JPH0792829B2 - 連続調画像記録のための画像データ生成方法およびその装置 - Google Patents
連続調画像記録のための画像データ生成方法およびその装置Info
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- JPH0792829B2 JPH0792829B2 JP61199841A JP19984186A JPH0792829B2 JP H0792829 B2 JPH0792829 B2 JP H0792829B2 JP 61199841 A JP61199841 A JP 61199841A JP 19984186 A JP19984186 A JP 19984186A JP H0792829 B2 JPH0792829 B2 JP H0792829B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、階調が連続的に変化する画像を、離散的な
階調を有する画素配列によって記録するにあたって、階
調の不連続的な変化(以下「トーンジャンプ」と言う)
の影響を防止することができるような画像データの生成
方法およびその装置に関する。
階調を有する画素配列によって記録するにあたって、階
調の不連続的な変化(以下「トーンジャンプ」と言う)
の影響を防止することができるような画像データの生成
方法およびその装置に関する。
(従来技術とその問題点) 製版用スキャナのような画像記録装置においては、離散
的な階調を有する画素配列によって画像の空間的階調変
化を表現しなければならない。このため、第29図(a)
に模式的に示すような、記録画面上の位置変化に応じて
連続的に階調が変化する連続調画像を記録したい場合に
おいても、第29図(b)のようなステップ状の階調変化
を有する画像によって、このような連続調画像を近似的
に表現する必要がある。そして、このような事情は、製
版用スキャナに限らず、デジタル化された画像データを
用いて画像記録を行なう装置に共通の性質となってい
る。
的な階調を有する画素配列によって画像の空間的階調変
化を表現しなければならない。このため、第29図(a)
に模式的に示すような、記録画面上の位置変化に応じて
連続的に階調が変化する連続調画像を記録したい場合に
おいても、第29図(b)のようなステップ状の階調変化
を有する画像によって、このような連続調画像を近似的
に表現する必要がある。そして、このような事情は、製
版用スキャナに限らず、デジタル化された画像データを
用いて画像記録を行なう装置に共通の性質となってい
る。
一方、現在利用されている画像記録装置では、このよう
な階調の不連続変化つまり第29図(b)のトーンジャン
プΔGが視認されにくいように、種々の改良が加えられ
ている。このため、一般の画像記録においては、このト
ーンジャンプΔGが視認されることは少ない。ところ
が、次のような場合には、このトーンジャンプΔGの存
在が比較的はっきりと視認される。
な階調の不連続変化つまり第29図(b)のトーンジャン
プΔGが視認されにくいように、種々の改良が加えられ
ている。このため、一般の画像記録においては、このト
ーンジャンプΔGが視認されることは少ない。ところ
が、次のような場合には、このトーンジャンプΔGの存
在が比較的はっきりと視認される。
その第1は、製版用スキャナにおける傾斜網の記録のよ
うに、指定された階調変化率に応じて階調が単調に変化
しているような場合である。このような場合には、階調
変化の滑かさが上記トーンジャンプΔGによって阻害さ
れることが多い。
うに、指定された階調変化率に応じて階調が単調に変化
しているような場合である。このような場合には、階調
変化の滑かさが上記トーンジャンプΔGによって阻害さ
れることが多い。
その第2は、人間の肌の画像のように、階調がゆるやか
に変化し、かつ記録画像を見る者の注意を引き易い画像
である。この場合にも、トーンジャンプΔGの存在が記
録画像の乱れとして認識されやすい。
に変化し、かつ記録画像を見る者の注意を引き易い画像
である。この場合にも、トーンジャンプΔGの存在が記
録画像の乱れとして認識されやすい。
その第3は、原画像を拡大して大画面の記録画像を作成
するような場合である。このときには、拡大処理によっ
て画素の大きさが増大するため、肉眼で詳細な観察を行
なうと、トーンジャンプΔGの存在が認識されてしま
う。
するような場合である。このときには、拡大処理によっ
て画素の大きさが増大するため、肉眼で詳細な観察を行
なうと、トーンジャンプΔGの存在が認識されてしま
う。
このような問題に対処するために種々の対策が考えられ
ているが、このうちの代表的なものを、その欠点ととも
に以下に説明する。
ているが、このうちの代表的なものを、その欠点ととも
に以下に説明する。
(1) 画像データのデータ長、つまり階調を表現する
デジタル信号のビット数を十分に大きくとって、トーン
ジャンプΔGの絶対値を小さくする。この方法は、原理
的には最も望ましい方法である。しかしながら、実際に
は、データ長の増大に伴ってデータ量が増大し、処理時
間もかなり長くなってしまうという欠点がある。また、
このような大量のデータ処理を行なう回路を準備しなけ
ればならないために、装置のサイズの増大やコストアッ
プを招くことになる。
デジタル信号のビット数を十分に大きくとって、トーン
ジャンプΔGの絶対値を小さくする。この方法は、原理
的には最も望ましい方法である。しかしながら、実際に
は、データ長の増大に伴ってデータ量が増大し、処理時
間もかなり長くなってしまうという欠点がある。また、
このような大量のデータ処理を行なう回路を準備しなけ
ればならないために、装置のサイズの増大やコストアッ
プを招くことになる。
(2) デジタル化された画像データを一度アナログ信
号へと変換して、このアナログ信号に加わる回路ノイズ
などの自然ノイズを利用する。この方法では、ノイズが
加わったアナログ信号を再度デジタル信号に変換して、
これを画像記録に使用する。そして、上記自然ノイズ等
によって、トーンジャンプΔGが生ずる画素を特定でき
ないようにする。しかしながら、自然ノイズのレベルは
一般的に小さいため、この方法を適用するには、デジタ
ル画像データのビット数がかなり多くなければならな
い。したがって、上記第1の方法と同様の欠点がある。
号へと変換して、このアナログ信号に加わる回路ノイズ
などの自然ノイズを利用する。この方法では、ノイズが
加わったアナログ信号を再度デジタル信号に変換して、
これを画像記録に使用する。そして、上記自然ノイズ等
によって、トーンジャンプΔGが生ずる画素を特定でき
ないようにする。しかしながら、自然ノイズのレベルは
一般的に小さいため、この方法を適用するには、デジタ
ル画像データのビット数がかなり多くなければならな
い。したがって、上記第1の方法と同様の欠点がある。
(3) ある程度のレベルを有するデジタル的なランダ
ムノイズをノイズ発生回路によって発生させ、これをデ
ジタル画像データに加える。この方法は上記第1および
第2の方法と異なって、比較的簡易な回路を追加するだ
けである程度の効果が期待できる。しかしながら、この
方法では、記録すべき画像の性質とは無関係のノイズを
画像データに加えるため、トーンジャンプΔGが生ずる
位置に応じて画像データの修正を施すことはできないと
いう問題がある。
ムノイズをノイズ発生回路によって発生させ、これをデ
ジタル画像データに加える。この方法は上記第1および
第2の方法と異なって、比較的簡易な回路を追加するだ
けである程度の効果が期待できる。しかしながら、この
方法では、記録すべき画像の性質とは無関係のノイズを
画像データに加えるため、トーンジャンプΔGが生ずる
位置に応じて画像データの修正を施すことはできないと
いう問題がある。
また、特開昭61−91661号公報では階調信号(連続調信
号)にゆらぎ信号(例えばノコギリ波,三角波)を加え
合せて、離散的階調数で画像記録している。ところが、
この場合には、階調信号の増加率又は減少率に応じて、
ゆらぎ信号の波高値及び波長を適宜に選択しなければな
らない。その理由はゆらぎ信号が重畳された階調信号が
閾値を超える時と記録のための画素間隔とをなるべく多
く一致させ、効果のでる記録となるようにしなければな
らないからである。
号)にゆらぎ信号(例えばノコギリ波,三角波)を加え
合せて、離散的階調数で画像記録している。ところが、
この場合には、階調信号の増加率又は減少率に応じて、
ゆらぎ信号の波高値及び波長を適宜に選択しなければな
らない。その理由はゆらぎ信号が重畳された階調信号が
閾値を超える時と記録のための画素間隔とをなるべく多
く一致させ、効果のでる記録となるようにしなければな
らないからである。
このように、従来技術では、連続的に階調が変化する画
像の記録にあたって、トーンジャンプΔGの影響を有効
に除去することは困難であるという問題があった。
像の記録にあたって、トーンジャンプΔGの影響を有効
に除去することは困難であるという問題があった。
(発明の目的) この発明は従来技術における上述の問題の克服を意図し
ており、データ処理をあまり複雑化することなく、連続
調画像記録におけるトーンジャンプの影響を有効に防止
することのできる画像データの生成方法およびその装置
を提供することを目的とする。
ており、データ処理をあまり複雑化することなく、連続
調画像記録におけるトーンジャンプの影響を有効に防止
することのできる画像データの生成方法およびその装置
を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するため、この出願の第1の発明にか
かる画像データ生成方法では、階調が連続的に変化する
画像を離散的な階調を有する画素配列によって走査記録
するための画像データ生成方法を対象として、まず、画
像記録に使用される離散的階調数に応じたデータ長を有
する整数部と任意のデータ長を有する小数部とを含む第
1の階調データによって、記録すべき画像の階調を画素
ごとに表現する。
かる画像データ生成方法では、階調が連続的に変化する
画像を離散的な階調を有する画素配列によって走査記録
するための画像データ生成方法を対象として、まず、画
像記録に使用される離散的階調数に応じたデータ長を有
する整数部と任意のデータ長を有する小数部とを含む第
1の階調データによって、記録すべき画像の階調を画素
ごとに表現する。
そして、走査線ごとの累算初期値として乱数を使用しつ
つ、前記小数部の値を前記画素配列の方向に沿って順次
累算し、当該累算結果が所定の基準値の倍数に応じた値
に到達する各画素を倍数到達画素とする。
つ、前記小数部の値を前記画素配列の方向に沿って順次
累算し、当該累算結果が所定の基準値の倍数に応じた値
に到達する各画素を倍数到達画素とする。
さらに、前記倍数到達画素の存在ごとに前記倍数到達画
素および/またはその近傍の画素についての前記第1の
階調データの整数部から得られる値を所定整数量だけ変
化させることによって、整数部からなる第2の階調デー
タを生成し、前記第2の階調データを、前記画像を記録
するための画像データとする。
素および/またはその近傍の画素についての前記第1の
階調データの整数部から得られる値を所定整数量だけ変
化させることによって、整数部からなる第2の階調デー
タを生成し、前記第2の階調データを、前記画像を記録
するための画像データとする。
このようにして得られた画像データは、たとえば後述す
る第1図(e)に示すような空間的な階調変化を持った
画像データとなる。このような画像データが上記構成に
よって得られる理由は、実施例の説明の中で詳述する。
る第1図(e)に示すような空間的な階調変化を持った
画像データとなる。このような画像データが上記構成に
よって得られる理由は、実施例の説明の中で詳述する。
また、この出願の第2の発明では、上記第1の発明を実
現するための装置として、画像記録に使用される階調
数に応じたデータ長を有する整数部と任意のデータ長を
有する小数部とを含み、前記整数部と前記小数部とによ
って記録すべき画像の階調を画素ごとに表現した第1の
階調データを、走査順に時系列的に発生する第1の階調
データ発生手段と;走査線ごとの累算初期値として乱
数を使用しつつ、前記小数部の値を前記画素配列の方向
に沿って順次累算し、当該累算結果が所定の基準値の倍
数に応じた値に到達するごとに所定のサイズのパルスを
発生する累算手段と;前記第1の階調データのうちの
整数部から得られる値と前記パルスとを時系列的に合成
して第2の階調データを発生する第2の階調データ発生
手段とを備え、前記第2の階調データを、前記画像を記
録するための画像データとする装置を提供する。
現するための装置として、画像記録に使用される階調
数に応じたデータ長を有する整数部と任意のデータ長を
有する小数部とを含み、前記整数部と前記小数部とによ
って記録すべき画像の階調を画素ごとに表現した第1の
階調データを、走査順に時系列的に発生する第1の階調
データ発生手段と;走査線ごとの累算初期値として乱
数を使用しつつ、前記小数部の値を前記画素配列の方向
に沿って順次累算し、当該累算結果が所定の基準値の倍
数に応じた値に到達するごとに所定のサイズのパルスを
発生する累算手段と;前記第1の階調データのうちの
整数部から得られる値と前記パルスとを時系列的に合成
して第2の階調データを発生する第2の階調データ発生
手段とを備え、前記第2の階調データを、前記画像を記
録するための画像データとする装置を提供する。
なお、「累算結果が基準値の倍数に応じた値に到達す
る。」とは、累算結果がこれらの値に一致した場合のほ
か、累算結果がこれらの値を飛越した場合をも含む概念
である。また、倍数到達画素の特定は直接的であるか間
接的であるかを問わない。
る。」とは、累算結果がこれらの値に一致した場合のほ
か、累算結果がこれらの値を飛越した場合をも含む概念
である。また、倍数到達画素の特定は直接的であるか間
接的であるかを問わない。
(実施例) A.第1の実施例 第2図は、この発明の第1の実施例である画像データ生
成装置が組込まれた円筒走査型の製版用スキャナの全体
構成図である。以下、この第2図を参照してこのスキャ
ナの全体構成と概略動作とを説明し、その後に、この実
施例の特徴部を詳細に説明する。
成装置が組込まれた円筒走査型の製版用スキャナの全体
構成図である。以下、この第2図を参照してこのスキャ
ナの全体構成と概略動作とを説明し、その後に、この実
施例の特徴部を詳細に説明する。
(A−1)第1の実施例の全体構成と概略動作 第2図に示した製版用スキャナ1においては、原画2を
巻着した原画ドラム3と、感光材4を巻着した記録ドラ
ム5とが、ドラム軸6に固着されている。このドラム軸
6は、プーリ7とベルト8とを通じて与えられるモータ
9の駆動力によって同期的に回転する。
巻着した原画ドラム3と、感光材4を巻着した記録ドラ
ム5とが、ドラム軸6に固着されている。このドラム軸
6は、プーリ7とベルト8とを通じて与えられるモータ
9の駆動力によって同期的に回転する。
一方、上記原画ドラム3と記録ドラム5とにそれぞれ対
向して、ピックアップヘッド10と露光ヘッド11とがそれ
ぞれドラム軸6に平行に移動可能に配設されており、こ
