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JPH0791443B2 - 硬化性フェノールレゾール樹脂のための遅延剤 - Google Patents
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JPH0791443B2 - 硬化性フェノールレゾール樹脂のための遅延剤 - Google Patents

硬化性フェノールレゾール樹脂のための遅延剤

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JPH0791443B2
JPH0791443B2 JP3194483A JP19448391A JPH0791443B2 JP H0791443 B2 JPH0791443 B2 JP H0791443B2 JP 3194483 A JP3194483 A JP 3194483A JP 19448391 A JP19448391 A JP 19448391A JP H0791443 B2 JPH0791443 B2 JP H0791443B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、酸化マグネシウムのみ又は水
酸化マグネシウムのみ、又はそれにエステル官能硬化剤
を併用したものによって硬化するフェノールレゾール樹
脂結合剤組成物の硬化を遅延させるための方法と組成物
に関するものである。前記の硬化は、ほぼ室温で生起す
ることができる。本明細書においてマグネシウム硬化剤
とはマグネシウム化合物を含む硬化剤を意味する。
【0002】フェノールレゾール樹脂の硬化速度は、例
えば、硬化を遅延させて、フェノール樹脂組成物の流動
性、こて塗適性、及び他の作業性を維持することによっ
て、容易に制御できることが望ましい。特に、暖かい気
候と温度が高い場合には望ましい。
【0003】出願人は、硬化量の軽焼酸化マグネシウム
のみ又は水酸化マグネシウムのみ、又はそれにエステル
官能硬化剤を併用したもの、のいずれかを添加したフェ
ノールレゾール樹脂の硬化は、その混合物におけるマグ
ネシウムイオンの溶解度を減少させる物質を用いて遅延
させることができることを見出した。
【0004】フェノールレゾール樹脂は、例えば:
(1)強酸と接触させ;(2)特に、フェノールレゾー
ル樹脂が強アルカリの時には、エステル官能硬化剤と接
触させ;(3)アルカリ土類酸化物またはアルカリ土類
水酸化物、例えば酸化カルシウム、水酸化カルシウム、
酸化マグネシウム、または水酸化マグネシウムと接触さ
せて;(4)ある種のフェノール類を、アミンのような
化学薬品でガス抜きし;そして、(5)酸化マグネシウ
ム硬化剤または水酸化マグネシウム硬化剤と、エステル
官能硬化剤の双方を用いて硬化させるような幾つかの方
法によって、室温硬化させることができる。しかし、強
酸を用いても満足の行く結果とはならない。なぜなら、
一般的に、結合剤組成物中に基礎充填剤を用いるので、
それによって強酸が中和されて効果がなくなってしまう
からである。更に、強酸は腐食性であることができるか
らである。アミンと他のガス抜き剤は、一般的に有毒で
ある。高いpH(約13以上)においてエステル官能硬
化剤を用いると、例えば鋳物用成型中子と鋳型のような
鋳物用途のための結合剤としてしばしば有用であるが、
アルカリ性度が高く、且つナトリウムまたはカリウムの
ようなアルカリ金属の含有率が高いために、問題もあ
る。pHが高いと、取扱いや、最後に廃棄したときの環
境に対する影響が問題になって来る。例えばガラス繊維
またはポリエステル繊維の熱的結合、またはポリマーコ
ンクリートのようなある種の用途では、pHが高くアル
カリ金属濃度が高いと前記の材料を攻撃するので、高カ
リウム濃度または高ナトリウム濃度は望ましくない。
【0005】軽焼酸化マグネシウムと水酸化マグネシウ
ムは、フェノールレゾール樹脂のための公知の室温
(R.T.) 硬化剤である。更に、酸化マグネシウムと水
酸化マグネシウムは、しばしば、フェノールとホルムア
ルデヒドからフェノールホルムアルデヒドレゾール樹脂
を製造するための縮合触媒として用いられる。また更
に、相対的に不活性なマグネシア、例えばペリクレース
は、しばしば、フェノール樹脂と共に様々な形状に硬化
せしめられる従来の耐火性骨材である;しかしながら、
ペリクレースは不活性であり、硬化剤としては用いられ
ない。酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシウムを用
いて、様々なタイプの組成物におけるフェノールレゾー
ル樹脂を硬化させることを記載している参考文献の例と
しては、R.H.Cooperの1959年1月20日
設定の米国特許第2,869,194号;R.H.Co
operの1959年1月20日設定の米国特許第2,
86,196号;R.H.Cooperの1959年1
1月24日設定の米国特許第2,913,787号;
T.Murataらの1972年5月30日設定の米国
特許第3,666,703号;J.S.Mitchel
lの1955年7月5日設定の米国特許第2,712,
533号;W.H.Adams,Jr.の1947年7
月29日設定の米国特許第2,424,787号;及び
M.K.Guptaの1988年12月27日設定の米
国特許第4,794,051号を挙げることができる。
また、Guptaの米国特許第4,794,051号
は、マグネシウム硬化剤と共に、好ましくはカルシウム
硬化剤との混和物として用いる一組のエステル官能硬化
剤、即ち、ラクトンの利用も記載している。更にまた、
Cooperの米国特許第2,869,194号は、酸
化マグネシウム粉末を、塩化マグネシウムまたはその等
価物または硫酸マグネシウムまたはその等価物の水溶液
と混ぜることによって調製することができる酸塩化マグ
ネシウムと酸硫化マグネシウムは、しばしば、酸化マグ
ネシウムだけの場合と比較して、更に短い硬化時間を提
供する、ということも記載している。
【0006】12/22/88に出願された英国特許出
願第8829984.7号に基づく、P.H.R.B.
Lemon,J.King,H.Leoni,G.Mu
rray,及びA.H.Gerberによって1989
年12月15日に出願された『フェノールレゾール樹脂
組成物』という名称の米国特許出願第450,989号
は、塩基触媒であるアルカリ金属化合物またはアルカリ
土類金属化合物を用いることによるフェノールレゾール
樹脂の調製と、その調製後に、マグネシウムとカルシウ
ムの酸化物と水酸化物を含む様々な塩基と共に、エステ
ル官能硬化剤であるエステル化フェノールレゾールを用
いて、前記樹脂を室温硬化させることを記載している。
【0007】P.H.R.B.Lemonらの1983
年11月16日に発行された欧州特許出願第00941
65号は、フェノールとホルムアルデヒドを縮合させて
フェノールホルムアルデヒド樹脂を形成させる、及びフ
ェノール樹脂を硬化させるエステル官能硬化剤を用いて
いる樹脂のアルカリ性度を、更に増加させるための酸化
マグネシウム(マグネシア)を含む様々なアルカリ性物
質の利用に関する広範な説明を記載している。P.H.
R.B.Lemonらの1987年10月28日に発行
された欧州特許出願第0243,172号は、上記公報
第0094165号の記載と同様である。A.H.Ge
rberによって1989年12月22日に出願された
米国特許出願第288,090号は、エステル官能硬化
剤によって硬化させたときに、アルカリ化剤を発生させ
るナトリウムイオンまたはカリウムイオンを用いている
組成物の引張強度と圧縮強度を超える強さを示すレゾー
ル樹脂結合剤組成物において、アルカリ化剤を発生させ
るリチウムイオンの利用を記載している。
【0008】Dahmsの1980年8月5日設定の米
国特許第4,216,295号と同様にHiggenb
ottomの1977年3月8日設定の米国特許第4,
011,186号は、アルカリ土類金属水酸化物によっ
て触媒され、そして該レゾール中で分散して該レゾール
樹脂の粘性を増大させる安定、不活性、及び不溶性のシ
ュウ酸塩を提供する上記のシュウ酸またはシュウ酸塩に
よって中和されるフェノールレゾールに関するものであ
る。
【0009】Gladneyらの1971年11月30
日設定の米国特許第3,624,247号は、フェノー
ル樹脂の製造において用いられたカルシウム触媒の残留
物を除去する方法に関するものである。残留カルシウム
触媒は、pH調整に関係するカルシウムと不溶性塩を形
成するアンモニウム塩のアルカリ溶液で処理することに
よって除去する。米国特許第247号の方法で用いた可
溶性アンモニウム化合物は、硫酸塩、リン酸塩、及び炭
酸塩である。
【0010】P.H.R.B.Lemonらの1988
年7月26日設定の米国特許Re第32,720号と1
988年1月27日設定の米国特許Re第32,812
号は、エステル硬化剤による高アルカリ性フェノールホ
ルムアルデヒドレゾール樹脂の室温硬化を記載している
更なる文献例である。Detlefsenらによって1
988年1月27日に出願された米国特許出願第14
9,102号は、脂肪族アルコールを用いることによっ
て、エステル硬化剤によるフェノールレゾール樹脂の硬
化を減速または遅延させる方法を記載している。
【0011】
【発明の概要】酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシ
ウムのようなマグネシウム硬化剤のみか、または該硬化
剤とエステル官能硬化剤とを共に添加したフェノールレ
ゾール樹脂の室温硬化は、該混合物におけるマグネシウ
ムの溶解度を減少させる物質を用いて遅延させることが
できる。
【0012】発明の一つの面において、マグネシウム硬
化剤のみ、またはマグネシウム硬化剤とエステル官能硬
化剤とを併用したもの、更に遅延剤、及び任意に、例え
ば酸化カルシウム、水酸化カルシウム、及び焼成ドロマ
イトのようなカルシウムを含む硬化剤と硬化可能なフェ
ノールレゾール樹脂を混ぜることによって、結合剤組成
物、及び延長可使時間を有する結合剤組成物の調製方法
を提供する。該結合剤組成物は、室温において、液体ま
たは少なくとも流動可能である。更に、上記方法と上記
組成物は、室温と熱硬化を含むことができる。流動性結
合剤組成物を骨剤と混ぜて、原料バッチ組成物を製造す
る。
【0013】発明のもう一つの面においては、本発明組
成物と本発明方法で用いる遅延剤は、熱硬化時に、フェ
ノール樹脂を更に架橋させる物質である。該物質の例と
しては、メラミンまたはアミノ酸が挙げられる。
【0014】本発明のもう一つの面においては、遅延剤
を、フェノールレゾール樹脂、マグネシウム硬化剤、任
意にエステル官能硬化剤と混ぜることによって、樹脂の
粘性が実質的に増大して混合物が熱硬化してしまう前の
製作時間を増加させる方法と組成物を提供する。
【0015】本発明の他の面は、硬化可能なフェノール
レゾール樹脂、酸化マグネシウム硬化剤または酸化マグ
ネシウム硬化剤とエステル官能硬化剤を併用したもの、
及び遅延剤、更に任意に、骨財、充填剤、及び他の添加
剤または改質剤を含む。該マグネシウム硬化剤は、高表
面積と低表面積を有する酸化マグネシウムの混合物であ
る。
【0016】発明の他の面は、様々な充填剤、骨財、造
形品、及びナトリウムとカリウムを低含有率で有する結
合剤を含む本発明組成物と本発明方法から成っている。
【0017】本発明の他の面は、成形耐火物を含む。一
体式耐火物の場合には、延長可使時間を有する本発明結
合剤骨財組成物の液体スラリーを振動金型に配置し、該
組成物を金型の中で硬化させる。そのような周囲温度硬
化は、熱硬化を任意に伴うことができる。
【0018】発明の更なる面は、流動性を拡張させたポ
リマーコンクリート組成物と被覆研磨剤を製造するため
の本発明組成物と本発明方法の利用、並びに該方法で製
造した研磨剤を提供する。
【0019】
【利点】本発明の方法と組成物は、結合剤におけるマグ
ネシウムの溶解度を減少させ、樹脂の硬化を遅延させる
様々な薬品を少量用いることによって、約60゜Fから
約120゜Fの広い温度範囲にわたって、フェノールレ
ゾール樹脂の硬化速度を遅延させる手段を提供する。フ
ェノールレゾール樹脂の硬化速度に影響を与える変数の
1つは、温度である。温度が高いと、硬化速度は増加す
る。従って、本発明の遅延剤を用いると、特に、温度が
高くなる暖気候または作業場で、室温または周囲温度の
ような広い温度範囲にわたって硬化速度を遅延させるこ
とができる。該遅延によって、時間の経過と共に増大す
る粘性が減少し、樹脂の可使時間が増加する。
【0020】また本発明の方法と組成物は、用いるマグ
ネシウムの表面積の選択、特有な遅延剤の選択、及び任
意には、特有なエステルの選択、及び硬化剤と遅延剤の
量を選択することによって、フェノールレゾール樹脂の
硬化速度に影響を与えることもできる。
【0021】流動性の増大、即ちフェノールレゾール樹
脂の粘性の減少、可使時間の増加が、特に都合が良い用
途としては: (a)配合樹脂の屑を減少させて、熱硬化させる前に、
樹脂、研磨剤、及び支持体の間に良好な結合を発生させ
るのに必要な配合樹脂の室温安定性が望まれる被覆研磨
剤用途のための配合; (b)流動性を増大させることによって、向上圧縮、金
型などへの充填、及びこて塗のような表面仕上げができ
るポリマーコンクリート; (c)熱硬化またはオーブン硬化の前に、耐火レンガを
プレスするために、配合物の寿命を有意に、例えば少な
くとも48時間延長させる耐火レンガの製造;及び (d)注型適性耐火物用途のための流動性増大が挙げら
れる。この流動性の増大によって、熱硬化と熱硬化後に
任意に行われる炭化の準備段階である室温硬化のための
高密度と高強度が提供される。これは、調製に多大の時
間を要する大形物の場合である。
【0022】エステルを、軽焼酸化マグネシウム硬化剤
または水酸化マグネシウム硬化剤、及び遅延剤と共に用
いる場合、フェノール組成物の反応速度は強く影響を受
けるので、本発明の好ましい方法と組成物では、マグネ
シウム硬化剤と共にエステル官能硬化剤を用いる。更
に、マグネシウム硬化剤とエステル官能硬化剤を共に用
いている硬化性フェノールレゾールは、酸化マグネシウ
ムまたは水酸化マグネシウムのみによって硬化させたフ
ェノールレゾールと比べて、引張強度、圧縮強度、及び
水性有機酸に対する抵抗性が大きい。
【0023】本発明遅延剤のもう一つの利点は、樹脂の
硬化は遅らせるが、結局最後には、遅延剤を含んでいな
かった樹脂と比べて、圧縮強度と引張強度が、ほとんど
同じか又は大きい程度まで樹脂が固化または硬化する、
ことである。更に、最終組成物の他の特性に対して、悪
い影響を与えない。
【0024】本発明の方法と組成物は、Lemonらの
1988年7月26日に設定された米国特許Re第3
2,720号とLemonらの1988年12月27日
に設定された米国特許Re第32,812号に示されて
いるようなエステルのみによるフェノールレゾール樹脂
の硬化と比較して、多くの利点を有する。上記特許の方
法と樹脂は、アルカリ金属水酸化物を必要とし、実用的
用途のためには、pH13以上である。上記特許とは対
照的に、本発明は、実質的に低いpH値を含み、アルカ
リ金属水酸化物またはアルカリ金属塩を必要としない。
本発明の組成物と方法は、特に、高アルカリ組成物にと
って必要な高アルカリ金属濃度を考慮して、高いアルカ
リ性度、例えばpH10または12またはそれ以上を必
要とする方法と組成物を超える多くの利点を有する。実
例として、本発明組成物は:より良好な保存性;時間と
大気に対する暴露に関してのレジンカラーの改良安定
性;他のものとの間で、骨材または支持体の湿潤性を増
大させ、そしてお互いの間の結合強度を増大させる等し
いフェノール固体レベルにおける低粘性;安全な物質と
廃棄取扱適性;例えば、溶媒と水性媒体に対する強度と
抵抗性を増大させる骨材を含むような組成物、樹脂のた
めの、より高い固体レベルで硬化する場合における高密
度、低多孔度;及び高pHにおいてナトリウムまたはカ
リウムによって正規に攻撃される骨材による改良安定性
とガラス繊維またはポリエステル繊維による改良安定性
を有する。過剰のアルカリは、強度損失を招くことがあ
る。例えば、Lemonらの米国特許Re第32,81
2号の表4は、KOH/フェノールのモル比効果によっ
て、モル比が、0.68(5032psi)から1.0
2(4271psi)に減少するにつれて、レゾールの
圧縮強度が着実に減少することを示している。それとは
対照的に、マグネシウム硬化剤の過剰は、ナトリウムア
ルカリまたはカリウムアルカリを用いることによって生
じる連鎖停止反応と比べて、マグネシウムによる二価架
橋のために、強度と最終組成物の不溶性を増大させるこ
とができる。
