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JPH0788966B2 - ダンパ - Google Patents
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JPH0788966B2 - ダンパ - Google Patents

ダンパ

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JPH0788966B2
JPH0788966B2 JP23156089A JP23156089A JPH0788966B2 JP H0788966 B2 JPH0788966 B2 JP H0788966B2 JP 23156089 A JP23156089 A JP 23156089A JP 23156089 A JP23156089 A JP 23156089A JP H0788966 B2 JPH0788966 B2 JP H0788966B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ダンパに関し、より詳細には、送風ダクト
の中間あるいは末端に設置し、防火、防煙、風量調節な
どに好適で耐久性の向上と信頼性の向上を期するように
したダンパに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、ビルなどに送風用のダクトを取り付け、空気
調和用の風量調節や、防火、防煙のために、このダクト
の中間部あるいは末端にダンパを取り付け、風量調節時
には、ダンパの羽根の回動角度を変え、防火、防煙時に
は、羽根の回転により、ダクト内を遮断して、煙や火
災、熱風などの流通を阻止するようにしている。
第10図は、従来のダンパを装着したダクトの概略的構成
を示す断面図である。この第10図において、1は、ビル
などに取り付けられるダクトであり、角筒状に形成され
ている。
このダクト1の所定個所、この例の場合、中間部にダク
ト5の一部をなす角筒状のケーシング2が取り付けられ
ている。ケーシング2は、第11図に示すように、ダクト
1とほぼ同一断面形状を有し1対の側板2a,2bがダクト
1の流体の流通方向と平行になるように対向して、ダク
ト1にフランジ2c,2dを介してダクト1のフランジ1a,1b
に取り付けられており、1対の側板2a,2bの上端と下端
には、それぞれ天板2e、底板2fが当接されている。
これらの天板2eと側板2a,2bおよび底板2fは、ライン溶
接で固着され、かくして、角筒状のケーシング2が形成
されている。
1対の側板2a,2bの所定位置には、第12図に示すよう
に、断面「コ」字形の取付部3が側板2a,2bの相対向す
る位置に溶接により取り付けられている。
取付部3の所定個所には、円形の貫通孔3aが設けられて
いる。この貫通孔3aに真鍮性のブッシュ4が嵌合されて
いる。
このブッシュ4は、第13図からも明らかなように、短円
筒状に形成され、つば4aが取付部3の内面側に当接する
ようになっている。
1対の側板2a,2bにそれぞれ取り付けられた取付部3の
貫通孔3aに嵌合したブッシュ4に、第13図に示すように
ダンパ5の鉄製のシャフト5aの両端を貫通させ、ブッシ
ュ4で軸支するようにしている。
シャフト5aには、羽根5bが取り付けられており、シャフ
ト5aと羽根5bが一体的にケーシング2内で任意の方向に
回動するようになっている。
ダンパ5が多翼を有する場合には、第10図、第13図に示
す羽根5bの数だけ、第12図に示した取付部3に貫通孔3a
を設け、各貫通孔3aにブッシュ4を嵌合させて、上記第
10図、第13図のように、取付部3にシャフト5aを軸支し
て取り付けるようにしている。このダンパ5の羽根5bの
回転は、手動、電動のいずれでも可能であり、タンパ5
の駆動ロック手段を防煙ダンパの場合を例にして述べ
る。
この駆動ロック手段は、第14図に概略構成を断面図に示
している。
この14図において、6は駆動ロック手段であり、筒状に
形成した固定枠7の一端に孔7aを形成し、この孔7aに可
動アーム8を挿通させ、可動アーム8の一端に係止部8a
が一体的に形成されている。この係止部8aに第13図に示
したシャフト5aの一端に設けたセットレバー5cを係止さ
せている。
また、固定枠7内を貫通した可動アーム8の先端と固定
枠7の先端間には、温度ヒューズ9が取り付けられてい
る。
可動アーム8の中央部には、ばね掛け8bが一体的に形成
されている。このばね掛け8bと固定枠7の一端間には、
スプリング10が圧縮された状態で収納され、平常時にこ
のスプリング10は、ばね掛け8bと固定枠7間に圧縮さ
れ、セットレバー5cを介して、ダンパ5のシャフト5aが
ダンパ5に設けた図示しないスプリングの弾力に抗し
て、ケーシング2内で羽根5bを開いた状態を保持してい
る。
上記温度ヒューズ9は、ダクト1内における温度を検知
するようになっており、所定温度以上になると、温度ヒ
ューズ9が溶断されるようになっている。
このように構成することにより、ダンパ5が例えば、防
煙ダンパであるとすると、温度ヒューズ9が所定以上の
温度を検知したとき、溶断される。これにより、スプリ
ング10の圧縮力が解除され、スプリング10は、第10図の
矢印A1方向に伸張する。それにともない、可動アーム8
も矢印A1方向に移動する。その結果、セットレバー5cが
係止部8aから外れ、ダンパ5の図示しないスプリングの
弾力により、シャフト5aがブッシュ5で軸支された状態
で回転され、羽根5bがケーシング2内で閉じる方向に回
動し、ダクト1内の流体を遮断する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなダンパにおいては、ケーシン
グ2は、1対の側板2a,2bと天板2e、底板2fを当接し
て、ライン溶接で形成されている。このため、溶接時の
熱膨張により、変形を生じ易くなり、その結果、シャフ
ト5aの軸支部分が所定の寸法関係を保持し得なくなると
いう難点があった。
また、ケーシング2が変形することにより、長期間使用
中にダンパ5の羽根5bが風にあおられて、取付部3の貫
通孔3a部で「ガタツキ」が生じ、ブッシュ3の部分のシ
ャフト5aの軸支部分が損傷され易くなる。
また、ブッシュ3は、真鍮製であり、一方、シャフト5a
は鉄製であるため、長期間の使用中に両者が錆により固
着され、円滑な作動を阻害するという問題があることに
加えて、シャフト5aは、単にブッシュ3に貫通している
のみであるから、流体に塵埃が混入していると、この塵
埃によりブッシュ3およびシャフト5aが長期間の使用中
に腐食されあるいは異物の混入により、シャフト5aが円
滑に回転せず、動作不良を招来し、信頼性に欠けるとい
う問題があった。
しかるに、防煙ダンパや防災ダンパの場合には、人命に
かかわり、ダンパ5の信頼性の欠如はこの種ダンパにと
っては、致命的である。
また、真鍮製のブッシュ4は、軟質で、摩耗し易く、ガ
タツキや振動、騒音の発生もし易く、この摩耗にともな
って、シャフト5aとブッシュ4との間隙からすでに述べ
たように、塵埃も混入し易いという問題点があった。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、その
第1の目的は、耐蝕性、耐摩耗性、耐振動性にすぐれ、
長期間の使用に耐えることができ、防災用に適用しても
人命に危害が及ばないダンパを提供することにある。
また第2の目的は、塵埃の混入を防止し、ひいてはブッ
シュとシャフト間の損摩を防止できるダンパを提供する
ことにある。
さらに、第3の目的は、構成部品の簡略化およびそれに
ともなうコストダウンと高信頼性を期するこができるダ
ンパを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載の発明のダンパは、上記第1の目的を達
成させるために、流体を流通させるダクトの所定個所に
上記流体の流通方向に設けた角筒状のケーシングと、こ
のケーシングの両側板の所定個所に相対向して形成され
た孔に内側からそれぞれ嵌合され、内周面に対摩耗性お
よび耐腐蝕性を有するブッシュおよびOリングをそれぞ