れらは、駆動用パルスモータ12,13から送りねじ14,15へ
とそれぞれ与えられる駆動力によって、それぞれ移送さ
れるようになっている。
向して、ピックアップヘッド10と露光ヘッド11とがそれ
ぞれドラム軸6に平行に移動可能に配設されており、こ
れらは、駆動用パルスモータ12,13から送りねじ14,15へ
とそれぞれ与えられる駆動力によって、それぞれ移送さ
れるようになっている。
上記ピックアップヘッド10には、光電変換素子などが内
蔵されており、原画2の画像を読取って画像信号を発生
する。この画像信号は、A/D変換器16へと与えられる。
このA/D変換器16では、この画像信号が、後述するタイ
ミングコントロール回路24からの周期的な画素クロック
CKXに応じてサンプリングされて、順次A/D変換される。
そして、A/D変換後の画像信号が画像処理回路17へと与
えられる。
蔵されており、原画2の画像を読取って画像信号を発生
する。この画像信号は、A/D変換器16へと与えられる。
このA/D変換器16では、この画像信号が、後述するタイ
ミングコントロール回路24からの周期的な画素クロック
CKXに応じてサンプリングされて、順次A/D変換される。
そして、A/D変換後の画像信号が画像処理回路17へと与
えられる。
この画像処理回路17は、図示しない階調補正回路などを
有しており、入力された画像信号に階調補正などの所定
の処理を施す。このようにして得られた記録用画像信号
は網点発生器18へと与えられる。網点発生器18は、この
記録用画像信号と基準網点信号とを比較して網点出力を
発生し、露光ヘッド11はこの網点出力に基づいて感光材
4への網点画像記録を行なう。もちろん記録用画像信号
に基づいて連続調記録を行ってもよいのである。
有しており、入力された画像信号に階調補正などの所定
の処理を施す。このようにして得られた記録用画像信号
は網点発生器18へと与えられる。網点発生器18は、この
記録用画像信号と基準網点信号とを比較して網点出力を
発生し、露光ヘッド11はこの網点出力に基づいて感光材
4への網点画像記録を行なう。もちろん記録用画像信号
に基づいて連続調記録を行ってもよいのである。
網点記録する場合1つの網点は、後に説明する第16図に
おいて、1つの小さい4角形が記録1画素の面積を示
し、例えば2.3画素×2.3画素で表現される。従って画素
毎に記録すべき画像信号が与えられ、画素毎に異なる網
点%で画像信号が記録されている。このため、2.3画素
×2.3画素で表現される網点は、丸、楕円、四角、菱形
等の定まった形のものばかりでなく歪んだ形状でも記録
されてるのは周知である。
おいて、1つの小さい4角形が記録1画素の面積を示
し、例えば2.3画素×2.3画素で表現される。従って画素
毎に記録すべき画像信号が与えられ、画素毎に異なる網
点%で画像信号が記録されている。このため、2.3画素
×2.3画素で表現される網点は、丸、楕円、四角、菱形
等の定まった形のものばかりでなく歪んだ形状でも記録
されてるのは周知である。
一方、この製版用スキャナ1には、この発明の一実施例
としての階調傾斜画像生成回路20が設けられている。そ
して、傾斜網を感光材4上に記録する際には、この階調
傾斜画像生成回路20で生成された画像データが、画像処
理回路17を介して網点発生器18に与えられるようになっ
ている。このときには、原画3から読取られた画像信号
は使用されない。しかし用途によってはこれらを合成し
てもよい。
としての階調傾斜画像生成回路20が設けられている。そ
して、傾斜網を感光材4上に記録する際には、この階調
傾斜画像生成回路20で生成された画像データが、画像処
理回路17を介して網点発生器18に与えられるようになっ
ている。このときには、原画3から読取られた画像信号
は使用されない。しかし用途によってはこれらを合成し
てもよい。
また、この製版用スキャナ1には、キーボード22および
操作盤23に接続された制御回路21が設けられている。こ
の制御回路21は、上記各回路の制御や、種々のデータ処
理などを行なうためのものである。さらに、このスキャ
ナ1には、タイミングコントロール回路24が設けられて
いる。このタイミングコントロール回路24は、ドラム軸
6の回動に同期するパルス発生装置25からのパルス入力
に同期して、上記画素クロックCKXや、主走査の1回転
毎の露光開始位置を指示する主走査開始クロックCKY、
それに、駆動用パルスモータ12,13への制御信号(図
中、破線で示す)を発生し、図示した各部へと与えるよ
うになっている。
操作盤23に接続された制御回路21が設けられている。こ
の制御回路21は、上記各回路の制御や、種々のデータ処
理などを行なうためのものである。さらに、このスキャ
ナ1には、タイミングコントロール回路24が設けられて
いる。このタイミングコントロール回路24は、ドラム軸
6の回動に同期するパルス発生装置25からのパルス入力
に同期して、上記画素クロックCKXや、主走査の1回転
毎の露光開始位置を指示する主走査開始クロックCKY、
それに、駆動用パルスモータ12,13への制御信号(図
中、破線で示す)を発生し、図示した各部へと与えるよ
うになっている。
(A−2)階調傾斜画像生成回路20の機能の概略 第3図は階調傾斜画像生成回路20の内部構成を示すブロ
ック図である。前述したように、この階調傾斜画像生成
回路20は第2図の感光材4上に傾斜網を記録するための
画像データを生成する回路であり、この傾斜網の階調分
布の例が第4図に模式的に示されている。すなわち、第
4図の感光材4上の領域4aでは、主走査方向Xに沿って
階調が単調に変化した傾斜網(以下、「主走査方向傾斜
網」と言う)が示されている。また、領域4bでは副走査
方向Yに沿って階調が単調に変化した傾斜網(以下「副
走査方向傾斜網」と言う)が示されている。さらに、領
域4cには任意の方向Pに沿って階調が変化する傾斜網が
示されている。
ック図である。前述したように、この階調傾斜画像生成
回路20は第2図の感光材4上に傾斜網を記録するための
画像データを生成する回路であり、この傾斜網の階調分
布の例が第4図に模式的に示されている。すなわち、第
4図の感光材4上の領域4aでは、主走査方向Xに沿って
階調が単調に変化した傾斜網(以下、「主走査方向傾斜
網」と言う)が示されている。また、領域4bでは副走査
方向Yに沿って階調が単調に変化した傾斜網(以下「副
走査方向傾斜網」と言う)が示されている。さらに、領
域4cには任意の方向Pに沿って階調が変化する傾斜網が
示されている。
後の説明からわかるように、第3図の階調傾斜画像生成
回路20は、このような種々の方向への傾斜網の記録のた
めの画像データを自在に生成することができるようにな
っている。そして、この画像データは、トーンジャンプ
の影響を有効に除去するような形で生成される。
回路20は、このような種々の方向への傾斜網の記録のた
めの画像データを自在に生成することができるようにな
っている。そして、この画像データは、トーンジャンプ
の影響を有効に除去するような形で生成される。
そこで、以下では、まず主走査方向傾斜網の記録のため
の画像データを第3図の回路を使用して生成する動作に
ついて説明し、その後、副走査方向傾斜網の記録と、任
意の方向への傾斜網記録とのそれぞれについての画像デ
ータの生成について説明する。ただし、主走査方向傾斜
網生成の説明においては、後の説明に必要とされる一般
的事項もあわせて述べておくことにする。
の画像データを第3図の回路を使用して生成する動作に
ついて説明し、その後、副走査方向傾斜網の記録と、任
意の方向への傾斜網記録とのそれぞれについての画像デ
ータの生成について説明する。ただし、主走査方向傾斜
網生成の説明においては、後の説明に必要とされる一般
的事項もあわせて述べておくことにする。
なお、以下の説明において、10進法の整数値としての
“1"を、データの特定のビットの状態を示す“1"と区別
する目的で、10進法の“1"を“1."と表現する。また、
同様に、10進法の整数値としての“2"は、“2."のよう
に表現する。
“1"を、データの特定のビットの状態を示す“1"と区別
する目的で、10進法の“1"を“1."と表現する。また、
同様に、10進法の整数値としての“2"は、“2."のよう
に表現する。
(A−3)主走査方向傾斜網の生成 (A−3a)データ入力 主走査方向傾斜網の生成にあたっては、まず、オペレー
タが、第2図のキーボード22を用いて、階調の変化方向
として主走査方向Xを指定する。また、次の各データも
入力される(第5図参照)。
タが、第2図のキーボード22を用いて、階調の変化方向
として主走査方向Xを指定する。また、次の各データも
入力される(第5図参照)。
(1)傾斜網生成開始位置Xs 傾斜網生成終了位置Xe (2)傾斜網生成開始位置Xsにおける階調初期値G0 (3)階調変化率(第5図の階調変化直線Lの傾き)を
指示するパラメータ これらのデータが入力されると、第2図の制御回路21内
に設けられたマイクロコンピュータ(図示せず)は、主
走査方向Xの1画素あたりの階調変化量gXを演算して求
める。以下、この階調変化量gXを「主走査方向変化量」
と呼ぶ。
指示するパラメータ これらのデータが入力されると、第2図の制御回路21内
に設けられたマイクロコンピュータ(図示せず)は、主
走査方向Xの1画素あたりの階調変化量gXを演算して求
める。以下、この階調変化量gXを「主走査方向変化量」
と呼ぶ。
このようにして得られた主走査方向変化量gXは、第3図
の階調傾斜画像生成回路20内に設けられた主走査データ
生成回路100に与えられる。この主走査データ生成回路1
00は、主走査方向Xに沿って画素ごとの階調データ(第
1の階調データ)を生成するとともに、後述する累算動
作を行なう回路である。また、キーボードから入力され
た階調初期値G0は、副走査データ生成回路200に与えら
れる。この副走査データ生成回路200は、上記主走査デ
ータ生成回路100に類似した構成を有している。副走査
データ生成回路200には、副走査方向Yについての一画
素あたりの階調変化量(以下「副走査方向変化量」と言
う)gYも入力されるようになっている。ただし、ここで
考えている主走査方向傾斜網の生成動作の場合は、gY=
0である。
の階調傾斜画像生成回路20内に設けられた主走査データ
生成回路100に与えられる。この主走査データ生成回路1
00は、主走査方向Xに沿って画素ごとの階調データ(第
1の階調データ)を生成するとともに、後述する累算動
作を行なう回路である。また、キーボードから入力され
た階調初期値G0は、副走査データ生成回路200に与えら
れる。この副走査データ生成回路200は、上記主走査デ
ータ生成回路100に類似した構成を有している。副走査
データ生成回路200には、副走査方向Yについての一画
素あたりの階調変化量(以下「副走査方向変化量」と言
う)gYも入力されるようになっている。ただし、ここで
考えている主走査方向傾斜網の生成動作の場合は、gY=
0である。
このようにして与えられた各種データのうち、階調初期
値G0は、副走査データ生成回路200内に設けられた副走
査方向加算器210に取込まれる。また副走査方向変化量g
Y(=0)も、ラッチ回路220でラッチされた後に、副走
査方向加算器210に取込まれる。一方、主走査方向変化
量gXは、ラッチ回路120でラッチされた後に、主走査デ
ータ生成回路100内に設けられた主走査方向加算器110に
取込まれる。
値G0は、副走査データ生成回路200内に設けられた副走
査方向加算器210に取込まれる。また副走査方向変化量g
Y(=0)も、ラッチ回路220でラッチされた後に、副走
査方向加算器210に取込まれる。一方、主走査方向変化
量gXは、ラッチ回路120でラッチされた後に、主走査デ
ータ生成回路100内に設けられた主走査方向加算器110に
取込まれる。
(A−3b)主走査方向加算器110の構成 第6図は、この主走査方向加算器110の内部構成を示す
ブロックである。この主走査方向加算器110に含まれる
回路のうち、加算器111データセレクタ112およびラッチ
回路113は、画像記録に使用される画像データのデータ
長に応じたデータ長を有するデータを処理できるように
なっている。したがって、たとえば、画像記録において
階調をMビットで表現するときには、これらの回路もま
たMビットを処理する回路として形成される。
ブロックである。この主走査方向加算器110に含まれる
回路のうち、加算器111データセレクタ112およびラッチ
回路113は、画像記録に使用される画像データのデータ
長に応じたデータ長を有するデータを処理できるように
なっている。したがって、たとえば、画像記録において
階調をMビットで表現するときには、これらの回路もま
たMビットを処理する回路として形成される。
一方、第6図の他の加算器114、データセレクタ115およ
びラッチ回路116は、あらかじめ定められた任意のデー
タ長(たとえばNビット)を処理できるようになってい
る。そして、後の説明からわかるように、加算器114か
ら出力されるキャリー信号CR1が加算器111のキャリー入
力となっているため、主走査方向加算器110は、全体と
して、上位Mビットと下位ビットとから形成される(M
+N)ビットのデータを処理できるようになっている。
このM,Nとしては、たとえば8ビットずつが割当てられ
る。
びラッチ回路116は、あらかじめ定められた任意のデー
タ長(たとえばNビット)を処理できるようになってい
る。そして、後の説明からわかるように、加算器114か
ら出力されるキャリー信号CR1が加算器111のキャリー入
力となっているため、主走査方向加算器110は、全体と
して、上位Mビットと下位ビットとから形成される(M
+N)ビットのデータを処理できるようになっている。
このM,Nとしては、たとえば8ビットずつが割当てられ
る。
このうち、上位Mビットは画像記録時の階調表現に使用
されるものであり、その最下位ビットは階調表現の最小
単位に相当する。このため、この上位Mビットは、画像
データないしは階調データの整数部としての意味を有す
る。また、下位Nビットは、最終的に得られる画像デー
タ中では直接には表現されず、階調傾斜画像生成回路20
内でのみ利用される。したがって、この下位Nビットは
階調データの小数部としての意味を有する。
されるものであり、その最下位ビットは階調表現の最小
単位に相当する。このため、この上位Mビットは、画像
データないしは階調データの整数部としての意味を有す
る。また、下位Nビットは、最終的に得られる画像デー
タ中では直接には表現されず、階調傾斜画像生成回路20
内でのみ利用される。したがって、この下位Nビットは
階調データの小数部としての意味を有する。
(A−3c)副走査方向加算器210の構成 第7図は、第3図の副走査方向加算器210の内部構成を
示すブロック図である。第6図と第7図とを比較すると
わかるように、この副走査方向加算器210は第6図の主
走査方向加算器110と同様の構成を有しており、両者の
相違点は取扱うデータの内容と動作タイミングのみであ
る。そして、第7図の副走査方向加算器210において
も、Mビットの整数部を処理するための加算器211,デー
タセレクタ212およびラッチ回路213と、Nビットの小数
部を処理するための加算器214、データセレクタ215およ
