JPH0791132B2 - 溶射タイルの製造方法 - Google Patents
溶射タイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0791132B2 JPH0791132B2 JP1840288A JP1840288A JPH0791132B2 JP H0791132 B2 JPH0791132 B2 JP H0791132B2 JP 1840288 A JP1840288 A JP 1840288A JP 1840288 A JP1840288 A JP 1840288A JP H0791132 B2 JPH0791132 B2 JP H0791132B2
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- JP
- Japan
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- glaze
- tile
- temperature
- pattern
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内装又は外装用資材として使用されるタイル
を溶射によって製造する際に、タイル基材の表面に彩色
豊かな模様を形成する方法に関する。
を溶射によって製造する際に、タイル基材の表面に彩色
豊かな模様を形成する方法に関する。
〔従来の技術〕 従来、タイルは一般には、タイル基材に釉薬を塗布し、
炉内で長時間焼成することによって製造れている。しか
し、この方法によって均一な彩色豊かな模様を有するタ
イルを少ない工程数で効率的に製造することは困難であ
る。
炉内で長時間焼成することによって製造れている。しか
し、この方法によって均一な彩色豊かな模様を有するタ
イルを少ない工程数で効率的に製造することは困難であ
る。
即ち、模様を形成するためにタイル基材に塗布される釉
薬は、温度条件によって発色状況が異なるため、一枚の
タイル基材に発色温度域が数百度も異なる複数種の釉薬
を塗布して、炉内で一回の焼成で所望の模様のタイルを
製造することは困難である。従来の炉内焼成による方法
においては、局所的に加熱温度を調整できないので、一
枚のタイル基材に異なる色の模様を形成させるには、釉
薬の塗布、焼成(焼付け)を数回繰返す必要があり、工
程数が多くなってコスト的にも不利である。そのうえ、
数回の加熱・冷却が繰返されるため、熱応力によって変
形や亀裂が発生し易いという欠点があり、さらに、施工
現場で必要に応じて色調を調整するといった現場施工要
請に対応できないといった不便さもあり、このような複
数種の釉薬使用による彩色豊かな模様を有する釉薬焼付
けタイプのタイルの製造は、従来はあまり行われていな
かった。
薬は、温度条件によって発色状況が異なるため、一枚の
タイル基材に発色温度域が数百度も異なる複数種の釉薬
を塗布して、炉内で一回の焼成で所望の模様のタイルを
製造することは困難である。従来の炉内焼成による方法
においては、局所的に加熱温度を調整できないので、一
枚のタイル基材に異なる色の模様を形成させるには、釉
薬の塗布、焼成(焼付け)を数回繰返す必要があり、工
程数が多くなってコスト的にも不利である。そのうえ、
数回の加熱・冷却が繰返されるため、熱応力によって変
形や亀裂が発生し易いという欠点があり、さらに、施工
現場で必要に応じて色調を調整するといった現場施工要
請に対応できないといった不便さもあり、このような複
数種の釉薬使用による彩色豊かな模様を有する釉薬焼付
けタイプのタイルの製造は、従来はあまり行われていな
かった。
本発明は、前記従来の炉内焼成炉によるタイル製造方法
では製造困難であった、彩色豊かな模様を有する釉薬焼
付けタイプのタイルを製造する方法を提供するものであ
る。すなわち、本発明は、本出願人が前記従来の炉内焼
成によるタイル製造方法の欠点の一部を解消するものと
して提案した、溶射によるタイル製造方法を適用して、
彩色豊かな模様を有するタイルを有利な条件で製造でき
る、溶射によるタイルの製造方法を提供するものであ
る。
では製造困難であった、彩色豊かな模様を有する釉薬焼
付けタイプのタイルを製造する方法を提供するものであ
る。すなわち、本発明は、本出願人が前記従来の炉内焼
成によるタイル製造方法の欠点の一部を解消するものと
して提案した、溶射によるタイル製造方法を適用して、
