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JPH0791308B2 - トリアルキルシリルメチル基含有シラン化合物 - Google Patents
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JPH0791308B2 - トリアルキルシリルメチル基含有シラン化合物 - Google Patents

トリアルキルシリルメチル基含有シラン化合物

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JPH0791308B2
JPH0791308B2 JP1157320A JP15732089A JPH0791308B2 JP H0791308 B2 JPH0791308 B2 JP H0791308B2 JP 1157320 A JP1157320 A JP 1157320A JP 15732089 A JP15732089 A JP 15732089A JP H0791308 B2 JPH0791308 B2 JP H0791308B2
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trialkylsilylmethyl
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幹夫 遠藤
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なトリアルキルシリルメチル基含有シラ
ン化合物に関する。
〔従来の技術〕
近年、超LSIの高密度化の進展にともなって、種々の微
細加工技術が開発されてきている。例えば、配線の多層
化により生じる段差上に微細なパターンを精度よく形成
するための方法として二層レジスト法がある。この二層
レジスト法は、上層と下層のそれぞれに異なるレジスト
を用いる方法である。この二層レジスト法において上層
に塗布されるレジストは、高感度、高解像度を有するこ
とはもちろんであるが、プラズマエッチングにおいて酸
素プラズマに対する耐性が優れていることが要求され
る。この要求を満たすレジストとして、酸素プラズマと
反応して酸化ケイ素を形成するため比較的酸素プラズマ
耐性が高く、かつ合成が容易なポリシロキサン系のレジ
ストが種々開発されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、いまだ十分な酸素プラズマ耐性を有するポリシ
ロキサン系のレジストは開発されていなかった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、酸素プラズマ耐性の高いレジスト
を開発すべく、鋭意研究の結果、該レジストの合成原料
として有用な新規なトリアルキルシリルメチル基含有シ
ラン化合物を開発するに到った。
すなわち、本発明は、 一般式(I): 〔式中、3個のR1および2個のR2は同一でも異なっても
よく、アルキル基であり、R3は炭素原子数2以上の置換
もしくは非置換の1価の炭化水素基、又は式(II): (R1)3SiCH2− (II) (ここで、3個のR1は同一でも異なってもよく、前記の
とおりである) で表されるトリアルキルシリルメチル基である〕 で表される新規なトリアルキルシリルメチル基含有シラ
ン化合物を提供するものである。
本発明のトリアルキルシリルメチル基含有シラン化合物
を表す前記式(I)において、3個のR1および2個のR2
は同一でも異なってもよく、アルキル基であり、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基等の炭素原子数1〜4のアルキル基
が代表的である。R3は炭素原子数2以上の置換もしくは
非置換の1価の炭化水素基、または前記式(II)で表さ
れるトリアルキルシリルメチル基である。炭素原子数2
以上の置換もしくは非置換の1価の炭化水素基として
は、例えば、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基等のアルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール
基;シクロヘキシル基等のシクロアルキル基などが代表
的である。また、式(II)で表されるトリアルキルシリ
ルメチル基の代表例としては、トリメチルシリルメチル
基、トリエチルシリルメチル基などがある。
本発明の一般式(I)で表されるトリアルキルシリルメ
チル基含有シラン化合物の代表例としては、トリメチル
シリルメチル(n−プロピル)ジメトキシシラン、トリ
メチルシリルメチル(シクロヘキシル)ジメトキシシラ
ン、トリエチルシリルメチル(エチル)ジエトキシシラ
ン、ビス(トリメチルシリルメチル)ジメトキシシラン
などがある。
