(320)を、半径方向
に延びる半筒状の保持部(80a)をもった円板状状押圧
ばね(80)の保持部(80a)に、該保持部(80a)に沿っ
て変位可能に保持すると共に、前記各爪体(320)の外
側に、これら爪体(320)を前記押圧ばね(80)の径方
向内方に付勢するリングばね(33)を設けたものであっ
て、前記操作体(92)の回転操作で前記爪体(320)を
レバー体(2)の回転中心線に対し直交する方向に変位
させる如く成したものである。
又、この実施例の場合、前記保持体(7)とガイド体
(91)とは、前記ブッシュ(6)の中径軸部(63)に回
転可能に支持している。又、前記合成樹脂製のカップ
(60)は、その中間に薄肉部を設けて軸方向に弾性変形
可能に構成し、このカップ(60)に、前記操作体(92)
の軸方向端面に対接する支承片(60a)を設けて、前記
カップ(60)の弾性力により前記噛合クラッチ(20)を
噛合させるようにしている。
尚、第10〜12図に示した実施例の場合、前記ガイド体
(91)と前記押圧ばね(80)との対向面に、軸方向に向
って突出し、かつ、前記ガイド体(91)の回転で互いに
係合する傾斜面をもった1組の係合突起を設けて、前記
操作体(92)の回転操作時、前記係合突起を互いに係合
させて前記押圧ばね(80)を前記爪体(320)に対し離
反する方向に撓ませ、前記爪体(320)に作用する荷重
を小さくして、該爪体(320)を変位させ易いようにす
るのが好ましい。
又、前記係合体(32)として第1図の如く転動体を用い
る場合、例えば、前記押圧ばね(80)の係合体(32)と
の対面部位に、半径方向に延びる半筒状の保持部を設け
て、この保持部に前記係合体(32)を保持する如く成す
ことにより、前記保持体(7)を不要にできるのであ
る。
又、前記切換手段を構成する操作体(92)の回転操作位
置を維持する手段として、噛合クラッチ(20)を設けた
が、その他、例えば前記操作体(92)の取手(94)を利
用し、この取手(94)の端縁を尖らせると共に、この端
縁側を、前記操作体(92)を貫通して該操作体(92)の
内面側に突入させる一方、前記固定ナット(10)の外
周、又は前記座金(100)の外周、或いは前記取付ねじ
(50)の頭部外周に、前記取手(94)の尖鋭端縁に係合
する凹凸条を周設してもよい。この場合、前記操作体
(92)に、前記取手(94)の起伏操作時、該取手(94)
を拡径させるカム面を設けて、前記操作体(92)の回転
操作時、前記取手(94)における尖鋭端縁の前記凹凸条
との係合を離脱させるようにしてもよい。
又、前記噛合クラッチ(20)を設ける場合、前記クラッ
チばね(30)に代えて、前記合成樹脂製のカップ(60)
を利用し、このカップ(60)に、前記操作体(92)の軸
方向内端面に対接する弾性変形可能な支承片を設けて、
この支承片の弾性力により前記噛合クラッチ(20)を噛
合させる如く成してもよい。
又、前記操作体(92)は、前記係合体(32)を係合部
(31a)に係合させた操作位置と、フリクション部(4
1)に係合させた操作位置との2箇所に係合凹部を設け
ると共に、これら係合凹部の一つと選択的に係合する係
合突起とを設けて、前記2箇所でのみ操作体(92)の操
作位置を維持する如く構成してもよい。
又、前記切換手段を構成するガイド体(91)のガイド部
(91a)には、前記係合体(32)と係合する複数個の凹
入部を設けて、前記操作体(92)の回転操作時、クリッ
ク感が出るようにしてもよい。
又、前記ガイド部(91a)は、例えば内側ガイド面と外
側ガイド面とをもった長孔により形成して、前記係合体
(32)を前記係合部(31a)と係合した位置からフリク
ション部(41)と係合する位置に変位させるとき、該係
合体(32)を前記内側ガイド面でガイドし、又、前記係
合体(32)をフリクション部(41)に係合した位置から
係合部(31a)と係合する位置に変位させるとき、該係
合体(32)を前記外側ガイド面でガイドする如く成して
もよい。この場合、内側ガイド面及び外側ガイド面に前
記凹入部を設けて、操作体(92)を何れの方向に回転操
作する場合でもクリック感が出るようにしてもよいし、
又、前記内側ガイド面の終端(係合体(32)がフリクシ
ョン部(41)と係合する位置)と、外側ガイド面の終端
(係合体(32)が係合部(31a)と係合する位置)との
2箇所にのみ前記係合体(32)と係合する凹入部を設け
て、位置決め機構(3)とフリクション機構(4)との
