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JPH079464B2 - 埋設物体の位置探査方法およびそのシステム、ならびに、光ファイバ・ケーブル - Google Patents
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JPH079464B2 - 埋設物体の位置探査方法およびそのシステム、ならびに、光ファイバ・ケーブル - Google Patents

埋設物体の位置探査方法およびそのシステム、ならびに、光ファイバ・ケーブル

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JPH079464B2
JPH079464B2 JP41451990A JP41451990A JPH079464B2 JP H079464 B2 JPH079464 B2 JP H079464B2 JP 41451990 A JP41451990 A JP 41451990A JP 41451990 A JP41451990 A JP 41451990A JP H079464 B2 JPH079464 B2 JP H079464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下使用に適した位置
探査可能な装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銅通信ケーブルと光ファイバ通信ケーブ
ルは、情報を伝送する方法において、および、転送する
エネルギーの形においてさえ、非常に相異なっている
が、それにもかかわらず、同様の設置方法を使用して、
ほぼ同様の方法で使用される。例えば、いずれのケーブ
ルも、地上で使用されることもあり、また、直接地中に
埋設されることもある。
【0003】銅ケーブルは本質的に金属性であるため、
金属材料を含む必要のない、すなわち、全材料が誘電体
であってもよい光ファイバ・ケーブルと異なって、落雷
の事故からケーブルを保護するために、特殊なシールデ
ィングがしばしば必要である。吊り下げられたケーブル
の部分および埋設ケーブルの地表に露出した部分は、落
雷を受けやすい。落雷の問題は、ケーブルの周囲を包
み、ケーブルの縦方向にのびる金属シールドをケーブル
に組み込むことによって部分的に克服されている。金属
シールドは、しばしばケーブルの内側ジャケットと外側
ジャケットの間に配置され、ケーブルの長さに沿って異
なる点で接地される。ケーブルの一部に落雷した場合、
そのエネルギーは金属シールド内へ接続して地中へ伝わ
り、金属シールド内に配置されたケーブルの伝送部分に
障害を与えずに済む。
【0004】光ファイバ・ケーブルは、しばしば、その
シース・システム内に金属性の強化部分を組み込むこと
によって強化されている。一般的に、ケーブルが最終の
最外部プラスチック・ジャケットを取り付けられる前
に、複数の強化ワイヤがケーブルの長さに沿ってらせん
状に配置される。これらのワイヤは金属性なので、落雷
をケーブルに引き寄せることがあり得る。落雷からの保
護は、いくつかの光ガイド・ケーブルに対して、銅ケー
ブルを保護するのに使用される方法、すなわち、ケーブ
ル設置中にケーブル・シース・システムの内部の周りに
金属シールドを配置することによって行われている。
【0005】メンテナンスおよび再配置のため、およ
び、将来のケーブル設置および掘削作業中にケーブルを
切断することを避けるようにケーブル路に印をつけるた
め、例えば埋設ケーブルを位置探査できるのが望まし
い。埋設されたケーブル、ワイヤ、パイプおよびその他
の物体は、その構造がシールドまたは強化部分のような
連続な縦方向にのびる金属部分からなるものであるが、
ケーブル位置探査器と呼ばれる装置を使用することによ
って位置探査される。
【0006】このいわゆるケーブル位置探査器は、信号
送信機および信号受信機の2つの部分かなる。埋設構造
の金属部分に直接または誘導的に接続され、固定位置に
置かれた信号送信機は、その構造内にいわゆるトレーシ
ング・トーンを送信する。トレーシング・トーンは、埋