彩色豊かな模様を有するタイルを有利な条件で製造でき
る、溶射によるタイルの製造方法を提供するものであ
る。
本発明は、予め焼成されたタイル基材に粉粒状の釉薬を
溶射することによりタイルを製造する方法において、一
種又は複数種の釉薬を用いて該釉薬の発色特性に応じて
溶射フレームの温度,溶射フレームの長さ,溶射バーナ
とタイル基材との間の距離,溶射バーナへの釉薬の供給
量などの溶射条件を積極的に変化させてタイル表面に複
数種の色彩による模様を形成することを特徴とする溶射
タイルの製造方法である。
溶射することによりタイルを製造する方法において、一
種又は複数種の釉薬を用いて該釉薬の発色特性に応じて
溶射フレームの温度,溶射フレームの長さ,溶射バーナ
とタイル基材との間の距離,溶射バーナへの釉薬の供給
量などの溶射条件を積極的に変化させてタイル表面に複
数種の色彩による模様を形成することを特徴とする溶射
タイルの製造方法である。
釉薬は、加熱された温度に応じ、その発色状況が異な
る。たとえば、セレン−カドミウム系顔料の入った珪酸
−アルカリ系釉薬を電気炉で焼成した場合、800℃焼成
では鮮やかな赤色であったのに対し、1000℃では淡い橙
色で、1200℃ではほぼ透明であった。このように得られ
た色彩は温度によって異なり、特に揮発しやすい顔料を
使用した場合、温度が高くなるにつれて色彩が淡くなる
傾向にある。
る。たとえば、セレン−カドミウム系顔料の入った珪酸
−アルカリ系釉薬を電気炉で焼成した場合、800℃焼成
では鮮やかな赤色であったのに対し、1000℃では淡い橙
色で、1200℃ではほぼ透明であった。このように得られ
た色彩は温度によって異なり、特に揮発しやすい顔料を
使用した場合、温度が高くなるにつれて色彩が淡くなる
傾向にある。
そこで、本発明にあっては、この釉薬の発色状況に応じ
て溶射条件を積極的に変化させることによって色彩を調
整して、タイル表面に複数種の色彩による模様を形成す
る。溶射法による場合、炉内での焼成による釉薬焼付け
とは異なり、タイル1枚1枚に対して、局所的に前記し
た溶射条件の一つまたは複数を変えることができる。そ
して、タイル表面の発色状況を観察しながら溶射条件を
調整することによって、発色状況を容易に調整し、目標
の色彩,模様を形成することが容易である。
て溶射条件を積極的に変化させることによって色彩を調
整して、タイル表面に複数種の色彩による模様を形成す
る。溶射法による場合、炉内での焼成による釉薬焼付け
とは異なり、タイル1枚1枚に対して、局所的に前記し
た溶射条件の一つまたは複数を変えることができる。そ
して、タイル表面の発色状況を観察しながら溶射条件を
調整することによって、発色状況を容易に調整し、目標
の色彩,模様を形成することが容易である。
−第1実施例− 第1図は、赤色を得るためのセレン−鵜カドミウム系顔
料の入った粒径0.1mm以下の珪酸−アルカリ系の釉薬
を、一般的に用いられるタイル基材に溶射したときの、
溶射バーナから噴出されるプロパンガスと酸素により生
成されるフレームの温度と形成された釉薬層の明度との
関係を示すグラフである。なお、同図において、釉薬層
の明度は、溶射後に常温で色差計により測定したもので
ある。
料の入った粒径0.1mm以下の珪酸−アルカリ系の釉薬
を、一般的に用いられるタイル基材に溶射したときの、
溶射バーナから噴出されるプロパンガスと酸素により生
成されるフレームの温度と形成された釉薬層の明度との
関係を示すグラフである。なお、同図において、釉薬層
の明度は、溶射後に常温で色差計により測定したもので
ある。
この図から明らかなように、フレーム温度に応じて釉薬
層の明度が広範囲にわたって変化することがわかる。本
実施例においては、このフレーム温度と明度の関係を利
用し、フレーム温度を1200℃〜1800℃の範囲で周期的に
変化させて、タイル表面に、周期的に赤色ベースの明度
の異なる複数の色彩による模様を形成することができ
た。なお、フレーム温度の変更は、燃料ガス及び酸素ガ
スの流量やそれらの流量比を調整することによって行っ
た。
層の明度が広範囲にわたって変化することがわかる。本
実施例においては、このフレーム温度と明度の関係を利
用し、フレーム温度を1200℃〜1800℃の範囲で周期的に
変化させて、タイル表面に、周期的に赤色ベースの明度
の異なる複数の色彩による模様を形成することができ
た。なお、フレーム温度の変更は、燃料ガス及び酸素ガ