【0025】酸化マグネシウム硬化剤と水酸化マグネシ
ウム硬化剤 本明細書で用いている「遅延剤(retarder)」
という用語は、本発明の方法と組成物、例えば、フェノ
ールレゾール樹脂、マグネシウム硬化剤、及び任意にエ
ステル官能硬化剤を含む硬化可能な結合剤において、マ
グネシウムの溶解度を減少させる物質を指している。マ
グネシウム硬化剤の溶解度が減少すると、樹脂の硬化が
減速または遅延する。
【0026】「硬化剤(hardening agen
t)」という用語は、本明細書では、例えば室温または
周囲温度(R.T.)において、フェノールレゾール樹脂の
硬化速度を増加させる物質を表すために用いている。硬
い感触で柔軟性のない固体を形成するために、粘性とゲ
ル化を増進させて、硬化を達成する。遅延剤を含まず
に、フェノールレゾール樹脂、マグネシウム硬化剤、及
び任意にエステル官能硬化剤を含む本発明の硬化可能な
結合剤組成物は、一般的に、75゜Fにおいて、静置し
てから約24時間以内に硬くなる。そのような硬化(h
ardening)を「硬化(curing)」と呼ぶ
こともできるが、硬化剤による「硬化(hardeni
ngまたはcuring)」は、熱硬化の引張強度と圧
縮強度を発達させない。
【0027】「室温硬化」という用語は、約60゜Fか
ら90゜Fまでの温度、特に約65゜Fから80゜Fま
での温度における本発明組成物の硬化を意味している。
しかしながら、本発明の方法と組成物に遅延剤を用いる
と、例えば60゜Fから120゜Fまでのような低温と
高温における本発明組成物の硬化を遅延させる。室温硬
化、または周囲温度約60゜F−120゜Fにおける硬
化に加えて、本発明組成物は、硬化剤による硬化の後
で、熱硬化させることができるか、あるいはまた上記硬
化の前に熱硬化させることができる。本明細書で用いて
いる「熱硬化」という用語は、少なくとも170゜F、
一般的には少なくとも212゜Fの温度における組成物
の硬化を意味している。
【0028】マグネシウム硬化剤は、少なくとも10m
2/gの表面積を有するような軽焼酸化マグネシウムか
ら成っている、例えばフェノールレゾール樹脂に対して
硬化活性を有する水酸化マグネシウム、軽焼酸化マグネ
シウム、または他の酸化マグネシウムである。水酸化マ
グネシウムを用いると硬化組成物の強度が弱くなるの
で、好ましいマグネシウム硬化剤は、軽焼酸化マグネシ
ウムである。
【0029】硬化剤として、少量の水酸化カルシウム、
酸化カルシウム、または焼成ドロマイト(ドロマ)を加
えることもできる。しかしながら、酸化カルシウム、焼
成ドロマイト、または水酸化カルシウムだけを用いた
り、またはそれらをマグネシウム硬化剤と共に多量に用
いると、重大な欠陥が生じる。従って、焼成ドロマイト
を含むカルシウムに基づく酸化物または水酸化物は、高
塩基性で、迅速に反応するので、混合作業時間をかなり
少なくする。しかしながら、マグネシウム硬化剤と混ぜ
るときに、これらのカルシウム含有化合物を半量未満、
即ちマグネシウム硬化剤の重量を基準として50重量%
未満用いて、当量のマグネシウム硬化剤を置換すること
ができる。好ましくは、上記の半量未満は、酸化マグネ
シウム硬化剤または水酸化マグネシウム硬化剤の総重量
の約1/4を超えない。
【0030】酸化マグネシウム(マグネシア)の反応性
と表面積は、マグネシアの製造手順に大きく左右されて
異なってくる。酸化マグネシウムの軽焼銘柄は、約16
00−1800゜Fの温度で焼成されている。硬焼銘柄
は、約2800−3000゜Fの温度で焼成されてい
る。酸化マグネシウムの死焼またはペリクレース銘柄
は、4000゜Fを超える温度で焼成されている。焼成
銘柄は、一般的に、粉末または粒状形態で、硬焼銘柄
は、窯運転、ミルドサイズ(milled size)
またはスクリーンドサイズ(screened siz
e)で用いることができる。ペリクレースは、一般的
に、ブリケット(briquette)、スクリーンド
フラクション(screened fraction)
またはミルドフラクションとして用いることができる。
これら様々なマグネシアの表面積は、大きく異なってい
て、軽焼マグネシアは、約10−200m2/gまたは
それ以上の表面積を有する。硬焼マグネシアは、約1m
2/gの表面積を有し、死焼マグネシアは、1m2/g未
満の表面積を有する。耐火骨材として従来用いられてい
るマグネシアは、死焼マグネシアまたはペリクレースマ
グネシアである。硬化剤となるのは、軽焼マグネシアで
ある。異なる表面積を有するマグネシア生成物は、マー
チンマリエッタカンパニー(Martin Marie
tta Company)から市販されているマグケム
酸化マグネシウム生成物(Mag ChemMagne
sium Oxide Products)から得るこ
とができる。一般的に、マグケム30は、約25m2
gの表面積を有する。マグケム50は約65m2/g、
マグケム200Dは約170m2/gの表面積を有す
る。
【0031】粘性増大に関する変数の1つであるゲル形
成と、それに伴って起こるフェノールレゾール樹脂の硬
化は、軽焼酸化マグネシウムの表面積に依存する。表面
積の大きい酸化マグネシウムは、より活性が高く、ゲル
化と硬化に要する時間を短縮する。従って、約25m2
/g未満の表面積を有する軽焼酸化マグネシウムは、反
応が遅いので、温度約120゜Fにおいて、比較的短時
間で結合剤組成物を硬化させる場合には、一般的には用
いられない。しかしながら、例えば被覆研磨剤ような幾
つかの用途では、マグネシアは、比較的ゆっくりと作用
することが望ましく、表面積は、好ましくは約10−2
5m2/gである。これに反して、約65m2/g以上の
大きな表面積を有するマグネシアは、同じ結合剤組成物
をより短い時間で硬化させる。多くの用途に対しては、
約25−65m2/gの表面積を有するマグネシアを用
いるのが適当である。結合剤の風乾時間または貼合せ時
間を実質的に長くしたい場合には、約25m2/g未満
の表面積を一般的に用いる。硬焼マグネシアは、非常に
ゆっくりと反応するので、硬化剤としての実用的価値は
ない。死焼マグネシアは、十分に不活性なので、耐火物
として、フェノール樹脂結合剤と共に、従来から用いら
れている。
【0032】本発明のフェノールレゾール樹脂は、水を
含む1つまたはそれ以上の揮発性溶媒を含む。熱硬化組
成物における溶媒損失によって、多孔度と液体透過性が
増大し、強度が減少する。高強度と低多孔度を得る一つ
の手段は、軽焼酸化マグネシウム硬化剤を多量に用いる
ことである。しかしながら、それによって、粘性上昇と
ゲル化に要する時間が短くなる。少なくとも2つの異な
る表面積を有する軽焼酸化マグネシウムの混合物は、粘
性の増大を実質的に加速しないで、強度を増大させる改
良結果を提供できることを見出した。上記改良結果を達
成するために、混合物の一部分の表面積はマグネシア硬
化剤1g当り少なくとも50m2であり、他の部分は、
約10−25m2/gの表面積を有する。高表面積硬化
剤の1重量部を、改良マグネシア硬化剤のための低表面
積を有する硬化剤の約0.5−4重量部、好ましくは1
−3重量部と混ぜる。異なる表面積を用いる本方法に従
うことによって、室温ゲル化または周囲温度ゲル化は、
高表面積硬化剤のみによって、ほぼ同時に生起すること
ができ、たとえ硬化剤が実質的にもっと多く存在してい
ても、硬化した組成物の圧縮強度は、低多孔度と低透過
性を伴いながら、実質的に増大する。更に、マグネシア
を増量した組成物の難燃性も又、向上する。異なる表面
積の軽焼マグネシアを含む組成物は、異なる表面積を有
する硬化剤混合物を含まない軽焼酸化マグネシウムと同
じ濃度で、本発明の遅延剤、任意には、エステル官能硬
化剤、充填剤、改質剤、骨材、及び他の添加剤を含む。
【0033】硬化剤として、本発明で用いる軽焼酸化マ
グネシウムまたは水酸化マグネシウムの量は、フェノー
ルレゾール樹脂のゲル化速度または硬化速度を増加させ
るのに十分な量である。この量は、広範囲にわたって変
えることができる。用いるマグネシウム硬化剤の量は、
エステル硬化剤を組成物中で用いるか否か、酸化マグネ
シウムの表面積、特有なエステル硬化剤、マグネシウム
と(単数または複数の)エステル硬化剤の量、温度、及
び望む結果に依存して変化する。従って、酸化マグネシ
ウム硬化剤または水酸化マグネシウム硬化剤は、一般的
には、樹脂の重量を基準として、約2重量%−40重量
%、特に、本発明の様々な組成物と様々な方法における
樹脂の重量を基準として、約5重量%−35重量%であ
る。しかしながら、異なる表面積を有する軽焼酸化マグ
ネシウム混合物を用いる場合は、酸化マグネシウムの量
は、好ましくは、樹脂の重量を基準として、約5重量%
−50重量%又はそれ以上の範囲で変化する。エステル
硬化剤を用いずに、酸化マグネシウム硬化剤または水酸
化マグネシウム硬化剤を用いる場合は、好ましくは樹脂
の重量を基準として約10重量%−40重量%、特に好
ましくは、樹脂の重量を基準として15重量%−30重
量%で用いることが好ましい。酸化マグネシウムまたは
水酸化マグネシウムをエステル官能硬化剤と共に用いる
場合、酸化マグネシウム硬化剤または水酸化マグネシウ
ム 硬化剤は、好ましくは樹脂の重量を基準として約2
重量%−30重量%、特に好ましくは約5重量%−20
重量%である。
【0034】エステル硬化剤 エステル官能硬化剤は、マグネシウム硬化剤と共に用い
ると、レゾールの硬化を促進する。レゾール樹脂と混ぜ
て、マグネシウム硬化剤とエステル硬化剤の双方を同時
に用いると、本発明遅延剤の少量に対して非常に敏感な
硬化系を提供する。マグネシアまたは他の添加剤を混ぜ
てないフェノールレゾール樹脂とエステル官能硬化剤の
混合物は、70゜Fでは、数日またはそれより長い日数
をかけても硬化しない。フェノールレゾール樹脂を硬化
させるためのエステル官能価は、ラクトン、環状有機カ
ーボネート、カルボン酸エステル、またはそれらの混合
物によって提供することができる。
【0035】一般的に、例えばベータまたはガンマブチ
ロラクトン、ガンマバレロラクトン、カプロラクトン、
ベータプロピオラクトン、ベータブチロラクトン、ベー
タイソブチロラクトン;ベータイソペンチルラクトン、
ガンマイソペンチルラクトン、及びデルタペンチルラク
トンのような低分子量ラクトンは、エステル官能硬化剤
として適当である。次に示すものだけに限定するもので
はないが、適当な環状有機カーボネートの例としては:
プロピレンカーボネート;エチレングリコールカーボネ
ート;1,2−ブタンジオールカーボネート;1,3−
ブタンジオールカーボネート;1,2−ペンタンジオー
ルカーボネート;及び1,3−ペンタンジオールカーボ
ネートが挙げられる。
【0036】本発明において用いることができるカルボ
ン酸エステルとしては、フェノールエステルと脂肪族エ
ステルが挙げられる。脂肪族エステルは、好ましくは、
短鎖長または中鎖長の脂肪族エステル、例えば短鎖長ま
たは中鎖長を有する約1−10個の炭素原子から成る一
価または多価、飽和または不飽和アルコールと、一価ま
たは多価であることができる約1−10個の炭素原子か
ら成る飽和または不飽和カルボン酸である。好ましい脂
肪族エステルは、アルキル、一価、または三価アルコー
ルと、一価、二価または三価のカルボキシル化合物であ
ることができるアルキル、または一価、または二価の不
飽和酸とのエステルである。カルボン酸は、ヒドロキ
シ、シアノ、クロロ、またはブロモ基で置換することが
できる。
【0037】芳香族エステルは、芳香族化合物、例え
ば、該芳香族化合物のホルメートまたはアセテートを調
製するための一価または多価芳香族フェノールの(単数
または複数の)フェノール性基をエステル化することに
よって得ることができる。更に、芳香族エステルは、1
つまたはそれ以上のフェノール性ヒドロキシル基及び/
又は1つまたはそれ以上のエステル化フェノール性ヒド
ロキシル基を含み、更に、フェノール性ヒドロキシル基
またはエステル化フェノール性ヒドロキシル基に対して
オルト位及び/又はパラ位に配置された1つまたはそれ
以上のエステル化メチロール基を含むエステル化フェノ
ール化合物であることができる。そのようなフェノール
エステルとそれらの製造方法は、P.H.R.B.Le
monらによって12/22/88に出願された英国特
許第8829984.7号に基づく、同じ発明者によっ
て1989年12月15日に出願された「フェノール樹
脂組成物」という名称の米国特許第450,989号に
記載されている。米国特許も英国特許も、本明細書にお
いて、参考文献として取入れている。
【0038】用いるエステル化フェノール化合物は、少
なくとも1つのエステル化メチロール基が、フェノール
性ヒドロキシル基またはエステル化フェノール性ヒドロ
キシル基に対してオルト位またはパラ位にある芳香環炭
素原子に結合している、モノエステル化、ジエステル
化、またはポリエステル化メチロール化単核、二核、ま
たは多核フェノールであることができる。フェノールエ
ステルの酸性部分は、脂肪族エステルのそれと同じであ
ることができる。
【0039】次に示すものだけに限定するものではない
が、特有なカルボン酸エステルとしては:−ブチルホ
ルメート;エチレングリコールジホルメート;メチル及
びエチルラクテート;ヒドロキシエチルアクリレート;
ヒドロキシエチルメタクリレート;−ブチルアセテー
ト;エチレングリコールジアセテート;トリアセチン
(グリセロールトリアセテート);ジエチルフマレー
ト;ジメチルマレエート;ジメチルグルタレート;ジメ
チルアジペート;2−アセチルオキシメチルフェノー
ル;2−メタクリロイロキシメチルフェノール;2−サ
リチルロイロキシメチルフェノール;2−アセチルオキ
シメチルフェノールアセテート;2,6−ジアセチルオ
キシメチルクレゾール;2,6−ジアセチルオキシメ
チルpクレゾールアセテート;2,4,6−トリアセチ
ルオキシメチルフェノール;2,4,6−トリアセチル
オキシメチルフェノールアセテート;2,6−ジアセチ
ルオキシメチルフェノールアセテート;2,2´,6,
6´−テトラアセチルオキシメチルビスフェノールA;
及び2,2´,6,6´−テトラアセチルオキシメチル
ビスフェノールAジアセテートが挙げられる。また適当
なものとしては:1−5個の炭素原子を有する脂肪族ア
ルコールから誘導されるシアノアセテート;ベンジルア
ルコール、α,α−ジヒドロキシキシレノール、フェノ
ール、アルキル置換フェノール、ジヒドロキシベンゼ
ン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、及び低分子
量レゾールのホルメートとアセテートがある。同時に、
エステル官能硬化剤の混合物を用いると有利である。
【0040】C1−C2アルキルホルメートのような気体
エステルは、織物支持体または紙支持体に結合剤を適用
する場合とか又は低密度物において、エステル官能硬化
剤として用いることができる。気体エステルを硬化剤と
して用いる場合、一般的には、該エステルを、樹脂結合
剤及び樹脂骨材と混ぜずに、当業において公知のよう
に、造形品に対して気体として供給する。
【0041】エステル官能硬化剤は、硬化組成物の引張
強度と圧縮強度を増大させるのに十分な量で用いる。そ
のような量は、マグネシウム硬化剤の存在下において、
フェノールレゾール樹脂の硬化速度も増加させる。エス
テル官能硬化剤の量は、フェノールレゾール樹脂の重量
を基準として、約5重量%−40重量%のような広範囲
にわたって変化するが、樹脂の重量を基準として約10
重量%−25重量%にわたって変化するのが好ましい。
該マグネシウム硬化剤に関する正確な量は、用いる特有
なエステル硬化剤、その量、用いる特有なマグネシウム
硬化剤、該組成物を用いる温度と貯蔵温度、及び望む結
果に依存する。
【0042】フェノールレゾール樹脂 本発明においては、広範囲のフェノールレゾール樹脂を
用いることができる。これらは、フェノールホルムアル
デヒドレゾール樹脂であることができるか、あるいは
又、フェノールが、クレゾール、レソルシノール、3,
5−キシレノール、ビスフェノール−A、または他の置
換フェノールのような1つ又はそれ以上のフェノール化
合物によって、部分的に又は完全に置換されていて、更
にアルデヒド基をアセトアルデヒドまたはフルアルデヒ
ドまたはベンズアルデヒドによって、部分的に又は完全
に置換することができるフェノールホルムアルデヒドレ
ゾール樹脂、であることができる。好ましいフェノール
レゾール樹脂は、フェノールとホルムアルデヒドの縮合
物である。レゾール樹脂は熱硬化性であり、加熱する
と、不融性3次元ポリマーを形成する。レゾール樹脂
は、一般的に縮合触媒としてのアルカリまたはアルカリ
土類金属化合物の存在において、フェノールとモル過剰
のフェノール反応性アルデヒドとを反応させて製造す
る。本発明に用いる好ましいフェノールレゾール樹脂