びラッチ回路216とが設けられている。
示すブロック図である。第6図と第7図とを比較すると
わかるように、この副走査方向加算器210は第6図の主
走査方向加算器110と同様の構成を有しており、両者の
相違点は取扱うデータの内容と動作タイミングのみであ
る。そして、第7図の副走査方向加算器210において
も、Mビットの整数部を処理するための加算器211,デー
タセレクタ212およびラッチ回路213と、Nビットの小数
部を処理するための加算器214、データセレクタ215およ
びラッチ回路216とが設けられている。
(A−3d)整数部と小数部との関係 このような整数部と小数部との関係が第8図に示されて
いる。すなわち、第8図(a)において、主走査方向加
算器110における整数部IXと小数部DXとが、それぞれ、
Mビットデータ: aM-1,…,a1,a0 と、Nビットデータ: bN-1,…,b1,b0 とによって表現されている。また、第8図(b)では、
副走査方向加算器210における整数部IYと小数部DYと
が、同様に、Mビットデータ: cM-1,…,c1,c0 と、Nビットデータ: dN-1,…d1,d0 とによって、それぞれ表現されている。
いる。すなわち、第8図(a)において、主走査方向加
算器110における整数部IXと小数部DXとが、それぞれ、
Mビットデータ: aM-1,…,a1,a0 と、Nビットデータ: bN-1,…,b1,b0 とによって表現されている。また、第8図(b)では、
副走査方向加算器210における整数部IYと小数部DYと
が、同様に、Mビットデータ: cM-1,…,c1,c0 と、Nビットデータ: dN-1,…d1,d0 とによって、それぞれ表現されている。
(A−3e)副走査データ生成回路200の動作 このような前提のもとで、まず、副走査データ生成回路
200の動作について説明する。第7図の副走査方向加算
器210に入力された階調初期値G0は、データセレクタ212
に、そのB入力として与えられる。画像記録用の画像デ
ータとしてMビット信号を用いることに対応して、この
階調初期値G0もMビットで構成されている。また、上記
データセレクタ212におけるセレクト信号としては、第
2図の操作盤23に設けられたスタートスイッチ(図示せ
ず)の押下によって第2図の制御回路21から与えられる
記録開始信号STが使用される。そして、記録開始信号ST
が与えられると、データセレクタ212はそのB入力すな
わち階調初期値G0を選択して、これをラッチ回路213に
出力する。このラッチ回路213は、入力されたデータを
ラッチして加算器211のA入力に与える。この加算器211
のB入力には、副走査方向Yに沿って階調を順次上げて
行くときや、副走査方向Yについては階調変化を生じさ
せないときには、 “00…00"(Mビット) が与えられる。また、副走査方向Yに沿って階調を順次
下げて行くときには、 “11…11"(Nビット) がB入力に与えられる。したがって、ここで考えている
ような、主走査方向Xのみに階調変化を与える場合に
は、加算器211のB入力は“00…00"である。
200の動作について説明する。第7図の副走査方向加算
器210に入力された階調初期値G0は、データセレクタ212
に、そのB入力として与えられる。画像記録用の画像デ
ータとしてMビット信号を用いることに対応して、この
階調初期値G0もMビットで構成されている。また、上記
データセレクタ212におけるセレクト信号としては、第
2図の操作盤23に設けられたスタートスイッチ(図示せ
ず)の押下によって第2図の制御回路21から与えられる
記録開始信号STが使用される。そして、記録開始信号ST
が与えられると、データセレクタ212はそのB入力すな
わち階調初期値G0を選択して、これをラッチ回路213に
出力する。このラッチ回路213は、入力されたデータを
ラッチして加算器211のA入力に与える。この加算器211
のB入力には、副走査方向Yに沿って階調を順次上げて
行くときや、副走査方向Yについては階調変化を生じさ
せないときには、 “00…00"(Mビット) が与えられる。また、副走査方向Yに沿って階調を順次
下げて行くときには、 “11…11"(Nビット) がB入力に与えられる。したがって、ここで考えている
ような、主走査方向Xのみに階調変化を与える場合に
は、加算器211のB入力は“00…00"である。
この加算器211は、他方の加算器214からのキャリー信号
CR2を考慮した上で、そのA入力とB入力とを加算し
て、その加算結果をデータセレクタ212のA入力に与え
る。動作開始後には記録開始信号STは不活性レベルを維
持し、それによって、データセレクタ22はそのA入力を
選択して出力する。この出力はラッチ回路213によって
新たにラッチされる。
CR2を考慮した上で、そのA入力とB入力とを加算し
て、その加算結果をデータセレクタ212のA入力に与え
る。動作開始後には記録開始信号STは不活性レベルを維
持し、それによって、データセレクタ22はそのA入力を
選択して出力する。この出力はラッチ回路213によって
新たにラッチされる。
このようにして、階調初期値G0には、加算器211のB入
力と、他方の加算器214からのキャリー信号CR2とが繰返
して加算されて行く。その繰返し周期はラッチ回路213
のラッチタイミングによって定まるが、このラッチタイ
ミングを決定するラッチ信号としては主走査開始クロッ
クCKYが用いられている。このため、上記繰返し動作
は、1回の主走査につき1回だけ行なわれることにな
る。
力と、他方の加算器214からのキャリー信号CR2とが繰返
して加算されて行く。その繰返し周期はラッチ回路213
のラッチタイミングによって定まるが、このラッチタイ
ミングを決定するラッチ信号としては主走査開始クロッ
クCKYが用いられている。このため、上記繰返し動作
は、1回の主走査につき1回だけ行なわれることにな
る。
一方、加算器214のB入力には、副走査方向変化量gYが
与えられている。この加算器214は、このB入力と、ラ
ッチ回路216から与えられたA入力とを加算し、その加
算結果をデータセレクタ215のA入力に与える。ただ
し、加算によって桁上げが生じた場合には、前述したよ
うに、キャリー信号CR2を加算器211に与えるようになっ
ている。
与えられている。この加算器214は、このB入力と、ラ
ッチ回路216から与えられたA入力とを加算し、その加
算結果をデータセレクタ215のA入力に与える。ただ
し、加算によって桁上げが生じた場合には、前述したよ
うに、キャリー信号CR2を加算器211に与えるようになっ
ている。
データセレクタ215のB入力には、常に、 “00…00"(Nビット) が与えられている。そして、セレクタ信号としての記録
開始信号STが与えられたときには、このB入力を選択
し、他の場合にはそのA入力を選択する。このようにし
て選択されたデータはラッチ回路216でラッチされた後
に、加算器214のA入力に与えられる。このような繰返
しの周期は、ラッチ回路216のラッチ信号としての主走
査開始クロックCKYで決定される。
開始信号STが与えられたときには、このB入力を選択
し、他の場合にはそのA入力を選択する。このようにし
て選択されたデータはラッチ回路216でラッチされた後
に、加算器214のA入力に与えられる。このような繰返
しの周期は、ラッチ回路216のラッチ信号としての主走
査開始クロックCKYで決定される。
すなわち、動作開始時点ではデータセレクタ215のB入
力が取込まれて、この繰返しループが初期化されるとと
もに、主走査が1回終るごとに、Nビットの副走査方向
変化量gYが順次加算されて行くわけである。そして、加
算器214に桁上げが生じた時には、キャリー信号CR2によ
って、この桁上げが整数部IYへ反映される。また、ラッ
チ回路216の出力は小数部DYとして出力される。
力が取込まれて、この繰返しループが初期化されるとと
もに、主走査が1回終るごとに、Nビットの副走査方向
変化量gYが順次加算されて行くわけである。そして、加
算器214に桁上げが生じた時には、キャリー信号CR2によ
って、この桁上げが整数部IYへ反映される。また、ラッ
チ回路216の出力は小数部DYとして出力される。
以上をまとめると、次のように説明することができる。
つまり、この副走査方向加算器210は、まず、第9図
(a)に示すように、動作開始時において階調初期値G0
を整数部IYの値として取込む。このときには、小数部DY
は“0"に初期化されている。次の主走査サイクルでは、
副走査変化量gYが小数部DYに加算されてDY=gYとなる
(第9図(b))。その次の主走査サイクルでは、副走
査変化量gYが小数部DYにさらに加算されて、DY=2gYと
なる(第9図(c))。ただし、2gY≧1のときには桁
上げが生じて、整数部IYが(G0+1.)になり、小数部DY
は(2gY−1.)となる。以下、このような動作が繰返さ
れる。ただし、ここで考えている主走査方向傾斜網の場
合には、gY=0であるため、副走査が進行しても小数部
DYは“0"のままであり、整数部IYはG0のままである。
つまり、この副走査方向加算器210は、まず、第9図
(a)に示すように、動作開始時において階調初期値G0
を整数部IYの値として取込む。このときには、小数部DY
は“0"に初期化されている。次の主走査サイクルでは、
副走査変化量gYが小数部DYに加算されてDY=gYとなる
(第9図(b))。その次の主走査サイクルでは、副走
査変化量gYが小数部DYにさらに加算されて、DY=2gYと
なる(第9図(c))。ただし、2gY≧1のときには桁
上げが生じて、整数部IYが(G0+1.)になり、小数部DY
は(2gY−1.)となる。以下、このような動作が繰返さ
れる。ただし、ここで考えている主走査方向傾斜網の場
合には、gY=0であるため、副走査が進行しても小数部
DYは“0"のままであり、整数部IYはG0のままである。
第10A図は、gY≠0の場合(実例は後述する)について
前述した動作を別の観点から示した図である。この図か
らもわかるように、各画素を主走査座標xと副走査座標
yとによってP(x,y)のように表示したとき、各主走
査線上の最初の画素P(1,1),P(1,2),…に関する小
数部DYは、走査線ごとにその値が副走査変化量gYずつ変
化する。そして、その累算値が“1."に到達するとキャ
リー信号CR2が発生するとともに、小数部DYの値は、 (累算値−1.) へと戻る。ただし、第10A図には小数部DYが“0"へと戻
る場合が示されている。
前述した動作を別の観点から示した図である。この図か
らもわかるように、各画素を主走査座標xと副走査座標
yとによってP(x,y)のように表示したとき、各主走
査線上の最初の画素P(1,1),P(1,2),…に関する小
数部DYは、走査線ごとにその値が副走査変化量gYずつ変
化する。そして、その累算値が“1."に到達するとキャ
リー信号CR2が発生するとともに、小数部DYの値は、 (累算値−1.) へと戻る。ただし、第10A図には小数部DYが“0"へと戻
る場合が示されている。
一方、整数部IYはキャリー信号CR2を受けるごとに(+
1.)ずつインクリメントして行く。このようにして得ら
れた整数部IYと小数部DYとによって形成される階調デー
タが、後述する「第1の階調データ」を生成する基礎と
なる。
1.)ずつインクリメントして行く。このようにして得ら
れた整数部IYと小数部DYとによって形成される階調デー
タが、後述する「第1の階調データ」を生成する基礎と
なる。
また、既に説明したように、主走査方向傾斜網の生成動
作の場合はgY=“0"であるため、第10B図に示すように
小数部DYは常に“0"であり、整数部IYは常にG0である。
このため、主走査方向傾斜網の場合には、第3図の副走
査方向加算器210からは、IY=G0,DY=“0"が出力され続
ける。
作の場合はgY=“0"であるため、第10B図に示すように
小数部DYは常に“0"であり、整数部IYは常にG0である。
このため、主走査方向傾斜網の場合には、第3図の副走
査方向加算器210からは、IY=G0,DY=“0"が出力され続
ける。
第3図の副走査データ生成回路200内に設けられたデー
タセレクタ230、ラッチ回路240および加算器250によっ
て形成されるループ260は、画素クロックCKXが与えられ
るごとに、上記のようにして副走査方向加算器210から
出力される小数部DYを累算する機能を有する。そして、
その累算結果が、Nビット加算器250の収容可能最大値
よりも1ビット分(2-N)だけ多い値すなわち“1."に到
達すると、この加算器250からはキャリー信号CRYがパル
スとして出力されることになる。このような桁上げが生
ずると加算器250の出力は (累算値−1.) となり、その後、再び累算が始まる。
タセレクタ230、ラッチ回路240および加算器250によっ
て形成されるループ260は、画素クロックCKXが与えられ
るごとに、上記のようにして副走査方向加算器210から
出力される小数部DYを累算する機能を有する。そして、
その累算結果が、Nビット加算器250の収容可能最大値
よりも1ビット分(2-N)だけ多い値すなわち“1."に到
達すると、この加算器250からはキャリー信号CRYがパル
スとして出力されることになる。このような桁上げが生
ずると加算器250の出力は (累算値−1.) となり、その後、再び累算が始まる。
したがって、このループ260は、小数部DYの累算結果が
“1."の倍数(“1."自身も含む)に到達するごとにパル
スを出力する回路としての機能を有する。そして、この
ループ260から出力される「パルス」は、キャリー信号C
RYである。
“1."の倍数(“1."自身も含む)に到達するごとにパル
スを出力する回路としての機能を有する。そして、この
ループ260から出力される「パルス」は、キャリー信号C
RYである。
しかしながら、主走査方向傾斜網の生成動作の場合には
DY=“0"であるため、小数部DYをいくら累算しても、そ
の累算結果が“1."に到達することはない。このため、
この場合には、キャリー信号CRYが発生することはな
い。なお、データセレクタ230には、そのB入力として
乱数発生回路30からの乱数RDが与えられている。この乱
数RDは上記累算の初期値として使用されるが、このよう
な乱数RDを与える理由については後述する。
DY=“0"であるため、小数部DYをいくら累算しても、そ
の累算結果が“1."に到達することはない。このため、
この場合には、キャリー信号CRYが発生することはな
い。なお、データセレクタ230には、そのB入力として
乱数発生回路30からの乱数RDが与えられている。この乱
数RDは上記累算の初期値として使用されるが、このよう
な乱数RDを与える理由については後述する。
(A−3f)主走査データ生成回路100の動作 一方、副走査方向加算器210から与えられた整数部I
Yは、主走査方向データ生成回路100内の走査方向加算器
110に、各走査線ごとの初期値として与えられる。この
主走査方向加算器110は、既に説明したように第6図の
ような構成を有している。そして、その機能は第7図の
副走査方向加算器210の機能とほぼ等しく、異なるのは
データ内容と動作タイミングだけである。このため、第