本発明のシラン化合物の製造は、例えば、式(III): (R1)3SiCH2MgCl (III) (ここで、R1は前記と同じ) で表されるグリニャール試薬と、式(IV): R3Si(OR2)3 (IV) (ここで、R2およびR3は前記と同じ) で表されるトリアルコキシシラン化合物とを反応させる
方法により行うことができる。
この製造方法において用いられる式(III)で表される
グリニャール試薬の代表例としては、トリメチルシリル
メチルマグネシウムクロライド、トリエチルシリルメチ
ルマグネシウムクロライド、i−プロピルジメチルシリ
ルメチルマグネシウムクロライド等が挙げられる。この
グリニャール試薬は、常法にしたがって得ることができ
るものであり、式(I)で表されるシラン化合物の置換
基R1に応じて適宜選択される。
また、式(IV)で表されるトリアルコキシシラン化合物
の代表例としては、n−プロピルトリメトキシシラン、
シクロヘキシルトリメトキシシラン、エチルトリエトキ
シシラン、トリメチルシリルメチルトリメトキシシラン
等が挙げられる。この式(IV)で表されるトリアルコキ
シシラン化合物は、式(I)で表されるシラン化合物の
所望の置換基R1およびR2に応じて適宜選択される。
この製造方法において、式(III)で表されるグリニャ
ール試薬の使用量は、通常、前記式(IV)で表されるト
リアルコキシシラン化合物に対して1〜1.2当量程度で
ある。
用いられる反応溶媒としては、例えば、トルエン、キシ
レン、ヘキサン等の非プロトン系溶媒が挙げられる。
反応は、通常、溶媒の還流下に行うのが好ましい。
また本発明のシラン化合物は、前記式(III)で表され
るグリニャール試薬と、式(V): R3SiX3 (V) (ここで、R3は前記と同じであり、Xはハロゲン原子で
ある) で表されるトリハロシラン化合物とを反応させて式: (ここで、R1およびR3は前記と同じ) で表されるジハロシラン化合物を得、このジハロシラン
化合物を、式: R2OH (ここで、R2は前記と同じ) で表されるアルコールとエステル化反応させることによ
り製造することもできる。
前記式(V)で表されるトリハロシラン化合物の代表例
としては、n−プロピルトリクロロシラン、シクロヘキ
シルトリクロロシラン、エチルトリクロロシラン、トリ
メチルシリルメチルトリクロロシラン等が挙げられる。
この式(III)で表されるグリニャール試薬と式(V)
で表されるトリハロシラン化合物との反応によって生成
したジハロシラン化合物と、アルコールとをエステル化
反応させるときに、生成するハロゲン化水素を中和する
ために、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアミン等の
塩基をジハロシラン化合物に対して2〜3当量使用する
とよい。
反応溶媒、反応温度等は、前記の方法と同様である。
エステル化に用いられるアルコール化合物としては、例
えば、メタノール、エタノール、i−プロパノール等が
挙げられる。
このアルコールの使用量は、式(III)で表されるグリ
ニャール試薬と式(V)で表されるトリハロシラン化合
物との反応により得られるジハロシラン化合物に対して
2〜3当量程度である。
以上の2種の方法で得られる反応混合物は、いずれも濾
過して析出塩を除去した後、蒸留して精製し本発明のシ
ラン化合物を得ることができる。
本発明のトリアルキルシリルメチル基含有シラン化合物
を単独でもしくは他のジアルコキシシラン化合物ととも
に重合させて得られるオルガノポリシロキサンは、高酸
素プラズマ耐性に優れ、例えば、二層レジスト法に用い
る上層レジストの合成原料として有用である。
また、本発明のシラン化合物は、かさ高い置換基である
トリアルキルシリルメチル基を分子内に有するため、プ
ロピレンの重合によって得られる重合体の立体規則性を
高めるためにチーグラー・ナッタ触媒とともに用いられ
る補触媒としても有用である。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
実施例1 還流冷却器、温度計、攪拌器および滴下ロートを備えた
内容積1のガラス製反応器に、n−プロピルトリメト
キシシラン164.3gおよびTHF300mlを仕込んだ。次に、ト
リメチル(クロロメチル)シラン122.7gとマグネシウム
24.3gをTHF300ml中で反応させて得られたグリニャール
試薬を、還流下に、滴下した後、24時間熟成させた。得
られた反応混合物を濾過して、析出塩を除去した後、蒸
留して沸点:81〜83℃/3mmHgの留分を得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトルお
よびIRスペクトルを測定したところ、下記に示す結果が
得られた。
質量スペクトル 電子衝撃法:m/z(スペクトル強度比) 205(100)、189(4)、177(91)、163(34)、147
(57)、133(36)、117(35)、91(22)、73(57)、