は、水溶性ナトリウムまたは水溶性カリウムを約1重量
%未満、好ましくは0.5重量%以下の量で有する。一
般的に、レゾール樹脂は、モル比(フェノール対ホルム
アルデヒド)が約1:1から1:3の範囲内にある状態
で、フェノールとホルムアルデヒドを反応させて製造す
るフェノールホルムアルデヒド樹脂である。本発明にお
いて用いるフェノール対アルデヒドの好ましいモル比
は、約1:1から約1:2.2であり、特に好ましくは
1:1.2から1:2である。フェノールレゾール樹脂
は、通常は、溶液で用いる。
【0043】本発明で用いるフェノールレゾール樹脂の
pHは、一般的に、約4.5−9.5の範囲であり、好
ましくは5−8.5である。遊離フェノールは、一般的
に、樹脂の重量を基準として、2重量%−約25重量%
であり、好ましくは5重量%−約12重量%である。樹
脂の分子量は、約200−5000重量平均分子量であ
り、好ましくは300−約2000である。他の全ての
条件は同じで、分子量が大きく、遊離フェノールが少な
い場合は、ゲル化時間または硬化時間が短くなり、強度
発生が増加する。重量平均分子量(Mw)は、ゲル透過
クロマトグラフィー、フェノール化合物、及び標準ポリ
スチレンを用いて測定する。測定する試料分子量を以下
のようにして調製する:試料樹脂をテトラヒドロフラン
に溶かし、1N塩酸または硫酸を用いて弱酸性にし、無
水硫酸ナトリウムで乾燥させる。得られた塩を濾過によ
って除去し、上澄み液をゲル透過クロマトグラフィーの
中に通す。
【0044】レゾール樹脂中の樹脂固体は、フェノール
レゾール樹脂の重量を基準として約50重量%−90重
量%のような広範囲にわたって変化することができる。
好ましくは、樹脂固体は、フェノールレゾール樹脂の重
量を基準として約50重量%−80重量%の範囲で変化
する。フェノールレゾール樹脂または単に樹脂の粘度
は、約25゜Cで、約100−約4,000cpsのよ
うな広範囲にわたって変化することができる。好ましく
は、粘度は、25゜Cにおいて、約100−3,000
cpsの範囲で変化し、特に好ましくは25゜Cにおい
て、約250−2,000cpsの範囲で変化する。本
明細書の粘度測定値は、25゜Cで、ブルックフィール
ド(Brookfield)RVF粘度計によって、又
はガードナー・ホルト(Gardner−Holt)粘
度値によって測定したセンチポアズ(cps)で与えら
れる。センチストークスの単位であるガードナー・ホル
ト粘度値には、25゜Cでのcpsを出すために、比重
(一般的に1.2)を掛けた。
【0045】原料バッチのために骨材を用いる場合、骨
材に基づく樹脂の量は、好ましくは骨材に基づく樹脂の
重量を基準として約3重量%−20重量%、特に好まし
くは約5重量%−15重量%の広範囲にわたって変化す
ることができる。
【0046】該樹脂の液体部分は水、または非反応性溶
媒を伴う水である。樹脂は、任意に、例えばシラン、ヘ
キサ、または尿素のような多数の改質剤または添加剤、
を含むことができる。水に加える溶媒は、1−5個の炭
素原子から成るアルコール、ジアセトンアルコール、2
−6個の炭素原子から成るグリコール、グリコールのモ
ノメチルエーテル、ジメチルエーテル、またはブチルエ
ーテル、低分子量(200−600)ポリエチレングリ
コールとそれらのメチルエーテル、6−15個の炭素原
子から成るフェノール類、フェノキシエタノール、非プ
ロトン性溶媒、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、2−ピロリジノン、
−メチル−2−ピロリジノン、ジメチルスルホキシド、
テトラメチレンスルホン、ヘキサメチルホスホルアミ
ド、テトラメチル尿素、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、例えばテトラヒドロフランと−ジオ
キソランのような環状エーテル、などから選択すること
ができる。
【0047】本発明に用いる樹脂の一般的な含水率は、
樹脂の重量を基準として、約5重量%−20重量%の範
囲で変化する。
【0048】本発明組成物が、繊維と、珪砂、砕石、及
びシリケートのような珪質骨材、及びアルミナを基材と
する骨材を含む場合には、有機官能シラン定着剤を用い
ることを薦める。
【0049】有機官能シランは、樹脂と骨材間の接着を
改善するに足る量を用いる。該シランの一般的な使用量
は、樹脂の重量を基準として0.1重量%−1.5重量
%である。有用なシランの例は、一般式I:
【0050】
【0051】で表されるシランである。式Iでは表され
ない他の有用なシランは、2−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビス(トリメ
トキシシリルプロピル)エチレンジアミン、−トリメ
トキシシリルプロピル−−トリメチルアンモ
ニウムクロリド、及び第2アミノシラン[(RO)3
i−CH2CH2CH22NHである。
【0052】遅延剤 本発明において用いる遅延剤は、フェノールレゾール樹
脂、マグネシウム硬化剤、及び任意に、エステル官能硬
化剤を含む硬化可能な結合剤におけるマグネシウムの溶
解度または可溶化を減少させる物質である。マグネシウ
ム硬化剤の溶解度が減少すると、樹脂の硬化が遅延す
る。この用途に関しては、発明の背景で述べたように、
1988年1月27日に出願された米国特許出願第14
9,102号によって、フェノールレゾール樹脂の硬化
を遅延または減速させるために、脂肪族アルコールを用
いることが記載されている。しかしながら、本用途で言
及している遅延剤は、硬化可能な結合剤中におけるマグ
ネシウムの溶解度を減少させる物質である。本発明の遅
延剤は、遅延剤のない結合剤と比較して、結合剤におけ
る可溶性マグネシウムの量を減少させる。脂肪族アルコ
ールは、異なる機構で硬化を遅らせる。
【0053】本発明組成物におけるマグネシウムの溶解
度を減少させて、硬化を遅延させる物質が、広範囲に存
在することを見出した。
【0054】イオン化可能な化合物の場合、物質が本発
明の遅延剤であるか否かを決定するのは、アニオン、例
えばF-である。従って、カチオン、例えばNa+
+,Li+は、遅延量に対して幾らかの影響を与えるか
もしれないが、アニオンの遅延剤としての働きを無くし
てしまうようなことはない。カチオンとして:ナトリウ
ム、カリウム、リチウム、マグネシウム、アンモニウ
ム、及び各アルキル基が1−4個の炭素原子を有する低
級アルキル置換アンモニウムを含む塩は、本発明の遅延
化合物においては、特に適する。しかしながら、イオン
化しないと思われる化合物にも、遅延剤になるものがあ
る。
【0055】本発明において用いる遅延剤は、結合剤組
成物中において、幾らかの溶解度を有する。該溶解度
は、特に反応機材が実質量のエステルと約15%未満の
水を含む場合には、水中での溶解度と比べて、異なるこ
とがある。しかしながら、一般的な目的のためには、該
遅延剤の水中における溶解度は、25゜Cで、少なくと
も0.1重量%である。遅延剤は、酸形態、例えばクエ
ン酸、または塩形態であることができる。マグネシウム
硬化剤の存在において酸形態を用いる場合、酸の塩、例
えばマグネシウム塩は、現場で形成される。本発明のフ
ェノールレゾール樹脂と硬化剤組成物に加える場合、上
記の酸または塩は、適当なアニオンを提供する。遅延剤
アニオンまたは遅延剤化合物の例としては: (a)フッ化水素酸、二フッ化ナトリウム、及び他のフ
ッ化物塩、または二フッ化塩によって供給されるフッ化
物アニオンまたは二フッ化物アニオン; (b)各アルコキシ基の中に1−3個の炭素原子を有す
るテトラアルコキシシラン、及び加水分解度を、最大約
60%までの広範囲にわたって変化することができ、且
つ各分子のアルコキシ基が、同じか又は異なっているこ
とができる、各アルコキシ基の中に1−3個の炭素原子
を有する部分的に前加水分解したテトラアルコキシシラ
ン; (c)クエン酸とその塩によって供給されるクエン酸ア
ニオン; (d)酒石酸、アスパラギン酸、及びそれらの塩からの
酒石酸アニオンとアスパラギン酸アニオン; (e)シュウ酸とその塩によって供給されるシュウ酸ア
ニオン; (f)リン酸とその塩によって供給されるリン酸アニオ
ン; (g)約2−6個の炭素原子を有するモノアミノモノカ
ルボン酸のアニオン、及びその塩のアニオン (h)約4−6個の炭素原子を有するようなモノアミノ
ポリカルボン酸のアニオン、及びその塩のアニオン; (i)イミノ二(2−5個の炭素原子から成る低級アル
キル)酸のアニオン、及びその塩のアニオン; (j)ジホスホン酸、ポリホスホン酸、それらのアミン
誘導体、及びそれらの塩のような有機ホスホン酸; (k)エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA); (l)メラミン;及び (m)アミノ安息香酸のアニオン、及びその塩のアニオ
ンが挙げられる。 好ましい遅延剤は、(a)フッ化物、二フッ化物、シト
レート、タルトレート、アスパルタート、オキサレー
ト、ホスフェート、グルタメート、マレート、アミノア
セテート、アミノプロピオネート、イミノジアセテー
ト、イミノジプロピオネート、及びアミノベンゾエート
のアニオンを提供する化合物;(b)各アルコキシ基の
中に1−3個の炭素原子を有するテトラアルコキシシラ
ン;(c)各アルコキシ基の中に1−3個の炭素原子を
有する例えば、最大約60%まで部分的に前加水分解し
たテトラアルコキシシラン;から成る群から選択される
化合物である。
【0056】遅延剤の上記リストから、遅延剤の多く
は、結合剤におけるマグネシウムの溶解度を減少させる
キレート化剤である、ということが分かる。しかしなが
ら、全てのキレート化剤が、そのような溶解度を減少さ
せるとは限らないことから、全てのキレート化剤が遅延
剤となるわけではない。
【0057】フッ化物アニオンと反応するカルシウムカ
チオンは、フッ化物遅延剤または二フッ化物遅延剤の活
性を抑えるか、または無くしてしまうことができること
に注目すべきである。これは、カルシウムの不溶性フッ
化物塩の形成によるものであると思われる。従って、水
溶性カルシウム化合物は、フッ化物または二フッ化物ま
たは実質的に多量のこれらの遅延剤とは用いるべきでは
ない。これらのフッ化物に対する望ましくないカルシウ
ム源の例としては、カルシウム触媒によって形成される
フェノール樹脂に存在するカルシウムとフェノールレゾ
ール樹脂のカルシウム含有硬化剤を挙げることができ
る。
【0058】アニオンと結合して遅延剤化合物を形成す
る好ましいカチオンは、例えばフッ化水素酸とクエン酸
のような水素カチオン、アルカリ金属カチオン、アンモ
ニウムカチオン、及び各アルキル基中に1−4個の炭素
原子を有する低級アルキル置換アンモニウムのカチオン
であり、それらは、遅延剤アニオンの塩を形成させる。
【0059】特有な遅延剤化合物の例としては:二フッ
化アンモニウム;フッ化アンモニウム;リン酸アンモニ
ウム(一塩基性);フッ化リチウム;リン酸;フッ化カ
リウム;フッ化ナトリウム;リン酸ナトリウム(一塩基
性);リン酸ナトリウム(三塩基性);クエン酸;クエ
ン酸ナトリウム、テトラエトキシシラン;テトラプロポ
キシシラン;ジエトキシジプロポキシシラン;グルタミ
ン酸;グルタミン酸ナトリウム;メラミン;シュウ酸;
イミノ二酢酸;イミノ二プロピオン酸;イミノ二酢酸ナ
トリウム;酒石酸カリウム;例えば酒石酸、リンゴ酸、
及びアスパラギン酸のようなヒドロキシコハク酸または
アミノコハク酸、;アミノ酢酸(グリシン);2−アミ
ノプロピオン酸(アルファアラニン);3−アミノプロ
ピオン酸(B−アラニン);リン酸;例えば1−ヒドロ
キシエチリデン−1、1−ジホスホン酸、アミノトリ
(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテト
ラ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテ
トラ(メチレンホスホン酸)、及びジエチレントリアミ
ノペンタ(メチレンホスホン酸)のようなホスホン酸、
を挙げることができる。
【0060】本発明で用いる遅延剤量は、粘性増大速
度、ゲル化、及び樹脂の硬化を増加させるのに十分な量
(amount,quantity)であり、該量は、
特有な遅延剤の活性度、望ましい遅延剤量、室温または
周囲温度、及びマグネシウム硬化剤とエステル硬化剤の
タイプと量に依存しながら、広範囲にわたって変化する
ことができる。従って、遅延剤量は、フェノールレゾー
ル樹脂の重量を基準として、約0.05重量%または
0.1重量%−5重量%の範囲で変化することができ
る。フッ化物と二フッ化物の量は、約0.05重量%が
効果的である。他の遅延剤の場合は、より多くの量が必
要である。テトラアルコキシシランと加水分解テトラア
ルコキシシランに関する好ましい遅延剤量は、樹脂の重
量を基準として、約0,5重量%−2重量%である。他
の遅延剤の場合は、樹脂の重量を基準として、少なくと
も0.3重量%で用いるのが好ましく、特に好ましくは
少なくとも0.5重量%で用いる。
【0061】遅延剤のもう一つの好ましい群は、硬化時
に、フェノールレゾール樹脂の架橋に寄与するものであ
る。そのような遅延剤の例としては、例えばアミノ酸、
アミノベンゾエート、及びメラミンのような反応性アミ
ノ基を有する遅延剤、を挙げることができる。樹脂のそ
のような架橋は、組成物の引張強度と圧縮強度を向上さ
せる。「反応性アミノ基」という用語は、フェノールレ
ゾール樹脂を架橋させる化合物が有する1つ又はそれ以
上のアミノ基、例えば遅延剤化合物が有する少なくとも
1つの第一アミノ基または少なくとも2つの第二アミノ
基上にある全部で少なくとも2つの部位を表している。
【0062】充填剤、骨材、及び改質剤 本発明の組成物は、フェノールレゾール樹脂と共に従来
用いている充填剤、改質剤、及び骨材を含むことができ
る。本発明組成物において用いる場合、骨材は、フェノ
ールレゾール樹脂結合剤と結合して造形品を形成するこ
とができる任意の物質である。骨材は、例えば粒状、粉
末、フレーク、または繊維状形態のような粒状物質であ
ることができる。次に示すものだけに限定されないが、
適当な骨材としては、マグネサイト、アルミナ、ジルコ
ニア、シリカ、ジルコン砂、カンラン砂、炭化ケイ素、
窒化ケイ素、窒化ホウ素、ボーキサイト、石英、クロマ
イト、コランダムが挙げられる。ある種の用途には、ひ
る石、パーライト、及び軽石のような底密度骨材が好ま
しい。他の用途に好ましい高密度骨材としては:石灰
石、石英、砂、砂利、砕石、破砕レンガ、及び空冷式高
炉スラグが挙げられる。砂、砂利、及び砕石は、ポリマ
ーコンクリートの骨材として好ましい。炭酸カルシウ
ム、カオリン、雲母、ケイ灰石、及び重晶石のような充
填剤を、配合樹脂生成物の重量を基準として、約50重
量%以下の量で用いることができる。該充填剤の量は、
樹脂の量と等しくなっても良い。また、ガラス、フェノ
ール樹脂、またはセラミックの中空微小球を、配合樹脂
生成物重量を基準として、約20重量%以下の量で用い
ることもできる。他の任意の改質剤としては、鋼、耐ア
ルカリ性ガラス、ポリエステル、及びポリプロピレンの
ような繊維が挙げられる。
【0063】硬化可能な樹脂結合剤、骨材、硬化剤(単
数または複数の硬化剤)、及び遅延剤を併用することに
よって製造する原料バッチ組成物は、非反応性溶媒、シ
ラン、ヘキサメチレンテトラアミン、粘土、黒鉛、酸化
鉄、炭素ピッチ、二酸化ケイ素、アルミニウム、マグネ
シウム、ケイ素のような金属粉末、界面活性剤、分散
剤、空気排出剤(air detraining ag
ents)、及びそれらの混合物を含む多数の任意の改
質剤または添加剤のいずれかを更に含むことができる。
ケイ砂を骨材として用いる鋳物用途と鋳物砂用粘結剤に
おいて、好ましい添加剤は、ガンマアミノプロピルトリ
エトキシシランのようなシラン接着促進剤である。鋳物
用途では、粘土、金属粉末(例えばアルミニウム、マグ
ネシウム、またはケイ素)、及び黒鉛が、好ましい添加
剤である。アルミニウム、マグネシウム、ケイ素または
それらの混合物の金属粉末または黒鉛を、添加剤として
用いる場合、アルミニウムまたはマグネシウムのような
骨材の量は、組成物の重量を基準として、約70重量%
まで減らすことができる。
【0064】用途 本発明の方法と組成物は、次のような用途:即ち、レン
ガと注型適性一体形物を製造するために、結合耐火性骨
材のような造形品を調製する場合;コンクリートを修繕
するために、またはコンクリートに保護上塗して、耐酸
性、耐オイル性、及び耐有機溶媒性を提供するために用
いる樹脂充填骨材とも呼ばれているポリマーコンクリー
ト;加水分解抵抗、耐溶剤性、耐酸性、及び耐熱性であ
ることが望ましいパイプ、タイル、壁パネルなどのよう
なプレキャスト形物の製造;及び自動車オイルと空気濾