設物体の金属部分に、特性電磁場を放射させる電気信号
である。作業者は受信機を地面に接近して保持し、ケー
ブルが位置していると作業者が考えている領域の上を左
右に振り動かす。受信機には、電磁誘導ピックアップ・
コイル変換器が取り付けられており、これは、トレーシ
ング・トーンによって生成された電磁場によって励振さ
れると、埋設物体の相対位置を示すと解釈できる信号を
生成する。
【0007】最近、金属性強化部分を使用せずに光ケー
ブルの信頼性に必要な強度をもつ光ファイバ・ケーブル
・シース・システムが開発されている。米国特許第4,
874,219号には、光ファイバ・コア、そのコアが
配置されるチューブ、縦方向にのびる防水テープ、らせ
ん状に巻いた縦方向にのびる複数の非金属性強化部分お
よび外部ジャケットからなる光ファイバ・ケーブル・シ
ステムが開示されている。
【0008】このいわゆる全誘電体設計の利点の1つ
は、これは金属性シース・システム部分を含まないた
め、落雷を引き寄せたり、不注意によって電源ケーブル
と交差した場合に危険な電圧を送信したりしないことで
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記全誘電体設計の欠
点の1つは、従来の埋設ケーブル位置探査技術が使用で
きないことである。埋設ケーブルが縦方向にのびる金属
部分を含まない場合、明らかに、上で説明された埋設ケ
ーブルの従来の位置探査手段は使用できない。全誘電体
埋設ケーブルを位置探査する装置および方法は、必要な
ことであり、従来おそらくどこにも示されていないこと
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】埋設された全誘電体ケー
ブルを位置探査するという前記の問題は、本発明の方法
およびシステムによって解決される。
【0011】例えば、誘導部分および容量部分ならびに
表面にマウントされたダイオードを有するプリント回路
からなる電子共鳴タグが、例えば全誘電体光ケーブルの
ような埋設された物体とともに配置される。電子共鳴タ
グの容量性部分およびダイオードは、電子共鳴タグが外
部電磁刺激によって励振された場合に特性的に共鳴する
ような値に設定される。
【0012】1つの実施例では、送信部分からなるトラ
ンシーバが、高利得アンテナを通して、少なくとも2つ
の周波数のエネルギーからなる電磁エネルギーを生成し
送信するように設定される。送信エネルギーは、第1周
波数fおよび第2周波数fからなり、第2周波数f
は、第1周波数fの値の5%以内である。狭バンド
幅受信機が備えられるが、これは、高利得アンテナに接
続された入力をもち、このアンテナは送信部分が取り付
けられているものと同じアンテナでもよい。そして、こ
の受信機は、2つの送信周波数の相互変調生成周波数を
受信するのに有効である。
【0013】電子共鳴タグを有する光ファイバ・ケーブ
ルは埋設され、従って視界から隠される。光ケーブルの
場合、電子共鳴タグは、ケーブルの同軸に配置された誘
電体シース部分の中またはその間に含まれる。電子共鳴
タグはケーブルの長さに沿って間隔をおいて配置され、
円周方向にはずらして配置される。
【0014】ケーブルは、上記のトランシーバ装置で位
置探査される。これを実行するために、作業者は、ケー
ブルが埋設されていると考えられる一般的な領域にトラ
ンシーバを走査する、すなわち、振り動かす。送信部分
は、少なくとも1つの周波数のエネルギーからなり、1
つの実施例では2周波数からなる電磁エネルギーを送信
する。これが実行されると、送信部分によって発生され
た電磁エネルギーは地表を貫通し、その間に、電子共鳴
タグを励振する。
【0015】電子共鳴タグは非線形応答をもつので、2
つの送信周波数の相互変調生成周波数を放射する。受信
機は相互変調信号を受信し、その信号を、埋設ケーブル
の位置を決定するために有用な出力信号に変換する。
【0016】
【実施例】図1を見ると、本発明のケーブル位置探査の
実行方法が示されている。図1に見られるように、ケー
ブル20は地表面21の下に埋設されて示されている。
図2に示されているように、ケーブル20は、縦方向に
のびるコア・チューブ24内に配置された少なくとも1