59(67) 化学イオン化法:反応ガス:i−ブタン m/z:2201 H−NMRスペクトル δ:0.01ppm(s,(CH 3)3Si−) −0.22ppm(s,−SiCH 2Si−) 3.43ppm(s,−OCH 3) 0.55ppm(m,−SiCH 2CH2CH3) 1.34ppm(m,−SiCH2CH 2CH3) 0.92ppm(t,−SiCH2CH2CH 3) IRスペクトル:下記の波数に吸収ピークが認められた。
2940cm-1、2820cm-1、1450cm-1、1410cm-1、1250cm-1
1190cm-1、1090cm-1、1050cm-1、830cm-1 以上の測定データから、下記式: で表されるトリメチルシリルメチル(n−プロピル)ジ
メトキシシランが得られたことがわかった。(収率:73
%) 実施例2 n−プロピルトリメトキシシランの代わりに、シクロヘ
キシルトリメトキシシラン204.3gを用いた以外は、実施
例1と同様にして反応させ、沸点:89〜91℃/2mmHgを有
する留分を得た。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトルお
よびIRスペクトルを測定したところ、下記に示す結果が
得られた。
質量スペクトル 電子衝撃法:m/z(スペクトル強度比) 245(29)、207(2)、177(100)、163(13)、147
(38)、133(10)、117(19)、91(7)、73(10) 化学イオン化法:反応ガス:i−ブタン m/z:2601 H−NMRスペクトル δ:0.05ppm(s,(CH 3)3Si−) −0.22ppm(s,−SiCH 2Si−) 3.49ppm(s,−OCH 3 IRスペクトル:下記の波数に吸収ピークが認められた。
2900cm-1、2820cm-1、1450cm-1、1350cm-1、1245cm-1
1190cm-1、1085cm-1、1045cm-1、880cm-1、830cm-1 以上の測定データから、下記式: で表されるトリメチルシリルメチル(シクロヘキシル)
ジメトキシシランが得られたことがわかった。(収率:6
2%) 実施例3 還流冷却器、温度計、攪拌器および滴下ロートを備えた
内容積1のガラス製反応器に、トリメチルシリルメチ
ルトリクロロシラン221.7gおよびTHF300mlを仕込んだ。
次に、トリメチル(クロロメチル)シラン122.7gとマグ
ネシウム24.3gをTHF300ml中で反応させて得られたグリ
ニャール試薬を、還流下に滴下した後、10時間熟成させ
た。得られた反応混合物を濾過して、析出塩を除去した
後、蒸留して沸点:75〜76℃/2mmHgの留分を得た。
この留分を、攪拌器、還流冷却器、温度計および滴下ロ
ートを備えた内容積1のガラス製反応器に、トリエチ
ルアミン161.9gおよびヘキサン500mlとともに仕込ん
だ。次に、室温下に、滴下ロートからメタノール54.5g
を滴下した後、1時間熟成させた。得られた反応混合物
を濾過して析出塩を除去した後、蒸留して沸点63〜64℃
/1mmHgを有する留分が得られた。
得られた留分の質量スペクトル、1H−NMRスペクトルお
よびIRスペクトルを測定したところ、下記に示す結果が
得られた。
質量スペクトル 電子衝撃法:m/z(スペクトル強度比) 249(100)、233(2)、177(26)、161(8)、147
(11)、129(15)、117(12)、89(21)、73(29)、
59(25) 化学イオン化法:反応ガス:i−ブタン m/z:2641 H−NMRスペクトル δ:0.05ppm(s,(CH 3)3Si−) −0.16ppm(s,−SiCH 2Si−) 3.45ppm(s,−OCH 3) IRスペクトル:下記の波数に吸収ピークが認められた。
2940cm-1、2820cm-1、1350cm-1、1250cm-1、1185cm-1
1090cm-1、1055cm-1、830cm-1 以上の測定データから、得られた化合物は、下記式: 〔(CH3)3SiCH22Si(OCH3)2 で表されるビス(トリメチルシリルメチル)ジメトキシ
シランが得られたことがわかった。(収率:76%) 〔発明の効果〕 本発明の新規なトリアルキルシリルメチル基含有シラン
化合物は、高酸素プラズマ耐性を有するオルガノポリシ
ロキサン系のレジストの合成原料として有用である。ま
た、分子内に非常にかさ高い置換基であるトリアルキル
シリルメチル基を含有するため、プロピレンの立体規則
性重合におけるチーグラー・ナッタ触媒の補触媒として
も有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I): 〔式中、3個のR1および2個のR2は同一でも異なっても
    よく、アルキル基であり、R3は炭素原子数2以上の置換
    もしくは非置換の1価の炭化水素基、又は式(II): (R1)3SiCH2− (II) (ここで、3個のR1は同一でも異なってもよく、前記の
    とおりである) で表されるトリアルキルシリルメチル基である〕 で表されるトリアルキルシリルメチル基含有シラン化合
    物。
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