過器として用いる含浸紙において有用である。更に、本
発明の結合剤組成物は、例えば被覆研磨剤と接着研磨剤
に用いるような研磨粗粒子を結合させるのに適してい
る。
【0065】耐火性造形品は、耐火レンガと一体式耐火
物を含む。従来の耐火組成物は:硬化可能なフェノール
レゾール樹脂;マグネシウム硬化剤;骨材;及び任意
に、エステル官能硬化剤、金属粉末、及び黒鉛を含む。
耐火物に通常用いる骨材は:マグネシア(ペリクレー
ス);アルミナ;ジルコニア;シリカ;炭化ケイ素;窒
化ケイ素;窒素ホウ素;ボーキサイト;石英;コランダ
ム;ジルコン砂;カンラン砂;及びそれらの混合物であ
る。耐火物のための好ましい骨材は、耐火性マグネシア
(ペリクレースとも呼ばれている)、アルミナ、及びシ
リカである。一般的に、黒鉛の量は、耐火性骨材の重量
を基準として、約5重量%−20重量%であり、アルミ
ニム、マグネシウム、及びケイ素のような金属粉末の量
は、一般的に、耐火性骨材の重量を基準として、約1重
量%−5重量%である。
【0066】レンガのような耐火物の場合には、耐火組
成物をプレスして望む形状にしてから、熱硬化させる。
また、組成物を調製した後と、組成物をプレスして望む
形状にしてから温度約230゜F(100゜C)で熱硬
化させる前との間に、遅延時間がある。上記の遅延時間
は、数分、または1−2日間以上続くことがある。その
遅延の間に、結合剤組成物は、粘性が増大し、乾燥す
る。その後で、そのような結合剤をプレスし、例えばレ
ンガのような造形品にした後、熱硬化させて製造する製
品は、引張強度が低下している。遅延剤を加えると、粘
性の増大が遅くなって、より大きな引張強度を有するプ
レス熱硬化製品が提供される。 幾つかの耐火物用途に
おいては、レンガ様形物以外の事前加工形物が求められ
ている。液体流動性結合剤−骨材系を金型に入れ、次に
振動させて金型一杯に満たすことによって、上記の「一
体式耐火物」を注型する。結合剤−骨材系を室温硬化さ
せたら、一体式耐火物をその使用場所に運ぶ前か又は運
んだ後に、その形物を熱硬化させて使用準備状態にする
ために、金型を剥ぎ取る。本発明の遅延剤を用いると、
金型を満たし組成物を圧縮するための製作時間(wor
kingtime)が増加する。
【0067】耐火性アルミン酸カルシム水硬セメント
は、一体式耐火物に関する現在の結合剤技術の一端を担
っている。しかしながら、例えば鉄、鋼、及びアルミニ
ウムのような溶融金属と硬化セメントとの化学的相互作
用が原因となって、硬化耐火形物の透過性を増大させ
る、例えば水和セメント相の溶解、軟化、または単なる
弱体化のような問題が生じる。そして、それによって、
耐火形物の可使時間が著しく制限される。本発明の結合
剤組成物は:良好な液体混合稠度;適当な製作時間;室
温硬化;及び十分な機械的強度を有するので、上記の注
型適性耐火物に用いるのに都合が良い。室温硬化の後、
好ましくは炉のライニング部分のような使用場所で、一
体式耐火物を熱硬化または炭化することができる。炭化
は、約800゜Cまたは1000゜Cを超える温度で行
う。
【0068】ポリマーコンクリートは、モノマー、樹
脂、またはそれらの混合物を、骨材の存在において、重
合させて形成する。ポリマーコンクリートは、ポルトラ
ンドセメントコンクリートの修繕に最初は用いられてい
たが、今日では、上記のような他の多くの用途にも用い
られている。本発明の結合剤組成物は、遅延剤がより長
いこて塗時間と製作時間を提供し、また高アルカリ性度
でなく、高ナトリウム濃度または高カリウム濃度でもな
いので骨材に影響を与えず、更に該組成物は屋内または
屋外でも、室温または周囲温度において適当な時間で硬
化することができるので、上記用途には特に都合が良
い。
【0069】上記のように、本発明の結合剤組成物は、
被覆研磨剤の製造に用いても都合が良い。その主な理由
は、遅延剤が、完全配合混合物に対して、延長保存寿命
を提供するからである。これによって、調製する必要が
ある樹脂配合混合物の数が節減される。作業時間と貯蔵
時間は、遅延剤がない時には制限される。そして、その
ような製作時間と貯蔵時間中において、樹脂の粘性が増
大すると、研磨剤粒子と裏材料(backing ma
terial)に対する接着層の塗り厚と強度に関する
再現精度が損なわれる。
【0070】被覆研磨剤製品に用いられる研磨材は、破
砕及び微粉砕ガラス、フリント、金剛砂、ザクロ石、ジ
ルコニア、及び主に酸化アルミニウムと炭化ケイ素であ
る。上記研磨材の支持体(backing)には、クラ
フト紙を用いることができるが、ほとんどの場合には、
ゴム、アクリル樹脂、及び他のポリマーで改質した特殊
紙を用いることができる。異方性強度は、ベルトにとっ
て好ましい。また、特殊綿織物または特殊リネン織物も
用いることができる。炭酸カルシウムのような充填剤
を、例えば樹脂の重量を基準として最大100重量%ま
で、一般的には約50重量%−90重量%の量で、裏材
料の「サイズ剤」または第二樹脂コーティングに、一般
的に加える。
【0071】被覆研磨剤のためのコーティング方法にお
いては、一般的に最大約2m幅のロールにして用いる裏
材料を、ロールコーティング装置を用いて、フェノール
レゾール樹脂でコートする。メークコートとも呼ばれる
第一被膜の量は、約100−400g/m2であり、そ
の量は、用いる砥粒の大きさに主に依存する。次に、重
力コーティングか静電コーティングによって、砥粒を、
遅延剤による遅延ゲル化速度を有する樹脂コーティング
に適用する。上記粗粒は、粗粒軸線に対して垂直な樹脂
充填支持体に固定すべきである。次に、乾燥させるが硬
化させない、または本発明における別法として、触った
時に粘着しないと同時に、完全に硬化しないコーティン
グを提供するのに十分な時間、温度約170゜F(76
゜C)−212゜F(100゜C)で、好ましくは約1
85゜F(85゜C)−205゜F(96゜C)で、装
填ウェブを加熱するループ乾燥機に、装填ウェブを移
す。樹脂にサイズ剤か、または次のコーティングを施す
前に、指触乾燥表面を提供する加熱工程を行うことによ
って、加工時間を、10または12時間から、数時間、
例えば2または3時間へと短縮する。次に、硬化未硬化
樹脂(hardeneduncured resin)
を有するウェブを伸ばして、別の塗布機へ送るか、また
は初めの塗布機へ戻す。そこで、フェノールレゾール結
合剤の第二コーティングを、研磨剤メークコートの上に
適用する。この第二コートをサイズコート(size
coat)と呼び、その適用後、砥粒を、もっと十分に
樹脂に埋込んで固定する。一般的に、最終乾燥と最終硬
化は、80゜C(176゜F)を超える温度まで、ゆっ
くりと上昇させて、表面が速く硬化し過ぎたり、ふくれ
が生じるのを防止する厳密なプログラムに従って、主ル
ープ乾燥機で行う。最終乾燥と最終硬化の最大温度は、
120゜C(248゜F)−130゜C(266゜F)
を超えるべきではない。該ウェブは、最終的に、ロー
ル、刃、シート、ロンデル(rondel)、またはエ
ンドレスリボンとなる。
【0072】当業者が、この出願書に記載した本発明を
更に完全に理解できるように、手順と実施例を以下に示
す。この出願書の他の記載と同様に、実施例中の全ての
部と百分率は、特に断りがなければ、重量基準であり、
温度は華氏(゜F)である。
【0073】圧縮強度試験に用いるポリマーコンクリー
トの調製手順とその試験手順 本明細書では粗砂と呼んでいる工業用銘柄砂(Indu
strial Grade Sand)No.4[バル
カンマテリアルズコーポレーション(Vulcan M
aterials Co.)]990.0g、本明細書
では中粒砂と呼んでいる工業用グレードサンドNo.1
0(バルカンマテリアルズコーポレーション)360
g、本明細書では細砂と呼んでいるオクラホマミルクリ
ーク鋳物(Oklahoma Mill Creek
Foundry Sand)(U.S.シリカ)15
0.0g、及びマーチンマリエッタマグネシアスペシャ
ルティーズ(Martin Marietta Mag
nesia Specialties)から市販されて
いるマグケム50(65m2/g)軽焼マグネシア2
2.5gを、5クォートホバートミキサー(Hobar
t mixer)に装填した。次にその混合物に、シラ
ン、即ち3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
1.8gを含む樹脂A180.0gを加えた。樹脂骨材
を、総計2分間(中速設定で1分間、高速設定で1分
間)混合してから、γ−ブチロラクトン45.0gと水
15.0gを加えて、中速設定で1分間、高速設定で更
に1分間、混合を続けた。次に、その混合物を、深さ1
-1/2〃、直径1-1/2〃の円筒キャビティを15個
含む金型に移した。各キャビティは、ポリエステル薄膜
で裏打ちして、硬化試験片を取出しやすいようにした。
装填した金型を、シントロン(Syntron)振動台
を用いて、5.1の設定で2分間振動させた。表面を軽
くこて塗して、一定温度(72゜F +/− 2゜F)、
一定湿度(51% +/− 2%)の部屋に金型を運ん
だ。24時間後、硬化試験片を金型から取出して、試験
に供したり、または後日のデータ測定のために保存し
た。ティニアスオルセン(TiniusOlsen)引
張試験機を用いて、0.15インチ/分のゆっくりとし
た速度で、ポリマーコンクリートの圧縮強度を測定し
た。破損時のポンドを1.77で割った値は、psi単
位の圧縮強度を表している。
【0074】引張強度試験に用いるポリマーコンクリー
トの調製手順とその試験手順 工業用銘柄砂No.4(バルカンマテリアルズコーポレ
ーション市販)891.0g、工業用銘柄砂No.10
(バルカンマテリアルズコーポレーション市販)32
4.0g、オクラホマミルクリーク鋳物砂(U.S.シ
リカ)135.0g、及びマグケム50( マーチンマ
リエッタマグネシアスペシャルティーズ)13.5g
を、5クォートホバートミキサーに装填した。その混合
物に、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと
いう名称のシランを1.62g含む樹脂A162.0g
を加えた。その樹脂/骨材混合物を、中間速度で1分、
高速で2分、合計2分間かき混ぜた。次に、混合物をア
ルミニウム型枠(離型剤で前噴霧してある)へ移して鋳
造し、長さ3インチ、厚さ1インチ、くびれた部分の幅
が1インチであるイヌの骨状の試験片を成形した。それ
以前に、噴霧した型枠は、アルミニウムトレー上にある
ポリエステルフィルムの上に置いた。イヌ金型を満た
し、シントロン振動台で5.1に設定して、2分間振動
させた。その後、表面を軽くこて塗してから、その集成
体を、一定温度(72゜F +/−2゜F)で一定湿度
(51% +/− 2%)の部屋に移して、硬化させた。
24時間後、金型から試験片を取出して、試験に供した
り、または後日のデータ測定のために保存した。ティニ
アスオルセン引張試験機を用いて、0.15インチ/分
のゆっくりとした速度で、引張強度を測定した。psi
単位の示度をデジタル表示器で読取っている。
【0075】エステル硬化剤を用いての/用いていな
い、及び添加剤を用いての/用いていない、樹脂Aとマ
グネシア硬化剤の反応から生じる溶解性マグネシウムの
測定 樹脂A 6.0g 水 0.5g γ−ブチロラクトン(あるいは本明細書の実施例または
表に示してあるような2−メトキシエチルエーテル)
1.5g を、ねじ込みキャップガラスバイアル(28x95m
m)に装填した。その溶液を暫時かき混ぜて均質化した
後、軽焼マグネシア(マグケム50;マーチンマリエッ
タマグネシアスペシャルティーズ)0.75gを加え
た。その混合物を、アメリカ科学プロダクツ(Amer
ican Scientific Products)
のS/P渦ミキサー(Vortex Mixer)を用
いて、設定9で、1分間徹底的にかき混ぜた。均質な分
散液1.5gを、直ちに、−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)4.5gとメタノール0.5gを含むバイ
アルへ移した。1分間良く撹拌した後、内容物を遠心管
に移して、5分間遠心分離させた。比較的透明な液体を
テフロンミクロフィルターを用いて濾過した。透明溶液
の秤量量を、マッフル炉で600゜Cに加熱した白金深
皿の中で灰化させた。その残留物を塩酸水溶液で処理し
て適度に希釈し、原子吸光によって、マグネシウムを分
析した。
【0076】上記の新鮮混合溶液/マグネシア分散液
(バイアル1つ当たり1.5g)を、25゜Cの水浴中
に配置した他の空のバイアルに移した。適当な時間にお
いて、DMF4.5gを加え、2−3分間かき混ぜて完
全な樹脂分散液を得た。次に、メタノール0.5gを加
えて再撹拌し、遠心分離させてから、上記のようにして
分析した。原試験片中のマグネシウム%=見出したマグ
ネシウム%x 4.27(溶媒希釈を補正するため)。 樹脂/硬化剤/マグネシア/骨材配合物の流動性の測定 幅3〃、深さ2〃の150mlドーム形ガラスボウル
を、離型剤で軽く噴霧してから、レゾール、エステル硬
化剤、軽焼マグネシア硬化剤、及び骨材(ケイ砂または
耐火性死焼マグネシア)から誘導した複合配合物3重量
部を装填した。各試薬を添加した後、該容器中で、その
複合混合物を乳棒で軽く叩く。次に、そのボウルと内容
物を、シントロン振動台にテープしたポリエステルフィ
ルム上で逆さにしてから、設定8(最大設定の3/4)
で20秒間振動させる。生じた半球形の直径(インチ)
を測定して、次式: (測定された直径−3.0)x 100/3.0 を用いて、流動性を%で算出する。
【0077】ゲル測定の手順 ねじ込みキャップガラスバイアル(28x95mm)
に、樹脂Aまたは樹脂B(表または実施例に示してある
ような)6.0g;任意に、表または実施例に示してあ
るような添加剤;水0.5g;及びガンマブチロラクト
ン1.5gを装填する。表面積65m2/gを有する軽
焼マグネシア0.75gを加える前に、その溶液を良く
かき混ぜる。次に、その混合物を、アメリカ科学プロダ
クツのS/P渦ミキサーを用いて、設定9で1分間徹底
的にかき混ぜる。該混合物の5gを、直ちに、ガラス試
験管(18x155mm)に移す。磁化ヘッドが取付け
てあるガラス棒を、その混合物に導入し、更にシャンシ
ャインゲル時間メーター(Sunshine Gel
Time Meter)に取付けてから、該メーターを
作動させる。試験中、試験管は25゜Cの水浴に浸漬し
て置く。
【0078】樹脂C8.0g、ガンマブチロラクトン
1.2g、及び表面積65m2/gを有する軽焼マグネ
シア1.6gから導いた混合物5.0gを用いて、樹脂
Cのゲル時間を測定した。溶剤は、任意のものを用い
た。ゲル測定は、25゜Cまたは60゜C(沸騰クロロ
ホルム)で行った。
【0079】樹脂D8.4g、有機硬化剤0.0081
エステル当量、2−メトキシエチルエーテル、及び表面
積25m2/gを有する軽焼マグネシア0.16gから
導いた混合物5.0gを用いて、樹脂Dの100゜Cに
おけるゲル時間を測定した。エステル硬化剤と2−メト
キシエチルエーテルの重量合計を一定に保った。
【0080】樹脂3.85gとエチルラクテート1.1
6g、または樹脂E4.0gとトリアセチン1.0gを
用いて、樹脂Eのゲル時間を測定した。
【0081】フェノールレゾールの特性 フェノールレゾール樹脂Eは、ボーデン化学会社(Bo
rden Chemical Company)から、
アルファセット(Alphaset)9,000という
名称で市販されている商品である。 この樹脂は、大
体、固体50重量%、水50重量%、25゜Cで粘度1
50cps、及びpH13を有する。
【0082】フェノールレゾール樹脂A、即ち樹脂A
は、水酸化ナトリウムを触媒として用いて、フェノール
(P)を、50%ホルムアルデヒド(F)と、F/Pの
モル比1.25で反応させて調製するフェノールホルム
アルデヒドレゾール樹脂である。この樹脂中間物に、酢
酸、エタノール、メタノール、及び−ジメチルホ
ルムアミド(DMF)を配合して:25゜Cにおいてガ
ードナー・ホルト粘度が、2,560センチストークス
または約3,000cps;固体68重量%;遊離フェ
ノール7重量%;低級アルキルアルコール10重量%;
水12重量%;DMF4重量%;pH5.9、及び重量
平均分子量4,000を有する樹脂Aを提供する。
【0083】フェノールレゾール樹脂B、即ち樹脂B
は、酢酸と−ジメチルホルムアミド(DMF)を
配合していない樹脂Aのアルカリ性の強い水希釈性類似
体であるが、前記試薬の代わりにエタノールを配合し
て、樹脂Bの重量を基準としてエタノール含有率7.5
重量%、水酸化カリウム含有率0.75重量%、更に最
終樹脂溶液に対してpH8.9、及び重量平均分子量
4,000、樹脂の重量を基準として(B.O.
R.)、固体67重量%、水18重量%、及び遊離フェ
ノール7重量%を提供している。
【0084】フェノールレゾール樹脂C、即ち樹脂C
は、水酸化ナトリウム触媒を用いて、フェノール(P)
を、50%ホルムアルデヒド(F)と、F/Pのモル比
1.25で反応させて調製する。この樹脂は、25゜C
において粘度250cps;固体68.6重量%B.
O.R.;遊離フェノール15.7重量%B.O.
R.;水11.7重量%B.O.R.;pH8.9、及
び重量平均分子量290を有する。
【0085】フェノールレゾール樹脂D、即ち樹脂D
は、水酸化カリウム触媒を用いて、フェノール(P)
を、50%ホルムアルデヒド(F)と、F/Pのモル比
2.0で反応させて調製する。生成した重量平均分子量
390を有する中間樹脂に、フェノールとダウアノール
(Dowanol)DPnB(ジプロピレングリコール
モノブチルエーテル、ダウケミカル社製)を配合して:
固体78重量%;遊離フェノール16重量%;ダウアノ
ールDPnB8重量%;カリウム1.3重量%;pH
9.2;及び25゜Cで粘度3450cpsを有する最
終樹脂を与える。
【0086】実施例1 本実施例では、特に断わっていない場合、約25゜Cで
マグネシウム硬化剤とエステル硬化剤の存在下におい
て、樹脂の重量を基準として(B.O.R.)2重量%
の様々な添加剤を用いて、フェノールレゾール樹脂の硬
化速度に対する該添加剤の効果を試験した。硬化速度
は、「ゲル測定の手順」のところで記載した手順に従っ
て、ゲル化時間を測定することによって決定した。用い
た樹脂は樹脂Aであり、エステルはγ−ブチロラクト
ン、及びマグネシウム硬化剤はマグケム50であった。
表1の対照は、48分のゲル時間を与える添加剤を用い
ていない組成物であった。又、肩文字「(a)」を付け
て表1に示した樹脂Aの低分子量類似体、即ち添加剤無
しの組成物は、67分のゲル時間を示した。従って、様
々な添加剤の肩文字「(a)」が付いていない48分未
満のゲル時間は、その添加剤が促進剤であることを示し
ており、一方肩文字「(a)」が付いていない48分を
超えるゲル時間は、その添加剤が遅延剤であることを示
している。この実施例の結果を表1に示す。表1に示し
たより重要な結果の中の幾つかを以下に示す。
【0087】フッ化物塩と二フッ化物塩は、最も効果的
な遅延剤である。フッ化リチウムの効果が弱いのは、フ
ッ化リチウムの溶解度が小さいからである。リン酸とそ
の塩は、効果的な遅延剤である。驚くべきことに、亜リ
ン酸、亜リン酸ナトリウム、及び次亜リン酸のような遅
延物質は、促進剤である。塩化物は最も効果的な促進剤
である。フッ化物や二フッ化物とは異なる添加剤の2つ
の組、即ち低級アルキルテトラアルコキシシラン、例え
ばオルトケイ酸エチルとも呼ばれているテトラエトキシ
シラン、前記シランを部分的に加水分解したものと、ヒ
ドロキシ含有及びアミノ含有ジカルボン酸及びトリカル
ボン酸、例えばアスパラギン酸、クエン酸、リンゴ酸、
酒石酸、イミノ二酢酸は、特に効果的な遅延剤である
が、シュウ酸は適度に効果的な遅延剤である。予備成型
した水に非常に溶け難いシュウ酸マグネシウムだけは、
非常に弱い遅延剤である。温度約25゜C、pH5−9
において、水またはアルコールと反応して、塩化物イオ
ンまたは臭化物イオンを遊離する塩素含有または臭素含
有有機材料は、反応性促進剤として働く。
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】(a)樹脂は重量平均分子量約3,000
を有していたが、他の測定では、樹脂の重量平均分子量
は約4,000であった。
【0093】(b)表面積65m2/gを有する軽焼酸
化マグネシウム0.75gに加えて、更に、表面積10
2/gを有する軽焼酸化マグネシウム0.75gを用
いた。
【0094】実施例2と実施例3 これらの実施例では、ポリマーコンクリートの圧縮強度
に対する軽焼マグネシアまたは軽焼水酸化マグネシウ
ム、エステル、及び添加剤の効果を測定するために、試
験を行った。これらの実施例は、上記したポリマーコン
クリートの調製と試験のための手順に従って行った。
【0095】表2と表3に示したポリマーコンクリート
のデータに関して、圧縮強度は、特に記載がなければ、
樹脂A、エステルとして γ−ブチロラクトン、アルカ
リとして軽焼マグネシアまたは軽焼水酸化マグネシウ
ム、及び骨材としてケイ砂の混合物を用いている室温
(R.T.)硬化試験片に関して測定を行った。
【0096】表2と表3を参照すると: (a)フッ化物遅延剤は24時間後におけるR.T.強
度を低下させるが、この相対効果は、対照と比較する
と、8時間後が最も劇的である。炭酸リチウムとギ酸カ
ルシウムは1日後におけるR.T.強度を増大させる
が、フッ化リチウム(非常に溶解度が低い)は効果がな
い、(b)水酸化マグネシウムの化学当量によってマグ
ネシアを置換すると、圧縮強度が劇的に減少する。しか
しながら、水酸化マグネシウムは、促進効果と遅延効果
に応答する。塩化物は24時間R.T.圧縮強度を増大
させるが、フッ化物は該強度を低下させる、(c)不活
性高沸点溶媒(グリコールジエーテル)の等重量によっ
てγ−ブチロラクトンエステルを置換すると、3−7日
R.T.強度が劇的に低下する。3日乾燥R.T.硬化
の後、10%酢酸に4日浸漬すると、7日乾燥R.T.
硬化と比べて、強度が低下する。ブチロラクトンに関し
ては、酢酸で処理すると、強度が増大する、(d)γ−
ブチロラクトンと軽焼マグネシアを用いて調製したコン
クリートを3日乾燥R.T.硬化させた後、4日間湯浴
(90゜C)中で浸漬すると、不活性溶媒でエステルを
置換するか、または水酸化マグネシウムでマグネシアを
置換する方式と比べて有意に強度が増大する、(e)優
れた促進剤であるスルファメートは、強度(8または2
4時間)に対して負の効果を示すが、中庸促進剤である
Li2CO3は、24時間後、強度を24%増大させる、
ということが分かる。
【0097】
【0098】
【0099】上記表3においては、更に、死焼微粉ペリ
クレースを、表3の配合物中に存在している12.5%
のマグケム50をペリクレース約18%で置換して用い
た。遅延剤を含まずにペリクレースを含んでいる配合物
は、105psiの24時間圧縮強度を示し、フッ化ア
ンモニウムを2%添加した配合物は、室温で5日経って
も柔らかいままであった。ペリクレースは、95%が5
0U.S.シーブシリーズスクリーンを、75%が20
0U.S.シーブシリーズスクリーンを通抜ける嵩比重
3.28を有する強熱MgOを98.1%含んでいた。
【0100】実施例4 本実施例では、軽焼マグネシア硬化剤の表面積が、ゲル
時間に対して及ぼす効果を測定した。試験した組成物
は、樹脂A 6.0g;水0.5g;γ−ブチロラクト
ン1.5g;及び異なる表面積のマグネシア硬化剤0.
75gの組成物であった。表4に、その結果を示す。表
4から、ゲル時間はマグネシアの表面積と濃度の関数で
あり、大表面積または高濃度だと、ゲル時間は減少する
ことが分かる。
【0101】
【0102】実施例5 本実施例は、25゜Cにおける室温(R.T.)硬化に
おいて、反応混合物中でのマグネシウムの可溶化に関す
る促進剤または遅延剤である、と前記した添加剤の効果
を示すために行った。この実施例は、上記の「エステル
硬化剤を用いての/用いていない、及び添加剤を用いて
の/用いていない、樹脂Aとマグネシアの反応から生じ
る溶解性マグネシウムの測定手順」に従って行った。そ
の結果を表5に示す。添加剤の横の%B.O.R.は、
樹脂重量に基づく(B.O.R.)添加剤の百分率であ
る。表5からは、塩化物は反応混合物におけるマグネシ
ウムの可溶化を増大させるが、フッ化物は低下させる、
ということが分かる。同様な効果は、エステルを不活性
溶媒の2−メトキシエチルエーテルで置換している配合
物4−6のように、エステルの無いものにおいて見られ
る。
【0103】
【0104】実施例6 ある種のエステルを伴う様々な添加剤による、ゲル時間
に及ぼす影響を示すために試験を行った。上記の「ゲル
測定の手順」に従って、ゲル時間に関する試験を行っ
た。表6に示した結果は、異なる温度、及び異なるエス
テルと樹脂に対する様々な添加剤の促進剤活性と遅延剤
活性を示している。
【0105】
【0106】配合物1−3,6−8は、樹脂6.0g、
水0.5g、γ−ブチロラクトン1.5g、及び軽焼マ
グネシア(表面積65m2/g)0.75gである。配
合物1に関連させて、配合物9−10には更に水1.8
gを加えた。配合物1に関連させて、配合物4−5で
は、乳酸メチル1.75gを用いてγ−ブチロラクトン
を置換した。配合物11−13では、配合物1に関連さ
せて、γ−ブチロラクトンの代わりに上記のエステルを
用いた。
【0107】実施例7 本実施例では、レゾールとエステルのゲル時間に対す
る、マグネシア/石灰の割合と添加剤の効果を測定し
た。その結果を表7に示す。樹脂Aにおいては、MgO
硬化剤の最大33%までを、ゲル時間に対して実質的に
影響を与えないCaOで置換することができるが(配合
物1−4)、その比が1:1になると問題が生じる(配
合物5)、ということが分かる。それとは逆に樹脂C
(低分子量、高遊離フェノール)では、ゲル時間に対し
て有意な悪影響を与えないCaOで、MgOをわずか2
0%置換するだけで問題が生じる(配合物10と対照配
合物8)。これらの結果は、本明細書の始めに記載した
グプタによる米国特許第4,794,051号のCol
4、45−53行目と34−37行目に記載されている
事項、即ち、酸化マグネシウムまたは水酸化マグネシウ
ム硬化剤は非常に時間のかかる硬化剤であるので、カル
シウムアルカリとマグネシウムアルカリの混合物を1
0:1−0.1:10の割合で用いることが好ましい、
という記載に反している。更に、グプタの組成物は、約
20゜C−約70゜Cにおいて、24−100時間また
はそれ以上の間、熱可塑性のままである(グプタのCo
l.60、23行目)が、遅延剤の無い本発明のフェノ
ールレゾール樹脂と(単数または複数の)硬化剤の混合
物は、24時間未満で硬化する、ということを指摘して
置かなければならない。
【0108】
【0109】(a)樹脂A 6gに対して、水0.5
g、γ−ブチロラクトン1.5g、アルカリ(表面積6
5m2/gの軽焼MgO)0.75gを用いている。樹
脂C 8gに対して配合物13−14では、γ−ブチロ
ラクトン1.2gを用い、配合物8−12と15−18
では、エステルを用いなかった。全ての配合物において
は、樹脂Cと共に、アルカリ、即ちMgO,CaOまた
はそれらの混合物1.6gを用いている。
【0110】(b)アルカリを添加すると、穏やかに発
熱して、粒子の融合が観察された。
【0111】(c)樹脂を約40゜Fで数カ月貯蔵し
た。
【0112】実施例8 本実施例は、アルカリとして軽焼マグネシアを用いてい
る樹脂Dの100゜Cでのゲル時間に対する、エステル
硬化剤の効果を示すために行った。本実験の結果を表8
に示す。表8を参照すると、エステルと酸化マグネシウ
ムの双方を用いているものは硬化速度が増大しているが
(配合物4,60分)、それらの内のどちらかを用いる
と、エステルまたはMgOを用いていないレゾール(配
合物1,96分)と比べて速く硬化する、ということが
分かる。室温では強い遅延剤である1%NaFは、10
0゜Cでは効果を示さない。このことは、室温が上昇し
たときの安定性、または熱硬化に影響しない開放作業時
間(open worktime)を考えるためには特
に重要な事柄である。
【0113】
【0114】(a)樹脂D 8.4g、0.0081エ
ステル当量硬化剤、2−メトキシエチルエーテル(エス
テル硬化剤とエーテルの総重量が一定となるような重量
で)、及び表面積25m2/gのMgO 0.16gであ
る。
【0115】(b)MgOを更に50%用いた。
【0116】(c)MgOを更に50%と硬化剤を更に
50%用いた。
【0117】(d)二塩基酸のジメチルエステル、主に
デュポン社から市販されているグルタル酸ジメチルとコ
ハク酸ジメチルを混合した。
【0118】(e)1%フッ化ナトリウム(B.O.
R.)を用いた。
【0119】実施例9 本実施例は、約pH13の高アルカリフェノールレゾー
ル樹脂である樹脂Eのゲル時間に対する添加剤の効果を
示すために行った。本実施例の組成物は、マグネシウム
硬化剤を含んでいなかった。結果を表9に示す。通常
は、樹脂Eに関しては、乳酸エチルは、配合物1のゲル
化に示されているように樹脂の硬化を誘発する。しかし
ながら、マグネシウム硬化剤に対して促進剤となる塩化
物を含む添加剤の全てが、遅延剤として作用したか、あ
るいはまた効果を示さなかった。表9から考えると、こ
の樹脂に関して、殆どの添加剤は遅延剤として作用して
おり、特に二フッ化物はその様に働いた、ことが分か
る。塩化アンモニウムが、この混合物において、有用な
遅延を示しているという事実は、本発明のマグネシウム
硬化剤方式とは著しい対照をなしている。
【0120】
【0121】実施例10 本実施例は、耐火レンガ組成物の引張強度に対する遅延
剤の効果を示すために行った。試験は、耐火組成物の混
合後、及びプレスして引張試験片にし、熱硬化させて引
張強度の最終試験を行う前に、室温で、異なる時間にお
いて、遅延剤無し(配合物1と配合物5)と遅延剤有り
(配合物2)の同じ組成物に関して行った。マグネシウ
ム硬化剤(MgO)は、25m2/gの表面積を有する
軽焼マグネシアであった。用いたMgOの品質は、樹脂
重量を基準として10%であった。同様な試験を、耐火
組成物:即ち、硬化剤または遅延剤を含んでいない(配
合物3);及びマグネシウム硬化剤のみを含んでいる
(配合物4)ような該組成物を用いて行った。配合物1
と配合物5は同じものであるが、異なる時間で試験し
た。 結果を表10に示す。表から、フッ化ナトリム遅
延剤を含む配合物2は、特に、プレスして試験片にする
前に、組成物を24時間または48時間静置した場合、
より良好な引張強度を有していた、ことが分かる。配合
物4から硬化剤を除き、配合物3からエステルとマグネ
シウム硬化剤の双方を除くと、配合物1、配合物2、ま
たは配合物5と比べて、性能が悪くなった。
【0122】この実施例のための耐火組成物は:耐火マ
グネシア(14/48シーブサイズ)1,275g;耐
火マグネシア粉末(200シーブを通過する)225
g;黒鉛粉末150g;噴霧アルミニウム粉末30g;
及び樹脂C 70gを良くかき混ぜて調製した。また、
適当なものとして、表面積25m2/gを有する軽焼酸
化マグネシウム7g及び/又は(二塩基酸のジメチルエ
ステル、主に、デュポン化学会社から市販されているグ
ルタル酸ジメチルとコハク酸ジメチルを混ぜた)DBE
−9エステル7gも、耐火組成物に混ぜた。適当な(調
製後、0,24,及び48時間の)配合物のサンプル1
50gをイネ骨ダイに装填し、次に1分間に15トンの
ラミング圧(ramming pressure)をか
けて、引張強度試験片を製造した。長さ3インチ、厚さ
1インチ、及び首のところの幅1インチの試験片を、1
10゜Cで2時間、180゜Cで1時間、熱処理した。
破断させる前に、室温まで冷やした。プリスしていない
配合物は、温度72゜F +/− 2゜F、湿度(51%
+/−2%)で貯蔵した。
【0123】
【0124】実施例11 本実施例では、ポリマーコンクリート組成物の流動性に
対する、遅延剤が在る場合と無い場合の効果を測定し
た。組成物とその対照サンプルの調製方法は、マグネシ
ア硬化剤とエステル硬化剤を加える順序を逆にする以外
は、「圧縮強度試験に用いるポリマーコンクリートの調
製手順とその試験手順」のところで説明した手順と同じ
である。組成物と試験サンプルの調製方法は、樹脂の重
量を基準として二フッ化アンモニウム0.25重量%
を、マグネシアと同時に加えた以外は、対照と同様であ
った。混合後、先に「樹脂/硬化剤/マグネシア/骨材
配合物の流動性の測定」のところで説明した手順に従っ
て流動性を測定する前に、各サンプルを5分間静置し
た。測定結果は、対照が37%の流動性を有していたの
に対して、遅延剤を含んでいるサンプルは、60%の流
動性を有していた。
【0125】実施例12 本実施例では、遅延剤を有する、及び有していない耐火
注型適性組成物の流動量を測定した。対照組成物は、次
の配合剤:即ち(a)樹脂C 29.4g、水9.8
g、及び γ−ブチロラクトン4.4gを混合して調製
した溶液の一部35gと:(b)5x8メッシュのU.
S.シーブサイズを有する死焼マグネシア66.5g、
8x18メッシュのシーブサイズを有する死焼マグネシ
ア66.5g、18x40メッシュのシーブサイズを有
する死焼マグネシア66.5g、40メッシュシーブで
保持される死焼マグネシア66.5g、及び75%が3
25メッシュスクリーンを通抜ける微粉砕死焼マグネシ
ア84g;噴霧アルミニウム粉末7.0g;及び65m
2/gの表面積を有する軽焼マグネシア7.0gを含む
配合剤を予備混合したバッチ、とを4分間、大きなステ
ンレス鋼スパチュラで混合することによって調製した。
試験サンプルのために、4分間混合する前の対照に対し
て、樹脂重量を基準として0.1重量%の二フッ化アン
モニウムを上記量の配合剤と共に加えた。流動性は、先
に「樹脂/硬化剤/マグネシア/骨材配合物の流動性の
測定」のところで説明した手順に従って測定している。
試験の結果を示すと、対照(遅延剤を含んでいない組成
物)の初期流動性%は、50%であり、遅延剤を含んで
いる試験サンプルの初期流動性%は、60%であった。
混合工程の後、5分間静置した場合、対照は流動性40
%、それに対して遅延剤を含む試験サンプルは流動性5
0%であった。以上の結果から、遅延剤は、組成物に高
い初期流動性を提供し、静置5分後においても高い流動
性を維持させることが分かる。
【0126】実施例13 本実施例は、被覆研磨剤配合物の一部分として用いるこ
とができる樹脂、エステル、及びマグネシウム硬化剤の
配合物に関して、遅延剤が在る場合と無い場合の粘度と
ゲル化に対する効果を測定するために行った。対照組成
物のための配合物は:樹脂D 20g;DBE−9 1.
6g(樹脂の重量を基準として8重量%);及び表面積
25m2/gを有する軽焼酸化マグネシウム0.4g
(樹脂の重量を基準として2重量%)の混合物であっ
た。試験サンプルは、上記配合剤に、更に33%二フッ
化アンモニウム(0.1%B.O.R.)0.06gを
加えた混合物であった。様々な時間にわたる粘度変化の
記録を表13に示す。表13の結果から、R.T.(室
温)安定性を与える遅延剤の有用性が明確に分かる。表
13の括弧内の数字は、0時間の粘度に対して、どれく
らい粘度が増加しているかを%で示している。
【0127】
【0128】実施例14 本実施例は、異なる表面積を有する軽焼酸化マグネシウ
ム硬化剤の混合物を用いた場合の効果を示すために行っ
た。樹脂A 8.0g、水0.67g、ブチロラクトン
2.0gの溶液に、65m2/gの表面積を有する軽焼
マグネシア1.0gを加えた。1分間その混合物を強く
かき混ぜてから、その混合物の5.0gを2つの小さな
円筒形プラスチックバイアル(幅22mm)のそれぞれ
に移し、蓋をしてから温度72゜F +/− 2゜Fで4
日間静置した。硬化した塊をバイアルから取出して、重
量を計った。その硬化塊をそれぞれシリンダーNo.1
とシリンダーNo.2とした。これらの硬化塊を105
゜Cで2時間加熱してから重量を計り、更に135゜C
で、もう2時間加熱してから、もう一度重量を計った。
この後は、樹脂A 8gにつきマグネシア2.0gとな
るように、シリンダーNo.1とNo.2を調製するの
に用いた様々な配合剤の同量に、10m2/gの表面積
を有する追加の軽焼マグネシア1.0gを加えて、シリ
ンダーNo.3とシリンダーNo.4と名付けた以外
は、同じ手順を上記のようにして繰返した。圧縮破壊を
ティニアスオルセン引張試験機を用いて測定した結果
を、表14に示す。表14を参照すれば、追加のマグネ
シアを有するサンプルは、重量の減少が小さく、且つマ
グネシアを50%未満有するサンプルと比べて、より高
い圧潰強度を有する、ことが分かる。ゲル時間に関する
効果は、表1の配合物1において見られるように、マグ
ネシア混合物は、サンプルNo.1とNo.2では67
分であったのと比べて、サンプルNo.3とNo.4で
は62分のゲル時間であったことから、最小であった。
この実施例と同様な手順に従って、例えばフッ化アンモ
ニウム、二フッ化ナトリウム、テトラエトキシシラン、
及びアスパラギン酸のような様々な遅延剤を、混合表面
積マグネシウムを含む組成物に加えて、より高い強度
と、本発明の結合剤、原料バッチ、及び他の組成物のゲ
ル時間の延長を達成することができる。表1の配合物2
に関する試験の一つは、その様なゲル時間の延長を示し
ている。
【0129】
【0130】実施例15 本実施例は、ケイ砂骨材、樹脂A、ガンマブチロラクト
ン、65m2/gの表面積を有する軽焼酸化マグネシウ
ム、及び二フッ化アンモニウム遅延剤から調製したポリ
マーコンクリート組成物に対する、空気排出剤の効果を
示すために行った。圧縮強度試験片は、前記の「圧縮強
度試験に用いるポリマーコンクリートの調製手順とその
試験手順」のところで説明した手順に従って調製し、引
張強度試験片は、より少量の配合物を用いて混合を手で
行った他は、前記の「引張強度試験に用いるポリマーコ
ンクリートの調製手順とその試験手順」のところで説明
した手順に従って調製した。
【0131】ポリマーコンクリートは、排出剤として、
ケイ素消泡剤のSAG−10を用いたものと、用いない
ものを調製した。SAG−10は、ユニオンカーバイド
社から市販されている10%ジメチルポリシロキサン乳
濁液である。この実施例で用いた砂骨材は、粗砂198
重量部、中粒砂72重量部、及び細砂30重量部から成
る3種類の異なる砂の混合物であった。SAG−10に
よる強度の増強は、表15の結果にはっきりと表われて
いる。
【0132】消泡剤、例えばジメチルポリシロキサンな
どのような空気排出剤を、組成物の強度を増大させるの
に十分な量で用いることができる。前述の量は、樹脂の
重量を基準として約0.005重量%−0.1重量%、
好ましくは約0.01重量%−0.05重量%の広い範
囲で変えることができる。
【0133】
【0134】(a)10%ジメチルポリシロキサン懸濁
液(ユニオンカーバイド社)を、圧縮強度試験片には
0.2%B.O.R.で用い、引張強度試験片には0.
1%B.O.R.で用いた。 本発明の好ましい実施の態様 (1) 混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
化合物と共にフェノールレゾール樹脂とマグネシウム硬
化剤を混合することを含む、フェノールレゾール樹脂と
マグネシウム硬化剤の混合物が硬化するのを遅延させる
ための方法。 (2) 硬化剤が、少なくとも10m2/g の表面積を有
する軽焼酸化マグネシウムである上記1記載の方法。 (3) 該化合物が、該混合物中でのマグネシウムの溶解
度を減少させるキレート化剤である請求項2記載の方
法。 (4) a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シ
トレートアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテ
ートアニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートア
ニオン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イ
ミノジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートア
ニオン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネ
ートアニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提
供する化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシランから成る群より選択される化合物と共にフェ
ノールレゾール樹脂と軽焼酸化マグネシウムを混合する
ことを含む、フェノールレゾール樹脂と軽焼酸化マグネ
シウムの混合物が硬化するのを遅延させる方法。 (5) アニオンが、フッ化物である請求項4記載の方
法。 (6) アニオンが、二フッ化物である請求項4記載の方
法。 (7) 化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭素原
子を有するテトラアルコキシシランである請求項4記載
の方法。 (8) 化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭素原
子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコキシシ
ランである請求項4記載の方法。 (9) 樹脂が、フェノールとホルムアルデヒドの縮合物
である請求項4記載の方法。 (10) a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を基準
として固体含有率約50重量%−90重量%、及び25
℃において粘度約100−4,000cpsを有するフ
ェノールレゾール樹脂; b.水酸化マグネシウムと少なくとも10m2/gの表
面積を有する軽焼酸化マグネシウムから成る群より選択
されるマグネシウム硬化剤を、樹脂の重量を基準として
約2重量%−40重量%;及び c.混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる遅
延剤化合物を、樹脂の重量を基準として約0.05重量
%−5重量%、 以上のものを混合することを含む、延長可使時間を有す
るフェノールレゾール樹脂組成物を調製する方法。 (11) 樹脂が、pH約5−8.5、フェノール1モル
に対してアルデヒド約1−2.2モルのモル比、25℃
において粘度約200−3,000cps、及び樹脂の
重量を基準として固体含有率約50重量%−80重量%
を有し;硬化剤が軽焼酸化マグネシウムである請求項1
0記載の方法。 (12) 樹脂が、水溶性ナトリウムと水溶性カリウムを
1%未満含む請求項11記載の方法。 (13) 該遅延剤化合物が、熱硬化時に、樹脂を架線さ
せる請求項11記載の方法。 (14) 該化合物が、アミノアセテートアニオン、アミ
ノベンゾエートアニオン、及びアミノプロピオネートア
ニオンを提供する化合物とメラミンから成る群より選択
されるものである請求項13記載の方法。 (15) 該化合物が: a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基中に1−3個の炭素原子を有するテ
トラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基中に1−3
個の炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラア
ルコキシシランから成る群より選択されるものである請
求項11記載の方法。 (16) 樹脂が、フェノールとホルムアルデヒドの縮合
物である請求項15記載の方法。 (17) 該アニオンと結合して該化合物を形成するカチ
オンが、水素イオン、アルカリ金属イオン、アンモニウ
ム、及び各アルコキシ基中に1−4個の炭素原子を有す
るアルキル置換アンモニウムから成る群より選択される
ものである請求項15記載の方法。 (18) アニオンがフッ化物であり、且つ組成物はカル
シウムイオンを含むが、該組成物においてフッ化物イオ
ンと反応する有効カルシウムイオンの量が、有効フッ化
物アニオンの量と比べて少量である請求項16記載の方
法。 (19) アニオンが二フッ化物であり、且つ組成物はカ
ルシウムイオンを含むが、該組成物において、フッ化物
イオンと反応する有効カルシウムイオンの量が、有効二
フッ化物アニオンの量と比べて少量である請求項16記
載の方法。 (20) 該化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭
素原子を有するテトラアルコキシシランである請求項1
5記載の方法。 (21) 該化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭
素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコキ
シシランである請求項15記載の方法。 (22) a.硬化可能なフェノールレゾール樹脂; b.マグネシウム硬化剤; c.エステル官能硬化剤;及び d.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる化
合物を混合することを含む、延長可使時間を有するフェ
ノールレゾール樹脂組成物を調製する方法。 (23) エステル官能硬化剤が、樹脂の重量を基準とし
て約5重量%−40重量%の量で存在し、且つ該硬化剤
がラクトン、環状有機カーボネート、カルボン酸エステ
ル、及びそれらの混合物から成る群より選択されるもの
であり;マグネシウム硬化剤が、樹脂の重量を基準とし
て約2重量%−35重量%の量で存在し、少なくとも1
0m2/g の表面積を有する軽焼酸化マグネシウムであ
り;そして樹脂のpHが、約4.5−9.5である、請
求項22記載の方法。 (24) 該化合物が、キレート化剤である請求項23記
載の方法。 (25) 該化合物が、熱硬化時に、樹脂を架線させる請
求項23記載の方法。 (26) 該化合物が、アミノアセテートアニオン、アミ
ノベンゾエートアニオン、及びアミノプロピオネートア
ニオンを提供する化合物とメラミンから成る群より選択
されるものである請求項25記載の方法。 (27) a.硬化可能なフェノールレゾール樹脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の、少
なくとも10m2/gの表面積を有する軽焼酸化マグネ
シウム硬化剤; c.該組成物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
ステル官能硬化剤;及び d.1. フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シト
レートアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテー
トアニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニ
オン、ダルタメートアニオン、マレートアニオン、イミ
ノジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニ
オン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネー
トアニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供
する化合物; 2. 各アルコキシ基中に1−3個の炭素原子を有するテ
トラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基中に1−3
個の炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラア
ルコキシシラン、から成る群より選択される遅延剤化合
物約0.05重量%−5重量%を混合することを含む、
フェノールレゾール樹脂組成物を調製する方法。 (28) エステル官能硬化剤が、ラクトンである請求項
27記載の方法。 (29) カクトンが、γ−ブチロラクトンである請求項
28記載の方法。 (30) エステル官能硬化剤が、環状有機カーボネート
である請求項27記載の方法。 (31) エステル官能硬化剤が、カルボン酸エステルで
ある請求項27記載の方法。 (32) 該化合物が、フッ化物アニオンを提供する請求
項27記載の方法。 (33) 該化合物が、二フッ化物アニオンを提供する請
求項27記載の方法。 (34) 該化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭
素原子を有するテトラアルコキシシランである請求項2
7記載の方法。 (35) 該化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭
素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコキ
シシランである請求項27記載の方法。 (36) a.pH約5−8.5、該樹脂の重量を基準と
して固体含有率約50重量%−80重量%、25℃にお
いて粘度約200−3,000cpsを有し、フェノー
ル対アルデヒドのモル比が1:1−1:2.2であり、
及び樹脂の重量を基準として約5重量%−20重量%の
含水率を有するフェノールレゾール樹脂; b.少なくとも約10m2/gの表面積を有する軽焼酸
化マグネシウムを、樹脂の重量を基準として約2重量%
−35重量%; c.ラクトン、環状有機カーボネート、カルボン酸エス
テル、及びそれらの混合物から成る群より選択されるエ
ステル官能硬化剤を、樹脂の重量を基準として約5重量
%−40重量%;及び d.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる化
合物を、樹脂の重量を基準として約0.1重量%−5重
量%、 以上のものを混合することを含む、結合剤組成物の硬化
を遅延させる方法。(37) 該化合物が: a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基中に1−3個の炭素原子を有するテ
トラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基中に1−3
個の炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラア
ルコキシシランから成る群より選択されるものである請
求項36記載の方法。 (38) アニオンと結合して該化合物を形成するカチオ
ンが、水素イオン、アルカリ金属イオン、アンモニウ
ム、及び各アルキル基中に1−4個の炭素原子を有する
低級アルキル置換アンモニウムから成る群より選択され
るものである請求項37記載の方法。 (39) アニオンが、フッ化物である請求項38記載の
方法。 (40) アニオンが、二フッ化物である請求項38記載
の方法。 (41) アニオンが、ホスフェートである請求項38記