つの光ファイバ23を有するコア22からなる。望まし
い実施例では、複数の強化部分26〜26が、コア・チ
ューブ24の長さに沿って縦方向に、または、らせん状
に配置される。さらに、防水材料27もコア・チューブ
の周りに配置される。防水材料は、図示されているよう
にテープであってもよいし、またはその代わりに、防水
繊維(図示せず)でもよい。
【0017】ケーブル20は全誘電体ケーブルである、
すなわち、ケーブルを構成するすべての材料、例えば、
強化部分は、非金属である。明かな理由によって、ケー
ブル20が、地下埋設にもかかわらず位置探査可能であ
ることが重要である。
【0018】埋設された非誘電体ケーブル、すなわち、
連続的な金属要素を有するケーブルが位置探査されるこ
とが所望される場合、従来のケーブル探査方法が利用で
きる。図3に、従来のケーブル位置探査の実行方法が示
されている。図3に示されるように、ケーブル30は、
銅ワイヤ32〜32のコア31を有し、地表面33の下
に埋設されて示されている。信号送信機34が、ケーブ
ル30の一部37へのいわゆるトレーシング・トーン3
6を含めて示されている。
【0019】もう1つの実施例では、信号送信機34
は、ワイヤ38によってケーブル30に電気伝導性をも
って接続される。トレーシング・トーン36は、50ヘ
ルツ(Hz)から数百キロヘルツ(kHz)の周波数範
囲内にある。この周波数範囲では、トレーシング・トー
ン36はA.C.電流の形であり、ケーブル30の長さ
に沿って伝わり、その間にケーブルの周りに磁場35を
発生する。
【0020】作業者が、多巻回ワイヤ・ループを有する
センサ部分40、信号強度インジケータを有するハンド
ル部分41および柄部分42からなる携帯検出器39と
ともに図示されている。ケーブル位置探査実行中、携帯
検出器39は、センサ部分40が地表面33のすぐ上に
位置するように、しかし地表面33に接触しないように
保持される。作業者がセンサ部分40を、ケーブル30
の一般的な位置の上で掃引すると、磁場35がセンサ4
0の多巻回ワイヤ・ループに電流を誘導する。
【0021】ワイヤ・ループ内の誘導電流は、その強度
の示度がメータ上に表示されるか、または、音変換器に
よって生成される変動するボリュームの音として聞こえ
るように変換される。これらのメータまたは変換器のい
ずれかは、携帯検出器39のハンドル部分に位置する。
携帯検出器がケーブル上の一般的な領域を掃引される
と、相対的に高いメータの読みまたは音量が、例えばセ
ンサ部分40が埋設ケーブル30の直上にあることを示
す。センサ部分が横へ移動されると、メータの読みまた
は音量は減少する。従って、ケーブルの相対的に正確な
位置は、今説明されたような回帰プロセスを使用して決
定される。
【0022】今説明された従来の方法は、図2の全誘電
体ケーブル20を位置探査するためには使用できない。
埋設された全誘電体ケーブル20を位置探査するために
は、ケーブルは本発明によって改良されなければならな
い。
【0023】全誘電体ケーブルのような埋設ケーブルを
位置探査することができるように、ケーブルには電子共
鳴システムが備えられる。このために、複数の電子共鳴
タグ44〜44(図2参照)が、コア・チューブ24と
外部シース部分48の外面46との間に配置される。1
つの実施例では、電子共鳴タグ44〜44は、シース部
分48からなるプラスチック材料内に、シース部分の内
面50に隣接して埋め込まれる。
【0024】所望される実施例では、電子共鳴タグ44
〜44は、キャリア・テープ49(図4参照)に沿って
縦方向にだけでなく横方向へも間隔をおいて配置され
る。その理由は、例えば、テープがシース作業中にコア
・チューブ24の周りに巻き付けられるときに、それぞ
れの連続する電子共鳴タグが回転方向に、先行する電子
共鳴タグから例えば120度だけ変位するからである。
【0025】他の点ではすべて誘電体であるシースの中
に組み込まれた電子共鳴タグ44〜44は、金属部分か
らなる。しかし、これらの部分は、ケーブルの長さ方向
に関しては非連続であり、実際、ケーブル内で約60c
mごとに間隔をおいて配置されている。しかも、電子共
鳴タグ44〜44は、ケーブルのいずれかの部分を電気