れ取り付けた1対の内側軸受部材と、この内側軸受部材
にそれぞれ上記各側板の外側から螺合することにより上
記内側軸受部材を上記各側板に固定する1対の外側軸受
部材と、上記1対の内側軸受部材の上記ブッシュにより
回転可能に軸支され回転角度に応じて羽根を上記ケーシ
ング内に回転させ上記流体の流量を変化させ得るシャフ
トを具備したことを特徴としたものである。
また請求項2に記載の発明のダンパは、上記第2の目的
を達成させるために、上記外側軸受部材は貫通孔を有
し、内周面に上記シャフトの外周面に密着するOリング
を有することを特徴としたものである。
そして、請求項3に記載のダンパは、上記第3の目的を
達成させるために、上記外側軸受部材は有底筒状にして
上記シャフトが貫通しない袋ナットにより上記内側軸受
部材と螺合することを特徴としたものである。
〔作 用〕
上述のように構成した請求項1に記載の発明のダンパに
おいては、ケーシングは、1対の側板の接合部と天板お
よび底板とがスポット溶接されているから、熱膨張によ
る変形を生じることなく、初期の形状を保持し、シャフ
トが内側軸受部材の耐摩耗性、耐腐食性のあるブッシュ
で回転可能に支承されるとともに、シャフトの外周面に
Oリングが密着し、流体に混入された塵埃のシャフトと
ブッシュ間への流入を防止するように作用する。
また、請求項2に記載の発明のダンパにおいては、外側
軸受部のOリングもシャフトの外周面に密着し、シャフ
トとブッシュ間に塵埃が混入するのを防止するように作
用する。
さらに、請求項3に記載の発明のダンパにおいては、外
側軸受部材は袋ナットとなっているから、ケーシングの
外側において、シャフトは、内側軸受部材と外側軸受部
材とにより密閉され、シャフトとブッシュ間に塵埃が混
入するのを防止するように作用する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図は、この発明に係るダンパの全体構成を示す断面
図である。この第1図における11は、アルミと亜鉛の合
金(ガルバリウム)などの薄板材により角筒状に形成さ
れた、熱や錆に強いケーシングである。なお、第1図の
ケーシング11は、その板厚を誇張して厚肉に描いてあ
る。
このケーシング11は、第2図の斜視図および第3図の分
解斜視図からも明らかなように、1対相対する11a,11b
と天板11c、底板11dとにより構成されている。
1対の側板11a,11bは、同一形状をなすから、側板11aを
代表して述べる。側板11aの上端縁と下端縁の両方を方
形状にカットして、突帯状の接合部11e,1fが内側(流体
の流通側)に直角に折り曲げられている。
この1対の側板11a,11bは、第4図に示すように、角筒
状のダクト12の流体の流通方向に平行になるように配置
されるようになっている。
この1対の側板11a,11bの上側の接合部11eの内面と天板
11cの上面が接合して、スポット溶接により接合されて
いる。
同様にして、側板11a,11bの下側の接合部11fの上面に底
板11dの下面を接合して、スポット溶接により接合され
ている。
このようにして、1対の側板11a,11b、天板11c、底板11
dにより角筒状のケーシング11が形成されている。
第5図は、後述する本発明のダンパを取り付けた状態を
示す側面図、第6図は、その正面図である。この第5
図、第6図からも明らかなように、左右の開口端はダク
ト12に連結するために、フランジ13,14がスポット溶接
によりケーシング11に取り付けられている。
このフランジ13,14は、同一形状をなしており、以下、
フランジ13を代表して述べる。
フランジ13は、第6図は正面図からも明らかなように正
面から見ると、方形状の枠状になっており、接合部13a
と連結部13bとにより、構成され、断面形状が「L」字
形になっている。
接合部13aは、ケーシング11の側板11a,11b、天板11c、
底板11dなどにスポット溶接で接合されて一体化され、
連結部13bには、所定間隔ごとにボルト孔13dが形成され
ている。
このボルト孔13dを通して、ダクト12のフランジ15のボ
ルト孔15a(第6図参照)と連結するようになってい
る。
ケーシング11の1対の側板11a,11bのほぼ中央部には、
貫通孔11a,11b1形成されている。これらの貫通孔11a1,1
1b1は、第7図に示す内側軸受部材16の摺り割り16aの形
状に適合するように、「D」形に形成されている。
この貫通孔11a1,1b1には、上記内側軸受部材16が側板11
a,11bの内側より外方に向けて嵌合されている。この内
側軸受部材16は、第1図、第7図からも明らかなよう
に、真鍮などにより、短円筒状の筒部16bとつば部16cか
ら構成され、筒部16bの外周面に上記摺り割り16aが形成
されている。この摺り割り16aは、貫通孔11a1,1b1に嵌
合したときに、内側軸受部材16の回転止めの作用をなす
ものである。
つば部16cは、内側軸受部材16の貫通孔11a1,11b1に嵌合
したとき、側板11a,11bの内面に当接され、ストッパと
なるものである。
筒部16bの外周面には、雄ねじ16dが刻設され、内周面に
は、円筒状のテフロン(四フッ化エチレンの重合体で作
った合成樹脂の商品名)で形成されたブッシュ16eが圧
入固定されている。ブッシュ16eは、後述するシャフト
の軸受となるものである。
また、円筒部16bの内面には、合成ゴム、合成樹脂など
で形成されたOリング16fがつば部16c近傍に形成された
凹陥部に嵌合されている。このOリング16fは、シャフ
トが内側軸受部材16内に挿入されたとき、シャフトの外
周面に密着して、側板11a,11bの内側と外側の気密性を
保持するためのものである。
内側軸受部材16の雄ねじ16dには、外側軸受部材17の内
周面に刻設した雌ねじ17aが螺合するようになってい
る。
この外側軸受部材17は、第1図より明らかなように、真
鍮により短円筒状に形成され、その内周面に上記雌ねじ
17aが刻設されているとともに、Oリング17bが嵌合され
る凹陥溝が形成されている。
このOリング17bは、上記Oリング16fと同様に、シャフ
トが挿入されると、シャフトの外周面に密着し、ケーシ
ング11の外側と内側が気密になるようにするためのもの
であり、両Oリング16f,17bにより、シャフトの外周面
とブッシュ16eとの間に気体などに混入している塵埃が
侵入するのを防止するようになっている。
また、第5図、第6図の両図からも明らかなように、ケ
ーシング11の両側板11a,11bの内側軸受部材16と外側軸
受部材17内のステンレススティール製のシャフト18が挿
入されており、シャフト18の中央部において、ケーシン
グ11内に回動するように羽根(ダンパ翼)19が取り付け
られている。羽根19は、その回動角度により、ケーシン
グ11内において、流体の流量を調節したり、流体の流通
(通過)を遮断するようになっている。
シャフト18の一端、たとえば、側板11a側から外部に突
出した個所には、セットレバー20が取り付けられてお
り、このセットレバー20は、第14図で示した駆動ロック
手段6の可動アーム8の係止部8aに係止されるようにな
っている。
この駆動ロック手段6については、すでに述べたので、
ここでの重複説明を避ける。
ダンパが防災用ダンパとして使用されるものとして説明
を進めると、通常は、上記駆動ロック手段6により、羽
根19がケーシング11内の流体の流通を妨げない位置に、
すなわち、第5図の状態にセットされるように、スプリ
ングでシャフト18が付勢されている。
このスプリングは、シャフト18と側板11aの所定個所に
取り付けられている。
このように構成された実施例の動作について説明する。
防災ダンパのうち、たとえば、防煙ダンパとして使用す
る場合に、第14図で示した駆動、ロック手段6の可動ア
ーム8の係止部8aにセットレバー20と一体的に回動する
係合片21を係止させ、スプリングにより羽根19を時計方
向に付勢しているのを阻止させる。このとき、第5図に
示すように、ケーシング11内において、流体の流通を妨
げない位置になるように、シャフト18は、セットされ
る。
この状態では、シャフト18の両端近傍は、内側軸受部16