6図の主走査方向加算器110は、次のような動作を行な
うことになる。
Yは、主走査方向データ生成回路100内の走査方向加算器
110に、各走査線ごとの初期値として与えられる。この
主走査方向加算器110は、既に説明したように第6図の
ような構成を有している。そして、その機能は第7図の
副走査方向加算器210の機能とほぼ等しく、異なるのは
データ内容と動作タイミングだけである。このため、第
6図の主走査方向加算器110は、次のような動作を行な
うことになる。
まず、加算器114,データセレクタ115およびラッチ回路1
16から形成されるループは、主走査開始クロックCKYが
データセレクタ115のセレクト信号として与えられるこ
とによって、“0"(Nビット)に初期化される。その
後、このループは、主走査方向変化量gXを画素単位で初
期値へ順次加算して行く。そして、Nビット加算器114
に桁上げが生ずると、この加算器114がキャリー信号CR1
を発生し、このキャリー信号CR1を他方の加算器111に出
力する。
16から形成されるループは、主走査開始クロックCKYが
データセレクタ115のセレクト信号として与えられるこ
とによって、“0"(Nビット)に初期化される。その
後、このループは、主走査方向変化量gXを画素単位で初
期値へ順次加算して行く。そして、Nビット加算器114
に桁上げが生ずると、この加算器114がキャリー信号CR1
を発生し、このキャリー信号CR1を他方の加算器111に出
力する。
一方、加算器111,データセレクタ112およびラッチ回路1
13から形成された他のループは、副走査データ生成回路
200から与えられる整数部IYを1回の主走査の初期値と
して取込む。そして画素クロックCKXに同期してこのル
ープ内で整数部IXを循環させ、キャリー信号CR1が与え
られたときには整数部IXを(+1.)だけインクリメント
させる。ただし、加算器111のB入力にはALL“0"が与え
られている。
13から形成された他のループは、副走査データ生成回路
200から与えられる整数部IYを1回の主走査の初期値と
して取込む。そして画素クロックCKXに同期してこのル
ープ内で整数部IXを循環させ、キャリー信号CR1が与え
られたときには整数部IXを(+1.)だけインクリメント
させる。ただし、加算器111のB入力にはALL“0"が与え
られている。
したがって、この主走査方向加算器110から出力される
整数部IXおよび小数部DXは、主走査方向Xに沿って、第
11A図に示したように変化することになる。この整数部I
Xと小数部DXとから形成される画素ごとの階調データ
が、この実施例における「第1の階調データ」である。
なお、前述したように、主走査方向傾斜網の生成動作の
場合には、副走査が進んでも副走査方向Yについての整
数部IYは変化しない。このため、第11A図に示す変化は
各主走査線に共通の変化となる。
整数部IXおよび小数部DXは、主走査方向Xに沿って、第
11A図に示したように変化することになる。この整数部I
Xと小数部DXとから形成される画素ごとの階調データ
が、この実施例における「第1の階調データ」である。
なお、前述したように、主走査方向傾斜網の生成動作の
場合には、副走査が進んでも副走査方向Yについての整
数部IYは変化しない。このため、第11A図に示す変化は
各主走査線に共通の変化となる。
このようにして得られた小数部DXは第3図の加算器150
に与えられる。そして、データセレクタ130,ラッチ回路
140および加算器150によって形成されるループ160によ
って、この小数部DXは画素クロックCKXに同期して累算
される。この累算の初期値としては、乱数発生器30から
与えられるNビットの乱数RDが使用される。このような
乱数RDを累算初期値として使用することによる効果は後
述することとし、当面は、累算初期値は“0"であるもの
として説明を進める。
に与えられる。そして、データセレクタ130,ラッチ回路
140および加算器150によって形成されるループ160によ
って、この小数部DXは画素クロックCKXに同期して累算
される。この累算の初期値としては、乱数発生器30から
与えられるNビットの乱数RDが使用される。このような
乱数RDを累算初期値として使用することによる効果は後
述することとし、当面は、累算初期値は“0"であるもの
として説明を進める。
第11A図に示したように、主走査方向Xに沿って小数部D
Xは、 0,gX,2gX,3gX,… のように変化する。このため、この小数部DXを主走査方
向Xに沿って順次累算すれば、その累算値FXは、第12図
(a)に示すように、当初は順次増加して行く。そし
て、その累算値FXが“1."に到達すると桁上げが生じ、
第3図の加算器150からキャリー信号CRXがパルスとして
出力されるとともに、次の画素についての累算値F
Xiは、 FXi=FX(i-1)+DXi−1. …(1) になる。ただし、FX(i-1)およびDXiは次のように定義さ
れる。
Xは、 0,gX,2gX,3gX,… のように変化する。このため、この小数部DXを主走査方
向Xに沿って順次累算すれば、その累算値FXは、第12図
(a)に示すように、当初は順次増加して行く。そし
て、その累算値FXが“1."に到達すると桁上げが生じ、
第3図の加算器150からキャリー信号CRXがパルスとして
出力されるとともに、次の画素についての累算値F
Xiは、 FXi=FX(i-1)+DXi−1. …(1) になる。ただし、FX(i-1)およびDXiは次のように定義さ
れる。
FX(i-1):桁上げが発生する寸前の累積値 DXi:桁上げが生じた画素についての小数部DXの値 したがって、このような動作を繰返すことによって、第
12図(b)に示すような、キャリー信号CRXの連鎖から
なるパルス列PTが生成される。第12図(b)からわかる
ように、パルス列PTのパルス間隔は次第に減少して行
く。それは、累算されるべき小数部DXの値が順次増大し
て行くため、主走査の信号に伴って、累算値FXが“1."
に到達するまでの間隔が次第に狭くなるためである。
12図(b)に示すような、キャリー信号CRXの連鎖から
なるパルス列PTが生成される。第12図(b)からわかる
ように、パルス列PTのパルス間隔は次第に減少して行
く。それは、累算されるべき小数部DXの値が順次増大し
て行くため、主走査の信号に伴って、累算値FXが“1."
に到達するまでの間隔が次第に狭くなるためである。
これを別の観点から図示したものが第13図である。この
うち、第13図(b)には、各画素についての小数部DXを
主走査方向Xに沿って順次累算して得られる累算値AXが
示されている。ただし、この累算値AXは、上述した累算
値FXと異なって、桁上げを問題にせずに連続した形で描
かれている。また、第13図(a)には基準値としての
“1."の倍数である整数: “1.",“2.",…,"n." を示す数値スケールが描かれている。さらに、累算値AX
がこれらの整数に到達する画素に対応する小数部には斜
線が付されている。
うち、第13図(b)には、各画素についての小数部DXを
主走査方向Xに沿って順次累算して得られる累算値AXが
示されている。ただし、この累算値AXは、上述した累算
値FXと異なって、桁上げを問題にせずに連続した形で描
かれている。また、第13図(a)には基準値としての
“1."の倍数である整数: “1.",“2.",…,"n." を示す数値スケールが描かれている。さらに、累算値AX
がこれらの整数に到達する画素に対応する小数部には斜
線が付されている。
一方、上述したように、第3図の加算器150では、小数
部DXを順次累算し、累算値が“1."に到達するごとにキ
ャリー信号CRXを発生している。したがって、加算器150
は、第13図(b)中の斜線を付した小数部を有する画素
(「倍数到達画素」)を間接的に特定し、それらの倍数
特定画素に対してキャリー信号CRXを出力する機能を持
っていることになる。
部DXを順次累算し、累算値が“1."に到達するごとにキ
ャリー信号CRXを発生している。したがって、加算器150
は、第13図(b)中の斜線を付した小数部を有する画素
(「倍数到達画素」)を間接的に特定し、それらの倍数
特定画素に対してキャリー信号CRXを出力する機能を持
っていることになる。
上述したように、このキャリー信号CRXによって形成さ
れるパルス列PTのパルス間隔は、第13図(c)に示すよ
うに、小数部DXの増大に伴って順次狭くなる。そして、
第11A図に示したように、累算されるべき小数部DX自身
に桁上げが生じると、整数部IXが(+1.)だけインクリ
メントし、小数部DXは“1."よりも小さな値(たとえば
“0")へと戻る。このため、第13図(c)のパルス列PT
の疎密変化は整数部IXが変化されるごとに繰返されるこ
とになる。
れるパルス列PTのパルス間隔は、第13図(c)に示すよ
うに、小数部DXの増大に伴って順次狭くなる。そして、
第11A図に示したように、累算されるべき小数部DX自身
に桁上げが生じると、整数部IXが(+1.)だけインクリ
メントし、小数部DXは“1."よりも小さな値(たとえば
“0")へと戻る。このため、第13図(c)のパルス列PT
の疎密変化は整数部IXが変化されるごとに繰返されるこ
とになる。
以上の状況が第1図(a)〜(d)に示されている。た
だし、この第1図においては図示の便宜上、画素単位の
細かなステップ状変化は破線で省略的に示されている。
この第1図において、整数部IXは初期値IY(=G0)から
ステップ的に変化する(第1図(a))。また、小数部
DXは、画素単位でステップ的に順次細かく変化するとと
もに、整数部IXが変化する位置で、“0"またはその近傍
の値に戻る(第1図(b))。さらに、小数部DXの累算
値FXは細かくステップ的に変化しつつ放物線状に増大
し、“1."に到達するごとに、(1)式で示される値に
戻る(第1図(c))。ただし、この第1図(c)では
その波形の一部分のみが描かれている。また、第1図
(c)において累算値FXが(1)式の値に戻るまでの周
期は、整数部IXの値が変化する位置に向かって順次狭く
なっている。
だし、この第1図においては図示の便宜上、画素単位の
細かなステップ状変化は破線で省略的に示されている。
この第1図において、整数部IXは初期値IY(=G0)から
ステップ的に変化する(第1図(a))。また、小数部
DXは、画素単位でステップ的に順次細かく変化するとと
もに、整数部IXが変化する位置で、“0"またはその近傍
の値に戻る(第1図(b))。さらに、小数部DXの累算
値FXは細かくステップ的に変化しつつ放物線状に増大
し、“1."に到達するごとに、(1)式で示される値に
戻る(第1図(c))。ただし、この第1図(c)では
その波形の一部分のみが描かれている。また、第1図
(c)において累算値FXが(1)式の値に戻るまでの周
期は、整数部IXの値が変化する位置に向かって順次狭く
なっている。
そして、この累算値FXが(1)式の値に戻る位置では、
第1図(d)のキャリー信号CRXが発生する。そして、
このキャリー信号CRXの発生間隔は、整数部IXが変化す
る位置に向かって順次短くなって行く。整数部IXが変化
した後は、キャリー信号CRXが再び広い時間間隔で発生
するようになり、その後、その発生間隔は順次狭くなっ
て行く。この粗密周期は整数部IXの変化周期△Xに一致
する。
第1図(d)のキャリー信号CRXが発生する。そして、
このキャリー信号CRXの発生間隔は、整数部IXが変化す
る位置に向かって順次短くなって行く。整数部IXが変化
した後は、キャリー信号CRXが再び広い時間間隔で発生
するようになり、その後、その発生間隔は順次狭くなっ
て行く。この粗密周期は整数部IXの変化周期△Xに一致
する。
(A−3g)整数部とキャリー信号(パルス)との合成動
作 このようにして、第3図の主走査方向加算器110からは
第1図(a)の整数部IXが出力され、加算器150からは
第1図(d)のキャリー信号CRXが出力される。これら
のうち、整数部IXは第3図の加算器41のB入力に与えら
れる。また、キャリー信号CRXはOR回路42を通ってキャ
リー信号CRとなる。主走査方向傾斜網の場合には、OR回
路42の他方の入力であるキャリー信号CRYは常に“0"で
あるため、OR回路42の出力であるキャリー信号CRは、加
算器150からのキャリー信号CRXと同一のデータ値を有す
る。そして、このキャリー信号CRは、AND回路43を通っ
て加算器41内のA入力のうち、最下位ビット(LSB)の
入力信号となる。
作 このようにして、第3図の主走査方向加算器110からは
第1図(a)の整数部IXが出力され、加算器150からは
第1図(d)のキャリー信号CRXが出力される。これら
のうち、整数部IXは第3図の加算器41のB入力に与えら
れる。また、キャリー信号CRXはOR回路42を通ってキャ
リー信号CRとなる。主走査方向傾斜網の場合には、OR回
路42の他方の入力であるキャリー信号CRYは常に“0"で
あるため、OR回路42の出力であるキャリー信号CRは、加
算器150からのキャリー信号CRXと同一のデータ値を有す
る。そして、このキャリー信号CRは、AND回路43を通っ
て加算器41内のA入力のうち、最下位ビット(LSB)の
入力信号となる。
上記AND回路43の他方の入力としては、加算器41からの
キャリー信号CR3をインバータ44で反転させた信号が与
えられている。したがって、加算器41で桁上げが生じな
い限り、インバータ44の出力は“1."であり、AND回路43
の出力はキャリー信号CR(=CRX)と同一の値を持つこ
とになる。
キャリー信号CR3をインバータ44で反転させた信号が与
えられている。したがって、加算器41で桁上げが生じな
い限り、インバータ44の出力は“1."であり、AND回路43
の出力はキャリー信号CR(=CRX)と同一の値を持つこ
とになる。
このため、加算器41は、整数部IXとキャリー信号CR(=
CRX)とを合成して「第2の階調データ」を生成する機
能を有することになる。その結果、加算器41の加算出力
である画像データSは、第1図(e)に示すような波形
を有することになる。
CRX)とを合成して「第2の階調データ」を生成する機
能を有することになる。その結果、加算器41の加算出力
である画像データSは、第1図(e)に示すような波形
を有することになる。
この第1図(e)からわかるように、このようにして得
られた画像データSは、整数部IXに対応するステップ状
信号S0の上に、パルス列PTを乗せた形を有している。そ
して、このパルス列PTにおけるパルス密度は、ステップ
状信号S0のレベルが(+1.)だけ増大する位置に向かっ
て順次増大している。このため、このような画像データ
Sを用いて主走査方向傾斜網の記録を行なうと、巨視的
には階調が連続的に変化しているように視認されること
になる。したがって、このような方法を用いれば、記録
画像におけるトーンジャンプの影響は有効に防止される
ことになる。
られた画像データSは、整数部IXに対応するステップ状
信号S0の上に、パルス列PTを乗せた形を有している。そ
して、このパルス列PTにおけるパルス密度は、ステップ
状信号S0のレベルが(+1.)だけ増大する位置に向かっ