一方が作動体制になったことを良好に感知できるように
してもよい。
又、以上の説明では、切換手段として、回動可能な操作
体(92)をもった構造としたが、その他レバー体(5)
の回転中心線に対し直交する方向に移動可能な操作体を
もった構造にしてもよいのであって、その構成は特に限
定されるものでない。
(発明の効果) 以上の如く本発明によれば、位置決め機構(3)の作動
体制時、レバー体(2)を所定量以上過剰回転して変速
することができながら、位置決め体制からフリクション
体制への切換を、位置決め機構(3)の非回転側係合体
(32)を、回転側の位置決め体(31)と係合する位置か
らフリクション体(4)側に変位させて該フリクション
体(4)に係合させ、この非回転側係合体(32)及びフ
リクション体(4)から前記レバー体(2)に回動抵抗
を与えるようにしたから、前記遊動隙間(K)を設けた
構造であるにも拘らず、自転車走行時の振動などが原因
で前記レバー体(2)が遊動隙間(K)量不測に復動す
るのを有効に防止でき、この結果、チェンが隣接する別
のスプロケットに自動的に掛換わるのを防ぐことができ
るものであり、しかも、前記位置決め機構の非回転側係
合体(32)を、回転側の位置決め体(31)とフリクショ
ン体(4)との間で変位させて位置決め体制からフリク
ション体制に切換えるのであるから、切換構造を簡単に
でき、コストを低減できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す拡大縦断面図、第
2図は位置決め体部分の横断面図、第3図はレバー体と
位置決め体との連動部における横断面図、第4図は係合
体と保持体との関係を示す平面図、第5図は係合体とガ
イド体との関係を示す平面図、第6図は押圧ばねのみの
平面図、第7図はクラッチばねのみの平面図、第8図は
同正面図、第9図はフリクション体制に切換えた状態の
一部を省略した拡大断面図、第10図〜第12図は別の実施
例を示すもので、第10図は一部を省略した拡大断面図、
第11図は係合体のみの斜視図、第12図はフリクション体
制に切換えた状態の一部を省略した拡大断面図である。 (1)……固定部材 (2)……レバー体 (3)……位置決め機構 (31)……位置決め体 (32)……係合体 (4)……フリクション体 (K)……隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材(1)と、該固定部材(1)に対
    し回転自由に支持するレバー体(2)と、該レバー体
    (2)と連動して回転し、変速機の変速段位を設定する
    位置決め体(31)及び前記レバー体(2)に対し回転不
    能で前記位置決め体(31)に係合する係合体(32)とか
    ら成る位置決め機構(3)と、前記変速機の復帰ばねに
    対抗する回動抵抗を前記レバー体(2)に与えるフリク
    ション体(4)とを設け、前記レバー体(2)と位置決
    め体(31)との連動部に、前記レバー体(2)の位置決
    め体(31)に対する回転を許容し、オーバシフトに対応
    して前記レバー体(2)を復動させる遊動隙間(K)を
    設けると共に、前記位置決め体(31)とフリクション体
    (4)とを並列状に配設して、前記フリクション体
    (4)を前記レバー体(2)に支持する一方、前記係合
    体(32)を前記位置決め体(31)とフリクション体
    (4)との間にわたって変位可能にすると共に、この係
    合体(32)を前記変位可能とした方向に変位させて前記
    位置決め体(31)との係合を解除し、前記係合体(32)
    を前記フリクション体(4)に係合させる切換手段を設
    けたことを特徴とする変速操作装置。
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FR868610915A FR2585432B1 (fr) 1985-07-29 1986-07-28 Dispositif de controle de la vitesse, notamment pour une bicyclette
DE3625507A DE3625507C2 (de) 1985-07-29 1986-07-28 Gangschalteinrichtung
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