的に接地するようないかなる種類のパスももたない。従
って、電子共鳴タグ44〜44は、ケーブルへの落雷の
可能性を増加させることはない。
【0026】電子共鳴タグ44〜44のうちの1つおよ
び付随する等価回路の例が図5および図6に示されてい
る。想起されるように、電子共鳴タグを全誘電体ケーブ
ル構造内に組み込む1つの方法は、電子共鳴タグを、ケ
ーブル・シース構造の部分の間に配置するか、または、
その中に埋め込むという方法である。従って、所望され
ることは、電子共鳴タグは、ほとんど平面からなり、相
対的に薄いことである。
【0027】一般的な電子共鳴タグは、相対的に薄い誘
電体基板52の平面上に配置されたフォイル回路51お
よび表面上にマウントされたダイオード53からなる。
フォイル・パターンの形および誘電体基板の平面上での
その各部分の配置は、図6の等価回路において、それぞ
れキャパシタ54およびコイル55で表された容量性お
よび誘導性素子を与える。
【0028】好ましい実施例では、誘導性フォイル・ル
ープ58は端点56〜56をもつ開ループであり、およ
そ幅12mmおよび長さ90mmで、これは1。0GH
z電磁信号の電気的な1/2波長に等しい。ダイオード
53の1対のリード線57〜57は、誘導性フォイル・
ループの端点56〜56にはんだづけされ、従って電気
伝導性フォイル・ループ58が電気的に閉じる。
【0029】もう1つの誘導性フォイル・ループは、5
8で示されているが、ダイオード53と電気的に並列に
配置される。誘導性フォイル・ループ58は、電子共鳴
タグの動作周波数(1.0GHzの範囲)において、ダ
イオード53の接点容量と正確に共鳴するようなインダ
クタンス値をもつ。このインダクタンスは、ダイオード
53の接点容量がダイオードを分流するのを防ぐために
必要である。これがない場合、ダイオードの信号ミキサ
としての有効性が低下する。
【0030】本発明の方法によって位置探査されるケー
ブル20は、通常、0.5〜1.5メートルの範囲の深
さに埋設される。作業者が、携帯トランシーバ60(図
1参照)をもって図示されており、携帯トランシーバ6
0は、送受信アンテナ63を有するセンサ部分62、送
信機部分64および受信機部分74(図7参照)からな
る。ハンドル部分66は、メータ変換器67および音声
変換器68を有し、これらの機能はそれぞれ、センサ部
分によって伝播された信号を、計器信号および音響信号
に変換することである。柄部分69は、ハンドル部分を
センサ部分と接続する。
【0031】作業者はまず第1にケーブルの一部の一般
的な位置を推定することによって、埋設ケーブル20を
位置探査する。ケーブルの一部の形跡は、ケーブルが終
結もしくは他のケーブルに接合されている、付随するク
ロージャの既知の位置か、または、慣習、経験もしくは
地図によって指示される一般的な位置のいずれかであ
る。作業者は、トランシーバ60を、その一般的な位置
に保持し、センサ部分62が地表面21に接近するが接
触しないように保持されるようにする。センサ部分はま
た、埋設ケーブル20の直上の部分を含む地表面の一部
を掃引する。
【0032】作業者が地表面上でセンサ部分62を掃引
するとき、センサ部分は電磁エネルギーを送信する。こ
の電磁エネルギーは、少なくとも2つの周波数fおよ
びfのエネルギーを有し、fはfの約5%以内で
あり、送信機部分64によって発生される。少なくとも
2つの周波数からなる電磁エネルギーを以下では電磁信
号71と呼ぶ。電磁信号71は土壌72を貫通し、電磁
信号71の範囲内の交流電流を電子共鳴タグ内に誘導す
ることによって、電子共鳴タグ44〜44を励振する。
【0033】各電子共鳴タグ44の電子共鳴回路のダイ
オード53は、センサ部分62の送信機によって送信さ
れた電磁信号71の2周波数fおよびfのミキサと
して動作する。2周波数がダイオードのような非線形デ
バイスで混合されると、2周波数の組合せの高調および
相互変調成分が生成される。従って、Acos(2πf
t)およびBcos(2πft)の式で表される2
つの信号がダイオード53で混合されると、1つの特に
有用な相互変調成分が生成され、kABcos[2π