のブッシュ16eに回転可能に支承され、かつ両Oリング1
6f,17bにより外周面が密着され、気密状態を保持してい
る。
いま、温度ヒューズ9の設置位置が所定温度以上になる
と、温度ヒューズ9が溶断され、〔従来の技術〕の欄で
述べたとおり、第14図におけるスプリング10の弾力によ
り、可動アーム8が第14図の矢印A1方向に移動し、セッ
トレバー20と一体の係合片21が係止部8aから外れ、スプ
リングの弾力により、シャフト18が第5図において時計
回りに回転し、それにともなって、羽根19が回動し、ケ
ーシング11内の流体の流通を遮断する。
したがって、火災発生にともなう発煙があっても、ダク
ト12内に煙が逆流するのを防止する。
このようなダンパの動作に際し、シャフト18は、テフロ
ンなどのブッシュ16eで円滑に回転可能に支承されてお
り、テフロン製のブッシュ16eおよびステンレス製のシ
ャフト18はともに材質的に耐腐蝕性を有し、しかも、摩
擦係数が小さく、従って、耐摩性に富んでいるので、長
期間の使用にも十分耐えることができ、変質にともなう
変形やガタツキがなくなる。
また、シャフト18の内側軸受部材16、外側軸受部材17内
において、両Oリング16f,17bで気密性を保持している
から、周辺の気体に混入する塵埃がシャフト18、ブッシ
ュ16e間の間隙内に侵入することがなく、シャフト18や
ブッシュ16eに塵埃が固着し、シャフト18の回動動作に
支障を来たす虞れがなくなる。
このように、この実施例によれば、ケーシング11の側板
11a,11bと天板11c、底板11dをスポット溶接により、角
筒状に形成したから、加工時の熱ひずみによる変形がな
くなり、シャフト18の回転にガタツキを生じなくするこ
とができ、振動の発生や不快な騒音発生を抑制できる利
点がある。
また、シャフト18は、ステンレススティールにより形成
したから、防錆効果が期待できるとともに、このシャフ
ト18の両端を支承する内側軸受部材16内にテフロンによ
るブッシュ16eを介して支承するようにしたから、耐摩
耗性、耐蝕性および耐久性にすぐれ、オーバホールや部
品交換が不要であり、しかもOリング16f,17bにより、
シャフト15の外周面の気密性を保持しているから、塵埃
の侵入を防止でき、注油なども必要なく、メンテナンス
性にすぐれている。
これらにより、いきおい、信頼性が向上し、人命保護の
点から考え、防災用にすぐれているものである。
なお、この発明は、上述の実施例に限定されるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施がで
きるものである。
たとえば、外側軸受部材17として、第8図に示すよう
に、有底筒状の袋ナット状に形成し、底部17cを有する
とともに、内部に雌ねじ穴17dを刻設し、Oリング17bの
使用を省略するようにしてもよい。
この第8図の場合には、底部17cにより、内側軸受部材1
6との間を密閉するから、内側軸受部材17内のシャフト1
8への塵埃の侵入を防止でき、しかもOリング17bが不要
となり、コストダウンが可能となる。
また、第9図に示すように、内側軸受部材16の円筒部16
bの端部に摺り割り溝16gを形成しておくことが望まし
い。このような構成しておけば、圧入状態で嵌入されて
いるブッシュ16eを交換する際に、鉗子状の治具22の先
端部22aを挿入して該ブッシュ16eの端部外周を挟んで引
き抜くのに便宜となる。
また、上記実施例では、防災用のダンパとして説明した
が、ダクト12内を流通する空気の流量の調整を温度に応
じて調整する場合にも適用できる。
この場合は、上記温度ヒューズ9の使用に代えて、温度
計、サーモスタットなどの温度検出手段に応じて自動的
にシャフト18を適宜回転させ、羽根19をケーシング11内
で所定角度回動するようにしてもよい。
また、タンパ5を防災用、調整用のいずれに使用して
も、シャフト18は手動、電動のいずれでも回転させるこ
とができるのはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、耐
摩耗性、耐久性、耐腐蝕性にすぐれ、塵埃の侵入もな
く、部品交換、オーバホール、注油などのメンテナンス
が不要となり、信頼性も向上するダンパを提供すること
ができる。
また、請求項2記載の発明によれば、外側軸受部材は貫
通型にしてその内部にOリングを設けるようにしたか
ら、内側軸受部材のOリングに加えて、外側軸受部材の
Oリングによっても、シャフトの気密性を保持でき、塵
埃の侵入防止をより一層高めることができ、ブッシュと
シャフトとの損摩を防止でき、より一層の信頼性を高め
るダンパを提供することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、外側軸受部材
と有底筒状にした袋ナットを用い、この袋ナットと内側
軸受部材と螺合するようにしたので、シャフトへの侵入
防止効果を加えてOリングを省略でき、コストダウン効
果が期待できるダンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るダンパの一実施例の全体構成
を示す断面図、第2図は、同上実施例におけるケーシン
グの斜視図、第3図は、同上ケーシングの分解斜視図、
第4図は、同上ケーシングをダクトに連結した状態の側
面図、第5図は、同上実施例の側面図、第6図は、同上
実施例の正面図、第7図は、同上実施例に使用される内
側軸受部材の平面図、第8図は、この発明に係るダンパ
の他の実施例に使用される外側軸受部材の断面図、第9
図は、本発明に適用される内側軸受部材の他の実施例を
示す斜視図、第10図は、従来のダンパを取り付けたダク
トの概略構成を示す断面図、第11図は、従来のダンパに
使用されるケーシングの斜視図、第12図は、従来のダン
パに使用される取付部の形状を示す斜視図、第13図は、
従来のダンパとプッシュと側板との関係を一部破断して
示す正面図、第14図は、防煙ダンパに使用される駆動ロ
ック手段の一例を示す断面図である。 6……駆動ロック手段、 11……ケーシング、 11a,11b……側板、 11c……天板、 11d……底板、 11e,11f……接合部、 12……ダクト、 13,14,15……フランジ、 16……内側軸受部材、 16f,17d……Oリング、 16e……ブッシュ、 16g……摺り割り溝、 17……外側軸受部材、 18……シャフト、 19……羽根、 20……セットレバー、 21……係合片、 22……治具。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を流通させるダクトの所定個所に上記
    流体の流通方向に設けた角筒状のケーシングと、このケ
    ーシングの両側板の所定個所に相対向して形成された孔
    に内側からそれぞれ嵌合され、内周面に耐摩耗性および
    耐腐蝕性を有するブッシュおよびOリングをそれぞれ取
    り付けた1対の内側軸受部材と、この内側軸受部材にそ
    れぞれ上記各側板の外側から螺合するこにより上記内側
    軸受部材を上記各側板に固定する1対の外側軸受部材
    と、上記1対の内側軸受部材の上記ブッシュにより回転
    可能に軸支され回転角度に応じて羽根を上記ケーシング
    内に回転させ上記流体の流量を変化させ得るシャフトを
    具備したことを特徴とするダンパ。
  2. 【請求項2】上記外側軸受部材は、シャッタを遊嵌させ
    得る大きさの貫通孔を有し内周面に上記シャフトの外周
    面に密着するOリングを有することを特徴とする請求項
    1記載のダンパ。
  3. 【請求項3】上記外側軸受部材は、有底筒状にして上記
    シャフトが貫通しない袋ナットにより上記内側軸受部材
    と螺合することを特徴とする請求項1記載のダンパ。
  4. 【請求項4】上記内側軸受部材のブッシュが嵌入された
    側の端部に、ブッシュ引き抜き用治具の差し込みを可能
    とする摺り割り溝を形成したことを特徴とする請求項1
    記載のダンパ。
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