て順次増大している。このため、このような画像データ
Sを用いて主走査方向傾斜網の記録を行なうと、巨視的
には階調が連続的に変化しているように視認されること
になる。したがって、このような方法を用いれば、記録
画像におけるトーンジャンプの影響は有効に防止される
ことになる。
なお、第3図のキャリー信号CRXの加算によって加算器4
1に桁上げか生じたときには、AND回路43の出力は“0"に
なる。このため、このときには加算器41のA入力は“0"
となり、整数部IXの値がそのまま加算器41の出力Sとな
る。したがって、この場合には第14図(a)に示すよう
な画像データSが得られる。このような構成をとらない
場合には、第14図(b)に示すように、階調表現の上限
値2Mでオーバーフローの影響が生ずることがあるため、
上記のようなAND回路43などを設けておくことが望まし
い。
1に桁上げか生じたときには、AND回路43の出力は“0"に
なる。このため、このときには加算器41のA入力は“0"
となり、整数部IXの値がそのまま加算器41の出力Sとな
る。したがって、この場合には第14図(a)に示すよう
な画像データSが得られる。このような構成をとらない
場合には、第14図(b)に示すように、階調表現の上限
値2Mでオーバーフローの影響が生ずることがあるため、
上記のようなAND回路43などを設けておくことが望まし
い。
(A−3h)累積初期値としての乱数の意義と乱数発生回
路30の動作 次に、第3図の乱数発生回路30から発生される乱数RDを
累積初期値として使用する理由について説明する。上述
したように、第3図の階調傾斜画像生成回路20を用いる
ことによって、トーンジャンプの影響が有効に防止され
る。ところが、このトーンジャンプの影響を防止するた
めに付加されたパルス列PTは、各主走査線に共通の配列
となっている。
路30の動作 次に、第3図の乱数発生回路30から発生される乱数RDを
累積初期値として使用する理由について説明する。上述
したように、第3図の階調傾斜画像生成回路20を用いる
ことによって、トーンジャンプの影響が有効に防止され
る。ところが、このトーンジャンプの影響を防止するた
めに付加されたパルス列PTは、各主走査線に共通の配列
となっている。
このため、階調を示すために第15図のような模式的な記
号を用いると、上記の方法で得られた画像データは第16
A図のような画素配列となる。この第16A図からわかるよ
うに、この画像では、副走査方向Yに沿って、キャリー
信号CRXから生じたパルスが一直線上に配列してしま
う。すると、これらの直線が視感的に認識される可能性
が残る。これに対処するため、この実施例では、各主走
査線ごとに、小数部DXの累積にあたっての累積初期値を
乱数RDとするのである。
号を用いると、上記の方法で得られた画像データは第16
A図のような画素配列となる。この第16A図からわかるよ
うに、この画像では、副走査方向Yに沿って、キャリー
信号CRXから生じたパルスが一直線上に配列してしま
う。すると、これらの直線が視感的に認識される可能性
が残る。これに対処するため、この実施例では、各主走
査線ごとに、小数部DXの累積にあたっての累積初期値を
乱数RDとするのである。
第17図は、第3図の乱数発生回路30の内部構成を示すブ
ロック図である。この第17図において、主走査開始クロ
ックCKYがカウンタ31に与えられると、このカウンタ31
は(+1)だけインクリメントし、そのカウント値をア
ドレスデータとしてROM32に出力する。このROM32には、
一連の乱数がテーブル化されてあらかじめストアされて
いる。そして、指定されたアドレスからひとつの乱数RD
が出力される。
ロック図である。この第17図において、主走査開始クロ
ックCKYがカウンタ31に与えられると、このカウンタ31
は(+1)だけインクリメントし、そのカウント値をア
ドレスデータとしてROM32に出力する。このROM32には、
一連の乱数がテーブル化されてあらかじめストアされて
いる。そして、指定されたアドレスからひとつの乱数RD
が出力される。
この乱数RDは第3図のデータセレクタ130のB入力とな
っている。そして、主走査開始クロックCKYがデータセ
レクタ130のセレクト信号として与えられたときには、
このB入力が選択されてラッチ回路140に与えられる。
その後、次の主走査が開始されるまでの期間において
は、このデータセレクタ130は、加算器150から与えられ
るA入力を選択して出力する。したがって、上記乱数RD
はひとつの主走査線上では共通の値として使用され、走
査が次の主走査線に移るごとに新たな乱数が発生して使
用されるようになっている。
っている。そして、主走査開始クロックCKYがデータセ
レクタ130のセレクト信号として与えられたときには、
このB入力が選択されてラッチ回路140に与えられる。
その後、次の主走査が開始されるまでの期間において
は、このデータセレクタ130は、加算器150から与えられ
るA入力を選択して出力する。したがって、上記乱数RD
はひとつの主走査線上では共通の値として使用され、走
査が次の主走査線に移るごとに新たな乱数が発生して使
用されるようになっている。
このようにして、乱数RDを小数部DXの累算動作の初期値
として使用することによって、キャリー信号CRXの発生
タイミングが各走査線ごとに変化する。このため、第16
B図に示すように、キャリー信号CRXから得られるパルス
が走査線を単位として分散し、それによって副走査方向
Yに沿ってパルスが一直線上に配列することを防止する
ことができる。
として使用することによって、キャリー信号CRXの発生
タイミングが各走査線ごとに変化する。このため、第16
B図に示すように、キャリー信号CRXから得られるパルス
が走査線を単位として分散し、それによって副走査方向
Yに沿ってパルスが一直線上に配列することを防止する
ことができる。
(A−3i)主走査方向Xに沿って階調が減少する傾斜網
の場合 以上では、主走査方向Xに沿って階調が増加する傾斜網
を考えたが、主走査方向Xに沿って階調が減少する傾斜
網の場合には次のようにすればよい。すなわち、まず第
6図の主走査方向加算器110に含まれている加算器111の
B入力を、 “11…11"(Mビット) とする。すると、この加算器111にキャリー信号CR1が与
えられるごとに、整数部IXには上記データ“11…11"が
加算される。
の場合 以上では、主走査方向Xに沿って階調が増加する傾斜網
を考えたが、主走査方向Xに沿って階調が減少する傾斜
網の場合には次のようにすればよい。すなわち、まず第
6図の主走査方向加算器110に含まれている加算器111の
B入力を、 “11…11"(Mビット) とする。すると、この加算器111にキャリー信号CR1が与
えられるごとに、整数部IXには上記データ“11…11"が
加算される。
周知のように、“11…11"(Mビット)を加算すること
と、このデータの2についての補数である“00…01"
(Mビット)を減算することとは等価である。このた
め、キャリー信号CR1が発生していないときには、整数
部IXは(−1.)ずつデクリメントする。逆に、キャリー
信号CR1が発生したときには、 “11…11"+CR1 =“11…11"+“00…01" =“00…00" が成立するため、整数部IXはその寸前の値を維持するこ
とになる。
と、このデータの2についての補数である“00…01"
(Mビット)を減算することとは等価である。このた
め、キャリー信号CR1が発生していないときには、整数
部IXは(−1.)ずつデクリメントする。逆に、キャリー
信号CR1が発生したときには、 “11…11"+CR1 =“11…11"+“00…01" =“00…00" が成立するため、整数部IXはその寸前の値を維持するこ
とになる。
一方、この場合には主走査方向変化量gXとして、主走査
方向Xに沿って減少させたい絶対値の、2についての補
数が与えられる。たとえは、、一画素につき、小数値と
しての“00…01"(Nビット)だけ階調を減少させたい
ときには、 gX=“11…11"(Mビット) とする。そうすると、第6図の加算器114は、実質的
に、画素ごとに“00…01"(Nビット)の減算を行なう
ことになる。その結果、加算器114では次のような演算
が繰返される。
方向Xに沿って減少させたい絶対値の、2についての補
数が与えられる。たとえは、、一画素につき、小数値と
しての“00…01"(Nビット)だけ階調を減少させたい
ときには、 gX=“11…11"(Mビット) とする。そうすると、第6図の加算器114は、実質的
に、画素ごとに“00…01"(Nビット)の減算を行なう
ことになる。その結果、加算器114では次のような演算
が繰返される。
“00…00"+gX=“11…11" “11…11"+gX=“11…10"+CR1 “11…10"+gX=“11…00"+CR1 … “00…01"+gX=“00…00"+CR1 “00…00"+gX=“11…11" … このため、この例では、2N画素ごとにキャリー信号CR1
を発生しない画素が出現し、その画素において整数部IX
がデクリメントしてゆく。
を発生しない画素が出現し、その画素において整数部IX
がデクリメントしてゆく。
整数部IXおよび小数部DXがこのように変化することによ
って、第1図に相当する波形図は第18図のようになる。
したがって、このような階調減少網の場合にも、トーン
ジャンプの影響が有効に防止されることになる。
って、第1図に相当する波形図は第18図のようになる。
したがって、このような階調減少網の場合にも、トーン
ジャンプの影響が有効に防止されることになる。
(A−4)副走査方向傾斜網の生成 次に、副走査方向傾斜網の生成動作を説明する。副走査
方向傾斜網の生成を行なう場合には、主走査方向変化量
gXとして“0"が与えられ、また、副走査方向変化量gYと
しては階調変化率に応じた値(≠“0")が与えられる。
すると、第7図の副走査方向加算器210内に設けられた
加算器214、データセレクタ215およびラッチ回路216か
らなるループは、主走査開始クロックCKYに同期して、
この副走査方向変化量gYの累算を行なう。
方向傾斜網の生成を行なう場合には、主走査方向変化量
gXとして“0"が与えられ、また、副走査方向変化量gYと
しては階調変化率に応じた値(≠“0")が与えられる。
すると、第7図の副走査方向加算器210内に設けられた
加算器214、データセレクタ215およびラッチ回路216か
らなるループは、主走査開始クロックCKYに同期して、
この副走査方向変化量gYの累算を行なう。
その結果、小数部DYは、副走査の進行につれて、 0,gY,2gY,3gY,… のように変化する。また、加算器214に桁上げが生じた
際には他方の加算器211の出力が(+1.)または(−
1.)だけ変化し、それによって整数部IYもインクリメン
トまたはデクリメントする。したがって、副走査方向Y
に沿って階調が増加する傾斜網の場合には、各主走査線
の最初の画素についての整数部IYおよび小数部DYは、既
述した、第10A図のように変化する。そして、この小数
部DYは、順次、第3図の加算器250へ与えられる。
際には他方の加算器211の出力が(+1.)または(−
1.)だけ変化し、それによって整数部IYもインクリメン
トまたはデクリメントする。したがって、副走査方向Y
に沿って階調が増加する傾斜網の場合には、各主走査線
の最初の画素についての整数部IYおよび小数部DYは、既
述した、第10A図のように変化する。そして、この小数
部DYは、順次、第3図の加算器250へ与えられる。
この加算器250は、データセレクタ230およびラッチ回路
240を介して、小数部DYの累算を行なう。ところが、こ
の累算処理のタイミングは、ラッチ回路240に与えられ
る画素クロックCKXによって決定されている。このた
め、加算器250に入力される小数部DY自身は走査が次の
主走査線に移るまで一定値を保つ一方で、この小数部DY
の累算値FYは画素ごとに変化することになる。したがっ
て、各走査線ごとの小数部DYは第19図(a)に示すよう
に変化し、画素ごとの累積値FYは第19図(b)に示すよ
うに変化する。ただし、第19図(b)において、RD0,RD
1,…は、各走査線ごとに第3図の乱数発生回路30から与
えられる乱数である。
240を介して、小数部DYの累算を行なう。ところが、こ
の累算処理のタイミングは、ラッチ回路240に与えられ
る画素クロックCKXによって決定されている。このた
め、加算器250に入力される小数部DY自身は走査が次の
主走査線に移るまで一定値を保つ一方で、この小数部DY
の累算値FYは画素ごとに変化することになる。したがっ
て、各走査線ごとの小数部DYは第19図(a)に示すよう
に変化し、画素ごとの累積値FYは第19図(b)に示すよ
うに変化する。ただし、第19図(b)において、RD0,RD
1,…は、各走査線ごとに第3図の乱数発生回路30から与
えられる乱数である。
一方、整数部IYを初期値として受取った第6図の主走査
方向加算器110では、この整数部IYの値を、第6図のデ
ータセレクタ112を介してラッチ回路113でラッチする。
ところが、第6図の加算器114に与えられる主走査方向
変化量gXは“0"であるため、小数部DXは常に“0"であ
る。このため、加算器114からキャリー信号CR1が発生す
ることはなく、その結果、整数部IXも、初期値IYの値を
維持する。したがって、第3図の加算器150に入力され
る小数部DXは常に“0"であり、加算器41に入力される整
数部IXはIYに一致する。また、DX=“0"であるため、第
3図の累算ループ160の累算値FXも、初期値として与え
られた乱数RDの値を維持する。その結果、キャリー信号
CRXが発生することはなく、OR回路42の出力であるキャ
リー信号CRは、副走査データ生成回路200からのキャリ
ー信号CRYと同一の波形を有することになる。
方向加算器110では、この整数部IYの値を、第6図のデ
ータセレクタ112を介してラッチ回路113でラッチする。
ところが、第6図の加算器114に与えられる主走査方向
変化量gXは“0"であるため、小数部DXは常に“0"であ
る。このため、加算器114からキャリー信号CR1が発生す
ることはなく、その結果、整数部IXも、初期値IYの値を
維持する。したがって、第3図の加算器150に入力され
る小数部DXは常に“0"であり、加算器41に入力される整
数部IXはIYに一致する。また、DX=“0"であるため、第
3図の累算ループ160の累算値FXも、初期値として与え
られた乱数RDの値を維持する。その結果、キャリー信号
CRXが発生することはなく、OR回路42の出力であるキャ
リー信号CRは、副走査データ生成回路200からのキャリ
ー信号CRYと同一の波形を有することになる。
第3図の加算器250からOR回路42に与えられるキャリー
信号CRYの発生原理については既に(A−3e)の項で説
明した通りである。ところが、この加算器250を含む累
算ループ260は副走査方向データ生成回路200内に含まれ
ているにもかかわらず、画素クロックCKXに従って累算
動作を繰返すようになっている。このため、キャリー信
号CRYは、主走査方向傾斜網生成時における「主走査方
向X」を単に「副走査方向Y」に読替えて得られるパル