スの流量やそれらの流量比を調整することによって行っ
た。
−第2実施例− 釉薬の明度は、フレームの長さによっても変化する。す
なわち、同一温度の場合はフレームが長い間、溶射バー
ナからタイル基材に搬送される釉薬は、該フレーム内で
比較的長時間高温状態に保たれる。この高温保持時間が
釉薬の発色現象に影響し、製品における釉薬層の明度を
変化させる。
なわち、同一温度の場合はフレームが長い間、溶射バー
ナからタイル基材に搬送される釉薬は、該フレーム内で
比較的長時間高温状態に保たれる。この高温保持時間が
釉薬の発色現象に影響し、製品における釉薬層の明度を
変化させる。
第2図は、このフレームの長さが釉薬層の明度に与える
影響を示す。なお、本実施例においては、第1実施例と
同じ釉薬を使用し、温度1600℃のフレームを使用した。
また、釉薬層の明度は、第1実施例と同様な方法によっ
て測定した。
影響を示す。なお、本実施例においては、第1実施例と
同じ釉薬を使用し、温度1600℃のフレームを使用した。
また、釉薬層の明度は、第1実施例と同様な方法によっ
て測定した。
本実施例においては、このフレーム長さと明度との関係
を利用し、フレーム長さを200mm〜500mmの範囲内で周期
的に変化させて、タイル表面に、赤色ベースの明度の異
なる複数の色彩による稿模様を形成することができた。
を利用し、フレーム長さを200mm〜500mmの範囲内で周期
的に変化させて、タイル表面に、赤色ベースの明度の異
なる複数の色彩による稿模様を形成することができた。
フレーム長さの変更は、燃料ガスと酸素ガスの流量比を
調整することによって行った。
調整することによって行った。
−第3実施例− 同一温度で同一長さのフレームを使用した場合にあって
も、タイル基材に溶射される釉薬の量に応じて明度の異
なるものとなる。これは、溶射バーナへの釉薬の供給量
が多くなる程、釉薬の粒子一個当たりの火炎からの伝熱
量が減少するため、釉薬が加熱される温度が低くなるた
めである。
も、タイル基材に溶射される釉薬の量に応じて明度の異
なるものとなる。これは、溶射バーナへの釉薬の供給量
が多くなる程、釉薬の粒子一個当たりの火炎からの伝熱
量が減少するため、釉薬が加熱される温度が低くなるた
めである。
第3図は、この釉薬の量と明度との関係を表したグラフ
である。本実施例においては、この関係を利用し、第1
実施例と同じ釉薬を用い、フレーム温度を1600℃とし
て、釉薬供給量を5〜16kg/hrの範囲内で周期的に変化
させて、タイル表面に、赤色ベースの明度の異なる複数
の色彩による稿模様を形成することができた。
である。本実施例においては、この関係を利用し、第1
実施例と同じ釉薬を用い、フレーム温度を1600℃とし
て、釉薬供給量を5〜16kg/hrの範囲内で周期的に変化
させて、タイル表面に、赤色ベースの明度の異なる複数
の色彩による稿模様を形成することができた。
なお、以上の例においては、赤色ベースの同じ釉薬を用
い、溶射条件としてフレーム温度,フレーム長さ,釉薬
供給量を変化させて、タイル表面に赤色ベースの明度の
異なる複数の色彩による模様を形成した例を示している
が、これに限定するものではなく、異なる釉薬を用い
て、これらの釉薬の発色特性に応じて溶射条件を種々変
化させることによって、全く異なる複数の色彩(例えば
赤色系と青色系)の組合せによる色彩豊かな模様を形成
することができる。
い、溶射条件としてフレーム温度,フレーム長さ,釉薬
供給量を変化させて、タイル表面に赤色ベースの明度の
異なる複数の色彩による模様を形成した例を示している
が、これに限定するものではなく、異なる釉薬を用い
て、これらの釉薬の発色特性に応じて溶射条件を種々変
化させることによって、全く異なる複数の色彩(例えば
赤色系と青色系)の組合せによる色彩豊かな模様を形成
することができる。
また、前記実施例では、変化させる溶射条件として、フ
レーム温度,フレーム長さ,釉薬供給量を選択したが、
他の溶射条件としては、溶射バーナーとタイル基材との
間の距離、フレーム内雰囲気(例えば酸化性,還元性雰
囲気)等がある。これらの溶射条件は、目標とする模様
によって選択される釉薬の発色特性に応じて選択される
ものである。
レーム温度,フレーム長さ,釉薬供給量を選択したが、
他の溶射条件としては、溶射バーナーとタイル基材との
間の距離、フレーム内雰囲気(例えば酸化性,還元性雰