(2f−f)t]の式で表される。ただし、kは回
路の変換効率に関係した係数である。
【0034】fとfがかなり接近した周波数である
場合、ダイオード53で混合された周波数から生成され
る相互変調周波数成分(2f−f)は周波数f
よびfに相対的に近い。f,fおよび相互変調周
波数(2f−f)が相対的に近い場合、アンテナ6
3は、周波数fおよびfの送信と、電子共鳴タグに
よって放射される相互変調周波数(2f−f)から
なる復帰信号73の受信との共通のアンテナであってよ
い。復帰信号73の出力は信号fの出力の2乗に比例
するので、f信号のみに余分の出力を与えることによ
って復帰信号は最大化される。
【0035】センサ部分62によって受信される放射信
号73の大きさは、受信機部分74における許容可能な
信号−ノイズ比を得るためには十分な強度がなければな
らない。電子共鳴タグによって吸収され放射され、従っ
てセンサ部分62の受信機部分74によって受信される
エネルギーの大きさは、とりわけ、電磁信号71の周波
数、電子共鳴タグに入射する電磁信号の大きさ、電子共
鳴タグの有効露出表面積および局所的土壌状態の関数で
ある。
【0036】放射信号73の周波数および大きさは、選
択された電子共鳴タグの特性、ケーブル位置探査方法お
よび装置が有効である深度範囲、および局所的土壌状態
によってほとんど決定される。周波数および大きさは、
必要な性能を満足するように最適化される。
【0037】電子共鳴タグの有効露出表面積は、電子共
鳴タグの実表面積に、電子共鳴タグへの送信信号の入射
角のサインをかけたものである。従って、電磁信号71
が電子共鳴タグの平面に垂直に入射する場合、電子共鳴
タグの有効露出表面積は1と実表面積の積であり、これ
は実表面積に等しい。従って、吸収および放射されるエ
ネルギーの大きさは最大化される。電磁信号が電子共鳴
タグの平面に並行である場合、有効露出表面積は0と実
表面積の積であり、従って吸収されるエネルギーは0で
ある。理解されるように、電子共鳴タグの有効露出表面
積は、送信信号に対する電子共鳴タグの向きによって変
化する。
【0038】土壌減衰は、電子共鳴タグへ向かう電磁信
号に影響を与えるだけでなく、電子共鳴タグによって放
射され受信機部分74によって受信される信号にも影響
を与える変数である。電磁信号が土壌を通過する際の減
衰は、信号が通過する土壌の状態および信号周波数の関
数である。図8を見ると、すべての型の土壌状態に対し
て、一方向土壌減衰は送信信号の周波数の上昇とともに
上昇することが分かる。さらに、一方向土壌減衰は土壌
の含水率の関数でもある。
【0039】例えば、乾燥土壌に対する電磁信号の土壌
減衰(dB/メートル(深さ))は、1MHzから1G
Hzの信号周波数のそれぞれに対し、約0.5dBから
2.5dB/メートル(深さ)に上昇する。湿潤土壌に
対しては、土壌減衰は、1MHzから1GHzの電磁信
号周波数のそれぞれに対し、1.5dBから7.5dB
/メートル(土壌の深さ)に上昇する。図8のグラフに
は、周波数の関数として、水中の電磁周波数の減衰を示
すプロット77も含まれている。水中を伝わる電磁信号
は、1MHzから1GHzの電磁信号周波数それぞれに
対し、4dB/メートル(深さ)および17.5dB/
メートル(深さ)の割合で減衰する。
【0040】点電波源から伝播する信号に対しては、本
発明の送信機部分64によって伝播される信号の場合も
そうであるが、電波源からの距離dにおける信号強度は
1/dに比例する。距離dを復帰する信号の場合、復
帰信号の強度は1/dに比例する。1/dは復帰レ
ーダ信号の強度のよく知られた関係であり、波長に比べ
て大きい距離に対して適用される。埋設ケーブルの目的
に対しては、距離は1メートル以下のオーダである。1
メートル以下のオーダの波長をもつ周波数は300MH
z以上の周波数に対応する。この周波数以下の周波数に
対しては、復帰信号強度のdに対する関係は、1/d
から1/dに変更される。従って、少なくとも300
MHz以上のシステム周波数で動作することが望まし
い。
【0041】1.0GHzの動作周波数の選択は、復帰
信号を送信信号から分離するために使用される検出技術
を制限する。例えば、パルス・ゲーティング技術は使用
できない。共鳴回路の「Q」が約10であると仮定する
と(ここでシステムのQは、励振を止められた共鳴回路
の減衰曲線の傾きに関係する)、電子共鳴タグのエネル
ギーは、共鳴が約10ナノ秒間しか続かないと予想され
るほどのものである。この時間は、信号を送信し、送信
機のスイッチを切り、復帰信号を探すために受信機のス
イッチを入れるのに十分な時間ではない。従って、もう
1つの方法では、第3の周波数をもつ信号を発生する2
つの周波数からなる信号が使用される。第3の信号は上
で説明された相互変調成分であり、その検出は送信信号
を受信信号から区別するために使用される。
【0042】図7にはトランシーバ60のブロック図が
示されている。送信機部分64は、それぞれ信号f
よびfを発生するための1対の安定発振機81および
82を有する。信号fおよびfはそれぞれ増幅器8
3および84で増幅される。前に説明された理由によっ
て、信号fは信号fよりも高いレベルに増幅され
る。一般的に、信号fの振幅は信号fの振幅よりも
20dB高くされる。受信機部分74の信号検出能力を
高めるために、送信信号fは、発振器82の出力にお
いてミキサ86によって変調される。
【0043】増幅器81および82においてそれぞれ十
分に増幅された後、信号fおよびfは出力結合器8
8で結合され、2周波数からなる結合された信号は、方
向性結合器92を介して高利得アンテナ63へ送られ
る。出力結合器88は、増幅器81と82を互いに独立
させ、スプリアスの相互変調生成物が増幅器内に発生し
ないようにするためにも使用されている。
【0044】送信電磁エネルギーは2つの信号からな
り、それぞれ固有の周波数をもち、これらの信号は目的
電子共鳴タグ44で結合されるということは理解されな
ければならない。方向性結合器92は、共通のアンテナ
を送信および受信両方のアンテナとして機能させること
を可能にする。方向性結合器は、送信信号がトランシー
バ60の受信機部分74に直接入ることを防止する。
【0045】復帰信号73はアンテナ63によって受信
され、方向性結合器92を介してノッチ・フィルタ93
に送られる。ノッチ・フィルタ93は、送信信号f
よびfの一部がトランシーバ60の受信機部分74内
の他の部分に達することを防止するのに有効である。こ
れがない場合、信号fおよびfの一部が受信機部分
74内の他の部分に対して過負荷となり、電子共鳴タグ
によって放射された相互変調成分と同一の周波数をもつ
無関係の相互変調生成物が生じる可能性がある。
【0046】復帰信号73はノッチ・フィルタ93を出
て、増幅され、少なくとも1つの帯域フィルタ94を通
り、所望される相互変調周波数(2f−f)が主に
含まれる非常に狭い周波数スペクトルからなる信号のみ
が検波器96を通過する。検波器96は、発振器部分で
の信号fの変調の結果として、D.C.電圧または低
周波音響信号を生成する。D.C.電圧は、メータまた
は他の信号レベル指示装置を駆動するために使用され、
音響信号は、放射信号の強度の標識として音響出力を生
成するためにスピーカへ送られる。
【0047】受信機部分74(再び図7参照)は、2つ
の送信周波数の相互変調成分のみを受信するように同調
される。復帰信号73の強度は、とりわけ、ケーブル2
0が埋設されている深さと、土壌70の状態によって変
化する。トランシーバ60のセンサ部分が地面の上を掃
引し、信号を送受信すると、復帰信号は、例えば音響信
号や計器信号のような人間の感覚を刺激する信号に変換
され、これらの信号は復帰信号の強度によって変化す
る。
【0048】例えば、センサ部分62がケーブルの直上
に位置すると、相対的に最大ボリュームの音響信号が聞
かれる。センサ部分62がこの位置から移動すると、音
響信号のボリュームは減少する。センサ部分が、最高の
指示信号強度が達成されるまでだんだんと短い掃引で左
右に移動されるという回帰プロセスによって、作業者
は、ケーブル20の位置を正確に位置探査することが可
能になる。
【0049】以上説明された装置は単に本発明を例示す
るためのものであるということは理解されなければなら
ない。当業者であれば、本発明の原理を実現し、本発明
の技術思想および技術的範囲に包含されるようなその他
の装置も考え得るであろう。
【0050】
【発明の効果】以上述べたごとく、埋設物体、特に、埋
設ケーブルに電子共鳴タグを配置し、その電子共鳴タグ
が、地上のトランシーバから送信された電磁波を別の周
波数で返すことによって、落雷防止のためにすべて誘電
体で形成された光ファイバ・ケーブルのような、埋設物
体がすべて非金属でできていて従来の位置探査システム
が使用不能な場合にも、本発明の方法およびシステムに
よれば、埋設物体の位置探査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル位置探査方法の実行を表す図
である。
【図2】複数の電子共鳴タグを有するシース・システム
をもつ、全誘電体通信ケーブルの透視図である。
【図3】連続的な金属要素を有するケーブルの位置探査
をするための従来のケーブル位置探査方法の実行を表す
図である。
【図4】複数の電子共鳴タグがその上に配置されるキャ
リア・テープの透視図である。
【図5】図2に示された電子共鳴タグの平面図である。
【図6】図5に示された電子共鳴タグの等価回路図であ
る。
【図7】本発明の位置探査方法を実行するに際して使用
されるトランシーバのブロック図である。
【図8】電磁信号の一方向土壌減衰のグラフ表示図であ
る。
【符号の説明】
20 ケーブル 21 地表面 22 コア 23 光ファイバ 24 コア・チューブ 26 強化部分 27 防水材料 30 ケーブル 31 コア 32 銅ワイヤ 33 地表面 34 信号送信機 35 磁場 36 トレーシング・トーン 39 携帯検出器 40 センサ部分 41 ハンドル部分 42 柄部分 44 電子共鳴タグ 48 外部シース部分 49 キャリア・テープ 51 フォイル回路 52 誘電体基板 53 ダイオード 54 キャパシタ 55 コイル 58 誘導性フォイル・ループ 60 携帯トランシーバ 62 センサ部分 63 送受信アンテナ 64 送信機部分 66 ハンドル部分 67 メータ変換器 68 音声変換器 69 柄部分 74 受信機部分 81 発振器 82 発振器 83 増幅器 84 増幅器 86 ミキサ 88 出力結合器 92 方向性結合器 93 ノッチ・フィルタ 94 帯域フィルタ 96 検波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アル ジェイ.シェピス アメリカ合衆国 30092 ジョージア、ノ ークロス、メイアップル コート 4230 (72)発明者 ロイス エイ.ターナー アメリカ合衆国 30080 ジョージア、ス マーナサウス イースト、チェロキー ト レイル 920 (56)参考文献 特開 平1−170887(JP,A) 特開 昭60−82881(JP,A)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設物体を位置探査する方法において、 埋設物体に付随した少なくとも1つの電子共鳴タグに対
    し、前記電子共鳴タグ内に、少なくとも2つの周波数か
    らなり、遠隔の放射送信機である源からの交流電流を誘
    導することによって、前記電子共鳴タグを励振するステ
    ップと、 その源が前記励振された第3の周波数をもつ放射電磁場
    を検出し、前記物体の位置を探査するステップ を含むことを特徴とする埋設物体の位置探査方法。
  2. 【請求項2】前記交流電流が第1周波数および第2周波
    数からなり、第1周波数が少なくとも約300MHzで
    あることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】2周波数のうちの一方が、2周波数のうち
    の他方の約5%以内であることを特徴とする請求項1の
    方法。
  4. 【請求項4】前記交流電流が第1周波数および第2周波
    数からなり、前記第3周波数が前記第1または第2周波
    数の高調波であることを特徴とする請求項3の方法。
  5. 【請求項5】前記交流電流が第1周波数および第2周波
    数からなり、前記第3周波数が前記第1および第2周波
    数の相互変調項であることを特徴とする請求項3の方
    法。
  6. 【請求項6】少なくとも1つの光ファイバと、 前記光ファイバに沿って間隔をおいて配置された複数の
    共鳴タグをもつシース・システムとを有する光ファイバ
    ・ケーブルにおいて、 各前記共鳴タグが、前記ケーブルに付随した電子共鳴タ
    グからなり、前記共鳴タグが、組み込みの共鳴ループを
    有し、2つの周波数からなるエネルギーを受信するこ
    と、および前記2つの周波数とは異なる第3の周波数の
    信号を発生ならびに放射することが可能であることを特
    徴とする光ファイバ・ケーブル。
  7. 【請求項7】前記組み込み共鳴ループが誘電体基板から
    なり、その基板上に、所定の容量性および誘導性素子を
    形成するのに有効なフォイル回路が配置され、前記共鳴
    タグがダイオード素子を有することを特徴とする請求項
    6の光ファイバ・ケーブル。
  8. 【請求項8】前記埋設ケーブルに付随し、それに沿って
    間隔をおいて配置された複数の電子共鳴タグをもつ埋設
    ケーブルを位置探査するシステムにおいて、 前記共鳴タグは組み込みの共鳴ループを有し、前記共鳴
    タグは、少なくとも1つの周波数で送信されたエネルギ
    ーからのエネルギーを受信すること、および、前記少な
    くとも1つの周波数とは異なるもう1つの周波数の信号
    を発生すること、および、前記もう1つの周波数で信号
    を放射することが可能であり、 前記少なくとも1つの周波数を有する電磁エネルギーを
    送信する手段、および、前記もう1つの周波数で放射さ
    れた信号を受信する手段と、 前記送信エネルギーと放射信号を弁別する手段と、 前記もう1つの周波数で受信した有効な信号に応じて、
    前記埋設ケーブルの存在を示す指示手段と からなることを特徴とする埋設ケーブルの位置探査シス
    テム。
  9. 【請求項9】前記埋設物体に付随した少なくとも1つの
    電子共鳴タグをもつ埋設物体を位置探査するシステムに
    おいて、 前記共鳴タグは組み込みの共鳴ループを有し、前記共鳴
    タグは、少なくとも2つの周波数で送信されたエネルギ
    ーからのエネルギーを受信すること、および、少なくと
    も1つの他の周波数の信号を発生すること、および、前
    記1つの他の周波数で信号を放射することが可能であ
    り、 少なくとも第1および第2周波数からなる電磁エネルギ
    ーを送信する手段、および、第3周波数で放射された信
    号を受信する手段と、 前記送信エネルギーと放射信号を弁別する手段と、 前記第3周波数で受信した有効な信号に応じて、前記埋
    設物体の存在を示す指示手段とからなることを特徴とす
    る埋設物体の位置探査システム。
  10. 【請求項10】第1および第2周波数で電磁エネルギー
    を送信する前記手段が、 第1および第2周波数で第1および第2信号を発生する
    第1および第2発振器と、 前記発振器の第1および第2信号を増幅する第1および
    第2増幅器と、 前記増幅された第1および第2信号を、2周波数からな
    る信号に結合し、前記増幅器を互いに独立させる出力結
    合器を有し、 2周波数からなる前記信号が信号受信手段にはいること
    を防止する方向性結合器と、 2周波数からなる前記信号を送信するアンテナと を含むことを特徴とする請求項9のシステム。
  11. 【請求項11】第3周波数で送信された信号を受信する
    前記手段が、第3周波数で送信された信号を吸収するア
    ンテナと、 前記第3周波数で放射された信号の所望される部分をフ
    ィルタリングし、増幅する狭バンド増幅器と、 2周波数からなる送信信号の一部が前記狭バンド増幅器
    に入ることを防止するノッチ・フィルタと、 前記放射された第3周波数の所望される部分を受信し、
    前記放射された第3周波数の強度に関係した信号を生成
    する検波器部分と を有することを特徴とする請求項12のシステム。
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