ス列とは異なった規則で配列したパルス列を形成するこ
とになる。以下、これについて詳述する。
信号CRYの発生原理については既に(A−3e)の項で説
明した通りである。ところが、この加算器250を含む累
算ループ260は副走査方向データ生成回路200内に含まれ
ているにもかかわらず、画素クロックCKXに従って累算
動作を繰返すようになっている。このため、キャリー信
号CRYは、主走査方向傾斜網生成時における「主走査方
向X」を単に「副走査方向Y」に読替えて得られるパル
ス列とは異なった規則で配列したパルス列を形成するこ
とになる。以下、これについて詳述する。
まず、最初の主走査線上においては、既に説明した第19
図(b)に示したように、主走査線上の位置Xにかかわ
らず、累算値FYはRD0(<1.)である。このため、キャ
リー信号CRYが発生することはない。次に、2番目の主
走査線上では、同じく第19図(b)に示したように、累
算値FYは、RD1を初期値として、画素ごとにDY(=gY)
ずつ増加する。そして、この累算値FYが“1."に到達す
るごとにキャリー信号CRYが発生する。この様子が第20A
図に示されている。ただし、この第20A図においては、
キャリー信号CRYが発生する画素を「×」印によって示
している。また、説明の便宜上、gY=2-4とし、乱数RD
は無視してある。
図(b)に示したように、主走査線上の位置Xにかかわ
らず、累算値FYはRD0(<1.)である。このため、キャ
リー信号CRYが発生することはない。次に、2番目の主
走査線上では、同じく第19図(b)に示したように、累
算値FYは、RD1を初期値として、画素ごとにDY(=gY)
ずつ増加する。そして、この累算値FYが“1."に到達す
るごとにキャリー信号CRYが発生する。この様子が第20A
図に示されている。ただし、この第20A図においては、
キャリー信号CRYが発生する画素を「×」印によって示
している。また、説明の便宜上、gY=2-4とし、乱数RD
は無視してある。
第3番目の主走査線(第20A図のY=2の位置の直線)
上ではDY=2gYとなるため、累算値FYは主走査方向Xに
沿った一画素ごとに、 2×2-4=2-3 ずつ増加する。このため、この主走査線上では、1/2-3
=8画素ごとにFX=“1."となり、第20A図に「×」印で
示したような各画素でキャリー信号CRYが発生する。他
の主走査線についても同様である。
上ではDY=2gYとなるため、累算値FYは主走査方向Xに
沿った一画素ごとに、 2×2-4=2-3 ずつ増加する。このため、この主走査線上では、1/2-3
=8画素ごとにFX=“1."となり、第20A図に「×」印で
示したような各画素でキャリー信号CRYが発生する。他
の主走査線についても同様である。
この第20A図からもわかるように、副走査方向Yに沿っ
たキャリー信号CRYの配列は、順次その間隔が狭くなっ
ているとは限らず、部分的な疎密を含んだ配列となって
いる。しかしながら、これは微視的な観察を行なった場
合であって、巨視的に見れば順次パルス間隔が狭くなっ
ている。このため、このようなキャリー信号CRYを、第
3図の加算器41において整数部IYと合成したときには、
副走査方向Yに沿って、たとえば第21図に示す画像デー
タSが得られることになる。したがって、この場合に
も、トーンジャンプの影響が有効に除去されることにな
る。
たキャリー信号CRYの配列は、順次その間隔が狭くなっ
ているとは限らず、部分的な疎密を含んだ配列となって
いる。しかしながら、これは微視的な観察を行なった場
合であって、巨視的に見れば順次パルス間隔が狭くなっ
ている。このため、このようなキャリー信号CRYを、第
3図の加算器41において整数部IYと合成したときには、
副走査方向Yに沿って、たとえば第21図に示す画像デー
タSが得られることになる。したがって、この場合に
も、トーンジャンプの影響が有効に除去されることにな
る。
第20A図からわかるように、この場合にはキャリー信号C
RYによるパルスが主走査方向Xに平行な方向に整列して
しまうということはない。しかしながら、所定の規則に
従って累算値FYを求めている関係上、第20A図中に示す
ように、副走査方向Yに沿った直線l1や斜め方向の直線
l2上にキャリー信号CRYによるパルスが並ぶ可能性は存
在する。このため、この実施例においては、第3図の乱
数発生回路30からの乱数RDを、データセレクタ230を介
して累算ループ260の中に主走査ごとの初期値として取
込み、それによってキャリー信号CRYの分布にランダム
性を付与している。その結果、第20B図のような画像デ
ータを得ることができる。
RYによるパルスが主走査方向Xに平行な方向に整列して
しまうということはない。しかしながら、所定の規則に
従って累算値FYを求めている関係上、第20A図中に示す
ように、副走査方向Yに沿った直線l1や斜め方向の直線
l2上にキャリー信号CRYによるパルスが並ぶ可能性は存
在する。このため、この実施例においては、第3図の乱
数発生回路30からの乱数RDを、データセレクタ230を介
して累算ループ260の中に主走査ごとの初期値として取
込み、それによってキャリー信号CRYの分布にランダム
性を付与している。その結果、第20B図のような画像デ
ータを得ることができる。
なお、第3図のラッチ回路240に主走査開始クロックCKY
を与えるような変形を施せば、第1図に示した波形と同
一の波形が副走査方向Yに沿って得られることになる。
このような変形を施しても特に問題は生じない。
を与えるような変形を施せば、第1図に示した波形と同
一の波形が副走査方向Yに沿って得られることになる。
このような変形を施しても特に問題は生じない。
(A−4)任意方向の傾斜網の生成 次に、走査方向に平行な方向ではなく、任意方向P(第
4図)に階調変化方向を有する傾斜網の生成について説
明する。この場合には、主走査方向変化量gXおよび副走
査方向変化量gYの双方に、階調変化方向に応じた有限値
(gX≠0,gY≠0)を与える。すると、副走査方向Yに沿
って整数部IYが変化するとともに、この整数部IYを各主
走査線における初期値として、主走査方向についての整
数部IXが変化する。また、2種類のキャリー信号CRX,CR
Yが独立に発生する。そして、これらのキャリー信号CR
X,CRYの双方を含むキャリー信号CRが第3図のOR回路42
で発生し、このキャリー信号CRが整数部IXに合成され
て、画像データSとなる。
4図)に階調変化方向を有する傾斜網の生成について説
明する。この場合には、主走査方向変化量gXおよび副走
査方向変化量gYの双方に、階調変化方向に応じた有限値
(gX≠0,gY≠0)を与える。すると、副走査方向Yに沿
って整数部IYが変化するとともに、この整数部IYを各主
走査線における初期値として、主走査方向についての整
数部IXが変化する。また、2種類のキャリー信号CRX,CR
Yが独立に発生する。そして、これらのキャリー信号CR
X,CRYの双方を含むキャリー信号CRが第3図のOR回路42
で発生し、このキャリー信号CRが整数部IXに合成され
て、画像データSとなる。
このため、第22図に模式立体図として示すように、階調
のジャンプ点Jの段差の下側の平網部分FDで密度が高
く、段差の上側の平網部分FUで密度が低いパルス郡PGを
する画像データSが得られることになる。これによっ
て、トーンジャンプは巨視的に除去され、滑かな空間的
階調変化を持った傾斜網が与えられることになる。
のジャンプ点Jの段差の下側の平網部分FDで密度が高
く、段差の上側の平網部分FUで密度が低いパルス郡PGを
する画像データSが得られることになる。これによっ
て、トーンジャンプは巨視的に除去され、滑かな空間的
階調変化を持った傾斜網が与えられることになる。
B.第2の実施例 (B−1)第2の実施例の概略構成 第23図は、この発明の第2の実施例である画像データ生
成装置を組込んだ製版用スキャナの部分概略図である。
この第23図に描かれていない部分の構成は第2図に示し
たスキャナと同一であり、その説明は省略する。
成装置を組込んだ製版用スキャナの部分概略図である。
この第23図に描かれていない部分の構成は第2図に示し
たスキャナと同一であり、その説明は省略する。
第23図において、このスキャナは、次の点で第1の実施
例と異なる構成を有する。まずその第1は、この発明に
従って画像データ生成装置を、階調傾斜画像生成回路で
はなく、原画2から読取って得られる画像データを入力
データとするトーンジャンプ除去回路50として構成して
いることである。つまり、第1の実施例では記録すべき
画像(傾斜網)をそれ自身の内部で発生する回路を対象
としていたが、第2の実施例では外部から与えられた画
像を記録するにあたって、そのトーンジャンプを除去し
ようとしているのである。
例と異なる構成を有する。まずその第1は、この発明に
従って画像データ生成装置を、階調傾斜画像生成回路で
はなく、原画2から読取って得られる画像データを入力
データとするトーンジャンプ除去回路50として構成して
いることである。つまり、第1の実施例では記録すべき
画像(傾斜網)をそれ自身の内部で発生する回路を対象
としていたが、第2の実施例では外部から与えられた画
像を記録するにあたって、そのトーンジャンプを除去し
ようとしているのである。
したがって、第23図のトーンジャンプ除去回路50にはA/
D変換器60によってA/D変換された画像入力が与えられ
る。また、このトーンジャンプ除去回路50の出力は画像
処理回路17で階調変換などの処理を受け、その後、網点
発生器18に出力される。なお、第23図では、第2図の階
調傾斜画像生成回路20が描かれていないが、これは第2
の実施例の説明には不要であるためである。したがっ
て、階調傾斜画像生成回路20を第2図と同様の態様で第
23図の装置に組込むことは何ら差しつかえない。
D変換器60によってA/D変換された画像入力が与えられ
る。また、このトーンジャンプ除去回路50の出力は画像
処理回路17で階調変換などの処理を受け、その後、網点
発生器18に出力される。なお、第23図では、第2図の階
調傾斜画像生成回路20が描かれていないが、これは第2
の実施例の説明には不要であるためである。したがっ
て、階調傾斜画像生成回路20を第2図と同様の態様で第
23図の装置に組込むことは何ら差しつかえない。
第23図の装置の第2の特徴は、A/D変換器60として、
(M+N)ビットのデジタルデータが得られるような高
分解能A/D変換器を使用することである。ただし、M
は、第1の実施例と同様に、出力すべき画像データのデ
ータ長であり、Nは後述する小数部のデータ長である。
これは、この第2の実施例では、後述するように、入力
画像データから整数部と小数部とを取出すようにしてい
るためである。
(M+N)ビットのデジタルデータが得られるような高
分解能A/D変換器を使用することである。ただし、M
は、第1の実施例と同様に、出力すべき画像データのデ
ータ長であり、Nは後述する小数部のデータ長である。
これは、この第2の実施例では、後述するように、入力
画像データから整数部と小数部とを取出すようにしてい
るためである。
(B−2)トーンジャンプ除去回路50の構成と動作 第24図は上記トーンジャンプ除去回路50の内部構成図で
ある。まず、この回路の構成について説明する。同図に
おいて、A/D変換器60で(M+N)ビットのデジタルデ
ータに変換された入力画像データのうち、上位Mビット
は整数部IとしてMビット加算器51のA入力に与えられ
る。一方、下位Nビットは小数部Dとして、Nビット加
算器54のB入力に与えられる。
ある。まず、この回路の構成について説明する。同図に
おいて、A/D変換器60で(M+N)ビットのデジタルデ
ータに変換された入力画像データのうち、上位Mビット
は整数部IとしてMビット加算器51のA入力に与えられ
る。一方、下位Nビットは小数部Dとして、Nビット加
算器54のB入力に与えられる。
この加算器54は、データセレクタ52およびラッチ回路53
とともに、小数部Dを画素ごとに順次累算するための累
算ループ57を形成している。そして、データセレクタ52
は主走査開始クロックCKYが入力した時点では、初期値
として、そのB入力である“0"(Nビット)を選択し、
他の期間では加算器54の出力を選択してラッチ回路53に
出力するようになっている。このため、この累算ループ
57は、第3図中の累算ループ160と同様の機能を果すこ
とになる。ただし、第24図の回路では、乱数は使用して
いない。乱数を用いる場合は乱数発生回路出力をデータ
セレクタ52のB入力に入れればよい。
とともに、小数部Dを画素ごとに順次累算するための累
算ループ57を形成している。そして、データセレクタ52
は主走査開始クロックCKYが入力した時点では、初期値
として、そのB入力である“0"(Nビット)を選択し、
他の期間では加算器54の出力を選択してラッチ回路53に
出力するようになっている。このため、この累算ループ
57は、第3図中の累算ループ160と同様の機能を果すこ
とになる。ただし、第24図の回路では、乱数は使用して
いない。乱数を用いる場合は乱数発生回路出力をデータ
セレクタ52のB入力に入れればよい。
そして、第24図の加算器54に桁上げが生じた場合にはキ
ャリー信号CR3が発生し、このキャリー信号CR3は、AND
回路56を介して他方の加算器51のB入力のうちの最下位
ビットに与えられる。なお、上記AND回路56と、加算器5
1のキャリー信号CR4を反転してAND回路56に与えるイン
バータ55とは、第1の実施例と同様に、加算器51のオー
バフローを防止するために設けられている。
ャリー信号CR3が発生し、このキャリー信号CR3は、AND
回路56を介して他方の加算器51のB入力のうちの最下位
ビットに与えられる。なお、上記AND回路56と、加算器5
1のキャリー信号CR4を反転してAND回路56に与えるイン
バータ55とは、第1の実施例と同様に、加算器51のオー
バフローを防止するために設けられている。
次に、第25図(a)に示した入力画像データRがA/D変
換器60に与えられた場合を例にとって、このトーンジャ
ンプ除去回路50の動作を説明する。ただし、第25図の横
軸tは、時刻またはそれに応じた走査距離を示す。
換器60に与えられた場合を例にとって、このトーンジャ
ンプ除去回路50の動作を説明する。ただし、第25図の横
軸tは、時刻またはそれに応じた走査距離を示す。
まず、A/D変換器60で(M+N)ビットのデジタルデー
タに変換された入力画像データRは、第25図(b)に示
すようなMビットの整数部IとNビットの小数部Dとに
分離される。ただし、この第25図(b)においては、斜
線部が小数部Dに相当する。
タに変換された入力画像データRは、第25図(b)に示
すようなMビットの整数部IとNビットの小数部Dとに
分離される。ただし、この第25図(b)においては、斜
線部が小数部Dに相当する。
この小数部Dは第24図の累算ループ57で画素ごとに累算
される。そして、その累算値Fが“1."に到達するごと
にキャリー信号CR3が出力され、累算値Fは、(F−
1.)の値に戻る。したがって、この累算ループ57におい
ても、実質的には、小数部Dの累算値が整数値(“1."
の倍数)に到達するごとにパルス信号としてのキャリー
信号CR3を出力する回路としての機能を有する。
される。そして、その累算値Fが“1."に到達するごと
にキャリー信号CR3が出力され、累算値Fは、(F−
1.)の値に戻る。したがって、この累算ループ57におい
ても、実質的には、小数部Dの累算値が整数値(“1."
の倍数)に到達するごとにパルス信号としてのキャリー
信号CR3を出力する回路としての機能を有する。
このキャリー信号CR3は、第24図の加算器51において整
数部Iと合成される。その結果、画像データSは第25図
(c)のように変化することになる。この第25図からわ
かるように、入力画像データRのレベルが時刻tに関し
て増加している領域71では、小数部Dも順次増加する。
その結果、キャリー信号CR3は、その発生間隔が順次狭
くなって行く。一方、入力画像データRのレベルが減少
している領域72ではその逆の現象が生じる。このため、
トーンジャンプが生ずる点(たとえば点73,74)の近傍
のうち、階調が低い側の部分75,76に高密度のパルスが
与えられる。また、階調の極大点77の付近では高密度の
パルスが与えられ、極小点78の付近ではパルス密度は低
くなる。
数部Iと合成される。その結果、画像データSは第25図
(c)のように変化することになる。この第25図からわ
かるように、入力画像データRのレベルが時刻tに関し
て増加している領域71では、小数部Dも順次増加する。
その結果、キャリー信号CR3は、その発生間隔が順次狭
くなって行く。一方、入力画像データRのレベルが減少
している領域72ではその逆の現象が生じる。このため、
トーンジャンプが生ずる点(たとえば点73,74)の近傍
のうち、階調が低い側の部分75,76に高密度のパルスが
与えられる。また、階調の極大点77の付近では高密度の
パルスが与えられ、極小点78の付近ではパルス密度は低
くなる。
したがって、第25図(c)の階調変化で表現される画像
は、巨視的には、第25図(a)の入力画像データRに近
い滑かな階調変化を有する画像として視認されることに
なる。
は、巨視的には、第25図(a)の入力画像データRに近
い滑かな階調変化を有する画像として視認されることに
なる。
また、第26図(a)に示すように入力画像データRのレ
ベルが整数値となっているときには、小数部Dは“0"で
あるため、キャリー信号CR3は発生せず、第26図(b)
のように、入力画像データRと同一の画像データSが出
力されることになる。
ベルが整数値となっているときには、小数部Dは“0"で
あるため、キャリー信号CR3は発生せず、第26図(b)
のように、入力画像データRと同一の画像データSが出
力されることになる。
さらに、第26図(c)のように、非整数の一定レベルを
保つ入力画像データRが与えられたときには、小数部D
も一定の値を保持するため、第26図(d)のように、周
期的なキャリー信号CR3が整数部Iに重畳される。この
ため、この装置は、トーンジャンプの影響を除去する効
果があるのみでなく、入力画像データRが一定となるよ
うな部分については、中間調を忠実に表現できるという
効果もあわせ持っていることになる。
保つ入力画像データRが与えられたときには、小数部D
も一定の値を保持するため、第26図(d)のように、周
期的なキャリー信号CR3が整数部Iに重畳される。この
ため、この装置は、トーンジャンプの影響を除去する効
果があるのみでなく、入力画像データRが一定となるよ
うな部分については、中間調を忠実に表現できるという
効果もあわせ持っていることになる。
(B−3)装置の挿入位置について 第23図において、A/D変換器60とトーンジャンプ除去用
回路50をピックアップヘッド10、画像処理回路17間に入
れているが、これらを、画像処理回路17と網点発生器18
の間に挿入してもよい。この場合、第2図に示されてい
るA/D変換器16は不要である。当然、画像処理回路17は
アナログ処理回路を用いる。
回路50をピックアップヘッド10、画像処理回路17間に入
れているが、これらを、画像処理回路17と網点発生器18
の間に挿入してもよい。この場合、第2図に示されてい
るA/D変換器16は不要である。当然、画像処理回路17は
アナログ処理回路を用いる。
C.変形例 以上、この発明の実施例について説明したが、この発明
は上述の実施例に限定されるものではなく、たとえば次
のような変形も可能である。
は上述の実施例に限定されるものではなく、たとえば次
のような変形も可能である。
小数部の累算によってパルス列を得るにあたって
は、キャリー信号をそのまま利用しなくともよい。たと
えばキャリー信号を入力することによって所望のサイズ
を有するパルスを発生する回路を設け、このようにして
得られたパルスを整数部に合成してもよい。したがっ
て、倍数到達画素そのものではなく、これの近傍の画素
でパルスを発生させてもよいことになる。また、これら
双方を含む小領域(たとえば数画素分の領域)でパルス
を発生してもよい。この場合の例が第27図に示されてい
る。
は、キャリー信号をそのまま利用しなくともよい。たと
えばキャリー信号を入力することによって所望のサイズ
を有するパルスを発生する回路を設け、このようにして
得られたパルスを整数部に合成してもよい。したがっ
て、倍数到達画素そのものではなく、これの近傍の画素
でパルスを発生させてもよいことになる。また、これら
双方を含む小領域(たとえば数画素分の領域)でパルス
を発生してもよい。この場合の例が第27図に示されてい
る。
さらに、パルスの高さも“1."とせず、たとえば“2."と
することを禁ずるものではない。
することを禁ずるものではない。
したがって、この発明では、倍数到達画素および/また
はその近傍の画素について、整数部の値をパルス的に所
定量だけ変化させればよいことになる。
はその近傍の画素について、整数部の値をパルス的に所
定量だけ変化させればよいことになる。
整数部の値をパルス的に変化させるにあたっては、
第28図に示すように負の方向に変化させてもよい。この
場合には、小数部の2の補数を求めて、これを累算し、
それによって負のパルスの密度変化方向を逆転させるこ
とになる。
第28図に示すように負の方向に変化させてもよい。この
場合には、小数部の2の補数を求めて、これを累算し、
それによって負のパルスの密度変化方向を逆転させるこ
とになる。
小数部の累算によって倍数到達画素を特定するにあ
たっては、所望の基準値と累算値とをコンパレータを用
いて比較してもよい。基準値として“1."を設定するこ
とは必須ではなく、これ以外の値を設定してもよい。た
とえば、累算ループとして“2."までの範囲の数値を取
扱うことができる回路を使用し、累算値が“2."に到達
した際に発生させるキャリー信号を用いれば、基準値と
して“2."を設定したことになる。この場合のパルス密
度は、上記実施例の半分になる。
たっては、所望の基準値と累算値とをコンパレータを用
いて比較してもよい。基準値として“1."を設定するこ
とは必須ではなく、これ以外の値を設定してもよい。た
とえば、累算ループとして“2."までの範囲の数値を取
扱うことができる回路を使用し、累算値が“2."に到達
した際に発生させるキャリー信号を用いれば、基準値と
して“2."を設定したことになる。この場合のパルス密
度は、上記実施例の半分になる。
上記実施例では、累算値の整数桁はカウントせず、
小数桁のみを収容できる加算器150,250,54を用いてい
る。それは、“1."を基準値としていることによって、
累算値の整数桁をカウントすることなしに、キャリー信
号CRX,CRY,CR3だけで倍数到達画素を特定できるからで
ある。しかしながら、累算値を整数桁までカウントして
ゆくことを禁ずるものではない。減算器を用いて累算を
行なわせ、ボロー信号によってパルスを発生させること
もできる。
小数桁のみを収容できる加算器150,250,54を用いてい
る。それは、“1."を基準値としていることによって、
累算値の整数桁をカウントすることなしに、キャリー信
号CRX,CRY,CR3だけで倍数到達画素を特定できるからで
ある。しかしながら、累算値を整数桁までカウントして
ゆくことを禁ずるものではない。減算器を用いて累算を
行なわせ、ボロー信号によってパルスを発生させること
もできる。
さらに、上記実施例のように、オンラインで画像データ
Sを生成することも必須ではなく、オフラインで画像デ
ータSを求めて、これを磁気ディスクなどの大容量メモ
リに記憶させておいてもよい。このようにして得られた
画像データSを通信回線を介して他の場所へ転送し、そ
の後に記録を行なうことも可能である。
Sを生成することも必須ではなく、オフラインで画像デ
ータSを求めて、これを磁気ディスクなどの大容量メモ
リに記憶させておいてもよい。このようにして得られた
画像データSを通信回線を介して他の場所へ転送し、そ
の後に記録を行なうことも可能である。
第2図の実施例は網点発生器18を用いているが、網
点発生器18を用いることは必須でなく、画像データに基
づいた連続調記録でもよい。
点発生器18を用いることは必須でなく、画像データに基
づいた連続調記録でもよい。
この発明は円筒走査型製版用スキャナに限らず、平
面走査型の製版用スキャナのほか、階調再現性を有する
ファクシミリや複写機などにも利用可能である。
面走査型の製版用スキャナのほか、階調再現性を有する
ファクシミリや複写機などにも利用可能である。
D.補論 ところで、特開昭57−160264号公報には、画素ごとの階
調データの小数部に周期的小数を合成し、合成結果がス
ライスレベル以上になった画素について整数部を修正す
るという技術が開示されている。
調データの小数部に周期的小数を合成し、合成結果がス
ライスレベル以上になった画素について整数部を修正す
るという技術が開示されている。
しかしながらこの従来技術のうち周期的小数を合成する
場合には、上記公報の第5図に開示されているように、
整数部が修正されるような画素が空間的に連続し、その
連続幅の変化によって階調変化を疑似的に表現する形と
なる。
場合には、上記公報の第5図に開示されているように、
整数部が修正されるような画素が空間的に連続し、その
連続幅の変化によって階調変化を疑似的に表現する形と
なる。
たとえば、周期的小数が、 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 のような数値列の繰返しであり、変換前の階調データと
してそれぞれがほぼ「0.5」の小数部を持つ画素配列の
場合、合成結果は 0.6 0.7 0.8 0.91.0 1.1 1.2 となるため、スライスレベルが「1.0」の場合には、連
続する3画素のそれぞれの合成結果がスライスレベル以
上となって「修正画素」が連続する。
してそれぞれがほぼ「0.5」の小数部を持つ画素配列の
場合、合成結果は 0.6 0.7 0.8 0.91.0 1.1 1.2 となるため、スライスレベルが「1.0」の場合には、連
続する3画素のそれぞれの合成結果がスライスレベル以
上となって「修正画素」が連続する。
このため、上記公報技術では修正画素が連続しやすく、
その連続幅が大きな領域ではそれが視覚的に目だつ場合
があり、トーンジャンプの除去が不十分になる。
その連続幅が大きな領域ではそれが視覚的に目だつ場合
があり、トーンジャンプの除去が不十分になる。
これに対して本願発明では小数部を累算するのであるた
め、比較的大きな小数部を持つ画素が連続している場合
を除き、修正画素(倍数到達画素)が連続することは少
ない。
め、比較的大きな小数部を持つ画素が連続している場合
を除き、修正画素(倍数到達画素)が連続することは少
ない。
たとえば、小数部が、 0.30 0.31 0.32 0.33 0.34 0.35 0.36 のような画像列の場合、これらを累算して行くと、 0.30 0.61 0.93 1.26 1.80 2.15 2.51 のように下線を付した画素のみが倍数到達画素となり、
これらは離散的分布であって連続していない。
これらは離散的分布であって連続していない。
小数部が「1」に近い場合、たとえば小数部がほぼ「0.
6」であるような画素が連続する場合には、その累算値
は、 0.6 1.2 1.8 2.4 3.0 3.6 4.2 4.8 5.4… となるため、修正画素が全く連続しないわけではない
が、その連続幅は上記技術より小さく、トーンジャンプ
の視覚的防止効果が大きい。
6」であるような画素が連続する場合には、その累算値
は、 0.6 1.2 1.8 2.4 3.0 3.6 4.2 4.8 5.4… となるため、修正画素が全く連続しないわけではない
が、その連続幅は上記技術より小さく、トーンジャンプ
の視覚的防止効果が大きい。
(発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば、倍数到達画素
および/またはその近傍の画素のそれぞれでパルス的に
階調が変化し、かつそのパルス配列の間隔が階調変化に
応じて変化するため、連続調画像記録におけるトーンジ
ャンプの影響を有効に防止できる画像データ生成方法お
よびその装置を得ることができる。
および/またはその近傍の画素のそれぞれでパルス的に
階調が変化し、かつそのパルス配列の間隔が階調変化に
応じて変化するため、連続調画像記録におけるトーンジ
ャンプの影響を有効に防止できる画像データ生成方法お
よびその装置を得ることができる。
また、この画像データの生成過程では整数部と小数部と
の2種類のデータを利用するが、生成された画像データ
それ自身は特に大きなデータ長を必要としないため、デ
ータ処理があまり複雑化することもない。
の2種類のデータを利用するが、生成された画像データ
それ自身は特に大きなデータ長を必要としないため、デ
ータ処理があまり複雑化することもない。
さらに、小数部累算による修正を行った後の画像データ
(第2の階調データ)は整数部によって構成されてお
り、小数部を含まない。このため、第2の階調データの
処理のための回路構成などが簡単になるという効果もあ
る。
(第2の階調データ)は整数部によって構成されてお
り、小数部を含まない。このため、第2の階調データの
処理のための回路構成などが簡単になるという効果もあ
る。
また、小数部に周期的小数を合成する技術と比較して、
本願発明では整数部が修正されるような画素が連続しに
くくなっており、トーンジャンプの視覚的防止効果が高
い。
本願発明では整数部が修正されるような画素が連続しに
くくなっており、トーンジャンプの視覚的防止効果が高
い。
さらに、走査線ごとの累算初期値として乱数を使用して
いるため、整数部の修正に伴う階調変化位置が隣接する
走査線で整列してしまうこと(いわゆる「スジムラ」)
を防止可能である。
いるため、整数部の修正に伴う階調変化位置が隣接する
走査線で整列してしまうこと(いわゆる「スジムラ」)
を防止可能である。
また、乱数は走査線ごとに与えられるため、たとえば網
点画像記録において網点のブロックごとにスクリーンパ
ターン信号に共通の乱数を使用するような場合と比較し
ても、「スジムラ」の防止効果は高いものとなってい
る。
点画像記録において網点のブロックごとにスクリーンパ
ターン信号に共通の乱数を使用するような場合と比較し
ても、「スジムラ」の防止効果は高いものとなってい
る。
第1図はこの発明の第1の実施例によって画像データが
得られるプロセスを示す波形図、 第2図は第1の実施例を組込んだ円筒走査型製版用スキ
ャナの全体構成図、 第3図は第1の実施例としての階調傾斜画像生成回路20
の内部構成を示すブロック図、 第4図は傾斜網の説明図、 第5図は主走査傾斜網の生成において外部から入力され
るデータの説明図、 第6図および第7図はそれぞれ主走査方向加算器および
副走査方向加算器の内部構成を示すブロック図、 第8図は第1の階調データの整数部および小数部の説明
図、 第9図,第10A図,第10B図,第11A図および第11B図は小
数部の加算処理と桁上げとの説明図、 第12図および第13図は小数部の累算とキャリー信号発生
との説明図、 第14図はオーバフロー禁止処理の説明図、 第15図,第16A図および第16B図は乱数付与の効果の説明
図、 第17図は乱数発生回路の内部構成図、 第18図は階調が順次減少する傾斜網の生成における第1
の実施例の動作を示す波形図、 第19図から第21図は副走査方向傾斜網についての画像デ
ータ生成動作の説明図、 第22図は任意の階調傾斜方向を有する傾斜網についての
画像データの説明図、 第23図は第2の実施例を組込んだ製版用スキャナの部分
構成図、 第24図は第2の実施例として形成されたトーンジャンプ
除去回路50の内部構成を示すブロック図、 第25図および第26図は第2の実施例の動作を示す波形
図、 第27図および第28図はこの発明の変形例の説明図、 第29図はトーンジャンプの説明図である。 1……円筒走査型製版用スキャナ、 2……原画、 20……階調傾斜画像生成回路、 30……乱数発生器、 50……トーンジャンプ除去回路、 100……主走査データ生成回路、 200……副走査データ生成回路、 160,260……累算ループ、 IX,IY,I……整数部、 DX,DY……小数部、 FX,FY,F……累算値(下位Nビット)
得られるプロセスを示す波形図、 第2図は第1の実施例を組込んだ円筒走査型製版用スキ
ャナの全体構成図、 第3図は第1の実施例としての階調傾斜画像生成回路20
の内部構成を示すブロック図、 第4図は傾斜網の説明図、 第5図は主走査傾斜網の生成において外部から入力され
るデータの説明図、 第6図および第7図はそれぞれ主走査方向加算器および
副走査方向加算器の内部構成を示すブロック図、 第8図は第1の階調データの整数部および小数部の説明
図、 第9図,第10A図,第10B図,第11A図および第11B図は小
数部の加算処理と桁上げとの説明図、 第12図および第13図は小数部の累算とキャリー信号発生
との説明図、 第14図はオーバフロー禁止処理の説明図、 第15図,第16A図および第16B図は乱数付与の効果の説明
図、 第17図は乱数発生回路の内部構成図、 第18図は階調が順次減少する傾斜網の生成における第1
の実施例の動作を示す波形図、 第19図から第21図は副走査方向傾斜網についての画像デ
ータ生成動作の説明図、 第22図は任意の階調傾斜方向を有する傾斜網についての
画像データの説明図、 第23図は第2の実施例を組込んだ製版用スキャナの部分
構成図、 第24図は第2の実施例として形成されたトーンジャンプ
除去回路50の内部構成を示すブロック図、 第25図および第26図は第2の実施例の動作を示す波形
図、 第27図および第28図はこの発明の変形例の説明図、 第29図はトーンジャンプの説明図である。 1……円筒走査型製版用スキャナ、 2……原画、 20……階調傾斜画像生成回路、 30……乱数発生器、 50……トーンジャンプ除去回路、 100……主走査データ生成回路、 200……副走査データ生成回路、 160,260……累算ループ、 IX,IY,I……整数部、 DX,DY……小数部、 FX,FY,F……累算値(下位Nビット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−160264(JP,A) 特開 昭58−96459(JP,A) 特開 昭61−5677(JP,A) 特開 昭54−59820(JP,A) 米国特許4196454(US,A) 米国特許4196452(US,A)
Claims (6)
- 【請求項1】階調が連続的に変化する画像を離散的な階
調を有する画素配列によって走査記録するための画像デ
ータを生成する方法であって、 前記記録に使用される離散的階調数に応じたデータ長を
有する整数部と任意のデータ長を有する小数部とを含む
第1の階調データによって、画像の階調を画素ごとに表
現し、 走査線ごとに累算初期値として乱数が与えられ、前記小
数部の値を前記画素配列の方向に沿って順次累算すると
ともに、当該累算結果が所定の基準値の倍数に応じた値
に到達する各画素を倍数到達画素とし、 前記倍数到達画素の存在ごとに、前記倍数到達画素およ
び/またはその近傍の画素についての第1の階調データ
の整数部から得られる値を所定の整数量だけ変化させる
ことによって、整数部からなる第2の階調データを生成
し、 前記第2階調データを、前記画像を記録するための画像
データとすることを特徴とする、連続調画像記録のため
の画像データ生成方法。 - 【請求項2】階調が連続的に変化する画像は、指定され
た階調変化方向に沿って、指定された階調変化率に応じ
て階調が変化する画像であり、 各画素についての第1の階調データは、所定の画素につ
いて指定された階調値を初期値として、前記階調変化方
向と前記階調変化率とに応じて決定される変化量を、前
記初期値に順次加算または減算して求められる、特許請
求の範囲第1項記載の連続調画像記録のための画像デー
タ生成方法。 - 【請求項3】階調が連続的に変化する画像は、原画を読
取って得られる画像であり、 第1の階調データの整数部と小数部とは、前記原画の画
像の階調を、前記走査記録における階調数よりも多い階
調数でデジタル化した際の上位側データと下位側データ
とによってそれぞれ与えられる、特許請求の範囲第1項
記載の連続調画像記録のための画像データ生成方法。 - 【請求項4】階調が連続的に変化する画像を離散的な階
調を有する画素配列によって走査記録するための画像デ
ータを生成する装置であって、 前記記録に使用される離散的階調数に応じたデータ長を
有する整数部と任意のデータ長を有する小数部とを含
み、前記整数部と前記小数部とによって記録すべき画像
の階調を画素ごとに表現した第1の階調データを、走査
順に時系列的に発生する第1の階調データ発生手段と、 走査線ごとに累算初期値として乱数が与えられ、前記小
数部の値を前記画素配列の方向に沿って順次累算し、当
該累算結果が所定の基準値の倍数に応じた値に到達する
ごとに所定のサイズのパルスを発生する累算手段と、 前記第1の階調データのうち整数部から得られる値と前
記パルスとを時系列的に合成することによって、整数部
からなる第2の階調データを発生する第2の階調データ
発生手段とを備え、 前記第2階調データを、前記画像を記録するための画像
データとすることを特徴とする、連続調画像記録のため
の画像データ生成装置。 - 【請求項5】階調が連続的に変化する画像は、指定され
た階調変化方向に沿って、指定された階調変化率で階調
が変化する画像であり、 第1の階調データ発生手段は、所定の画素について指定
された階調値を初期値として、前記階調変化方向と前記
階調変化率とに応じて決定される変化量を、前記初期値
に順次加算または減算して前記第1の階調データを発生
する手段である、特許請求の範囲第4項記載の連続調画
像記録のための画像データ生成装置。 - 【請求項6】階調が連続的に変化する画像は、原画を読
取って得られる画像であり、 第1の階調データの整数部と小数部とは、前記原画の画
像の階調を、前記走査記録における階調数よりも多い階
調数でデジタル化した際の上位側データと下位側データ
とによってそれぞれ与えられる、特許請求の範囲第4項
記載の連続調画像記録のための画像データ生成装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61199841A JPH0792829B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 連続調画像記録のための画像データ生成方法およびその装置 |
| EP87112335A EP0259695B1 (en) | 1986-08-25 | 1987-08-25 | Method of and apparatus for generating image data used to record an image having gradation |
| DE87112335T DE3786621T2 (de) | 1986-08-25 | 1987-08-25 | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Bilddaten, die beim Gradationsbildaufzeichnen verwendet werden. |
| US07/089,331 US4809082A (en) | 1986-08-25 | 1987-08-25 | Method of and apparatus for generating image data used to record an image having gradation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61199841A JPH0792829B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 連続調画像記録のための画像データ生成方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6354675A JPS6354675A (ja) | 1988-03-09 |
| JPH0792829B2 true JPH0792829B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=16414536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61199841A Expired - Lifetime JPH0792829B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 連続調画像記録のための画像データ生成方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0792829B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230037237A (ko) * | 2021-09-09 | 2023-03-16 | 에스케이하이닉스 주식회사 | 이미지 처리 시스템 및 그 동작 방법 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4196452A (en) | 1978-12-01 | 1980-04-01 | Xerox Corporation | Tone error control for image contour removal |
| US4196454A (en) | 1978-12-04 | 1980-04-01 | Xerox Corporation | Tone error control for relatively large image areas |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57160264A (en) * | 1981-03-30 | 1982-10-02 | Canon Inc | Recorder of half tone picture |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP61199841A patent/JPH0792829B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4196452A (en) | 1978-12-01 | 1980-04-01 | Xerox Corporation | Tone error control for image contour removal |
| US4196454A (en) | 1978-12-04 | 1980-04-01 | Xerox Corporation | Tone error control for relatively large image areas |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6354675A (ja) | 1988-03-09 |
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