載の方法。 (42) アニオンが、シトレートである請求項38記載
の方法。 (43) 化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭素
原子を有するテトラアルコキシシランである請求項37
記載の方法。 (44) 化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭素
原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコキシ
シランである請求項37記載の方法。 (45) エステル官能硬化剤が、β−ブチロラクトン、
γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、カプロラク
トン、β−プロピオラクトン、β−イソブチロラクト
ン、β−イソペンチルラクトン、γ−イソペンチルラク
トン、及びδ−ペンチルラクトンから成る群より選択さ
れるラクトンである請求項37記載の方法。 (46) エステル官能硬化剤が、プロピレンカーボネー
ト、エチレングリコールカーボネート、1,2−ペンタ
ンジオールカーボネート、1,3−ブタンジオールカー
ボネート、及び1,3−ペンタンジオールカーボネート
から成る群より選択されるされる環状有機カーボネート
である請求項37記載の方法。 (47) エステル官能硬化剤が、1−10個の炭素原子
を有する酸と1−10個の炭素原子を有するアルコール
から生じた脂肪族カルボン酸エステル;及びフェノール
エステルから成る群より選択されるものである請求項3
7記載の方法。 (48) a.フェノールレゾール樹脂;
, b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の、水
酸化マグネシウムと軽焼酸化マグネシウムから成る群よ
り選択されるマグネシウム硬化剤; c.該組成物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
ステル官能硬化剤; d.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させるの
に十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む結合剤組成
物。 (49) マグネシウム硬化剤が、酸化マグネシウムであ
る請求項48記載の組成物。 (50) 該化合物が、キレート化剤である請求項49記
載の組成物。 (51) a.pH約4.5−9.5、該樹脂の重量を基
準として樹脂固体含有率約50重量%−90重量%、及
び25℃において粘度約100−4,000cpsを有
するフェノールレゾール樹脂; b.少なくとも10m/gの表面積を有する軽焼酸化
マグネシウムを、該樹脂の重量を基準として約2重量%
−35重量%; c.エステル官能硬化剤約5重量%−40重量%、及び d.1.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シト
レートアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテー
トアニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニ
オン、ダルタメートアニオン、マレートアニオン、イミ
ノジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニ
オン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネー
トアニオン、及びアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; 2.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシラン、から成る群より選択される化合物を、樹脂
の重量を基準として約0.5重量%−5重量%、 以上の混合物を含む結合剤組成物。 (52) アニオンが、フッ化物である請求項51記載の
組成物。 (53) アニオンが、二フッ化物である請求項51記載
の組成物。 (54) 請求項51記載の組成物を室温硬化させること
によって調製する組成物。 (55) 請求項51記載の組成物を熱硬化させることに
よって調製する組成物。 (56) 液体状態の結合剤が; a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を基準として樹
脂固体含有率約50重量%−90重量%、及び25℃に
おいて粘度約100−4,000cpsを有するフェノ
ールレゾール樹脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼
酸化マグネシウム; c.該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
ステル官能硬化剤;及び d.該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
のに十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む硬化結合剤
組成物。 (57) 遅延剤が、キレート化剤である請求項56記載
の組成物。 (58) 遅延剤が、 a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、及びアミノベンゾエートアニオンを提供する
化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシランから成る群より選択されるものである請求項
56記載の組成物。 (59) アニオンが、フッ化物である請求項58記載の
組成物。 (60) アニオンが、二フッ化物である請求項58記載
の組成物。 (61) 遅延剤が、各アルコキシ基中に1−3個の炭素
原子を有するテトラアルコキシシランである請求項58
記載の組成物。 (62) 遅延剤が、各アルコキシ基中に1−3個の炭素
原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコキシ
シランである請求項58記載の組成物。 (63) 樹脂を、フェノールとホルムアルデヒドを縮合
させて調製する請求項58記載の組成物。 (64) 液体状態の結合剤が: a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を基準として樹
脂固体含有率約50重量%−90重量%、及び25℃に
おいて粘度約100−4,000cpsを有するフェノ
ールレゾール樹脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼
酸化マグネシウム; c.該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
ステル官能硬化剤;及び d.該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
のに十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む熱硬化結合
剤組成物。 (65) 遅延剤が、キレート化剤である請求項64記載
の組成物。 (66) 遅延剤が、 a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシランから成る群より選択されるものである請求項
64記載の方法。 (67) アニオンが、フッ化物である請求項66記載の
組成物。 (68) アニオンが、二フッ化物である請求項66記載
の組成物。 (69) a. 骨材; b.硬化時に、該骨材を結合させるのに十分な量の硬化
可能なフェノールレゾール樹脂; c.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量のマグ
ネシウム硬化剤;及び d.該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
化合物を混合することを含む、原料バッチ組成物を製造
するための方法。 (70) 骨材が粒状形態で、硬化剤が少なくとも 約1
0m2/gの表面積を有する軽焼酸化マグネシウムで、
そして樹脂がフェノールホルムアルデヒドである請求項
68記載の組成物。 (71) 酸化マグネシウムが、約 25−65m2/gの
表面積を有する請求項70記載の方法。 (72) a.フェノールレゾール樹脂が、pH約4.5
−9.5、25℃において粘度約100−4,000c
ps、及び樹脂の重量を基準として固体含有率約50重
量%−90重量%を有するフェノールホルムアルデヒド
であり; b.マグネシウム硬化剤が、樹脂の重量を基準として約
2重量%−40重量%の量で存在する、少なくとも10
2/gの表面積を有する軽焼酸化マグネシウムであ
り; c.該化合物が、樹脂の重量を基準として約0.1重量
%−5重量%量で存在し; 1. フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; 2. 各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシラン、から成る群より選択されるものである請求
項70記載の方法。 (73) 骨材が、耐火性マグネシア、アルミナ、シリ
カ、及びそれらの混合物から成る群より選択されるもの
である請求項72記載の方法。 (74) 混合物が、エステル官能硬化剤を、樹脂の重量
を基準として約5重量%−40重量%含む請求項72記
載の方法。 (75) 混合物が、樹脂と骨材との接着を向上させるの
に十分な量の有機官能シランを含む請求項74記載の方
法。 (76) 請求項72記載の混合物を、周囲温度で硬化さ
せて調製する組成物。 (77) 請求項72記載の混合物を、熱硬化させて調製
する組成物。 (78) 請求項75記載の混合物を、室温硬化させて調
製する組成物。 (79) 請求項74記載の混合物を、室温硬化させて調
製する組成物。 (80) 請求項74記載の混合物を、熱硬化させて調製
する組成物。 (81) a.(1)骨材、(2)骨材を結合させるのに
十分な量のフェノールレゾール樹脂、(3)該樹脂の硬
化速度を増加させるのに十分な量の、少なくとも約10
2/g の表面積を有する軽焼酸化マグネシウム、
(4)該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な量の
エステル官能硬化剤、及び(5)該混合物中でのマグネ
シウムの溶解度を減少させ、該混合物の硬化を遅延させ
るのに十分な量の遅延化合物を混合することによって、
流動性液体組成物を調製すること;b.流動性混合物を
金型へ入れること; c.混合物が金型の形状になるように、該金型を振動さ
せること;及び d.温度約60°F−120°Fで、混合物を硬化させ
ることを含む、一体式耐火物を製造する方法。 (82) 組成物が、黒鉛、金属粉末、及びそれらの混合
物から成る群より選択される添加剤を含む請求項81記
載の方法。 (83) 請求項81記載の方法によって調製する一体式
耐火組成物。 (84) 請求項81記載の組成物を熱硬化させて調製す
る一体式耐火組成物。 (85) 該組成物が、黒鉛、金属粉末、及びそれらの混
合物から成る群より選択される添加剤を含む請求項85
記載の耐火物。 (86) 遅延剤が: a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシランから成る群より選択されるものである請求項
81記載の方法。 (87) 該化合物が、フッ化物アニオンを提供する請求
項81記載の方法。 (88) 該化合物が、二フッ化物アニオンを提供する請
求項81記載の方法。 (89) 該化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭
素原子を有するテトラアルコキシシランである請求項8
1記載の方法。 (90) 該化合物が、各アルコキシ基中に1−3個の炭
素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコキ
シシランである請求項81記載の方法。 (91) a.(1)耐火骨材;(2)pH約4.5−
9.5、樹脂の重量を基準として樹脂固体含有率約50
重量%−90重量%、及び25℃において粘度約100
−4,000cpsを有する、硬化時に骨材を結合させ
るのに十分な量のフェノールレゾール樹脂;(3)該樹
脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の、少なくとも
約10m2/g の表面積を有する軽焼酸化マグネシウ
ム;(4)該樹脂の硬化速度を減少させるのに十分な量
の、混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる遅
延剤化合物の混合物を調製すること;及び b.該混合物をプレスして、レンガ形状にすることを含
む耐火レンガを製造する方法。 (92) 該レンガを、室温で硬化させる請求項91記載
の方法。 (93) 該レンガを、熱硬化させる請求項91記載の方
法。 (94) 遅延剤化合物が、フッ化物アニオンを提供する
請求項91記載の方法。 (95) 遅延剤化合物が、二フッ化物アニオンを提供す
る請求項91記載の方法。 (96) 遅延剤化合物が、各アルコキシ基中に1−3個
の炭素原子を有するテトラアルコキシシランと、各アル
コキシ基中に1−3個の炭素原子を有する部分的に加水
分解されたテトラアルコキシシランから成る群より選択
されるものである請求項91記載の方法。 (97) a.(1)pH約4.5−9.5、樹脂の重
量を基準として樹脂固体含有率約50重量%−90重量
%、及び25℃において粘度約100−4,000cp
sを有する、硬化時に骨材を結合させるのに十分な量の
フェノールレゾール樹脂;(2)該樹脂の硬化速度を増
加させるのに十分な量の、少なくとも約10m2/g の
表面積を有する軽焼酸化マグネシウム;(3)該混合物
の硬化速度を増加させるのに十分な量のエステル官能硬
化剤;(4)耐火骨材;(5)該樹脂の硬化速度を減少
させるのに十分な量の、混合物中でのマグネシウムの溶
解度を減少させる遅延剤化合物を混合すること;及び b.該混合物をプレスして、レンガ形状にすることを含
む、耐火レンガを製造する方法。 (98) 請求項97記載の方法によって調製する耐火レ
ンガ。 (99) 該化合物が、キレート化剤である請求項97記
載の方法。 (100) 混合物が、黒鉛、金属粉末、及びそれらの混
合物から成る群より選択される添加剤を含み、該混合物
が: a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシランから成る群より選択されるものである請求項
97記載の方法。 (101) 請求項100記載の方法によって調製する耐
火レンガ。 (102) 該レンガを、室温で硬化させる請求項100
記載の方法。 (103) 該レンガを、熱硬化させる請求項100記載
の方法。 (104) a.フェノールレゾール樹脂、該樹脂の硬化
速度を増加させるのに十分な量の軽焼酸化マグネシウ
ム、及び該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少さ
せるのに十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む結合剤
で、裏材料をコートすること;及び b.該コーティング上に研磨剤粒子を配置して、装填裏
材料を製造することを含む裏材料に研磨剤粒子を結合さ
せる方法。 (105) 触っても粘着しない部分硬化したコーティン
グを提供するまで、温度約176°F−212°Fで装
填裏材料を加熱する請求項104記載の方法。 (106) 遅延剤化合物が: a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシラン;及びメラミンから成る群より選択されるも
のである請求項104記載の方法。 (107) 樹脂が、フェノールとホルムアルデヒドの縮
合物である請求項106記載の方法。 (108) 該混合物が、更に、該混合物の硬化速度を増
加させるのに十分な量のエステル官能硬化剤を含む請求
項106記載の方法。 (109) 請求項104記載の方法によって製造する装
填裏材料。 (110) 請求項106記載の方法によって製造する装
填裏材料。 (111) 請求項108記載の方法によって製造する装
填裏材料。 (112) a.(1)フェノールレゾール樹脂、(2)
該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼酸化
マグネシウム、(3)フッ化物アニオン、二フッ化物ア
ニオン、シトレートアニオン、タルトレートアニオン、
アスパルテートアニオン、オキサレートアニオン、ホス
フェートアニオン、グルタメートアニオン、マレートア
ニオン、イミノジアセテートアニオン、イミノジプロピ
オネートアニオン、アミノアセテートアニオン、アミノ
プロピオネートアニオン、またはアミノベンゾエートア
ニオンを提供する化合物;各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有するテトラアルコキシシラン;及び各アル
コキシ基中1−3個の炭素原子を有する部分的に加水分
解されたテトラアルコキシシランから成る群より選択さ
れる、該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させ
るのに十分な量の遅延剤化合物、及び(4)該混合物の
硬化速度を増加させるのに十分な量のエステル官能硬化
剤の混合物を含む結合剤で、裏材料をコートすること; b.該コーティング上に研磨剤粒子を配置して、装填裏
材料を製造すること; c.触っても粘着しない部分硬化したコーティングを提
供するまで、温度約176°F−212°Fで装填裏材
料を加熱すること; d.上記「a」の項で述べた結合剤と樹脂の重量を基準
として充填剤を最大100重量%まで含む第二コーティ
ングを、該部分硬化コーティングの上に適用すること;
及び, e.温度約176°F−266°Fにおいて、樹脂を硬
化させることを含む被覆研磨剤を製造する方法。 (113) フェノールレゾール樹脂が、フェノール対ホ
ルムアルデヒドのモル比が約1:1−1:2.2である
フェノールとホルムアルデヒドの縮合物で、pH約5−
9.5、該樹脂の重量を基準として、固体含有率約50
重量%−80重量%、含水率約5重量%−20重量%、
25℃における粘度約200−4,000cpsを有
し、少なくとも約 10m2/gの表面積を有する酸化マ
グネシウムの量が、樹脂の重量を基準として約2重量%
−35重量%であり、エステル官能硬化剤の量が、樹脂
の重量を基準として約10重量%−25重量%であり、
遅延剤の量が、樹脂の重量を基準として約0.05重量
%−5重量%である請求項112記載の方法。 (114) 充填剤が、炭酸カルシウムであり、充填剤の
量が、樹脂の重量を基準として約50重量%−90重量
%である請求項113記載の方法。 (115) 請求項113記載の方法によって調製する被
覆研磨剤。 (116) a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を基
準として樹脂固体含有率約50重量%−90重量%、及
び25℃において粘度約100−4,000cpsを有
するフェノールレゾール樹脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼
酸化マグネシウム; c.該組成物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
ステル官能硬化剤; d.該組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
のに十分な量の遅延剤化合物;及び e.混合物におけるカルシウム含有化合物の量が、酸化
マグネシウムの量と比べて少なくなるような量の、酸化
カルシウム、水酸化カルシウム、及び焼成ドロマイトか
ら成る群より選択されるカルシウム含有化合物を混合す
ることを含む、結合剤組成物を製造する方法。 (117) カルシウム化合物の量が、酸化マグネシウム
量の約1/4を超えず、そして該遅延剤が: a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシランから成る群より選択されるものである請求項
116記載の方法。 (118) a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を
基準として固体含有率約50重量%−90重量%、及び
25℃において粘度約100−4,000cpsを有す
るフェノールレゾール樹脂; b.少なくとも50m2/g の表面積を有する軽焼酸化
マグネシウムを1重量部、約10−25m2/g の表面
積を有する軽焼酸化マグネシウムを0.5−4重量部の
割合で有する異なる表面積の該酸化マグネシウムを、樹
脂の重量を基準として約5重量%−50重量%; c.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる化
合物を、樹脂の重量を基準として約0.05重量−約5
重量%; を混合することを含む延長可使時間を有するフェノール
レゾール樹脂を調製する方法。 (119) 酸化マグネシウムの1重量部が少なくとも約
50m2/g の表面積を有し、約1−3重量部が約10
−25m2/g の表面積を有していて、該化合物が: a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シトレー
トアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテートア
ニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニオ
ン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イミノ
ジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニオ
ン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネート
アニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供す
る化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
キシシランから成る群より選択されるされるものである
請求項118記載の方法。 (120) 樹脂の重量を基準として約5重量%−40
重量%のエステル官能硬化剤を、組成物に混合している
請求項119記載の方法。 (121) 請求項120記載の方法によって調製する
熱硬化組成物。 (122) 請求項120記載の方法によって調製する
室温硬化性組成物。 (123) a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を
基準として固体含有率約50重量%−90重量%、及び
25℃において粘度約100−4,000cpsを有す
るフェノールレゾール樹脂; b.水酸化マグネシウムと少なくとも10m2/g の表
面積を有する軽焼酸化マグネシウムから成る群より選択
されるマグネシウム硬化剤を、該樹脂の硬化速度を増加
させるのに十分な量;及び c.(1)フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シ
トレートアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテ
ートアニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートア
ニオン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イ
ミノジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートア
ニオン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネ
ートアニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提
供する化合物; (2)各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテ
トラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個
の炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアル
コキシシランから成る群より選択される化合物を、樹脂
の重量を基準として約0.05重量−5重量%の混合物
を含む結合剤組成物。 (124) マグネシウム硬化剤が酸化マグネシウムであ
り、組成物が:該組成物の硬化速度を増加させるのに十
分な量のエステル官能硬化剤と;該組成物の圧縮強度を
増大させるのに十分な量の空気排出剤を含む請求項12
3記載の方法。 (125) 空気排出剤が、ジメチルポリシロキサンであ
り、その量が樹脂の重量を基準として約0.005重量
%−0.1重量%である請求項124記載の方法。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合物中でのマグネシウムの溶解度を減
    少させる化合物と共にフェノールレゾール樹脂とマグネ
    シウム硬化剤を混合することを含む、フェノールレゾー
    ル樹脂とマグネシウム硬化剤の混合物が硬化するのを遅
    延させるための方法。
  2. 【請求項2】 a.フッ化物アニオン、二フッ化物アニ
    オン、シトレートアニオン、タルトレートアニオン、ア
    スパルテートアニオン、オキサレートアニオン、ホスフ
    ェートアニオン、ダルタメートアニオン、マレートアニ
    オン、イミノジアセテートアニオン、イミノジプロピオ
    ネートアニオン、アミノアセテートアニオン、アミノプ
    ロピオネートアニオン、またはアミノベンゾエートアニ
    オンを提供する化合物; b.各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
    ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
    炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
    キシシランから成る群より選択される化合物と共にフェ
    ノールレゾール樹脂と軽焼酸化マグネシウムを混合する
    ことを含む、フェノールレゾール樹脂と軽焼酸化マグネ
    シウムの混合物が硬化するのを遅延させる方法。
  3. 【請求項3】 a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量
    を基準として固体含有率約50重量%−90重量%、及
    び25℃において粘度約100−4,000cpsを有
    するフェノールレゾール樹脂; b.水酸化マグネシウムと少なくとも10m2/gの表
    面積を有する軽焼酸化マグネシウムから成る群より選択
    されるマグネシウム硬化剤を、樹脂の重量を基準として
    約2重量%−40重量%;及び c.混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる遅
    延剤化合物を、樹脂の重量を基準として約0.05重量
    %−5重量%、 以上のものを混合することを含む、延長可使時間を有す
    るフェノールレゾール樹脂組成物を調製する方法。
  4. 【請求項4】 a.硬化可能なフェノールレゾール樹
    脂; b.マグネシウム硬化剤; c.エステル官能硬化剤;及び d.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる化
    合物を混合することを含む、延長可使時間を有するフェ
    ノールレゾール樹脂組成物を調製する方法。
  5. 【請求項5】 a.硬化可能なフェノールレゾール樹
    脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の、少
    なくとも10m2/gの表面積を有する軽焼酸化マグネ
    シウム硬化剤; c.該組成物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
    ステル官能硬化剤;及び d.1. フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シト
    レートアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテー
    トアニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニ
    オン、ダルタメートアニオン、マレートアニオン、イミ
    ノジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニ
    オン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネー
    トアニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提供
    する化合物; 2. 各アルコキシ基中に1−3個の炭素原子を有するテ
    トラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基中に1−3
    個の炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラア
    ルコキシシラン、から成る群より選択される遅延剤化合
    物約0.05重量%−5重量%を混合することを含む、
    フェノールレゾール樹脂組成物を調製する方法。
  6. 【請求項6】 a.pH約5−8.5、該樹脂の重量を
    基準として固体含有率約50重量%−80重量%、25
    ℃において粘度約200−3,000cpsを有し、フ
    ェノール対アルデヒドのモル比が1:1−1:2.2で
    あり、及び樹脂の重量を基準として約5重量%−20重
    量%の含水率を有するフェノールレゾール樹脂; b.少なくとも約10m2/gの表面積を有する軽焼酸
    化マグネシウムを、樹脂の重量を基準として約2重量%
    −35重量%; c.ラクトン、環状有機カーボネート、カルボン酸エス
    テル、及びそれらの混合物から成る群より選択されるエ
    ステル官能硬化剤を、樹脂の重量を基準として約5重量
    %−40重量%;及び d.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる化
    合物を、樹脂の重量を基準として約0.1重量%−5重
    量%、 以上のものを混合することを含む、結合剤組成物の硬化
    を遅延させる方法。
  7. 【請求項7】 a.フェノールレゾール樹脂;
    , b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の、水
    酸化マグネシウムと軽焼酸化マグネシウムから成る群よ
    り選択されるマグネシウム硬化剤; c.該組成物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
    ステル官能硬化剤;及び d.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させるの
    に十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む結合剤組成
    物。
  8. 【請求項8】 a.pH約4.5−9.5、該樹脂の重
    量を基準として樹脂固体含有率約50重量%−90重量
    %、及び25℃において粘度約100−4,000cp
    sを有するフェノールレゾール樹脂; b.少なくとも10m/gの表面積を有する軽焼酸化
    マグネシウムを、該樹脂の重量を基準として約2重量%
    −35重量%; c.エステル官能硬化剤約5重量%−40重量%、及び d.1. フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シト
    レートアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテー
    トアニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートアニ
    オン、ダルタメートアニオン、マレートアニオン、イミ
    ノジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートアニ
    オン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネー
    トアニオン、及びアミノベンゾエートアニオンを提供す
    る化合物; 2. 各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテト
    ラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個の
    炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアルコ
    キシシラン、から成る群より選択される化合物を、樹脂
    の重量を基準として約0.5重量%−5重量%、 以上の混合物を含む結合剤組成物。
  9. 【請求項9】 液体状態の結合剤が; a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を基準として樹
    脂固体含有率約50重量%−90重量%、及び25℃に
    おいて粘度約100−4,000cpsを有するフェノ
    ールレゾール樹脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼
    酸化マグネシウム; c.該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
    ステル官能硬化剤;及び d.該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
    のに十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む硬化結合剤
    組成物。
  10. 【請求項10】 液体状態の結合剤が; a.pH約4.5−9.5、樹脂の重量を基準として樹
    脂固体含有率約50重量%−90重量%、及び25℃に
    おいて粘度約100−4,000cpsを有するフェノ
    ールレゾール樹脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼
    酸化マグネシウム; c.該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
    ステル官能硬化剤;及び d.該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
    のに十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む熱硬化結合
    剤組成物。
  11. 【請求項11】 a. 骨材; b.硬化時に、該骨材を結合させるのに十分な量の硬化
    可能なフェノールレゾール樹脂; c.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量のマグ
    ネシウム硬化剤;及び d.該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
    化合物を混合することを含む、原料バッチ組成物を製造
    するための方法。
  12. 【請求項12】 a.(1)骨材、(2)骨材を結合さ
    せるのに十分な量のフェノールレゾール樹脂、(3)該
    樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の、少なくと
    も約10m2/g の表面積を有する軽焼酸化マグネシウ
    ム、(4)該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な
    量のエステル官能硬化剤、及び(5)該混合物中でのマ
    グネシウムの溶解度を減少させ、該混合物の硬化を遅延
    させるのに十分な量の遅延化合物を混合することによっ
    て、流動性液体組成物を調製すること; b.流動性混合物を金型へ入れること; c.混合物が金型の形状になるように、該金型を振動さ
    せること;及び d.温度約60°F−120°Fで、混合物を硬化させ
    ることを含む、一体式耐火物を製造する方法。
  13. 【請求項13】 a.(1)耐火骨材;(2)pH約
    4.5−9.5、樹脂の重量を基準として樹脂固体含有
    率約50重量%−90重量%、及び25℃において粘度
    約100−4,000cpsを有する、硬化時に骨材を
    結合させるのに十分な量のフェノールレゾール樹脂;
    (3)該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の、
    少なくとも約10m2/g の表面積を有する軽焼酸化マ
    グネシウム;(4)該樹脂の硬化速度を減少させるのに
    十分な量の、混合物中でのマグネシウムの溶解度を減少
    させる遅延剤化合物の混合物を調製すること;及び b.該混合物をプレスして、レンガ形状にすることを含
    む耐火レンガを製造する方法。
  14. 【請求項14】 a.(1)pH約4.5−9.5、樹
    脂の重量を基準として樹脂固体含有率約50重量%−9
    0重量%、及び25℃において粘度約100−4,00
    0cpsを有する、硬化時に骨材を結合させるのに十分
    な量のフェノールレゾール樹脂;(2)該樹脂の硬化速
    度を増加させるのに十分な量の、少なくとも約10m2
    /g の表面積を有する軽焼酸化マグネシウム;(3)
    該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエステ
    ル官能硬化剤;(4)耐火骨材;(5)該樹脂の硬化速
    度を減少させるのに十分な量の、混合物中でのマグネシ
    ウムの溶解度を減少させる遅延剤化合物を混合するこ
    と;及び b.該混合物をプレスして、レンガ形状にすることを含
    む、耐火レンガを製造する方法。
  15. 【請求項15】 a.フェノールレゾール樹脂、該樹脂
    の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼酸化マグネ
    シウム、及び該混合物中でのマグネシウムの溶解度を減
    少させるのに十分な量の遅延剤化合物の混合物を含む結
    合剤で、裏材料をコートすること;及び b.該コーティング上に研磨剤粒子を配置して、装填裏
    材料を製造することを含む裏材料に研磨剤粒子を結合さ
    せる方法。
  16. 【請求項16】 a.(1)フェノールレゾール樹脂、
    (2)該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽
    焼酸化マグネシウム、(3)フッ化物アニオン、二フッ
    化物アニオン、シトレートアニオン、タルトレートアニ
    オン、アスパルテートアニオン、オキサレートアニオ
    ン、ホスフェートアニオン、グルタメートアニオン、マ
    レートアニオン、イミノジアセテートアニオン、イミノ
    ジプロピオネートアニオン、アミノアセテートアニオ
    ン、アミノプロピオネートアニオン、またはアミノベン
    ゾエートアニオンを提供する化合物;各アルコキシ基が
    1−3個の炭素原子を有するテトラアルコキシシラン;
    及び各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有する部分
    的に加水分解されたテトラアルコキシシランから成る群
    より選択される、該混合物中でのマグネシウムの溶解度
    を減少させるのに十分な量の遅延剤化合物、及び(4)
    該混合物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエステ
    ル官能硬化剤の混合物を含む結合剤で裏材料をコートす
    ること; b.該コーティング上に研磨剤粒子を配置して、装填裏
    材料を製造すること; c.触っても粘着しない部分硬化したコーティングを提
    供するまで、温度約176°F−212°Fで装填裏材
    料を加熱すること; d.上記「a」の項で述べた結合剤と樹脂の重量を基準
    として充填剤を最大100重量%まで含む第二コーティ
    ングを、該部分硬化コーティングの上に適用すること;
    及び e.温度約176°F−266°Fにおいて、樹脂を硬
    化させることを含む被覆研磨剤を製造する方法。
  17. 【請求項17】 a.pH約4.5−9.5、樹脂の重
    量を基準として樹脂固体含有率約50重量%−90重量
    %、及び25℃において粘度約100−4,000cp
    sを有するフェノールレゾール樹脂; b.該樹脂の硬化速度を増加させるのに十分な量の軽焼
    酸化マグネシウム; c.該組成物の硬化速度を増加させるのに十分な量のエ
    ステル官能硬化剤; d.該組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる
    のに十分な量の遅延剤化合物;及び e.混合物におけるカルシウム含有化合物の量が、酸化
    マグネシウムの量と比べて少なくなるような量の、酸化
    カルシウム、水酸化カルシウム、及び焼成ドロマイトか
    ら成る群より選択されるカルシウム含有化合物を混合す
    ることを含む、結合剤組成物を製造する方法。
  18. 【請求項18】 a.pH約4.5−9.5、樹脂の重
    量を基準として固体含有率約50重量%−90重量%、
    及び25℃において粘度約100−4,000cpsを
    有するフェノールレゾール樹脂; b.少なくとも50m2/g の表面積を有する軽焼酸化
    マグネシウムを1重量部、約10−25m2/g の表面
    積を有する軽焼酸化マグネシウムを0.5−4重量部の
    割合で有する異なる表面積の該酸化マグネシウムを、樹
    脂の重量を基準として約5重量%−50重量%; c.組成物中でのマグネシウムの溶解度を減少させる化
    合物を、樹脂の重量を基準として約0.05重量%−5
    重量%; を混合することを含む延長可使時間を有するフェノール
    レゾール樹脂を調製する方法。
  19. 【請求項19】 a.pH約4.5−9.5、樹脂の重
    量を基準として固体含有率約50重量%−90重量%、
    及び25℃において粘度約100−4,000cpsを
    有するフェノールレゾール樹脂; b.水酸化マグネシウムと少なくとも10m2/g の表
    面積を有する軽焼酸化マグネシウムから成る群より選択
    されるカルシウム硬化剤を、該樹脂の硬化速度を増加さ
    せるのに十分な量;及び c.(1)フッ化物アニオン、二フッ化物アニオン、シ
    トレートアニオン、タルトレートアニオン、アスパルテ
    ートアニオン、オキサレートアニオン、ホスフェートア
    ニオン、グルタメートアニオン、マレートアニオン、イ
    ミノジアセテートアニオン、イミノジプロピオネートア
    ニオン、アミノアセテートアニオン、アミノプロピオネ
    ートアニオン、またはアミノベンゾエートアニオンを提
    供する化合物; (2)各アルコキシ基が1−3個の炭素原子を有するテ
    トラアルコキシシラン;及び各アルコキシ基が1−3個
    の炭素原子を有する部分的に加水分解されたテトラアル
    コキシシランから成る群より選択される化合物を、樹脂
    の重量を基準として約0.05重量%−5重量%の混合
    物を含む結合剤組成物。
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