囲気)等がある。これらの溶射条件は、目標とする模様
によって選択される釉薬の発色特性に応じて選択される
ものである。
以上に説明したように、本発明においては、一種又は異
種の発色特性を有する釉薬を用いて、この発色特性に応
じて溶射条件を変化させることにより、タイル表面に容
易に目標とする彩色豊かな模様を形成することができ
る。即ち、タイル基材に対して、局所的に溶射条件を変
化させることができ、しかも表面状態を観察しながら、
溶射条件を制御することができるため、タイル表面の模
様を目標とする模様に精度良く対応させることができ
る。また、溶射バーナーを用いてその溶射条件を一定に
できるので、均一な模様のタイルが得られるので、良品
歩留りも良く、現場施工等に対しても容易に対応できる
等の効果を奏するものである。
種の発色特性を有する釉薬を用いて、この発色特性に応
じて溶射条件を変化させることにより、タイル表面に容
易に目標とする彩色豊かな模様を形成することができ
る。即ち、タイル基材に対して、局所的に溶射条件を変
化させることができ、しかも表面状態を観察しながら、
溶射条件を制御することができるため、タイル表面の模
様を目標とする模様に精度良く対応させることができ
る。また、溶射バーナーを用いてその溶射条件を一定に
できるので、均一な模様のタイルが得られるので、良品
歩留りも良く、現場施工等に対しても容易に対応できる
等の効果を奏するものである。
第1図は溶射フレームの温度と得られた釉薬層の明度と
の関係を示すグラフであり、第2図は同じく溶射フレー
ムの長さと得られた釉薬層の明度との関係を示すグラ
フ、第3図は釉薬供給量と得られた釉薬層の明度との関
係を示すグラフである。
の関係を示すグラフであり、第2図は同じく溶射フレー
ムの長さと得られた釉薬層の明度との関係を示すグラ
フ、第3図は釉薬供給量と得られた釉薬層の明度との関
係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】予め焼成されたタイル基材に粉粒状の釉薬
を溶射することによりタイルを製造する方法において、
一種又は複数種の釉薬を用いて該釉薬の発色特性に応じ
て溶射フレームの温度,溶射フレームの長さ,溶射バー
ナとタイル基材との間の距離,溶射バーナへの釉薬の供
給量などの溶射条件を積極的に変化させてタイル表面に
複数種の色彩による模様を形成することを特徴とする溶
射タイルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1840288A JPH0791132B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 溶射タイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1840288A JPH0791132B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 溶射タイルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01192779A JPH01192779A (ja) | 1989-08-02 |
| JPH0791132B2 true JPH0791132B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=11970685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1840288A Expired - Fee Related JPH0791132B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 溶射タイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791132B2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP1840288A patent/JPH0791132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01192779A (ja) | 1989-08-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |